JP3102796U - 点字ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】 視覚障害者の誘導の他に、視覚健常者の誘導をすることもでき、足下を注意しながら歩行する視覚健常者が見落とすことなく誘導できると共に視覚健常者用の案内表示を整理することも可能になる点字ブロックを提供する。
【解決手段】 基板1の表面に視覚障害者誘導案内用の突起2を設けて点字ブロック本体3を形成し、点字ブロック本体3の表面に印刷表示4を施して点字ブロックAを形成する。点字ブロック本体3の表面に印刷表示4として案内表示を施すことによって、点字ブロックAを利用して視覚健常者用の案内表示をすることができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、駅の構内やプラットホームあるいは階段、歩道、その他公共施設の敷地や廊下などの床面に敷設される点字ブロックに関するものである。
点字ブロックは視覚障害者の歩行を誘導するために敷設されるものであり、正方形のプレートの上面に点状の突起を多数個突設して形成されるものと、平行なライン状の突起を複数本突設して形成されるものとを組み合わせて使用されている。そして視覚障害者は点字ブロックのこの点状の突起やライン状の突起を踏みながら歩くことによって、安全な方向に誘導されるようになっている。
一方、視覚健常者に対しては、各種の案内事項が記載された標示板や標識等を設置することによって、誘導を行なうことができる。これらの標示板や標識等は、天井から吊り下げたり、柱や壁面に取り付けたりすることによって設置されているが、遠くからでも視認できるように、一般的に高い位置に設置されている。
しかし、上記のように視覚健常者用の標示板や標識等が高い位置に設置されていると、視覚健常者が駅構内やプラットホーム、階段などを歩行する場合、足下を注意しながら歩くことが多く、特に高齢者や小児は階段などの段差で転倒するおそれがあるために下を向いて歩くことが多いので、標示板や標識等を見落とす可能性が大きいという問題があり、また高齢者など視力が弱い者や、小児のように背の低い者には高い位置にある標示板や標識等を見分けることが難しく、見過ごしてしまう可能性があるという問題もあった。
また、駅の構内の床面やプラットホームの床面に、行き先別ホーム案内、列車乗車位置案内、列車表示案内、優先座席表示案内、女性専用車両案内などを表示した案内シートを貼って、床面を利用して案内することも行なわれているが、床面の限られた面積にこのような各種の案内シートを貼ると、床面が繁雑になって景観を損なうという問題が生じるものであった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、視覚障害者の誘導の他に、視覚健常者の誘導をすることもでき、足下を注意しながら歩行する視覚健常者が見落とすことなく誘導できると共に視覚健常者用の案内表示を整理することも可能になる点字ブロックを提供することを目的とするものである。
本考案の請求項1に係る点字ブロックは、基板1の表面に視覚障害者誘導案内用の突起2を設けて点字ブロック本体3を形成し、点字ブロック本体3の表面に印刷表示4を施して成ることを特徴とするものである。
このように、点字ブロック本体3の表面に印刷表示4として案内表示を施すことによって、点字ブロックAを利用して視覚健常者用の案内表示をすることができる。従って、足下を注意しながら歩行する視覚健常者が見落とすようなことなく、点字ブロックAの印刷表示4で確実に誘導することができると共に、床面に貼る案内シート等の数を減らすなど視覚健常者用の案内表示を整理することも可能になる。
また請求項2の考案は、請求項1において、点字ブロック本体3を複数枚並べて配置した際に、各点字ブロック本体3に施された印刷表示4の集合で所定の表現がなされるように、点字ブロック本体3に印刷表示4が施されていることを特徴とするものである。
この考案によれば、複数枚の点字ブロックAの印刷表示4を集合させて一つのまとまった表現をすることができ、一枚の点字ブロックAでは表現できない複雑な案内等を行なうことが可能になる。
本考案によれば、点字ブロック本体3の表面に印刷表示4として案内表示を施すことによって、点字ブロックAを利用して視覚健常者用の案内表示をすることができるものであり、足下を注意しながら歩行する視覚健常者が見落とすようなことなく、点字ブロックAの印刷表示4で確実に誘導することができると共に、床面に貼る案内シート等の数を減らすなど視覚健常者用の案内表示を整理することも可能になるものである。
以下、本考案を実施するための最良の形態を説明する。
点字ブロックAは正方形の基板1の上面に視覚障害者誘導案内用の突起2を設けて形成される点字ブロック本体3からなるものであり、図1(a)の実施の形態では、突起2として円錐台形状乃至半球形状の点状突起2aを縦横規則配列で多数個突設するようにしてある。また図1(b)の実施の形態では、突起2としてライン状突起2bを複数本平行に突設するようにしてある。点字ブロック本体3はポリ塩化ビニール等の合成樹脂材など任意の材料で成形することができるものであり、そしてこの点字ブロック本体1の上面に各種の印刷表示4を施すことによって、点字ブロックAを形成することができるものである。
印刷表示4は文字、図形、記号を点字ブロック本体1の上面に印刷することによって施すことができるものであり、この印刷表示4の内容は任意であるが、例えば、図1(a)のように進行方向を示す矢印や、図1(b)のように行き先の表示など、視覚健常者が視覚で確認することができる案内表示として形成することができる。勿論、印刷表示4の内容はこのような案内表示のみに限定されるものではなく、写真や絵、図などであってもよく任意である。
ここで、印刷表示4は点字ブロック本体3の上面の任意の箇所に施すことができるが、突起2の上端面を除いた、基板1の突起2間の平面部、あるいはこの基板1の平面部及び突起2の側面に施すようにするのが好ましい。突起2の上端面は人の歩行によって摩滅し易くまた汚れ易いので、突起2の上端面にも印刷表示4を施しておくと、印刷表示4が部分的に薄れたり汚れたりして、印刷表示4が見苦しくなるおそれがあるからである。
また、点字ブロック本体3に印刷表示4を形成するにあたっては、図2に示すように、まず点字ブロック本体3の表面にプライマー塗料などのアンダーコート7を施す下地処理をし、このアンダーコート7の上からインキ等で印刷することによって印刷表示4を施し、さらにこの上に耐摩耗性や耐候性に優れた透明塗料などのトップコート8をコーティングして、印刷表示4をトップコート8で被覆するようにするのが好ましい。アンダーコート7によって点字ブロック本体1に対する印刷表示4の密着性を高めることができるものであり、またトップコート8で印刷表示4を保護して、印刷表示4が摩耗で消えたり汚れたりすることを防ぐことができるものである。
上記のように形成される点字ブロックAは、駅の構内やプラットホームあるいは階段、歩道、その他公共施設の敷地や廊下などの床面に粘着テープ等で貼り付けることによって、多数枚を連ねた状態で敷設して使用されるものであり、図1(a)の点状突起2aを設けた点字ブロックAと図1(b)のライン状突起2bを設けた点字ブロックAを組み合わせて使用されるものである。そして点字ブロックAのライン状突起2bはその長手方向に進行しても安全であることを、点状突起2aは前方注意を意味するものであり、視覚障害者は点字ブロックAのこの点状突起2aやライン状突起2bを踏んで足裏に感じながら、点字ブロックAの上を歩くことによって、安全な方向に誘導されるものである。
また点字ブロックAの上面には印刷表示4で行き先や方向などの案内表示がしてあるので、視覚健常者はこの印刷表示4による案内表示を見ながら、目的地へと歩行することができるものである。従って、駅構内やプラットホーム、階段などの狭い場所や段差のある場所を歩行する場合、足下を注意しながら歩くことが多く、特に高齢者や小児は階段などの段差で転倒するおそれがあるために下を向いて歩くことが多いが、点字ブロックAに施した印刷表示4は歩行する人の足の下に存在するので、下を向いて歩く人が案内表示を見落とすようなことがなくなるものである。また視覚健常者用の標示板や標識等が高い位置に設置されていると、高齢者など視力が弱い者や、小児のように背の低い者には表示を見分けることが難しく、見過ごしてしまい易いが、点字ブロックAに施した印刷表示4は歩行する人の直下に存在し、視力が弱い者や背の低い者にも容易に見分けることができ、案内表示を見過ごすようなことがなくなるものである。
このように点字ブロックAに印刷表示4で案内表示を設けることによって、点字ブロックAに視覚障害者を足の感触で誘導する機能の他に、視覚健常者を視覚で誘導する機能も付与することができるものである。従って、各種の案内事項が記載された標示板や標識等を天井や壁面等に設置するにあたって、点字ブロックAで案内することができるぶん、標示板や標識等の数を減らすことができ、コストを削減することが可能になると共に、標示板や標識等を整理して案内表示が繁雑にならないようにすることができるものである。特に、駅の構内の床面やプラットホームの床面の限られた面積に、行き先別ホーム案内、列車乗車位置案内、列車表示案内、優先座席表示案内、女性専用車両案内などの各種の案内シールが貼られており、床面が繁雑になって景観が損なわれるおそれがあるが、この案内の一部を点字ブロックAの印刷表示4で行なうことによって、案内シートの数を減らして整理することが可能になるものである。また、上記のように点字ブロックAに印刷表示4が設けてある結果、視覚健常者にはあまり注意が払われない点字ブロックAに、視覚健常者の注意が喚起されることになり、点字ブロックAの上に不注意でかばんや荷物等を置いてしまうようなことを未然に防ぐことができるものであり、点字ブロックAがかばんや荷物等で塞がれることを防止して視覚障害者の安全を確保することができるという副次的効果も期待することができるものである。
図3は本考案の他の実施の形態を示すものであり、点字ブロックAを複数枚並べて床面に配置した際に、上記のように点字ブロック本体1に施された各印刷表示4が連なることによって所定の表現がなされるようにしてあり、各点字ブロック本体1の印刷表示4はこの所定の表現の一部をなすように形成してある。例えば図3のように4枚の点字ブロックAを連ねて床面に設置するにあたって、この4枚の点字ブロックAに施した印刷表示4で「右側20m先トイレ」という表現をする場合、「右側20m先トイレ」の表示を4分割して、分割した表示を各点字ブロック本体1の上面に印刷表示4で施す。そしてこの4枚の点字ブロックAを並べて床面に敷設すると、各点字ブロック本体1に施した印刷表示4が連なって集合し、「右側20m先トイレ」という表現をすることができるものである。
このように、複数枚の点字ブロックAの印刷表示4を集合させて一つのまとまった表現をすることができるものである。従って、一枚の点字ブロックAの印刷表示4だけでは表現することができないような複雑な案内等を行なうことが可能になるものである。
本考案の実施の形態を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ平面図である。 同上の一部の拡大断面図である。 同上の他の実施の形態を示す平面図である。
符号の説明
A 点字ブロック
1 基板
2 突起
3 点字ブロック本体
4 印刷表示

Claims (2)

  1. 基板の表面に視覚障害者誘導案内用の突起を設けて点字ブロック本体を形成し、点字ブロック本体の表面に印刷表示を施して成ることを特徴とする点字ブロック。
  2. 点字ブロック本体を複数枚並べて配置した際に、各点字ブロック本体に施された印刷表示の集合で所定の表現がなされるように、点字ブロック本体に印刷表示が施されていることを特徴とする請求項1に記載の点字ブロック。
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