JP3107528B2 - 誤り補償方法およびマルチキャリア伝送装置 - Google Patents

誤り補償方法およびマルチキャリア伝送装置

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JP3107528B2
JP3107528B2 JP09213556A JP21355697A JP3107528B2 JP 3107528 B2 JP3107528 B2 JP 3107528B2 JP 09213556 A JP09213556 A JP 09213556A JP 21355697 A JP21355697 A JP 21355697A JP 3107528 B2 JP3107528 B2 JP 3107528B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数N波の異なる周
波数のキャリアを用いて複数N個のデータをそれぞれ並
列に伝送するマルチキャリア伝送方式に利用する。本発
明は伝送経路上で発生したデータの符号誤りを再送によ
り補償する誤り補償技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチキャリア伝送方式の送信装置で
は、それぞれ周波数の異なる複数N波のキャリアをそれ
ぞれ異なる複数N個のデータにより変調して同時に送信
する。マルチキャリア伝送方式の受信装置では、これら
複数のキャリアを用いて伝送された複数のデータを同時
に受信して合成する。
【0003】このような従来のマルチキャリア伝送方式
における伝送データの符号誤りを補償する方法について
説明する。送信装置は、各キャリア毎のデータに対し
て、符号誤り検出符号と、データの順番を管理するため
のシーケンス番号とを付加して送信し、受信装置は、各
キャリア毎のデータに対して符号誤り検出を行い、符号
誤りの検出されなかったデータについては、受信装置の
データメモリに保存し、符号誤りの検出されたデータに
ついて、シーケンス番号を含む再送要求信号を、キャリ
アの品質によらず送信装置に送信し、送信装置は、上記
再送要求信号に基づき、符号誤りの検出されなかったデ
ータを送信したキャリアにより再送データを送信する。
【0004】以上のことは、参考文献(Atarashi,H.et a
l.,"Partial Frequency ARQ Systemfor Multi-Carrier
Packet Communication",IEICE TRANS.COMMUN.,vol.E78-
B,August 1995) に記されている。
【0005】従来のマルチキャリア伝送方式の送信装置
および受信装置を図7および図8を参照して説明する。
図7は従来の送信装置のブロック構成図である。図8は
従来の受信装置のブロック構成図である。図7に示す送
信装置Tでは、入力された伝送データに対して符号誤り
検出符号付加部40により、各キャリア毎に符号誤り検
出符号を付加する。また、再送に備え、伝送データを送
信データメモリ12に蓄え、マルチキャリアデータ送信
部15によってデータを送信する。
【0006】再送の場合には、受信装置から送られた制
御情報を制御情報受信部13によって受信し、この制御
情報に基づき送信制御部41によって、再送すべきデー
タを送信データメモリ12から読出し、マルチキャリア
データ送信部15によって再送データを送信する。この
場合、符号誤りの検出されたキャリアにより伝送された
データは、符号誤りの検出されなかったキャリアによっ
て再送する。
【0007】図8に示す受信装置Rでは、マルチキャリ
アデータ受信部16により、伝送データを受信し、この
伝送データの符号誤り検出を符号誤り検出部19によ
り、各キャリア毎に検出し、符号誤りの検出されたデー
タは破棄し、符号誤りの検出されなかったデータを送信
データメモリ12に蓄える。再送制御部20によって符
号誤りの検出されたデータと符号誤りの検出されないデ
ータのシーケンス番号を管理し、制御情報送信部22に
よってこのシーケンス番号を含む再送要求信号を送信す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のマル
チキャリアを用いて伝送する技術では、各キャリア毎の
データのシーケンス管理が必須であり、その管理の複雑
さによる回路規模の増大、およびシーケンス番号情報ビ
ットを各キャリア毎のそれぞれのデータに付加すること
による伝送効率の低下が問題となる。
【0009】また、個々のキャリアによって伝送される
データについて、符号誤り検出が必要となり、付加され
る符号誤り検出符号ビットが多大となり、伝送効率が悪
くなる。また、仮に符号誤り検出符号を伝送データに付
加する頻度を少なくした場合には、再送を繰り返すなど
の符号誤り補償に要する時間が長くかかり、伝送遅延が
大きくなるといった問題が生じる。
【0010】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、各キャリア毎のそれぞれのデータのシーケン
ス管理を省くことができる誤り補償方法およびマルチキ
ャリア伝送装置を提供することを目的とする。本発明
は、符号誤り検出符号を各キャリア毎のそれぞれのデー
タに付加する必要のない誤り補償方法およびマルチキャ
リア伝送装置を提供することを目的とする。本発明は、
伝送遅延が小さい誤り補償方法およびマルチキャリア伝
送装置を提供することを目的とする。本発明は、伝送効
率の高い誤り補償方法およびマルチキャリア伝送装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信側でキャ
リア品質を測定し、伝送路で符号誤りが発生したときに
は、その発生箇所の特定を測定したキャリアの品質の如
何によって推定することを最も主要な特徴とする。
【0012】すなわち、所定品質を満たすキャリアを用
いて伝送されたデータについては符号誤りがないものと
して扱い、所定品質を満たさないキャリアを用いて伝送
されたデータのいずれかに符号誤りが含まれているとの
判断に基づき再送制御を行う。
【0013】これにより、個々のデータ毎の符号誤りを
検出する必要はなく、並列に送信された複数N個のデー
タの全体についての符号誤りの有無を検出するだけでよ
いため、各データにそれぞれ符号誤り検出符号を付加す
る必要はない。これにより、符号誤り検出手段の回路規
模を従来よりも小さくすることができるとともに、符号
誤り検出符号ビット長を従来より短くすることができ
る。また、再送制御についても各キャリア毎のデータの
シーケンス管理その他の複雑な制御を行う必要がなくな
るため、回路規模を縮小することができる。
【0014】すなわち、本発明の第一の観点は、一連の
データを複数N個のデータに振り分け、この複数N個の
データをそれぞれ周波数が異なる複数N波のキャリアを
用いて並列に伝送し、その伝送経路におけるデータの符
号誤りを補償する誤り補償方法である。本発明の特徴と
するところは、受信側では、前記複数N波のキャリアの
それぞれについてその品質を測定し、この複数N波のキ
ャリアを用いて送信された前記複数N個のデータからな
る一連のデータの全体についてその符号誤りを検出し、
この一連のデータに符号誤りが検出されたときには、前
記複数N波のキャリアのうち所定品質を満たすM(M<
N)波のキャリアを選択し、このM波のキャリアを用い
て送信されたデータについては符号誤りがないものとし
て受信側のデータメモリに保存し、それ以外の前記所定
品質を満たさない(N−M)波のキャリアを用いて送信
されたデータについては前記M波のキャリアを用いて再
送要求を送信側に送るところにある。
【0015】前記再送要求には、再送を要求するデータ
が送信されたときの所定品質に満たない(N−M)波の
キャリア番号情報を含むことが望ましい。
【0016】前記送信側は前記再送要求信号に基づき、
前記所定品質に満たない(N−M)波のキャリアで送信
されたデータを前記M波のキャリアにより再送すること
ができる。あるいは、前記送信側は前記再送要求信号に
基づき、前記所定品質に満たない(N−M)波のキャリ
アで送信されたデータを前記M波のキャリアおよび前記
(N−M)波のキャリアを用いてそれぞれ重複させて再
送させたり、前記所定品質に満たない(N−M)波のキ
ャリアで送信されたデータを互いに相関の低い複数のキ
ャリアを用いてそれぞれ重複させて再送することもでき
る。この場合には、受信側では選択ダイバーシチを行う
ことができる。ただし、(N−M)≦Mである。前記品
質はキャリアの受信レベルにより定めることができる。
【0017】本発明の第二の観点はマルチキャリア伝送
装置であって、一連のデータを複数N個のデータに振り
分けこの複数N個のデータをそれぞれ周波数が異なる複
数N波のキャリアを用いて並列に伝送する手段を備えた
送信装置と、この複数N波のキャリアを用いて並列に伝
送されるマルチキャリア信号を受信し前記一連のデータ
に合成する手段と、このデータに符号誤りが含まれると
きには、当該データの再送を前記送信装置に要求する手
段とを備えた受信装置とから構成されるマルチキャリア
伝送装置である。
【0018】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記受信装置は、前記複数N波のキャリアのそれぞれにつ
いてその品質を測定する手段と、この複数N波のキャリ
アを用いて送信された前記複数N個のデータからなる一
連のデータの全体についてその符号誤りを検出する手段
と、この検出する手段によりこの一連のデータに符号誤
りが検出されたときには、前記複数N波のキャリアのう
ち所定品質を満たすM(M<N)波のキャリアを選択す
る手段と、それ以外の前記所定品質を満たさない(N−
M)波のキャリアを用いて送信されたデータについては
前記M波のキャリアを用いて再送要求信号を前記送信装
置に送る手段とを備えたところにある。
【0019】前記再送要求信号には、再送を要求するデ
ータが送信されたときの所定品質に満たない(N−M)
波のキャリア番号情報を含むことが望ましい。
【0020】前記送信装置には、前記一連のデータの全
体について一つの符号誤り検出符号を付加する手段を含
むことができる。
【0021】前記送信装置には、前記再送要求信号に基
づき、前記所定品質に満たない(N−M)波のキャリア
で送信されたデータを前記M波のキャリアにより再送す
る手段を含むことができる。あるいは、前記送信装置に
は、前記再送要求信号に基づき、前記再送する手段は、
前記再送要求信号に基づき、前記所定品質に満たない
(N−M)波のキャリアで送信されたデータを前記M波
のキャリアおよび前記(N−M)波のキャリアを用いて
それぞれ重複させて再送する手段を含むこともできる
し、または、前記所定品質に満たない(N−M)波のキ
ャリアで送信されたデータを互いに相関の低い複数のキ
ャリアを用いてそれぞれ重複させて再送する手段を含む
こともできる。ただし、(N−M)≦Mである。前記品
質はキャリアの受信レベルにより定めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1および図
2を参照して説明する。図1は本発明実施例の送信装置
のブロック構成図である。図2は本発明実施例の受信装
置のブロック構成図である。
【0023】本発明はマルチキャリア伝送装置であっ
て、図1に示すように、一連のデータを複数N個のデー
タに振り分けこの複数N個のデータをそれぞれ周波数が
異なる複数N波のキャリアを用いて並列に伝送するマル
チキャリアデータ送信部15を備えた送信装置Tと、図
2に示すように、この複数N波のキャリアを用いて並列
に伝送されるマルチキャリア信号を受信し前記一連のデ
ータに合成するマルチキャリアデータ受信部16と、こ
のデータに符号誤りが含まれるときには、当該データの
再送を送信装置Tに要求する再送制御部20とを備えた
受信装置Rとから構成されるマルチキャリア伝送装置で
ある。
【0024】ここで、本発明の特徴とするところは、受
信装置Rは、前記複数N波のキャリアのそれぞれについ
てその品質を測定するキャリア信号品質測定部17と、
この複数N波のキャリアを用いて送信された前記複数N
個のデータからなる一連のデータの全体についてその符
号誤りを検出する符号誤り検出部19と、この符号誤り
検出部19によりこの一連のデータに符号誤りが検出さ
れたときには、前記複数N波のキャリアのうち所定品質
を満たすM(M<N)波のキャリアを選択する使用キャ
リア決定部18とを備え、再送制御部20は、それ以外
の前記所定品質を満たさない(N−M)波のキャリアを
用いて送信されたデータについては前記M波のキャリア
を用いて再送要求信号を送信装置Tに送るところにあ
る。
【0025】前記再送要求信号には、再送を要求するデ
ータが送信されたときの所定品質に満たない(N−M)
波のキャリア番号情報を含む。
【0026】送信装置Tには、前記一連のデータの全体
について一つの符号誤り検出符号を付加する符号誤り検
出符号付加部11と、前記再送要求信号に基づき、前記
所定品質に満たない(N−M)波のキャリアで送信され
たデータを前記M波のキャリアにより再送する送信制御
・キャリア指定部14とを含む。
【0027】この送信制御・キャリア指定部14は、前
記再送要求信号に基づき、前記所定品質に満たない(N
−M)波のキャリアで送信されたデータを前記M波のキ
ャリアおよび前記(N−M)波のキャリアを用いてそれ
ぞれ重複させて再送することもできるし、あるいは、前
記再送要求信号に基づき、前記所定品質に満たない(N
−M)波のキャリアで送信されたデータを互いに相関の
低い複数のキャリアを用いてそれぞれ重複させて再送す
ることもできる。ただし、(N−M)≦Mである。な
お、前記品質はキャリアの受信レベルにより定められ
る。
【0028】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例を図1ないし図5を参
照して説明する。図1および図2は上記のとおりであ
る。図3は本発明実施例の送信装置Tの動作を示すフロ
ーチャートである。図4は本発明実施例の受信装置Rの
動作を示すフローチャートである。図5は本発明第一実
施例のキャリアとデータとの関係を説明するための図で
ある。
【0029】本発明第一実施例の送信装置Tの動作を図
3を参照して説明する。図3に示すように、送信装置T
は、受信装置Rからの制御信号を制御情報受信部13に
より受信する。その制御信号が再送要求信号か否かを判
断し(S10)、再送要求信号でない場合には、符号誤
り検出符号付加部11は、新規データに対して符号誤り
検出符号を付加し(S11)、この新規データをマルチ
キャリアに新規データを振り分ける(S12)。このと
き本発明では、符号誤り検出符号は、マルチキャリアに
振り分けられた各データ毎に付加する必要はなく、一連
の新規データに対して一つ付加すればよい。さらに、符
号誤り検出符号付加部11は、再送の場合に備えて送信
データメモリ12に新規データのコピーを保存する(S
13)。このマルチキャリアに振り分けられた新規デー
タは、マルチキャリアデータ送信部15によって受信装
置Rにマルチキャリアによって送信される。制御情報受
信部13が再送要求信号を受信した場合には(S1
0)、送信制御・キャリア指定部14は、再送データを
送信データメモリ12から読出し(S14)、マルチキ
ャリアデータ送信部15を介してマルチキャリアによっ
て送信する(S15)。
【0030】本発明第一実施例の受信装置Rの動作を図
4を参照して説明する。図4に示すように、受信装置R
のキャリア信号品質測定部17は、マルチキャリアデー
タ受信部16により受信されたデータを搬送するキャリ
アの品質を測定する(S16)。マルチキャリアデータ
受信部16は、受信データが再送データか否かを判断し
(S17)、再送データでない場合には、符号誤り検出
部19により前記データの符号誤りを検出する(S1
8)。このとき本発明では、マルチキャリアに振り分け
られた各データ毎に符号誤りを検出する必要はなく、マ
ルチキャリア伝送された各データを一連のデータに合成
したものについて符号誤りを検出すればよい。符号誤り
検出部19は、符号誤りが検出されなかった場合には、
受信データを受信データメモリ21に保存する(S1
9)。このとき符号誤りが検出された場合には、符号誤
り検出部19は、品質の良いキャリアで送信されたデー
タについては、受信データメモリ21に保存し(S2
0)、品質の悪いキャリアで送信されたデータについて
は再送制御部20に通知する。再送制御部20は、この
通知にしたがって送信装置Tに再送要求する(S2
1)。制御情報送信部22は、この再送要求にしたがっ
て再送要求信号を生成し、この再送要求信号を制御信号
として送信装置Tに送信する(S24)。
【0031】また、受信データが再送データの場合に
は、符号誤り検出部19は、先に、品質の良いキャリア
で伝送されたデータを受信データメモリ21から読出し
(S22)、再送データと合わせて一連のデータに合成
し、その符号誤りを検出する(S18)。
【0032】すなわち、送信装置Tに入力されたデータ
は符号誤り検出符号付加部11によって、未だマルチキ
ャリアに振り分けられる以前に符号誤り検出符号を一つ
付加され、データの再送に備えるために送信データメモ
リ12に蓄えられる。受信装置Rから送られる制御情報
は、制御情報受信部13によって受信される。送信制御
・キャリア指定部14によって再送データが送信データ
メモリ12から読出され、再送データを送信するための
キャリアが指定される。データおよび再送データはマル
チキャリアデータ送信部15により送信される。
【0033】このとき送信制御・キャリア指定部14で
は、図5に示すように、キャリアの総数を“4”、選択
する品質のよいキャリア数を“2”とした場合に、受信
時における品質のよいキャリアとして、キャリア1とキ
ャリア3を選択し(S50)、品質の悪い方のキャリア
で送信されたデータ2およびデータ4を品質のよいキャ
リアの組のキャリア1およびキャリア3と、品質の悪い
キャリアの組のキャリア2およびキャリア4とにより再
送する(S51)。
【0034】このようにして送信装置Tから送信された
データはマルチキャリアデータ受信部16により受信さ
れ、同時にキャリア信号品質測定部17によりキャリア
の品質が測定され、使用キャリア決定部18により品質
の優れたキャリアM波が選び出される。
【0035】マルチキャリアデータ受信部16によって
受信されたデータは、新規データである場合には、符号
誤り検出部19により符号誤りが検出される。このとき
本発明では、マルチキャリアに振り分けられていた各デ
ータが一連の新規データに合成されたものについて符号
誤りを検出する。符号誤りが含まれない場合には、すべ
ての受信されたデータが受信データメモリ21に保存さ
れる。また、符号誤りが含まれる場合には、品質の良い
キャリアで伝送されたデータについては受信データメモ
リ21に保存され、品質の悪いキャリアで伝送されたデ
ータについては、再送制御部20によりこのデータを受
信したキャリア番号を管理し、使用キャリア決定部18
によって決めた品質の良いキャリアによって、このキャ
リア番号を含む再送要求信号を制御情報送信部22によ
りマルチキャリア伝送によって送信装置Tに送信する。
【0036】マルチキャリアデータ受信部16によって
受信されたデータが再送データである場合には、受信デ
ータメモリ21から、先に品質の良いキャリアで伝送さ
れ受信データメモリ21に保存されたデータを読出し、
再送データと合成して一連の新規データとし、このデー
タについて符号誤り検出部19により符号誤りを検出す
る。
【0037】このとき、符号誤り検出部19では、図5
に示すように、同じデータ2および4が品質の良いキャ
リア1および3と品質の悪いキャリア2および4との双
方を用いて伝送されるので、いずれか符号誤りのない方
を選択するダイバーシチ受信を行うことができる。
【0038】(第二実施例)本発明第二実施例を図6を
参照して説明する。図6は本発明第二実施例のキャリア
とデータとの関係を説明するための図である。本発明第
二実施例では、図6に示すように、キャリアの総数を
“4”、選択する高品質なキャリアの数を“2”とした
場合に、受信時において品質のよいキャリアとして、キ
ャリア1および3を選択した場合(S52)、品質の悪
い方のキャリア2および4で送られたデータ2および4
をキャリア品質によらず、あらかじめ相関の低いキャリ
ア(例えば周波数間隔の離れているキャリア1およびキ
ャリア3の組と、キャリア2およびキャリア4の組)の
組合せを決め、キャリア1およびキャリア3を用いてデ
ータ2を再送し、キャリア2およびキャリア4を用いて
データ4を再送する(S53)。
【0039】このように、同じデータ2および4が互い
に相関の低いキャリア1およびキャリア3の組と、キャ
リア2およびキャリア4の組との双方を用いて伝送され
るので、符号誤り検出部19では、いずれか符号誤りの
ない方を選択するダイバーシチ受信を行うことができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各キャリア毎のそれぞれのデータのシーケンス管理が不
要であり、また各キャリア毎のそれぞれのデータに符号
誤り検出符号を付加する必要がなく、冗長ビットを少な
くすることが可能で、伝送効率を高めることができる。
さらに、制御情報を品質の優れたキャリアで送ることに
より、制御情報の誤る確率を従来技術に比べ小さくする
ことが可能であり、再送回数を少なくできることから、
伝送遅延を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の送信装置のブロック構成図。
【図2】本発明実施例の受信装置のブロック構成図。
【図3】本発明実施例の送信装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図4】本発明実施例の受信装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図5】本発明第一実施例のキャリアとデータとの関係
を説明するための図。
【図6】本発明第二実施例のキャリアとデータとの関係
を説明するための図。
【図7】従来の送信装置のブロック構成図。
【図8】従来の受信装置のブロック構成図。
【符号の説明】
11、40 符号誤り検出符号付加部 12 送信データメモリ 13 制御情報受信部 14 送信制御・キャリア指定部 15 マルチキャリアデータ送信部 16 マルチキャリアデータ受信部 17 キャリア信号品質測定部 18 使用キャリア決定部 19 符号誤り検出部 20 再送制御部 21 受信データメモリ 22 制御情報送信部 41 送信制御部 T 送信装置 R 受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−232871(JP,A) 特開 平6−252891(JP,A) 特開 平9−172403(JP,A) 特開 平6−204988(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 1/00 - 1/20 H04J 11/00 H04L 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連のデータを複数N個のデータに振り
    分け、この複数N個のデータをそれぞれ周波数が異なる
    複数N波のキャリアを用いて並列に伝送し、その伝送経
    路におけるデータの符号誤りを補償する誤り補償方法に
    おいて、 受信側では、前記複数N波のキャリアのそれぞれについ
    てその品質を測定し、この複数N波のキャリアを用いて
    送信された前記複数N個のデータからなる一連のデータ
    の全体についてその符号誤りを検出し、この一連のデー
    タに符号誤りが検出されたときには、前記複数N波のキ
    ャリアのうち所定品質を満たすM(M<N)波のキャリ
    アを選択し、このM波のキャリアを用いて送信されたデ
    ータについては符号誤りがないものとして受信側のデー
    タメモリに保存し、それ以外の前記所定品質を満たさな
    い(N−M)波のキャリアを用いて送信されたデータに
    ついては前記M波のキャリアを用いて再送要求を送信側
    に送り、 前記送信側は前記再送要求信号に基づき、前記所定品質
    に満たない(N−M)波のキャリアで送信されたデータ
    を前記M波のキャリアおよび前記(N−M)波のキャリ
    アを用いてそれぞれ重複させて再送する ことを特徴とす
    る誤り補償方法。ただし、(N−M)≦M
  2. 【請求項2】 一連のデータを複数N個のデータに振り
    分け、この複数N個のデータをそれぞれ周波数が異なる
    複数N波のキャリアを用いて並列に伝送し、その伝送経
    路におけるデータの符号誤りを補償する誤り補償方法に
    おいて、 受信側では、前記複数N波のキャリアのそれぞれについ
    てその品質を測定し、この複数N波のキャリアを用いて
    送信された前記複数N個のデータからなる一連のデータ
    の全体についてその符号誤りを検出し、この一連のデー
    タに符号誤りが検出されたときには、前記複数N波のキ
    ャリアのうち所定品質を満たすM(M<N)波のキャリ
    アを選択し、このM波のキャリアを用いて送信されたデ
    ータについては符号誤りがないものとして受信側のデー
    タメモリに保存し、それ以外の前記所定品質を満たさな
    い(N−M)波のキャリアを用いて送信されたデータに
    ついては前記M波のキャリアを用いて再送要求を送信側
    に送り、 前記送信側は前記再送要求信号に基づき、前記所定品質
    に満たない(N−M)波のキャリアで送信されたデータ
    を互いに相関の低い複数のキャリアを用いてそ れぞれ重
    複させて再送する ことを特徴とする 誤り補償方法。ただ
    し、(N−M)≦M
  3. 【請求項3】 一連のデータを複数N個のデータに振り
    分けこの複数N個のデータをそれぞれ周波数が異なる複
    数N波のキャリアを用いて並列に伝送する手段を備えた
    送信装置と、 この複数N波のキャリアを用いて並列に伝送されるマル
    チキャリア信号を受信し前記一連のデータに合成する手
    段と、このデータに符号誤りが含まれるときには、当該
    データの再送を前記送信装置に要求する手段とを備えた
    受信装置とから構成されるマルチキャリア伝送装置にお
    いて、 前記受信装置は、前記複数N波のキャリアのそれぞれに
    ついてその品質を測定する手段と、 この複数N波のキャリアを用いて送信された前記複数N
    個のデータからなる一連のデータの全体についてその符
    号誤りを検出する手段と、 この検出する手段によりこの一連のデータに符号誤りが
    検出されたときには、前記複数N波のキャリアのうち所
    定品質を満たすM(M<N)波のキャリアを選択する手
    段と、 それ以外の前記所定品質を満たさない(N−M)波のキ
    ャリアを用いて送信されたデータについては前記M波の
    キャリアを用いて再送要求信号を前記送信装置に送る手
    段と を備え、 前記送信装置には、前記再送要求信号に基づき、前記所
    定品質に満たない(N−M)波のキャリアで送信された
    データを前記M波のキャリアおよび前記(N−M)波の
    キャリアを用いてそれぞれ重複させて再送する手段を含
    ことを特徴とするマルチキャリア伝送装置。ただし、
    (N−M)≦M
  4. 【請求項4】 一連のデータを複数N個のデータに振り
    分けこの複数N個のデータをそれぞれ周波数が異なる複
    数N波のキャリアを用いて並列に伝送する手段を備えた
    送信装置と、 この複数N波のキャリアを用いて並列に伝送されるマル
    チキャリア信号を受信し前記一連のデータに合成する手
    段と、このデータに符号誤りが含まれるときに は、当該
    データの再送を前記送信装置に要求する手段とを備えた
    受信装置とから構成されるマルチキャリア伝送装置にお
    いて、 前記受信装置は、前記複数N波のキャリアのそれぞれに
    ついてその品質を測定する手段と、 この複数N波のキャリアを用いて送信された前記複数N
    個のデータからなる一連のデータの全体についてその符
    号誤りを検出する手段と、 この検出する手段によりこの一連のデータに符号誤りが
    検出されたときには、前記複数N波のキャリアのうち所
    定品質を満たすM(M<N)波のキャリアを選択する手
    段と、 それ以外の前記所定品質を満たさない(N−M)波のキ
    ャリアを用いて送信されたデータについては前記M波の
    キャリアを用いて再送要求信号を前記送信装置に送る手
    段と を備え、 前記送信装置には、前記再送要求信号に基づき、前記所
    定品質に満たない(N−M)波のキャリアで送信された
    データを互いに相関の低い複数のキャリアを用いてそれ
    ぞれ重複させて再送する手段を含む ことを特徴とするマ
    ルチキャリア伝送装置。ただし、(N−M)≦M
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