JP3098541B2 - 衛生剤組成物 - Google Patents

衛生剤組成物

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JP3098541B2
JP3098541B2 JP05500375A JP50037593A JP3098541B2 JP 3098541 B2 JP3098541 B2 JP 3098541B2 JP 05500375 A JP05500375 A JP 05500375A JP 50037593 A JP50037593 A JP 50037593A JP 3098541 B2 JP3098541 B2 JP 3098541B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、食品接触表面を衛生処理するためのおよ
び危機的状況にあるデイ−ケアおよびヘルス−ケアの環
境消毒のための殺菌性組成物に関する。特に、オクタン
酸抗菌剤を含み、好ましくは偶然的な人体接触および食
品接触表面に対し衛生処理後のすすぎを必要とすること
なく安全である食品添加用殺菌性組成物に関する。この
発明の殺菌性組成物は酪農場、食品および飲物加工工
場、食品製造料理場、食品供給施設、チャイルド−ケ
ア、ナーシング−ケアおよびホスピタル−ケアへの適用
にとって、および家庭での一般的な使用にとっても好適
なものである。
発明の背景 リストされている公認の抗菌剤はその対人毒性ならび
に水源および環境へのその有害な影響のために減少して
きている。食品、水および環境中のppbレベルを検出す
る分析能力の改善によってこれら化学薬品の適用および
誤用による安全に関する重要性が高まってきた。これら
の問題のために、いくつかの抗菌剤、例えばヘキサクロ
ロフェンの禁制;その他のもの例えば第4級アンモニウ
ム化合物等の対動物毒性に関する再試験;および、流水
中で有毒なハロカーボンを形成する可能性のある塩素ま
たは次亜塩素酸塩のような殺菌性物質の精査が行われる
ようになった。
抗菌性効果の高い抗菌剤および好ましくは人が摂取し
ても安全であり、また環境適応性のある抗菌剤の必要性
が長い間考えられてきた。しかし、微生物にとって致命
的であるこれらの抗菌剤はまた両者の生存形態が少なく
ともいくつかの新陳代謝経路を共有しているひとおよび
動物にとっても程度の違いはあれ毒性がある。競争的妨
害、非競争的妨害、蛋白凝固、酸化および還元作用、お
よび酸素系のブロッケージは微生物の崩壊に於いて見ら
れるいくつかの機構である。
抗菌、「殺」菌または「静」菌活性の間のちがい、効
果の度合を表現する定義、およびこの効果を測定する公
定の実験プロトコルは、抗菌剤と組成の関係を理解する
上で重要なものである。抗菌組成物は2通りの形で微生
物細胞の損傷に影響する。第1は真に致命的で不可逆的
は作用であり微生物細胞を完全に破壊または無能力化す
る。第2の細胞損傷形態は可逆的であり、例えば、生物
は試薬を取り除くと再び繁殖が可能となる。前者を殺菌
性、後者を静菌性と称する。衛生剤および消毒剤という
のは、定義によると、殺菌活性を提供する試薬のことで
ある。それに対し、保存剤とは一般に抑制作用のあるも
のまたは静菌性のあるものと記載されている。
衛生剤とは、混入したバクテリアの数を公定健康基準
により判断した安全レベルまで減ずる試薬である。実際
には衛生剤は、「ゲルミサイダル・アンド・デタージェ
ント・サニタイジング・アクション・オブ・ディスイン
フェクタンツ、オフィシャル・メソッド・オブ・アナリ
シス・オブ・ザ・アソシエイション・オブ・オフィシャ
ル・アナリティカル・ケミスト(Germicidal and Deter
gent Sanitizing Action of Disitfectants Official M
ethod of Analysis of the Association of Official A
nalytical Chemists)」、第960.09節および応用編、第
15版、1990年(イー・ピー・エー(EPA)ガイドライン9
1−2)により定められたように、それぞれの微生物を9
9.999%減少(5logオーダー減少)しなければならな
い。通常の実施においては、抗菌性の目的で食品接触表
面に適用する物質はこの要求を満たさなければならな
い。
消毒剤というのは、大部分の認識されている病原性微
生物を含めてすべての栄養細胞を殺す試薬である。そう
いうものとして消毒剤はより厳格な殺菌性試験;「エイ
・オー・エイ・シー、ユース・ダイリューション・メソ
ズ、オフィシャル・メソズ・オブ・アナリシス・オブ・
ザ・アソシエーション・オブ・オフィシャル・アナリテ
ィカル・ケミスト(A.O.A.C.Use Dilution Methods,Off
icial Method of Analyisis of the Association of Of
ficial Analytical Chemists)」第955.14節および応用
編、第15版、1990年(EPAガイドライン91−2)に合格
しなければならない。
それに対し、保存剤は、風味、匂い、いろ、歯ごた
え、見かけ、栄養価、または安全性面の変質を遅らせま
たは防止することにより、食品および非食品製品の保存
期間を延長する試薬であると記載されている。このよう
な物質を評価するために用いるひとつの方法は最低妨害
法濃度として設計されたものである。もうひとつの方法
は妨害帯(Zone of Inhibition)と言われるものであ
る。したがって、定義によれば、保存剤とは貯蔵期間を
延長または強化するために食品に添加する妨害性物質で
ある。保存剤と衛生剤との主たる違いは二つの点にあ
る:1)作用様式、保存剤は微生物を殺すというよりも成
長を妨げるものであり;そして、2)接触時間、保存剤
は数日から数カ月である。これに対し、衛生剤は名目温
度20℃で30秒以内に99.999%(5・logオーダー)を殺
さなければならない。
理想的な衛生剤または衛生化合物はその殺菌性効果に
加えていくつかの重要な特性を持っている。衛生剤は適
用後のすすぎが不要でなければならないし、残留抗菌活
性を示さなければならない。残留活性とは、処理した表
面が貯蔵中または時間経過後に微生物に汚染されたとし
ても抗菌効果を持続している衛生機能のある物質を意味
する。衛生剤は、食品原料に好ましくない匂いを移さな
いように匂いのないものでなくてはならない。衛生剤
は、たとえ汚染が生じても食品に影響を与えず、またひ
とが偶然摂取してもひとに影響なのないように直接食品
添加物からなっていなければならない。衛生剤は、食品
原料に好ましくない匂いを移さないように匂いがあって
はいけない。汚染されたとしても食品に影響を与えず、
人が偶然に摂取しても影響のないような食品添加物その
ものでできていなければならない。加えて、衛生剤は天
然産のまたは無害の原料であって、化学的に環境に適合
し、流水中に毒性の残留物を少しも残さないものでなく
てはならない。
以前は、ある組成物が食品製品の状態を維持する上で
効果があるとして認められてきた。例えば、米国特許第
4,404,040号明細書には、イオン性ヒドロトロピー溶解
剤とこれに相溶性の酸と共に処方した短鎖脂肪酸の衛生
作用性能を開示している。しかし、米国特許第4,404,04
0号明細書はオクタン酸の抗菌効果に特に焦点を当てて
いる訳でもなく、またある種の補助剤と一緒に用いたと
きのこの化合物の効果について焦点を当てている訳でも
ない。
米国特許第4,647,458号明細書は高濃度のエチルアル
コール、有機酸および無機酸からなる殺菌性組成物を開
示している。しかし、米国特許第4,647,458号明細書は
高濃度のエタノールは使用しているが、炭素数8の酸の
活性については議論していない。
さらに米国特許第3,915,633号明細書は布帛を処理す
るための前洗い組成物を開示しており、これにはクエン
酸のような有機酸およびノニオンまたはアニオン界面活
性剤のいずれかを含んでいる。米国特許第3,867,300号
明細書には、脂肪酸モノカルボン酸類およびノニオン界
面活性剤からなる、多分病院内での院内感染の広がりを
抑制するための殺菌性組成物を開示している。英国特許
出願第2,103,089号明細書はウィルス殺菌剤としてのカ
ルボン酸の使用を開示している。米国特許第4,715,980
号明細書は、ジカルボン酸、溶解剤、酸および希釈剤を
含む抗菌性濃厚組成物を開示している。米国特許第3,65
0,965号明細書は牛乳及び食物加工装置を処理するため
の、2種類の異なるノニオン界面活性剤を基材とする部
所洗浄用(clean−in−place)洗浄剤溶液を開示してい
る。
米国特許第4,002,775号明細書は炭素原子12個の脂肪
酸とポリオールとのモノエステルの使用を開示してい
る。ヨーロッパ特許出願第87303488号はグリセリルモノ
エステル類、好ましくはそのモノラウリン酸および脂肪
酸類とのモノエステルの抗菌性保存剤組成物を開示して
いる。しかし、米国特許第4,404,040号明細書および米
国特許第4,647,458号明細書と同様、これらの出願特許
の開示では、炭素数8個の酸類について明確にしていな
いし、更にこれらの酸をある種の補助剤と共に使用した
場合の抗菌活性についても開示していない。
最近、衛生作用に用いられた製品に、過酢酸、ヨード
フォア、次亜鉛素酸ナトリウムのような強い酸化剤、お
よびクロロイソシアヌル酸塩のようなn−クロロ化合
物、第4級アンモニウム化合物、ドデシルベンゼンスル
ホン酸またはカルボン酸を含む酸組成物、等の強い酸化
剤が含まれている。これらはすすぎの必要なない衛生剤
ではあるが、いくつかの理由のため理想的ではない。
過酢酸、ヨードフォア、および塩素系衛生剤は、衛生
剤が薄層状で食品接触表面に残存し、乾燥したときに、
蒸発によって分解するかまたは失われる。こうして目的
とする表面に残存活性が残らない。残存活性は、貯蔵中
に微生物により表面が汚染されたとしても、引き続き抗
菌効果を提供するために必要である。
第4級アンモニウム化合物(QAC)は、溶媒(水)が
蒸発したときも安定で、濃度が増加するので優れた残留
性能を備えている。不幸なことに、多くの用途で使用さ
れたために、この残留物は食品中へ持ち込まれるかもし
れない。事実、牛乳中に微量のQACがあるだけで、乳酸
および風味を生み出すスターター培養を妨害し、牛乳蛋
白を凝集してしまう。酸を基材とする衛生剤はしばしば
食品添加物ではない気泡制御剤または界面活性剤カプラ
ーを含有する。さらに、カルボン酸系の衛生剤は好まし
くない官能性能を持ち、「ひつじ様の」匂いを呈する。
より長鎖の脂肪酸は水に対する溶解性がわずかで、衛生
剤処理した表面を食品原料と接触される前に、飲料水に
よる充分なすすぎをして食品の風味損失を避ける必要と
する。
これらの組成物はすべて優れた衛生剤であるが、これ
らの原料の多くは食品添加物ではない。したがって、こ
れらの現在流通している商品として成功して出回ってい
る製品は使用者の安全性、誤用の潜在性、または環境適
応性を考慮して設計されたものではない。このように、
特にこれらの問題にねらいを定めた衛生剤はこれまで記
載してきた衛生剤には見られない利用性と独自性を持つ
ことになろう。
発明の要旨 この発明は食品添加用抗菌性組成物の驚くでき発見に
基礎を置いており、この組成物はまた衛生作用および消
毒作用のある抗菌効果を提供することができる。われわ
れは、オクタン酸が炭素数6から14個を有する他の酸に
比較して予期しないレベルの抗菌性能を有することを発
見した。この発明の組成物は一般に本質的にキャリア
と、オクタン酸を含め調製用原料として一般に利用され
るアルキルカルボン酸とからなる。この発明はまた任意
に種々の規定補助剤または応用補助剤を使用してもよ
い。またこの発明は濃厚組成物およびこの発明の抗菌性
組成物を使って衛生処理作業および消毒処理作業を行う
方法をも含んでいる。
クレームされた組成物は、飲用するには安全であるが
食品を損ねるバクテリアを含んでいるかもしれない飲料
水により衛生処理した表面が再汚染される可能性を取り
除いている。これは食品製造装置の衛生処理作業とその
使用との間に時間の遅れがある場合には特に大切なこと
である。使用するまでの間装置が湿った状態にある場合
には混入した微生物は自由に増殖する。
この発明の組成物残留物をを表面上に保持することに
よって、空輸による汚染も防止できるかもしれない。特
に湿気がある場合には、この残留はその抗菌作用は継続
するであろう。この発明の組成物が適用物の表面に残っ
ているとき、表面がはねかかりやスプレーによる汚染に
暴露されても衛生処理は継続するであろう。
この発明はまた完全に抜き出すことが困難なパイプラ
インや固定タンクのような閉鎖系にも適用できる。これ
を使用したときには、有害な食物汚染または環境汚染の
危険を生じることなく、存在するであろうどのような微
生物をも効果的に破壊し続けるであろう。
図面の簡単な説明 図は実施例Iで処方し解析している組成物によって得
られる抗菌作用の結果をグラフ表示したものである。
本発明の詳細な記述 この発明は衛生機能のある、および事実、消毒機能の
ある抗菌効果を提供することのできる組成物を含んでな
る。そのもっとも好ましい形として、この発明は食品添
加物として認定されている抗菌剤およびキャリアを含ん
でなる。この組成物はまた種々の他の規定の補助剤また
は応用補助剤と共に酸性化剤を含んでいてもよい。
この発明はまた濃厚体およびそのまま使用できる希釈
処方を含み、これは液体溶液形、ゲル、含浸スポンジ、
タオル(towelettes)、エアロゾルおよびポンプスプレ
ー、および固体の形態をとってもよい、そしてまたこの
発明の組成物を用いて衛生処理及び消毒処理する方法と
を含んでいる。
I.抗菌剤 この発明の組成物は一般に抗菌剤を含んでなる。
この発明は特定のカルボン酸、オクタン酸が、組み合
わされたとき、驚くべきことに、消毒効果はないとして
も、、極めて高い衛生作用のある抗菌効果を提供すると
いう発見に基づいている。事実この発見は、オクタン酸
が「ザ・フード・ケミカルズ・コーデックス(The Food
Checals Codex)」によって定められた設計仕様による
「食品グレード」純度基準に適合し、アメリカ食品医薬
品局(United States Food and Drug Administration)
による認定「食品添加物」であるという事実によって、
この抗菌剤を非常にユニークなものにしている。この発
明の抗菌剤は、これまではあまり望ましくない試薬およ
び方法によって衛生処理されねばならなかった環境に使
用するのにも適する食品添加用衛生機能組成物を提供す
る。
一般に、この発明の抗菌剤は目標とする適用表面を衛
生処理または消毒処理する機能を有している。この発明
の抗菌剤は、目標とする表面に適用して衛生作用または
消毒作用を提供することおよび食品原料と接触して調製
された食品を汚染しないあるいはそうでなくても摂取の
妨害となるような残留物を残さないことを意図したもの
である。
一般に、この発明の組成物は、あらゆる食品の収集、
加工、製造および供給環境および施設、およびデイ−ケ
アおよびチャイルド−ケア施設、ナーシングホームおよ
び他のヘルス−ケア施設、および家庭といったような他
との接触が起こり易い区域に応用できる。
このように、優秀な殺菌性がある衛生剤および消毒剤
は完全に食品添加物原料からできていてもよく、衛生剤
を後洗浄する必要がなく、食品の風味をなくしたり匂い
を付けたりせず、残留活性を有し、そして急性および慢
性対人毒性と環境汚染の潜在性を最小限にし、現行使用
されている衛生剤では今の所満たされていない要求を満
足する。
この発明の抗菌剤はオクタン酸からなるカルボン酸系
を含んでなる。カルボン酸は、一般に の構造を持つカルボキシル基をひとつ以上持つことを特
徴とする。群としてのカルボン酸は通常比較的弱酸であ
ると考えられている。
これらの酸は弱酸であるにもかかわらず、われわれ
は、ひとつのカルボン酸がこの分類にもかかわらず特有
の抗菌効果を呈することを発見した。この発明の抗菌剤
はオクタン酸およびオクタン酸エステル類またはその塩
類からなる。カプリル酸としても知られるオクタン酸は
グリセライドとして天然に産し、一般に、ケン化とそれ
に続くココナッツ様油を蒸留して得られる。オクタン酸
は一般に沸点239.7℃、融点16,7℃、密度0.910(20℃)
の油状の液体である。オクタン酸は化学式 CH3(CH26COOH として知られている。
単なるオクタン酸によって抗菌効果が得られるだけで
なく、抗菌効果はオクタン酸エステル類またはその塩類
からも得られる。特に、この発明のカルボン酸はカルボ
ン酸エステルまたはカルボン酸塩に誘導してもよい。
一般に、この発明の直鎖状モノカルボン酸は、最も一
般的なものとして周期律表I AおよびII A族の1価およ
び2価金属の酸化物、水酸化物または炭酸塩であるアル
カリ性物質との反応により形成される塩の形を取っても
よい;しかしまたアンモニウムラジカルおよび有機アミ
ン片のような塩基性の正電荷をもったコンプレックスと
の塩であってもよい。
この発明のカルボン酸は、そのカルボン酸のエステル
誘導体となっていてもよい。カルボン酸の普通のエステ
ル誘導体は、水酸基がアルコキシ基で置換されたもので
あり、アルコキシ基はオクタン酸化合物の効果を妨げな
いなら異なるアルキル部分をいくら含んでいてもよい。
エステルの主たる型は一価アルコール、多価アルコー
ルおよびエチレンまたはプロピレンオキサイドとの反応
によって得られるものである。使用されるもっとも普通
の一価アルコールはメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル等のような簡単なアルキルのアルコールである。
もっとも普通の多価アルコールにはポリエチレングリコ
ール、グリセロール、ソルビトール、および蔗糖のよう
なある種の炭水化物が含まれる。
したがって、この発明のオクタン酸は任意の数の、酸
の塩、酸エステル等を含んでいてもよい。この発明に用
いる化合物はオクタン酸またはオクタン酸塩、またはオ
クタン酸エステルであることが好ましい。
一般にオクタン酸は、組成物をそのまま使用できる希
釈形にするか濃厚形にするかによって、一般に約0.02重
量%から約45重量%、好ましくは約0.06重量%から約40
重量%、最も好ましくは約0.1重量%から約35重量%の
濃度範囲であってもよい。
オクタン酸の上記の詳細な濃度の数値はガイドライン
を表している。実際の濃度は以下のものに依存して変化
する;水性であるか、有機物であるか、無機物である
か、またはそれらの混合物であるかという処方中のキャ
リアにより;純粋溶液であるか、濃縮液であるか、ある
いはエアロゾルであるか分散体であるか、エマルジョン
であるか、ゲルであるか、または固体であるかという処
方全体の性質によって;配送法および適用法によって;
および貯蔵中あるいは悪環境での使用する場合の物理的
化学的安定性に必要な配合調整によって。
II.キャリア この発明の抗菌剤組成物はまたキャリアを含む。この
組成物内のキャリアは、適用する目標面への抗菌剤の輸
送のためにおよび組成物の形態を決定するように機能す
る。更に、キャリアの性質しだいで、この成分は、抗菌
剤を適用後薄膜状または食品添加物の残留物の形でより
長い期間目標表面上に抗菌剤を保持するために使用して
もよい。これらの機能を考慮に入れて、この発明に使用
できるキャリアは、好ましくは、抗菌剤としての効果を
弱めないで、この発明の食品添加特性を保持すべきであ
る。
この発明の組成物は、純粋溶液または濃縮液、分散
体、エマルジョン、エアロゾル、ゲルまたは固体の形を
とってもよい。この発明はまた、液体含浸スポンジまた
はタオルの形をとってもよく、そこではキャリアは、液
体に加えて、布帛あるいはスポンジのような化学的に不
活性なキャリアを含む。したがって、この発明に使用で
きるキャリアの選択は、ある程度最終組成物の目標とす
る形態および目標とする用途に依存するであろう。この
発明が溶液、分散体、ゲル、エマルジョン、エアロゾ
ル、または固体の形をとるなら、使用できるキャリアと
して水または水系ならびに有機または無機系のキャリア
またはその混合物が含まれる。有機溶媒は、それぞれフ
ード・ケミカルズ・コーデックス(Food Chemicals Cod
ex)によって決められた食品グレード純度であり、およ
びアメリカ食品医薬品局(Dood and Drug Administrati
on)によって認定された食品添加物分類であることが好
ましい。
特に有用な有機物には、エタノール、イソプロパノー
ル、n−プロパノール等の簡単なアルキルアルコールが
含まれる。またポリオールはこの発明に適合する有用な
キャリアーであり、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、グリセロール、ソルビトールなどが含ま
れる。これらの化合物はいずれも単独でまたは他の有機
または無機のキャリアと組み合わせて、または水と組み
合わせてあるいはそれらの混合物として用いてもよい。
有機物であれば、キャリアは任意の数の界面活性剤類
または界面活性剤の組み合わせを含んでもよい。この発
明に適合する有用なキャリアであることがわかった表面
活性剤には、例えば、プロピレングリコールエステル、
グリセロールエステル、ポリオキシエチレングリセロー
ルエステル、ポリグリセロールエステル、ソルビタンエ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、蔗糖
エステル、ポリエチレングリコールエステル、ポリオキ
シエチレン−ポリオキシプロピレンエーテル付加物、ジ
オクチルソジウムサクシネート、ステアロイルラクチレ
ート、および酢酸、乳酸、クエン酸、琥珀酸、または二
酢酸酒石酸グリセリンのエステル類のようなアニオンお
よびノニオン系の試薬が含まれる。
好ましい界面活性剤にはポリオキシエチレンおよびポ
リオキシプロピレン部分の混合物を有するノニオン系界
面活性剤が含まれる。特に好ましいということが分かっ
たひとつのノニオン系界面活性剤はエトキシ部分約240
から280、モルで、プロポキシ部分約45から65モルであ
るポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレンブロック
共重合体である。
この発明が固体として処方するのであれば、キャリア
は、この発明の組成物にホットメルト、鋳込成形法、押
出成形または圧縮成形法によって固体形状および堅さを
付与する有機または無機の化合物から選んでもよい。こ
の組成物を硬化するためにこの発明の固体の抗菌剤組成
物に使用してもよい典型的な有機原料にはアミド類、ポ
リオール類およびある種のノニオンおよびアニオン界面
活性剤が含まれる。
例えば、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステア
リン酸ジエタノールアミドおよび尿素は硬化生成物中に
組み込んで効果的な結果が得られることがわかった。更
に、ポリエチレングリコールのようなポリオール、およ
びマンニット等のような多価の砂糖アルコール類または
それらの混合物はすべて、この発明の組成物中に組み込
んで使用したとき、硬化性でしかし可溶性を付与するこ
とがわかった。
硬化剤およびキャリアとしてこの発明に用いることが
できる界面活性剤は固体で、一般にノイオン系の高融点
同族体およびアニオン界面活性剤の無水金属塩であり、
これにはノニルフェノールエトキシレート類、直鎖アル
キルアルコールエトキシレート類、エチレンオサイド/
プロピレンオキサイドブロック共重合体類、グリセロー
ルエステル類、ポリオキシエチレングリセロールエステ
ル類、ポリグリセロールエステル類、ソルビタンエステ
ル類、ポリオキシエチエンソルビタンエステル類、蔗糖
エステル類、ポリエチレンエーテル類、ジオクチルソジ
ウムスルホサクシネート、ステアロイルラクチレート、
および酢酸、乳酸、クエン酸、琥珀酸、または二酢酸酒
石酸グリセリンのような複合エステルが含まれる。
この発明の組成物中で硬化剤として使用されてよい他
の化合物には砂糖、および酸またはアルカリ処理工程で
水溶性にされた変成澱粉類またはセルロース類が含まれ
る。
この発明の硬化抗菌剤組成物を形成するために用いら
れてよい無機物質には周期律表I AおよびII A族の金属
から作られる塩並びに塩化物イオン類、炭酸塩イオン
類、硝酸塩イオン類、リン酸塩イオン類、硫酸塩イオン
類、およびそれらのそれぞれの水和物、酸性塩型、また
はリン酸塩の場合には種々の縮合系のような、鉱酸の相
当する負イオンまたはラジカラ類と結合したアンモニウ
ムを含む。最も好ましいものは食品添加物認可のある無
機塩である。
一般に、抗菌剤を固化することができるタイプのキャ
リアはこの発明に合致するものとして使用することがで
きる。しかし、固化剤はやはり食品添加物であることが
好ましい。この目的にとって、尿素、プルロニック
AT(PluronicTM)F−108およびポリエチレングリコー
ルが有用な固化剤であることがわかった。
一般に、キャリアはこの発明の組成物を多量に含む。
ここでもキャリアの濃度およびタイプは全体として組成
物の性質、とりわけ、抗菌剤の濃度を含めて貯蔵環境お
よび応用方法に依存するであろう。注目すべきは、キャ
リアは、この発明の中の活性成分の抗菌剤効果を妨害し
ない濃度で選びそして用いるべきである;そして食品添
加物であるのが好ましい。
III.補助剤 この発明の組成物は任意の数の補助剤を含んでもよ
い。補助剤によりもたらされる効果にしたがって、組成
物中に使用されるキャリアの一部分または全部を補助剤
で置換してもよい。一般に、この発明に適合して、この
組成物中に、規定の補助剤または、性能、形状、美観お
よび悪条件で貯蔵または使用したときの安定性の面で、
この発明を適用するにあたって役に立つ補助剤を含んで
よい。
規定の補助剤にはカプリング剤、溶解剤すなわちこの
発明の組成物の貯蔵安定性を維持するためにおよびこの
発明の抗菌剤を溶解するために使用するヒドロトロープ
が含まれる。
この機能は、キャリアが水系、有機、無機あるいはそ
れらの混合物であるかによって排他的に決まる。しか
し、濃厚な抗菌剤系の処方が必要とされる状況では、抗
菌剤の溶解を可能にするために、追加して有機の試薬を
導入してもよい。
この目的のために、1官能性または多官能性のアルコ
ールを含めて、任意の数の有機カプリング剤を用いても
よい。最も有用であることがわかったこれらのカプリン
グ剤としては、例えば、エタノール、イソプロパノー
ル、等の直鎖状アルキルのアルコールが含まれる。多価
有機アルコール類には、グリセロール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、ソルビトールなどが
含まれる。この組成物中に使用される任意のカプリング
剤としては、摂取された場合にも組成物の安全性を確保
できるように、食品添加物の資格があれば最も好まし
い。一般にこの資格で使用するときのこの組成物の濃度
は、組成物が濃厚型であるかそのまま使用に供する希薄
型処方であるかにより、約0重量%−約60重量%、好ま
しくは、約0.02重量%−約50重量%、そして最も好まし
くは約0.04重量%−約40重量%の範囲である。
この発明はこの組成物のpHを下げるために役に立つひ
とつ以上の酸性化剤を含んでいてもよい。この組成物中
の有用な酸性化剤には、乳酸、リン酸、硫酸、アジピン
酸、酒石酸、琥珀酸、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、
リンゴ酸、またはそれらの混合物が含まれる。更に、そ
のまま使用する希釈タイプの溶液のpHは約1.5−4、好
ましくは約2−3.5、そして最も好ましいのは約2.2−3.
3の時が最も好ましい抗菌剤効果を提供することがわか
った。
この発明の組成物はまた種々のアニオンおよびノニオ
ン界面活性剤のような表面張力を変える成分をを含んで
いてもよい。これらの界面活性剤は、種々の温度勾配に
わたって成分を溶液中に維持し、種々の表面に対してこ
の発明の組成物の湿潤能およびクリーニング能を変える
ために用いられる。任意の数の界面活性剤およびそれら
を組み合わせたものをこの発明に適合するように使用し
てもよい。
この発明に合致する有益な界面活性剤類には、例え
ば、プロピレングリコールエステル類、グリセロールエ
ステル類、ポリオキシエチレングリセロールエステル
類、ポリグリセロールエステル類、ソルビタンエステル
類、ポリオキシエチレンソルビタンエステル、蔗糖エス
テル、ポリエチレングリコールエステル、ポリオキシエ
チレン−ポリオキシプロピレンエーテル付加物、ジオク
チルソジウムサクシネート、ステアロイルラクチレー
ト、および酢酸、乳酸、クエン酸、琥珀酸またはジアセ
チル酒石酸 グリセライドのような複合エステルを含む
アニオンまたはノニオン系の試薬がが含まれる。
この組成物の種々の実施態様を処方するにおいて特に
有用であると分かった界面活性剤類の一群には、親水性
と親油性の混合した特性を備えるノニオン界面活性剤が
含まれる。一般に、界面活性剤内に親水性特性と親油性
特性とを共有することはこの発明に合致して特に有益で
あることが分かったし、その共有はポリオキシエチレン
部分とポリオキシプロピレン部分の存在によって得られ
る。
得に有用なものであるノニオン界面活性剤にはエトキ
シ約200−300モルおよびプロポキシ約30−80モルを有す
る界面活性剤が含まれる。ノニオン界面活性剤は食品添
加物資格があることが好ましい。最も有用であると分か
ったひとつの界面活性剤は、ビー・エイ・エス・エフ−
ウィアンドット(BASF−Wyandotte Company Inc.)社か
ら発売されており、エトキシ約240から280モルとプロポ
キシ約45から65モルを有する、一般にポリオキシエチレ
ン、ポリオキシプロピレン ブロック共重合体と定義さ
れているノニオン界面活性剤であるプルロニックTMF−1
08である。
この発明の界面張力可変性の成分は、形態または適用
状況に関係なく、組成物を濃厚体で使用するかそのまま
使用する希薄処方で使用するかによって、また界面活性
剤が湿潤剤として存在するか、洗浄剤として存在する
か、またはカプリング剤として存在するかによって、約
0重量%−60重量%、好ましくは約0.02−50重量%、そ
して最も好ましくは0.04−40重量%の濃度範囲で使用さ
れる。
また使用する界面活性剤の濃度およびタイプはやはり
この発明の中の活性物質の抗菌活性を妨害するものであ
ってはならない。また界面活性剤補助剤の濃度は全体と
して規定の組成物の性質、抗菌剤の濃度、およびとりわ
け貯蔵環境および適用方法に依存して変化してもよい。
この発明はポンプまたはエアロゾルのスプレー形態を
とっているので、この発明中でキャリアと共に用いてよ
い補助剤には発射剤が含まれる。とりわけn−ブタン、
イソブタンおよびプロパンを含む任意の数の発射剤を用
いてもよい。この発明の組成物中で使用する任意の発射
剤は食品添加物として認められていることが好ましい。
一般に発射剤の濃度は約3重量%−約25重量%、好まし
くは約3.5重量%−15重量%、最も好ましくは約4−10
重量%の範囲である。
この発明の組成物は、補助剤を含んでいてもよく、そ
れにより種々の賦形剤を用いてこの組成物を適用できる
ようになる。特に、この発明の組成物は、中でもハンド
クリーム、スポンジ、タオル、ハンドクレンザー、ディ
ップ、スプレーおよび洗い液中の抗菌剤として有用であ
る。したがって、この発明の組成物は、コンディショニ
ング剤類または軟化剤類、湿潤剤類、香水類、粘結剤
類、不透明化剤類またはパーティキュレート類(partic
ulates)、着色剤類または染料類、クレンザー類または
この発明の組成物のより広い用途に適用するために有用
である他の薬剤のいくつかを含んでいてもよい。
次表はこの発明の種々の配合組成の一般的濃度指示基
準を示している。
実施例 以下のものはこの発明の組成物を用いる処方、安定
性、適用、および微生物の実施例である。この発明は実
施例によって例証してあるが、この発明はこの後に示し
た実施例に限定されるものではない。
実施例 I 食品添加用の有機または無機酸の緩衝剤を加えたオク
タン酸(C8)を含んでなる衛生剤が食品のグレードの衛
生剤として公布されている基準のすべてに合格すること
を今発見した。図に見られるように、ノルマル脂肪酸の
同族系列−すなわち、ヘキサン酸(C6)、オクタン酸
(C8)、デカン酸(C10)、ドデカン酸(C12)、および
テトラデカン酸(C14)の中で、オクタン酸だけが非常
に高い殺菌活性を有し、且つ匂いが極めて少ないために
食品添加用衛生剤として理想的な基材となることは非常
に驚くべき、予期せぬそしてユニークなものである。表
1Aは組成物の概要であり、図1Bは公定「A.O.A.C.衛生剤
試験法」に基づいて試験した殺菌活性の概要である。
(ゲルミサイダル・アンド・デタージェント・サニタイ
ジング・アクション・オブ・ディスインフェクタンツ、
オフィシャル・メソズ・オブ・アナリシス・オブ・ザ・
アソシエイション・オブ・オフィシャル・アナリティカ
ル・ケミスツ」(Germicidal and Detergent Sanitizin
g Action of Disinfectants,Offcial Methods of Analy
sis of the Association of Official Analytical Chem
ists)、第960.09節、応用編、第15版、1990年(イー・
ピー・エイ(EPA)ガイドライン91−2) オクタン酸は実際非常にユニークで、グラム陽性(黄
色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus))およびグラ
ム陰性(大腸菌(Escherichia coli))のどちらのバク
テリアに対しても7logオーダーの減少率のピークをも
ち、衛生剤試験基準に合格する。デカン酸はある程度の
活性があるが、必ずしもオクタン酸ほどの効果はない。
実施例I AからI Eは衛生剤のそのまま使用できる溶液を
表している。
実施例 II 一般に、ノニオンカプリング剤は脂肪酸衛生剤とは親
和性がないと考えられていた。この一般な見方に反し
て、表II Aによるとオクタン酸(C8)を基材とする衛生
剤は、食品グレードノニオン界面活性剤プルロニックTM
F−108(ビー・エイ・エス・エフ/ウィアンドット(BA
SF/Wyandotte)社製)と親和性があることがわかる。そ
のまま使用できる希薄溶液型中でプルロニックTMF−108
が1.0%を越えるような予期しない親和性があるという
ことは、極端な温度でまたは特に濃厚な衛生剤または消
毒剤が必要な場合に、相分離に抗して脂肪酸を安定化さ
せるためにカプリング剤が使用できるという点で重要で
ある。更に、この水準のノニオン界面活性剤であれば組
成物の抗菌活性に影響しないことが示された(表2B参
照)。
実施例 III 即使用製品のふたつの実施例(実施例3Aおよび3B)を
表3Aに示した。水および水−エタノール系キャリアを着
色剤および香料とともに用いているこれらの試料につい
て消毒効果を評価した。
表3Bでは、これらの配合処方が黄色ブドウ球菌(Stap
hylococcus aureus)、ブタコレタ菌(Salmonella chol
erasius)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、およ
びブレビバクテリウム アンモニアゲネス(Brevidacte
rium ammoniagenes)に対して消毒剤基準に適合する広
い殺菌スペクトルを有することがわかる。試験は5%子
牛の血清を存在させて行った。5%子牛血清no有機質土
壌負荷したエイ・オー・エイ・シー(A.O.A.C.)消毒剤
プロトコルに合格することはホスピタル−ケアおよびヘ
ルス−ケアへの適用を意図している消毒剤組成物にとっ
て更に必要な要求基準である。
実施例 IV プルロニックTMF−108等のノニオン系カプラーのもう
ひとつの好ましい寄与は、抗菌性効果と共に湿潤作用お
よび洗浄作用を備えていることである。これは1液型ク
レンザー消毒剤組成物にとって特に重要である。表4Aお
よび4Bには濃厚体組成型とそのまま使用できる希釈型そ
れぞれの1液型クレンザー消毒剤液を示している。
濃厚体型処方は表4Aにしたがって調製した。貯蔵後、
濃厚体を表4Aに示した希釈比率で希釈して試験溶液4aお
よび4bを作成した。これらの組成物−試験溶液4aおよび
4b−を「A.O.A.C.消毒剤試験法」を用いて評価した。表
4Bは黄色ブドウ球菌、ブタコレタ菌、緑膿菌、およびブ
レビバクテリウム アンモニアゲネスに対する結果をま
とめたものである。
実施例 V 広い殺菌スペクトルは食品加工装置、食品製造および
食品供給場の衛生処理;およびヘルス−ケアおよびデイ
−ケア施設の住環境の消毒処理にとって非常に重要な寄
与がある。食品の汚染性および病原性の菌は多くの形態
をとり、しばしば免疫力の低下してしまった患者および
人々に普通の無害な微生物のような挙動をとる。
表5は代表的な組成物(表5A参照)を示しており、ま
た表5Bにはそれに相当して「A.O.A.C.消毒剤試験法」を
使用した殺菌活性を示した。
表5Bでわかるように、オクタン酸は400から800ppmの
濃度で大部分の試験微生物を完全に殺した。アスペルギ
ルス・ニガー(Aspergillus niger)を胞子を完全に殺
すにはより高濃度を必要とした。
実施例 VI 組成物6Aは合成または天然繊維布のタオルキャリアに
使用するために設計した配合処方である。予め含浸させ
たタオルは多様性のあるキャリア−即ち衛生処理用およ
び消毒処理用溶液の適用体であり、例えば、食品製造場
および食品供給場内のカウンターの上端あるいはテーブ
ルのような無生物の硬質表面を衛生処理するために用い
てもよい;また柔軟な表面、すなわち手や幼児などのた
めの衛生用ワイプとして使用してもよい。予め含浸させ
たタオルは、流しや水を容易に使用できない状況で特に
役に立つ。適当な処方をすることにより、予含浸タオル
には衛生剤または消毒剤溶液を、飽和させられる重量の
約50から90%を保持させることができる。
残りは種々雑多な処方で、大部分は濃厚体で、そのあ
るものは種々の酸性化剤および界面活性剤を使用してい
る。
実施例 VII 固体処方 この発明の組成物を種々の固体処方に生かせることを
確認するために、固体抗菌性組成物をこの発明にしたが
って調製した。これら固体処方は衛生処理用または消毒
処理用組成物濃厚な保存形態であり、これをこのような
目的用に設計されたディスペンサーの中で適当に水で薄
めて使用溶液を調製する。この処方は表7に示してあ
る。
実施例 VIII ゲル処方 この発明の組成物を種々のゲル濃度に生かせることを
確認するために、ゲル抗菌性組成物をこの発明にしたが
って調製した。ゲル処方は濃厚体形であり、これを希釈
して使用者が溶液を作ることができ、あるいはそのまま
無水ハンドクレンザーとして使用することもできる。他
のゲル形成剤も使ってよいが、食品添加物としての位置
付けがあるためにこの実施例ではプルロニックTMF−108
を選んでいる。これらの処方を表8に示した。
実施例 IX 硬質表面ワイプまたはスキンワイプ同様、エアロゾル
として調剤するために、この発明の種々の実施態様を処
方してもよい。実施例の表IXに示してあるように、これ
ら製品の最終用途は自明である。
実施例 X オクタン酸はまたハンドクリームベースに組み込み、
美的魅力を売り物にして、抗菌特性を提供する。
この製品は標準のふたつのパートをエマルジョン混合
することによって作る。パートAは均一になるまで混合
し、pHを2.8から4.8に調整する。
パートBは計算し、60℃に加熱し、すべての原料が溶
融して均一になるまで撹拌する。その後、パートAを50
℃に加熱し、これをパートBに加え、均一、白色の光沢
のある製品となるまで高剪断下で混合する。それから30
℃に冷却する。これらの処方は長い保存安定性を示し
た。
上記の明細書、実施例およびデータはこの発明の組成
物の製造法および使用法を完全に記載している。この発
明の多くの実施態様はこの発明の精神および範囲から逸
脱することなく実施することができるから、この発明は
この後に付けたクレームに存在する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フレデル、デイル・エル アメリカ合衆国55045ミネソタ、リンド ストローム、ボックス・498、アール・ アール1、ネイザン・レーン28270番 (72)発明者 レインハート、ダーン・ジェイ アメリカ合衆国55119ミネソタ、マップ ルウッド、メイランド・ロード2376番 (56)参考文献 特開 昭57−74075(JP,A) 特開 昭48−5966(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/3508 - 3/3517 A01N 37/02 BIOSIS(DIALOG)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多量のキャリアと衛生剤を含み、該衛生剤
    が炭素数8個のカルボン酸またはそのエステルまたは塩
    を含み、0.02重量%から0.5重量%のオクタン酸または
    そのエステルまたは塩を含有し、組成物のpHが2.2から
    3.3であり、他の抗菌活性剤を実質的に含んでいない、
    抗菌処理をすべき対象の表面に作用させるためのもので
    ある抗菌性組成物。
  2. 【請求項2】(a)0.02重量%から0.5重量%のオクタ
    ン酸またはそのエステルまたは塩を含み、他の抗菌活性
    剤を実質的に含んでいない衛生剤; (b)ノニオン界面活性剤0.01重量%から10重量%; (c)乳酸を含み、希釈後2.2から3.3のpHをもたらすの
    に有効な量の酸性化剤;および (d)水と20重量%までのエタノールを含む多量のキャ
    リア を含んでなる抗菌性組成物。
  3. 【請求項3】(a)0.02重量%から0.35重量%のオクタ
    ン酸またはそのエステルまたは塩を含み、他の抗菌活性
    剤を実質的に含んでいない衛生剤; (b)0.01重量%から1重量%のノニオン界面活性剤; (c)乳酸を含み、希釈後2.2から3.3のpHをもたらすの
    に効果的な量の酸性化剤;および (d)10重量%から26重量%のエタノール、10重量%ま
    でのプロピレングリコールまたはグリセロール、4重量
    %から10重量%のイソブタンおよび残りは水を含むキャ
    リア、 を含んでなるエアロゾル抗菌性組成物。
  4. 【請求項4】多量のキャリアおよび1から45重量%の衛
    生剤を含み、該衛生剤がオクタン酸またはそのエステル
    または塩を含み、衛生剤が、他の抗菌性剤を実質的に含
    んでおらず、少なくとも1重量%のオクタン酸またはそ
    のエステルまたは塩もしくはこれらの混合物を含有し、
    濃厚組成物の希釈後に2.2から3.3のpHとなる、抗菌処理
    をすべき対象の表面に作用させるためのものである抗菌
    性濃厚組成物。
  5. 【請求項5】(a)1重量%から45重量%のオクタン酸
    またはそのエステルまたは塩を含み、他の抗菌活性剤を
    実質的に含んでいない衛生剤; (b)1.5重量%から45重量%のノニオン界面活性剤; (c)乳酸を含み、希釈後2.2から3.3のpHをもたらすの
    に効果的な量の酸性化剤;および (d)水および25重量%までのプロピレングリコールを
    含むキャリアを含んでなる液体抗菌性濃厚組成物。
  6. 【請求項6】(a)1重量%から30重量%のオクタン酸
    またはそのエステルまたは塩からなり、他の抗菌活性剤
    を実質的に含んでいない衛生剤; (b)化学式 HO(CH2CH2O)(CH(CH3)CH2O)(CH2CH2O)ZH を有し、そのおよびは120から140の範囲であり、
    は50から60の範囲であるノニオン界面活性剤0.1重量%
    から50重量%; (c)乳酸を含み、希釈後2.2から3.3のpHをもたらすの
    に効果的な量の酸性化剤;および (d)50重量%から75重量%の尿素、12重量%までの
    水、および12重量%までのプロピレングリコールを含む
    キャリア を含んでなる固体抗菌性濃厚組成物。
  7. 【請求項7】(a)1重量%から25重量%の、オクタン
    酸またはそのエステルまたは塩を含有し、他の抗菌活性
    剤を実質的に含んでいない衛生剤; (b)5重量%から40重量%のノニオン界面活性剤; (c)乳酸を含み、希釈後2.2から3.3のpHをもたらすの
    に効果的な量の酸性化剤;および (d)水を含むキャリア を含んでなる抗菌性ゲル。
  8. 【請求項8】(a)本質的に多量のキャリアと、0.02か
    ら0.5重量%の衛生剤を含有する抗菌性組成物であっ
    て、該衛生剤がオクタン酸またはそのエステルまたは塩
    からなり、組成物のpHが2.2から3.3の範囲である抗菌性
    組成物を提供すること;および (b)上記組成物を目的とする表面に適用することの段
    階を含む抗菌剤の使用方法。
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