JP3098596B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば4個の磁気ヘ
ッドを有する回転ドラムを具備した磁気記録再生装置に
おいて、同アジマス角度を有する少なくとも2個の磁気
ヘッドにより記録した信号に対しどの磁気ヘッドにより
記録したかを識別できる信号を付加することにより、記
録時と同一ヘッドにより再生動作を行えるようにした磁
気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図面を参照して説明する。図5
はVTRにおける回転ドラムへのテープの巻き付き状態
を示す平面図、図6及び図7はテープの記録再生状態を
説明するための概略平面図であり、図6は記録した磁気
ヘッドと再生した磁気ヘッドが同一の場合を示し、図7
は記録した磁気ヘッドと再生した磁気ヘッドが異なる場
合を示している。図6と図7は磁気テープの記録面を回
転ドラム側から示すものである。図5に示すようにVT
R用の磁気記録再生装置では、4個の磁気ヘッドL1,
L2,R1,R2を有する回転ドラムDが設けられてい
る。このような、回転ドラムDでは前記磁気ヘッドL1
と磁気ヘッドL2が磁気テープに対し同じアジマス角度
θ1を有しており、磁気ヘッドR1と磁気ヘッドR2が
磁気テープに対してアジマス角θ2を有している。
【0003】上記構成の回転ドラムDによりテープTに
ビデオ信号を記録する場合、図6及び図7に示すように
上記ヘッド配置(図5参照)により、R1−L1−R2
−L2の順に記録が行われる。そして、この記録させた
ビデオ情報は、R1トラックとL1トラックの2トラッ
クによりフレームF1が構成され、同様R2トラックと
L2トラックの2トラックによりフレームF2が構成さ
れ、これらのフレームF1およびフレームF2のそれぞ
れのフレームにより例えば垂直同期信号間の1画面が形
成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のビデオ情報の記
録に使用した同じ磁気記録再生装置により再生する場
合、図6に示すように記録に使用した磁気ヘッドと同一
の磁気ヘッドにより再生されるいわゆる「表トラッキン
グ再生」が行われる場合と、図7に示すように記録に使
用した磁気ヘッドと異なる磁気ヘッドにより再生される
場合、例えばL1で記録された信号がL2により再生さ
れR1により記録された信号がR2により再生されるい
わゆる「裏トラッキング再生」が行われる場合とがあ
る。この「裏トラッキング再生」が行われる原因は、再
生動作時に前記フレームF1とフレームF2が互いに区
別されることなく、単に記録された信号が同じアジマス
角度の磁気ヘッドにより再生されるように制御されるこ
とにある。
【0005】しかしながら、前記磁気ヘッドR1,R
2,L1,L2は基本的には特性が同一になるように形
成されいるがそれぞれ特性に若干の相違がある。この
磁気ヘッドの若干の特性の相違により、前記裏トラッキ
ング再生が生じた場合に、ジッタ(時間軸の変動)等に
より画面のゆらぎや色ずれが生じることがあり、ビデオ
記録再生の高画質化に悪影響を与える原因となってい
る。
【0006】本発明は上記従来の事情に鑑みてなされた
ものであり、複数の同アジマス角の磁気ヘッドを具備し
た場合であっても、常に同一の磁気ヘッドによりビデオ
信号などの記録信号を記録再生することができる磁気記
録再生装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アジマス角度
の相違する磁気ヘッドが組をなし、これが複数組設けら
れている回転ドラムと、この回転ドラムに巻き付けられ
た磁気テープを走行させる走行系とを有する磁気記録再
生装置において、前記回転ドラムの磁気ヘッドを用い
て、この磁気ヘッドで記録されるトラック中に前記異な
る組の磁気ヘッド毎に異なる信号成分を付加する手段
と、再生時に前記信号成分を識別する検出手段と、この
信号成分の識別に応じて、前記回転ドラムの回転速度或
いは前記磁気テープの走行速度を調節することにより、
前記回転ドラムと前記磁気テープとの相対位置を調節し
て同じ組の磁気ヘッドにて記録された信号を同じ組の磁
気ヘッドにて走査させる制御手段とが設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、上記異なる信号成分を付加する手段
は、ビデオ信号におけるバースト信号の波形の数を磁気
ヘッドの組ごとに変化させるもの、あるいは、ビデオ信
号におけるブランキング区間の輝度レベルを変化させる
ものである。
【0009】
【作用】上記手段では、組を成す磁気ヘッドにより記録
を行う場合、例えばその組毎にバースト信号の周波数を
変化させるなどしてバースト信号の記録波形の数を変
え、あるいはブランキング区間の輝度レベルを変えるな
どして、記録した磁気ヘッドの組み毎に異なる信号成分
を付加する。そして同じ磁気記録再生装置により自己再
生するときに、この信号成分を識別検知し、同じ組の磁
気ヘッドにより記録された信号が同じ組の磁気ヘッドに
より再生されるように、回転ドラムと磁気テープの相対
位相の調整を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を
示す図であり、(a)は記録部を示す回路ブロック図、
(b)は再生部を示す回路ブロック図、図2はテープに
記録されたビテオ信号の波形を示す線図である。なお、
図1(a)及び(b)において同一部材には同符号を付
し、図1(a)にて説明したものについては図1(b)
においては詳細な説明は省略する。図1(a)において
符号1は記録ビデオ信号生成部であり、一体型のカメラ
やテレビ等から出力された映像信号をビデオ(記録)信
号として生成する。この生成されたビデオ信号は、輝度
系信号処理部2及び色系信号処理部3に送られる。前記
輝度系信号処理部2は、ローパスフィルタ,自動利得調
整回路,FM変調回路等から構成され、入力されたビデ
オ信号の輝度成分をFM変調して輝度系記録信号に変換
するようになっている。
【0011】前記色系信号処理部3は、バンドパスフィ
ルタ,振幅自動調整回路,周波数変換器等から構成され
入力されたビデオ信号の色成分を規定の低域周波数の色
系記録信号に変換するようになっいる。そして、この
色系信号処理部3には、サイクル数調整部4とスイッチ
ング部5が接続されている。前記サイクル数調整部4
は、たとえば前記磁気ヘッドR1とL1の組により図6
及び図7に示したフレームF1を記録する場合と、磁気
ヘッドR2とL2の組により図6及び図7に示したフレ
ームF2を記録する場合とで、色系信号の位相などの基
準となるバースト信号の記録サイクル数を相違させる機
能を有している。
【0012】前記スイッチング部5は、前記磁気ヘッド
R1とL1の組により記録するか、前記磁気ヘッドR2
とL2の組により記録するかの切換えを行うヘッド切換
え機能を有している。このスイッチング部5には、フレ
ームパルス発生部6が接続されている。このフレームパ
ス発生部6は、ドラムモータMに設けられたPGセン
サ7から出力された信号、すなわち回転ドラムD(ドラ
ムモータM)の所定回転(たとえば1回転または1/2
回転)毎に発生する回転位相信号(PG信号)に基きフ
レームパルスを生成し前記スイッチング部5に出力す
る。このフレームパルスにより前記スイッチング部5が
制御されて、磁気ヘッドR1とL1の組と磁気ヘッドR
2とL2の組とによる記録の切換えが行われる。
【0013】符号8は加算器であり、前記輝度系信号処
理部2及び色系信号処理部3により処理された輝度系信
号と色系信号等を加算してビデオ信号として記録アンプ
9に出力する。前記記録アンプ9は、加算器8から出力
されたビデオ信号を増幅して磁気ヘッドR1,R2,L
1,L2に出力する。なお、図中符号Cはキャプスタ
ン、符号Cmはキャプスタンモータであり、テープTの
走行系の構成部材である。図1(b)において、符号1
0はバースト信号検出部であり、前記色系信号処理部3
により処理された色系信号からバースト信号を検出しサ
イクル数検出部11に出力する。このサイクル数検出部
11は、磁気テープから再生された前記バースト信号が
何サイクル(どの周波数)で記録されているかを検出
し、この検出結果をドラムモータ制御部12に出力す
る。このドラムモータ制御部12は、この検出結果を基
にして信号経路をスイッチング回路SWにて接点P1側
あるいは接点P2側に切換える。
【0014】接点P1側の信号経路は、記録した磁気ヘ
ッドと同一の磁気ヘッドにより再生されるいわゆる「表
トラッキング再生」が行われているときの遅延経路であ
る。すなわちバースト信号検出部10により現在「表ト
ラッキング再生」状態であると判断されたときには、ド
ラムモータ制御部12から第1の遅延回路13を経るル
ープにより回転ドラムの回転制御が継続される。
【0015】また接点P2側の信号経路は、記録した磁
気ヘッドと異なる組の磁気ヘッドにより再生されるいわ
ゆる「裏トラッキング再生」が開始されたときの切換え
経路である。すなわちバースト信号検出部10により現
在「裏トラッキング」再生状態であると判断されたとき
には、ドラムモータ制御部12からの経路が第2の遅延
回路14を介するループを経るようになる。これによ
り、例えば磁気ヘッドL1と磁気ヘッドL2の間の角度
分の時間だけ前記PGセンサ7の出力信号を遅らせて、
前記ドラムモータ制御部12が回転ドラムD(ドラムモ
ータM)の回転速度を遅らせ、記録した組の磁気ヘッド
と同一の組の磁気ヘッドによりビデオ信号が再生される
ように制御する。同じ組の磁気ヘッドによる「表トラッ
キング再生」状態にいたったときに、スイッチング回路
SWをP1側に切換えて第1の遅延回路部13を経る制
御ループに切換えられる。なお、図中符号9aは再生ア
ンプ、符号8aは再生側の加算器、符号15はローパス
フィルタ、符号16は再生ビデオ信号生成部である。
【0016】次に、上記構成の磁気記録再生装置の動作
について図2をも参照して説明する。まず、記録動作に
ついて説明する。前記記録ビデオ信号生成部1が、一体
型のカメラやテレビ等から出力された映像信号をビデオ
(記録)信号として生成し、輝度系信号処理部2及び色
系信号処理部3に出力する。輝度系信号処理部2では、
ビデオ信号をFM変調して輝度系記録信号に変換して加
算器8に出力する。色系信号処理部3では、ビデオ信号
を規定の低域周波数の色系記録信号に変換する。そし
て、フレームパス発生部6がフレームパルスを生成
(ドラムモータMに設けられたPGセンサ7からのPG
信号に基き生成する)する。このフレームパルスにより
前記スイッチング部5が制御されて、磁気ヘッドR1と
L1の組と磁気ヘッドR2とL2の組との記録動作の切
換えが行われる。この切換え動作と連動して前記サイク
ル数調整部4が、色系信号の位相などの基準となるバー
スト信号のサイクル数を変える。例えば磁気ヘッドR1
とL1の組によりフレームを記録するときにはバースト
信号の記録周波数を9サイクル分とする。図2ではこれ
により磁気テープに記録される信号成分を符号23aで
示している。また磁気ヘッドR2とL2の組によりフレ
ームを記録する場合にはバースト信号を11サイクル分
だけ記録する。この信号成分を図2において符号23b
で示している。
【0017】すなわち、磁気ヘッドR1とL1の組によ
りフレームを記録する場合と、R2とL2の組でフレー
ムを記録する場合とで、バースト信号の周波数を変え、
記録されるバースト信号の波形の数を相違させている。
なおこの波形の数を相違させればフレーム間の識別が可
能であるため、フレームごとに同じ周波数にてバースト
信号を記録してそのバースト信号の記録波形数だけ変え
ても同じである。なお、前記輝度系信号処理部2及び色
系信号処理部3により処理された輝度系記録信号と色系
記録信号は、加算器8により加算されビデオ信号として
出力され、記録アンプ9により増幅されて磁気ヘッドR
1,R2,L1,L2に出力される。
【0018】上記のように記録されたビデオ信号は、図
2に示すように、水平同期信号21と、FM変調された
輝度系記録信号ならびに色系記録信号からなるフィール
ド信号22a(22b)、およびこのフィールド信号2
2a(22b)の前後に位置するバースト信号成分23
a(23b)を有するバースト領域とからなるものであ
る。このバースト信号成分は、前述のように前記磁気ヘ
ッドR1とL1の組により記録する場合には9サイクル
の信号であり(信号成分23a)、磁気ヘッドR2とL
2の組により記録する場合には11サイクルの信号(信
号成分23b)であり、どの磁気ヘッドの組により記録
されたかが識別可能になっている。なお上記のバースト
信号のサイクル数(記録波形数)の設定は任意であり必
らずしも9サイクル(波形数9)と11サイクル(波形
数11)とに限られるものではない。
【0019】次に再生動作について説明する。上記図2
に示したようなビデオ信号が記録されたテープTを同じ
磁気記録再生装置により自己再生する場合、テープから
磁気ヘッドにより読み取られたビテオ信号は、輝度系信
号処理部2及び色系信号処理部3に出力される。なお、
色系信号処理部3にはローパスフィルタ15を介して、
低域周波数の信号が入力される。輝度系信号処理部2で
は、FM変調された輝度系信号が入力され、これを輝度
系再生信号に変換して加算器8aに出力する。色系信号
処理部3では、低域周波数の色系信号が色系再生信号に
変換される。そして、この色系信号処理部3から出力さ
れた色系再生信号のうちバースト信号がバースト信号検
出部10により検出され、サイクル数検出部11に出力
される。このサイクル数検出部11では、バースト信号
のサイクル数(波形数)が検出され、その結果によりス
イッチング回路SWが切換えられる。
【0020】この結果、例えば磁気ヘッドRとL1の
組により再生されたフレームから検出されたバースト信
号が11サイクルであった場合、これは「裏トラッキン
グ再生」状態である。この検出により、前記ドラムモー
タ制御部12によりスイッチング回路SWが接点P2側
に切換えられる。そして、第2の遅延回路14を介し
て、例えば磁気ヘッドR1と磁気ヘッドR2の間の角度
分の時間だけ前記PGセンサ7の出力信号を遅らせて、
前記ドラムモータ制御部12が回転ドラムD(ドラムモ
ータM)の回転位相を遅らせ、記録した磁気ヘッドと同
一の磁気ヘッドによりビデオ信号が再生されるように、
ドラムモータMとテープT(走行系)を制御する。その
後、同一ヘッドにより再生されるようになった場合、こ
れはこのときの再生信号からバースト信号を取出しサイ
クル数検出部11によりバースト信号の波形数を計数す
ることにより判断されるので、このときに、スイッチン
グ回路SWをP1側に切換えて通常のドラム制御ループ
に戻す。
【0021】上記のような磁気記録再生装置によれば、
複数の同アジマス角の磁気ヘッドを具備した場合であっ
ても、同一の磁気ヘッドによりビデオ信号(記録信号)
を記録再生することができる。このため、記録時の磁気
ヘッドと異なった磁気ヘッドにより再生する時のように
ジッタ(時間軸の変動)等による画面のゆらぎや色ずれ
が生じることがないので、ビデオ記録再生の高画質化に
対応することができる。
【0022】次に、本発明の他の実施例を図面を参照し
て説明する。図3は本発明の他の実施例に係る磁気記録
再生装置を示す図であり、(a)は記録部を示す概略回
路ブロック図、(b)は再生部を示す概略回路ブロック
図、図4はテープに記録されたビテオ信号の波形を示す
線図である。なお、上述した図1(a)及び(b)に示
したものと同一部材には同符号を付し詳細な説明は省略
し、要部のみを説明する。本実施例は輝度系信号中の成
分に再生画像に影響が無いような輝度レベルのブランキ
ング区間を重畳して、この区間の設定レベルの違いを検
出することにより裏トラッキング再生を防止するように
したものである。
【0023】図3(a)において符号34はブランキン
グ区間の輝度レベル設定部であり、たとえば図4に示す
ように、前記磁気ヘッドR1とL1の組により記録する
場合には、レベルT1のブランキング区間B1(輝度系
記録信号に重畳した信号)をフィールド信号22に重畳
して記録し、磁気ヘッドR2とL2の組により記録する
場合には、レベルT2のブランキング区間B2(輝度系
記録信号に重畳した信号)をフィールド信号22に重畳
して記録するようになっている。図3(b)において、
符号35はブランキング区間検出部であり、前記輝度系
信号処理部2により処理された輝度系再生信号からブラ
ンキング区間を検出しブランキング区間の輝度レベル検
出部(以下単に「レベル検出部」ともいう)36に出力
する。このレベル検出部36は、前記ブランキング区間
B1(B2)の入力レベルの強度を検出し、この検出結
果をドラムモータ制御部12に出力するようになってい
る。
【0024】上記のような磁気記録再生装置によって
も、複数の同アジマス角の磁気ヘッドを具備した場合で
あっても、同一の磁気ヘッドによりビデオ信号(記録信
号)を記録再生することができる。このため、異なった
磁気ヘッドにより再生する時のようにジッタ(時間軸の
変動)等により画面のゆらぎや色ずれが生じることがな
いので、ビデオ記録再生の高画質化に対応することがで
きる。
【0025】本発明は上記実施例に限定されず、その要
旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上
記各実施例では回転ドラムD(ドラムモータM)の速度
を制御して、回転ドラムDとテープT(テープ走行系)
の相対位相を制御するように説明したが、テープ走行系
としてのキャプスタンモータの速度を制御して、回転ド
ラムに設けられた磁気ヘッドと磁気テープとの位相を調
整して「裏トラッキング再生」状態から「表トラッキン
グ再生」状態に戻すようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の同
アジマス角の磁気ヘッドを具備した場合であっても、常
に同一の磁気ヘッドによりビデオ信号などの記録信号を
記録再生することができる磁気記録再生装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置を示
す図であり、(a)は記録部を示す概略回路ブロック
図、(b)は再生部を示す概略回路ブロック図である。
【図2】テープに記録されたビテオ信号の波形を示す線
図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る磁気記録再生装置を
示す図であり、(a)は記録部を示す概略回路ブロック
図、(b)は再生部を示す概略回路ブロック図である。
【図4】テープに記録されたビテオ信号の波形を示す線
図である。
【図5】回転ドラムへのテープの巻き付状態を示す平面
図である。
【図6】記録した磁気ヘッドと再生した磁気ヘッドが同
一の場合のテープの記録再生状態を説明するための概略
平面図である。
【図7】記録した磁気ヘッドと再生した磁気ヘッドが異
なる場合のテープの記録再生状態を説明するための概略
平面図である。
【符号の説明】
2 輝度系信号処理部 3 色系信号処理部 4 サイクル数調整部 5 スイッチング部 6 フレームパルス発生部 7 PGセンサ 10 バースト信号検出部 11 サイクル数検出部 12 ドラムモータ制御部 13 第1の遅延回路 14 第2の遅延回路 D 回転ドラム L1,L2,R1,R2 磁気ヘッド M ドラムモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 9/815 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/79 - 9/898 G11B 15/467 H04N 5/782 - 5/783 H04N 5/91 - 5/956

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アジマス角度の相違する磁気ヘッドが組
    をなし、これが複数組設けられている回転ドラムと、こ
    の回転ドラムに巻き付けられた磁気テープを走行させる
    走行系とを有する磁気記録再生装置において、前記回転
    ドラムの磁気ヘッドを用いて、この磁気ヘッドで記録さ
    れるトラック中に前記異なる組の磁気ヘッド毎に異なる
    信号成分を付加する手段と、再生時に前記信号成分を識
    別する検出手段と、この信号成分の識別に応じて、前記
    回転ドラムの回転速度或いは前記磁気テープの走行速度
    を調節することにより、前記回転ドラムと前記磁気テー
    プとの相対位置を調節して同じ組の磁気ヘッドにて記録
    された信号を同じ組の磁気ヘッドにて走査させる制御手
    段とが設けられていることを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 異なる信号成分を付加する手段は、ビデ
    オ信号におけるバースト信号の波形の数を磁気ヘッドの
    組ごとに変化させるものである請求項1記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 異なる信号成分を付加する手段は、ビデ
    オ信号におけるブランキング区間の輝度レベルを変化さ
    せるものである請求項1記載の磁気記録再生装置。
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