JP3103556U - 台木 - Google Patents

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稔 昼田
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Abstract

【課題】 従来の木製台木あるいは金属と合成樹脂の複合台木に代えて、耐久性があり、ゴミの発生や黴の発生がしにくく衛生性に優れ、しかも積載物品にも優しく、しかも一体成形によらず、木材と同様に加工して組立てることにより少量多品種の台木であっても安価に製造できる台木を提供する。
【解決手段】 接地面となる脚材と物品載置面となる天板との組合せからなる台木であって、脚材2及び天板3を共にガラス長繊維強化ウレタン樹脂発泡体で別々に成形し、脚材2に天板3を固着して一体に組立てる。脚材2の天板3と対向する面に緊締バンド通し穴10が形成され、該緊締バンド通し穴に緊締バンドを通してバンド締めすることにより、常に一定位置で安定して載置物品を緊締することができる。
【選択図】 図5

Description

本考案は、金属薄板積重体や金属板コイル等の重量物を運搬したり貯蔵する際に用いられる物品載置用の台木に関し、特に重量物を積載できる軽量で耐久性・衛生性・洗浄性等に優れた台木に関する。
従来、鉄やアルミニウム等の金属薄板積重体や金属板コイル等の重量物を積載する台木として一般に木製の台木が使用されている。また、台木に積載された物品の上に載せて物品を保護する保護プレートとして従来ダンボール紙又はカートン紙が使用されている。木製の台木は損耗し易く木屑が積載物品に付着してしまうおそれがある。例えば積載物品が食品缶製造用のアルミニウムシートやスチールシート等の積重体である場合、物品に木屑が付着すると製造ラインに混入してしまうおそれがあるので、これを避けなければならない。また、木製の場合は、雨や湿気によって吸湿して黴や異臭が発生するおそれがあり、洗浄性にも欠け衛生性が要求されるような積載物品用としては適さないし、耐用年数が短く産業廃棄物を発生させ、環境及び木材資源の保護の点からも満足のいくものではない。また、天然木材に耐食性を持たせるためには、防腐・防蟻処理が必要であるが、積載物品によっては適用できない。さらに、長期保存の際、吸湿・乾燥による伸縮が発生し、寸法修正作業が必要となる等、メンテナンスが面倒である。また、木材の節から松ヤニが発生するため、台木製造に際しては節を避けなければならないので、材料の歩留まりが悪いという欠点もある。
これらの問題点を解決するのに、木製台木に代えて金属製台木の採用が考えられるが、金属製台木はそれ自体の重量が重く取り扱いが不便であり、且つ衝撃に対して積載物品を疵付け易く、しかも高価である等問題がある。そのため、従来、そのような問題点を解決するものとして、金属構造材と合成樹脂構造材との組合せ、又は金属構造材を合成樹脂で被覆して構成した複合台木が提案されている。(例えば、特許文献1、2参照)。さらに、ポリスチレン系樹脂を含む熱可塑性樹脂をマトリックス樹脂とした長繊維強化樹脂ペレットを原料として射出成形により形成された長繊維強化プラスチック製パレットが提供されている(特許文献3)
特許第3340854号掲載公報 特開昭48−97250号公報 特開平8−282664号公報
前記提案されている複合台木は、ゴミや埃が発生しにくく、且つ黴も発生し難いので、衛生性に優れ、衛生性が要求される食品分野の重量物の積載・運搬に有利であるが、合成樹脂との複合であるので、製造工程が複雑でコスト高になり、且つ金属と単体の場合と比べ一般に耐久性に欠ける欠点がある。また、従来の台木は、物品を載置して緊締バンドで台木と一体に緊締する場合、緊締バンドがずれ易く一定位置で正確に緊締するのが困難であった。また、特許文献3に示されたものは、衛生性等では上記要求を満足する材質であるが、射出成形による一体成形であるので、少量多品種生産の台木には実用的でない。
そこで、本考案は、従来の木製台木あるいは金属と合成樹脂の複合台木に代えて、耐久性があり、ゴミの発生や黴の発生がしにくく衛生性に優れ、しかも積載物品にも優しく、しかもガラス繊維強化プラスチックを原料とするものでありながら、一体成形によらず、木材と同様に加工して組立てることにより少量多品種であっても安価に製造できる台木を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の台木は、接地面となる脚材と物品載置面となる天板との組合せからなる台木であって、前記脚材及び天板が共にガラス繊維強化プラスチック発泡体で形成され、前記脚材に前記天板が固定され、前記脚材の前記天板と対向する面に緊締バンド通し穴が形成されていることを特徴とするものである。
前記ガラス繊維強化プラスチック発泡体としては、ガラス長繊維強化ウレタン樹脂発泡体が好適である。
本考案の台木によれば、ゴミや黴が発生しにくく衛生性に優れ、吸湿性がなく吸湿・乾燥による伸縮がなく寸法安定性に優れ、また汚れた場合は簡単に洗浄でき、且つ耐久性があり、しかも緊締バンドによる積載物の緊締が容易であり、且つ緊締バンドがずれることなく正確に安定して緊締できる。また、天然木材と同等以上の強度をもち,且つ強度変化も殆どなく、しかも加工性に優れ、安価に製造することができる。また、請求項2の考案によれば、本考案のガラス繊維強化プラスチック発泡体は、軽く、強く、腐食せず、且つ木材と同様に切断・釘打ち等が可能であり、加工性に優れており、脚材、天板を構成する長板をそれぞれ別々に成形して、一体に組立加工ができるので、上記特性を有する大小の台木を比較的安価に得ることができる。
図1は本考案の実施形態に係る台木の平面図であり、図2はその正面図、図3は側面図である。
本実施形態の台木1は、脚材2と天板3の組合わせからなり、図に示す実施形態では2本の脚材と3枚の長板状の天板で構成されているが、脚材と天板の寸法や本数はそれに限定されるものでなく、積載物品の大きさや重量よって異なる。脚材2及び天板3ともガラス繊維強化プラスチック発泡体で形成されている。プラスチック発泡体としては任意のプラスチック材料が採用可能であるが、ウレタン樹脂発泡体が軽量で加工性に優れており好ましい。そして、本実施形態で使用するガラス繊維強化ウレタン樹脂発泡体は、比重が0.4〜0.7であり、通常のガラス繊維強化プラスチック(FRP)の比重1.7〜2.1、あるいは硬質塩化ビニールの比重1.47と比べて特段に軽量であり、取り扱いが容易である。
脚材2は、図4に示すように、断面矩形材からなり、その頂面に所定幅の緊締バンド通し穴5が幅方向を横断して形成され、前記のようにガラス繊維強化プラスチック材料で一体成形されている。それにより、台木上に物品を載置して図5(b)に示すように緊締バンド10で緊締する場合、天板3の底面との間に緊締バンド10を通して物品を緊締できるようになっている。また、脚材2の両端上面に形成された端面凹部6は、天板との間に当板等を挿入する空間を確保するために形成されたものである。
天板3は、適宜幅の平板で構成され、脚材2と同質のガラス繊維強化プラスチック材料で一体成形されている。該天板は、本実施形態では図1に示すように天面全体を覆うように連続して配置してあるが、必ずしも連続して設ける必要はなく、天板3間に間隙が存在するように配置してもよい。以上のように別々に成形された脚材2と天板3とを組立てるときは木材と同様に釘打ちのみで固着してもよいが、接着剤と併用して両者を固着するのが望ましい。
縦横の平面積が770mm×850mmの大型台木を、ガラス長繊維強化硬質ウレタン樹脂発泡体で成形した長さ770mm、幅60mm、厚み60mmの脚材2本、長さ850mm、幅385mm、厚さ20mmの天板2本を使用して製造した。各材料の接合は、釘と接着剤の併用で行なった。このようにして製造した台木は、重量が9.1kgであった。該台木に重量1,000kgの金属板積重体を積載して保護板を被せて緊締バンドで緊締した状態で段積みして耐荷重試験を行った。その結果使用に耐え得ることを確認した。
本考案の台木は、重量物の運搬用あるいは段積み貯蔵用の台木として使用できるばかりでなく、軽量物品の運搬用あるいは段積み貯蔵用の台木としても利用でき、特に衛生性が要求される物品、また低温物品あるいは高温物品の運搬用あるいは段積み貯蔵用の台木として利用できる。
本考案の実施形態に係る台木の平面図である。 その正面図である。 その側面図である。 その脚材の斜視図である。 鉄板シート積重体を積載した使用状態を示し、(a)はその斜視図、(b)はそのA−A断面図である。
符号の説明
1 台木
2 脚材
3 天板
5 緊締バンド通し穴
6 端面凹部
8 保護プレート
10 緊締バンド

Claims (2)

  1. 接地面となる脚材と物品載置面となる天板との組合せからなる台木であって、前記脚材及び天板が共にガラス繊維強化プラスチック発泡体で形成され、前記脚材に前記天板が固定され、前記脚材の前記天板と対向する面に緊締バンド通し穴が形成されていることを特徴とする台木。
  2. 前記ガラス繊維強化プラスチック発泡体が、ガラス長繊維強化ウレタン樹脂発泡体である請求項1に記載の台木。
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