JP3104560B2 - ビデオカメラのビューファインダ機構 - Google Patents

ビデオカメラのビューファインダ機構

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JP3104560B2
JP3104560B2 JP07021343A JP2134395A JP3104560B2 JP 3104560 B2 JP3104560 B2 JP 3104560B2 JP 07021343 A JP07021343 A JP 07021343A JP 2134395 A JP2134395 A JP 2134395A JP 3104560 B2 JP3104560 B2 JP 3104560B2
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lens barrel
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寛 前田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラなどに適
用されるビューファインダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラの全長を短くして接眼部が
収納された時、ビューファインダ部をビデオカメラ本体
から突出しないようにしてビデオカメラの携帯性の向上
を図ったものが特開平4−330870号公報に開示さ
れている。
【0003】図5は従来のビデオカメラのビューファイ
ンダ機構を採用したビデオカメラの全体構成を示した斜
視図、図6は図5に示した従来のビデオカメラのビュー
ファインダ機構を説明するための断面図である。
【0004】図5及び図6に示した従来のビデオカメラ
のビューファインダ機構は、特開平4−330870号
公報に開示されており、ここでは簡略に説明する。
【0005】図5において、ビデオカメラ本体100に
は、前方に撮像レンズ101が設けられ、側部にビュー
ファインダ部110が使用されている状態で示されてい
る。上記ビューファインダ部110は、図6に示した如
く、表示部111の筒体111aがビデオカメラ本体1
00の側部に回動自在に設けられ、この筒体111aの
後端には被写体像を表示するCRT112とCRT保護
用の凹レンズ113とが設けられている。また、表示部
111の筒体111aの外側に沿って接眼部114の筒
体114aが矢印方向に摺動自在に設けられている。ま
た、接眼部114の筒体114aの外側には、視度調整
リング115が回動自在に設けられている。更に、接眼
部114の筒体114a内には接眼レンズ116a,1
16bを保持した移動枠117が視度調整リング115
と係合して接眼レンズ116a,116bの光軸方向に
移動自在に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のビデオカメラのビューファインダ機構では、ビュー
ファインダ部110の接眼部114の筒体114aが表
示部111の筒体111aの外側に沿って摺動自在に設
けられ、ビデオカメラ100の不使用時に接眼部114
の筒体114aを収納位置まで押し込むことができるも
のの、撮像レンズ101とビューファインダ部110と
は図示の如く位置が離れているため、ビューファインダ
部110で被写体像を覗いた時の感覚は、人間の目で被
写体を見た時の感覚と少し異なるため、被写体を良好に
捕らえることができにくい。更に、ビューファインダ部
110を収納位置まで押し込んだ際には、接眼レンズ1
16a,116bの視度調整スペースを保持したまま接
眼部114の筒体114aを収納するために、筒体11
4aの収納位置にバラツキが生じるなどの問題もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、被写体を撮影す
る撮像レンズ鏡筒部と、撮影した被写体像を覗くビュー
ファインダ部とを備えたビデオカメラにおいて、前記撮
像レンズ鏡筒部に沿って摺動自在に設けられ、且つ、前
記ビデオカメラの不使用時に押し込んだ収納位置と、前
記ビデオカメラの使用時に引出した引出位置との間を摺
動するビューファインダ部を具備したことを特徴とする
ビデオカメラのビューファインダ機構である。
【0008】また、第2の発明は、被写体を撮影する撮
像レンズと、前記撮像レンズを介して撮影した被写体像
を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子を経由して撮
影した被写体像を表示する表示素子とを撮像レンズ鏡筒
に備え、且つ、前記表示素子側の前記撮像レンズ鏡筒に
当接部を形成した撮像レンズ鏡筒部と、前記撮像レンズ
鏡筒部に沿って摺動自在に設けられ、前記ビデオカメラ
の不使用時に押し込んだ収納位置と、前記ビデオカメラ
の使用時に引出した引出位置との間を摺動するビューフ
ァインダ筐体と、前記表示素子に表示された被写体像を
覗く接眼レンズを保持して前記ビューファインダ筐体内
を該接眼レンズの光軸方向に移動自在な接眼レンズ保持
体と、前記ビューファインダ筐体内で前記接眼レンズ保
持体と一体に前記接眼レンズを接眼側から前記表示素子
側に付勢するバネ部材と、前記接眼レンズ保持体よりも
前記表示素子側に設けられて、前記接眼レンズの視度を
調整するように変位し、且つ、前記接眼レンズ保持体に
接離するストッパを有した視度調整手段とを備えたビュ
ーファインダ部とで構成してなり、前記ビューファイン
ダ筐体が収納位置に至った際に、前記撮像レンズ鏡筒の
当接部が前記接眼レンズ保持体に当接して、該接眼レン
ズ保持体と一体に前記接眼レンズを前記バネ部材に抗し
て接眼側に押圧する一方、前記ビューファインダ筐体が
引出位置に至った際に、前記撮像レンズ鏡筒の当接部が
前記接眼レンズ保持体から離間すると共に、該接眼レン
ズ保持体と一体に前記接眼レンズを前記バネ部材の付勢
力により前記視度調整手段のストッパに当接するよう構
成したことを特徴とするビデオカメラのビューファイン
ダ機構である。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係わるビデオカメラのビュー
ファインダ機構を図1乃至図4を参照して詳細に説明す
る。
【0010】図1は本発明に係わるビデオカメラのビュ
ーファインダ機構を採用したビデオカメラの全体構成を
示した斜視図であり、(A)はビデオカメラの不使用時
を示し、(B)はビデオカメラの使用時を示した図、図
2は同ビデオカメラのビューファインダ機構を示した斜
視図であり、(A)はビューファインダ機構の全体を示
し、(B)はビューファインダ筐体の底面側を示した
図、図3は同ビデオカメラのビューファインダ機構にお
いて、ビューファインダ部が引出位置に至った時の動作
を説明するための図であり、(A),(B)は側面図、
(C),(D)は底面図、図4は同ビデオカメラのビュ
ーファインダ機構において、ビューファインダ部が収納
位置に至った時の動作を説明するための図であり、
(A),(B)は側面図、(C)は底面図である。
【0011】図1(A),(B)に示した如く、本発明
に係わるビデオカメラのビューファインダ機構を採用し
たビデオカメラ1の概略構成は、被写体Hを撮影する撮
像レンズ鏡筒部10と、撮像レンズ鏡筒部10に沿って
矢印X,X方向に摺動自在で撮影時の被写体像を覗
くビューファインダ部20と、撮影した被写体像を記録
するVTR部30とがカメラ筐体2に一体的に組み立て
られている。尚、上記構成のうちで、VTR部30の説
明は省略すると共に、VTR部30を一体に持たないビ
デオカメラでも本発明に係わるビデオカメラのビューフ
ァインダ機構を適用できるものである。
【0012】上記撮像レンズ鏡筒部10は、カメラ筐体
2の撮像レンズ鏡筒2aの前方に丸孔2bが形成され、
この丸孔2bに沿って撮像レンズ鏡筒2a内にレンズカ
バー11がビューファインダ部20の摺動と連動して開
閉自在に設けられている。更に、撮像レンズ鏡筒2a内
でレンズカバー11の後方には被写体Hを撮影する撮像
レンズ12が設けられ、且つ、撮像レンズ12の後方に
は撮像レンズ12を介して撮影した被写体像を光電変換
する固体撮像素子13が設けられている。更に、固体撮
像素子13より後方で撮像レンズ鏡筒2aの後方には、
液晶パネル照明用のバックライト14及び固体撮像素子
13を経由して撮影した被写体像を表示する表示素子
(以下、液晶パネルと記す)15が取り付けられてい
る。この際、図2に拡大して示した如く、撮像レンズ鏡
筒2aの後方に取り付けた液晶パネル15は、撮像レン
ズ鏡筒2aの後方に凸状に突出形成した当接部2cの枠
内に臨んでおり、液晶パネル15に表示された被写体像
をビューファインダ部20側から覗くことができるよう
になっていると共に、当接部2cは後述する接眼レンズ
保持体24に接離自在となっている。尚、撮像レンズ鏡
筒2aの当接部2cは、後述するストッパ27の前面2
7aに貫通して穿設した角孔27b内に侵入して角孔2
7bよりも接眼側に突出できる長さに形成されている。
【0013】また、図1(A),(B)に示した如く、
上記ビューファインダ部20は、外装の一部となるビュ
ーファインダ筐体21が上面と、互いに対向する側面
と、底面の一部とを囲まれて、手動操作によりカメラ筐
体2の撮像レンズ鏡筒2aの外側に沿って矢印X,X
方向に摺動自在に設けられている。ここで、図2
(A)に拡大して示した如く、撮像レンズ鏡筒2aの側
面に形成した案内溝2dにビューファインダ筐体21の
内側面に設けたボス21aが嵌合し、且つ、ビューファ
インダ筐体21の内側面に形成した案内溝21bに撮像
レンズ鏡筒2aの側面に設けたボス2eが嵌合してい
る。また、撮像レンズ鏡筒2aの上面に設けた板バネ1
6がビューファインダ筐体21の内上面に間隔を離して
形成した係止溝21c,21cに選択的に嵌合する
ようになっており、板バネ16が係止溝21cに嵌合
した時に図1(A)に示した如くビューファインダ部2
0は押し込んだ収納位置でロックされる一方、板バネ1
6が係止溝21cに嵌合した時に図1(B)に示した
如くビューファインダ部20は引出した引出位置でロッ
クされるようになっている。
【0014】即ち、図1(A)に示した如くのビデオカ
メラ1の不使用時には、ビューファインダ部20がカメ
ラ筐体2の外形と略同等の位置まで手動で矢印X方向
に押し込まれて収納位置に至っており、且つ、ビューフ
ァインダ部20の収納位置への摺動と連動してレンズカ
バー11が撮像レンズ12を被覆するように撮像レンズ
鏡筒2aの丸孔2bを閉じている。これにより、ビデオ
カメラ1の不使用時には、撮像レンズ12を塵埃,人手
などから保護できることは勿論のこと、ビューファイン
ダ部20がカメラ筐体2から突出することがなく、ビデ
オカメラ1を携帯性良く小型化することができる。
【0015】一方、図1(B)に示した如くのビデオカ
メラ1の使用時には、ビューファインダ部20がカメラ
筐体2の外形よりも突出するよう手動で矢印X方向に
引出されて引出位置に至っており、且つ、ビューファイ
ンダ部20の引出位置への摺動と連動してレンズカバー
11が撮像レンズ12を露出するように撮像レンズ鏡筒
2aの丸孔2bを開いている。従って、ビデオカメラ1
の使用時には、ビューファインダ部20が撮像レンズ鏡
筒2aに沿って矢印X方向に引き出されるので、ビュ
ーファインダ部20を覗いた時の目の高さ位置は撮像レ
ンズ12の光軸と略一致するので、ビューファインダ部
20で被写体像を覗いた時の感覚が、人間の目で被写体
を見た時の感覚と略一致するため、被写体Hを良好に捕
らえ易くなり、撮影時の操作性能を向上することができ
る。
【0016】また、図2に拡大して示した如く、ビュー
ファインダ部20のビューファインダ筐体21の後方
は、接眼側として開口されており、ここにゴム部材を用
いたアイカップ22が固着されている。
【0017】また、ビューファインダ筐体21の内部に
は、液晶パネル15に表示された被写体像を覗く接眼レ
ンズ23を一体に保持した略矩形状の接眼レンズ保持体
24が接眼レンズ23の光軸方向に移動自在に設けられ
ている。この際、接眼レンズ23と一体な接眼レンズ保
持体24は、撮像レンズ鏡筒2aの当接部2cと対向す
る前面24aが当接部2c側に向かって凸状に突出形成
され、且つ、後面24bがバネ部材(以下、圧縮バネと
記す)25により接眼側から撮像レンズ鏡筒2aの当接
部2c側に向かって常時付勢されている。尚、接眼レン
ズ23は接眼レンズ保持体24の中心部に保持されてい
る。
【0018】また、接眼レンズ23と一体な接眼レンズ
保持体24よりも液晶パネル15側でビューファインダ
筐体21の外部から内部にかけて接眼レンズ23の視度
を調整する視度調整手段が設けられている。上記視度調
整手段は、液晶パネル15に表示された被写体像を覗く
際、接眼レンズ23の位置を使用者の視力に合わせた位
置に調整するものであり、ビューファインダ筐体21の
外側面に回動自在に設けた視度調整ノブ26と、この視
度調整ノブ26の回動と連動してビューファインダ筐体
21内を接眼レンズ23の光軸方向に変位し、且つ、接
眼レンズ保持体24に接離するストッパ27とで構成さ
れている。ここでストッパ27は略矩形状に形成されて
おり、撮像レンズ鏡筒2aの当接部2cと対向する前面
27a側には、撮像レンズ鏡筒2aの当接部2cより一
回り大きな角孔27bが貫通して穿設され、且つ、後面
27cは圧縮バネ25によって付勢された接眼レンズ保
持体24に凸状に形成した前面24aが当接できるよう
に凹状に形成されている。更に、ストッパ27の角孔2
7bには、撮像レンズ鏡筒2aの当接部2cが侵入でき
るようになっており、侵入時には撮像レンズ鏡筒2aに
よってストッパ27が移動されることのない位置に設け
られている。言い換えと、ストッパ27はビューファイ
ンダ筐体21の移動範囲を規制する案内溝21bよりも
後方に設けられている。尚、回動自在な視度調整ノブ2
6と直線移動自在なストッパ27との結合は、視度調整
ノブ26に設けたピン26aがストッパ27の縦長案内
溝27dに嵌合する形態を採用している。
【0019】そして、図2(A)及び図3(A),
(B)にも示したように、ビューファインダ筐体21が
引出位置に至った際には、撮像レンズ鏡筒2aの当接部
2cが接眼レンズ保持体24の前面24aから離間して
おり、且つ、ストッパ27の後面27cに圧縮バネ25
によって付勢された接眼レンズ保持体24の前面24a
が当接しており、接眼側のアイカップ22から接眼レン
ズ23を介して覗くと、液晶パネル15に表示された被
写体像をストッパ27の角孔27bを通して見ることが
できる。この際、図3(A)に示したように視度調整ノ
ブ26の回動によりストッパ27を液晶パネル15側に
移動した状態と、図3(B)に示したように視度調整ノ
ブ26の回動によりストッパ27をアイカッブ22側に
移動した状態と、図示を省略するものの図3(A)の状
態と図3(B)の状態との間の中間状態とが存在してい
る。
【0020】一方、図4(A),(B)にも示したよう
に、ビューファインダ筐体21が収納位置に至った際に
は、撮像レンズ鏡筒2aの当接部2cがストッパ27の
角孔27bに入り込んで、この当接部2cが接眼レンズ
保持体24の前面24aに当接して、接眼レンズ保持体
24と一体に接眼レンズ23を圧縮バネ25に抗して接
眼側に押圧している。この際、図4(A)に示したよう
に視度調整ノブ26の回動によりストッパ27を液晶パ
ネル15側に移動した状態と、図4(B)に示したよう
に視度調整ノブ26の回動によりストッパ27をアイカ
ッブ22側に移動した状態と、図示を省略するものの図
4(A)の状態と図4(B)の状態との間の中間状態と
が存在していても、ストッパ27は撮像レンズ鏡筒2a
によって押されることなく、接眼レンズ23の視度を調
整した位置に保たれていると共に、接眼レンズ23は視
度調整に必要なスペースを持つことなく接眼側に押し込
まれているので、ビデオカメラ1を不使用時に携帯性良
く小型化することができる。勿論、上記説明したように
ビューファインダ筐体21を収納位置から引出位置に引
き出した時には、接眼レンズ23を再度視度調整する必
要もなく、予め視度調整したストッパ27の位置に接眼
レンズ23と一体に接眼レンズ保持体24を圧縮バネ2
5により当接できる。
【0021】次に、図2(B)に拡大して示した如く、
ビューファインダ筐体21の裏面は後方のアイカップ2
2側を底板部21dで閉鎖し、且つ、底板部21dと連
接した前方に開口部21eがビューファインダ筐体21
の引き出し動作により形成されるようになっている。こ
の開口部21eにはスライドカバー28がネジリバネ2
9によって常に閉じ方向に付勢されて閉蓋するようにな
っている。
【0022】そして、図2(B)及び図3(C)に示し
たように、ビューファインダ筐体21が引出位置に至っ
た際には、スライドカバー28がネジリバネ29の付勢
力によって開口部21eを閉蓋しており、液晶パネル1
5への塵埃などの付着を防止している。この際、液晶パ
ネル15に塵埃などが万一付着した場合には、図3
(D)に示したように、手動操作によりスライドカバー
28をネジリバネ29の付勢力に抗して底板部21d側
に押し寄せて、開口部21eを開口し、この開口部21
eから綿棒などを挿入して液晶パネル15を清掃するこ
とができるようになっている。
【0023】一方、図4(C)に示したように、ビュー
ファインダ筐体21が収納位置に至った際には、ビュー
ファインダ筐体21の裏面は開口部が形成されず、この
ためスライドカバー28の前方が撮像レンズ鏡筒2aの
後方に当接するため、スライドカバー28がネジリバネ
29の付勢力に抗して底板部21d側に押し寄せられて
いる。
【0024】上記構成によるビデオカメラのビューファ
インダ機構において、実施例では接眼レンズ23の視度
を調整する視度調整手段として、ビューファインダ筐体
21の外側面に回動自在に設けた視度調整ノブ26と、
この視度調整ノブ26の回動と連動してビューファイン
ダ筐体21内を接眼レンズ23の光軸方向に変位するス
トッパ27とで構成して説明したが、これに限ることな
く、ストッパ27を用いずに回動自在な視度調整ノブ2
6に偏芯ピンを設けて、この偏芯ピンをストッパとして
ビューファインダ筐体21内に一部突出させて接眼レン
ズ保持体24に当接するように構成することも可能であ
る。更に、ストッパ27及び回動自在な視度調整ノブ2
6を用いることなく、ビューファインダ筐体21の外部
に沿って摺動する視度調整ノブにストッパを設け、この
ストッパをビューファインダ筐体21内に一部突出させ
て接眼レンズ保持体24に当接するように構成すること
も可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるビデオカメ
ラのビューファインダ機構において、請求項1記載によ
ると、ビューファインダ部は、撮像レンズ鏡筒部に沿っ
て摺動自在に設けられ、且つ、ビデオカメラの不使用時
に押し込んだ収納位置と、ビデオカメラの使用時に引出
した引出位置との間を摺動するよう構成したので、この
結果、ビデオカメラの使用時には、ビューファインダ部
を覗いた時の目の高さ位置は撮像レンズの光軸と略一致
するので、ビューファインダ部で被写体像を覗いた時の
感覚が、人間の目で被写体を見た時の感覚と略一致する
ため、被写体を良好に捕らえ易くなり、撮影時の操作性
能を向上することができる。
【0026】また、請求項2記載によると、ビューファ
インダ筐体が収納位置に至った際に、撮像レンズ鏡筒の
当接部が接眼レンズ保持体に当接して、接眼レンズ保持
体と一体に接眼レンズをバネ部材に抗して接眼側に押圧
する一方、ビューファインダ筐体が引出位置に至った際
に、撮像レンズ鏡筒の当接部が接眼レンズ保持体から離
間すると共に、接眼レンズ保持体と一体に接眼レンズを
バネ部材の付勢力により視度調整手段のストッパに当接
するよう構成したので、視度調整手段のストッパは撮像
レンズ鏡筒によって押されることなく、接眼レンズの視
度を調整した位置に保たれていると共に、接眼レンズは
視度調整に必要なスペースを持つことなく接眼側に押し
込まれているので、ビデオカメラを不使用時に携帯性良
く小型化することができる。勿論、ビューファインダ筐
体を収納位置から引出位置に引き出した時には、接眼レ
ンズを再度視度調整する必要もなく、予め視度調整した
ストッパの位置に接眼レンズと一体に接眼レンズ保持体
を圧縮バネにより当接できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるビデオカメラのビューファイン
ダ機構を採用したビデオカメラの全体構成を示した斜視
図である。
【図2】本発明に係わるビデオカメラのビューファイン
ダ機構を示した斜視図である。
【図3】本発明に係わるビデオカメラのビューファイン
ダ機構において、ビューファインダ部が引出位置に至っ
た時の動作を説明するための図である。
【図4】本発明に係わるビデオカメラのビューファイン
ダ機構において、ビューファインダ部が収納位置に至っ
た時の動作を説明するための図である。
【図5】従来のビデオカメラのビューファインダ機構を
採用したビデオカメラの全体構成を示した斜視図であ
る。
【図6】図5に示した従来のビデオカメラのビューファ
インダ機構を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ、2…カメラ筐体、2a…撮像レンズ
鏡筒、2c…当接部、10…撮像レンズ鏡筒部、12…
撮像レンズ、13…固体撮像素子、15…表示素子(液
晶パネル)、20…ビューファインダ部、21…ビュー
ファインダ筐体、23…接眼レンズ、24…接眼レンズ
保持体、25…バネ部材(圧縮バネ)、26…視度調整
ノブ、27…ストッパ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮影する撮像レンズ鏡筒部と、撮
    影した被写体像を覗くビューファインダ部とを備えたビ
    デオカメラにおいて、 前記撮像レンズ鏡筒部に沿って摺動自在に設けられ、且
    つ、前記ビデオカメラの不使用時に押し込んだ収納位置
    と、前記ビデオカメラの使用時に引出した引出位置との
    間を摺動するビューファインダ部を具備したことを特徴
    とするビデオカメラのビューファインダ機構。
  2. 【請求項2】被写体を撮影する撮像レンズと、前記撮像
    レンズを介して撮影した被写体像を光電変換する撮像素
    子と、前記撮像素子を経由して撮影した被写体像を表示
    する表示素子とを撮像レンズ鏡筒に備え、且つ、前記表
    示素子側の前記撮像レンズ鏡筒に当接部を形成した撮像
    レンズ鏡筒部と、 前記撮像レンズ鏡筒部に沿って摺動自在に設けられ、前
    記ビデオカメラの不使用時に押し込んだ収納位置と、前
    記ビデオカメラの使用時に引出した引出位置との間を摺
    動するビューファインダ筐体と、前記表示素子に表示さ
    れた被写体像を覗く接眼レンズを保持して前記ビューフ
    ァインダ筐体内を該接眼レンズの光軸方向に移動自在な
    接眼レンズ保持体と、前記ビューファインダ筐体内で前
    記接眼レンズ保持体と一体に前記接眼レンズを接眼側か
    ら前記表示素子側に付勢するバネ部材と、前記接眼レン
    ズ保持体よりも前記表示素子側に設けられて、前記接眼
    レンズの視度を調整するように変位し、且つ、前記接眼
    レンズ保持体に接離するストッパを有した視度調整手段
    とを備えたビューファインダ部とで構成してなり、 前記ビューファインダ筐体が収納位置に至った際に、前
    記撮像レンズ鏡筒の当接部が前記接眼レンズ保持体に当
    接して、該接眼レンズ保持体と一体に前記接眼レンズを
    前記バネ部材に抗して接眼側に押圧する一方、前記ビュ
    ーファインダ筐体が引出位置に至った際に、前記撮像レ
    ンズ鏡筒の当接部が前記接眼レンズ保持体から離間する
    と共に、該接眼レンズ保持体と一体に前記接眼レンズを
    前記バネ部材の付勢力により前記視度調整手段のストッ
    パに当接するよう構成したことを特徴とするビデオカメ
    ラのビューファインダ機構。
JP07021343A 1995-01-13 1995-01-13 ビデオカメラのビューファインダ機構 Expired - Lifetime JP3104560B2 (ja)

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