JP3106015B2 - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
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Description
子写真装置に関するものである。
転写部材を備えた電子写真装置においては、転写材の裏
汚れを起こさないために、転写部材のクリーニングを行
わなければならない。転写部材のクリーニングを電気的
に行う場合、作動当初の前回転時、通紙時の前後(連続
通紙時の紙間を含む)などの非通紙時に、転写部材にク
リーニング用の電圧を印加することによって、転写部材
へのトナーの付着を防止し、かつ、転写時に転写部材に
付着したトナーを像担持体側に戻すことにより転写部材
をクリーニングするのが普通である。また、微量ではあ
るが現像槽から漏出する帯電不良トナーや、転写電界や
電流によってその極性が反転した逆帯電トナーに対処す
るため、上記クリーニング時に、正規帯電トナーに対し
ては転写時とは逆極性の電圧を、逆帯電トナーに対して
は転写時と同極性の電圧を転写部材に印加することが提
案されている。図6はこの場合の状態を示すシーケンス
の概要であって、正規現像の場合を例として説明する。
留トナーが転写部材に付着しないように、転写部材には
正規帯電トナーと同極性のバイアス電圧(以下+クリー
ニング電圧という)、例えば+1.5KVを印加し(a
区間)、引き続いて逆帯電トナーと同極性のバイアス電
圧(以下−クリーニング電圧という)、例えば−1.5
KVを印加する(b区間)。これを適当な周期で繰り返
し、次の通紙時には所定の転写を行うべく、正規帯電ト
ナーとは逆極性バイアス電圧(以下正規転写電圧とい
う)、例えば−2KVを印加する(c区間)通紙後(連
続通紙時の紙間を含む)には、再び転写部材へのトナー
の付着防止かつ付着したトナーを像担持体側に戻すた
め、上記トナーのクリーニング電圧を印加している(d
区間)。
のクリーニングを電気的に行う場合、幾つかの問題点が
発生する。
に弱いため、上記の様に+電圧を印加する時間量が多い
と、像担持体の疲労を加速し、寿命が短くなる点、さら
に、+帯電は光除電されにくいため、帯電器として像担
持体に当接する接触帯電部材を用いた場合、転写位置に
おいてクリーニング電圧により像担持体が+帯電される
と、次の帯電位置での帯電時に、帯電電位がこの+帯電
電位に応じてばらつく点、また転写位置における−帯電
は光除電がない場合、光メモリーを生じ、画質が悪化す
るので、クリーニング時に感光体が帯電するのを避けな
ければならない点、さらに、転写ローラ表面上のトナー
を感光体に戻すためには約0.5μAの電流が転写ロー
ラ6に流れた時、クリーニング効果が最大となるので上
記条件を満たして良好なクリーニング効果を得るために
は、転写ローラ6の体積抵抗を1.0×109Ωcm以
下にしなければならない点などがあった。
電界を発生させる際、感光体疲労となる要因を極力避
け、安定した帯電を行い、転写部材の汚れ、転写材の裏
汚れを抑制できる電子写真装置を提供することを目的と
したものである。
真装置は、第1の極性に帯電され、トナー像が形成され
る像担持体と、該像担持体における前記トナー像を転写
材に転移させるとともに、付着したトナーのクリーニン
グを行う接触転写部材と、を備えた電子写真装置におい
て、クリーニング時に前記接触転写部材に印加する第1
の極性とは逆の極性の電圧を、像担持体−接触転写部材
間での放電開始電圧以下にすることを特徴とする。
極性に帯電され、トナー像が形成される像担持体と、該
像担持体における前記トナー像を転写材に転移させると
ともに、付着したトナーのクリーニングを行う接触転写
部材と、を備えた電子写真装置において、クリーニング
時に前記接触転写部材に印加する第1の極性及びその逆
の極性の電圧の両方を、像担持体−接触転写部材間での
放電開始電圧以下にすることを特徴とする。
写真において、クリーニング時に転写部材に印加する電
圧を、像担持体−転写部材間の放電開始電圧以下にする
ことにより、像担持体の疲労を軽減することが出来る。
特に、帯電極性とは逆の極性によるクリーニング時の印
加電圧を放電開始電圧以下とすることで、疲労の抑制を
効果的に行える。さらに、前回転、紙間では正規帯電ト
ナーのクリーニングを行わなかったり、コピーサイクル
とは別にクリーニング工程を設け、転写部材がトナーの
付着により汚れたときのみ転写部材のクリーニングを行
うことによって転写部材の汚れ、転写材の裏汚れを防ぐ
事が出来る。
用した場合を実施例とし、この実施例に即して説明す
る。図3は、帯電手段に帯電ローラ2、転写手段に転写
ローラ6を用いた複写機の構成図で、紙面に垂直方向に
軸線を有し、図示矢印方向に回転する−極性(第1の極
性)に帯電される像担持体1(以下感光体という)の表
面のOPC感光層が、帯電ローラ2によって−700V
に一様に帯電され、該帯電面に原稿からの反射光3が照
射されて静電潜像が形成される。
来すると、現像スリーブ4aを介して正帯電したトナー
が潜像部分に付着してトナー像が形成される。現像スリ
ーブ4aには、電源12によって、−250Vの現像バ
イアスが常時印加されている。
感光体1に圧接する転写部位に至ると、これにタイミン
グを合わせて、転写材5が転写部位に供給され、同時に
転写ローラ6に−2KVの正規転写電圧が印加されて、
感光体上のトナー像は転写材に転移する。
器7に搬送される。転写部位において転写されずに感光
体に残ったトナーはクリーナ8によって、また感光体上
の残留電荷は除電ランプ9によって解消され、感光体は
次の工程に入る。
動について図1のタイミングチャートによって説明す
る。なお、上記感光体を用いた場合、感光体と転写ロー
ラのニップ部での電位差が550Vになった時、放電が
開始される。
電荷量が減少してしまった帯電不良トナーや、転写時に
転写材が転写位置に存在しない時に、感光体と転写ロー
ラのニップ部やその前後に存在し、感光体と転写ローラ
のニップ部前後に形成される放電電界や、転写ローラを
流れる転写電流のため、その極性が反転した逆帯電トナ
ーについては、画像領域の転写につながる前の部分で転
写ローラに−500V印加することによってクリーニン
グを行う(A区間)。転写ローラに付着する場合の帯電
不良トナーおよび逆帯電トナーは同場合の正規帯電トナ
ーに比べてかなり少ないため、−クリーニング時間は転
写ローラ1回転に要する時間で十分である。
がる前の部分でなければならない。なぜなら、正規帯電
トナーが転写ローラに付着するのは特定の時期だけであ
るが、帯電不良トナーは現像バイアス電圧が有効に働か
ず、また逆帯電トナーは既に転写ローラに付着してい
る。またはまさに付着し始めているトナーが、上記にあ
るように、転写ローラを流れる転写電流のために極性が
反転した逆帯電トナーとなるため、微量ではあるが、常
時転写ローラに付着しているからである。
リーニングをせずに画像領域の転写を行うと、転写ロー
ラに印加される電圧が、画像領域の転写の直前に転写ロ
ーラ表面に付着した該トナーと同極性になるため、転写
材の裏面に転写され、すなわち転写材裏汚れが起こるの
である。
圧を例えば−2KV印加する。(B区間)そして転写材
幅が原稿幅より小さい時などに転写ローラに付着する正
規帯電トナーについては、転写終了後、後回転停止前に
転写ローラに+500V印加することによって+クリー
ニングを行う(C区間)。図2より+クリーニング時間
は転写ローラ2〜3回転に要する時間で十分であり、ま
たペーパージャム時の正規帯電トナーについても、ジャ
ム処理後のウォームアップ回転時に上記と同様の+クリ
ーニング電圧を印加する。なお本実施例では転写ローラ
の体積抵抗は10×109Ωcm以下にして行った。
の汚れを検知する光学センサーまたは機構を有し、汚れ
を検出したときにコピープロセスとは別にクリーニング
工程を設けた例を示す。
型フォトインタラプタ10設置した例である。このセン
サー出力を制御部11でモニターし、転写材の裏汚れと
なるレベルに達するとそのコピープロセスの転写終了
後、後回転停止前に、電源12により転写ローラ6にク
リーニング電圧を印加することにより、転写ローラクリ
ーニングを行う。クリーニング工程は、転写ローラに+
クリーニングとして、+500Vを転写ローラ2〜3回
転に要する時間印加する。転写ローラの汚れを検知する
機構を有する例として、トナーが転写ローラ表面に付着
すると、ローラー感光体−グランド間にトナーの抵抗成
分および容量成分がシリアルに入るため、転写ローラ印
加電圧を定電圧にした場合は転写ローラに流れる電流値
が、定電流にした場合は電圧値がトナーの付着量に応じ
て変化する。これより、転写電流または転写電圧をモニ
ターし、転写材の裏汚れとなるレベルに達すると先の実
施例で述べたクリーニング工程を作動させる。なお、電
流値または電圧値のモニターは転写材の抵抗値変化の影
響を避けるため、転写材が転写位置に存在する前、また
は後ろで所定電圧または電流を印加して行うと良い。ま
た、別の例として操作パネルにおいて上記クリーニング
工程を任意に始動させることが可能とすることによって
も+クリーニングする機会を減らすことができる。
ーニング工程を設ける場合においても先述の理由によ
り、−クリーニングについては画像領域の転写につなが
る前の部分で−500V転写ローラが1回転するに要す
る時間印加することによって行う。
た帯電を行い、さらには転写材の裏汚れも抑制できるの
で、良質の画像を得られる。
の動作を示すシーケンス図である。
である。
部の概略側面図である。
る。
正規帯電後の感光体表面電位の関係図である。
の動作を示すシーケンス図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の極性に帯電され、トナー像が形成
される像担持体と、該像担持体における前記トナー像を
転写材に転移させるとともに、付着したトナーのクリー
ニングを行う接触転写部材と、を備えた電子写真装置に
おいて、 クリーニング時に前記接触転写部材に印加する第1の極
性とは逆の極性の電圧を、像担持体−接触転写部材間で
の放電開始電圧以下にすることを特徴とする電子写真装
置。 - 【請求項2】 第1の極性に帯電され、トナー像が形成
される像担持体と、該像担持体における前記トナー像を
転写材に転移させるとともに、付着したトナーのクリー
ニングを行う接触転写部材と、を備えた電子写真装置に
おいて、 クリーニング時に前記接触転写部材に印加する第1の極
性及びその逆の極性の電圧の両方を、像担持体−接触転
写部材間での放電開始電圧以下にすることを特徴とする
電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04246161A JP3106015B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04246161A JP3106015B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 電子写真装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1511699A Division JPH11258928A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0695520A JPH0695520A (ja) | 1994-04-08 |
JP3106015B2 true JP3106015B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=17144414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04246161A Expired - Fee Related JP3106015B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106015B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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JPH10111591A (ja) * | 1996-10-04 | 1998-04-28 | Nec Niigata Ltd | 画像形成装置 |
JP2006243055A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP6288046B2 (ja) * | 2015-11-16 | 2018-03-07 | コニカミノルタ株式会社 | 転写装置、画像形成装置およびクリーニング制御方法 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP04246161A patent/JP3106015B2/ja not_active Expired - Fee Related
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