JP3100416B2 - ムース状潤滑剤 - Google Patents
ムース状潤滑剤Info
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- JP3100416B2 JP3100416B2 JP7912091A JP7912091A JP3100416B2 JP 3100416 B2 JP3100416 B2 JP 3100416B2 JP 7912091 A JP7912091 A JP 7912091A JP 7912091 A JP7912091 A JP 7912091A JP 3100416 B2 JP3100416 B2 JP 3100416B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑剤に関するもの
で、更に詳しくは主として***時の潤滑性及び腟の乾燥
防止をするムース状潤滑剤である。
で、更に詳しくは主として***時の潤滑性及び腟の乾燥
防止をするムース状潤滑剤である。
【０００２】
【従来の技術】従来、潤滑剤としては水溶性（液状）か
或いは半固体状（ゼリー状）のものであった。
或いは半固体状（ゼリー状）のものであった。
【０００３】
【解決しようとする課題】したがって容器やチューブに
充填されており、使用に際して必要量以上の取出しが多
く塗布量が多くなると共に、その塗布も直接、塗布する
ことが出来ず、取り出す手と受け取る手との両手を使用
しなければならず、その受け取った側の手で塗布しなけ
ればならなかった。
充填されており、使用に際して必要量以上の取出しが多
く塗布量が多くなると共に、その塗布も直接、塗布する
ことが出来ず、取り出す手と受け取る手との両手を使用
しなければならず、その受け取った側の手で塗布しなけ
ればならなかった。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
ので、見掛け状の量は多くなるが実際には少量でその効
果が得られかつ手で受け取ることなく、直接塗布出来る
ものを提供せんとするものである。
ので、見掛け状の量は多くなるが実際には少量でその効
果が得られかつ手で受け取ることなく、直接塗布出来る
ものを提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決する手段】本発明は上記課題を解決するた
めになされたものであり、その手段はポリアクリルアミ
ドを主成分とし、グリセリンおよびビタミンＥ（dl−α
−トコフェロール）、起泡安定剤を添加し炭酸ガスと混
合してムース状としたものである。
めになされたものであり、その手段はポリアクリルアミ
ドを主成分とし、グリセリンおよびビタミンＥ（dl−α
−トコフェロール）、起泡安定剤を添加し炭酸ガスと混
合してムース状としたものである。
【０００６】
【作用】ポリアクリルアミドを使用することにより、い
っそう潤滑性を増し、グリセリンにより、潤滑剤の保湿
性を増し、皮膚に対しても湿潤作用がある。又、ビタミ
ンＥ（dl−α−トコフェロール）によって酸化防止効果
とともに生殖腺に対する賦活作用及び人体粘膜の保護作
用がある。さらに、炭酸ガスと混合するためムース状と
なる。
っそう潤滑性を増し、グリセリンにより、潤滑剤の保湿
性を増し、皮膚に対しても湿潤作用がある。又、ビタミ
ンＥ（dl−α−トコフェロール）によって酸化防止効果
とともに生殖腺に対する賦活作用及び人体粘膜の保護作
用がある。さらに、炭酸ガスと混合するためムース状と
なる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施の一例について説明すると、防
腐剤としての作用をもつ粉状のメチルパラベンおよび粒
状をこまかく粉状につぶしたプロピルパラベンとビタミ
ンＥ、起泡安定剤としての界面活性剤とを溶解せしめた
グリセリンを、水にポリアクリルアミドを加えながら撹
拌して溶解させたものに混合撹拌する。
腐剤としての作用をもつ粉状のメチルパラベンおよび粒
状をこまかく粉状につぶしたプロピルパラベンとビタミ
ンＥ、起泡安定剤としての界面活性剤とを溶解せしめた
グリセリンを、水にポリアクリルアミドを加えながら撹
拌して溶解させたものに混合撹拌する。
【０００８】水は精製水を用いポリアクリルアミドを溶
解及び稀釈するためのものであり水分量は全体の80〜98
％で主成分となる。
解及び稀釈するためのものであり水分量は全体の80〜98
％で主成分となる。
【０００９】ポリアクリルアミドはアクリルアミド（モ
ノマー）を原料とするノニオン系の高分子凝集剤であ
り、溶液粘度はその濃度を変えることにより、変化させ
ることが出来、 0.5〜 5.0％程度を添加する。
ノマー）を原料とするノニオン系の高分子凝集剤であ
り、溶液粘度はその濃度を変えることにより、変化させ
ることが出来、 0.5〜 5.0％程度を添加する。
【００１０】グリセリンは比種の技術分野で周知のもの
であり、 1.0〜10％添加し、防腐剤としてメチルパラベ
ン0.05〜 0.375％，プロピルパラベン0.01〜 0.125％、
酸化防止及び粘膜保護としてビタミンＥ0.01〜0.10％を
添加せしめる。
であり、 1.0〜10％添加し、防腐剤としてメチルパラベ
ン0.05〜 0.375％，プロピルパラベン0.01〜 0.125％、
酸化防止及び粘膜保護としてビタミンＥ0.01〜0.10％を
添加せしめる。
【００１１】界面活性剤は起泡安定剤として添加するも
ので、例えば食品添加物として用いられているショ糖パ
ルミチン酸エステルを0.01〜1.00％添加する。
ので、例えば食品添加物として用いられているショ糖パ
ルミチン酸エステルを0.01〜1.00％添加する。
【００１２】これらの混合物を攪拌することによって粘
度 150〜1000好ましくは 200〜 500ｃｐｓのゼリー剤と
して容器内に充填し、内部圧力が５〜８Kg／cm2 ３５℃
で炭酸ガスを注入して混合する。
度 150〜1000好ましくは 200〜 500ｃｐｓのゼリー剤と
して容器内に充填し、内部圧力が５〜８Kg／cm2 ３５℃
で炭酸ガスを注入して混合する。
【００１３】ゼリー剤と炭酸ガスとの混合率は容量比で
50〜70％対50〜30％である。
50〜70％対50〜30％である。
【００１４】次に具体的実施の態様を示すと、 精製水 95.78 ポリアクリルアミド ※１） 1.00 グリセリン 3.00 メチルパラベン 0.075 プロピルパラベン 0.025 ビタミンＥ（dl−α 0.02 −トコフェロール Ｐ−1670 ※２） 0.01 ※１）三井サイアナミッド（株）製アコフロック N-10
0 SL ※２）ショ糖パルミチン酸エステル（食品添加物）
0 SL ※２）ショ糖パルミチン酸エステル（食品添加物）
【００１５】先ず精製水に少しづつポリアクリルアミド
を加えながら20〜30分撹拌し溶解せしめる。次に、65〜
70℃の浴槽にひたしたグリセリンに、粒状のプロピルパ
ラベンをこまかく粉状につぶしたものと、粉状のメチル
パラベンを少しづつ加えながら約20分攪拌し、次にビタ
ミンＥとＰ−1670を加え約20分撹拌する。これを先のポ
リアクリルアミドが溶解せる精製水に少しづつ加えなが
ら混合撹拌する。撹拌時に気泡が出るため１晩常温で放
置する。無色透明な粘度が 200〜 900ｃｐｓ（ブルック
フィールド型粘土計No２ローター30、ｒ．ｐ．ｍ30℃、
pHが 7.5のゼリー状であった。
を加えながら20〜30分撹拌し溶解せしめる。次に、65〜
70℃の浴槽にひたしたグリセリンに、粒状のプロピルパ
ラベンをこまかく粉状につぶしたものと、粉状のメチル
パラベンを少しづつ加えながら約20分攪拌し、次にビタ
ミンＥとＰ−1670を加え約20分撹拌する。これを先のポ
リアクリルアミドが溶解せる精製水に少しづつ加えなが
ら混合撹拌する。撹拌時に気泡が出るため１晩常温で放
置する。無色透明な粘度が 200〜 900ｃｐｓ（ブルック
フィールド型粘土計No２ローター30、ｒ．ｐ．ｍ30℃、
pHが 7.5のゼリー状であった。
【００１６】このゼリーを容器（缶）内へ充填し缶内圧
力5.6Kg ／cm2 35℃となるように炭酸ガス（CO2 ）を注
入した。
力5.6Kg ／cm2 35℃となるように炭酸ガス（CO2 ）を注
入した。
【００１７】混合率は容量比でゼリー剤が60％，CO2 が
40％であった。
40％であった。
【表１】
【００１８】
【効果】本発明は、ポリアクリルアミドを使用し、ねば
りを増すと共に、グリセリンにより湿潤性を高め、よ
り、すぐれた潤滑効果を示す。又、ビタミンＥ（dl−α
−トコフェロール）により生殖線作用を賦活させ人体粘
膜を保護する作用があり、経時変化も少なく、しかも臭
いや毒性など無いため皮膚を刺激することもなく安定で
あり、老化防止効果を有し潤滑剤としてすぐれたものを
提供することが出来る。
りを増すと共に、グリセリンにより湿潤性を高め、よ
り、すぐれた潤滑効果を示す。又、ビタミンＥ（dl−α
−トコフェロール）により生殖線作用を賦活させ人体粘
膜を保護する作用があり、経時変化も少なく、しかも臭
いや毒性など無いため皮膚を刺激することもなく安定で
あり、老化防止効果を有し潤滑剤としてすぐれたものを
提供することが出来る。
【００１９】又、炭酸ガスを使用することによってＬＰ
Ｇと比較して、使用に際し、粘膜への刺激性も無く、消
泡が早い為、引火への安全性も高いものである。
Ｇと比較して、使用に際し、粘膜への刺激性も無く、消
泡が早い為、引火への安全性も高いものである。
【００２０】更に粘度があるため塗布量がコントロール
出来、必要量以上の塗布を防止し得て経済性もある。こ
の点、従来の液体、半固体状のものは塗布量が多くなる
傾向があるが、本発明の場合には細かく発泡している
為、見掛状の量は多くなるが実際には少量で潤滑効果が
得られる。
出来、必要量以上の塗布を防止し得て経済性もある。こ
の点、従来の液体、半固体状のものは塗布量が多くなる
傾向があるが、本発明の場合には細かく発泡している
為、見掛状の量は多くなるが実際には少量で潤滑効果が
得られる。
【００２１】しかも、従来は一度、人差指など手に取り
出して要部に塗布していたが、本発明の場合には直接要
部に塗布できる為、非常に衛生的で、スピーディーに使
用し得ると共にその塗布も両手を使うことなく片手で処
理できるものであり、分泌液の少ない人やタンポン等に
も可能で補助的使用も可能であり、有益なものである。
出して要部に塗布していたが、本発明の場合には直接要
部に塗布できる為、非常に衛生的で、スピーディーに使
用し得ると共にその塗布も両手を使うことなく片手で処
理できるものであり、分泌液の少ない人やタンポン等に
も可能で補助的使用も可能であり、有益なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61K 9/06 - 9/12 A61K 47/10,47/22,47/32
Claims (1)
- 【請求項１】 ポリアクリルアミドを主成分とし、グリ
セリン及びビタミンＥ（dl−α−トコフェロール）、起
泡安定剤を添加し炭酸ガスと混合してなるムース状潤滑
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7912091A JP3100416B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | ムース状潤滑剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7912091A JP3100416B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | ムース状潤滑剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04312521A JPH04312521A (ja) | 1992-11-04 |
| JP3100416B2 true JP3100416B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=13681068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7912091A Expired - Lifetime JP3100416B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | ムース状潤滑剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3100416B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2331953T3 (es) | 1997-11-07 | 2010-01-21 | Medion Research Laboratories Inc. | Uso cosmetico y terapeutico de composiciones viscosas que contienen dioxido de carbono. |
| IL152486A0 (en) | 2002-10-25 | 2003-05-29 | Meir Eini | Alcohol-free cosmetic and pharmaceutical foam carrier |
| US9668972B2 (en) | 2002-10-25 | 2017-06-06 | Foamix Pharmaceuticals Ltd. | Nonsteroidal immunomodulating kit and composition and uses thereof |
| US9265725B2 (en) | 2002-10-25 | 2016-02-23 | Foamix Pharmaceuticals Ltd. | Dicarboxylic acid foamable vehicle and pharmaceutical compositions thereof |
| EP1556009B2 (en) | 2002-10-25 | 2021-07-21 | Foamix Pharmaceuticals Ltd. | Cosmetic and pharmaceutical foam |
| US10117812B2 (en) | 2002-10-25 | 2018-11-06 | Foamix Pharmaceuticals Ltd. | Foamable composition combining a polar solvent and a hydrophobic carrier |
| US7704518B2 (en) | 2003-08-04 | 2010-04-27 | Foamix, Ltd. | Foamable vehicle and pharmaceutical compositions thereof |
| GB2416992A (en) * | 2004-08-13 | 2006-02-15 | Britannia Medicare Ltd | Personal lubricant |
| US20080260655A1 (en) | 2006-11-14 | 2008-10-23 | Dov Tamarkin | Substantially non-aqueous foamable petrolatum based pharmaceutical and cosmetic compositions and their uses |
| US8636982B2 (en) | 2007-08-07 | 2014-01-28 | Foamix Ltd. | Wax foamable vehicle and pharmaceutical compositions thereof |
| WO2009090495A2 (en) | 2007-12-07 | 2009-07-23 | Foamix Ltd. | Oil and liquid silicone foamable carriers and formulations |
| US20120087872A1 (en) | 2009-04-28 | 2012-04-12 | Foamix Ltd. | Foamable Vehicles and Pharmaceutical Compositions Comprising Aprotic Polar Solvents and Uses Thereof |
| WO2011013009A2 (en) | 2009-07-29 | 2011-02-03 | Foamix Ltd. | Non surfactant hydro-alcoholic foamable compositions, breakable foams and their uses |
| US10029013B2 (en) | 2009-10-02 | 2018-07-24 | Foamix Pharmaceuticals Ltd. | Surfactant-free, water-free formable composition and breakable foams and their uses |
| US9849142B2 (en) | 2009-10-02 | 2017-12-26 | Foamix Pharmaceuticals Ltd. | Methods for accelerated return of skin integrity and for the treatment of impetigo |
| MX2020012139A (es) | 2016-09-08 | 2021-01-29 | Vyne Pharmaceuticals Inc | Composiciones y metodos para tratar rosacea y acne. |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP7912091A patent/JP3100416B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04312521A (ja) | 1992-11-04 |
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