JP3103947U - 書籍用文鎮 - Google Patents

Abstract

【課題】開いた状態の書籍の上に載せても滑り落ちないで、書籍を開いておける書籍用文鎮を提供する。
【解決手段】横に長い直方体を底面の両端から中央部に向かって円弧状に凹ませた形状にして、底面に書籍の紙面を押さえるのに適当な重量を有する金属、セラミックス、石材等を用いて、横に長い直方体を底面右端部７と底面左端部８から底面中央部９に向かって円弧状に凹ませた形状にする。また更に、底面３にゴム、軟質の合成樹脂などの滑り止め部材２を設ける。
【選択図】図１

Description

本考案は、書籍を開いた状態を維持するための書籍用文鎮に関するものである。

従来、書籍を開いた状態を維持するためには、底面の平らな文鎮を開いた状態の書籍の紙面の上に載せる方法があった。

しかしながら、底面の平らな文鎮は開いた状態の書籍の紙面の上から滑り落ちてしまうことがあり、また、書籍によっては全く使用できないという問題点があった。

本考案は、開いた状態の書籍の紙面の上に載せ、書籍の紙面の上から滑り落ちることなく、書籍を開いた状態を良好に維持し得る書籍用文鎮を提供する。

本考案に係る書籍用文鎮は、横に長い直方体を底面右端部と底面左端部から底面中央部に向かって円弧状に凹ませた形状にして、底面に滑り止め部材を設けることにより、上記課題を解決する。

請求項１記載の考案によれば、書籍用文鎮は開いた状態の書籍の紙面の上から滑り落ちることなく、書籍を開いた状態を維持することができる。また、請求項２記載の考案によれば、書籍用文鎮の下で紙面がずれることなく、更に良好に書籍を開いた状態を維持することができる。

本考案に係る書籍用文鎮を使用すれば、開いた状態の書籍の紙面の上に載せた文鎮が、書籍の紙面の上から滑り落ちて書籍が閉じてしまうという心配がなくなり、また、手で押さえて書籍を開いておかなくてもよくなるので、読書のほか、書籍を見ながら手を使う作業をする時（例えば、工作、料理、書籍の書写など）にも最適である。

また、平らな面である前面４、上面５、背面６の内、いずれか一つの面を下にして用紙などがずれないようにするための文鎮としても使用できる。

書籍の紙面を押さえるのに適当な重量を有するもの（例えば、金属、セラミックス、石材など）を用いて、図１に示すように、横に長い直方体を底面右端部７と底面左端部８から底面中央部９に向かって円弧状に凹ませた形状にする。また更に、底面３に滑り止め部材２（例えば、ゴム、軟質の合成樹脂など）を設ける。

本考案に係る書籍用文鎮を使用するときは、机の上などの水平な所の上に書籍を開いた状態で置き、書籍の左右の紙面を跨がせるようにして書籍用文鎮を載せる。

本考案に係る書籍用文鎮の底面３は、厳密に円弧状に凹ませた形状にすることに限定されるのではなく、例えば適当に放物線状に凹ませた形状にしたり、あるいはこれに近いものでも適用可能である。

本考案に係る書籍用文鎮を使用するときに、開いた状態の書籍１０の閉じようとする力が、書籍１０の右側と左側とで差がない場合は、図３のように、書籍１０の綴じ目１１に書籍用文鎮１の底面中央部９を合わせて載せる。

本考案に係る書籍用文鎮を使用するときに、開いた状態の書籍１０の閉じようとする力が、書籍１０の右側と左側とで差がある場合は、図４、図５のように、より閉じようとする力が強い側（図４、図５の場合は右側）に書籍用文鎮１の底面中央部９を適度にずらして載せる。このとき、書籍１０の紙面の上から書籍用文鎮１がはみ出すことがあるが、図５のように、書籍１０を置いた机１２などによって書籍用文鎮１が支えられるので問題はない。

本考案に係る書籍用文鎮の底面３以外の面に絵などを施したり、彫刻を施すなどして、美的効果を高めてもよい。

本考案に係る書籍用文鎮の斜視図である。 本考案に係る書籍用文鎮を裏返した状態の斜視図である。 実施例２を示した斜視図である。 実施例３を示した斜視図である。 実施例３を示した正面図である。

符号の説明

１ 書籍用文鎮
２ 滑り止め部材
３ 底面
４ 前面
５ 上面
６ 背面
７ 底面右端部
８ 底面左端部
９ 底面中央部
１０ 書籍
１１ 書籍の綴じ目
１２ 机

Claims (2)

1. 横に長い直方体を底面右端部と底面左端部から底面中央部に向かって円弧状に凹ませた形状にした書籍用文鎮。
2. 底面に滑り止め部材を設けた請求項１記載の書籍用文鎮。

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