JP3101144U - 電気泳動ゲル切り出し器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ハンディーで携帯性に優れ、電気泳動ゲルの任意位置からの自由な切り出しが可能であり、使い勝手がよく、コストも低廉な電気泳動ゲル切り出し器具を提供すること。
【解決手段】 電気泳動ゲルAから標本を切り出す電気泳動ゲル切り出し器具1において、電気泳動ゲルAに押し込んで空所5に電気泳動ゲルAを切り出す切り出しノズル4と、この切り出しノズル4の前記空所5から電気泳動ゲルAを押し出すプラグ6とを有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 電気泳動ゲルAから標本を切り出す電気泳動ゲル切り出し器具1において、電気泳動ゲルAに押し込んで空所5に電気泳動ゲルAを切り出す切り出しノズル4と、この切り出しノズル4の前記空所5から電気泳動ゲルAを押し出すプラグ6とを有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本考案は、電気泳動ゲル切り出し器具に係り、特にハンディー型で、電気泳動ゲルを任意位置において自由に切り出すのに好適な電気泳動ゲル切り出し器具に関する。
一般に、電気泳動ゲルはタンパク質や核酸(DNA)等の分析を行うために広く利用されている。
電気泳動装置による電気泳動処理を受けて形成された電気泳動ゲルは、その後の分析や観察等の目的に対応して所定の大きさに切り出される。
従来より、この電気泳動ゲルの切り出しには各種の提案がなされている。
例えば、カッターナイフにより電気泳動ゲルを薄くスライスしていた。
しかしながら、その薄くスライスする従来方法においてはサイズが大きな電気泳動ゲルを切断することが難しい等の不都合があった。この不都合を解消するために、特許文献1においては、電気泳動ゲルをゲル載置台上の一対のガイド壁体の間に載置し、更に一対のストッパ体によって電気泳動ゲルを挟圧された状態で所定切断位置に固定し、切断具であるワイヤをガイド壁体に形成された挿通溝に沿って移動させて電気泳動ゲルを切断することを提案している。
しかしながら、前記実用新案登録文献1の装置においては、構成が複雑であり、携帯性に劣り、電気泳動ゲルの任意位置からの自由な切り出しが不可能であり、使い勝手が悪いという問題点があった。
本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ハンディーで携帯性に優れ、電気泳動ゲルの任意位置からの自由な切り出しが可能であり、使い勝手がよく、コストも低廉な電気泳動ゲル切り出し器具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本考案の電気泳動ゲル切り出し器具は、電気泳動ゲルから標本を切り出す電気泳動ゲル切り出し器具において、電気泳動ゲルに押し込んで空所に電気泳動ゲルを切り出す切り出しノズルと、この切り出しノズルの前記空所から電気泳動ゲルを押し出すプラグとを有していることを特徴とする。このように構成されている本考案の電気泳動ゲル切り出し器具によれば、切り出しノズルを電気泳動ゲルの任意位置の切り出し位置に合わせて厚さ方向に押し込むことによりノズルの空所内に目的物の含まれた電気泳動ゲルが取り込まれ、切り出しノズルを電気泳動ゲルから取り出し、その後にプラグを押し込んで前記空所内の電気泳動ゲルを外部に押し出すことにより断面が切り出しノズルの形状の電気泳動ゲルの切り出しが行われる。
また、前記切り出しノズルをシリンダの先端部に固着し、前記プラグを前記シリンダ内に進退自在に挿通されているプランジャの先端部に固着するとよい。これにより、前記シリンダを手に把持してハンディーに取り扱うことができ、携帯性に優れ、しかもシリンダを握り、プランジャを押し込むことにより簡単に切り出しノズルから電気泳動ゲルを外部に押し出すことができる。
また、前記切り出しノズルをシリンダの先端部に着脱自在に固着し、前記プラグを前記プランジャの先端部に着脱に固着するとより。これにより切り出しノズルとプラグの組み合わせを簡単に変更することができ、また、各部の洗浄も容易となる。
また、前記切り出しノズルの空所と前記プラグとの組み合わせは少なくとも1組とするとよい。これにより、電気泳動ゲルの切り出しサイズや切り出し数等を分析目的に対応したものを予め用意して、迅速に目的の電気泳動ゲルの切り出しを行うことができる。
また、前記ゲル切り出し器具の先端部を視認性のよい透明に形成するとよい。これにより切り出す電気泳動ゲルを確実に目視して正確に所定位置の電気泳動ゲルの切り出しを行うことができる。
本考案の電気泳動ゲル切り出し器具はこのように構成され作用するものであるから、ハンディーで携帯性に優れ、電気泳動ゲルの任意位置からの自由な切り出しが可能であり、使い勝手がよく、コストも低廉となる等の極めて優れた効果を奏することができる。
以下、本考案の実施の形態を図1および図2について説明する。
図1および図2は本考案の1実施形態を示す。
本実施形態の電気泳動ゲル切り出し器具1は、人が片手で握ることができる程度の長さのシンリンダ2と、このシリンダ2内に進退自在に挿通されているプランジャ3とを有している。一方のシリンダ2の先端(図1の左端)には、電気泳動ゲルA(図2参照)に先端部を押し込んで空所5に電気泳動ゲルAを切り出す切り出しノズル4が着脱自在に装着されている。他方のプランジャ3の先端(図1の左端)には、切り出しノズル4の空所5から電気泳動ゲルAを押し出すプラグ6が着脱自在に装着されている。
更に説明すると、切り出しノズル4は断面が長方形状の空所5を形成するように外面が先細の略四角錐筒状に形成されており、後端側にシリンダ2の最先端部に環状に形成されているノズル取り付け凹部8に弾力的(クリック的)にワンタッチで着脱される一対の取り付け部7、7が形成されている。一対の取り付け部7、7は長方形の空所5の各長辺側に連続するように形成されている。一対の取り付け部7、7の後端面にはそれぞれ突起7a、7aが突設されていて、凹部8の奥面に開設されている小凹所8a、8aに挿入されてノズル4の回転止めをしている。プラグ6は空所5の内側に丁度遊挿される長方形断面を有するT字形の押圧部9を有しており、押圧部9の後端側に連続形成されている円柱状の基端部10に形成されている雌ねじ部11をもってプランジャ3の先端部の雄ねじ部12に着脱されるようになっている。押圧部9の先端面は前方に向けて蒲鉾状に凸状とされており、電気泳動ゲルAが先端面に密着することを防止して、切り出された電気泳動ゲルAが当該先端面よりすぐに離れるようにされている。プラグ6は、先端側の押圧部9を切り出しノズル4の空所5内に収容され、後端側の基端部10をシリンダ2のノズル取り付け凹部8の奥側に形成されているプラグ収容部13内に収容される。シリンダ2のプラグ収容部13の奥側にはプランジャ3を挿通するプランジャ挿通孔14と、プランジャ挿通孔14より内径が大径のばね室15が順に形成されている。プランジャ3は後端部にヘッド部16が形成されており、外部に遊挿されているコイルばね17をばね室15に入るようにして装着される。シリンダ2、プランジャ3、切り出しノズル4およびプラグ6をアクリル樹脂等の透明素材によって形成して視認性を向上させてもよいし、さびのないステンレス等の金属によって形成してもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の電気泳動ゲル切り出し器具1を組み立てる場合には、切り出しノズル4の空所5内にプラグ6の押圧部9を挿入した状態でプラグ6の基端部10をシリンダ2のプラグ収容部13に挿入し、続いて切り出しノズル4の一対の取り付け部7、7をシリンダ2のノズル取り付け凹部8内にクリック的に押し込む。次に、シリンダ2の後端側からコイルばね17を遊挿したプランジャ3をばね室15、プランジャ挿通孔14の順に挿入して、プランジャ3の雄ねじ部12をプラグ6の雌ねじ部11に螺入させて組立を終了する。これにより、コイルばね17の弾力により、プランジャ3が後端側に戻され、プラグ6の基端部10がプラグ収容部13の奥面に当接して、押圧部9をノズル4の空所5内に引き込めた状態で止められる。切り出しノズル4とプラグ6とを交換する場合には、組立手順と逆の分解と組立を繰り返すことにより簡単に行うことができる。
本実施形態の電気泳動ゲル切り出し器具1によって電気泳動ゲルAを切り出すには、図2に示すように、ゲル載置台Bに載置された電気泳動ゲルAに対して、シリンダ2を手で把持し、プラグ6を奥に戻した状態で、切り出しノズル4の先端部を電気泳動ゲルAの任意位置の切り出し位置に合わせて厚さ方向(図2の下方)に押し込むことにより切り出しノズル4の空所5内に電気泳動ゲルAを取り込む。この際に、電気泳動ゲル切り出し器具1を透明に形成すると、切り出し位置を確実に目視して正確に所定位置の電気泳動ゲルAの切り出しを行うことができる。続いて、切り出しノズル4を電気泳動ゲルAから持ち上げることにより電気泳動ゲルAから取り出して、所定位置の電気泳動ゲルAを標本として分離する。その後、例えば親指で、プランジャ3のヘッド16をコイルばね17の弾力に抗して押して、プラグ6を先端側に向けて押し込んで空所5内の電気泳動ゲルAを切り出しノズル4の外部に押し出すことにより、断面が切り出しノズル4の空所5の長方形形状の電気泳動ゲルAの切り出しが終了する。
なお、切り出しノズル4による切り出しは、電気泳動ゲルAの切り出しサイズや切り出し数等を分析目的等に対応したものを予め用意して、迅速に目的の電気泳動ゲルAの切り出しを行うようにするとよい。例えば、切り出しノズル4の断面形状は、3mm×1mm、3mm×2mm等の種々のものとすることができ、更に、前記実施形態においては1個の電気泳動ゲルAを切り出すものであるが、2個以上の電気泳動ゲルを並列して同時に切り出すように形成してもよい。
なお、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。
1 電気泳動ゲル切り出し器具
2 シリンダ
3 プランジャ
4 切り出しノズル
5 空所
6 プラグ
A 電気泳動ゲル
2 シリンダ
3 プランジャ
4 切り出しノズル
5 空所
6 プラグ
A 電気泳動ゲル
Claims (5)
- 電気泳動ゲルから標本を切り出す電気泳動ゲル切り出し器具において、電気泳動ゲルに押し込んで空所に電気泳動ゲルを切り出す切り出しノズルと、この切り出しノズルの前記空所から電気泳動ゲルを押し出すプラグとを有していることを特徴とする電気泳動ゲル切り出し器具。
- 前記切り出しノズルはシリンダの先端部に固着され、前記プラグは前記シリンダ内に進退自在に挿通されているプランジャの先端部に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動ゲル切り出し器具。
- 前記切り出しノズルはシリンダの先端部に着脱自在に固着され、前記プラグは前記プランジャの先端部に着脱自在に固着されていることを特徴とする請求項2に記載の電気泳動ゲル切り出し器具。
- 前記切り出しノズルの空所と前記プラグとの組み合わせは少なくとも1組であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電気泳動ゲル切り出し器具。
- 前記ゲル切り出し器具の先端部は視認性のよい透明に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電気泳動ゲル切り出し器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271925U JP3101144U (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 電気泳動ゲル切り出し器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003271925U JP3101144U (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 電気泳動ゲル切り出し器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3101144U true JP3101144U (ja) | 2004-06-03 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003271925U Expired - Fee Related JP3101144U (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 電気泳動ゲル切り出し器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3101144U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011510A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Nikkyo Technos Co., Ltd. | 試料採取具 |
-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003271925U patent/JP3101144U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006011510A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Nikkyo Technos Co., Ltd. | 試料採取具 |
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