JP3106799B2 - 平板型画像表示装置 - Google Patents
平板型画像表示装置Info
- Publication number
- JP3106799B2 JP3106799B2 JP05241223A JP24122393A JP3106799B2 JP 3106799 B2 JP3106799 B2 JP 3106799B2 JP 05241223 A JP05241223 A JP 05241223A JP 24122393 A JP24122393 A JP 24122393A JP 3106799 B2 JP3106799 B2 JP 3106799B2
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- Japan
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- cathode
- electron beam
- wire
- flat panel
- image display
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機、
コンピュータ端末ディスプレイ等に用いられる平板型の
画像表示装置用の電極支持装置に関するものである。
コンピュータ端末ディスプレイ等に用いられる平板型の
画像表示装置用の電極支持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、カラー画像表示装置の薄型化に関
る開発が積極的に行われ、特に従来の陰極線管（ＣＲ
Ｔ）方式の陰極から陽極までの距離を著しく短くしたビ
ーム走査方式の平板型画像表示装置が特開平３−６７４
４４号などによって提案されている。これはスクリーン
上の画面を垂直方向に複数の区分に分割してそれぞれの
区分毎に電子ビームを垂直方向に偏向して複数のライン
を表示し、さらに水平方向にも複数の区分に分割して各
区分毎にＲ，Ｇ，Ｂの蛍光体を順次発光されるように
し、且つそのＲ，Ｇ，Ｂの蛍光体への電子ビーム照射量
を受信するカラー映像信号によって制御するようにし
て、全体としてテレビジョン画像を表示するものであ
る。
る開発が積極的に行われ、特に従来の陰極線管（ＣＲ
Ｔ）方式の陰極から陽極までの距離を著しく短くしたビ
ーム走査方式の平板型画像表示装置が特開平３−６７４
４４号などによって提案されている。これはスクリーン
上の画面を垂直方向に複数の区分に分割してそれぞれの
区分毎に電子ビームを垂直方向に偏向して複数のライン
を表示し、さらに水平方向にも複数の区分に分割して各
区分毎にＲ，Ｇ，Ｂの蛍光体を順次発光されるように
し、且つそのＲ，Ｇ，Ｂの蛍光体への電子ビーム照射量
を受信するカラー映像信号によって制御するようにし
て、全体としてテレビジョン画像を表示するものであ
る。
【０００３】そのために、かかる平板型画像表示装置
は、平箱型の真空容器内に陰極から陽極に至る距離を極
度に短くした電極ユニットと電子ビーム発生源となる線
状の熱陰極（以下線陰極という）を収納した構成で成さ
れている。この電極ユニットは前記線陰極から放出され
た電子ビームを偏向し、集束し、制御するための小径の
孔やスリットが設けられ、該電子ビームは、前記各電極
の孔やスリット部を制御されながら通過し、陽極部に加
速射突し、該陽極部に塗布された蛍光体を発光させて画
像表示を行うものである。
は、平箱型の真空容器内に陰極から陽極に至る距離を極
度に短くした電極ユニットと電子ビーム発生源となる線
状の熱陰極（以下線陰極という）を収納した構成で成さ
れている。この電極ユニットは前記線陰極から放出され
た電子ビームを偏向し、集束し、制御するための小径の
孔やスリットが設けられ、該電子ビームは、前記各電極
の孔やスリット部を制御されながら通過し、陽極部に加
速射突し、該陽極部に塗布された蛍光体を発光させて画
像表示を行うものである。
【０００４】図４は上記平板型画像表示装置の内部構成
を示す断面斜視図である。図中、１は背面電極、２は水
平に架張した線陰極（ここでは４本のみを例示してい
る）、３は電子ビーム引出し電極であり、４〜８は信号
制御、集束、偏向等働きをする電極群である。これら板
状の面電極３〜８を絶縁体を介して重ね合せて前記電極
ユニット１１が構成される。１２は電子ビーム引出電極
における電子ビーム引出し孔で、１３は線陰極２から放
出された電子ビームであって、該電子ビームは電子ビー
ム引出し電極の孔１２により、見掛け上１本の電子ビー
ムに導き出され４〜８の各電極により、制御され集束さ
れ、偏向されながら陽極、スクリーン部の小区画１４を
走査する。９は前記平箱型の前面ガラス容器である。該
前面ガラス容器９の内側スクリーン部１５には、Ｒ，
Ｇ，Ｂ蛍光体が印刷・塗布されており、電子ビーム１３
は前記スクリーン部の小区画１４に画像の部分を映出さ
せ、同様に他の電子ビームは、他の小区画１６等、全小
区画を発光映出させてスクリーン全面に所望の画像を映
出するもので、１０は裏容器であり、前面ガラス容器９
と合体封着された後内部を真空にして平板型画像表示素
子を構成する。
を示す断面斜視図である。図中、１は背面電極、２は水
平に架張した線陰極（ここでは４本のみを例示してい
る）、３は電子ビーム引出し電極であり、４〜８は信号
制御、集束、偏向等働きをする電極群である。これら板
状の面電極３〜８を絶縁体を介して重ね合せて前記電極
ユニット１１が構成される。１２は電子ビーム引出電極
における電子ビーム引出し孔で、１３は線陰極２から放
出された電子ビームであって、該電子ビームは電子ビー
ム引出し電極の孔１２により、見掛け上１本の電子ビー
ムに導き出され４〜８の各電極により、制御され集束さ
れ、偏向されながら陽極、スクリーン部の小区画１４を
走査する。９は前記平箱型の前面ガラス容器である。該
前面ガラス容器９の内側スクリーン部１５には、Ｒ，
Ｇ，Ｂ蛍光体が印刷・塗布されており、電子ビーム１３
は前記スクリーン部の小区画１４に画像の部分を映出さ
せ、同様に他の電子ビームは、他の小区画１６等、全小
区画を発光映出させてスクリーン全面に所望の画像を映
出するもので、１０は裏容器であり、前面ガラス容器９
と合体封着された後内部を真空にして平板型画像表示素
子を構成する。
【０００５】図５は封着された平板型画像表示素子の外
観斜視図である。９は前面ガラス容器、１０は裏容器
で、これらをフリットガラスで焼成封着する。１７は容
器内を真空に引く為の排気管、１８は陽極の高圧端子、
１９は電極ユニットを構成する各種電極のコントロール
用外部取り出し端子である。これらの端子群に外付で駆
動回路や信号処理回路等を接続して平板型画像表示装置
がテレビジョン受像機或いはディスプレイ装置としてそ
の機能を発揮する。
観斜視図である。９は前面ガラス容器、１０は裏容器
で、これらをフリットガラスで焼成封着する。１７は容
器内を真空に引く為の排気管、１８は陽極の高圧端子、
１９は電極ユニットを構成する各種電極のコントロール
用外部取り出し端子である。これらの端子群に外付で駆
動回路や信号処理回路等を接続して平板型画像表示装置
がテレビジョン受像機或いはディスプレイ装置としてそ
の機能を発揮する。
【０００６】図６は、前記図５の前面容器の１部を切り
取って内部組立状態を露出させた平板型画像表示素子の
外観斜視図である。電極ユニット１１は固定ネジ２０と
裏容器電極１０の所定個所に設けられた前記固定ネジ２
０の締付ネジ座２１とによって裏容器に固着される。
取って内部組立状態を露出させた平板型画像表示素子の
外観斜視図である。電極ユニット１１は固定ネジ２０と
裏容器電極１０の所定個所に設けられた前記固定ネジ２
０の締付ネジ座２１とによって裏容器に固着される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】図６で示した電極ユニ
ット１１は固定ネジ２０と締付ネジ座２１によって固定
されるが、前記平板型画像表示素子の製造過程において
は内部に組込まれた電極ユニットは幾度か高温にさらさ
れる。例えば、前面容器９と裏容器１０の封着時、フリ
ットガラスの溶解温度数百度になること、同じく真空に
引く時も高温の炉中で行うほか、本明細書では図示して
いないがゲッタフラッシュ時の局部的高周波加熱及び駆
動時の線陰極への通電加熱等、これらの熱反復に最も影
響を受けやすいのは電子ビーム引出し電極３である。こ
れらの構成物の熱特性については設計時に充分配慮して
も、ガラス基材と金属板の組合せによる、各々の材質の
特性上からなお熱歪による微少変形が生じ、映像の画質
劣化に連なる課題があった。
ット１１は固定ネジ２０と締付ネジ座２１によって固定
されるが、前記平板型画像表示素子の製造過程において
は内部に組込まれた電極ユニットは幾度か高温にさらさ
れる。例えば、前面容器９と裏容器１０の封着時、フリ
ットガラスの溶解温度数百度になること、同じく真空に
引く時も高温の炉中で行うほか、本明細書では図示して
いないがゲッタフラッシュ時の局部的高周波加熱及び駆
動時の線陰極への通電加熱等、これらの熱反復に最も影
響を受けやすいのは電子ビーム引出し電極３である。こ
れらの構成物の熱特性については設計時に充分配慮して
も、ガラス基材と金属板の組合せによる、各々の材質の
特性上からなお熱歪による微少変形が生じ、映像の画質
劣化に連なる課題があった。
【０００８】図７はその熱歪による変形を点線２３で誇
張して示したものである。この場合、特に線陰極２と電
子ビーム引出電極３との平行間隔が変化することによ
り、スクリーン全面に亘り均質な電子ビームの引出しに
影響を受ける為、画像の鮮鋭度と電子ビームの均質度が
劣化することが最大の課題であった。
張して示したものである。この場合、特に線陰極２と電
子ビーム引出電極３との平行間隔が変化することによ
り、スクリーン全面に亘り均質な電子ビームの引出しに
影響を受ける為、画像の鮮鋭度と電子ビームの均質度が
劣化することが最大の課題であった。
【０００９】
【課題を解決するための手段】従来、裏容器に線陰極架
張用支持台を介して線陰極を架張し電極ユニットは別支
持体を介して裏容器に固着していたものを、線陰極架張
用支持台の線陰極架張ピッチ間に、電子ビーム引出電極
の下面が当接するように突起部を設け、且つ固定ネジに
よる電極ユニットの固着の為の締付ネジ座も前記線陰極
架張用支持台と一体に成形して電極ユニットを固定ネジ
により線陰極架張用支持台に固着せしめる構成とした。
張用支持台を介して線陰極を架張し電極ユニットは別支
持体を介して裏容器に固着していたものを、線陰極架張
用支持台の線陰極架張ピッチ間に、電子ビーム引出電極
の下面が当接するように突起部を設け、且つ固定ネジに
よる電極ユニットの固着の為の締付ネジ座も前記線陰極
架張用支持台と一体に成形して電極ユニットを固定ネジ
により線陰極架張用支持台に固着せしめる構成とした。
【００１０】
【作用】前記手段を講じたことにより、電極ユニット、
とりわけ電子ビーム引出電極の下面を、線陰極架張用支
持台に連設した複数の上面の高さ一定の突起部に当接す
ると共に電極ユニットも同一支持台に固定ネジにより固
着せしめる構成としたので、熱変化による電極板に及ぼ
す歪の発生を強制的に抑える作用が生ずる。
とりわけ電子ビーム引出電極の下面を、線陰極架張用支
持台に連設した複数の上面の高さ一定の突起部に当接す
ると共に電極ユニットも同一支持台に固定ネジにより固
着せしめる構成としたので、熱変化による電極板に及ぼ
す歪の発生を強制的に抑える作用が生ずる。
【００１１】
【実施例】本発明による一実施例を図１、図２、図３に
示す。
示す。
【００１２】図１は平板型画像表示素子の線陰極架張方
向に対して垂直に切った断面図である。線陰極架張用支
持台２４は、線陰極架線張の水平及び平行架張ピッチ位
置規制支持台であると共に突起部２５により電極板のた
わみを規制し、線陰極面との平行性を保持すると共に、
固定ネジ２０による電極ユニットを裏容器１０に、該架
張済線陰極と共に精度良く固着するための保持機能を果
す。この為当該線陰極架張用支持台２４は、熱歪の少な
い絶縁物で構成する。ここではセラミック材を用いてい
る。
向に対して垂直に切った断面図である。線陰極架張用支
持台２４は、線陰極架線張の水平及び平行架張ピッチ位
置規制支持台であると共に突起部２５により電極板のた
わみを規制し、線陰極面との平行性を保持すると共に、
固定ネジ２０による電極ユニットを裏容器１０に、該架
張済線陰極と共に精度良く固着するための保持機能を果
す。この為当該線陰極架張用支持台２４は、熱歪の少な
い絶縁物で構成する。ここではセラミック材を用いてい
る。
【００１３】図２は前記線陰極架張用支持台２４の一部
を俯瞰的に見た斜視図で、２は架張された線陰極、３は
上乗せする電極ユニットの仮想図、２５は電極ユニット
受台として当接する突起部である。２６は電極ユニット
と共に裏容器に取付する固着ネジ挿入孔である。
を俯瞰的に見た斜視図で、２は架張された線陰極、３は
上乗せする電極ユニットの仮想図、２５は電極ユニット
受台として当接する突起部である。２６は電極ユニット
と共に裏容器に取付する固着ネジ挿入孔である。
【００１４】図３は前記線陰極架張用支持台２４を裏容
器１０に取付した状態の側面図であり、線陰極２は、線
陰極の架張高さ規制用突起部３０を介してバネ２７によ
り矢印Ａ方向に付勢された状態で、当該バネ２７と共に
溶着されると共に前記突起部２５には電子ビーム引出電
極３を含む電極ユニット１１が乗せられ、線陰極２と電
子ビーム引出電極３とは精度良く平行位置で保持され
る。
器１０に取付した状態の側面図であり、線陰極２は、線
陰極の架張高さ規制用突起部３０を介してバネ２７によ
り矢印Ａ方向に付勢された状態で、当該バネ２７と共に
溶着されると共に前記突起部２５には電子ビーム引出電
極３を含む電極ユニット１１が乗せられ、線陰極２と電
子ビーム引出電極３とは精度良く平行位置で保持され
る。
【００１５】２８は前記線陰極架張用支持台２４を裏容
器１０にフリットガラスにより接着固定される取付座金
で、その中心に締付ネジ部が設けられて固定ネジ２０に
より締付固着される。
器１０にフリットガラスにより接着固定される取付座金
で、その中心に締付ネジ部が設けられて固定ネジ２０に
より締付固着される。
【００１６】
【発明の効果】以上のように構成することにより、線陰
極２と電子ビーム引出し電極は精度良い面平行度を保持
し、容器の封着時、真空引き工程やゲッタフラッシュ時
の高温熱変化や線陰極からの放熱等に対しても、その熱
歪による影響を克服出来て、線陰極からの電子放出の均
質性が全面に亘って確保され映像の画質向上に極めて高
い効果を得るに至るものである。
極２と電子ビーム引出し電極は精度良い面平行度を保持
し、容器の封着時、真空引き工程やゲッタフラッシュ時
の高温熱変化や線陰極からの放熱等に対しても、その熱
歪による影響を克服出来て、線陰極からの電子放出の均
質性が全面に亘って確保され映像の画質向上に極めて高
い効果を得るに至るものである。
【図１】本発明の一実施例の平板型画像表示装置におけ
る電極ユニットと線陰極架張用支持台の組立側面図
る電極ユニットと線陰極架張用支持台の組立側面図
【図２】同装置における線陰極架張用支持台の斜視図
【図３】同装置における線陰極架張用支持台の取付と線
陰極架張及び電極ユニットの取付状態を示す側面断面図
陰極架張及び電極ユニットの取付状態を示す側面断面図
【図４】同装置の分解斜視図
【図５】同装置の外観斜視図
【図６】同装置における前面容器を一部破断し、内部組
立状態を表示した斜視図
立状態を表示した斜視図
【図７】従来の平板型画像表示装置の電極ユニットの取
付構造において電極板の熱歪が起る状態を示した側面断
面図
付構造において電極板の熱歪が起る状態を示した側面断
面図
２ 線陰極 ３ 電子ビーム引出電極 ９ 前面ガラス容器 １０ 裏容器 １１ 電極ユニット ２０ 固定ネジ ２１ 締付ネジ座 ２４ 線陰極架張用支持台 ２５ 突起部 ２６ 締付ネジ挿入孔 ２７ 線陰極架張用バネ ２８ 取付座金 ２９ 接着用フリットガラス ３０ 線陰極架張高さ規制用突起部
Claims (2)
- 【請求項１】 線陰極を定ピッチで一定高さに架張する
部分と、線陰極に対し一定の引張り付勢を与える為のバ
ネをはめ込む部分を有し、且つ前記線陰極のピッチの中
間に、電子ビーム引出電極の電子ビーム通過孔列の中間
部が当接して前記電子ビーム引出電極を支持する突起部
を連設した、耐熱性絶縁物からなる線陰極架張用支持台
を有する事を特徴とする平板型画像表示装置。 - 【請求項２】 バネと線陰極架張用支持台とにより水平
に架張した複数の線陰極と、該線陰極と平行な間隔に保
つ為、前記線陰極架張用支持台の突起部に当接して保持
された薄板状の電子ビーム引出電極とを有する事を特徴
とする平板型画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05241223A JP3106799B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 平板型画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05241223A JP3106799B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 平板型画像表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794126A JPH0794126A (ja) | 1995-04-07 |
| JP3106799B2 true JP3106799B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17071037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05241223A Expired - Fee Related JP3106799B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 平板型画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3106799B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP05241223A patent/JP3106799B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0794126A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |