JP3099868B2 - 光学的ピックアップ装置 - Google Patents

光学的ピックアップ装置

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JP3099868B2
JP3099868B2 JP08090103A JP9010396A JP3099868B2 JP 3099868 B2 JP3099868 B2 JP 3099868B2 JP 08090103 A JP08090103 A JP 08090103A JP 9010396 A JP9010396 A JP 9010396A JP 3099868 B2 JP3099868 B2 JP 3099868B2
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憲男 柴田
秀一郎 茶圓
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
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    • GPHYSICS
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    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
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    • G11B7/0935Details of the moving parts

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的ピックアッ
プ装置を用いて光ディスクや光磁気ディスク等に情報を
記録・再生する際、とくに、外部から衝撃などの外乱を
加えても対物レンズの姿勢を良好に維持できるように構
成した光学的ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD),ビデオデ
ィスク(VD),CD−ROM(Read 0nly
Memory),光磁気ディスク等の円盤状の光ディス
クは、音声情報,画像情報,文字情報など各種の情報信
号を凹凸状のピット列に変換し、このピット列を螺旋状
又は同心円状の記録トラックとして記録していることは
周知である。
【0003】上記光ディスクの記録トラック上に光スポ
ットを照射するための対物レンズを、この光軸方向にフ
オーカス制御し、且つ、光ディスクの記録トラックの径
方向にトラッキング制御する光学的ピックアップ装置
は、各種の構造形態が採用されているものの、特開昭6
2−40627号公報にはトラッキング方向からの衝撃
や加速が加えられても対物レンズが容易にトラッキング
ずれを起すことのないように構成した光学的ピックアッ
プ装置が開示されている。
【0004】図9は従来の光学的ピックアップ装置を分
解して示した分解斜視図、図10(A),(B)は従来
の光学的ピックアップ装置を示した平面図及び側断面図
である。
【0005】図9及び図10(A),(B)に示した従
来の光学的ピックアップ装置100 は、特開昭62−40
627号公報に開示されているものであり、ここでは簡
略に説明する。
【0006】図9に示した従来の光学的ピックアップ装
置100 において、基台となるベース基板101 は板状に形
成されている。このベース基板101 の中央部には開口部
101aが前後方向に沿って延びて開口されている。また、
ベース基板101 の上面のうちの後端縁と開口部101aの後
端との間に取付台部101bが上方に向けて突設されてい
る。また、ベース基板101 の中央部に開口した開口部10
1aを挟んで内側に立ち上げたヨーク101c,101 c と、外
側に立ち上げたヨーク101d,101 d とが内側と外側同士
で夫々互いに対向している。
【0007】また、上記した外側のヨーク101d,101 d
の内側に一対のマグネット102 ,102 が固着されて、こ
れらのマグネット102 ,102 も内側のヨーク101c,101c
と対向している。
【0008】次に、ベース基板101 の取付台部101bの上
方には、後述する可動体106 を揺動自在に支持するため
の支持アーム103 が弾性変位自在な樹脂材などを用いて
一体的に形成されて、取付台部101b上にボルト104 ,10
4 により取り付けられている。上記支持アーム103 は、
基部103aと、この基部103aの上端縁及び下端縁に薄肉で
連結されて樹脂材の弾性力によりフォーカス方向となる
上下方向(矢印Y方向)に揺動自在な可撓部103b,103b
と、可撓部103b,103bから略水平に延出して可撓部103
b,103bを中心に上下動自在な一対の平行リンク103c,1
03cと、これら一対の平行リンク103c,103cの夫々の端
部に連結されて略H形の形状により上下方向と直交する
トラッキング方向(矢印X方向)に揺動自在なヒンジ10
3dとからなっている。この際、支持アーム103 のヒンジ
103dは、H字状の中心点を中心に矢印X方向に揺動自在
となっていると共に、ヒンジ103dのH字状の中心点は下
記する可動体106 の重心G{図10(A)}を通るよう
に設定されている。
【0009】次に、対物レンズ105 を取り付ける可動体
106 は、支持アーム103 のヒンジ103dの高さと略同じ高
さに形成されている。この可動体106 には、基部106aの
上部に穿設されて対物レンズ105 を取り付けるレンズ取
付孔106bと、基部106aの下部に穿設されてバランサー10
7 を取り付けるバランサー取付孔106cと、基部106aの左
右両端から後方に向けて互いに平行に延びる腕106d,10
6dと、基部106aの左右両端よりで支持アーム103 のヒン
ジ103dが係合するヒンジ取付溝106e,106eと、腕106d,
106dの後端部位に穿設されてバランサー108 を取り付け
るバランサー取付孔106f,106fとが一体的に形成されて
いる。
【0010】また、可動体106 の左右両端面には一対の
駆動コイル109 ,109 が固着されている。これら一対の
駆動コイル109 ,109 は、可動体106 側に設けた一対の
フォーカシングコイル109a,109aと、これらのフォーカ
シングコイル109a,109aの外側に設けた一対のトラッキ
ングコイル109b,109bとで構成されており、且つ、フォ
ーカシングコイル109a,109aはベース基板101 の内側ヨ
ーク101c,101 c に図10(A)に示した如く遊嵌状態
で位置している。
【0011】このように組み立てられた従来の光学的ピ
ックアップ装置100 は、図10(A),(B)に示した
如く、フォーカス制御が行われるにあたっては、フォー
カス制御信号供給部(図示せず)からのフォーカス制御
信号が一対のフォーカシングコイル109a,109aに印加さ
れると、ベース基板101 に設けた2組のヨーク(101c,
101c),(101d,101d)と、一対のマグネット102 ,10
2 とによって形成された磁界によるフォーカス方向(矢
印Y方向)の電磁力を受けるので、支持アーム103 の一
対の平行リンク103c,103cが可撓部103b,103bを中心に
上下動し、これにより可動体106 に取り付けた対物レン
ズ105 が光軸方向にフオーカス制御され、対物レンズ10
5 からの光スポットが光ディスクDの記録トラック上に
合焦点される。
【0012】また、トラッキング制御が行われるにあた
っては、トラッキング制御信号供給部(図示せず)から
のトラッキング制御信号が一対のトラッキングコイル10
9b,109bに印加されると、ベース基板101 に設けた2組
のヨーク(101c,101c),(101d,101d)と、一対のマ
グネット102 ,102 とによって形成された磁界によるト
ラッキング方向(矢印X方向)の電磁力を受けるので、
可動体106 に取り付けた対物レンズ105 が支持アーム10
3 のヒンジ103dを中心に光ディスクDの記録トラックの
径方向にトラッキング制御され、対物レンズ105 からの
光スポットが所望の記録トラックをトレースすることが
できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の光学的ピックアップ装置100 では、外部から衝撃や
加速が加えられても対物レンズ105 が容易にトラッキン
グずれを起すことのないように、前述した如く支持アー
ム103 に設けたヒンジ103dのH字状の中心点が可動体10
6 の重心Gを通るように設定されており、可動体106 の
重心Gから対物レンズ105 側へ寄った部分と、反対物レ
ンズ105 側へ寄った部分とが重量的にバランスが取れて
いるものの、従来の光学的ピックアップ装置100 の高さ
を薄形化できない欠点が生じている。
【0014】ここで、従来の光学的ピックアップ装置10
0 の高さを薄形化できない理由を説明すると、図10
(B)に示した如く、従来の光学的ピックアップ装置10
0 を採用した場合、可動体106 の基部106aの下部に取り
付けたバランサー107 の下方に立上げミラーMを対物レ
ンズ105 の光軸Kに対して45°傾けた状態で設置する
必要があり、この立上げミラーMは半導体レーザLから
出射されたレーザ光を対物レンズ105 を介して光ディス
クDに導くと共に、光ディスクDから反射された反射光
を対物レンズ105 を介してフォトディテクタFに導くよ
うに機能している。
【0015】従って、対物レンズ105 の下方にバランサ
ー107 を設置すると、立上げミラーMを対物レンズ105
の下方に接近して設置することが不可能となり、従来の
光学的ピックアップ装置100 の高さを薄形化できない。
この状態で、無理に光学的ピックアップ装置100 を薄形
化しようとしてバランサー107 を省いてしまうと、上下
のバランスがくずれてローリングを生じるため、外乱に
対して非常に弱いものとなってしまう。現実には上記の
構成のまま使っているものがあるが性能は悪い。とく
に、ポータブルタイプのプレーヤとか車載用のプレーヤ
には使えない。
【0016】そこで、対物レンズの下方に立上げミラー
を接近して設置して光学的ピックアップ装置の高さの薄
形化を図っても、外部から衝撃や加速が加えられた場合
に対物レンズがトラッキングずれを起すことなく、且
つ、ローリングしない構造形態の光学的ピックアップ装
置が望まれている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、上下2対4本のサスペンション
ワイヤの一端側を仮想に延長した延長線が対物レンズを
取り付けた可動部の重心を通る上下の仮想中心で交わる
ようにして前記サスペンションワイヤの一端側を前記可
動部の上下に固着し、且つ、前記サスペンションワイヤ
の他端側を一端側に対して“ハ字状”に拡開した状態で
ベース台に支持したサスペンションベースの上下に固着
すると共に、上側の前記サスペンションワイヤと下側の
前記サスペンションワイヤとを前記可動部の重心に対し
て上下非対称に設定した光学的ピックアップ装置であっ
て、前記サスペンションベースは、前記ベース台の支持
部に支持するために中央に形成した基部と、前記サスペ
ンションワイヤの他端側をガイドするために前記基部を
挟んで左右の上面及び下面に形成した“ハ字状”の溝
と、前記基部を挟んで左右に薄肉に延出されて前記サス
ペンションワイヤの他端側を上下で支持すると共に前記
サスペンションワイヤの上下非対称を補うべく上下でバ
ネ定数の異なるバネ部とを樹脂材を用いて一体化したこ
とを特徴とする光学的ピックアップ装置である。
【0018】また、上記発明の光学的ピックアップ装置
において、上側の前記サスペンションワイヤと前記可動
部の重心との間の間隔を、下側の前記サスペンションワ
イヤと前記可動部の重心との間の間隔よりも小さくして
上下非対称に設定した際、前記サスペンションベースに
設けた上側の前記バネ部のバネ定数を、下側の前記バネ
部のバネ定数よりも大きく設定したことを特徴とする光
学的ピックアップ装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる光学的ピッ
クアップ装置の一実施例を図1乃至図8を参照して<第
1実施例>,<第2実施例>の順に詳細に説明する。
【0020】
【実施例】
<第1実施例>図1は本発明に係わる第1実施例の光学
的ピックアップ装置を示した分解斜視図、図2(A)〜
(C)は同第1実施例の光学的ピックアップ装置を示し
た平面図,左側面図,後面図、図3は同第1実施例の光
学的ピックアップ装置の組立て状態を示した斜視図、図
4(A)〜(C)は図1,図2に示したサスペンション
ベースを拡大して示した斜視図,平面図,後面図、図5
(A)〜(C)は同第1実施例の光学的ピックアップ装
置において、可動部を支持したサスペンションワイヤ及
びサスペンションベースの動作を説明するために模式的
に示した左側面図,後面図,模式図である。
【0021】図1に示した本発明に係わる第1実施例の
光学的ピックアップ装置1Aにおいて、基台となるベー
ス台2は軟磁性材を用いて剛性のある枠体に一体的に形
成されている。このベース台2の略中央には開口部2a
が前後方向に沿って延びて開口されており、この開口部
2aは後述の対物レンズ5及び立上げミラーMへの光通
路となっている。また、ベース台2の前方には壁2bが
下部を開口して前面左右を立ち上げて左右間を横架した
状態で形成されており、この壁2bの下方に立上げミラ
ーMが臨めるようになっている。また、ベース台2の上
面のうちの後端縁と開口部2aの後端との間に一対の支
持台2c,2cが互いに対向して上方に向けて突設さ
れ、且つ、これら一対の支持台2c,2cの上部中央部
位にはV溝2c,2cが形成されており、これらの
V溝2c,2cに後述のサスペンションベース11
Aが支持されるようになっている。また、ベース台2の
中央に開口した開口部2aを挟んで内側に立ち上げたヨ
ーク2d,2dと、外側に立ち上げたヨーク2e,2e
とが内側と外側同士で夫々互いに対向している。そし
て、上記した外側のヨーク2e,2eの内側に一対のマ
グネット3,3が固着されて、これらのマグネット3,
3も内側のヨーク2d,2dと対向している。更に、ベ
ース台2の前方に設けた壁2bと、左右側面に設けた外
側のヨーク2e,2eとの間に一対の取付台2f,2f
が互いに対向して上方に向けて突設され、且つ、これら
一対の取付台2f,2fの上部外側部位には円弧状突起
2f,2fが形成されており、これらの円弧状突起
2f,2fは移動台I,(I)のV溝Iv,(I
v)に支持されるようになっている。
【0022】次に、可動部4は、対物レンズ5と、対物
レンズ5を取り付けるレンズホルダ6と、バランサー7
と、一対の駆動コイル8,8と、一対の駆動コイル8,
8を結線すると共に上下2対4本の弾性変位自在なサス
ペンションワイヤ9{(9a,9a),(9b,9
b)}を固着するプリント配線基板10(下部側は図示
を省略)とで一体的に構成されている。
【0023】上記レンズホルダ6は前方部位6aと後方
部位6cとの間を接続する中間部位6bが凹状に形成さ
れている。このレンズホルダ6の前方部位6aには、対
物レンズ5を取り付けるレンズ取付孔6aが上部に穿
設され、且つ、レンズ取付孔6aの下方に立上げミラ
ーMへの光通路を形成する貫通孔6aが同軸的に穿設
されている。また、レンズホルダ6の後方部位6cに
は、対物レンズ5とバランスを取るためのバランサー7
が上部中央に固着され、且つ、バランサー7を挟んで
“ハ字状”の溝6c,6c(下部側は図示を省略)
が上面及び下面に穿設されて上側のサスペンションワイ
ヤ9a,9a及び下側のサスペンションワイヤ9b,9
bが挿通されている。更に、レンズホルダ6の中間部位
6bは、左右側面が前方部位6a及び後方部位6cに対
して凹状に形成されており、ここに一対の駆動コイル
8,8が互いに対向して固着されている。これら一対の
駆動コイル8,8は、レンズホルダ6側に設けた一対の
フォーカシングコイル8a,8aと、これらのフォーカ
シングコイル8a,8aの外側に設けた一対のトラッキ
ングコイル8b,8bとで構成されており、且つ、フォ
ーカシングコイル8a,8aはベース台2の内側ヨーク
2d,2dに図2(A)に示した如く遊嵌状態で位置し
ている。また、レンズホルダ6の中間部位6bの上部に
は、一対の駆動コイル8,8を結線すると共に上下2対
4本のサスペンションワイヤ9を固着するプリント配線
基板10が取り付けられている。
【0024】次に、ベース台2の後端側に設けた一対の
支持台2c,2cの上方には、上記可動部4を上下2対
4本のサスペンションワイヤ9を介して揺動自在に支持
するためのサスペンションベース11Aが弾性変位自在
な樹脂材などを用いて一体的に形成されている。このサ
スペンションベース11Aは第1実施例の要部の一部と
なるものである。
【0025】即ち、図4(A)〜(C)にも拡大して示
した如く、上記サスペンションベース11Aの中央に
は、矩形状の基部11aが形成され、且つ、この基部1
1aの前後下部に円弧状突起11b,(11b)が前後
に形成されており、こられの円弧状突起11b,(11
b)はベース台2に設けた支持台2c,2cのV溝2c
,2c上に支持されるようになっている。また、サ
スペンションベース11Aの中央に形成した基部11a
を挟んで“ハ字状”の溝11c,11c(下部は図示を
省略)が上面及び下面に穿設されて上側のサスペンショ
ンワイヤ9a,9a及び下側のサスペンションワイヤ9
b,9bが挿通されている。そして、サスペンションベ
ース11Aの溝11c,11cはレンズホルダ6の溝6
,6cの延長線上に“ハ字状”に拡開して形成さ
れている。
【0026】また、サスペンションベース11Aの中央
に形成した基部11aを挟んで基部11aの後方部位に
は、基部11aの左右に連設して薄肉の第1板バネ部1
1d,11dが樹脂材の弾性力によりトラッキング方向
(矢印X方向)に揺動自在に形成されており、これらの
第1板バネ部11d,11dの高さHは図2及び図5
に示した可動部4の重心Gを通ってレンズホルダ6の上
面と略平行な面Gmを中心に上下対称で小寸法に設定さ
れている。
【0027】更に、上記第1板バネ部11d,11dの
左右に連設して第2板バネ部11e,11eが第1板バ
ネ部11d,11dの高さHより大きな高さHに形
成されている。これらの第2板バネ部11e,11eの
内側の上面及び下面には、上側のガイド凹部11e
11e及び下側のガイド凹部11e,11e
“ハ字状”の溝11c,11cと略同一高さで形成され
ている。更に、第2板バネ部11e,11eの両側面に
は、上側のV溝11e11,11e11及び下側のV溝
11e21,11e21が上側のガイド凹部11e
11e及び下側のガイド凹部11e,11eと略
同一高さで形成されている。そして、上側のサスペンシ
ョンワイヤ9a,9aの他端側を上側のガイド凹部11
,11eに固着してその先端を上側のV溝11e
11,11e11に挟み込み、一方、下側のサスペンシ
ョンワイヤ9b,9bの他端側を下側のガイド凹部11
,11eに固着してその先端を下側のV溝11e
21,11e21に挟み込んでいる。
【0028】また、上側のガイド凹部11e1,11e
1 及び上側のV溝11e11,11e11と、図2及び図5
に示した可動部4の重心Gを通ってレンズホルダ6の上
面と略平行な面Gmとの間の間隔K1は、下側のガイド
凹部11e2,11e2及び下側のV溝11e21,11e
21と、面Gmとの間の間隔K 2より小さくして上下非対
称に設定されている。従って、上側のサスペンションワ
イヤ9a,9a及び下側のサスペンションワイヤ9b,
9bは、上記面Gmに対して上下非対称に設定されてい
る。
【0029】この第1実施例で、仮に上側のサスペンシ
ョンワイヤ9a,9aと、下側のサスペンションワイヤ
9b,9bとを上記面Gmに対して上下を対称にしよう
とすれば、上側と下側との間隔K=K+Kは非常に
小さくなってしまい、可動部4の支持が不安定になるば
かりでなく、寸法精度の歩留りも非常に悪くなってしま
うので、実用性がほとんどないため、これを避けるため
に、上側のサスペンションワイヤ9a,9aと、下側の
サスペンションワイヤ9b,9bとを上下非対称で且つ
上側と下側との間隔Kを十分大きく設定して、可動部4
がサスペンションワイヤ9により安定に支持できるよう
にしている。
【0030】更にここで、サスペンションベース11A
に設けた第1,第2板バネ部(11d,11d),(1
1e,11e)を、可動部4の重心Gより上側のサスペ
ンションベース11Aの第1,第2板バネ部11d,1
1eと、可動部4の重心Gより下側のサスペンションベ
ース11Aの第1,第2板バネ部11d,11eとに分
けて、可動部4の重心Gを境にして上側と下側で肉厚な
どを変えることにより後述するように上側の第1,第2
板バネ部11d,11eのバネ定数を硬く設定する一
方、下側の第1,第2板バネ部11d,11eのバネ定
数を軟らかく設定している。
【0031】図1に戻り、4本のサスペンションワイヤ
9の一端側をレンズホルダ6上のプリント配線基板10
に固着し、且つ、サスペンションワイヤ9の他端側をサ
スペンションベース11Aに設けた第2板バネ部11
e,11eの上下のガイド凹部(11e,11
),(11e,11e)に固着すると共に、サ
スペンションワイヤ9を“ハ字状”に穿設したレンズホ
ルダ6の溝6c,6c及びサスペンションベース1
1Aの溝11c,11cに挿通すると、サスペンション
ワイヤ9の一端側を仮想に延長した延長線はプリント配
線基板10上で交わり、この交点を可動部4のトラッキ
ング方向の仮想中心“O”として設定している。この仮
想中心“O”は図2及び図5に示した可動部4の重心G
の線上に略位置している。この後、サスペンションベー
ス11Aの円弧状突起11b,(11b)をベース台2
に設けた支持台2c,2cのV溝2c,2c上に載
置して、側面側から“コ字状”に形成した押さえバネ1
2でサスペンションベース11Aの上面とベース台2の
底面との間を挟持すると、図3に示した状態に組み立て
が完了する。この時、対物レンズ5の上方をカバー13
で覆っている。
【0032】ここで、上記構成による第1実施例の光学
的ピックアップ装置1Aのフォーカス制御動作とトラッ
キング制御動作とを図2(A)〜(C)を用いて説明す
る。
【0033】まず、フォーカス制御信号が一対のフォー
カシングコイル9a,9aに印加されると、ベース台2
に設けた2組のヨーク(2d,2d),(2e,2e)
と、一対のマグネット3,3とによって形成された磁界
によるフォーカス方向(矢印Y方向)の電磁力を受ける
ので、サスペンションベース11Aを介して4本のサス
ペンションワイヤ9に支持された可動部4が上下に揺動
し、これにより可動部4に取り付けた対物レンズ5が光
軸方向にフオーカス制御され、対物レンズ5からの光ス
ポットが光ディスクDの記録トラック上に合焦点され
る。
【0034】また、トラッキング制御信号が一対のトラ
ッキングコイル9b,9bに印加されると、ベース台2
に設けた2組のヨーク(2d,2d),(2e,2e)
と、一対のマグネット3,3とによって形成された磁界
によるトラッキング方向(矢印X方向)の電磁力を受け
るので、サスペンションベース11Aを介して4本のサ
スペンションワイヤ9に支持された可動部4が仮想中心
“O”を中心に左右に揺動し、これにより可動部4に取
り付けた対物レンズ5が光ディスクDの記録トラックの
径方向にトラッキング制御され、対物レンズ5からの光
スポットが所望の記録トラックをトレースすることがで
きる。
【0035】次に、第1実施例の要部となる可動部4を
支持したサスペンションワイヤ9及びサスペンションベ
ース11Aの動作について、図5(A)〜(C)を用い
て説明する。
【0036】図5(A),(B)に示した如く、レンズ
ホルダ6の前方部位6aの上部に対物レンズ5が取り付
けられ、且つ、この対物レンズ5の下方に立上げミラー
Mが臨めるようにレンズホルダ6の前方部位6aの下部
が切り欠かれている。一方、レンズホルダ6の後方部位
6cの上部にバランサー7が取り付けられている。そし
て、対物レンズ5及びバランサー7を取り付けた状態で
の可動部4の重心Gは、対物レンズ5とバランサー7と
の間で先に説明したサスペンションワイヤ9の仮想中心
“O”線上を垂下してレンズホルダ6の上面から少し下
がった位置に設定されている。従って、可動部4の重心
Gは、可動部4の高さ方向の中央位置“C“よりもレン
ズホルダ6の上面側に位置している。また、上下2対4
本のサスペンションワイヤ9(9a,9a),(9b,
9b)の一端側を可動部4の上下に固着し、サスペンシ
ョンワイヤ9の他端側をベース台2に支持したサスペン
ションベース11Aの上下に固着することにより、可動
部4がベース台2に対して揺動自在になっている。
【0037】ここで、可動部4の高さ方向に対して上側
のサスペンションワイヤ9a,9aと下側のサスペンシ
ョンワイヤ9b,9bとの間隔Kを十分大きく設定して
可動部4の安定性を取っているものの、可動部4の重心
Gが上方に位置しているため上側のサスペンションワイ
ヤ9a,9aと可動部4の重心Gとの間の間隔Kを、
下側のサスペンションワイヤ9b,9bと可動部4の重
心Gとの間の間隔Kよりも小さくして上下非対称に設
定している。この状態のままで、外部から衝撃などの外
乱を加えると、可動部4は素直に横揺れすることなく、
可動部4が重心Gより下方で高さ方向の中央位置“C”
を中心に矢印R方向にローリングしてしまう。即ち、可
動部4の中央位置“C”より上側の重量の方が下側の重
量よりも重いため、中央位置“C”を中心にローリング
してしまう。
【0038】そこで、図5(B),(C)に示した如
く、サスペンションワイヤ9の面Gmに対する上下非対
称を補うために、第1実施例では、可動部4の重心G
(=面Gm)から見て、サスペンションワイヤ9の面G
mに対する上側の間隔Kと下側の間隔Kとの違いに
合わせて、サスペンションベース11Aに設けた第1,
第2板バネ部11d,11eを、可動部4の重心G(=
面Gm)より上側と下側とでバネ定数を異ならしめてお
り、上側のバネ定数を硬く設定する一方、下側のバネ定
数を軟らかく設定している。従って、上側のサスペンシ
ョンワイヤ9a,9aと可動部4の重心Gより上側のサ
スペンションベース11Aの第1,第2板バネ部11
d,11eとを加算したトラッキング方向の剛性にかか
るモーメントが、下側のサスペンションワイヤ9b,9
bと可動部4の重心Gより下側のサスペンションベース
11Aの第1,第2板バネ部11d,11eとを加算し
たトラッキング方向の剛性にかかるモーメントよりも大
となり、可動部4の重心Gを押した時に上下が同じ変位
になる。
【0039】上記を言い換えると、可動部4の中央位置
“C”から見れば、上下の重量差に合わせて、上側のバ
ネ定数を硬く設定する一方、下側のバネ定数を軟らかく
設定していることになる。
【0040】これにより、外部から衝撃や加速が加えら
れても可動部4が矢印R方向にローリングすることな
く、これに伴って対物レンズ5が傾いて収差が発生する
現象を防止できるので、対物レンズ5がトラッキングず
れを起すことがなくなる。このようにサスペンションベ
ース11Aに第1,第2板バネ部11d,11eを設け
たことにより、対物レンズ5の下方に立上げミラーMを
接近して設けることが可能となり、第1実施例の光学的
ピックアップ装置1Aの薄形化を達成できる。
【0041】尚、上記サスペンションベース11Aに設
けた第2板バネ部11e,11eは、可動部4の重心G
に対して上下方向で肉厚などを変えることで上側と下側
のバネ定数を夫々調節ができるので、第1板バネ部11
d,11dを可動部4の重心Gを中心に必ずしも対称に
設けなくとも良い。
【0042】<第2実施例>図6(A)〜(C)は本発
明に係わる第2実施例の光学的ピックアップ装置を示し
た平面図,左側面図,後面図、図7(A)〜(C)は図
6に示したサスペンションベースを拡大して示した斜視
図,平面図,後面図、図8(A)〜(C)は同第2実施
例の光学的ピックアップ装置において、可動部を支持し
たサスペンションワイヤ及びサスペンションベースの動
作を説明するために模式的に示した左側面図,後面図,
模式図である。
【0043】図6(A)〜(C)に示した第2実施例の
光学的ピックアップ装置1Bでは、ここで用いられるサ
スペンションベース11Bの形状が、先に説明した第1
実施例で用いたサスペンションベース11Aの形状と一
部異なるだけであり、説明の便宜上、先に示した構成部
材に対しては同一の符号を付し、且つ、先に示した構成
部材は必要に応じて適宜説明し、サスペンションベース
11Bの異なる部位に新たな符号を付して説明する。
【0044】即ち、図7(A)〜(C)に拡大して示し
た如く、第2実施例に用いられるサスペンションベース
11Bは、中央に矩形状に形成した基部11aの左右に
連設して樹脂材の弾性力によりトラッキング方向(矢印
X方向)に揺動自在に板バネ部11f,11fを形成
し、且つ、これらの板バネ部11f,11fを高さ方向
に略3:1の比率で略水平な細いスリット11g,11
gにより上下に分割して、上側の第1板バネ部11
,11fと下側の第2板バネ部11f,11f
とを形成している。
【0045】また、上側の第1板バネ部11f,11
の内側の上面には、上側のガイド凹部11f11
11f11が“ハ字状”の溝11c,11cと略同一高
さで形成されていると共に、第1板バネ部11f,1
1fの両側面に、上側のV溝11f12,f12が上
側のガイド凹部11f11,11f11と略同一高さで
形成されている。上記と略同様に、下側の第2板バネ部
11f,11fの内側の下面には、下側のガイド凹
部11f21,11f21が図示しない“ハ字状”の溝
(11c,11c)と略同一高さで形成されていると共
に、第2板バネ部11f,11fの両側面に、下側
のV溝11f22,f22が下側のガイド凹部11f
21,11f21と略略同一高さで形成されている。そ
して、上側のサスペンションワイヤ9a,9aの他端側
を上側のガイド凹部11f11,f11に固着してその
先端を上側のV溝f12,1112に挟み込み、一方、
下側のサスペンションワイヤ9b,9bの他端側を下側
のガイド凹部11f21,11f21に固着してその先
端を下側のV溝11f22,11f22に挟み込んでい
る。
【0046】また、上側のガイド凹部11f11,11
11及び上側のV溝11f12,11f12と、図6
及び図8に示した可動部4の重心Gを通ってレンズホル
ダ6の上面と略平行な面Gmとの間の間隔Kは、下側
のガイド凹部11f21,11f21及び下側のV溝1
1f22,11f22と、面Gmとの間の間隔Kより
小さくして上下非対称に設定されている。従って、上側
のサスペンションワイヤ9a,9a及び下側のサスペン
ションワイヤ9b,9bは、上記面Gmに対して上下非
対称に設定されている。
【0047】この第2実施例でも、仮に上側のサスペン
ションワイヤ9a,9aと、下側のサスペンションワイ
ヤ9b,9bとを上記面Gmに対して上下を対称にしよ
うとすれば、上側と下側との間隔K=K+Kは非常
に小さくなってしまい、可動部4の支持が不安定になる
ばかりでなく、寸法精度の歩留りも非常に悪くなってし
まうので、実用性がほとんどないため、これを避けるた
めに、上側のサスペンションワイヤ9a,9aと、下側
のサスペンションワイヤ9b,9bとを上下非対称で且
つ上側と下側との間隔Kを十分大きく設定して、可動部
4がサスペンションワイヤ9により安定に支持できるよ
うにしている。
【0048】次に、第2実施例の要部となる可動部4を
支持したサスペンションワイヤ9及びサスペンションベ
ース11Bの動作について、図8(A)〜(C)を用い
て説明する。
【0049】ここでは、サスペンションベース11Bに
設けた第1,第2板バネ部(11f,11f),
(11f,11f)を、可動部4の重心Gより上側
のサスペンションベース11Bの第1板バネ部11
,11fと、可動部4の重心Gより下側のサスペ
ンションベース11Bの第1,第2板バネ部(11
,11f),(11f,11f)とに分け
て、可動部4の重心Gを境にして上側と下側で肉厚など
を変えることにより上側の第1板バネ部11f,11
のバネ定数を硬く設定する一方、下側の第1,第2
板バネ部(11f,11f),(11f,11f
)のバネ定数を軟らかく設定している。
【0050】これにより、第2実施例でも、第1実施例
と同様に、可動部4の重心G(=面Gm)から見て、サ
スペンションワイヤ9の面Gmに対する上側の間隔K
と下側の間隔Kとの違いに合わせて、サスペンション
ベース11Bに設けた第1,第2板バネ部11f,1
1fを、可動部4の重心G(=面Gm)より上側と下
側とでバネ定数を異ならしめており、上側のバネ定数を
硬く設定する一方、下側のバネ定数を軟らかく設定して
いる。従って、上側のサスペンションワイヤ9a,9a
と可動部4の重心Gより上側のサスペンションベース1
1Bの第1板バネ部11fとを加算したトラッキング
方向の剛性にかかるモーメントが、下側のサスペンショ
ンワイヤ9b,9bと可動部4の重心Gより下側のサス
ペンションベース11Bの第1,第2板バネ部11
,11fとを加算したトラッキング方向の剛性に
かかるモーメントよりも大となり、可動部4の重心Gを
押した時に上下が同じ変位になる。
【0051】この結果、第1実施例と同様に、外部から
衝撃や加速が加えられても可動部4が矢印R方向にロー
リングすることなく、これに伴って対物レンズ5が傾い
て収差が発生する現象を防止できるので、対物レンズ5
がトラッキングずれを起すことがなくなる。このように
サスペンションベース11Bに第1,第2板バネ部11
,11f2を設けたことにより、対物レンズ5の下
方に立上げミラーMを接近して設けることが可能とな
り、第2実施例の光学的ピックアップ装置1Bの薄形化
を達成できる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる光学的ピッ
クアップ装置によると、上下2対4本のサスペンション
ワイヤの一端側を仮想に延長した延長線が対物レンズを
取り付けた可動部の重心を通る上下の仮想中心で交わる
ようにしてサスペンションワイヤの一端側を可動部の
下に固着し、且つ、サスペンションワイヤの他端側を
端側に対して“ハ字状”に拡開した状態でベース台に支
持したサスペンションベースの上下に固着すると共に、
上側の前記サスペンションワイヤと下側の前記サスペン
ションワイヤとを前記可動部の重心に対して上下非対称
に設定した際にサスペンションベースは、ベース台の
支持部に支持するために中央に形成した基部と、サスペ
ンションワイヤの他端側をガイドするために基部を挟ん
で左右の上面及び下面に形成した“ハ字状”の溝と、基
部を挟んで左右に薄肉に延出されてサスペンションワイ
ヤの他端側を上下で支持すると共にサスペンションワイ
ヤの上下非対称を補うべく上下でバネ定数の異なるバネ
とを樹脂材を用いて一体化したため、この結果、サス
ペンションベースの部品コストを低減できると共に、
部から衝撃や加速が加えられても可動部がローリングす
ることなく、これに伴って対物レンズが傾いて収差が発
生する現象を防止できるので、対物レンズがトラッキン
グずれを起すことがなくなる。また、上記サスペンショ
ンベースにバネ部を設けたことにより、対物レンズの下
方に立上げミラーを接近して設けることが可能となり、
本発明の光学的ピックアップ装置の薄形化を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施例の光学的ピックアッ
プ装置を示した分解斜視図である。
【図2】(A)〜(C)は本発明に係わる第1実施例の
光学的ピックアップ装置を示した平面図,左側面図,後
面図である。
【図3】本発明に係わる第1実施例の光学的ピックアッ
プ装置の組立て状態を示した斜視図である。
【図4】(A)〜(C)は図1,図2に示したサスペン
ションベースを拡大して示した斜視図,平面図,後面図
である。
【図5】(A)〜(C)は本発明に係わる第1実施例の
光学的ピックアップ装置において、可動部を支持したサ
スペンションワイヤ及びサスペンションベースの動作を
説明するために模式的に示した左側面図,後面図,模式
図である。
【図6】(A)〜(C)は本発明に係わる第2実施例の
光学的ピックアップ装置を示した平面図,左側面図,後
面図である。
【図7】(A)〜(C)は図6に示したサスペンション
ベースを拡大して示した斜視図,平面図,後面図であ
る。
【図8】(A)〜(C)は本発明に係わる第2実施例の
光学的ピックアップ装置において、可動部を支持したサ
スペンションワイヤ及びサスペンションベースの動作を
説明するために模式的に示した左側面図,後面図,模式
図である。
【図9】従来の光学的ピックアップ装置を分解して示し
た分解斜視図である。
【図10】(A),(B)は従来の光学的ピックアップ
装置を示した平面図及び側断面図である。
【符号の説明】
1A…第1実施例の光学的ピックアップ装置、1B…第
2実施例の光学的ピックアップ装置、2…ベース台、4
…可動部、5…対物レンズ、7…バランサー、9a,9
a…上側のサスペンションワイヤ、9b,9b…下側の
サスペンションワイヤ、11A…第1実施例のサスペン
ションベース、11d…第1板バネ部、11e…第2板
バネ部、11B…第2実施例のサスペンションベース、
11f…板バネ部、11f…第1板バネ部、11f
…第2板バネ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−50023(JP,A) 特開 平3−122829(JP,A) 特開 平2−121126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下2対4本のサスペンションワイヤの一
    端側を仮想に延長した延長線が対物レンズを取り付けた
    可動部の重心を通る上下の仮想中心で交わるようにして
    前記サスペンションワイヤの一端側を前記可動部の上下
    に固着し、且つ、前記サスペンションワイヤの他端側を
    一端側に対して“ハ字状”に拡開した状態でベース台に
    支持したサスペンションベースの上下に固着すると共
    に、上側の前記サスペンションワイヤと下側の前記サス
    ペンションワイヤとを前記可動部の重心に対して上下非
    対称に設定した光学的ピックアップ装置であって、 前記サスペンションベースは、前記ベース台の支持部に
    支持するために中央に形成した基部と、前記サスペンシ
    ョンワイヤの他端側をガイドするために前記基部を挟ん
    で左右の上面及び下面に形成した“ハ字状”の溝と、前
    記基部を挟んで左右に薄肉に延出されて前記サスペンシ
    ョンワイヤの他端側を上下で支持すると共に前記サスペ
    ンションワイヤの上下非対称を補うべく上下でバネ定数
    の異なるバネ部とを樹脂材を用いて一体化したことを特
    徴とする光学的ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学的ピックアップ装置に
    おいて、 上側の前記サスペンションワイヤと前記可動部の重心と
    の間の間隔を、下側の前記サスペンションワイヤと前記
    可動部の重心との間の間隔よりも小さくして上下非対称
    に設定した際、 前記サスペンションベースに設けた上側の前記バネ部の
    バネ定数を、下側の前記バネ部のバネ定数よりも大きく
    設定したことを特徴とする光学的ピックアップ装置。
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