JP3098730B2 - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JP3098730B2
JP3098730B2 JP09232163A JP23216397A JP3098730B2 JP 3098730 B2 JP3098730 B2 JP 3098730B2 JP 09232163 A JP09232163 A JP 09232163A JP 23216397 A JP23216397 A JP 23216397A JP 3098730 B2 JP3098730 B2 JP 3098730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入水路を通して供
給される水をバーナの燃焼により加熱して出湯路より出
湯する水加熱用の熱交換器と、その熱交換器への通水を
検知して通水信号を発生させる通水信号発生手段と、前
記バーナへ燃料を供給して燃焼させる燃焼状態と燃料の
供給を停止して燃焼を停止させる非燃焼状態とに切り換
える燃焼状態切換手段と、前記通水信号発生手段から通
水信号が発生されると、前記燃焼状態切換手段を燃焼状
態にする燃焼指令を指令し、前記通水信号発生手段から
の通水信号が停止されると、前記燃焼状態切換手段を非
燃焼状態にする燃焼停止指令を指令する通常燃焼制御を
実行するバーナ制御手段と、前記通水信号発生手段から
通水信号が発生されると、前記燃焼状態切換手段を燃焼
状態にする燃焼許可指令を指令し、前記通水信号発生手
段からの通水信号が停止されると、前記燃焼状態切換手
段を非燃焼状態にする燃焼不許可指令を指令する切換操
作回路とが設けられ、前記燃焼状態切換手段が、前記燃
焼指令と前記燃焼許可指令との両者が指令されたときの
み、前記燃焼状態に切り換えられるように構成された給
湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような構成の給湯装置では、バー
ナを燃焼状態と非燃焼状態とに切り換える燃焼状態切換
手段が、通水信号発生手段からの通水信号に基づくバー
ナ制御手段からの燃焼指令と、前記通水信号に基づく切
換操作回路からの燃焼許可指令との両指令によって燃焼
状態に切り換えられるので、熱交換器への通水がない状
態でバーナは燃焼せず、いわゆる空焚きに対する安全対
策が講じられている。さらに、前記バーナ制御手段が誤
作動を起こし、通水信号発生手段からの通水信号がない
にもかかわらず、前記燃焼状態切換手段に燃焼指令を指
令したとしても、前記切換操作回路からの燃焼不許可指
令によってバーナは燃焼されず、したがって、バーナ制
御手段の誤作動に対しても安全対策が講じられている。
【0003】このような構成の給湯装置は、従来より知
られているが、上述したように、熱交換器への通水が検
出されて通水信号が発生されたときのみ、バーナを燃焼
するように構成されていたので、下記のような問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】つまり、通常燃焼制御
の実行によって出湯を開始し、その後に出湯を停止した
後、再び通常燃焼制御を実行して出湯を開始するまでの
時間が長くなると、バーナにより加熱されていた熱交換
器の温度が低下して、熱交換器内の湯水が供給水の温度
に近い温度にまで低下することになる。したがって、再
び出湯が開始されると、熱交換器内の低温の湯水がまっ
先に出湯され、バーナの燃焼により所望の温度に上昇し
た湯水が出るまでに時間がかかるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、従来の給湯装置が備えている
構成を極力生かしながら、熱交換器への通水が停止して
いる状態においても、熱交換器内の湯水保温のためにバ
ーナを燃焼させ、再出湯の際に所望温度に近い温度の湯
水を供給することのできる給湯装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、入水路を通して供
給される水をバーナの燃焼により加熱して出湯路より出
湯する水加熱用の熱交換器と、その熱交換器への通水を
検知して通水信号を発生させる通水信号発生手段と、前
記バーナへ燃料を供給して燃焼させる燃焼状態と燃料の
供給を停止して燃焼を停止させる非燃焼状態とに切り換
える燃焼状態切換手段と、前記通水信号発生手段から通
水信号が発生されると、前記燃焼状態切換手段を燃焼状
態にする燃焼指令を指令し、前記通水信号発生手段から
の通水信号が停止されると、前記燃焼状態切換手段を非
燃焼状態にする燃焼停止指令を指令する通常燃焼制御を
実行するバーナ制御手段と、前記通水信号発生手段から
通水信号が発生されると、前記燃焼状態切換手段を燃焼
状態にする燃焼許可指令を指令し、前記通水信号発生手
段からの通水信号が停止されると、前記燃焼状態切換手
段を非燃焼状態にする燃焼不許可指令を指令する切換操
作回路とが設けられ、前記燃焼状態切換手段が、前記燃
焼指令と前記燃焼許可指令との両者が指令されたときの
み、前記燃焼状態に切り換えられるように構成された給
湯装置であって、前記バーナ制御手段が、前記熱交換器
への通水が停止している状態において、保温燃焼開始用
の設定条件が満たされると、前記燃焼指令を指令し、か
つ、前記切換操作回路により燃焼許可指令を指令する状
態、または、それに相当する状態にするための疑似指令
を指令する保温燃焼制御を実行するように構成してあ
る。
【0007】したがって、通常燃焼制御による出湯が停
止されて熱交換器への通水が停止している状態で、保温
燃焼開始用の設定条件、例えば、熱交換器の内部や出湯
路などの湯路における湯温が低下したり、出湯が停止さ
れてから熱交換器の温度が低下する程の時間が経過した
ような場合のように、熱交換器内などの湯水の温度が低
下していると見なすことができるような条件が満たされ
ると、熱交換器への通水が停止していても、前記バーナ
制御手段が、前記燃焼状態切換手段に燃焼指令を指令
し、かつ、前記切換操作回路により燃焼許可指令を指令
する状態、または、それに相当する状態にするための疑
似指令を指令する保温燃焼制御を実行して、熱交換器を
加熱することになる。それによって、上述したような通
常燃焼制御の際の空焚きやバーナ制御手段の誤作動に対
する安全対策上の構成を極力生かしながら、熱交換器へ
の通水が停止している状態で保温燃焼を実行し、出湯開
始時においても、極力所望温度に近い温度での給湯を可
能にし、かつ、短時間のうちに所望温度の湯水を給湯す
ることができるに至った。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、前記バー
ナ制御手段が、保温燃焼開始用の設定条件が満たされる
と、前記切換操作回路に前記通水信号に相当する疑似信
号を、前記疑似指令として出力するように構成するもの
であるから、通常燃焼制御の際に通水信号発生手段から
の通水信号に基づいて前記燃焼状態切換手段を燃焼状態
にする燃焼許可指令を指令する切換操作回路をそのまま
利用して、保温燃焼制御の際にも、前記燃焼状態切換手
段を燃焼状態にして保温燃焼制御を実行することができ
る。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、前記バー
ナ制御手段が、保温燃焼停止用の設定条件が満たされる
と、前記疑似指令の指令を停止し、かつ、前記燃焼指令
の指令を停止するように構成するものであるから、例え
ば、熱交換器の内部や出湯路などの湯路における湯温が
設定上限値以上になったり、前記保温燃焼を開始した時
点から設定時間が経過したような場合のように、熱交換
器内などの湯水の温度が所望温度に近い温度にまで上昇
していると見なすことができるような条件が満たされる
と、疑似指令の指令を停止してバーナの燃焼を停止させ
ることができる。したがって、熱交換器への通水が停止
している状態において、熱交換器などの湯路における湯
水の温度を極力所望温度に近い温度に維持する保温燃焼
制御を実行することができ、出湯開始時に、極力早く所
望温度に近い温度の湯水を給湯することができる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、前記出湯
路または熱交換器内の湯水の温度を検出する湯温検出手
段が設けられ、前記バーナ制御手段が、前記湯温検出手
段による検出値が設定下限値以下になると、前記保温燃
焼開始用の設定条件が満たされたものと判別するように
構成するものであるから、出湯が停止されて熱交換器の
温度が低下し、出湯路または熱交換器内の湯水の温度が
設定下限値以下にまで低下すると、保温燃焼制御におけ
るバーナの燃焼が開始され、再出湯時に最初に流れ出る
出湯路または熱交換器内の湯水が設定下限値以下の低い
温度になることがなく、極力所望温度に近い温度で出湯
を開始することができる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、前記バー
ナ制御手段が、前記湯温検出手段による検出値が設定上
限値以上になると、前記保温燃焼停止用の設定条件が満
たされたものと判別するように構成するものであるか
ら、湯温検出手段の検出値が設定上限値以上になると、
バーナの燃焼を停止することになり、再出湯時に最初に
流れ出る湯水の温度が設定上限値を越えて不必要に高い
温度まで上昇することを確実に回避し、極力早く所望温
度に近い温度の湯水を給湯することができる。
【0012】請求項6に記載の発明によれば、前記バー
ナ制御手段が、前記保温燃焼制御における前記バーナの
燃焼開始から設定時間が経過すると、前記保温燃焼停止
用の設定条件が満たされたものと判別するように構成す
るものであるから、設定時間が経過するとバーナの燃焼
を停止することになり、それによって、長時間燃焼を継
続して湯水の温度が所望温度を越えて高温になるような
事態が回避され、その結果、出湯開始時に、一時的に高
温の湯が出湯されることを抑制して、極力早く所望温度
に近い温度の湯水を給湯することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による給湯装置の実施の形
態を図面に基づいて説明する。この給湯装置は、図1に
示すように、供給される水を加熱して図示しない給湯栓
に給湯する給湯部Kと、この給湯部Kの動作を制御する
バーナ制御手段としての制御部Hと、この制御部Hに動
作情報を指令するリモコン操作部Rなどを備えて構成さ
れている。
【0014】前記給湯部Kは、燃焼室1を備えていて、
その燃焼室1内には、水加熱用の熱交換器2と、この熱
交換器2を加熱するガス燃焼式のバーナ3が備えられ、
かつ、バーナ3に燃焼用空気を通風するとともに、その
通風量を変更調整自在なファン4も備えられている。前
記熱交換器2には、例えば家庭用の水道などから水が供
給される入水路5と、加熱後の湯を給湯栓に出湯する出
湯路6が接続され、入水路5には、前記熱交換器2への
通水を検知する通水量センサ7と、入水温度を検出する
入水温サーミスタ8とが備えられ、出湯路6には、出湯
温度を検出する出湯温サーミスタ9が備えられている。
【0015】前記バーナ3に対する燃料供給路10に
は、バーナ3へ燃料を供給する燃料供給状態と燃料を供
給しない非燃料供給状態とに切り換える電磁操作式のセ
フティー弁11と、バーナ3への燃料供給量(バーナ3
の燃焼量)を変更調節する電磁操作式のメイン弁12と
が備えられ、バーナ3の近くには、バーナ3に対する点
火動作を実行するイグナイタ13と、バーナ3に着火さ
れたか否かを検出するフレームロッド14とが備えられ
ている。
【0016】前記リモコン操作部Rは、給湯部Kの運転
の開始・停止を指令する運転スイッチ15、出湯用の目
標温度を変更設定する目標温度設定手段としての温度設
定スイッチ16、出湯温度や目標温度などを表示する表
示部17、運転状態であることを表示する運転ランプ1
8、バーナ3が燃焼状態であることを表示する燃焼ラン
プ19などを備えて構成されている。
【0017】前記制御部Hは、マイクロコンピュータを
備えて構成され、給湯中において通常燃焼制御を実行す
る通常燃焼制御手段100と、給湯待機中において保温
燃焼制御を実行する保温燃焼制御手段101とが制御プ
ログラム形式で備えられている。また、前記保温燃焼制
御手段101には、前記保温燃焼制御の実行を牽制する
保温制御牽制手段102が備えられている。
【0018】前記通常燃焼制御手段100は、給湯部K
が運転状態に設定されている状態で、熱交換器2への通
水が開始されるに伴ってバーナ3の燃焼を開始し、熱交
換器2への通水が停止されるに伴ってバーナ3の燃焼を
停止させるように制御するとともに、熱交換器2への通
水が検出されているときには、出湯温度が出湯用の目標
温度になるようにバーナ3の燃焼量を調整する通常燃焼
制御を実行するように構成されている。
【0019】具体的には、前記通常燃焼制御において、
前記制御部Hは次のような制御動作を実行する。つま
り、運転スイッチ15のON操作に伴って、給湯部Kが
運転状態に設定され、その運転状態において、給湯栓の
開操作に伴って通水量センサ7にて検出される通水量が
設定水量を越えて熱交換器2への通水状態が検出される
と、ファン4による通風作動を開始し、かつ、セフティ
ー弁11を開弁させてメイン弁12を点火用ガス量にな
るように開弁調整するとともに、イグナイタ13によっ
てスパークを発生してバーナ3への点火動作を開始し、
フレームロッド14によって着火状態が検出されるとイ
グナイタ13による点火動作を終了する。
【0020】そして、入水温サーミスタ8、出湯温サー
ミスタ9、通水量センサ7それぞれの検出情報と、温度
設定スイッチ16にて設定されている目標温度の情報と
に基づいて、出湯温度を目標温度にするために必要なバ
ーナ3の燃焼量を演算にて求め、その求めた燃焼量に対
応するガス量になるようにメイン弁12を調整制御する
とともに、ファン4の通風量が調整ガス量に対して適正
燃焼状態になるようにファン4を制御し、出湯路6から
目標温度の湯が給湯されるように制御する。
【0021】この通常燃焼におけるバーナ3の燃焼制御
は、図5(イ)の制御回路ブロック図に示す構成によっ
て実行される。つまり、通水量センサ7で湯路の通水が
検出されて、その通水量が設定水量を越えると、通水量
に見合ったパルス数の通水信号(パルス信号)が、水量
検出回路C1から出力され、その出力信号が、第一トラ
ンジスタT1をON操作する切換操作回路としてのトラ
ンジスタ駆動回路C2に入力され、その入力されたパル
ス数が通常燃焼開始用設定値(例えば、通水流量が2.
5リットル/分に該当するパルス数)を越えると、第一
トランジスタT1をON操作し、前記通水信号を受信し
ない限り、第一トランジスタT1をONさせることがな
いように構成してある。
【0022】前記通水信号は、制御部Hを構成するマイ
コンにも入力され、その入力に基づくマイコンからの指
令信号により図の第五トランジスタT5をONする。す
ると、イグナイタ作動用リレーD3がONされるととも
に、セフティー弁作動用リレーD1を駆動するための第
二トランジスタT2もONされる。これはイグナイタ作
動用リレーD3に駆動信号を与えていない時にセフティ
ー弁11が不用意に作動しないための安全装置になって
いる。そして、前記通水信号の入力に基づくマイコンか
らの指令信号により、第三、四トランジスタT3,T4
もONされ、セフティー弁作動用リレーD1およびメイ
ン弁作動用リレーD2にそれぞれ電源が供給される。そ
の結果、図6に示す作動電気回路の、第三リレー接点
(イグナイタ作動用リレーD3に対応)d3・第一リレ
ー接点(セフティー弁作動用リレーD1に対応)d1・
第二リレー接点(メイン弁作動用リレーD2に対応)d
2がONされて通常燃焼が開始される。
【0023】つまり、前記通水量センサ7と水量検出回
路C1とが、熱交換器2への通水を検知して通水信号を
発生させる通水信号発生手段S1を構成し、第二〜第五
トランジスタT2,T3,T4,T5、これら第二〜第
五トランジスタT2,T3,T4,T5のON操作に基
づいてONされる第一〜第三リレー接点d1,d2,d
3、ならびに、これら第一〜第三リレー接点d1,d
2,d3のON操作に伴って作動されるセフティー弁1
1、メイン弁12、イグナイタ13などが、前記バーナ
3へ燃料を供給してバーナ3を燃焼させる燃焼状態と、
バーナ3への燃料供給を停止して燃焼を停止させる非燃
焼状態とに切り換える燃焼状態切換手段S2を構成する
ことになり、通水信号発生手段S1から通水信号が発生
されると、制御部Hを構成する図中のマイコンが、燃焼
状態切換手段S2を燃焼状態にする燃焼指令を指令し、
通水信号発生手段S2からの通水信号が停止されると、
燃焼状態切換手段S2を非燃焼状態にする燃焼停止指令
を指令して、制御部Hが、通常燃焼制御を実行すること
になる。
【0024】また、前記トランジスタ駆動回路C2が、
前記通水信号発生手段S1から通水信号が発生される
と、燃焼状態切換手段S2を燃焼状態にする燃焼許可指
令を指令し、通水信号発生手段S1から通水信号が停止
されると、燃焼状態切換手段S2を非燃焼状態にする燃
焼不許可指令を指令する切換操作回路として作用し、前
記燃焼状態切換手段S2は、トランジスタ駆動回路C2
からの燃焼許可指令と前記マイコンからの燃焼指令との
両指令を受けたときのみ、燃焼状態に切り換えられるよ
うに構成されていることになる。
【0025】前記保温燃焼制御手段101は、給湯が停
止されている待機状態、つまり、熱交換器2への通水が
停止している状態において、保温燃焼開始用の設定条件
が満たされるとバーナ3の燃焼を開始し、保温燃焼停止
用の設定条件が満たされるとバーナ3の燃焼を停止させ
る保温燃焼制御を実行するように構成されている。具体
的に説明すると、熱交換器2内の湯水の温度を検出する
湯温検出手段としての保温用湯温サーミスタ20が設け
られ、制御部Hを構成するマイコンは、熱交換器2への
通水が停止している状態において、保温用湯温サーミス
タ20の検出値が設定下限値以下になると、前記保温燃
焼開始用の設定条件が満たされたものと判別して、前記
燃焼状態切換手段S2に前記燃焼指令を指令し、保温用
湯温サーミスタ20の検出値が設定上限値を越えるか、
または、給湯装置内部に湯水が無いと判定されると、前
記保温燃焼停止用の設定条件が満たされたものと判別し
て、前記燃焼切換手段S2に対して、燃焼状態切換手段
S2を非燃焼状態にする燃焼停止指令を指令するように
構成されている。因に、給湯装置内部に湯水が無いと判
定するについては、前記入水温サーミスタ8を自己加熱
させて、その際の放冷効率に基づいて湯水の存否を判定
する構成としてある。
【0026】前記保温用湯温サーミスタ20は、熱交換
器2における湯水の通路部分のうち、バーナ3の燃焼に
より加熱され易く、しかも、給湯待機中に湯温が低下し
易い箇所に設けられている。つまり、図2〜図4に示す
ように、前記熱交換器2は、複数のフィンチューブ型の
熱交換用管路部分2aが上下に積層する状態で、燃焼室
1を構成する左右側壁1A,1Bにわたる状態で配置さ
れ、かつ、それらが蛇行状に一連に連なる管路を形成す
るように、左右側壁1A,1Bの外方側において複数の
U字管2bにて互いに接続される構成となっている。そ
して、そのうちの下方側に位置する熱交換用管路部分2
aの近くに位置するU字管2bに前記保温用湯温サーミ
スタ20が設けられている。
【0027】前記保温制御牽制手段102は、装置の設
置初期において、通水量センサ7にて熱交換器2に対す
る通水状態が検出された後に、前記保温燃焼開始用の設
定条件が満たされるまで前記保温燃焼制御を牽制するよ
うに構成されている。つまり、給湯装置が新たに設置さ
れて、運転スイッチ15がON操作された後にすぐに前
記保温燃焼制御が実行されると、熱交換器2に対する通
水が開始される前に、前記保温用湯温サーミスタ20の
検出情報に基づいてバーナ3の燃焼を開始させると、熱
交換器2の内部に湯水が存在しない状態でバーナ3にて
加熱されることになり、いわゆる空焚き状態となって熱
交換器2が異常高温になって、損傷を与える等の不具合
があることから、このような場合には、熱交換器2への
通水が検出され、しかも、前記通常燃焼制御が実行さ
れ、その後、通水が停止された後に、前記保温燃焼制御
が実行されるようにして、保温燃焼制御を牽制するよう
に構成されている。
【0028】上述の保温燃焼におけるバーナ3の燃焼制
御は、図5(ロ)の制御回路ブロック図に示す構成によ
って実行される。つまり、通水量センサ7で湯路の通水
が検出されず、したがって、水量検出回路C1から通水
信号が出力されていない状態において、保温用湯温サー
ミスタ20の検出値が設定下限値以下になって、上述の
保温燃焼開始用の設定条件が満たされると、図のマイコ
ンから、前記通水信号(パルス数が通常燃焼開始用設定
値(例えば、通水流量が2.5リットル/分に該当する
パルス数)を越えるパルス信号)と同じ疑似信号が出力
され、その疑似信号がトランジスタ駆動回路C2に入力
されて第一トランジスタT1をON操作する。そして、
前述の通常燃焼と同様の作動で、バーナ3が燃焼されて
保温燃焼が開始され、保温用湯温サーミスタ20の検出
値が前記設定上限値を越えると、バーナ3の燃焼を停止
させるように構成されている。
【0029】この図5(ロ)に示す構成においては、保
温燃焼開始用の設定条件が満たされると、トランジスタ
駆動回路C2に前記通水信号に相当する疑似信号を直接
入力して第一トランジスタT1をON操作するように構
成されているが、通水信号発生手段S1からの通水信号
の出力線と、マイコンからの疑似信号の出力線とをオア
回路に接続し、そのオア回路からの出力線をトランジス
タ駆動回路C2に接続して、前記通水信号または疑似信
号をトランジスタ駆動回路C2に入力するように構成す
ることもできる。また、第一トランジスタT1に対する
トランジスタ駆動回路C2からの出力線と、マイコンか
らの出力線とをオア回路に接続し、そのオア回路からの
出力線を第一トランジスタT1に接続して実施すること
もできる。このように、トランジスタ駆動回路C2に前
記疑似信号を直接入力せず、燃焼状態切換手段S2に対
し前記燃焼許可指令に相当する疑似指令を指令するよう
に構成することもできる。
【0030】次に、図7に示す制御フローチャートに基
づいて、制御部Hの制御動作について説明する。給湯装
置に電源が投入されて、運転スイッチ15がON操作さ
れていないときは、保温フラグを「OFF」状態に設定
して待機しておく(ステップ1,2)。そして、運転ス
イッチ15がON操作された後に、給湯栓が開操作され
るに伴って前記通水量センサ7の検出値が設定水量を越
えて熱交換器2への通水(水流)が検知されると、通常
燃焼制御を実行する。つまり、バーナ3に点火して燃焼
させ、出湯温サーミスタ9にて検出される出湯温度が温
度設定スイッチ16にて設定された目標温度になるよう
にバーナ3の燃焼量とファン4の通風量を制御し(ステ
ップ3〜5)、給湯栓が閉じられて通水が検知されなく
なるか、または、運転スイッチ15がOFF操作される
まで実行される(ステップ6,7)。尚、運転スイッチ
15がON操作されていても、通水が検知されなけれ
ば、保温フラグが「ON」状態に設定されてしているか
否かを判別することになるが、装置の設置初期において
は保温フラグが「OFF」状態に設定されているから、
ステップ1に戻り水流が検知されるまで待機状態となる
(ステップ12)。
【0031】そして、通常燃焼制御が実行されていると
きに、給湯栓が閉じられて通水量センサ7の検出値が設
定水量を下回ると、バーナ3の燃焼を停止させるととも
に、保温フラグを「ON」状態に設定して(ステップ
6,8,9)、通水が検知されるまで待機状態となる。
また、通常燃焼制御が実行されているときに、運転スイ
ッチ15がOFF操作されると、バーナ3の燃焼を停止
させ、保温フラグを「OFF」状態に設定して(ステッ
プ7,10,11)、運転スイッチ15がON操作され
るまで待機状態となる。したがって、運転スイッチ15
がON操作され、かつ、通水検知に基づく通常燃焼制御
が実行されているときに、通水が検知されない状態とな
りバーナ3の燃焼が停止されたときに、保温フラグが
「ON」状態に設定され、運転スイッチ15がONされ
ていない状態、あるいは、運転スイッチ15がON操作
されていても、一度も通水が検知されていなければ、保
温フラグが「OFF」に設定されることになる。
【0032】そして、運転スイッチ15がON操作され
て、通水が検知されていないとき、保温フラグが「O
N」状態に設定されていれば、前記保温用湯温サーミス
タ20の検出情報に基づいて、保温用湯温サーミスタ2
0の検出値Txが出湯用目標温度Tsよりも設定量α低
い設定値以下になったことが判別されると、バーナ3の
保温用燃焼作動を開始し、熱交換器2内部の湯温を出湯
用目標温度Tsに対して大きく下回ることがないように
保温作動を実行し(ステップ12,13,14)、保温
用湯温サーミスタ20の検出値Txが出湯用目標温度T
sよりも設定量β高い設定値以上になったことが判別さ
れると、バーナ3の保温燃焼を停止させるようになって
いる(ステップ15〜18)。尚、このような保温燃焼
を実行しているときに給湯栓が開操作されて通水が検知
されると、ステップ5に移行して通常燃焼制御を実行し
(ステップ15)、また、保温燃焼を実行しているとき
に運転スイッチ15がOFF操作されると、保温フラグ
を「OFF」状態に設定してバーナ3の保温燃焼を停止
させる(ステップ16,19,20)。
【0033】前記保温燃焼開始条件としての判定用温度
は、出湯用の目標温度よりも設定量α低い温度であり、
停止条件としての判定用温度は、出湯用の目標温度より
も設定量β高い温度であることから、温度設定スイッチ
16の操作に基づいて目標温度Tsが変更設定される
と、それに伴って判定用温度も変更されることになり、
装置内部の湯路内にある湯水が目標温度Tsに近い温度
に加熱保温されることになる。尚、前記設定量α、β
は、給湯装置の特性により適宜設定されることになり、
それら設定量α、βは異なる値でもよく同じ値に設定し
てもよい。
【0034】このように、給湯が停止されている給湯待
機状態において、熱交換器2内部の管路にある湯水が、
目標温度Tsまたはそれに近い温度にまで常に保温加熱
されることになり、再出湯時には極力早く目標温度Ts
またはそれに近い温度の湯水が給湯されることになり使
い勝手のよいものとなる。
【0035】〔別実施形態〕 〈1〉 上記実施形態では、保温燃焼停止用の設定条件
のひとつとして、保温用湯温サーミスタ20の検出値
が、温度設定スイッチ16にて変更設定された目標温度
よりも設定量高い温度を越えることを例にして説明した
が、このような構成に代えて、次のように構成してもよ
い。つまり、前記保温用湯温サーミスタ20の検出値
が、予め設定された所定温度を越えることを条件として
もよく、また、通常燃焼制御が実行されているときの保
温用湯温サーミスタ20の検出値を記憶しておき、保温
用湯温サーミスタ20の検出値が、その記憶されている
値よりも設定量高い温度を越えると、保温燃焼を停止さ
せる構成としてもよい。さらに、保温燃焼が開始された
時点から設定時間が経過すると、自動的に保温燃焼を停
止させるように構成してもよく、このような構成におい
ては、図7におけるステップ17の温度に基づく判別条
件に代えて、燃焼開始より設定時間経過したか否かの判
別を行うことになる。また、このような時間経過による
判別と、上記実施形態における温度による判別とを併用
する構成としてもよい。
【0036】〈2〉 上記実施形態では、保温燃焼開始
用の設定条件のひとつとして、保温用湯温サーミスタ2
0の検出値が、目標温度よりも設定量低い温度を下回る
ことを例にして説明したが、このような構成に代えて、
次のように構成してもよい。つまり、前記保温用湯温サ
ーミスタ20の検出値が、予め設定された所定温度を下
回ることを条件としてもよく、また、通常燃焼制御が実
行されているときの保温用湯温サーミスタ20の検出値
を記憶しておき、保温用湯温サーミスタ20の検出値
が、その記憶されている値よりも設定量低い温度を下回
ると、保温燃焼を開始させる構成としてもよい。さら
に、通常燃焼制御においてバーナ3の燃焼が停止した時
点から保温用設定時間が経過すると、保温燃焼を開始さ
せるように構成してもよい。この保温用設定時間として
は予め設定された一定時間であってもよく、あるいは、
外気温度や入水温度に応じてこれらの温度が低ければ短
い時間に変更し、温度が高ければ長い時間に変更するよ
うにしてもよい。
【0037】〈3〉 上記実施形態では、保温制御牽制
手段として、設置初期に熱交換器2への通水が検出され
るまで保温燃焼制御を牽制するだけの構成としたが、こ
のような牽制作動に加えて、次のような牽制作動を実行
する構成としてもよい。つまり、前記通常燃焼制御を停
止してから、設定待機時間(例えば、数時間程度)以上
経過しても通水が検出されないような場合に、前記保温
燃焼制御の実行を牽制するようにしてもよい。例えば、
給湯使用者が就寝したような場合などにおいては、翌朝
になるまで給湯が行われないので、保温燃焼制御を実行
する必要は無いが、運転スイッチ15のOFF操作を忘
れたような場合には、保温燃焼制御が実行されることに
なりエネルギーロスとなるから、このような場合には保
温燃焼制御の実行を牽制するのである。この牽制作動の
具体的な動作について説明を加えると、図8に示すよう
に、上記実施形態における図7の制御動作のステップ3
からステップ12への移行中に、前回のバーナ3の通常
燃焼作動の燃焼停止から設定時間が経過したか否かが判
別され、経過していれば、保温フラグを「OFF」状態
に設定してステップ1に戻るようにする(ステップ2
1,22)。尚、その他の制御動作については、上記実
施形態と同様であるから説明は省略する。
【0038】また、前記出湯用の目標温度が、短時間の
み給湯使用されると予測される設定温度領域にあれば、
前記保温燃焼制御の実行を牽制するように構成してもよ
い。例えば、前記目標温度が35°C〜50°C程度の
温度領域にあれば、食器の洗浄やあるいは浴槽への湯張
りなど、身体に長時間触れても安全な温度であり、比較
的長い時間にわたって給湯が行われることが考えられ
る。しかし、60°Cを越えるような高い温度であれ
ば、身体に触れると火傷のおそれもあり長時間給湯する
ことはあまり考えられず、例えば、油分の多い調理具を
洗うときなど、短時間のみ給湯使用されると予測される
ので、このようなときは、その後保温燃焼制御を行う必
要はないので作動を牽制するのである。この牽制作動の
具体的な動作について説明を加えると、図9に示すよう
に、上記実施形態における図7の制御動作のステップ9
において、保温フラグを「ON」状態に設定するための
条件として、目標温度Tsが前記短時間のみ給湯使用さ
れると予測される設定温度領域にあるか否かを判別し、
そのような温度領域になければ、保温フラグを「ON」
状態に設定し、その温度領域にあれば、保温フラグを
「OFF」状態に維持させるようにする(ステップ2
3,24,25)。尚、その他の制御動作については、
上記実施形態と同様であるから説明は省略する。
【0039】〈4〉 上記実施形態では、保温制御牽制
手段として、制御部Hに制御プログラム形式で備える構
成としたが、このような構成に代えて、例えば、リモコ
ン操作部などに、制御部Hに対して保温燃焼制御を実行
する状態と保温燃焼制御を実行しない状態とに制御モー
ドの切り換えを指令するモード切替えスイッチを設ける
構成としてもよい。
【0040】〈5〉 上記実施形態では、保温燃焼開始
や停止用の設定条件を設定するための前記湯温検出手段
として、前記熱交換器2内の湯水の温度を検出する保温
用湯温サーミスタ20を設けた場合を例示したが、この
ような構成に代えて、前記出湯温サーミスタ9の検出情
報に基づいて、保温燃焼制御を実行する構成としてもよ
い。
【0041】〈6〉 上記実施形態では、熱交換器2に
対して入水路5と出湯路6とが接続されて、入水路5よ
り供給される水の全量が熱交換器2にて加熱された後に
出湯路6から出湯される構成としたが、このような構成
に代えて、次のように構成してもよい。例えば、図10
に示すように、入水路5と出湯路6とをバイパス路30
を介して接続し、そのバイパス路30に断続自在なバイ
パス弁31を設け、熱交換器2の出口部の湯温を検出す
る出口湯温サーミスタ32と、混合湯温を検出する混合
湯温サーミスタ33とを設け、バイパス弁31を開弁し
て比較的低温の湯を多量に給湯できる状態と、バイパス
弁31を閉弁して高温湯を給湯できる状態とに使い分け
できるように構成し、バイパス弁31が開弁されている
ときは、通常燃焼制御において、出口湯温サーミスタ3
2の検出情報と目標温度とによりバーナ3の燃焼量をフ
ィードフォワード制御し、混合湯温サーミスタ33の検
出情報に基づいて混合湯温が目標温度になるようにバー
ナ3の燃焼量をフィードバック制御する構成である。
尚、このようなバイパス路を設けた構成においては、保
温燃焼によって温度上昇した湯水が、通常燃焼の開始に
よってバイパス路30からの供給水と混合された状態で
吐出されるわけであるが、この場合、供給水の温度がも
ともと高いと、吐出される混合湯のオーバーシュートが
激しくなる虞があるが、本発明装置の構成によれば、供
給水の温度が高い場合には、保温燃焼を実施しないか
ら、混合湯のオーバーシュートを防止することができ
る。
【0042】また、図11に示すように、バイパス路と
熱交換器2側出湯路6との合流箇所に分配比率を変更調
整自在なミキシングバルブ34を設け、通常燃焼制御に
おいて、出口湯温サーミスタ32の検出値が設定温度
(例えば80°C)に維持されるようにバーナ3の燃焼
量を調整し、混合湯温が目標温度になるようにミキシン
グバルブ34の混合比率を調整制御する構成であっても
よい。
【0043】〈7〉 湯水検出手段は、先の実施形態に
おいては、前記入水温サーミスタ8を自己加熱させて、
その際の放冷効率に基づいて湯水の存否を判定する構成
のものを説明したが、例えば、湯路を開閉自在な開閉弁
を設け、その開閉弁の開閉抵抗に基づいて湯水の存否を
判定するものであってもよく、要するに、湯路における
湯水の存否を判定できるものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の概略構成図
【図2】熱交換器の一部切欠正面図
【図3】熱交換器の平面図
【図4】熱交換器の側面図
【図5】燃焼制御の点火動作を説明する回路ブロック図
【図6】燃焼制御の点火動作を説明する回路図
【図7】制御動作のフローチャート
【図8】別実施形態の制御動作のフローチャート
【図9】別実施形態の制御動作のフローチャート
【図10】別実施形態の給湯部の概略構成図
【図11】別実施形態の給湯部の概略構成図
【符号の説明】
2 熱交換器 3 バーナ 5 入水路 6 出湯路 20 湯温検出手段 C2 切換操作回路 H バーナ制御手段 S1 通水信号発生手段 S2 燃焼状態切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−204064(JP,A) 特開 平3−213952(JP,A) 実開 平3−57345(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10 301 F24H 1/10 302

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入水路を通して供給される水をバーナの
    燃焼により加熱して出湯路より出湯する水加熱用の熱交
    換器と、その熱交換器への通水を検知して通水信号を発
    生させる通水信号発生手段と、前記バーナへ燃料を供給
    して燃焼させる燃焼状態と燃料の供給を停止して燃焼を
    停止させる非燃焼状態とに切り換える燃焼状態切換手段
    と、前記通水信号発生手段から通水信号が発生される
    と、前記燃焼状態切換手段を燃焼状態にする燃焼指令を
    指令し、前記通水信号発生手段からの通水信号が停止さ
    れると、前記燃焼状態切換手段を非燃焼状態にする燃焼
    停止指令を指令する通常燃焼制御を実行するバーナ制御
    手段と、前記通水信号発生手段から通水信号が発生され
    ると、前記燃焼状態切換手段を燃焼状態にする燃焼許可
    指令を指令し、前記通水信号発生手段からの通水信号が
    停止されると、前記燃焼状態切換手段を非燃焼状態にす
    る燃焼不許可指令を指令する切換操作回路とが設けら
    れ、前記燃焼状態切換手段が、前記燃焼指令と前記燃焼
    許可指令との両者が指令されたときのみ、前記燃焼状態
    に切り換えられるように構成された給湯装置であって、 前記バーナ制御手段が、前記熱交換器への通水が停止し
    ている状態において、保温燃焼開始用の設定条件が満た
    されると、前記燃焼指令を指令し、かつ、前記切換操作
    回路により燃焼許可指令を指令する状態、または、それ
    に相当する状態にするための疑似指令を指令する保温燃
    焼制御を実行するように構成してある給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記バーナ制御手段が、前記保温燃焼開
    始用の設定条件が満たされると、前記切換操作回路に前
    記通水信号に相当する疑似信号を、前記疑似指令として
    出力するように構成してある請求項1に記載の給湯装
    置。
  3. 【請求項3】 前記バーナ制御手段が、保温燃焼停止用
    の設定条件が満たされると、前記疑似指令の指令を停止
    し、かつ、前記燃焼指令の指令を停止するように構成し
    てある請求項1又は2に記載の給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記出湯路または熱交換器内の湯水の温
    度を検出する湯温検出手段が設けられ、前記バーナ制御
    手段が、前記湯温検出手段による検出値が設定下限値以
    下になると、前記保温燃焼開始用の設定条件が満たされ
    たものと判別するように構成してある請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記バーナ制御手段が、前記湯温検出手
    段による検出値が設定上限値以上になると、前記保温燃
    焼停止用の設定条件が満たされたものと判別するように
    構成してある請求項4に記載の給湯装置。
  6. 【請求項6】 前記バーナ制御手段が、前記保温燃焼制
    御における前記バーナの燃焼開始から設定時間が経過す
    ると、前記保温燃焼停止用の設定条件が満たされたもの
    と判別するように構成してある請求項3に記載の給湯装
    置。
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