JP3097247U6 - ビジネスカードレコーダーおよびそのトランスミッティングモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】データ・トランスミッティング方式を柔軟に選択できる、ビジネス・カード・レコーダー及びトランスミッティング・モジュールを提供する。
【解決手段】それぞれ二つの外部接続装置に接続される各コネクティング・ポート202,204と、二つの各コネクティング・ポート202,204同士との間に電気的に接続される検出及び切替電気回路とを有するトランスミッティング・モジュールとを含む。二つの外部接続装置の一つがビジネス・カード・レコーダーに接続される場合、検出及び切替電気回路がスキャニング・モジュールと電気的に接続される外部接続装置との間のデータ・トランスミッティングを成立させると共に、二つの外部接続装置同士が同時にビジネス・カード・レコーダーに接続される場合、検出及び切替電気回路が相互データ・トランスミッティング・モードまたは一つのデータ・トランスミッティング・モードを選択的に成立させる。
【選択図】 図2
【解決手段】それぞれ二つの外部接続装置に接続される各コネクティング・ポート202,204と、二つの各コネクティング・ポート202,204同士との間に電気的に接続される検出及び切替電気回路とを有するトランスミッティング・モジュールとを含む。二つの外部接続装置の一つがビジネス・カード・レコーダーに接続される場合、検出及び切替電気回路がスキャニング・モジュールと電気的に接続される外部接続装置との間のデータ・トランスミッティングを成立させると共に、二つの外部接続装置同士が同時にビジネス・カード・レコーダーに接続される場合、検出及び切替電気回路が相互データ・トランスミッティング・モードまたは一つのデータ・トランスミッティング・モードを選択的に成立させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビジネス・カード・レコーダー(BCR)に係わり、特に同時にパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントに利用できるビジネス・カード・レコーダーに関するものであり、それによってパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとのファイルの相互トランスミッティングを柔軟的に利用できるようにする目的を図る。
【0002】
【従来の技術】
ビジネス・カード・レコーダーは、小型のスキャニング・デバイスであり、ビジネス・カード(名刺)をグラフィック・ファイルになるようにスキャニング処理でき、また、トランスミッティング・ポート、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB)・ポートを介してグラフィック・ファイルをパーソナル・コンピュータにトランスミッティングする。パーソナル・コンピュータはフォント識別ソフトウェア(OCR)などによってビジネス・カードにおけるキー・ワード、例えば人名や職業やアドレスや電子メールなどを識別し出すことができ、文字をイメージよりキャッチし出すことができ、また、それらのデータを電子メールのアドレス帳、例えばMSアウトルック(Outlook)などのアドレス帳に記憶できる。そのようなビジネス・カード・レコーダーによって一般的によく使用されるビジネス・カード(名刺)を有用な電子データに転換でき、多忙な現代人間に対しては極めて有用的である。
【0003】
図1は従来のビジネス・カード・レコーダー10のシステムを示すブロック図である。そのビジネス・カード・レコーダー10には、スキャナー・コントローラ100と、紙導入検出装置102と、モータ・コントローラ104と、コンタクト・タイプ・イメージ・センサー(CIS)106と、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート206とを有する。紙導入検出装置102はビジネス・カード(名刺)がビジネス・カード・スキャナー10の紙導入槽に導入されることを検出する場合、スキャナー・コントローラ100に知らせてモータ・コントローラ104を駆動してビジネス・カードを導入し、且つコンタクト・タイプ・イメージ・センサー106を起動してビジネス・カードのイメージをスキャニングする。スキャニングし得たビジネス・カード・イメージをまずスキャナー・コントローラ100に記憶し、それからUSBポート206を介して外部装置、例えばパーソナル・コンピュータなどへトランスミッティングする。
【0004】
しかしながら、ポータブル・タイプ・エレクトロニック・デバイス、例えばPDAなどがますます普遍化してゆき、ユーザー(特にビジネス・マンの場合)が人名や職業やアドレスや電子メールなどのアドレス帳をPDAに記憶し、それから情報同期相互通信ソフトウェアActiveSyncなどによってPDAにおける情報をコンピュータにおける情報へ同期的にアップデートする。しかしながら、従来のビジネス・カード・レコーダーにおいては単に一つのUSBポートしかなく、使用には大した不便さがあり、また、ビジネス・カード・レコーダーは普段USBポートを介してパーソナル・コンピュータやPDAなどよりパワーを取得し、ビジネス・カード・レコーダーが所定のパワーを消耗するので、PDAのユーザーにとっては不便である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、本考案は、二つの外部接続装置をコネクティングできると共に、データ・トランスミッティング方式を柔軟的に選択できる、ビジネス・カード・レコーダーを提供することをその主要な目的とする。
【0006】
また、本考案は、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)に対しチャージングを実行可能なビジネス・カード・レコーダーを提供することをその次の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を図るために、本考案は、スキャニング・モジュールと、USB検出及び切替電気回路と、二つのUSBポート同士とを有する、ビジネス・カード・レコーダーを提供する。このビジネス・カード・レコーダーによる場合、それぞれまたは同時にUSBポートを介してパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとを接続でき、且つUSB検出及び切替電気回路によってスキャニング・モジュールと、パーソナル・コンピュータ及びパーソナル・デジタル・アシスタントとの間のデータ・トランスミッティングを切り替えられ、且つビジネス・カード・レコーダーには外部電源を接続可能なソケットを備え、PDAに対しチャージングする機能を提供できる。
【0008】
以下に添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳細的で具体的に説明するが、それらの説明による具体的な構成は単に本考案の優れた実施例に過ぎず、本考案の主張範囲を狭義的に制限するものではない。
【0009】
【考案の実施の形態】
図2は本考案の機能を示すブロック図である。本考案によるビジネス・カード・レコーダーには、ビジネス・カード・レコーダー・コントローラ100と、紙導入検出装置102と、モータ・コントローラ104と、コンタクト・タイプ・イメージ・センサー106と、パワー・スタビライザー108と、昇圧電気回路110と、USB検出及び切替電気回路200と、ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202と、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204とを具備する。本考案のポイントは、ビジネス・カード・レコーダーにUSB検出及び切替電気回路200と二つのユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート同士202,204とを提供することにある。前記図面に示すように、本考案によるビジネス・カード・レコーダーはファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202を介してパーソナル・コンピュータに接続できながら、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204を介してパーソナル・デジタル・アシスタントに接続できる。本考案のUSB検出及び切替電気回路200はファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202とセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204のコネクティング状態を判断でき、外部接続装置が接続されると共に、パワーが投入されているかなどを判断でき、且つ当該USB検出及び切替電気回路200には切替スイッチSWを有し、それによってファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202とセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204とがすべて外部接続装置を接続している場合にそのオペレーション・モードを切り替える。
【0010】
図3は本考案のビジネス・カード・レコーダーのUSB検出及び切替電気回路200を示す説明図であり、当該USB検出及び切替電気回路200の電気的接続状態を示す。このUSB検出及び切替電気回路200がビジネス・カード・レコーダー・コントローラ100のイメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−に接続されつつ、ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202(パーソナル・コンピュータに接続されるようにプリセットされる)のデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−に接続され、且つパワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGに接続されつつ、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204(パーソナル・デジタル・アシスタントに接続されるようにプリセットされる)のデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−に接続され、且つパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGに接続される。また、このUSB検出及び切替電気回路200には切替スイッチSW1に接続されるコネクティング・レッグを有する。このUSB検出及び切替電気回路200はパワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGとパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGとのシグナル状態を検出することによってパーソナル・コンピュータ及び/またはパーソナル・デジタル・アシスタントがこのビジネス・カード・レコーダーに接続されているかを了解する。
【0011】
もし、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントの中の一つがこのビジネス・カード・レコーダーに接続される場合、USB検出及び切替電気回路200がパワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGとパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGとのシグナル状態に従って判断を実行でき、且つ前記イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・コンピュータの前記データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−とのコネクティングまたは前記イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・デジタル・アシスタントの前記データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティングを提供できる。
【0012】
もし、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの両者が共にビジネス・カード・レコーダーにコネクティングされる場合、前記USB検出及び切替電気回路200が切替スイッチSW1のコントロールを受けることができ、次の二つのモードの中の一つのモードを実行する。
【0013】
(1)情報同期モード(Active Sync):USB検出及び切替電気回路200がパーソナル・コンピュータのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−とパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティングを提供することによって、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの間の情報の同期的トランスミッティングの目的を図る。
【0014】
(2)パーソナル・デジタル・アシスタント・トランスミッティング・モード:本考案はパーソナル・デジタル・アシスタントをホスト・デバイス(Host Device)とするようにプリセットし、そのため、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの両者が共にビジネス・カード・レコーダーにコネクティングされる場合、USB検出及び切替電気回路200が切替スイッチSW1のコントロールを受け、イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティングを提供する。
【0015】
前記のオペレーションは次の表1によって示すことができる。
【0016】
【表1】
図4は本考案の検出及び切替電気回路を示す電気回路図であり、本考案の実施の形態において、四つのアナログ・スイッチを使用しつつ、パワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGとパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGとのシグナル状態のコントロールを受けることによって、イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・コンピュータのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−とパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティング状態を切り替える。また、切替スイッチSW1がパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−のコネクティング状態を切り替えられ、ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202とセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204とにすべて外部接続装置が接続されている場合に情報同期モード(Active Sync)またはパーソナル・デジタル・アシスタント・トランスミッティング・モードを提供する。
【0017】
また、本考案において、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204にソケット(図示せず)を設ける場合、外部電源を接続できるようになり、パーソナル・デジタル・アシスタントにチャージング機能を提供できつつ、ビジネス・カード・レコーダーのパワー・スタビライザー108と昇圧電気回路110とを合せることによってビジネス・カード・レコーダーにもっと安定的なパワーを提供できる。
【0018】
【考案の効果】
前記に説明した通り、本考案によるビジネス・カード・レコーダーは二つの外部接続装置を接続できると共に、そのトランスミッティング・ファンクションを選択的に切り替えることができ、且つパーソナル・デジタル・アシスタントにチャージング機能を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来物を示すブロック図である。
【図2】図2は本考案を示すブロック図である。
【図3】図3は本考案の検出及び切替電気回路を示す説明図である。
【図4】図4は本考案の検出及び切替電気回路を示す電気回路図である。
【符号の説明】
100 ビジネス・カード・レコーダー
102 紙導入検出装置
104 モータ・コントローラ
106 コンタクト・タイプ・イメージ・センサー
108 パワー・スタビライザー
110 昇圧電気回路
200 USB検出及び切替電気回路
202 ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート
204 セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート
206 ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビジネス・カード・レコーダー(BCR)に係わり、特に同時にパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントに利用できるビジネス・カード・レコーダーに関するものであり、それによってパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとのファイルの相互トランスミッティングを柔軟的に利用できるようにする目的を図る。
【0002】
【従来の技術】
ビジネス・カード・レコーダーは、小型のスキャニング・デバイスであり、ビジネス・カード(名刺)をグラフィック・ファイルになるようにスキャニング処理でき、また、トランスミッティング・ポート、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB)・ポートを介してグラフィック・ファイルをパーソナル・コンピュータにトランスミッティングする。パーソナル・コンピュータはフォント識別ソフトウェア(OCR)などによってビジネス・カードにおけるキー・ワード、例えば人名や職業やアドレスや電子メールなどを識別し出すことができ、文字をイメージよりキャッチし出すことができ、また、それらのデータを電子メールのアドレス帳、例えばMSアウトルック(Outlook)などのアドレス帳に記憶できる。そのようなビジネス・カード・レコーダーによって一般的によく使用されるビジネス・カード(名刺)を有用な電子データに転換でき、多忙な現代人間に対しては極めて有用的である。
【0003】
図1は従来のビジネス・カード・レコーダー10のシステムを示すブロック図である。そのビジネス・カード・レコーダー10には、スキャナー・コントローラ100と、紙導入検出装置102と、モータ・コントローラ104と、コンタクト・タイプ・イメージ・センサー(CIS)106と、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポート206とを有する。紙導入検出装置102はビジネス・カード(名刺)がビジネス・カード・スキャナー10の紙導入槽に導入されることを検出する場合、スキャナー・コントローラ100に知らせてモータ・コントローラ104を駆動してビジネス・カードを導入し、且つコンタクト・タイプ・イメージ・センサー106を起動してビジネス・カードのイメージをスキャニングする。スキャニングし得たビジネス・カード・イメージをまずスキャナー・コントローラ100に記憶し、それからUSBポート206を介して外部装置、例えばパーソナル・コンピュータなどへトランスミッティングする。
【0004】
しかしながら、ポータブル・タイプ・エレクトロニック・デバイス、例えばPDAなどがますます普遍化してゆき、ユーザー(特にビジネス・マンの場合)が人名や職業やアドレスや電子メールなどのアドレス帳をPDAに記憶し、それから情報同期相互通信ソフトウェアActiveSyncなどによってPDAにおける情報をコンピュータにおける情報へ同期的にアップデートする。しかしながら、従来のビジネス・カード・レコーダーにおいては単に一つのUSBポートしかなく、使用には大した不便さがあり、また、ビジネス・カード・レコーダーは普段USBポートを介してパーソナル・コンピュータやPDAなどよりパワーを取得し、ビジネス・カード・レコーダーが所定のパワーを消耗するので、PDAのユーザーにとっては不便である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、本考案は、二つの外部接続装置をコネクティングできると共に、データ・トランスミッティング方式を柔軟的に選択できる、ビジネス・カード・レコーダーを提供することをその主要な目的とする。
【0006】
また、本考案は、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)に対しチャージングを実行可能なビジネス・カード・レコーダーを提供することをその次の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を図るために、本考案は、スキャニング・モジュールと、USB検出及び切替電気回路と、二つのUSBポート同士とを有する、ビジネス・カード・レコーダーを提供する。このビジネス・カード・レコーダーによる場合、それぞれまたは同時にUSBポートを介してパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとを接続でき、且つUSB検出及び切替電気回路によってスキャニング・モジュールと、パーソナル・コンピュータ及びパーソナル・デジタル・アシスタントとの間のデータ・トランスミッティングを切り替えられ、且つビジネス・カード・レコーダーには外部電源を接続可能なソケットを備え、PDAに対しチャージングする機能を提供できる。
【0008】
以下に添付図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳細的で具体的に説明するが、それらの説明による具体的な構成は単に本考案の優れた実施例に過ぎず、本考案の主張範囲を狭義的に制限するものではない。
【0009】
【考案の実施の形態】
図2は本考案の機能を示すブロック図である。本考案によるビジネス・カード・レコーダーには、ビジネス・カード・レコーダー・コントローラ100と、紙導入検出装置102と、モータ・コントローラ104と、コンタクト・タイプ・イメージ・センサー106と、パワー・スタビライザー108と、昇圧電気回路110と、USB検出及び切替電気回路200と、ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202と、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204とを具備する。本考案のポイントは、ビジネス・カード・レコーダーにUSB検出及び切替電気回路200と二つのユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート同士202,204とを提供することにある。前記図面に示すように、本考案によるビジネス・カード・レコーダーはファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202を介してパーソナル・コンピュータに接続できながら、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204を介してパーソナル・デジタル・アシスタントに接続できる。本考案のUSB検出及び切替電気回路200はファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202とセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204のコネクティング状態を判断でき、外部接続装置が接続されると共に、パワーが投入されているかなどを判断でき、且つ当該USB検出及び切替電気回路200には切替スイッチSWを有し、それによってファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202とセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204とがすべて外部接続装置を接続している場合にそのオペレーション・モードを切り替える。
【0010】
図3は本考案のビジネス・カード・レコーダーのUSB検出及び切替電気回路200を示す説明図であり、当該USB検出及び切替電気回路200の電気的接続状態を示す。このUSB検出及び切替電気回路200がビジネス・カード・レコーダー・コントローラ100のイメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−に接続されつつ、ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202(パーソナル・コンピュータに接続されるようにプリセットされる)のデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−に接続され、且つパワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGに接続されつつ、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204(パーソナル・デジタル・アシスタントに接続されるようにプリセットされる)のデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−に接続され、且つパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGに接続される。また、このUSB検出及び切替電気回路200には切替スイッチSW1に接続されるコネクティング・レッグを有する。このUSB検出及び切替電気回路200はパワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGとパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGとのシグナル状態を検出することによってパーソナル・コンピュータ及び/またはパーソナル・デジタル・アシスタントがこのビジネス・カード・レコーダーに接続されているかを了解する。
【0011】
もし、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントの中の一つがこのビジネス・カード・レコーダーに接続される場合、USB検出及び切替電気回路200がパワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGとパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGとのシグナル状態に従って判断を実行でき、且つ前記イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・コンピュータの前記データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−とのコネクティングまたは前記イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・デジタル・アシスタントの前記データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティングを提供できる。
【0012】
もし、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの両者が共にビジネス・カード・レコーダーにコネクティングされる場合、前記USB検出及び切替電気回路200が切替スイッチSW1のコントロールを受けることができ、次の二つのモードの中の一つのモードを実行する。
【0013】
(1)情報同期モード(Active Sync):USB検出及び切替電気回路200がパーソナル・コンピュータのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−とパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティングを提供することによって、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの間の情報の同期的トランスミッティングの目的を図る。
【0014】
(2)パーソナル・デジタル・アシスタント・トランスミッティング・モード:本考案はパーソナル・デジタル・アシスタントをホスト・デバイス(Host Device)とするようにプリセットし、そのため、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの両者が共にビジネス・カード・レコーダーにコネクティングされる場合、USB検出及び切替電気回路200が切替スイッチSW1のコントロールを受け、イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティングを提供する。
【0015】
前記のオペレーションは次の表1によって示すことができる。
【0016】
【表1】
図4は本考案の検出及び切替電気回路を示す電気回路図であり、本考案の実施の形態において、四つのアナログ・スイッチを使用しつつ、パワー・シグナル・コネクティング・レッグNB_PLUGとパワー・シグナル・コネクティング・レッグPDA_PLUGとのシグナル状態のコントロールを受けることによって、イメージ・データ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグBCR D+及びBCR D−とパーソナル・コンピュータのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグNB D+及びNB D−とパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−とのコネクティング状態を切り替える。また、切替スイッチSW1がパーソナル・デジタル・アシスタントのデータ・シグナル・トランスミッティング・コネクティング・レッグPDA D+及びPDA D−のコネクティング状態を切り替えられ、ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート202とセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204とにすべて外部接続装置が接続されている場合に情報同期モード(Active Sync)またはパーソナル・デジタル・アシスタント・トランスミッティング・モードを提供する。
【0017】
また、本考案において、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート204にソケット(図示せず)を設ける場合、外部電源を接続できるようになり、パーソナル・デジタル・アシスタントにチャージング機能を提供できつつ、ビジネス・カード・レコーダーのパワー・スタビライザー108と昇圧電気回路110とを合せることによってビジネス・カード・レコーダーにもっと安定的なパワーを提供できる。
【0018】
【考案の効果】
前記に説明した通り、本考案によるビジネス・カード・レコーダーは二つの外部接続装置を接続できると共に、そのトランスミッティング・ファンクションを選択的に切り替えることができ、且つパーソナル・デジタル・アシスタントにチャージング機能を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来物を示すブロック図である。
【図2】図2は本考案を示すブロック図である。
【図3】図3は本考案の検出及び切替電気回路を示す説明図である。
【図4】図4は本考案の検出及び切替電気回路を示す電気回路図である。
【符号の説明】
100 ビジネス・カード・レコーダー
102 紙導入検出装置
104 モータ・コントローラ
106 コンタクト・タイプ・イメージ・センサー
108 パワー・スタビライザー
110 昇圧電気回路
200 USB検出及び切替電気回路
202 ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート
204 セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート
206 ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート
Claims (15)
- 二つの外部接続装置の少なくとも一つに接続できるビジネス・カード・レコーダーにおいて、
スキャニング・モジュールと、
それぞれ二つの外部接続装置に接続されるファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートとセカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートと、前記スキャニング・モージュルと前記二つのユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート同士との間に電気的に接続される検出及び切替電気回路とを有するトランスミッティング・モジュールと、を含み、
前記二つの外部接続装置の一つが前記ビジネス・カード・レコーダーに電気的に接続された際、前記検出及び切替電気回路が前記スキャニング・モジュールと電気的に接続される外部接続装置との間のデータ・トランスミッティングを成立させることができ、
前記二つの外部接続装置同士が同時に前記ビジネス・カード・レコーダーに電気的に接続された際、前記検出及び切替電気回路が相互データ・トランスミッティング・モードまたは少なくとも一つのデータ・トランスミッティング・モードを選択的に成立させることができるよう構成したことを特徴とするビジネスカードレコーダー。 - 前記二つの外部接続装置とは、パーソナル・コンピュータと、パーソナル・デジタル・アシスタントとを言いながら、前記パーソナル・コンピュータが前記ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートに接続されると共に、前記パーソナル・デジタル・アシスタントが前記セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートに接続されるよう構成したことを特徴とする請求項1に記載のビジネスカードレコーダー。
- 前記検出及び切替電気回路が前記ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートと前記セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートとのパワー・コネクティング・レッグの状態に従ってパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントのコネクティング状態を判断するよう構成したことを特徴とする請求項2に記載のビジネスカードレコーダー。
- さらに切替スイッチを有し、当該切替スイッチが前記検出及び切替電気回路に電気的に接続され、二つの外部接続装置が同時にビジネス・カード・レコーダーに電気的に接続される場合に、前記検出及び切替電気回路が前記切替スイッチのコントロールを受けることができ、そのコントロールによって相互データ・トランスミッティング・モードまたは少なくとも一つのデータ・トランスミッティング・モードを実行するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載のビジネスカードレコーダー。
- 前記相互データ・トランスミッティング・モードは、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの間でデータを相互にトランスミッティングすることであることを特徴とする請求項2に記載のビジネスカードレコーダー。
- プリセットのトランスミッティング・モードは、パーソナル・デジタル・アシスタントとスキャニング・モジュールとの間のデータ・トランスミッティング・モードであることを特徴とする請求項2に記載のビジネスカードレコーダー。
- 前記セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートにはソケットが配置され、パーソナル・デジタル・アシスタントがそれを介して外部電源と接続できるようにすることによってパーソナル・デジタル・アシスタントに対しチャージングできるよう構成したことを特徴とする請求項2に記載のビジネスカードレコーダー。
- ビジネス・カード・レコーダーに利用され、当該ビジネス・カード・レコーダーを同時に二つの外部接続装置の少なくとも一つに接続できると共に、当該ビジネス・カード・レコーダーのスキャニング・モジュールと外部接続装置との間のデータ・トランスミッティングをコントロールできるトランスミッティング・モジュールにおいて、
それぞれ前記二つの外部接続装置に接続されるファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートと、セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートと、
前記スキャニング・モジュールと前記二つのユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポート同士との間に接続される検出及び切替電気回路と、を備えつつ、
前記二つの外部接続同士の中の一つが前記ビジネス・カード・レコーダーに接続される場合に、前記検出及び切替電気回路が前記スキャニング・モジュールと電気的に接続される外部接続装置との間のデータ・トランスミッティングを成立させられると共に、前記二つの外部接続装置同士がすべて前記ビジネス・カード・レコーダーに電気的に接続される場合に、前記検出及び切替電気回路が相互データ・トランスミッティング・モードまたは少なくとも一つのデータ・トランスミッティング・モードを選択的に実行できるよう構成したことを特徴とするトランスミッティングモジュール。 - さらに切替スイッチを有し、当該切替スイッチが前記検出及び切替電気回路に電気的に接続され、二つの外部接続装置が同時にビジネス・カード・レコーダーに電気的に接続される場合に、前記検出及び切替電気回路が前記切替スイッチのコントロールを受けることができ、そのコントロールによって相互データ・トランスミッティング・モードまたは少なくとも一つのデータ・トランスミッティング・モードを実行するよう構成したことを特徴とする請求項8に記載のトランスミッティングモジュール。
- 前記二つの外部接続装置とは、パーソナル・コンピュータと、パーソナル・デジタル・アシスタントとであり、前記パーソナル・コンピュータが前記ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートに接続されると共に、前記パーソナル・デジタル・アシスタントが前記セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートに接続されるよう構成したことを特徴とする請求項8に記載のトランスミッティングモジュール。
- 前記検出及び切替電気回路が前記ファースト・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートと前記セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートとのパワー・コネクティング・レッグの状態に従ってパーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントのコネクティング状態を判断するよう構成したことを特徴とする請求項10に記載のトランスミッティングモジュール。
- 前記相互データ・トランスミッティング・モードは、パーソナル・コンピュータとパーソナル・デジタル・アシスタントとの間の相互データ・トランスミッティングを表わすことを特徴とする請求項10に記載のトランスミッティングモジュール。
- 前記データ・トランスミッティング・モードは、パーソナル・デジタル・アシスタントとスキャニング・モジュールとの間のデータ・トランスミッティングのことであることを特徴とする請求項10に記載のトランスミッティングモジュール。
- 前記データ・トランスミッティング・モードは、パーソナル・コンピュータとスキャニング・モジュールとの間のデータ・トランスミッティングのことであることを特徴とする請求項10に記載のトランスミッティングモジュール。
- 前記セカンド・ユニバーサル・シリアル・バス・コネクティング・ポートにはソケットが配置され、パーソナル・デジタル・アシスタントがそれを介して外部電源と接続できるようにすることによってパーソナル・デジタル・アシスタントに対しチャージングできるようにしたことを特徴とする請求項10に記載のトランスミッティングモジュール。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
TW092203111U TW587891U (en) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | Name card scanner |
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