JP3105363U - 縁なし鼻眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】テンプルとブリッジとフロント枠のいずれも有しない構成により、美容院等でヘアーキャップを装着して読書などをする際に、耳元に干渉せず、かつ、美容作業に支障を来さず、所定時間にわたり簡易着用可能とする。
【解決手段】実施例鼻眼鏡Xが、一枚の透光部材により形成され両眼を覆うシートレンズ1の下端中央部に鼻当て部材2を有するとともに、該鼻当て部材2の鼻梁当接面に止着手段3を有している。シートレンズ1は樹脂製(所謂プラスチックレンズ)である。鼻当て部材2は、少なくとも鼻梁当接面をスポンジその他のクッション素材で構成しており、粘着(接着)テープ又はスプレー式の粘着剤を付着して止着手段3とし、眼前への定置を確保するようにしている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、鼻梁部位に定置して一時的に着用する鼻眼鏡に係り、詳しくは、テンプルとブリッジとフロント枠のいずれも有しない構成により、美容院等でヘアーキャップを装着して読書などをする際に、耳元に干渉せず、かつ、美容作業に支障を来さず、所定時間にわたり簡易着用するのに適した縁なし鼻眼鏡に関する。
従来より、テンプルを有しないで簡易脱着を主とする鼻眼鏡が知られており、着用において鼻梁部位を弾性的に挟持することにより定置するようにしている(例えば、特許文献1及び2を参照)。
登録実用新案公報3020247号公報 特開平11−109292号公報
上記従来技術では、いずれもブリッジとフロント枠を有した弾性構造となっており、レンズは左右1対である。
ところで、美容院等では眼鏡を外して頭髪の美容作業を受けるのが一般的である。眼鏡のテンプルがヘアーキャップを装着する際に耳元に干渉し、また美容作業にも支障を来すからである。
しかしながら、作業内容によってはじっとして進行を待つようなこともしばしばであり、読書などをして時間を費やすことが多いが、眼鏡着用者にとってはこれが不便であった。
こうしたなかで、耳元に干渉せず、また美容作業にも支障を来さないセミテンプル眼鏡の提案があった(例えば、特許文献3を参照)。
特開2003−307712号公報
この従来技術においても、ブリッジとフロント枠を有しており、セミテンプルを構成する弾性アームの付勢力により着用(眼前に定置)するようにしている。
一方、既存の眼鏡レンズの度数を適宜変更可能な眼鏡レンズ用シートが知られている(例えば、特許文献4を参照)。
特開2000−111849号公報
そこで、解決しようとする問題点は、テンプルとブリッジとフロント枠のいずれも有しない簡素な構成により、美容院等で好適に使用される備え付けの鼻眼鏡とする点にある。
また、サングラスやゴーグルに見られるような1枚のシートレンズを用い、かつ、レンズの度数変更も可能とする点にある。
本考案は、このような事情に鑑みなされたものであって、上記課題を解消し、テンプルとブリッジとフロント枠のいずれも有しないで簡易着用可能な縁なし鼻眼鏡を提供するものである。
課題を解決するため本考案は、テンプルとブリッジとフロント枠のいずれも有しないで鼻梁部位に装着可能な縁なし鼻眼鏡であって、
一枚の透光部材により形成され両眼を覆うシートレンズの下端中央部に鼻当て部材を有するとともに、該鼻当て部材の鼻梁当接面に止着手段を有してなることを特徴とするものである。
この構成によれば、美容院等でヘアーキャップを装着して読書などをする際に、耳元に干渉せず、かつ、美容作業に支障を来さず、所定時間にわたり簡易着用することができる。また、備え付けの眼鏡として共用され、しかも清潔である。
本考案を実施するための最良の形態は、上記構成において、止着手段が添接又は貼付によるものであって、皮膚に対して脱着自在な接着層又は粘着層を設けたものである。この接着層(又は粘着層)は除去(払拭)及び再形成が容易なものとされ、着用(利用者)ごとに更新形成する。
また、止着手段が防滑によるものであって、化学的又は物理的な防滑処理を施したものであってもよい。
また、止着手段が係止又は挟装によるものであって、鼻梁の左右を弾性的に挟持するクッション部材又はクランプ部材を設けたものであってもよい。
さらに、シートレンズに対して近視又は遠視に係るレンズの度数を所望どおりに変化させるための眼鏡レンズ用補助シートを付着した構成とする場合がある。この補助シートは片面に粘着性を付与しシートレンズに対して脱着可能としている。
本考案の一実施例について添付図面を参照して以下説明する。
図1は本考案の一実施例である縁なし鼻眼鏡(以下、実施例鼻眼鏡。)の正面視説明図である。
図2は使用状態を示す側面視説明図である。
図1に示すように、実施例鼻眼鏡Xは、一枚の透光部材により形成され両眼を覆うシートレンズ1の下端中央部に鼻当て部材2を有するとともに、該鼻当て部材2の鼻梁当接面に止着手段3を有している。シートレンズ1は樹脂製(所謂プラスチックレンズ)である。図示の飾り穴5は軽量化や美的デザインを考慮したものであるが、その有無又は形状、配置等は適宜にさなされてよいものである。
鼻当て部材2は、少なくとも鼻梁当接面をスポンジその他のクッション素材で構成しており、粘着(接着)テープ又はスプレー式の粘着剤を付着して止着手段3とし、眼前への定置を確保するようにしている。
この接着層(又は粘着層)は除去(払拭)及び再形成が容易であり、着用(利用者)ごとに更新形成することにより清潔な衛生状態を維持可能である。
なお、鼻当て部材2に設ける止着手段3としては、化学的又は物理的な防滑処理を施したもの、又は鼻梁の左右を弾性的に挟持するクッション部材又はクランプ部材を設けたものであってもよい〔これらの図示は省略する〕。
本考案は簡易眼鏡として量産可能であり、美容院等に備え付けて共用され、しかも清潔であり、着用性及び利便性を向上したものであるから、産業上有益である。
実施例鼻眼鏡の正面視説明図である。 使用状態を示す側面視説明図である。
符号の説明
1 シートレンズ(透光部材)
2 鼻当て部材
3 止着手段
31 接着層(又は粘着層)
4 眼鏡レンズ用補助シート
5 飾り穴
X 縁なし鼻眼鏡

Claims (1)

  1. テンプルとブリッジとフロント枠のいずれも有しないで鼻梁部位に装着可能な縁なし鼻眼鏡であって、
    一枚の透光部材により形成され両眼を覆うシートレンズの下端中央部に鼻当て部材を有するとともに、該鼻当て部材の鼻梁当接面に止着手段を有してなり、該止着手段が皮膚に対して脱着自在な接着層又は粘着層を設けたものであることを特徴とする縁なし鼻眼鏡。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102220792B1 (ko) 2019-09-26 2021-02-25 이상준 클립형 안경

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