JP3106771B2 - 逐次比較型a/d変換器 - Google Patents

逐次比較型a/d変換器

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JP3106771B2
JP3106771B2 JP05127643A JP12764393A JP3106771B2 JP 3106771 B2 JP3106771 B2 JP 3106771B2 JP 05127643 A JP05127643 A JP 05127643A JP 12764393 A JP12764393 A JP 12764393A JP 3106771 B2 JP3106771 B2 JP 3106771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逐次比較型A/D変換器
に関し、特に半導体基板上に構成されたマイクロコンピ
ュータに内蔵された逐次比較型A/D変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図面を用いて説明する。図
8は逐次比較型A/D変換器の構成図である。逐次比較
型A/D変換器は、D/A変換器83(以下DAC83
と略記)アナログ入力電圧をサンプリングし保持するた
めのサンプルアンドホールド回路81,サンプルアンド
ホールド回路81の出力電圧とDAC83の出力電圧と
の比較を行うための比較器4,逐次比較レジスタ80,
逐次比較型A/D変換器の動作を制御するための制御回
路8、及びクロック信号発生回路7により構成される。
【0003】これらは逐次比較型A/D変換器を実現す
るための最低限必要な構成要素である。
【0004】動作は、複数ビット構成の逐次比較レジス
タ80の最上位ビット(以下MSBと略記)から順にビ
ット重みに対応したDAC83の出力電圧とアナログ入
力電圧VANの比較を行い、これを最下位ビット(以下L
SBと略記)まで繰り返すことによりデジタル値を得る
ものである。逐次比較型A/D変換器の動作原理はDA
C83の基準電圧をVREF とした時に本質的には、
【0005】
【0006】と展開することに相当する。ここでαは誤
差電圧で逐次比較型A/D変換器の分解能に直接起因す
る。変換結果は展開係数の一部biのビット列によって
表現され、逐次比較レジスタ80に格納された各ビット
のデータ列に対応する。
【0007】図9は図8で構成されるNビット逐次比較
型A/D変換器の動作を示すタイミングチャートであ
る。図9において期間TS ,TN ,…,T1 は図8のク
ロック発生回路7の出力に同期して切り換わる。
【0008】期間TS でアナログ入力電圧VANをサンプ
リングした後、期間TN で逐次比較レジスタ80の各ビ
ットの値をMSBから順にbN ,bN-1 ,…,b1 と定
義する時、bN を“1”にその他のビットは“0”に設
定してこのビット列{bi}に対応する比較電圧
【0009】
【0010】をDAC83より出力する。更に比較器4
により、アナログ入力電圧VANと比較電圧VDAC とを比
較し、VAN>VDAC ならば“1”の値を、VAN<VDAC
ならば“0”の値をbN に再設定することによりMSB
の値が決定される。次に期間TN-1 でbN-1 を“1”に
N-2 ,…,b1 を“0”に設定し上記動作を繰り返
す。この動作をT1 の期間までN回繰り返すことによっ
てNビットの変換が終了する。この様にして得られたア
ナログ入力電圧の展開
【0011】
【0012】の展開係数の一部biのビット列{bi}
が変換結果として、逐次比較レジスタ80に格納されて
いる。
【0013】次にDAC83について説明する。
【0014】Nビット逐次比較型A/D変換器に使用さ
れるDACには数多くの方式が公知であるが、特に半導
体基板上に構成された民生用マイクロコンピュータ逐次
比較型A/D変換器においては、同一の抵抗値を有する
N 個の抵抗を直列接続して構成された電圧出力型のい
わゆる抵抗ラダー方式と称するDAC、あるいは、1/
i C(i=0,1,…,N−2)の重み付けされた容
量値を持つコンデンサを制御線により直並列接続し所望
のアナログ電圧を得るいわゆるコンデンサアレイ方式と
称するDAC、あるいは抵抗ラダー方式とコンデンサア
レイ方式とが混在したDACすなわちNビットのうち上
位iビットをコンデンサアレイ方式によりD/A変換し
残りの(N−i)ビットを抵抗ラダー方式でD/A変換
する方式、の3種類の方式が広く一般に用いられてい
る。
【0015】上記の方式はいずれも逐次比較レジスタ8
0に格納されているNビットのデータを直接またはデコ
ードしDACの制御信号として用いる。
【0016】図10は抵抗ラダー方式を用いたDACの
例である。
【0017】図10において同一抵抗値を有する2N
の抵抗を直列接続し、各抵抗端よりタップを引き出して
タップの先端にデコーダ100の出力信号によって制御
されるスイッチ回路101を設けてある。
【0018】i(i=1〜N)番目のタップには基準電
圧VREF の分圧値2i /2N ・VREF が出現する。
【0019】逐次比較レジスタ80に格納されているN
ビットのデータをデコーダ100への入力信号として用
いデコードを行って出力信号線を一本だけ選択し対応す
るスイッチを閉じることによって所望のアナログ電圧を
得ることができる。
【0020】図11はコンデンサアレイ方式を用いたD
ACの例である。図11において、コンデンサアレイ方
式のDACは1/2i ・C(i=0,1,…,N−2)
の重み付けされた容量値を持つ(N−1)個コンデンサ
と1/2N-2 ・Cの容量値を持つ1個のコンデンサと逐
次比較レジスタ80に格納されているNビットのデータ
により直接制御されるN個のスイッチにより構成されて
いる。
【0021】例えば、逐次比較レジスタ80のiビット
目のデータが“1”の時、このビットに対応するスイッ
チの接点を基準電圧VREF 側に接続し、データが“0”
の時は対応するスイッチの接点を接地電位側に接続する
様な制御を行えば、その等価回路は例えば図12に示さ
れる様になる。従って接点120の電位は各コンデンサ
の分圧比によって決定される電圧が出力される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のNビッ
ト逐次比較型A/D変換器は、半導体基板上に構成した
場合、N>10程度に対してはDAC83の精度を維持
することが困難であり、安定した精度でA/Dを行うこ
とが困難であった。半導体基板上に構成された逐次比較
型A/D変換器のDAC部の実現方式に上述したラダー
抵抗方式、コンデンサアレイ方式、及び抵抗ラダー方式
とコンデンサアレイ方式の混在型が広く用いられるの
は、製造工程において各抵抗素子の抵抗値の相対誤差及
び各コンデンサの容量比の相対誤差を比較的小さくする
ことが可能なためである。
【0023】しかし抵抗ラダー方式においてはNの増加
とともに必要な抵抗素子の個数は指数関数的に増大する
為レイアウト面積が大きくなり、それに伴って相対誤差
も大きくなる為、N>10に対してはもはや現実的では
ない。またコンデンサアレイ方式においても、Nの増加
に伴い必要なコンデンサが増加してしまい容量比の相対
誤差を小さく維持することが困難となり、N>10では
やはり現実的な方式ではなくなる。抵抗ラダー方式とコ
ンデンサアレイ方式とを混在する方式においても同様な
問題が生ずる。
【0024】そこで本発明の目的は、Nの値が大きくな
っても変換の精度を低下させることなくかつA/D変換
器のレイアウト面積を最小限におさえることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の逐次比較型A/
D変換器は、所定電圧値にそれぞれ初期化され、電圧を
保持する第1及び第2のホールド回路と、該第1及び該
第2のホールド回路に保持されている電圧の平均電圧を
得る第1の手段と、前記平均電圧を基準電圧としアナロ
グ入力電圧との比較を行う比較器と、該比較器の比較結
果をラッチするレジスタと、前記平均電圧を保持する第
3のホールド回路と、前記比較器の出力に応じて前記第
3のホールド回路に保持されている電圧を前記第1また
は前記第2のホールド回路のいづれか一方に伝達する第
2の手段とを備え、前記第1の手段により得られた新た
な平均電圧を基準電圧とし、所定回数アナログ入力電圧
との逐次比較を行う逐次比較型A/D変換器において、
前記第1,第2及び第3のホールド回路はそれぞれコン
デンサ及びボルテージフォロワにより構成され、該ボル
テージフォロワの入力側の前記コンデンサに保持された
電圧を出力側の前記コンデンサに伝達するに際して、前
記入力側及び出力側のコンデンサの共通端にバイアス電
圧を与えて前記保持された電圧を所定値昇圧して伝達す
るためのバイアス電圧発生回路を備えている。また、前
記昇圧の動作を行うかどうかは最上位ビットの変換結果
に応じて決定される。
【0026】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す機能ブロック図であ
る。図2は図1に示された逐次比較型A/D変換器の動
作を示すフローチャートである。図3は図1におけるD
AC12をより具体的にMOSFETを用いて構成した
例である。
【0027】図4は図3のごとく構成された逐次比較型
A/D変換器の動作を示すタイミングチャートである。
【0028】図1において、ANI端子10はアナログ
電圧の入力端子、AVREF 端子9は基準電源電圧端子で
ある。C1〜C4はコンデンサであり、特にコンデンサ
C1とコンデンサC2とは同一容量値を持つ。電源11
はコンデンサC1〜C4の一端に電圧印加するためのバ
イアス電源であり後述するように基準電源電圧VREF
対しその1/2の値1/2VREF の電圧値を持つ。クロ
ック発生回路7はA/D変換器を動作させるためのもの
である。
【0029】DAC12は、出力信号線13を持つ。比
較器4はホールド回路6の出力とDAC12の出力を入
力に持ち、アナログ入力電圧VANとDAC12の出力電
圧VDAC との電圧値の大小比較を行う。変換結果は、リ
ザルト・レジスタ5に格納され、制御回路8より出力さ
れる信号14に同期して、比較器12の出力15をラッ
チする。
【0030】S0〜S9はスイッチであり、スイッチS
0とスイッチS1とスイッチS4は制御信号16によ
り、スイッチS2とスイッチS6、スイッチS7は制御
信号17により、スイッチS3とスイッチS5とスイッ
チS8は制御信号18により各々開閉が制御される。ま
たスイッチS9は制御信号19によって接地電位か1/
2VREF 電位かの選択が行なわれる。制御信号17及び
制御信号18は比較器4の出力に応じて出力され、ホー
ルド回路6に保持されているアナログ電圧VANとDAC
12の出力電圧VDAC に対して比較の結果VAN>VDAC
ならば制御信号18がアクティブとなってスイッチS
3,スイッチS5,スイッチS8が閉じ、VAN<VDAC
であれば制御信号17がアクティブとなってスイッチS
2,スイッチS6,スイッチS7が閉じる様になってい
る。
【0031】実際の動作について図1及び図2を用いて
説明する。
【0032】まず初期状態においてスイッチS9を接地
電位側にし、他のスイッチを全て開いた状態でコンデン
サC1の電位をVREF 電位に、コンデンサC2の電位を
接地電位に各々充放電する。(充放電用の回路は図に明
示していない)次にスイッチS0,S1,S4を閉じ
る。スイッチS0を閉じることによりアナログ入力電圧
のサンプリングを行い、スイッチS1及びスイッチS4
を閉じることによりコンデンサC3の電位はVREF にコ
ンデンサC4の電位は接地電位に各々固定される。スイ
ッチS0,S1,S4を開いた後、スイッチS7,S8
を閉じる。その際コンデンサC1とコンデンサC2は同
一容量値を持つため、各々のコンデンサの共通端の電位
はコンデンサC1の電位VC1とコンデンサC2の電位V
C2の平均電位1/2・(CC1+VC2)=1/2・VREF
となる。この電位を比較電圧VDAC とし、比較器4によ
りVDAC とホールド回路6に保持されているアナログ電
圧VANとを比較し、得られたデジタル出力bN をリザル
ト・レジスタ5に格納する。(VAN>VDAC ならbN
1,VAN<VDAC ならbN =0と定義する)ここまでの
操作でデジタル値の最上位ビットbN が決定された。
【0033】次にボルテージフォロワを含む電圧伝達手
段について説明する。図1において、ボルテージフォロ
ワ1,2,3は、必ず2つのコンデンサとの組合わせに
より使用される。組み合わせとしてはコンデンサC1,
C3とボルテージフォロワ1、コンデンサC1,C4と
ボルテージフォロワ2、コンデンサC2,C3とボルテ
ージフォロワ2、コンデンサC2,C4とボルテージフ
ォロワ3の4通りありそのいづれもが図6に示す構成と
なる。図6ではボルテージフォロワをMOSFETで構
成した例である。ここにスイッチ回路64,66はスイ
ッチS2,S3,S5,S6,S7,S8のいづれか2
つを代表しており、図5(b)に示す如くP−chMO
SFET及びN−chMOSFETの抱き合わせにより
構成される。ところで図6の如くボルテージフォロワの
差動入力段をN−chMOSFETで構成した場合、正
相入力側のゲート電圧がスレッショルド電圧近傍になる
とMOSFETのソース,ドレイン間が高インピーダン
スになるため、ボルテージフォロワとして機能しなくな
ってしまう。これを解決するために設けられたバイアス
電圧発生源60は、同一抵抗値を有する抵抗体31,3
2とP−chMOSFET30で構成され、図1におけ
るスイッチS9に相当する。P−chMOSFET30
のオン・オフを制御することにより、コンデンサ62及
びコンデンサ63の共通端61には接地電位または1/
2VREF のいづれかの電圧値がバイアスされる。先ずP
−chMOSFET30をオフして2つのコンデンサの
共通端61を接地電位にバイアスした状態でスイッチ6
4を閉じ入力電圧VINをコンデンサ62にサンプリング
する。この時スイッチ66も閉じている。しかる後、ス
イッチ64を開き、P−chMOSFET30をオン
し、2つのコンデンサ62,63の共通端61に1/2
REF の電圧をバイアスする。この操作により接点65
の電位はVIN+1/2VREF となる。基準電圧VREF
通常5V程度で使われるため、VIN=0Vであっても接
点64の電位は2.5Vとなり、この値はボルテージフ
ォロワが十分機能できる電圧値である。従って接点69
にはVIN+1/2VREF の電圧値が出現する。ここで、
スイッチ66を開き、P−chMOSFET30をオフ
して共通端61の電位を接地電位に戻すことにより接点
67の電位はVINとなり電圧伝達が行なわれたことにな
る。また、入力電圧VINが1/2VREF 以上の値ならば
上記操作を行なわなくともボルテージフォロワは十分機
能する。入力電圧VINが1/2VREF 以上か否かは最初
の1ビットの変換、すなわちリザルト・レジスタ5の最
上位ビットを決定した時点で判明するため、最上位ビッ
トbN =1ならばP−chMOSFET30はオンしな
い様になっている。
【0034】さて、次ビットbN-1 を決定するために、
N =0ならば、スイッチS2,S6,S7をオンし、
N =1ならばスイッチS3,S5,S8をオンする。
更に前述した様にコンデンサの共通端のバイアス電圧を
N の値に応じて操作することにより、bN =0の時は
コンデンサC1に蓄えられている電圧VC1=1/2V
REF がボルテージフォロワ2を介してコンデンサC3に
伝達され、コンデンサC4に蓄えられている電圧VC4
0Vがボルテージフォロワ3を介してコンデンサC2に
伝達される。一方bN =1の時はコンデンサC2に蓄え
られている電圧VC2=1/2VREF がボルテージフォロ
ワ2を介してコンデンサC4に伝達され、コンデンサC
3に蓄えられている電圧VC3=VREF がボルテージフォ
ロワ1を介してコンデンサC1に伝達される。その後全
てのスイッチを開いた後、スイッチS7,スイッチS8
を閉じるとVDAC の値は、VDAC =1/2(1/2V
REF +0)=1/4VREF (bN =0の時)VDAC =1
/2(VREF +1/2VREF )=3/4VREF (bN
1の時)となる。得られた比較電圧VDAC とアナログ入
力電圧VANとを比較することによりbN-1 が決定する。
以後この操作を順次繰り返せばビット列bN ,bN-1
…,b1 が定まりA/D変換が完了する。N回操作後の
比較電圧VDAC は、
【0035】
【0036】となり、従来と同じ展開を行っていること
が明らかとなる。
【0037】1/2N+1 ・VREF は誤差電圧であり当然
ながらNを増大させれば誤差電圧を小さくすることがで
きる。
【0038】図3は図1で示される構成をより具体的に
示した例である。
【0039】ここに図1におけるクロック発生回路7,
ホールド回路6,スイッチS0,アナログ入力端子10
は省略されている。スイッチS1〜S8は図5に示す様
にMOSFETで構成してある。図4は図3の動作を示
すタイミングチャートであり期間Ti(i=N,…,
1)で1ビットの変換を行う。また期間Tiは3層のク
ロックφ0,φ1,φ2より構成される。図4において
は特に変換結果が上位ビットより01101…の場合が
示されている。
【0040】図7は本発明の第2の実施例を示す図であ
る。図7は、図6におけるバイアス電圧発生源60を変
更したものである。また他の構成は図1と同等であり、
リザルト・レジスタ5以外は省略されている。NORゲ
ート70の電源は基準電圧VREF が用いられており、b
N =0のときは信号線23にバイアスされる電圧は信号
線28の値に依存し、信号線28の値が“1”の時は接
地電位が、また信号線28の値が“0”のときにはNO
Rゲート70は入力信号と出力信号とが短絡したいわゆ
るセルフバイアス構造となり1/2VREF がそれぞれ信
号線23に出力される。ただしNORゲート70の論理
しきい値は1/2VREF に設定されている。
【0041】図6におけるバイアス電圧発生源60では
抵抗を用いている為、抵抗値を小さくすると消費電流が
問題になる。従って抵抗値は10KΩ程度の値に設定さ
れる。ところで抵抗を半導体基板上に構成しようとした
場合、イオン注入抵抗等が広く一般に用いられるが、本
実施例の如くNORゲートで構成しMOSFETの相互
コンダクタンスを低く設定することにより低消費電流で
イオン注入抵抗よりも1/10程度の面積でバイアス電
圧発生源を構成できる。従ってトータルの面積でも有利
である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、DACを
従来のような抵抗の羅列あるいはコンデンサの羅列を用
いることなく、本質的には図1におけるコンデンサC1
及びコンデンサC2の2つのコンデンサのみで行ってい
るために半導体基板上に構成した場合従来と比べて約5
0%の面積縮小が可能である。またNビットのA/D変
換を行う際、変換精度を上げるためにNを増加してもD
ACの回路構成はNに依存しないので、全く変わること
なく、リザルト・レジスタ5のビット数が増えるのみで
回路変更が容易に行なえるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図。
【図2】図1に示した動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】図1における実施例の詳細図。
【図4】本発明の実施例を説明するためのタイミング
図。
【図5】スイッチ回路図。
【図6】ボルテージフォロワ回路図。
【図7】本発明の第2の実施例を説明するための図。
【図8】従来の逐次比較型A/D変換器のブロック図。
【図9】逐次比較型A/D変換器を説明するための図。
【図10】抵抗ラダー方式のDACを説明するための
図。
【図11】コンデンサアレイ方式のDACを説明するた
めの図。
【図12】コンデンサアレイ方式のDACの等価回路
図。
【符号の説明】
1,2,3 ボルテージフォロワ 4 比較器 5 リザルト・レジスタ 6 ホールド回路 7 クロック発生回路 8 制御回路 9 基準電源電圧端子 10 アナログ入力端子 11 バイアス電圧電源 12,83 D/A変換器 13 DAC出力信号 14,16,17,18,20,21,22,27,2
8 制御回路の出力信号線 15 比較器の出力 C1,C2,C3,C4,62,63 コンデンサ S0,S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S
8,S9,52,64,66 スイッチ 50,67,68 N−chMOSFET 30,51 P−chMOSFET 31,32 抵抗 53 インバータ 70 NORゲート 23,61 バイアス電圧発生回路の出力 65,69 接点

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定電圧値にそれぞれ初期化され、電圧
    を保持する第1及び第2のホールド回路と、該第1及び
    該第2のホールド回路に保持されている電圧の平均電圧
    を得る第1の手段と、前記平均電圧を基準電圧としアナ
    ログ入力電圧との比較を行う比較器と、該比較器の比較
    結果をラッチするレジスタと、前記平均電圧を保持する
    第3のホールド回路と、前記比較器の出力に応じて前記
    第3のホールド回路に保持されている電圧を前記第1ま
    たは前記第2のホールド回路のいづれか一方に伝達する
    第2の手段とを備え、前記第1の手段により得られた新
    たな平均電圧を基準電圧とし、所定回数アナログ入力電
    圧との逐次比較を行う逐次比較型A/D変換器におい
    て、前記第1,第2及び第3のホールド回路はそれぞれ
    コンデンサ及びボルテージフォロワにより構成され、該
    ボルテージフォロワの入力側の前記コンデンサに保持さ
    れた電圧を出力側の前記コンデンサに伝達するに際し
    て、前記入力側及び出力側のコンデンサの共通端にバイ
    アス電圧を与えて前記保持された電圧を所定値昇圧して
    伝達するためのバイアス電圧発生回路を備えたことを特
    徴とする逐次比較型A/D変換器。
  2. 【請求項2】 前記昇圧の動作を行うかどうかが最上位
    ビットの変換結果に応じて決定されることを特徴とする
    請求項1記載の逐次比較型A/D変換器。
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