JP3102149B2 - クロック同期装置 - Google Patents

クロック同期装置

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JP3102149B2
JP3102149B2 JP04204808A JP20480892A JP3102149B2 JP 3102149 B2 JP3102149 B2 JP 3102149B2 JP 04204808 A JP04204808 A JP 04204808A JP 20480892 A JP20480892 A JP 20480892A JP 3102149 B2 JP3102149 B2 JP 3102149B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響機器において、例
えばAD変換器やDA変換器等、サンプリングクロック
を必要とする機器に用いるクロック同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のクロック同期装置を使用
した変換装置の構成を示している。図7において、10
1はアナログ信号入力端子であり、AD変換器102に
接続されている。AD変換器102の出力端子はディジ
タル信号出力端子103に接続されている。104は外
部から供給されるクロックの入力端子であり、位相比較
器105の一方の入力端子に接続され、位相比較器10
5の出力信号は電圧Vであり、電圧制御発振器106の
制御電圧入力端子に入力されている。電圧制御発振器1
06の出力端子は位相比較器105のもう一方の入力端
子に接続されているとともに、AD変換器104のサン
プリングクロック入力端子に接続されている。
【0003】次にその動作について説明する。図7にお
いて、クロック入力端子104に周波数finを持ったク
ロックが入力されると位相比較器105では次段の電圧
制御発振器106からフィードバックされた周波数fs
を持った信号との周波数位相比較が行われ、2つの周波
数finとfsとの差に応じて、図8に示すような、周波
数差に比例した電圧Vを出力する。電圧制御発振器10
6は、この電圧Vに比例した周波数を持った信号を出力
する。例えば、周波数fsが入力クロックの周波数fin
より高い場合、位相比較器105の出力電圧Vは減少
し、電圧制御発振器106の出力信号の周波数fsは低
くなる。一方、周波数fsが周波数finより低い場合、
位相比較器105の出力電圧Vは上昇し、電圧制御発振
器106の出力信号の周波数fsは高くなる。このよう
な作用により、電圧制御発振器106の出力信号の周波
数fsは、周波数finに集束し一致するようになり、A
D変換器102のサンプリングクロックを外部から入力
されたディジタル信号に同期させて動作させることがで
きる。
【0004】このように上記従来のクロック同期装置を
用いたAD変換装置でも外部から与えられるクロック信
号の周波数に同期してAD変換器を動作させることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、外部から与えられるクロックの周波数の
変化範囲が比較的広いような場合、電圧制御発振器10
6に水晶やリチウムタンタレート等を用いた安定度の高
い発振器を用いることができず、外部クロックのジッタ
が大きい場合、そのジッタが変換器等に入力されるサン
プリングクロックの安定度に影響を与え、変換精度の劣
化を招くという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、同期クロック出力の周波数を高精度、高安
定度のものにすることにより、外部クロックと同期して
動作させる場合、外部クロックのジッタによってサンプ
リングクロックが不安定となり変換器等の変換精度が悪
化しない優れたクロック同期装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第1の手段として、まず基準クロックを発
振する周波数安定度の高い高安定度電圧制御発振器と、
第1の位相比較器である基準クロック位相比較器と、通
常の電圧制御発振器と、計数器であるn進カウンタとを
備え、基準クロック位相比較器の一方の入力端子に高安
定度電圧制御発振器の出力信号を入力し、基準クロック
位相比較器の出力信号を通常の電圧制御発振器の制御入
力端子に入力し、その電圧制御発振器の出力信号を、ク
ロック同期装置の出力信号とするとともに、n進カウン
タによってn分周して基準クロック位相比較器のもう一
方の入力端子に入力する。さらに第2の位相比較器であ
る外部クロック位相比較器とその出力電圧によって分周
比nを制御する可逆計数器であるアップダウンカウンタ
とを備え、外部クロック位相比較器の一方の入力端子に
は通常の電圧制御発振器の出力信号を、もう一方の入力
端子には外部クロック入力端子から入力された同期すべ
き外部クロックを入力し、外部クロック位相比較器の出
力信号を、高安定度電圧制御発振器の制御入力端子とア
ップダウンカウンタの計数の増減を制御する入力端子に
入力し、外部クロック入力に対し通常の電圧制御発振器
の発振周波数が大きい場合には、n進カウンタの計数を
減少させることによって、高安定度電圧制御発振器の発
振周波数を微調整させ、外部クロック入力に対し通常の
電圧制御発振器の発振周波数が小さい場合には、n進カ
ウンタの計数を増加させ、高安定度電圧制御発振器の発
振周波数を微調整するようにしたものである。
【0008】さらに本発明は上記目的を達成するため
に、第2の手段として、第1の手段に加えて、分周比設
定器と、n進カウンタへの入力信号をアップダウンカウ
ンタの出力信号からこの分周比設定器の出力信号へ切換
える分周比切換スイッチと、定電圧源と、高安定度電圧
制御発振器の制御入力端子へ接続するものを外部クロッ
ク位相比較器の出力端子からこの定電圧源の出力端子へ
切換える電源切換スイッチとを備え、外部クロック入力
を使用しない場合には、分周比切換スイッチにより分周
比設定器による設定値をn進カウンタに接続するととも
に、定電圧源の出力電圧を高安定度電圧制御発振器の制
御入力端子へ入力することによって、同期クロックを発
生するようにしたものである。
【0009】さらに本発明は上記目的を達成するため
に、第3の手段として、第1の手段に加えて、n進カウ
ンタの入力端子に接続されたデコーダと、そのデコーダ
の出力信号によって数値または文字を表示する表示器を
備え、n進カウンタに与えられる計数値に応じた数値ま
たは文字を表示するようにしたものである。
【0010】
【作用】したがって、本発明によれば、第1の手段によ
り、外部クロックへの同期がまず、基準クロック位相比
較器と通常の電圧制御発振器とn進カウンタによって粗
調が行われるので、幅広い入力信号に対しての同期がな
される。また、外部クロックとの同期は、さらに外部ク
ロック位相比較器と高安定度電圧制御発振器により微調
が行われるので、クロック同期装置は安定度が高く、ジ
ッタの少ない同期クロックを出力する。
【0011】また、本発明によれば、第2の手段によ
り、外部クロックとの同期が不要な場合、切換スイッチ
によって、分周比設定器からのクロックと、定電圧源か
らの基準電圧を使用するように切換えられるので、第1
の手段によるものと同様に、クロック同期装置は広い周
波数変化幅を持ち、安定度が高く、ジッタの少ない同期
クロックを出力する。
【0012】また、本発明によれば、第3の手段によ
り、n進カウンタに与えられる計数は同期クロック出力
の周波数に比例関係にあるので、与えられる周波数また
はそれに対応する文字を表示する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を、図2
はその動作を、図3はその応用例の1つの構成を示すも
のである。
【0014】図1において、1は高安定度電圧制御発振
器であり、発振周波数をfrとする。高安定度電圧制御
発振器1は±Δfの周波数可変範囲をもっている。2は
基準クロック位相比較器、3は電圧制御発振器、4は同
期クロック出力端子、5はn進カウンタ(計数器)、6
は外部クロック位相比較器、7はアップダウンカウンタ
(可逆計数器)、8は外部クロック入力端子である。高
安定度電圧制御発振器1の出力信号は基準クロック位相
比較器2の一方の入力端子に入力されている。基準クロ
ック位相比較器2の出力信号は電圧制御発振器3に入力
され、電圧制御発振器3の出力信号は同期クロック出力
端子4を通じて本装置の出力信号となっている。電圧制
御発振器3の出力信号はさらに、外部クロック位相比較
器6の一方の入力端子と、計数手段であるn進カウンタ
5の入力端子に入力されている。外部クロック位相比較
器6のもう一方の入力端子は外部クロック入力端子8に
接続されており、周波数finの外部クロックが入力され
る。n進カウンタ5には、アップダウンカウンタ7の出
力信号も接続され、アップダウンカウンタ7の出力信号
により計数値nが与えられ、n分周を行っている。n進
カウンタ5の分周出力信号は基準クロック位相比較器2
のもう一方の入力端子に入力されている。このようにし
て、符号1〜7で表される各ブロックは外部クロックに
同期する位相同期ループを構成し、これがクロック同期
装置となっている。
【0015】次に上記第1の実施例の動作について図2
を用いて説明する。図2において、横軸は2つの周波数
rとfcとの差を、縦軸は高安定度電圧制御発振器1の
出力電圧をそれぞれ示すものである。図1において、ま
ず高安定度電圧制御発振器1が周波数frを持ったクロ
ックを出力すると、n進カウンタ5の出力信号である周
波数fcを持ったクロックとの周波数比較が行われ、図
2に示すように2つの入力信号の周波数の差(fr
c)に応じた出力電圧が生じる。電圧制御発振器3で
はこの基準クロック位相比較器2の出力電圧に比例した
周波数fvcoを持ったクロックが出力される。n進カウ
ンタ5はfvcoをn分周して周波数fcをもったクロック
を出力する。この構成の持つフィードバックループの作
用により、電圧制御発振器3の出力信号の周波数fvco
はfrとfcが同じ値になるように設定される。すなわ
ち、例えばfr>fcの場合、基準クロック位相比較器2
の出力電圧が上昇するため、電圧制御発振器3の発振周
波数fvcoが上昇する。fcはfvc oに比例関係にあるた
め、n進カウンタ5の出力周波数は高くなり、frとfc
の差は小さくなる。frとfcが一致する場合、fc
(1/n)・fvcoの関係が成り立つので、電圧制御発
振器3の出力周波数fvcoはn・frとなる。
【0016】一方、外部クロック位相比較器6では、外
部クロック入力端子8から入力された周波数finを持っ
た外部クロックと周波数n・frを持った電圧制御発振
器3の出力信号との周波数の比較が行われる。アップダ
ウンカウンタ7では、外部クロック位相比較器6にてf
in<n・frの関係が成立した場合はカウント値nを減
じ、また外部クロック位相比較器6にてn・fr>fin
の関係が成立した場合はカウント値nを増加させる。こ
の動作によりn・frの値はfinに集束し、(n−1)
・fr≦fin≦n・frの関係が成り立つようになる。さ
らに、高安定度電圧制御発振器1では外部クロック位相
比較器6の電圧出力に比例して、発振周波数frを±Δ
fだけ微増微減させる。このような動作により電圧制御
発振器3の発振周波数は、外部クロックの周波数に一致
するようになる。
【0017】図3は上記第1の実施例によるクロック同
期装置の応用の一例として、AD変換器のサンプリング
クロックとして同期クロック出力信号を用いた場合の構
成を示している。9はAD変換器であり、同期クロック
出力端子4はAD変換器9のサンプリングクロック入力
端子に接続されて、クロック同期装置による同期がとら
れている。
【0018】高安定度電圧制御発振器1に水晶振動子や
リチウムタンタレート等を用いた安定度の高い発振器を
用いた場合、電圧制御発振器3の発振周波数は高安定度
電圧制御発振器1の発振周波数にロックしているので、
周波数安定度の高い電圧制御発振器3の出力信号が得ら
れるようになる。
【0019】このように、上記第1の実施例であるクロ
ック同期装置によれば、以下の効果が得られる。 (1)外部クロックへの同期が、まず基準クロック位相
比較器2と電圧制御発振器3とn進カウンタ5によって
粗調が行われるため、幅広い周波数のクロック入力に対
しての同期が可能になる。 (2)外部クロックとの同期は、さらに外部クロック位
相比較器6と高安定度電圧制御発振器1により微調が行
われるため、高安定度電圧制御発振器1により、ジッタ
の少ないクロック出力を得ることができる。例えばAD
変換器やDA変換器等に用いた場合、幅広い入力信号に
対して同期する変換を行える。また、ジッタの少ないク
ロックがこれら変換器のサンプリングクロックとして与
えられるため、変換精度を常に非常に高く保つことがで
きる。
【0020】図4は本発明の第2の実施例の構成を示す
ものである。図4において、符号1〜8に示す各ブロッ
クは図1に示す第1の実施例における各ブロックと同一
名称と同一機能を有するものであるので、説明を省略す
る。図4において、10は分周比切換スイッチ、11は
分周比設定器である。分周比切換スイッチ10はn進カ
ウンタ5の分周比をアップダウンカウンタ7によって決
めるか、分周比設定器11によって与えられる計数値n
にするかを選択する。12は電源切換スイッチ、13は
定電圧源である。電源切換スイッチ12は、高安定度電
圧制御発振器1に印加される制御電圧源を外部クロック
位相比較器6の出力電圧とするか、定電圧源13とする
かを選択する。分周比切換スイッチ10と電源切換スイ
ッチ12とは連動するようになっており、同時に切換え
が行われる。また、これら2つのスイッチの素子は、例
えばアナログスイッチのような半導体素子による切換手
段であってもよい。
【0021】次に上記第2の実施例の動作について説明
する。クロック同期装置では外部クロックを使用しない
場合もある。このような場合、外部クロックに代わって
n進カウンタ5の分周比を固定的に決める必要がある。
そこで、n進カウンタ5の入力信号は、分周比切換スイ
ッチ10を操作することによってアップダウンカウンタ
7から分周比設定器11へ切換えることによって電圧制
御発振器3の発振周波数を決定する計数値nを与えるよ
うになっている。また、外部クロックを使用しない場合
には高安定度電圧制御発振器1の発振周波数を一定にす
るために、電源切換スイッチ12を操作して高安定度電
圧制御発振器1に加えられる制御電圧を外部クロック位
相比較器6の出力電圧から定電圧源13の出力電圧に切
り換えるようになっている。
【0022】したがって、上記第2の実施例であるクロ
ック同期装置によれば、第1の実施例による効果に加え
て、外部クロックとの同期が不要な場合でも、分周比切
換スイッチ10および電源切換スイッチ12を操作する
ことによって、広い周波数変化幅を持ち、かつ安定度の
高いサンプリングクロックを得ることができるので、例
えばAD変換器やDA変換器に用いた場合、幅広い入力
信号に対して同期する変換が行え、また、ジッタの少な
いクロックがこれら変換器のサンプリングクロックとし
て与えられるため、変換精度を常に非常に高く保つこと
ができるという効果がある。
【0023】図5は、本発明の第3の実施例の構成を示
すものである。図5において、符号1〜8に示す各ブロ
ックは図1に示す第1の実施例における各ブロックと同
一名称と同一機能を有するものであるので、説明を省略
する。図5において、14はデコーダ、15は表示器で
ある。デコーダ14はアップダウンカウンタ7の計数値
を取り出し、表示器15に計数値を表示させている。表
示器15は、複数セグメントを有するもの、ドットマト
リクスあるいはCRT等、数字や文字の表示が可能な素
子である。
【0024】次に上記第3の実施例の動作について説明
する。高安定度電圧制御発振器1の発振周波数の変化幅
が比較的小さい場合、電圧制御発振器3の発振周波数は
n進カウンタ5における計数値nと比例関係にある。デ
コーダ14においてn・frの演算を行う。したがっ
て、サンプリング周波数である電圧制御発振器3の発振
周波数が表示器15に表示される。
【0025】したがって、第3の実施例であるクロック
同期装置によれば、上記第1の実施例による効果に加え
て、n進カウンタ5に与えられる計数は、サンプリング
クロック出力の周波数に比例関係にあるため、外部から
与えられるサンプリング周波数の表示が、デコーダ14
および表示器15によって可能になるという効果があ
る。
【0026】図6は、本発明の第4の実施例の構成を示
すものである。図6において、各符号にて示す各構成要
素は図4および図5にそれぞれ示す第2および第3の実
施例における各構成要素と同一名称と同一機能を有する
ものであるので、説明を省略する。
【0027】次に上記第4の実施例の動作について説明
する。図6において、外部クロックを使用しない場合、
外部クロックに代わってn進カウンタ5の分周比を固定
的に決めるために、n進カウンタ5の入力信号を、分周
比切換スイッチ10を操作することによってアップダウ
ンカウンタ7から分周比設定器11へ切換えることによ
って電圧制御発振器3の発振周波数を決定する計数値n
を与え、また、高安定度電圧制御発振器1の発振周波数
を一定にするために、電源切換スイッチ12を操作して
高安定度電圧制御発振器1に加えられる制御電圧を外部
クロック位相比較器6の出力電圧から定電圧源13の出
力電圧に切り換えた場合でも、表示器15はデコーダ1
4によって、n進カウンタ5の入力端子における周波数
を表示する。
【0028】したがって、第4の実施例であるクロック
同期装置によれば、上記第2の実施例による効果に加え
て、外部クロックとの同期が不要な場合も、n進カウン
タ5に与えられる計数値は、サンプリングクロック出力
の周波数に比例関係にあるため、設定中のサンプリング
周波数の表示が、デコーダ14および表示器15によっ
て可能になるという効果がある。
【0029】なお、第3または第4の実施例において、
デコーダ14の中あるいは別のブロックとして、デコー
ダ14が演算した結果の数値を文字を表すコードに変換
する機能を付加すれば、演算した周波数に対応する文字
を、例えば周波数が44.1kHzの場合には「CD」
と、48kHzの場合には「DAT」というように表示器
15に表示が可能となり、使用者の便に供するところが
多くなる。
【0030】
【発明の効果】本発明は上記第1の実施例により明らか
なように、下記の効果を有す。 (1)外部クロックへの同期が、まず第1の位相比較器
と電圧制御発振器と計数器によって粗調整が行われるた
め、クロック同期装置の出力をサンプリングクロックと
する機器において、幅広い周波数の外部クロック入力に
対しての同期が可能になる。 (2)外部クロックとの同期は、さらに第2の位相比較
器と高安定度電圧制御発振器により微調整が行われるた
め、高安定度電圧制御発振器により、ジッタの少ないク
ロック出力を得ることができる。 (3)クロック同期装置を例えばAD変換器やDA変換
器等に用いた場合、幅広い入力信号に対して同期する変
換を行える。また、ジッタの少ないクロックがこれら変
換器のサンプリングクロックとして与えられるため、変
換精度を常に非常に高く保つことができる。
【0031】また、本発明によれば上記第2の実施例に
より明らかなように、第1の実施例による効果に加え
て、外部クロックとの同期が不要な場合でも、第1およ
び第2の切換手段を操作することにより、広い周波数変
化幅を持ち、かつ安定度の高いサンプリングクロックを
得ることができるという効果を有する。
【0032】また、本発明によれば上記第3および第4
の実施例により明らかなように、デコーダと表示器を有
しているので、外部クロックが必要な場合でも、外部ク
ロックとの同期が不要な場合でも、サンプリングクロッ
ク出力の周波数あるいはその周波数に対応する文字が表
示できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるクロック同期装
置の概略ブロック図
【図2】同クロック同期装置における位相比較器の入出
力特性図
【図3】同クロック同期装置をAD変換装置に用いた場
合の概略ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例におけるクロック同期装
置の概略ブロック図
【図5】本発明の第3の実施例におけるクロック同期装
置の概略ブロック図
【図6】本発明の第4の実施例におけるクロック同期装
置の概略ブロック図
【図7】従来のクロック同期装置の概略ブロック図
【図8】同クロック同期装置における位相比較器の入出
力特性図
【符号の説明】
1 高安定度電圧制御発振器 2 基準クロック位相比較器(第1の位相比較器) 3 電圧制御発振器 4 同期クロック出力端子 5 n進カウンタ(計数器) 6 外部クロック位相比較器(第2の位相比較器) 7 アップダウンカウンタ(可逆計数器) 8 外部クロック入力端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準クロックを発振する高安定度電圧制御
    発振器と、その高安定度電圧制御発振器の出力信号が一
    方の入力端子に入力される第1の位相比較器と、その第
    1の位相比較器の出力電圧が制御端子に入力される電圧
    制御発振器と、その電圧制御発振器の出力信号が一方の
    入力端子に入力され出力電圧が前記高安定度電圧制御発
    振器の制御端子へ入力される第2の位相比較器と、その
    第2の位相比較器の他の一方の入力端子に接続されて外
    部クロックを入力する外部クロック入力端子と、前記電
    圧制御発振器の出力信号を入力して分周を行いその出力
    信号を前記第1の位相比較器の他の一方の入力端子に入
    力する計数器と、その計数器に対して前記第2の位相比
    較器の出力電圧によって表される前記高安定度電圧制御
    発振器の出力信号の周波数と前記外部クロックの周波数
    とを比較した結果を前記計数器へ入力して前記計数器に
    おける分周比を制御する可逆計数器と、前記電圧制御発
    振器の出力端子に接続されて同期クロックを出力する同
    期クロック出力端子とを備えたクロック同期装置。
  2. 【請求項2】計数器における分周比を設定する分周比設
    定器と、前記計数器における分周比を制御する入力信号
    を可逆計数器から前記分周比設定器へ切換える第1の切
    換手段と、高安定度電圧制御発振器の発振周波数を制御
    する電圧を発生する定電圧源と、前記高安定度電圧制御
    発振器の発振周波数を制御する電圧を第2の位相比較器
    の出力電圧から前記定電圧源の出力電圧に切換える第2
    の切換手段とを設けた請求項1記載のクロック同期装
    置。
  3. 【請求項3】計数器における分周比を制御する信号を入
    力するデコーダと、そのデコーダの出力信号によって前
    記計数器に与えられる計数値に応じた数値を表示する表
    示器とを設けた請求項1または2記載のクロック同期装
    置。
  4. 【請求項4】計数値に応じた数値にあらかじめ定められ
    た規則によって対応する文字を表示するようにした請求
    項3記載のクロック同期装置。
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