JP3099663B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP3099663B2
JP3099663B2 JP07021642A JP2164295A JP3099663B2 JP 3099663 B2 JP3099663 B2 JP 3099663B2 JP 07021642 A JP07021642 A JP 07021642A JP 2164295 A JP2164295 A JP 2164295A JP 3099663 B2 JP3099663 B2 JP 3099663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスタ装置(例えばテ
スタのような外部装置)とスレーブ装置(例えばエンジ
ン制御装置、トランスミッション制御装置のような電子
制御装置)との間で、例えば診断のためのデータ通信を
行う通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両のエレクトロニクス化は目ざ
ましく、エンジンやトランスミッションをはじめとする
車両各部の車載機器が、マイクロコンピュータによって
高度に電子制御化されている。このため、これら車載機
器の制御性は飛躍的に高められるに至っているが、その
反面、これら車載機器の故障診断はますます複雑なもの
になってきている。
【0003】このため多くの車載電子制御装置には自己
診断機能が付加されて、その対象とする車載機器を制御
するとともに、車載機器や制御装置自らの故障診断をも
行うように改良されたり、あるいは、(イ)これら車載
電子制御装置をスレーブ装置とし、このスレーブ装置
を、故障診断テスタと称されるマスタ装置としての外部
装置に共通接続し、この故障診断テスタによる支援のも
とに、より高度な故障診断や診断データの解析を行う、
(ロ)これら車載電子制御装置間で、1つをマスタ、他
をスレーブとする通信路を形成し、このマスタとなる電
子制御装置を通じて、他の全ての電子制御装置の故障診
断等を集中して行う、等のシステムとして改良される
等、ますます複雑になりつつある車両システムの診断に
対処するための様々な工夫が講じられている。
【0004】ところで、上記(イ)のような通信システ
ムとしては、故障診断テスタが、複数の車載電子制御装
置の中から診断したい1つの電子制御装置(以下、これ
をECU1という)を選択するとともに、ECU1に対
して診断用の要求メッセージを送信し、それに対してE
CU1が、上記要求メッセージに対する応答メッセージ
として、最新データパケット(複数のデータ)を故障診
断テスタに対して連続送信し、故障診断テスタが、この
連続送信されるデータに基づいて診断を行うといった、
1対1データ通信を行うものがある。
【0005】例えば、故障診断テスタが、車載電子制御
装置としてのエンジン制御装置、トランスミッション制
御装置等の中からエンジン制御装置(ECU1)を選択
するとともに、このエンジン制御装置に対して要求メッ
セージを送信し、それに対してエンジン制御装置が、上
記要求メッセージに対する応答メッセージとして、エン
ジン回転数、車速といった複数の最新データパケットを
故障診断テスタに対して連続送信し、故障診断テスタ
が、この連続送信されるデータに基づいて診断を行う、
といった具合である。
【0006】ここで上記通信システムでは、故障診断テ
スタとECU1との間のデータ通信が信号線およびコネ
クタを介して行われている。ここで、例えば故障診断テ
スタからの要求メッセージに基づいてECU1の動作が
実行開始された後に、上記コネクタの接続が外された場
合、ECU1は、この外されたことを検出する手段を有
していないために、このことを検出することができな
い。
【0007】従ってECU1は、故障診断テスタがまだ
自らと接続されているものと誤認識し、その結果、コネ
クタが外される直前の制御動作を継続してしまう。つま
り、最新データパケットを故障診断テスタに対して連続
送信し続けてしまう。そこでこの問題を解決するための
通信システムとして、特開平3−124141号公報に
開示されたものがある。このシステムによると、故障診
断テスタが、継続要求メッセージを定期的に送信するよ
うにしている。そしてECU1は、上記継続要求メッセ
ージの受信完了から所定時間内に次の継続要求メッセー
ジを受信したら、自らがまだ故障診断テスタと接続され
ているとみなして上記連続送信を継続する。反対に、継
続要求メッセージの受信完了から上記所定時間を超えて
も次の継続要求メッセージを受信しないときは、上記コ
ネクタが外されたものとみなして、上記連続送信を停止
する。
【0008】ところで、上記公報記載の通信システムに
は、故障診断テスタからECU1に要求メッセージを送
信するための通信ラインと、ECU1から故障診断テス
タに応答メッセージを送信するための通信ラインとが、
それぞれ独立して設けられている。従って、上記継続要
求メッセージをどのようなタイミングで送信しても、こ
の継続要求メッセージが、ECU1からの応答メッセー
ジと通信ライン上で衝突することはない。
【0009】しかし、上記要求メッセージと応答メッセ
ージとを同一の通信ラインで送信するようにした場合、
上記公報記載の通信システムのように、適当なタイミン
グで継続要求メッセージを送信するようにすると、場合
によっては、ECU1から応答メッセージが送信されて
いるときに故障診断テスタから継続要求メッセージが送
信されることも生じ、通信ライン上でこれらのメッセー
ジが互いに衝突してしまう。
【0010】そこで、上記のように1本の通信ラインに
てメッセージのやりとりを行う通信システムを構成する
にあたって、それぞれのメッセージが衝突しないよう
に、国際規格ISO−9141−2によって、要求メッ
セージの送信完了から最初の応答メッセージの送信開始
までの空き待ち時間(P2)、ある応答メッセージの送
信完了から次の応答メッセージの送信開始までの空き待
ち時間(P2)、および最終応答メッセージの送信完了
から次の要求メッセージの送信開始までの空き待ち時間
(P3)等が規定されている(図16参照)。
【0011】この国際規格によると、上記時間P2は0
〜50msまたは25〜50ms、上記時間P3は55
ms〜5msと規定している。すなわち、図16の例の
場合、故障診断テスタが要求メッセージ1の送信を完了
したら、ECU1は、遅くとも50ms以内には応答メ
ッセージ1の送信を開始する。そしてECU1は、応答
メッセージ1の送信を完了したら、遅くとも50ms以
内には応答メッセージ2の送信を開始する。
【0012】また故障診断テスタは、応答メッセージ2
(この場合、これが最終応答メッセージ)の送信が完了
して55ms以上、通信路が空いた状態となったことを
確認し、その後遅くとも5s以内には要求メッセージ2
の送信を開始する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記国際規
格の考え方をそのまま、上記のような、1本の通信ライ
ン上で継続要求メッセージを故障診断テスタから定期的
に送信させる通信システムに適用しようとすると、以下
のような問題が生ずる。つまり上記国際規格では、ある
応答メッセージの送信後、次に送信する応答メッセージ
がある場合は、上記ある応答メッセージの送信完了から
時間P2後(遅くとも50ms以内)に次の応答メッセ
ージの送信が開始される。従って、図17に示すよう
に、ECU1からの応答メッセージがたくさんある場合
は、いつまでたっても通信路が上記時間P3(少なくと
も55ms以上)だけ空かず、その結果、故障診断テス
タはいつまでたっても継続要求メッセージを送信するこ
とができない。
【0014】その結果、ECU1は、要求メッセージ1
の受信を完了してから上記所定時間(図17のT0)以
内に継続要求メッセージが故障診断テスタから送信され
てこなかったことから、上記コネクタの接続が外された
と誤認識し、この時間T0後に応答メッセージの送信を
終了してしまうという問題が発生する。なお、この問題
は、上記(イ)のようなシステムについてのみ発生する
ものではなく、上記(ロ)のようなシステムについても
同じように発生する。
【0015】そこで本発明は上記問題に鑑み、マスタ装
置とスレーブ装置とを1本の通信線で接続し、このマス
タ装置が、前記通信線上に、前記スレーブ装置から応答
メッセージを連続送信させるための要求メッセージを送
信するとともに、さらにこの要求メッセージの送信から
所定時間内に、前記連続送信を継続させるための継続メ
ッセージを送信するように構成され、前記スレーブ装置
が、前記要求メッセージあるいは前記継続メッセージを
受信したら、この受信から前記所定時間、前記応答メッ
セージを前記通信線上に連続送信するように構成された
通信システムにおいて、前記マスタ装置が、前記継続メ
ッセージを、前記連続送信される応答メッセージと前記
通信線上で互いに衝突させることなく、前記通信線上に
送信できる通信システムを提供することを第1の目的と
する。
【0016】また、上記のように、ECU1が応答メッ
セージを連続送信している途中で、故障診断テスタを通
じて中止要求メッセージをECU1に送信したい場合に
ついても、この中止要求メッセージが、応答メッセージ
の送信完了から上記時間P3後に送信されるように上記
国際規格で規定されているため、上記のように通信路が
いつまでたっても時間P3(少なくとも55ms以上)
だけ空かないと、中止要求メッセージをECU1に送信
することができないという問題が発生する。
【0017】なお、この問題も、上記(イ)のようなシ
ステムについてのみ発生するものではなく、上記(ロ)
のようなシステムについても同じように発生する。そこ
で本発明は上記問題に鑑み、マスタ装置とスレーブ装置
とを1本の通信線で接続し、前記マスタ装置が、前記通
信線上に、前記スレーブ装置から応答メッセージを連続
送信させるための要求メッセージを送信するとともに、
さらにこの要求メッセージの送信後、前記連続送信を中
止させるための中止メッセージを送信するように構成さ
れ、前記スレーブ装置が、前記要求メッセージを受信し
たら、この受信から所定時間、前記応答メッセージを前
記通信線上に連続送信するとともに、前記中止メッセー
ジを受信したら、前記連続送信を中止するように構成さ
れた通信システムにおいて、前記マスタ装置が、前記中
止要求メッセージを、前記連続送信される応答メッセー
ジと前記通信路上で互いに衝突させることなく、前記通
信線上に送信できる通信システムを提供することを第2
の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の発明では、マスタ装置(5)と
スレーブ装置(1)とが通信線(3)で接続され、前記
マスタ装置(5)が、前記通信線(3)上に、前記スレ
ーブ装置(1)から応答メッセージを連続送信させるた
めの要求メッセージを送信するとともに、さらにこの要
求メッセージの送信から所定時間(T0)内に、前記連
続送信を継続させるための継続メッセージを送信するよ
うに構成され、前記スレーブ装置(1)が、前記要求メ
ッセージあるいは前記継続メッセージを受信したら、こ
の受信から前記所定時間(T0)、前記応答メッセージ
を前記通信線(3)上に連続送信するように構成された
通信システムにおいて、前記通信線(3)が1本で構成
され、前記スレーブ装置(1)が、前記応答メッセージ
を連続送信する際に、ある応答メッセージの送信後、前
記通信線(3)が第1アイドル時間(P2′)以上続け
て空いたことを確認してから、次の応答メッセージを送
信するように構成され、前記マスタ装置(5)が、前記
継続メッセージを、前記通信線(3)が前記第1アイド
ル時間(P2′)よりも短い第2アイドル時間(P
3′)以上続けて空いたことを確認したら送信するよう
に構成された通信システムを特徴とする。
【0019】また請求項2記載の発明では、請求項1記
載の通信システムにおいて、前記スレーブ装置(1)
が、前記通信線(3)が前記第1アイドル時間(P
2′)以上続けて空いたか否かを判定する第1アイドル
時間判定手段(ステップ338)と、この第1アイドル
時間判定手段(ステップ338)によって、前記通信線
(3)が前記第1アイドル時間(P2′)以上続けて空
いたと判定されたら、前記次の応答メッセージを送信す
る応答メッセージ送信手段(ステップ339)とを備
え、前記マスタ装置(5)が、前記要求メッセージまた
は前記継続メッセージの送信完了から、前記所定時間
(T0)よりも短い第2所定時間(T1)以上が経過し
たか否かを判定する経過時間判定手段(ステップ21
9)と、この経過時間判定手段(ステップ219)によ
って、前記第2所定時間(T1)以上が経過したと判定
されたら、基準値を前記第2アイドル時間(P3′)に
設定する基準値設定手段(ステップ220)と、前記通
信線(3)が前記基準値(P3′)以上続けて空いたか
否かを判定する第2アイドル時間判定手段(ステップ2
22)と、この第2アイドル時間判定手段(ステップ2
22)によって、前記通信線(3)が前記基準値(P
3′)以上続けて空いたと判定されたら、前記継続メッ
セージを送信する継続メッセージ送信手段(ステップ2
23)とを備えることを特徴とする。
【0020】また請求項3記載の発明では、請求項1記
載の通信システムにおいて、前記スレーブ装置(1)
が、前記要求メッセージまたは前記継続メッセージの送
信完了から、前記所定時間(T0)よりも短い第2所定
時間(T1)以上が経過したか否かを判定する経過時間
判定手段(ステップ342)と、この経過時間判定手段
(ステップ342)によって、前記第2所定時間(T
1)以上が経過したと判定されたら、基準値を前記第1
アイドル時間(P2′)に設定する基準値設定手段(ス
テップ336)と、前記通信線(3)が前記基準値(P
2′)以上続けて空いたか否かを判定する第1アイドル
時間判定手段(ステップ338)と、この第1アイドル
時間判定手段(ステップ338)によって、前記通信線
(3)が前記基準値(P2′)以上続けて空いたと判定
されたら、前記次の応答メッセージを送信する応答メッ
セージ送信手段(ステップ339)とを備え、前記マス
タ装置(5)が、前記通信線(3)が前記第2アイドル
時間(P3)以上続けて空いたか否かを判定する第2ア
イドル時間判定手段(ステップ222)と、この第2ア
イドル時間判定手段(ステップ222)によって、前記
通信線(3)が前記第2アイドル時間(P3)以上続け
て空いたと判定されたら、前記継続メッセージを送信す
る継続メッセージ送信手段(ステップ223)とを備え
ることを特徴とする。
【0021】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項4記載の発明では、マスタ装置(5)とスレーブ
装置(1)とが通信線(3)で接続され、前記マスタ装
置(5)が、前記通信線(3)上に、前記スレーブ装置
(1)から応答メッセージを連続送信させるための要求
メッセージを送信するとともに、さらにこの要求メッセ
ージの送信後、前記連続送信を中止させるための中止メ
ッセージを送信するように構成され、前記スレーブ装置
(1)が、前記要求メッセージを受信したら、この受信
から所定時間(T0)、前記応答メッセージを前記通信
線(3)上に連続送信するとともに、前記中止メッセー
ジを受信したら、前記連続送信を中止するように構成さ
れた通信システムにおいて、前記通信線(3)が1本で
構成され、前記スレーブ装置(1)が、前記応答メッセ
ージを連続送信する際に、ある応答メッセージの送信
後、前記通信線(3)が第1アイドル時間(P2′)以
上続けて空いたことを確認してから、次の応答メッセー
ジを送信するように構成され、前記マスタ装置(5)
が、前記中止メッセージを、前記通信線(3)が前記第
1アイドル時間(P2′)よりも短い第2アイドル時間
(P3′)以上続けて空いたことを確認したら送信する
ように構成された通信システムを特徴とする。
【0022】また請求項5記載の発明では、請求項4記
載の通信システムにおいて、前記スレーブ装置(1)
が、前記通信線(3)が前記第1アイドル時間(P
2′)以上続けて空いたか否かを判定する第1アイドル
時間判定手段(ステップ338)と、この第1アイドル
時間判定手段(ステップ338)によって、前記通信線
(3)が前記第1アイドル時間(P2′)以上続けて空
いたと判定されたら、前記次の応答メッセージを送信す
る応答メッセージ送信手段(ステップ339)とを備
え、前記マスタ装置(5)が、前記通信線(3)が前記
第2アイドル時間(P3′)以上続けて空いたか否かを
判定する第2アイドル時間判定手段(ステップ222)
と、この第2アイドル時間判定手段(ステップ222)
によって、前記通信線(3)が前記第2アイドル時間
(P3′)以上続けて空いたと判定されたら、前記中止
メッセージを送信する中止メッセージ送信手段(ステッ
プ223)とを備えることを特徴とする。
【0023】また請求項6記載の発明では、請求項1な
いし5記載の通信システムにおいて、前記スレーブ装置
を複数有し、前記マスタ装置(5)が、この複数のスレ
ーブ装置(1、2)の中から任意のスレーブ装置(1)
を選択するとともに、この選択したスレーブ装置(1)
に対して前記要求メッセージまたは前記継続メッセージ
または前記中止メッセージを送信するように構成され、
前記選択されたスレーブ装置(1)が前記応答メッセー
ジを連続送信するように構成されたことを特徴とする。
【0024】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0025】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明によると、マス
タ装置が前記要求メッセージを通信線上に送信すると、
スレーブ装置は、この要求メッセージを受信したら、こ
の受信から所定時間、応答メッセージを通信線上に連続
送信する。ここで前記スレーブ装置は、応答メッセージ
を通信線上に連続送信する際に、ある応答メッセージの
送信後、通信線が第1アイドル時間以上続けて空いた
ら、次の応答メッセージを送信する、といった態様で前
記連続送信をする。それに対して前記マスタ装置は、通
信線が第1アイドル時間よりも短い第2アイドル時間以
上続けて空いたら、継続メッセージを送信するように構
成されている。
【0026】このように、マスタ装置が継続メッセージ
を送信するタイミングとしての前記第2アイドル時間の
方が、スレーブ装置が次の応答メッセージを送信するタ
イミングとしての前記第1アイドル時間よりも短いた
め、マスタ装置が、前記要求メッセージの送信から前記
所定時間内に継続メッセージを送信する際には、マスタ
装置は、スレーブ装置が次の応答メッセージを送信する
前に、前記継続メッセージを送信できる。
【0027】従って、マスタ装置とスレーブ装置とを接
続する通信線を1本で構成した場合でも、この通信線上
で前記両メッセージを互いに衝突させることなく、マス
タ装置は、前記要求メッセージの送信から前記所定時間
内に、前記継続メッセージを通信線上に送信することが
できる。また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明をより具体化したものであり、この発明によると、経
過時間判定手段によって、マスタ装置が要求メッセージ
または継続メッセージを送信完了してから第2所定時間
以上経過したと判定されたら、マスタ装置の基準値設定
手段が、基準値を第2アイドル時間(<第1アイドル時
間)に設定する。
【0028】そしてマスタ装置は、第2アイドル時間判
定手段によって、通信線が前記基準値(=第2アイドル
時間)以上続けて空いたと判定されたら、継続メッセー
ジ送信手段が継続メッセージを送信する。それに対して
スレーブ装置は、第1アイドル判定手段によって、通信
線が第1アイドル時間(>第2アイドル時間)以上続け
て空いたと判定されたら、応答メッセージ送信手段が次
の応答メッセージを送信する。
【0029】このように、マスタ装置からの要求メッセ
ージ送信が完了してから前記第2所定時間が経過した
ら、マスタ装置は、継続メッセージを送信するタイミン
グとしての基準値を、スレーブ装置が次の応答メッセー
ジを送信するタイミングとしての前記第1アイドル時間
よりも短い第2アイドル時間に設定するので、マスタ装
置は、スレーブ装置が次の応答メッセージを送信する前
に、前記継続メッセージを送信できる。
【0030】また、請求項3記載の発明も請求項1記載
の発明をより具体化したものであり、この発明による
と、経過時間判定手段によって、マスタ装置が要求メッ
セージまたは継続メッセージを送信完了してから第2所
定時間以上経過したと判定されたら、スレーブ装置の基
準値設定手段が、基準値を第1アイドル時間(>第2ア
イドル時間)に設定する。
【0031】そしてスレーブ装置は、第1アイドル時間
判定手段によって、通信線が前記基準値(=第1アイド
ル時間)以上続けて空いたと判定されたら、応答メッセ
ージ送信手段が次の応答メッセージを送信する。それに
対してマスタ装置は、第2アイドル判定手段によって、
通信線が第2アイドル時間(<第1アイドル時間)以上
続けて空いたと判定されたら、継続メッセージ送信手段
が継続メッセージを送信する。
【0032】このように、マスタ装置からの要求メッセ
ージ送信が完了してから前記第2所定時間が経過した
ら、スレーブ装置は、次の応答メッセージを送信するタ
イミングとしての基準値を、マスタ装置が継続メッセー
ジを送信するタイミングとしての前記第2アイドル時間
よりも長い第1アイドル時間に設定するので、マスタ装
置は、スレーブ装置が次の応答メッセージを送信する前
に、前記継続メッセージを送信できる。
【0033】また請求項4記載の発明の場合、マスタ装
置が中止メッセージを送信するタイミングとしての第2
アイドル時間の方が、スレーブ装置が次の応答メッセー
ジを送信するタイミングとしての第1アイドル時間より
も短いため、マスタ装置は、スレーブ装置が次の応答メ
ッセージを送信する前に、前記中止メッセージを送信で
きる。
【0034】従って、マスタ装置とスレーブ装置とを接
続する通信線を1本で構成した場合でも、この通信線上
で前記両メッセージを互いに衝突させることなく、マス
タ装置は、前記中止メッセージを通信線上に送信するこ
とができる。また請求項5記載の発明は、請求項4記載
の発明をより具体化したものであり、この発明による
と、スレーブ装置は、第1アイドル時間判定手段によっ
て、通信線が第1アイドル時間以上続けて空いたと判定
されたら、応答メッセージ送信手段が次の応答メッセー
ジを送信する。それに対してマスタ装置は、第2アイド
ル判定手段によって、通信線が第2アイドル時間(<第
1アイドル時間)以上続けて空いたと判定されたら、中
止メッセージ送信手段が中止メッセージを送信する。
【0035】このように、マスタ装置が中止メッセージ
を送信するタイミングとして第2アイドル時間の方が、
スレーブ装置が次の応答メッセージを送信するタイミン
グとしての第1アイドル時間よりも短いので、マスタ装
置は、スレーブ装置が次の応答メッセージを送信する前
に、前記中止メッセージを送信できる。また請求項6記
載の発明ではスレーブ装置が複数あるが、マスタ装置
が、この複数のスレーブ装置の中から任意のスレーブ装
置を選択し、この選択したスレーブ装置との間で、上記
請求項1〜5記載の発明のように、通信線上で各メッセ
ージのやりとりを行う。
【0036】
【実施例】次に、本発明を車両診断システムに適用し
た、請求項1、2、4〜6記載の発明に基づいた第1実
施例について、図1ないし図11に基づいて説明する。
本実施例のシステムは、図1に示すように、車両に搭載
されるスレーブ装置としての複数の電子制御装置(エン
ジン制御装置1、トランスミッション制御装置2等)
と、外部接続されるマスタ装置としての故障診断テスタ
5とが、1本の通信線3およびダイアグコネクタ4を介
して接続されている。
【0037】なお、これら接続される故障診断テスタ5
と上記車載電子制御装置との間では、その通信方式とし
て国際規格ISO−9141−2に準拠したプロトコル
が用いられるものとする。以下、これら各要素の詳細に
ついて説明する。ここでは、車載電子制御装置の一例と
してエンジン制御装置1を代表としてその構成および機
能を説明する。
【0038】エンジン制御装置1は、CPU11、RO
M12、RAM13、入力回路14、出力回路15、A
D変換回路(以下ADC回路という)16、および通信
回路17等をそれぞれ有して構成されている。ここで通
信回路17は、通信線3をドライブする入出力バッファ
回路である。また入力回路14には、エンジン回転数を
検出するセンサ(具体的にはクランク角センサ)21や
車速センサ22等のセンサから出力される、主にパルス
信号からなるセンサ信号が入力され、ADC回路16に
は、スロットルセンサ23、エアフローメータ24、水
温センサ25、O2 センサ26等、車両各部に設けられ
たセンサから出力されるアナログ信号からなるセンサ信
号が入力される。
【0039】これらの信号はいずれも、それら検出値に
対応したセンサデータとしてRAM13のデータ領域に
格納され、CPU11による燃料噴射量や点火時期の演
算のための演算値として利用される。なおRAM13に
は、上記データ領域の他に、後述する各カウンタ、各バ
ッファ、および各実行フラグ等の登録領域がそれぞれ形
成されている。
【0040】またCPU11は、ROM12に予め格納
されている制御プログラムに従い、RAM13に取り込
まれたセンサデータに基づく所定の演算を実行して、そ
の都度の燃料噴射量や点火時期を求めるとともに、故障
診断テスタ5との間で後述する通信メッセージの授受、
およびそのメッセージを通じて指定された診断処理を実
行する部分である。
【0041】なお、ROM12に格納された上記制御プ
ログラムには、RAM13内の上記「受信カウンタ」、
「アイドルカウンタ」等のカウンタをソフトウェア的に
カウント処理する「カウンタプログラム」が含まれる。
なお、このCPU11を通じて求められた燃料噴射量は
出力回路15に与えられ、この出力回路15を通じて、
上記求められた燃料噴射量に対応する信号がエンジン制
御手段27に出力される。エンジン制御手段27として
は例えば燃料噴射弁がある。
【0042】一方、故障診断テスタ5も、上記電子制御
装置と同じくCPU、ROM、RAM、通信回路等を備
えた構成である。そして、故障診断テスタ5の外側表面
に設けられた操作手段5a(具体的にはキーボード)を
通じて所定の診断モードが設定されたときは、この診断
モードに応じた要求メッセージ(後述する)が、ダイア
グコネクタ4を介して各電子制御装置に送信される。
【0043】なお、故障診断テスタ5では、上記要求メ
ッセージに対する応答メッセージ(後述する)の内容
を、図示しない表示器に一覧表示したりグラフ表示した
りすることによって、診断結果を診断者に知らせること
ができる。またダイアグコネクタ4には、イグニッショ
ンスイッチ18を経て、バッテリー19より電源が供給
されており、故障診断テスタ5がこうして車載電子制御
装置と電気的に接続されるとき、このダイアグコネクタ
4を介して故障診断テスタ5にも電源が供給されるよう
になっている。
【0044】さて、本実施例の通信システムでは、故障
診断テスタ5が、上記各電子制御装置の中から1つを選
択するとともに、この選択した制御装置に対して要求メ
ッセージを送信し、それに対して上記選択された制御装
置が、上記要求メッセージに対する応答メッセージとし
て、最新データパケット(複数のデータ)を故障診断テ
スタ5に連続送信し、そして故障診断テスタ5が、この
連続送信されるデータに基づいて、上記選択した制御装
置の診断を行うといった、1対1データ通信である最新
データパケット連続送信診断処理を行う。
【0045】図2、図3に、この最新データパケット連
続送信診断処理の全体的な流れをタイムチャートとして
示す。ここでは、上記選択される制御装置がエンジン制
御装置1である場合について説明する。なお、以下説明
する各メッセージを構成する各バイトのビットフォーマ
ットには、図4に示されるような8ビットからなるNR
Z(ノンリターンゼロ)方式が採用される。そして、そ
の先頭に論理L(ロー)レベルのスタートビット、およ
びその末尾に論理H(ハイ)レベルのストップビットが
それぞれ付加されて、それらのバイトの存在が確認され
るようになっている。
【0046】操作者がキーボード5aを操作して、エン
ジン制御装置1の最新データパケット連続送信診断を行
う最新データパケットモードを設定すると、故障診断テ
スタ5が、最新データパケット連続送信を要求する要求
メッセージ1を送信する。なお、この要求メッセージ1
のヘッダ3バイトには、図2に示すように、 ・「このメッセージが要求メッセージであること($6
8)」、 ・「このメッセージの送信先がエンジン制御装置1であ
ること($6A)」、 ・「このメッセージの送信元が故障診断テスタ5である
こと($F1)」、 等が組み込まれる。
【0047】また、その次のデータバイトには、 ・「最新データパケット定義を要求するモード表示($
A1)」、 ・「任意に送信データ設定を要求するデータパケットI
D($01)」、 ・「エンジン回転数($0C、$FF)、車速($0
D)、吸気温($0F)をそれぞれ要求するパラメータ
ID」、 が組み込まれ、最後にチェックサム(以下、CSとい
う)が付加される。
【0048】一方、エンジン制御装置1は、この要求メ
ッセージ1の受信完了から時間P2(本実施例では28
ms)後に、最新データパケットの定義をすることを示
す応答メッセージの送信を開始する。すなわち、要求メ
ッセージ1のCSのストップビットの完了から時間P2
後に、上記応答メッセージのスタートビットを送信す
る。
【0049】なお、この応答メッセージのヘッダ3バイ
トには、 ・「このメッセージが応答メッセージであること($4
8)」、 ・「このメッセージの送信先が故障診断テスタ5である
こと($6B)」、 ・「このメッセージの送信元がエンジン制御装置1であ
ること($10)」、 等が組み込まれる。
【0050】また、その次のデータバイトには、 ・「最新データパケット定義を実施するモード表示($
E1)」、 ・「任意に送信データ設定を要求するデータパケットI
D($01)」、 ・「エンジン回転数($0C、$FF)、車速($0
D)、吸気温($0F)をそれぞれ示すパラメータI
D」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
【0051】そして故障診断テスタ5は、上記応答メッ
セージの受信完了から時間P3(本実施例では55m
s)後に、最新データパケット連続送信開始を要求する
要求メッセージ2を送信する。すなわち、上記応答メッ
セージのCSのストップビットの完了から時間P3後
に、要求メッセージ2のスタートビットを送信する。な
お、この要求メッセージ2のヘッダ3バイトには、上記
要求メッセージ1のヘッダ3バイトと同じデータが組み
込まれる。
【0052】また、その次のデータバイトには、 ・「最新データパケット定義の連続送信を要求するモー
ド表示($A2)」、 ・「任意に送信データを設定するデータパケットID
($01)」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。そしてエンジ
ン制御装置1は、この要求メッセージ2の受信の完了か
ら時間P2′(本実施例では40ms)後に、この要求
メッセージ2に対する最初の応答メッセージを送信す
る。すなわち、要求メッセージ2のCSのストップビッ
トの完了から時間P2′後に、上記最初の応答メッセー
ジのスタートビットを送信する。
【0053】なお、この応答メッセージのヘッダ3バイ
トには、上記応答メッセージのヘッダ3バイトと同じデ
ータが組み込まれる。また、その次のデータバイトに
は、 ・「最新データパケットの連続送信を実施するモード表
示($E2)」、 ・「任意に送信データを設定するデータパケットID
($01)」、 ・「実際のエンジン回転数($4000、物理量として
4096rpmを示す)、実際の車速($64、物理量
として100km/hを示す)、実際の吸気温($3
C、物理量として20℃を示す)をそれぞれ示すパラメ
ータID」、 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
【0054】以降、エンジン制御装置1は、図2に示す
ように時間P2′の間隔を空けて、上記のようにエンジ
ン回転数、車速、吸気温の最新データを組み込んだ応答
メッセージを故障診断テスタ5に連続送信する。一方、
故障診断テスタ5は、前回の要求メッセージの送信を完
了してから所定時間T1(<T0)が経過したら、通信
線3が空いた状態(通信線3が一定時間以上論理Hとな
る状態)が時間P3′続いたことを確認し、図3に示す
ように継続要求メッセージ3を送信する。この継続要求
メッセージ3は、本実施例では要求メッセージ2と同じ
メッセージとしている。また、上記時間P3′は上記時
間P2′よりも短い時間として設定され、本実施例では
30msである。
【0055】なお、本実施例では、上記の方法で継続要
求メッセージ3を送信したときに、要求メッセージ2の
送信完了から継続要求メッセージ3の送信完了までの時
間(これをT2とする)が、図17で示した時間T0よ
りも短くなるように、時間T1が設定されている。つま
り、この考え方で時間T1を設定することによって、上
記時間T0内に次の継続要求メッセージが送信され、こ
れによってエンジン制御装置1は、応答メッセージの連
続送信を継続することができる。
【0056】一方、エンジン制御装置1は、上記継続要
求メッセージ3を受信したら、上記時間T0を計測する
ためのカウンタ(後述するタイムアウトカウンタ、ステ
ップ317参照)をクリアするとともに、上記連続送信
を再開する。また操作者がキーボード5aを操作して、
エンジン制御装置1の最新データパケット連続送信診断
処理を中止するモードを設定すると、故障診断テスタ5
が、最新データパケット連続送信の中止を要求する中止
要求メッセージ4を送信する。この場合、中止要求メッ
セージ4は、継続要求メッセージ3と同様、エンジン制
御装置1からの応答メッセージの送信完了から時間P
3′後に送信される。
【0057】なお、この中止要求メッセージ4のヘッダ
3バイトには、上記要求メッセージ2のヘッダ3バイト
と同じデータが組み込まれる。そして、その次のデータ
バイトには、 ・「最新データパケットの連続送信の中止を要求するモ
ード表示($A3)」 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
【0058】エンジン制御装置1は、この中止要求メッ
セージ4を受信後、時間P2後に、この中止要求メッセ
ージ4に対する応答メッセージを1つだけ送信する。な
お、この応答メッセージのヘッダ3バイトには、上記各
応答メッセージのヘッダ3バイトと同じデータが組み込
まれる。そして、その次のデータバイトには、 ・「最新データパケットの連続送信を中止するモード表
示($E3)」 が組み込まれ、最後にCSが付加される。
【0059】また、上記最新データパケット連続送信診
断処理を実行中にダイアグコネクタ4の接続が外された
ときは、故障診断テスタ5は、そのまま定期的に継続要
求メッセージを送信し続けるが、エンジン制御装置1
は、ダイアグコネクタ4が外されているために継続要求
メッセージを受信しない。従ってこのときには、エンジ
ン制御装置1は上記時間T0内に次の継続要求メッセー
ジを受信しないことから、応答メッセージの連続送信を
停止する。
【0060】以上、本実施例の最新データパケット連続
送信診断処理の全体的な流れについて図2、図3を用い
て説明したが、今度は、この上記処理を行うための具体
的手段について、図5〜図11を用いて説明する。ま
ず、故障診断テスタ5における要求メッセージ1〜4
(図2、3)の送信処理について図5〜図7を用いて説
明する。なお、図5は、いつ送信されてくるか分からな
いスレーブ装置からの応答メッセージを確実に取り込む
ために、CPUのシリアル入力割込み機能を通じて実現
される割込処理を示すフローチャート、および図6、7
は、ベースループごとに起動されるメインルーチンを示
すフローチャートである。
【0061】ところで、故障診断テスタ5は、スレーブ
装置からのメッセージのバイトの受信が完了する度に、
ステップ101にてこのシリアル入力割込処理が起動さ
れ、ステップ102にて、受信割込要求フラグをクリア
して、次のバイトの受信割込を受け付ける準備をする。
そしてステップ103にて、受信されたバイトがメッセ
ージの1バイト目か否かを判定し、1バイト目であると
判定されたら、ステップ104にて、その受信データを
受信バッファ(1)に格納する。
【0062】そしてステップ105にて、受信カウンタ
に1をセットし、次のステップ112にて、通信線3が
空いた状態の継続時間を計測するためのアイドルカウン
タをクリアして、この割込処理を抜ける。なお、このア
イドルカウンタは、図示しないタイマによる時間割込み
(例えば2ms割込み)に応じて1カウントずつカウン
トアップされる。
【0063】また、ステップ103の判定結果が2バイ
ト目以降であれば、ステップ106にて受信カウンタを
インクリメントして、今何バイト目かを判定する情報と
して用いる。そしてステップ107にて、現在受信した
バイト数が11を超えたか否かを受信カウンタに基づい
て判定し、超えたと判定されたら異常とみなして、ステ
ップ108〜110にて、通信エラーフラグのセット、
受信バッファ(1)〜(m)のオールクリア、受信カウ
ンタのクリアを実行し、この処理を抜ける。
【0064】また、ステップ107にて受信バイト数が
11を超えていないと判定されたら、ステップ111に
て、今受信したデータを受信バッファ(m)に格納する
とともに、ステップ112の処理を実行して、この処理
を抜ける。また故障診断テスタ5は、上記のような割込
み処理の他に、図6、7に示す処理が行われる。
【0065】具体的には、まずステップ201にて、キ
ーボード5aを通じて診断モードの入力が有ったか否か
を判定する。従ってこのステップ201では、操作者が
キーボード5aを操作して診断モードを入力した直後で
あれば「有り」と判定され、それ以外のときは「無し」
と判定される。そしてこのステップ201にて「有り」
と判定されたら、ステップ202にて、この入力された
診断モードがいずれのモードであるかを判定する。そし
て、ここで上記最新データパケット連続送信診断処理に
関するモードであると判定されたら、ステップ203に
て、これが、最新データパケット連続送信診断の開始を
設定するモードであるのか、あるいはこの最新データパ
ケット連続送信診断処理を中止するモードをであるのか
を判定する。
【0066】このステップ203にて前者であると判定
されたら、ステップ204にて、最新データパケット連
続送信診断処理を実行中であることを示す最新データパ
ケット実行中フラグ(以下、パケット実行中フラグとい
う)をセットし、次のステップ205にて、設定モード
(RAMに格納される)をA1にセットし、ステップ2
13に進む。また、上記ステップ203にて後者である
と判定されたら、ステップ206にて、上記設定モード
をA3にセットし、ステップ213に進む。
【0067】また、上記ステップ201にて「無し」と
判定されたら、ステップ207にて、送信カウンタ(後
述する)が0か否かを判定することによって、要求メッ
セージの送信後に次の要求メッセージが作成されている
か否かを判定する。そして、送信カウンタが0である、
すなわち、要求メッセージの送信後に次の要求メッセー
ジが作成されていないと判定されたら、ステップ208
にてパケット実行中フラグがセットされているか否かを
判定する。そして、ここで上記フラグがセットされてい
る、すなわち最新データパケット連続送信診断処理を実
行中であると判定されたら、ステップ209にて、今現
在セットされている上記設定モードがいずれのモードで
あるかを判定する。
【0068】このステップ209にて、設定モードが上
記A1であると判定されたら、ステップ210にて、図
2のパケット定義要求メッセージ1に対する応答メッセ
ージの受信を完了したか否かを判定する。なお、ステッ
プ210では、図5における割込処理を通じて受信バッ
ファ(1)にデータが格納されており、かつ上記アイド
ルカウンタが、上記国際規格で規定された時間P1の最
大値(20ms)を超えたか否かをみることによって、
応答メッセージの受信完了を判定している。
【0069】そして、ステップ210にて受信が完了し
たと判定されたら、ステップ211にて上記設定モード
をA20にセットし、ステップ213に進む。また上記
ステップ209にてA20またはA2であると判定され
たら、ステップ212にて設定モードをA2にセット
し、ステップ213に進む。また、ステップ207にて
NOと判定されたとき、あるいはステップ208にてフ
ラグがセットされていないと判定されたとき、あるいは
ステップ210にて応答メッセージの受信を完了してい
ないと判定されたときは、図7のステップ216にジャ
ンプする。
【0070】ステップ213では、上記ステップ20
5、206、211、212のいずれかでセットされた
設定モードに応じて要求メッセージを作成する。具体的
には、ステップ205にて設定モードがA1にセットさ
れたときは、これから送信しようとするメッセージがパ
ケット定義要求メッセージ1ということなので、図2に
示したパケット定義要求メッセージ1を作成する。
【0071】また、ステップ206にて設定モードがA
3にセットされたときは、これから送信しようとするメ
ッセージが中止要求メッセージ4ということなので、図
3に示した中止要求メッセージ4を作成する。また、ス
テップ211にて設定モードがA20にセットされたと
きは、これから送信しようとするメッセージが要求メッ
セージ2ということなので、図2に示した要求メッセー
ジ2を作成する。
【0072】また、ステップ212にて設定モードがA
2にセットされたときは、これから送信しようとするメ
ッセージが継続要求メッセージ3ということなので、図
3に示した継続要求メッセージ3を作成する。またステ
ップ214では、ステップ213にて作成したメッセー
ジを送信バッファ(1)〜(n)に格納するとともに、
ステップ215にて、このメッセージのバイト数を示す
送信カウンタにnを格納する。すなわち、例えばステッ
プ213にて作成したメッセージがパケット定義要求メ
ッセージ1のときは、このメッセージを送信バッファ
(1)〜(10)に格納し、送信カウンタに10を格納
する。
【0073】そして図7のステップ216では、上記送
信カウンタが0か否かを判定し、0であると判定された
らそのままこのルーチンを抜ける。また0でないと判定
されたら、ステップ217にてパケット実行中フラグが
セットされているか否かを判定し、セットされていない
と判定されたら、ステップ221にて、後述するステッ
プ222における判定基準値である時間P3を通常値
(55ms)にセットする。
【0074】また、ステップ217にてセットされてい
ると判定されたら、ステップ218にて設定モードがい
ずれであるかを判定する。ここで、設定モードがA1ま
たはA20であると判定されたら、上述したように、こ
れから送信しようとするメッセージがパケット定義要求
メッセージ1かあるいは要求メッセージ2ということな
ので、ステップ221の処理を行う。
【0075】また、ステップ218にて設定モードがA
3であると判定されたら、これから送信しようとするメ
ッセージが中止要求メッセージ4ということなので、ス
テップ220にジャンプして、後述するステップ222
における判定基準値である時間P3をP3′(30m
s)にセットする。また、設定モードがA2であると判
定されたら、これから送信しようとするメッセージが継
続要求メッセージ3ということなので、ステップ219
にて、要求メッセージ2または継続要求メッセージ3の
送信完了からの時間を計測するためのタイムカウンタ
が、図2、3で示したT1を超えたか否かを判定する。
そして超えていないと判定されたらそのままこのルーチ
ンを抜け、超えたと判定されたらステップ220の処理
を行う。
【0076】なお、上記タイムカウンタは、図示しない
タイマによる時間割込み(例えば32ms割込み)に応
じて1カウントずつカウントアップされる。そしてステ
ップ222では、上記アイドルカウンタが上記ステップ
220またはステップ221でセットされた時間P3を
超えたか否かを判定し、超えていないと判定されたらそ
のままこのルーチンを抜け、超えたと判定されたらステ
ップ223に進む。
【0077】ステップ223では、送信バッファ(1)
〜(n)に格納された要求メッセージを送信し、次のス
テップ224では送信カウンタをクリアする。そして、
ステップ225にてアイドルカウンタをクリアする。す
なわち、アイドルカウンタが再び0からカウントアップ
される。そしてステップ226にて、パケット実行中フ
ラグがセットされているかを判定し、セットされていな
いと判定されたらそのままこのルーチンを抜け、セット
されていると判定されたらステップ227に進む。
【0078】ステップ227では、設定モードがいずれ
であるかを判定し、ここでA1であると判定されたらそ
のままこのルーチンを抜け、A3であると判定された
ら、ステップ228にてパケット実行中フラグをクリア
してこのルーチンを抜ける。また、A20またはA2で
あると判定されたら、ステップ229にてタイムカウン
タをクリアしてこのルーチンを抜ける。すなわち、タイ
ムカウンタが再び0からカウントアップされる。
【0079】以上説明した図5〜図7の処理によって、
図2、3に示した態様で各要求メッセージ1〜4が送信
される。次に、エンジン制御装置1における応答メッセ
ージ(図2、3)の送信処理について、図5および図8
〜図11を用いて説明する。なお、図8〜11はベース
ループごとに起動されるメインルーチンのフローチャー
トである。
【0080】エンジン制御装置1では、いつ送信されて
くるか分からない故障診断テスタ5からの要求メッセー
ジを確実に取り込むために、CPU11のシリアル入力
割込み機能を通じて実現される割込処理が行われる。な
お、この処理は、故障診断テスタ5において説明した図
5の処理と同じであるため、その説明は省略する。また
エンジン制御装置1では、上記割込処理とは別に、図8
〜11に示すメインルーチンが起動される。このルーチ
ンについて説明すると、まずステップ301にて、図5
で説明した受信カウンタが0であるか否かを判定するこ
とによって、現在エンジン制御装置1が故障診断テスタ
5からの要求メッセージを受信している最中か否かを判
定する。
【0081】ここでYES、すなわち要求メッセージを
受信している最中ではないと判定されたら、図9のステ
ップ311にジャンプする。反対にNO、すなわち要求
メッセージを受信している最中であると判定されたら、
ステップ302にて、上記アイドルカウンタが、上記国
際規格で規定された時間P4の最大値(20ms)を超
えたか否かを判定することによって、要求メッセージの
受信を完了したか否かを判定する。
【0082】ここで超えていない、すなわちまだ要求メ
ッセージを受信している最中であると判定されたら、ス
テップ311にジャンプする。反対に超えた、すなわち
要求メッセージの受信を完了したと判定されたら、続く
ステップ303〜305にてメッセージのサムチェック
を行う。このサムチェックでは、まずステップ303に
おいて、受信カウンタのカウント値に基づき、受信した
メッセージが何バイト長かを確認する。そしてこの数値
に基づき、次のステップ304で受信バッファ(1)〜
(n−1)に格納されているデータの総和を計算し、最
後のステップ305にて、その総和値の下位8ビットの
データと受信バッファ(n)にストアされているデー
タ、すなわちCSの値とが一致しているか否かを判定す
る。
【0083】このサムチェックの結果、上記各値が一致
していないと判定されたら、異常とみなし、ステップ3
06にて通信エラーフラグをセットし、ステップ307
にて受信バッファを全てクリアし、ステップ308で受
信カウンタをクリアして、図9のステップ311に進
む。また、上記サムチェックの結果が正常であれば、受
信データに問題はないものと判断し、ステップ309に
て、受信バッファ(1)〜(n)に格納されているデー
タを、応答メッセージの作成および送信のために用いる
処理用受信バッファ(1)〜(n)にコピーする。そし
て次のステップ310にて、同じく応答メッセージの作
成および送信のために用いる処理用受信カウンタに受信
カウンタをコピーする。そしてステップ307の処理に
移る。
【0084】図9のステップ311では、上記処理用受
信カウンタが0か否かを判定することによって、要求メ
ッセージを受信した直後か否かを判定する。ここでN
O、すなわち要求メッセージを受信した直後と判定され
たらステップ312に進み、反対にYESと判定された
らステップ318にジャンプする。ステップ312で
は、受信バッファ(1)〜(3)の内容、すなわち受信
した要求メッセージのメッセージヘッダが正常か否かを
判定する。ここで正常でないと判定されたら、ステップ
313にて、上記処理用受信バッファ(1)〜(n)に
格納されたデータを全てクリアし、次のステップ314
にて、上記処理用受信カウンタをクリアし、このメイン
ルーチンを抜ける。
【0085】また、ステップ312にて正常であると判
定されたら、次のステップ315にて、エンジン制御装
置1におけるパケット実行中フラグがセットされている
か否かを判定する。ここでセットされていると判定され
たらステップ316に進み、オフされていると判定され
たらステップ318にジャンプする。なお、このパケッ
ト実行中フラグは、イグニッションスイッチ18が投入
されて最初にエンジン制御装置1に電源が供給された初
期状態においてはオフされている。
【0086】ステップ316では、処理用受信バッファ
(4)に格納されているデータがA2か否かを判定す
る。すなわち、今受信した要求メッセージが、要求メッ
セージ2あるいは継続要求メッセージ3であるか否かを
判定する。ここでNOと判定されたらステップ318に
ジャンプし、逆にYESと判定されたら、ステップ31
7にて上記時間T0(図2、3)を計測するためのタイ
ムアウトカウンタをクリアする。
【0087】なお、上記タイムアウトカウンタは、図示
しないタイマによる時間割込み(例えば32ms割込
み)に応じて1カウントずつカウントアップされる。す
なわち、ステップ311でNOと判定され、かつステッ
プ316にてYESと判定されるということは、要求メ
ッセージ2あるいは継続要求メッセージ3を受信した直
後ということなので、ステップ317にてタイムアウト
カウンタをクリアする。
【0088】ステップ318では、パケット実行中フラ
グがセットされているか否かを判定し、セットされてい
ないと判定されたら図10のステップ322にジャンプ
し、セットされていると判定されたらステップ319に
進む。ステップ319では、現在セットされている設定
モードがA2であるか否か、すなわち、最近受信した要
求メッセージが、要求メッセージ2あるいは継続要求メ
ッセージ3であるか否かを判定する。なお、この設定モ
ードは、後述するステップ329にてセットされる。
【0089】上記ステップ319にて、設定モードがA
2ではないと判定されたら、図10のステップ322に
進み、設定モードがA2であると判定されたらステップ
320に進む。このステップ320では、上記タイムア
ウトカウンタがT0を超えたか否かを判定する。ここで
超えていないと判定されたらステップ322に進む。逆
に超えたと判定されたら、例えばダイアグコネクタ4の
接続が外された等で、上記時間T0内に次の継続要求メ
ッセージ3が送信されてこなかったということなので、
最新データパケット連続送信診断処理を中止させるため
に、ステップ321にてパケット実行中フラグをクリア
して、このメインルーチンを抜ける。
【0090】ステップ322では、上記ステップ311
と同じ判定をもう一度行う。ここでNOと判定された
ら、ステップ323にて、今故障診断テスタ5から送信
されてきた診断モードがいずれのモードであるかを判定
する。そして、最新データパケット連続送信診断処理に
関するモードであると判定されたら、処理用受信バッフ
ァ(4)に格納されているデータに基づいて、今送信さ
れてきた要求メッセージがいずれのメッセージかを判定
する。
【0091】上記ステップ324で、処理用受信バッフ
ァ(4)に格納されたデータがA1であると判定された
ら、今送信されてきたメッセージがパケット定義要求メ
ッセージ1ということなので、これから最新データパケ
ット連続送信診断処理が行われるように、ステップ32
5にてパケット実行中フラグをセットし、ステップ32
9に移る。
【0092】またステップ324で、処理用受信バッフ
ァ(4)に格納されたデータがA3であると判定された
ら、今送信されてきたメッセージが中止要求メッセージ
4ということなので、上記ステップ321のときと同じ
目的でパケット実行中フラグをクリアし、ステップ32
9に移る。またステップ324で、処理用受信バッファ
(4)に格納されたデータがA2であると判定された
ら、今送信されてきたメッセージが要求メッセージ2あ
るいは継続要求メッセージ3ということなので、そのま
まステップ329に移る。
【0093】ステップ329では、上記設定モードとし
て、処理用受信バッファ(4)に格納されているデータ
をセットする。そしてステップ330にて、上記ステッ
プ329でセットされた設定モードに応じて応答メッセ
ージを作成する。具体的には、ステップ329にて設定
モードがA1にセットされたときは、これから送信しよ
うとする応答メッセージが、パケット定義要求メッセー
ジ1に対する応答メッセージということなので、図2に
示すような応答メッセージを作成する。
【0094】また、ステップ329にて設定モードがA
2にセットされたときは、これから送信しようとする応
答メッセージが、要求メッセージ2あるいは継続要求メ
ッセージ3に対する応答メッセージということなので、
図2、3に示すような応答メッセージを作成する。ま
た、ステップ329にて設定モードがA3にセットされ
たときは、これから送信しようとする応答メッセージ
が、中止要求メッセージ4に対する応答メッセージとい
うことなので、図3に示しすような応答メッセージを作
成する。
【0095】ステップ331では、上記ステップ330
にて作成した応答メッセージを送信バッファ(1)〜
(m)に格納するとともに、ステップ332にて、この
メッセージのバイト数を示す送信カウンタにmを格納す
る。すなわち、例えばステップ330にて作成したメッ
セージが、パケット定義要求メッセージ1に対する応答
メッセージのときは、このメッセージを送信バッファ
(1)〜(10)に格納し、送信カウンタに10を格納
する。
【0096】そしてステップ333では、処理用受信カ
ウンタをクリアして、図11のステップ334に移る。
一方、上記ステップ322にてYESと判定されたら、
ステップ327にて、送信カウンタが0であるか否かを
判定することによって、応答メッセージの送信後に次の
応答メッセージが作成されていないか否かを判定する。
【0097】このステップ327にてNO、すなわち次
の応答メッセージが既に作成されていると判定された
ら、図11のステップ334にジャンプする。逆にYE
S、すなわちまだ次の応答メッセージが作成されていな
いと判定されたら、次のステップ328にて、今現在セ
ットされている設定モードに基づいて、次に応答メッセ
ージを作成する必要があるか否かを判定する。
【0098】つまり、ステップ328にて、現在セット
されている設定モードがA2か否か、すなわち最近受信
した要求メッセージが要求メッセージ2あるいは継続要
求メッセージ3か否かを判定する。そしてYESと判定
されたら、図2、3に示すように、応答メッセージを連
続送信しなければならないので、次の応答メッセージを
作成しなければならないと判定してステップ329に進
む。
【0099】逆にNOと判定されたら、もう応答メッセ
ージを作成しなくても良いので、そのままこのルーチン
を抜ける。なお、ステップ328でNOと判定されると
きとしては、パケット定義要求メッセージ1に対する応
答メッセージを送信した後に、このステップ328の処
理を行うときと、中止要求メッセージ4に対する応答メ
ッセージを送信した後に、このステップ328の処理を
行うときとがある。
【0100】図11のステップ334では、パケット実
行中フラグがセットされているか否かを判定する。そし
てセットされていないと判定されたら、ステップ337
にて、後述するステップ338における判定基準値であ
る時間P2を通常値(28ms)にセットする。また、
上記ステップ334にてフラグがセットされていると判
定されたら、ステップ335にて、今現在セットされて
いる設定モードがA2か否かを判定し、NOと判定され
たらステップ337に移り、YESと判定されたら、ス
テップ336にて、後述するステップ338における判
定基準値である時間P2をP2′(40ms)にセット
する。
【0101】上記ステップ336または337にて時間
P2をセットしたら、ステップ338にて、上記アイド
ルカウンタがこの時間P2を超えたか否かを判定する。
ここでNOと判定されたら、そのままこのルーチンを抜
ける。またYESと判定されたら、ステップ339に
て、送信バッファ(1)〜(m)に格納された応答メッ
セージを送信し、ステップ340にて送信カウンタをク
リアし、ステップ341にてアイドルカウンタをクリア
し、このルーチンを抜ける。
【0102】以上説明した図5および図8〜図11の処
理によって、図2、3に示した態様で各応答メッセージ
が送信される。なお、図5〜図11に示した各ステップ
は、それぞれの機能を実現する手段を構成する。以上説
明したように本実施例では、アイドルカウンタが時間P
3′(<P2′)を経過後に、継続要求メッセージ3ま
たは中止要求メッセージ4が送信されるようにセットし
たので、通信線3上で互いのメッセージを衝突させるこ
となく、次の応答メッセージが送信される前に継続要求
メッセージ3または中止要求メッセージ4を送信するこ
とができる。
【0103】次に、請求項1、3、6記載の発明に基づ
いた第2実施例について説明する。なお、本実施例の全
体構成、および各メッセージを構成する各バイトのビッ
トフォーマットは、第1実施例で説明した図1および図
4に示す通りであるので、その説明は省略する。図1
2、図13に、本実施例の最新データパケット連続送信
診断処理の全体的な流れをタイムチャートとして示す。
ここでは、第1実施例と同様、故障診断テスタ5とエン
ジン制御装置1とが1対1通信を行う場合について説明
する。
【0104】図12、図13からも分かるように、本実
施例の上記処理の全体的な流れは第1実施例の場合とほ
ぼ同じであるが、 ・応答メッセージが送信される条件を、要求メッセージ
2または継続要求メッセージ3の送信完了から上記タイ
ムカウンタがT1を超えたときは、アイドルカウンタが
時間P2′(>P3)を経過したときとし、それ以外の
ときは、アイドルカウンタが時間P2を経過したときと
している点、 ・上記各要求メッセージ1〜4が送信される条件をすべ
て同じ(アイドルカウンタが時間P3を経過したとき)
としている点 で第1実施例と異なる。
【0105】以下、上記処理を行うための具体的手段に
ついて、図5、図6、図8〜10、図14、および図1
5を用いて説明する。故障診断テスタ5およびエンジン
制御装置1は、いつ送信されてくるか分からない応答メ
ッセージまたは要求メッセージを確実に取り込むため
に、CPUのシリアル入力割込み機能を通じて実現され
る割込処理(図5)を行う。
【0106】また故障診断テスタ5は、上記割込処理と
は別に、ベースループごとに起動されるメインルーチン
(図6、図14)を行う。なお、この処理において、第
1実施例と同じ処理を行うステップについては、第1実
施例と同じ符号を付したので、その説明は省略する。従
って、第1実施例と異なるステップについてのみ説明す
る。
【0107】図14に示すように、ステップ217にて
パケット実行中フラグがセットされていると判定された
ら、ステップ230にて設定モードがA2であるか否か
を判定する。そしてA2であると判定されたらステップ
219に進み、それ以外(A1、A3、A20のいずれ
か)であると判定されたら、ステップ221にて時間P
3を通常値(55ms)にセットする。
【0108】上記図6および図14の処理によって、図
12、13に示した態様で各要求メッセージ1〜4が送
信される。それに対してエンジン制御装置1は、上記割
込処理とは別に、ベースループごとに起動されるメイン
ルーチン(図8〜10、図15)を行う。なお、この処
理において、第1実施例と同じ処理を行うステップにつ
いては、第1実施例と同じ符号を付したので、その説明
は省略する。従って、第1実施例と異なるステップにつ
いてのみ説明する。図15に示すように、ステップ33
5にて設定モードがA2であると判定されたら、ステッ
プ342にて、上記タイムアウトカウンタが時間T1を
超えたか否かを判定する。そして超えたと判定された
ら、ステップ336にて時間P2をP2′(本実施例で
は70ms)にセットし、超えていないと判定された
ら、ステップ337にて時間P2を通常値(28ms)
にセットする。
【0109】上記図8〜10および図15の処理によっ
て、図12、13に示した態様で各応答メッセージが送
信される。以上説明した第2実施例では、タイムアウト
カウンタが時間T1を超えたら、アイドルカウンタが時
間P2′(>P3)を経過後に次の応答メッセージが送
信されるようにセットしたので、通信線3上で互いのメ
ッセージを衝突させることなく、上記次の応答メッセー
ジが送信される前に継続要求メッセージ3を送信するこ
とができる。
【0110】また本実施例では、タイムアウトカウンタ
が時間T1を超えるまでは、各応答メッセージがアイド
ルカウンタがP2(<P2′)の経過後に送信されるよ
うにしたので、第1実施例に比べて、これら応答メッセ
ージについての通信速度を速くすることができる。な
お、上記各実施例では、故障診断テスタ5は、エンジン
制御装置1だけでなく、他の電子制御装置(例えばトラ
ンスミッション制御装置2)との間でも、上記のような
1対1データ通信も行う。
【0111】また、上記各実施例では、時間P2、P
2′、P3、およびP3′についてそれぞれ時間を種々
設定したが、要は、継続要求メッセージ3を送信するの
に必要とされるアイドルカウンタ(ステップ222のP
3)が、この継続要求メッセージ3の直前に送信された
応答メッセージの次に送信される応答メッセージが送信
されるのに必要とされるアイドルカウンタ(ステップ3
38のP2)よりも短くなるようにすれば良い。 (他の実施例)上記各実施例では、故障診断テスタ5を
マスタ装置とし、電子制御装置をスレーブ装置としたシ
ステムについて説明したが、複数の電子制御装置の任意
の1つをマスタ装置、他の電子制御装置をスレーブ装置
としたものについても適用することができる。
【0112】また上記実施例では、本発明における通信
システムを車両に用いた場合について説明したが、車両
以外のものにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1、第2実施例の全体構成図である。
【図2】上記第1実施例の最新データパケット連続送信
診断処理の全体的な流れを示すタイムチャートである。
【図3】上記第1実施例の最新データパケット連続送信
診断処理の全体的な流れを示すタイムチャートである。
【図4】上記第1、第2実施例の各メッセージを構成す
る各バイトのビットフォーマットを示すタイムチャート
である。
【図5】上記第1、第2実施例のシリアル入力割込処理
を示すフローチャートである。
【図6】上記第1、第2実施例のマスタ側におけるメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【図7】上記第1実施例のマスタ側におけるメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図8】上記第1、第2実施例のスレーブ側におけるメ
インルーチンを示すフローチャートである。
【図9】上記第1、第2実施例のスレーブ側におけるメ
インルーチンを示すフローチャートである。
【図10】上記第1、第2実施例のスレーブ側における
メインルーチンを示すフローチャートである。
【図11】上記第1実施例のスレーブ側におけるメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図12】上記第2実施例の最新データパケット連続送
信診断処理の全体的な流れを示すタイムチャートであ
る。
【図13】上記第2実施例の最新データパケット連続送
信診断処理の全体的な流れを示すタイムチャートであ
る。
【図14】上記第2実施例のマスタ側におけるメインル
ーチンを示すフローチャートである。
【図15】上記第2実施例のスレーブ側におけるメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】国際規格ISO−9141−2による通信手
順を示すタイムチャートである。
【図17】上記国際規格の考え方を最新データパケット
連続送信診断処理に適用した場合の通信手順を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン制御装置(スレーブ装置)、 2…トランスミッション制御装置(スレーブ装置)、 3…通信線、5…故障診断テスタ(マスタ装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04Q 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ装置とスレーブ装置とが通信線で
    接続され、 前記マスタ装置が、前記通信線上に、前記スレーブ装置
    から応答メッセージを連続送信させるための要求メッセ
    ージを送信するとともに、さらにこの要求メッセージの
    送信から所定時間内に、前記連続送信を継続させるため
    の継続メッセージを送信するように構成され、 前記スレーブ装置が、前記要求メッセージあるいは前記
    継続メッセージを受信したら、この受信から前記所定時
    間、前記応答メッセージを前記通信線上に連続送信する
    ように構成された通信システムにおいて、 前記通信線が1本で構成され、 前記スレーブ装置が、前記応答メッセージを連続送信す
    る際に、ある応答メッセージの送信後、前記通信線が第
    1アイドル時間以上続けて空いたことを確認してから、
    次の応答メッセージを送信するように構成され、 前記マスタ装置が、前記継続メッセージを、前記通信線
    が前記第1アイドル時間よりも短い第2アイドル時間以
    上続けて空いたことを確認したら送信するように構成さ
    れたことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記スレーブ装置が、 前記通信線が前記第1アイドル時間以上続けて空いたか
    否かを判定する第1アイドル時間判定手段と、 この第1アイドル時間判定手段によって、前記通信線が
    前記第1アイドル時間以上続けて空いたと判定された
    ら、前記次の応答メッセージを送信する応答メッセージ
    送信手段とを備え、 前記マスタ装置が、 前記要求メッセージまたは前記継続メッセージの送信完
    了から、前記所定時間よりも短い第2所定時間以上が経
    過したか否かを判定する経過時間判定手段と、 この経過時間判定手段によって、前記第2所定時間以上
    が経過したと判定されたら、基準値を前記第2アイドル
    時間に設定する基準値設定手段と、 前記通信線が前記基準値以上続けて空いたか否かを判定
    する第2アイドル時間判定手段と、 この第2アイドル時間判定手段によって、前記通信線が
    前記基準値以上続けて空いたと判定されたら、前記継続
    メッセージを送信する継続メッセージ送信手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記スレーブ装置が、 前記要求メッセージまたは前記継続メッセージの送信完
    了から、前記所定時間よりも短い第2所定時間以上が経
    過したか否かを判定する経過時間判定手段と、 この経過時間判定手段によって、前記第2所定時間以上
    が経過したと判定されたら、基準値を前記第1アイドル
    時間に設定する基準値設定手段と、 前記通信線が前記基準値以上続けて空いたか否かを判定
    する第1アイドル時間判定手段と、 この第1アイドル時間判定手段によって、前記通信線が
    前記基準値以上続けて空いたと判定されたら、前記次の
    応答メッセージを送信する応答メッセージ送信手段とを
    備え、 前記マスタ装置が、 前記通信線が前記第2アイドル時間以上続けて空いたか
    否かを判定する第2アイドル時間判定手段と、 この第2アイドル時間判定手段によって、前記通信線が
    前記第2アイドル時間以上続けて空いたと判定された
    ら、前記継続メッセージを送信する継続メッセージ送信
    手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 マスタ装置とスレーブ装置とが通信線で
    接続され、 前記マスタ装置が、前記通信線上に、前記スレーブ装置
    から応答メッセージを連続送信させるための要求メッセ
    ージを送信するとともに、さらにこの要求メッセージの
    送信後、前記連続送信を中止させるための中止メッセー
    ジを送信するように構成され、 前記スレーブ装置が、前記要求メッセージを受信した
    ら、この受信から所定時間、前記応答メッセージを前記
    通信線上に連続送信するとともに、前記中止メッセージ
    を受信したら、前記連続送信を中止するように構成され
    た通信システムにおいて、 前記通信線が1本で構成され、 前記スレーブ装置が、前記応答メッセージを連続送信す
    る際に、ある応答メッセージの送信後、前記通信線が第
    1アイドル時間以上続けて空いたことを確認してから、
    次の応答メッセージを送信するように構成され、 前記マスタ装置が、前記中止メッセージを、前記通信線
    が前記第1アイドル時間よりも短い第2アイドル時間以
    上続けて空いたことを確認したら送信するように構成さ
    れたことを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 前記スレーブ装置が、 前記通信線が前記第1アイドル時間以上続けて空いたか
    否かを判定する第1アイドル時間判定手段と、 この第1アイドル時間判定手段によって、前記通信線が
    前記第1アイドル時間以上続けて空いたと判定された
    ら、前記次の応答メッセージを送信する応答メッセージ
    送信手段とを備え、 前記マスタ装置が、 前記通信線が前記第2アイドル時間以上続けて空いたか
    否かを判定する第2アイドル時間判定手段と、 この第2アイドル時間判定手段によって、前記通信線が
    前記第2アイドル時間以上続けて空いたと判定された
    ら、前記中止メッセージを送信する中止メッセージ送信
    手段とを備えることを特徴とする請求項4記載の通信シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記スレーブ装置を複数有し、 前記マスタ装置が、この複数のスレーブ装置の中から任
    意のスレーブ装置を選択するとともに、この選択したス
    レーブ装置に対して前記要求メッセージまたは前記継続
    メッセージまたは前記中止メッセージを送信するように
    構成され、 前記選択されたスレーブ装置が前記応答メッセージを連
    続送信するように構成されたことを特徴とする請求項1
    ないし5いずれか1つ記載の通信システム。
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