JP3100178U - 簡易紙製椅子 - Google Patents

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市川 博章
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    • A47C5/00Chairs of special materials
    • A47C5/005Chairs of special materials of paper, cardboard or similar pliable material

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Abstract

【課題】 イベント会場で使用する椅子として好適に使用でき、また椅子を兼ねる広告宣伝用媒体としても使用でき、さらに使用後は焼却または埋設などにより簡単に処分できる新規な紙製椅子を提供する。
【解決手段】 2枚の紙製シート部材を、それぞれに設けた差込み溝を介してクロス形状に組み合わせ、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とし、また前記クロス形状に組み合わせたシートの外側にスリーブ状に組み合わせた外側部材を配置して、外側部材の上面部及び下面部を椅子の座板及び底面とすると共に、座板と底面にはそれぞれクロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする。
【選択図】   図2

Description

 本考案は、段ボールまたは厚紙を素材とするシート材を用いて簡単に組み立てることができる簡易紙製椅子に関し、さらに詳しく述べると、使用前には全体を平面状に折り畳んで、場所をとらずに保管或いは輸送することができ、また、組み立て時には使用に十分耐え得る強度を持ち、さらに使用後の廃棄処理も簡単に行える紙製椅子に関する。
 通常よく使われている折畳椅子は、アルミパイプ製の脚と布などで座面が形成されているものが多く、高価で使い捨てには適していなかった。そのため安価で、特に短期間の使用に適した簡便な紙製または段ボール製折畳椅子の出現が望まれていた。従来例をあげると、例えば、図11に示すような構成の紙製椅子がある。この椅子は、ほぼ等幅の帯状シート(イ)を折線を介して断面二等辺三角形の筒(ロ)が形成されるように立ちあげ、かつ該三角形の頂点を含む三角筒(ロ)の稜線部分を下方に位置させた上で、前記三角筒の立ちあげ状態を、該稜線と直交しかつ下から差し込むようにした耐圧固定板(ハ)で保持させるようにしたものである。このようにして形成させた三角筒の上面を椅子の座板(ニ)となし、該三角筒の斜辺部分(ホ)と、これに直交する固定板(ハ)の両部材によって座板に加わる荷重を受けとめようにしている。本来、椅子は座板の上に人が腰をおろしその荷重を支承するものであるが、時として前記座板に足を乗せ、換言すれば座板の上に人が上ってその人間全体の重量を受けとめる場合もある。前記何れの場合にも座板に相当の荷重がかかり、それも人の臀部はその荷重が左右に分かれ、また両足を乗せた場合にも、体重のかけかたに応じて荷重が左右不均等になりがちである。かくして、椅子の座面に加わる荷重は各部均等というわけにいかず、常に左右いずれかが他方に較べて負荷が片寄ると云う現象を免れない。
 前記従来型にあっては、最も重要な部分である荷重を受けとめるための座板(ニ)が、図示のとおり左右に分割された構成であり、さらに詳しく述べると、荷重を受けとめるための構造部材が丁度、直角三角形を背中合わせに合掌させたような構成となっている。そのため、この座板部分に不均等な荷重が加わると、真ん中から左右に向かって座板を二つ割りにしてしまうような力が働くので、肝心な支持部材である三角筒(ロ)が側面(開口面)から見て歪んでしまい、耐圧強度を著しく損なう結果となる。特に、人が座ったり、上に乗ったりした状態での、人の動きにつれ、横揺れにあうと、椅子の構成部材が比較的弱いこともあって、忽ち破損してしまうと云う致命的な欠陥があった。
 また、床机のような簡易椅子が下記特許文献1〜3に示すように提案されている。例えば、特許文献2に示す椅子は、図12に示したような1枚の紙製部材からなる構成であって、断面が2等辺三角形状をなすように形成した一対の筒状脚を三角形の頂点同士を向合うように対向配置して、その対の筒状脚の上部に両者にまたがる座板を設けると共に前記座板の前後辺に垂れ板を延設して、かつ前後の垂れ板に設けた係合片を、筒状脚に設けた孔に差込み連係をするようにした構造であった。
 しかし、特許文献2に示すものは、前後の垂れ板に設けた係合片を筒状脚の設けた孔に差込み連係をする差込みの部分が外れ易かった。前述したように、椅子の座板に加わる荷重は各部均等というわけにいかず、荷重が左右不均等になりがちである。かくして、椅子の座板に加わる荷重は左右いずれかが他方に較べて大きいと云う現象が発生するので、一対の筒状脚の一方が、傾いてしまうことがあり、脚部の安定性が欠けるという欠点がある。
実公昭48−3693号公報 特開平11−32862号公報 特開平11−187951号公報
 ここにおいて本考案は、前記のような不都合が生じない紙製椅子、換言すれば、段ボールシートなどのような軽量で安価な素材により構成させ、しかも組み立てならびに折り畳み自在として比較的短期間での使用に便利なようにしたものである。すなわち、従来汎用されているアルミや布などの比較的丈夫な素材に較べ容易に入手し得る紙基材で主要部材を構成させ、しかも折り畳むことによって保管や手軽に持ち運びのできるようになし、一時的に多量の並べて使用する展示会、運動会、野外コンサート等のイベント会場で使用する椅子として好適に使用でき、また椅子を兼ねる広告宣伝用媒体としても使用でき、さらに使用後は焼却または埋設などにより簡単に処分できる新規な紙製椅子を提供せんとしたものである。
 本考案が特に留意した点について略述すると、第一に、前記従来の紙製椅子に較べ、上下圧縮強度を格段に増加させたことにある。椅子は常に人が静かに腰を掛けるとは限らないので、座板の下に取り付ける脚(座板支持部材)は、2枚の段ボール等からなるシート部材に差込み溝を形成し、その差込み溝を介して前記2枚のシート部材をクロスさせて、全体としてX字型に組み合わせることで、椅子の座板を支持する支持部材を形成させる。そして、上記のように組み合わせたシート部材の小口面の上に座板として使用する外側部材をスリーブ状に組合わせて配設することで、座板に加わる垂直方向の荷重や斜め上方からの荷重(押圧力)に対する強度が高く、また座ったときの安定度を上げることができるようにしたものである。
 第二の改良点は、椅子の折り畳みがコンパクトに行えるようにした点である。X字型に組み合わせた2枚のシート部材は、パンタグラフのように拡縮することが可能になり、その拡縮にともなって座板と底板部分は二つ折りできるようにしたものである。従って、本考案の椅子は使用前は平面的に積重ねて場所をとらずに輸送保管でき、また組み立てにも時間を要しない。
 すなわち、第1の考案は、段ボール等からなる2枚の紙製シート部材を、それぞれに設けた差込み溝を介してクロス形状に組み合わせ、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とし、また前記クロス形状に組み合わせたシートの外側にスリーブ状に組み合わせた外側部材を配置して、外側部材の上面部及び下面部を椅子の座板及び底面とすると共に、座板と底面にはそれぞれクロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする簡易紙製椅子に関する。
 また、第2の考案は、段ボール等からなる2枚の紙製シート部材をV字形状に折り曲げ、かつV字形状の折り曲げた左右両片のうちいずれか一方の片に差込み溝を形成し、その差込み溝を介して前記2枚のシート部材をクロス形状に組み合わせると共に、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とする一方、前記左右両片のうち差込み溝を設けない方の片に対し、前記シートの長手方向と直角方向に外側部材を取り付け、かつその外側部材はクロス形状に組み合わせたシート部材の少なくとも一方の小口面上に設置されるようにして椅子の座板を形成させると共に、その座板に前記クロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする簡易紙製椅子に関する。
 また、第3の考案は、段ボール等からなる2枚の紙製シート部材をそれぞれをV字形状に折り曲げ、かつV字形状に折り曲げた左右両片のうちいずれか一方の片に差込み溝を形成し、その差込み溝を介して前記2枚のシート部材をクロス形状に組み合わせると共に、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とする一方、前記左右片のうち差込み溝を設けない方の片に対し、前記シートの長手方向と直角方向に外側部材を取り付け、かつ前記外側部材はクロス形状に組み合わせたシート部材の上下の小口面上に設置されるようにして椅子の座板及び底面をそれぞれ形成させると共に、その座板と底面にはそれぞれ前記クロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする簡易紙製椅子に関する。
 さらに、第4の考案は、段ボール等の1枚の紙製シート材からなり、展開状態において該シート材中央に座板を設け、その座板を挟んで左右対称的に脚板を設けると共に前記座板中央に折り目を設けて山折りできるように構成する一方、前記折り目を対称軸として両脚板にそれぞれ座板支持部材を左右対称的に連設し、かつ該座板支持部材には差込み溝を形成して、その差込み溝を介して前記2枚の座板支持部材を前記座板の下方においてクロス形状に組み合わせると共に、組み合わせた支持部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して、その座板支持部材上に前記座板を配設することを特徴とする簡易紙製椅子に関する。
 また、本考案の構成部材である紙製シート部材は、耐水剤が塗布又は含浸させた耐水段ボール等の紙素材より形成されていることも特徴のひとつである。
 本考案は2枚の紙製シート部材を、差込み溝を介してクロス形状に組み合わせ、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して、その小口面の上下に、椅子の座板及び底面となる部材を配置したので、座板に加わる垂直方向の荷重や斜め上方からの荷重(押圧力)に対する強度が高く、また座ったときの安定度を上げることができる利点がある。
 この椅子の座板と底面にはそれぞれクロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目が設けられているため、すべての部材をシート状の平板体に変容させることが可能なので、これを折畳んで最小の容積にすることが出来、保管、収納に便利であるばかりでなく、携行に際しても利便性を発揮する。
 椅子は乾いた床、地面においてのみ使用される訳ではなく、夜露等に濡れた芝生の上やグラウンド等に置いて使用される場合があるので、水に濡れても強度が発揮される構成とし、さらに全ての部材が軽量かつ安価な段ボールシート等を素材にした平板状部材で構成されているので、製造時のシートの取り都合がよく、工業的に廉価に製造出来るという効果も発揮する。
 本考案は、素材として板紙や段ボール等の厚紙、好ましくは耐水段ボールからなる紙製シート部材を差込み溝を介してクロス形状に組み合わせ、さらに前記クロス形状に組み合わせたシートの外側に、同じく耐水性段ボールからなる外側部材を糊貼りにより一体化構造とすることで、平面状に折り畳んで、場所をとらずに保管或いは輸送することができる。また、組み立て時には使用に十分耐え得る強度を持ち、さらに使用後の廃棄処理も簡単に行える紙製椅子を実現した。
 以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
 図1〜図7は考案を実施する形態の一例であって、素材として椅子の脚部を構成する部分には、耐水処理をしたAB複両面段ボールを使用するのがよい。また、座板または底面を形成する外側の部材は、前記と同一の段ボールや一般の段ボール、積層紙またはそれ以外の耐水紙素材からなる厚紙を使用することができる。
 以下、本考案の紙製椅子を、図1の組立完成図、図2の分解図、図3及び図4の脚部の組立図、図5及び図6の座板または底面を形成するシート材の展開図に基づいて更に説明する。図5は、椅子の座板を構成するシート部材10を示し、図6は同じく椅子の主体のひとつである脚部を構成するシート部材20の一方を示したものである。
 先ず、図6の脚部から説明すると、素材としては、一例として、幅290mm(2H)、長さ591mm(L)程度の略矩形をしたAB複両面段ボールが使用される。この段ボールを2枚用意して、これらを次のように組合わせた上で、X字型に拡開するように配置し、そのX字型した脚部の上部には図5に示した展開図形の座板を配置し、下部には座板と同様な展開図形の板を配置し、さらに前記脚部と上下の板とを側面において糊貼りして組立て状態を維持させるのである。
 図6に示すシート部材20には、同図に示すように、部材の長手方向と直角に折れ線3を刻設し、該折れ線を介してシート部材20をV字形状に折り曲げることができるようにする。なお折れ線3は、段ボールシートのフルート方向と同方向とし、この折れ線によりV字形状に折り曲げた2片のうち、一方の片は他方よりも大として、その大なる片4aの中央部に前記折れ線3と平行な方向に横向きの差込み溝5を形成する。
 ところでシート部材20を図6の展開状態から図1の組立て状態にするには、図3に示すように、折れ線3を挟んでV字形状に折り曲げた2枚のシート20a、20bを差込み溝5を介してクロス形状に組み合わせる(図4参照)。このとき一方の片4bはクロスにした他方の片4aの外側になるように配置する。そして、前記2枚のシート部材を、全体としてX字型に組み合わせることで、椅子の座板を支持する部材を形成させる。その上で、上記のように組み合わせたシート部材の小口面の上に座板として使用するの外側部材を配設するのである。
 次に座板について説明する。図5に示した座板を構成するシート部材10は、素材として一例として、幅250mm(W)、長さ552mm(S)程度の略矩形をしたAフルートの両面段ボールが使用される。この段ボールは図5に示すように、部材の長手方向と直角で、かつフルート方向と直角に複数の折れ線6を刻設して、中央で2つ折りにできる一対の座板7、7を区画形成し、またその座板の両側には側板8、8を連設する。なお前記一対の座板は広げたときに縦横幅が約25cm程度の略正方形状になるような寸法に形成するのがよく、その左右に接合板として使用する側板8は、その高さ(H)を脚部として使用するシート部材20の約半分の145mmの寸法に形成し、その上で、図2のように座板7と側板8とをチャンネル型に折り曲げてから、X字型に組み合わせたシート部材20の小口面の上に配設するのである。
 従って、図5に示すシート部材10を2枚用意して、これらを図2のようにX字型に組み合わせたシート部材20の上下両部にそれぞれ設けて、片4bに対して側板8を糊貼りして組立て固定するのである。
 このようにしたときは図1のように、脚部を構成するシート部材20の外側に、2枚の部材10がスリーブ状(筒状)になり配設されるから、この外側部材の上面部及び下面部を椅子の座板及び底面として、上下どちらでも使用できる。
 また、座板と底面にはそれぞれクロス形状に組み合わせたシート部材を折畳むときに山折りできる折り目6が設けられているから、すべての部材をシート状の平板体に変容させることが可能なので、これを折畳んで最小の容積にすることが出来るので、保管、収納に便利であるばかりでなく、携行に際しても利便性を発揮する。図7は折畳状態の一例であり、内側のシート部材20に吊り紐9を取り付けておけば、携行に際し手吊りが可能であるし、バンド(図略)ではさみ嵩を小さくしておくことも可能である。
 なお、折畳状態から図1の組立状態にするには、2つ折りにされた外側の2枚のシート部材10の山折り部分を、外側から内側に向かって押しこめば、内側のシート部材20がパンタグラフのように広がると同時に山形のシート部材10は内側シートの小口面の上に展張されることとなり、あたかも床机のような圧縮強度の高い構造体が形成されることとなる。
 本考案は、2枚の紙製シート部材を、差込み溝を介してクロス形状に組み合わせ、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して、その小口面の外側に、椅子の座板及び底面となる部材を配置したので、座板に加わる垂直方向の荷重や斜め上方からの荷重(押圧力)に対する強度が高く、また座ったときの安定度を上げることができる。このような構造体とすれば、体重70kgの大人が乱暴に使用してもその扱いに十分に耐え得る強度を発揮する。
 次に、上記以外の実施例について説明する。
 前記した実施例では、X字型に組み合わせた脚部のシート部材20の上下両部にシート部材10をそれぞれ設けて座板と底面を形成したが、底面は省略してもよい。底面を省略すると脚部の安定性は若干低下するが、構造的には大人が腰をおろしても十分に耐え得る強度を発揮する。
 本考案による椅子は、1枚のシート部材から形成することも可能である。図8〜図10はその一例である。具体的に説明すると、同図に示すように、展開図形で略門形をした1枚の段ボールシート30からなり、該シート材の上部中央に折り目31を有した一対の座板32を設け、その座板を挟んで左右対称的に脚板33,33を設ける。一方、前記折り目を対称軸として両脚板の一方の下側辺に、それぞれ座板支持部材34,34を連設し、かつ該座板支持部材には差込み溝35、35を形成する。差込み溝35の一方は面取りした隅丸とする。
 このように打抜かれたシート材30を図8の状態から組立てるときは、折り目31より該シート材を2つ折りにしてから、素材の撓み性を利用して差込み溝35を介して前記2枚の座板支持部材34,34を前記座板の下方においてクロス形状に組み合わせると共に、組み合わせた座板支持部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して、その座板支持部材上に座板32を配設する(図9参照)。
 折畳状態から図10の組立状態にするには、2つ折りにされた座板32の山折り部分を、内側に向かって押しこめば、内側の座板支持部材34がパンタグラフのように広がると同時に山形の座板は内側シートの小口面の上に展張されることになり、あたかも床机のような圧縮強度の高い構造体が形成されることとなる。
 尚、図示省略したが、本考案のシート材は、表面に適宜な印刷による宣伝広告表示を施しておくことも可能である。その他本考案は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本考案の一実施例を示す簡易紙製椅子の組立完成図である。 同上分解図である。 同上脚部の組立途中の状態である。 同上脚部の組立図である。 同上座板を形成するシート材の展開図である。 同上脚部を形成するシート材の展開図である。 同上簡易紙製椅子の折畳状態を示す図である。 本考案の他の実施例を示す簡易紙製椅子の展開図である。 同上実施例の折畳状態を示す図である。 同上実施例の組立完成図である。 従来型の組立椅子の斜視図である。 同じく従来の紙製椅子の組立て手順を示す説明図である。
符号の説明
 3 折れ線 4a、4b 折曲げ片 5 差込み溝
 6 折れ線 7 座板 8 側板 9 吊り紐
 10、20、30 シート部材
 31 折り目 32 座板 33 脚板 34 座板支持部材
 35 差込み溝

Claims (5)

  1. 段ボール等からなる2枚の紙製シート部材を、それぞれに設けた差込み溝を介してクロス形状に組み合わせ、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とし、また前記クロス形状に組み合わせたシートの外側にスリーブ状に組み合わせた外側部材を配置して、外側部材の上面部及び下面部を椅子の座板及び底面とすると共に、座板と底面にはそれぞれクロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする簡易紙製椅子。
  2. 段ボール等からなる2枚の紙製シート部材をそれぞれV字形状に折り曲げ、かつV字形状に折り曲げた左右両片のうちいずれか一方の片に差込み溝を形成し、その差込み溝を介して前記2枚のシート部材をクロス形状に組み合わせると共に、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とする一方、前記左右両片のうち差込み溝を設けない方の片に対し、前記シートの長手方向と直角方向に外側部材を取り付け、かつその外側部材はクロス形状に組み合わせたシート部材の少なくとも一方の小口面上に設置されるようにして椅子の座板を形成させると共に、その座板には前記クロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする簡易紙製椅子。
  3. 段ボール等からなる2枚の紙製シート部材をそれぞれV字形状に折り曲げ、かつV字形状に折り曲げた左右両片のうちいずれか一方の片に差込み溝を形成し、その差込み溝を介して前記2枚のシート部材をクロス形状に組み合わせるとともに、組み合わせたシート部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して座板支持部材とする一方、前記左右片のうち差込み溝を設けない方の片に対し、前記シートの長手方向と直角方向に外側部材を取り付け、かつ前記外側部材はクロス形状に組み合わせたシート部材の上下両方の小口面上に設置されるようにして椅子の座板及び底面をそれぞれ形成させると共に、その座板と底面にはそれぞれ前記クロス形状に組み合わせたシート部材が拡縮するとき山折りできる折り目を設けたことを特徴とする簡易紙製椅子。
  4. 段ボール等からなる1枚の紙製シート材からなり、展開状態において該シート材中央に座板を設け、その座板を挟んで左右対称的に脚板を設けると共に前記座板中央に折り目を設けて山折りできるように構成する一方、前記折り目を対称軸として両脚板にそれぞれ座板支持部材を左右対称的に連設し、かつ該座板支持部材には差込み溝を形成して、その差込み溝を介して前記2枚の座板支持部材を前記座板の下方においてクロス形状に組み合わせると共に組み合わせた座板支持部材の小口面を上下耐圧縮方向に配設して、その座板支持部材上に前記座板を配設することを特徴とする簡易紙製椅子。
  5. 請求項1〜4のいずれかに1項に記載された紙製シート部材は、耐水剤を塗布又は含浸させた紙素材より形成されていることを特徴とする簡易紙製椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106073260A (zh) * 2016-06-08 2016-11-09 上海出版印刷高等专科学校 折叠凳及其折叠方法
CN109222499A (zh) * 2018-10-17 2019-01-18 东华大学 一种采用三角折叠结构的儿童坐具

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