JP3104115B2 - 混合昇圧室付きポンプ - Google Patents

混合昇圧室付きポンプ

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JP3104115B2
JP3104115B2 JP06267046A JP26704694A JP3104115B2 JP 3104115 B2 JP3104115 B2 JP 3104115B2 JP 06267046 A JP06267046 A JP 06267046A JP 26704694 A JP26704694 A JP 26704694A JP 3104115 B2 JP3104115 B2 JP 3104115B2
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水質改善のために堀や
池などの水に空気や薬剤を混合して吐出させる混合昇圧
室付きポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、堀や池などの浄化もしくは水
質改善のための曝気を行う装置として、たとえば、図6
に示すものが知られている。この装置は、水中モ−タ2
0と、この水中モ−タ20によって回転させられるプロ
ペラ21を有し、プロペラ21後方の中心付近に空気2
2aを注入する空気注入口22を配置した構造になって
いる。この装置によれば、プロペラ21の回転によって
水を攪拌してコ−ン状の旋回流Sとして噴出させ、空気
注入口22から水の旋回流Sの中心付近の低圧域に空気
22aを注入し、この空気22aを旋回流Sに混合して
噴出させてることによって曝気がなされる。
【0003】しかし、プロペラ21が池の中に開放して
置かれているので、水と空気(気泡)との混合が十分に
なされない問題点を有している。そのために、酸素の溶
け込み状態が悪く曝気効果も小さい。このことは、空気
注入口22から、たとえば水質改善用の薬剤等を注入し
た場合でも同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、旋回流の圧力の上限が比較的低レベルに制限され
るので、旋回流に対する混合物の混合速さが遅く、溶け
込み状態が悪いので、混合物を高濃度、かつ均等に混合
させることができない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体導入用の
入口を設けた混合昇圧室と、この混合昇圧室内に配置さ
れて原動機によって回転するとともに、前記入口から導
入された液体を吸込み、かつ旋回成分を与えて混合昇圧
室内に吐出する羽根車と、この羽根車の吸込み側に出口
を臨ませた混合物供給系とを有し、前記羽根車から吐出
された液体と混合物とを混合する混合昇圧室の外周壁に
半径方向内側にのびる仕切板が設けられ、混合昇圧室の
適所に前記混合流体吐出用の出口が形成されていること
を特徴とし、液体に対する混合物の溶け込み状態を良く
して、混合物を速やかに高濃度、かつ均等に混合させる
目的を達成した。
【0006】
【作用】本発明によれば、混合昇圧室内に配置した羽根
車を原動機の起動により回転させることで、混合昇圧室
内には、その入口から液体(水)が導入されて羽根車に
吸込まれる。一方、混合物供給系の出口から羽根車の吸
込み側に供給された空気もしくは薬剤等の混合物は羽根
車に吸込まれる。羽根車に吸込まれた液体と混合物は、
羽根車を通過しながら混合したのち、旋回成分を与えら
れた混合流体として羽根車の出口からて混合昇圧室内に
吐出される。吐出された混合流体内の混合物は、羽根車
の回転によって生じる剪断作用により微細に剪断されて
混合昇圧室内で旋回する。この旋回流の旋回半径が漸次
大きくなっていくのにつれて、旋回速度が低くなり、圧
力が高くなる。さらに、仕切板によって旋回速度を弱め
られて昇圧され出口から吐出される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の縦断面図、図2は図1のAーA
線断面図であり、これらの図において、1は混合昇圧
室、2は羽根車を示す。混合昇圧室1は密閉された中空
環状のもので、軸線Cを水平にして堀や池などの水中に
設置されており、一側の中心部に入口3が形成されてい
る。羽根車2は、混合昇圧室1の他側を貫通して該混合
昇圧室1内に装入した状態で入口3に対応して配置さ
れ、原動機4によって回転させられる。そして、羽根車
2の吸込み側に混合物供給系5の出口を臨ませている。
この混合物供給系5は、たとえば入口を大気に開放した
自吸式空気管によってなる。
【0008】一方、混合昇圧室1の外周壁1Aに半径方
向内側にのびる仕切板6が円周方向等間隔で複数枚(た
とえば4枚)設けられ、1つの仕切板6における旋回方
向Rの直上流位置の外周壁1Aにスリット状の出口7が
形成されている。
【0009】このような構成であれば、原動機4を起動
して混合昇圧室1内に配置した羽根車2を回転させる
と、混合昇圧室1内には、その入口3から堀や池などの
水Wが導入されて羽根車2に吸込まれる。一方、混合昇
圧室1の入口3から羽根車2に水Wが吸込まれること
で、混合物供給系5を構成している自吸式空気管の出口
付近の圧力が低下し、自吸により空気が羽根車2の吸込
み側に供給される。この空気は気泡B状になって羽根車
2に吸込まれ、羽根車2に吸込まれた水Wと気泡Bは、
羽根車2を通過しながら混合したのち、旋回成分を与え
られた混合流体として羽根車2の出口からて混合昇圧室
1内に吐出される。
【0010】旋回成分を与えられて水Wとともに吐出さ
れた気泡Bは、羽根車2の回転によって生じる剪断作用
により微細な気泡Bに剪断されて水Wとともに混合昇圧
室1内で旋回する。この旋回流の旋回半径が漸次大きく
なっていくのにつれて、旋回速度が低くなり、圧力が高
くなる。さらに、複数の仕切板6によって旋回速度を弱
められて昇圧され出口7から吐出される。このように、
羽根車2内で微細になった気泡Bは、混合昇圧室1内で
も旋回流により混合される。それにより、水と気泡の接
触面積が大きくなり、混合昇圧室1内で酸素が水に効果
的に溶け込む。また、仕切板6により旋回速度を弱めら
れ、昇圧して出口7から吐出される。さらに昇圧した際
に水への酸素の溶け込み量が多くなることが期待でき
る。したがって、曝気効果を高めることができる。
【0011】なお、前記実施例では、混合昇圧室1内に
1つの羽根車2を配置した構成で説明しているが、図3
のように、混合昇圧室1内に2つの羽根車2を配置した
構成であってもよい。また、図1および図2の実施例に
おいて、1つの仕切板6における旋回方向Rの直上流位
置の外周壁1Aにスリット状の出口7を形成した構成で
説明しているが、2つ以上の仕切板6それぞれにおける
旋回方向Rの直上流位置の外周壁1Aにスリット状の出
口7を形成した構成であってもよい。さらに、図4に示
すように、出口7の開口幅を羽根車2から離れる方向に
漸次大きくした形状、つまり混合昇圧室1の他側に向け
て漸次開口幅を大きくすることによって、混合昇圧室1
内への吐出量を混合昇圧室1の長手方向に調整すること
ができる。勿論、図5に示すように、混合昇圧室1の他
側壁に出口7を形成した構成であってもよい。
【0012】他方、前記実施例で説明した自吸式空気管
に代えて、薬剤供給管によって混合物供給系5を構成す
ることで、前述と同様の作用により、水W薬剤を混合し
て吐出させることができる。さらに、混合昇圧室1の軸
線Cを水平にして水中に設置し、曝気・薬注を行う使用
状態で説明しているが、混合昇圧室1の軸線Cを垂直に
して使用してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、羽根車
で微細になった気泡を混合昇圧室内でさらに混合するの
で、液体に対する酸素や薬剤等の混合物の溶け込み状態
が良くなり、混合速さを早め、前記混合物を高濃度でし
かも均等に混合させて吐出することができる。その結
果、堀や池などの浄化もしくは水質改善効果を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のAーA線断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】出口の変形例を示す説明図である。
【図5】出口の他の変形例を示す説明図である。
【図6】従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 混合昇圧室 1A 混合昇圧室の外周壁 2 羽根車 3 混合昇圧室の入口 4 原動機 5 混合物供給系 6 仕切板 7 出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−111464(JP,A) 特開 昭53−106904(JP,A) 特開 昭58−11099(JP,A) 特開 昭59−16597(JP,A) 特開 平5−263779(JP,A) 特開 平6−272686(JP,A) 特開 平6−299984(JP,A) 実開 昭49−96761(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/00 ZAB C02F 3/20 B01F 13/00 B01F 7/02 B01F 7/16 F04D 7/02 F04D 13/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体導入用の入口を設けた混合昇圧室
    と、この混合昇圧室内に配置されて原動機によって回転
    するとともに、前記入口から導入された液体を吸込み、
    かつ旋回成分を与えて混合昇圧室内に吐出する羽根車
    と、この羽根車の吸込み側に出口を臨ませた混合物供給
    系とを有し、前記羽根車から吐出された液体と混合物と
    を混合する混合昇圧室の外周壁に半径方向内側にのびる
    仕切板が設けられ、混合昇圧室の適所に前記混合流体吐
    出用の出口が形成されていることを特徴とする混合昇圧
    室付きポンプ。
JP06267046A 1994-10-31 1994-10-31 混合昇圧室付きポンプ Expired - Fee Related JP3104115B2 (ja)

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