JP3098668B2 - 柱と柱の接合構造 - Google Patents

柱と柱の接合構造

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JP3098668B2 JP06004079A JP407994A JP3098668B2 JP 3098668 B2 JP3098668 B2 JP 3098668B2 JP 06004079 A JP06004079 A JP 06004079A JP 407994 A JP407994 A JP 407994A JP 3098668 B2 JP3098668 B2 JP 3098668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱と柱の接合構造に関
するものであり、より詳しくは、鋼管柱同士や鋼管柱と
梁等が取付られた接合ボックスとを現場溶接不要に接合
する柱と柱の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼管柱同士或いは鋼管柱と接合
ボックスとの接合手段としては、現場溶接を行うか、又
はボルトでの接合方法が採用される。現場溶接では、各
柱のそれぞれの接合端部に予めボルト孔を設けたガセッ
トプレートを溶接しておき、これらのプレートを別のプ
レートを介して現場でボルトにより仮止めし、この状態
で柱の端部同士を溶接した後、前記ガセットプレートを
切断するものである。また、従来のボルト接合方法は、
図4に示す如く角形鋼管柱2の端部に接合プレート70
を溶接し、各接合プレート70を合わせ、接合プレート
70のボルト孔にボルト72を通し、ナット等で締結す
るものである。
【0003】また、角形鋼管柱の接合部に梁等が接合さ
れる場合等では、接合ブロック等を介して接合される。
例えば、特開平4−185841号公報に記載される接
合方法では、上下の角形鋼管柱が接合ブロックを介して
接合され、接合ブロックの両端には角形鋼管柱の端部が
直接溶接接合される。また接合ブロックの側壁には梁の
エンドプレート用の取付孔が形成され、接合ブロック内
には通常梁からの応力に耐えるためにダイヤフラム等が
形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
柱と柱、或いは柱と接合ブロックの接合構造では、現場
での溶接を行うため、下準備としてガセットプレートを
溶接し、現場でボルトを締めて、柱の溶接後にボルトを
外し、そのガセットプレートを取り除くという大変な手
間がかる。また、鋼管の端部における接合部は比較的強
度が弱く、変形し易いという欠点がある。更に、現場溶
接は品質管理が難しく、火気使用等による安全面から
も、現場溶接を行わないのが時代の趨勢となっている。
一方、従来のボルト接合の場合、接合プレート70が柱
2から突出し、その突出部分は、その後の施工或いは意
匠上の邪魔物となる。
【0005】そこで、本願発明者等は柱と柱の間に接合
ピースを溶接接合し、かかる接合ピース同士を接合部の
外側から締結するものを提供し、現場溶接と意匠上の邪
魔物の解消をしているが、更に改良が望まれている(特
願平5−123758号)。従って、本発明は、柱同士
或いは柱と接合ブロックとの現場溶接等が不要で且つ容
易に取付けることができ、その接合部での強度も十分に
ある柱と柱の接合構造を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼管柱の端
部、或いは鋼管柱用接合ボックスの端部に溶接接合した
多角形筒体で形成されたそれぞれの接合部材同士を介し
て鋼管柱同士、或いは鋼管柱と該接合ボックスとを接合
する柱と柱の接合構造において、上記接合部材同士の組
合せ外壁の角部に形成された窪み嵌着外壁に嵌着される
コーナークリッパーを有し、上記組合せ外壁の角部の窪
み嵌着外壁には、各接合部材の鍔状の係止部による凸状
の係止部が形成され、上記コーナークリッパーの内壁に
は、上記凸状の係止部を把持する凹状の把持部が形成さ
れ、上記接合部材と上記コーナークリッパーとは、上記
窪み嵌着外壁の内側から上記コーナークリッパーの略中
央部を貫通する締付ボルト及びナットにより固着される
ことを特徴とする柱と柱の接合構造を提供することによ
り、上記目的を達成したものである。
【0007】
【作用】上記接合部材、例えば筒状或いは環状の接合ピ
ース等は予めそれぞれの鋼管柱の端面に溶接接合されて
おり、下階にある鋼管柱の上端と上階にある鋼管柱の下
端を接合したとき、それぞれの接合ピースが組み合わさ
る。組合わせた接合ピースの外壁に、内壁に凸状の把持
部を有したコーナークリッパーを嵌着させると、接合ピ
ース外壁の角部の組合わさった凸状の係止部がクリッパ
ーの把持部に把持され、接合ピース同士がコーナークリ
ッパーにより強固に締結することができる。従って、上
記構造では、柱と柱、或いは柱と接合ボックスを溶接不
要な状態で簡単にしかも強固に接合することが可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る柱と柱の接合構造の実施
例を図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係る
柱と接合ボックスの接合構造の分解斜視図であり、図2
は、本実施例に係る柱と接合ボックスの接合構造の部分
側断面図、図3は、図2のI−I線に沿った断面図であ
る。
【0009】図1に示す如く、本実施例に係る柱と接合
ボックスの接合構造1は、角形鋼管柱2の端部、及び接
合ボックス3の端部に溶接接合した角形筒形状のそれぞ
れの接合ピース4、4同士を介して角形鋼管柱2と接合
ボックス3とを接合するものであり、接合ピース4、4
のそれぞれの角部の組合せ外壁に嵌着することにより接
合ピース4、4同士を締結するコーナークリッパー5、
5・・を有してなる。
【0010】本実施例の柱と接合ボックスの接合構造1
を更に説明すると、図1乃至図3に示す如く、上階の角
形鋼管柱2の下端、及び接合ボックス3の上端には角形
筒材からなる接合ピース4がそれぞれ裏当て金具30を
介して予め工場内等で溶接される。また接合ボックス3
の下端には図示しないが階下の角形鋼管柱2が溶接接合
され、接合ボックス3の側壁にはH鋼梁32のエンドプ
レート31が当接されてボルトナットで接合固定してあ
る。
【0011】接合ピース4の各コーナーの外壁は通常の
外壁面41に比べて窪ませてあり、接合ピース4、4同
士が組合わさるときに、凹状に形成された嵌着外壁42
となる。また、嵌着外壁42における接合ピース4、4
同士の接合部付近には鍔状の係止部43が形成され、図
2に示す如く接合時に係止部43、43同士は一体にな
ってテーパ壁を有した凸部となる。従って、凹状に形成
された嵌着外壁42内にテーパ壁を有した凸状の係止部
43、43が形成されることになる。また接合ピース
4、4同士の接合面44には、位置決めダボ6の嵌入穴
7が所定位置に形成されていると共に各コーナーの位置
に切欠凹部8が形成されている。かかる切欠部凹部8は
接合ピース4、4同士の接合時に締付ボルト9の挿通孔
となる。
【0012】コーナークリッパー5は上述の接合ピース
4、4同士の組合わせにより形成される角部の嵌着外壁
42に嵌着することにより、接合ピース4、4同士を締
結する。コーナークリッパー5の嵌着時、その外壁面5
1は図3に示す如く接合ピース4の通常の外壁面41に
一致し、またナット10の収まりを考慮して略中央が窪
ませてある。更に、嵌着時、コーナークリッパー5の両
側周端部52、52は凹状の嵌着外壁42に一部食い込
んで係合され、コーナークリッパー5と接合ピース4と
は相互に固定されるようになっている。
【0013】コーナークリッパー5はその内壁に凹条の
把持部53を有し、把持部53は上述のテーパ壁を有し
た凸状の係止部43、43を嵌着時に把持して接合ピー
ス4、4同士を締結する。コーナークリッパー5の略中
央部には締付ボルト9の貫通孔11が形成してあり、コ
ーナークリッパー5は締付ボルト9及びナット10で接
合ピース4の嵌着外壁42に固着されるようになってい
る。
【0014】次に柱と接合ボックスの接合構造1の組立
方法を示すと、先ず、予め角形鋼管柱2と接合ボックス
3とのそれぞれに接合ピース4を溶接接合し、これらの
接合ピース4、4同士をダボ6、6・・で位置決めしな
がら突き合わせる。また突き合わせる場合、予め締付ボ
ルト9を切欠凹部8、8に挿通させておく。そして、コ
ーナークリッパー5をその貫通孔11に締付ボルト9を
挿通させた状態で接合ピース4、4の嵌着外壁42に嵌
着させ、ナット10を締付ボルト9に螺合させる。かか
るボルト9ナット10の締付けにより、コーナークリッ
パー5の内壁の把持部53は係止部43、43を把持す
ると共にテーパ壁を介して係止部43、43同士を締め
付ける。また、コーナークリッパー5の両側周端部52
は一部が嵌合外壁42に食い込んで固定される。
【0015】従って、接合ピース4、4同士はコーナー
クリッパー5、5・・により接合固定され、その結果、
角形鋼管柱2と接合ボックス3とが現場溶接不要の状態
で接合できる。また、コーナークリッパー5の外壁面5
1と接合ピース4の外壁面41が一致し、実質的に邪魔
にならない。
【0016】上記実施例では、角形鋼管柱である限り、
本実施例に適用することができ、例えば、多角形の鋼管
柱でもよい。また、上記実施例では接合ボックス3と角
形鋼管柱2との接合としたが、直接角形鋼管柱2、2同
士を接合しても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る柱と柱の接合構造では、
柱同士又は鋼管柱と接合ボックスとの現場溶接等が不
要で且つ容易に取付けることができると共に、接合部材
同士の組合せ外壁の角部に形成された窪み嵌着外壁にコ
ーナークリッパーを嵌着することによって鋼管柱同士、
或いは鋼管柱と接合ボックスとを接合するので、接合部
での強度も十分にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る柱と接合ボックスの接合構造の
分解斜視図である。
【図2】本実施例に係る柱と接合ボックスの接合構造の
部分側断面図である。
【図3】図2のI−I線に沿った断面図である。
【図4】従来の柱と柱の接合構造の斜視図である。
【符号の説明】
1 柱と柱の接合構造 2 角形鋼管柱 3 接合ボックス 4 接合ピース 5 コーナークリッパー 6 位置決めダボ 9 締付ボルト 10 ナット 41 接合ピースの外側壁面 42 嵌着外壁 43 係止部 44 接合面 51 コーナークリッパーの外壁面 52 コーナークリッパーの側周端部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管柱の端部、或いは鋼管柱用接合ボッ
    クスの端部に溶接接合した多角形筒体で形成されたそれ
    ぞれの接合部材同士を介して鋼管柱同士、或いは鋼管柱
    と該接合ボックスとを接合する柱と柱の接合構造におい
    て、 上記接合部材同士の組合せ外壁の角部に形成された窪み
    嵌着外壁に嵌着されるコーナークリッパーを有し、上記
    組合せ外壁の角部の窪み嵌着外壁には、各接合部材の鍔
    状の係止部による凸状の係止部が形成され、上記コーナ
    ークリッパーの内壁には、上記凸状の係止部を把持する
    凹状の把持部が形成され、上記接合部材と上記コーナー
    クリッパーとは、上記窪み嵌着外壁の内側から上記コー
    ナークリッパーの略中央部を貫通する締付ボルト及びナ
    ットにより固着されることを特徴とする柱と柱の接合構
    造。
  2. 【請求項2】 上記接合部材の接合面には、位置決めダ
    ボの嵌入穴が所定位置に形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の柱と柱の接合構造。
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