JP3096838U - 内臓機能活性化運動機付き車椅子 - Google Patents
内臓機能活性化運動機付き車椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3096838U JP3096838U JP2003002531U JP2003002531U JP3096838U JP 3096838 U JP3096838 U JP 3096838U JP 2003002531 U JP2003002531 U JP 2003002531U JP 2003002531 U JP2003002531 U JP 2003002531U JP 3096838 U JP3096838 U JP 3096838U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheelchair
- exercise
- footrest
- piston shaft
- gear motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rehabilitation Tools (AREA)
Abstract
【課題】機動力により内臓機能の劣化、老化を回復、予防する為の足関節の屈曲運動を反復して行う内臓機能活性化運動機を車椅子に取り付け、身体障害等により自力行動の不自由な車椅子生活者が自力で内臓機能活性化運動が出来るようにする。
【解決手段】背もたれ部1と下腿台Aを概ね水平状にできるリクライニング構造の車椅子の下腿台Aの上端部の基底枠フレーム5にピストンシャフト7を有するクランク機構Bを取り付けたギアモートル6を、また、下端部に傾斜、復元可能に運動し、且つ、基部中央に軸受具9を有する足置台3を設けると共に、ピストンシャフト7の先端を軸受具9に固着し、ギアモートル6は、座台2に設けたスイッチ10により運転操作出来るようにする。
【選択図】 図2
【解決手段】背もたれ部1と下腿台Aを概ね水平状にできるリクライニング構造の車椅子の下腿台Aの上端部の基底枠フレーム5にピストンシャフト7を有するクランク機構Bを取り付けたギアモートル6を、また、下端部に傾斜、復元可能に運動し、且つ、基部中央に軸受具9を有する足置台3を設けると共に、ピストンシャフト7の先端を軸受具9に固着し、ギアモートル6は、座台2に設けたスイッチ10により運転操作出来るようにする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自力での移動、運動が容易でない為、運動不足による健康上の諸障害の発生が危惧される車椅子生活者の運動不足により惹起される内臓諸器官の劣化、老化、疾病その他の諸症状の発生の予防、回復の為の内臓機能活性化に係わるものであり、前記諸症状の発生の原因となる内臓運動の不足、欠落を改善する為、骨格系、筋肉系の組成構造上、内臓機能の活動に密接に連携する足に対し一定のリズムで反復して傾斜、復元による押圧、解圧の操作を行って、足関節の屈曲運動を一定時間継続的に行うことにより、内臓諸器官に適度の刺激とショックを与える効果を持つ、車椅子生活者の内臓諸器官の機能の活性化を図る為の機器を取り付けた車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中高年令者等運動不足に陥り勝ちな者の保健、体力維持を図る手段として一般にジョギングやウォーキング等足を動かす運動が医師等により推奨されているが、これは足の運動が単に足の筋肉や機能を強化するだけでなく、人体の各臓器、各器官にも適度の運動と刺激を与え、臓器、器官の劣化、老化を防いで、体全体の自然治癒能力を高める効果があることが立証されている為である。
この足を動かす運動の最も主体的な活動をなすものは足関節の動きであり、足関節の動きが構造的にこれに繋がる脚部、腰部、腹部、胸部等の骨格系、筋肉系の動きとなって、これが、これらに内蔵される各臓器、各器官に運動と刺激とを与える効果をもたらすものであるから、自力でジョギングやウォーキングなどの運動ができなくなった者や、寝たきりの病弱者等体力的に運動の不足又は不能な者に対しても同様の効果を生む手段を講ずることは、体力的弱者の保健上極めて望まれるところである。
それに応える方法として、これらの者を仰臥させて上向する足を他力によって押圧、解圧し足関節の屈曲運動を反復して行う施術が医師等の人力によって行われてきたが、これを機器により実施することが考案され、平成13年8月28日実用新案登録願第2001−006417を以て出願され、平成14年3月6日登録第3086008号を以て内臓機能活性化運動機として登録されたところである。
しかし乍ら、この内臓機能活性化運動機は床上に置くマット又はベットの架台上に設置されるように設計されているので、利用者はその設置場所まで体を運ばなければならず、車椅子生活者の場合は自力歩行が困難な場合が多く、他力の介助が得られる場合の他、自力だけでは十分これを利用することが出来ないという問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本校案が解決しようとする課題は、車椅子生活者が他力の介助を受けず、車椅子に座乗した状態のままで内臓諸臓器、諸器官の働きを活性化させることに効果のある内臓機能活性化運動を独力、自力で行うことができる内臓機能活性化運動機付き車椅子を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に、本考案における内臓機能活性化運動機付き車椅子は、背もたれ部1を概ね水平状に倒し、且つ、下腿台Aを概ね水平状に設定して座乗者を仰臥状態にすることができるリクライニング構造の車椅子の下腿台Aの基底枠フレーム5の上端部に、ピストンシャフト7を有するクランク機構Bを回転軸18に取り付けたギアモートル6を、また、下端部に傾斜、復元可能に運動する足置台3を設置し、ピストンシャフト7の先端を足置台3の基部中央に設けた軸受具9に固着して、ギアモートル6の稼動によって起きるクランク運動に連動するピストンシャフト6のピストン運動により、足置台3が傾斜、復元運動を反復して行い、仰臥した車椅子座乗者の上向する足への押圧、解圧を繰り返して足関節の屈曲運動を一定時間継続的に行うことが出来るようにしたものである。
【0005】
座台2に対する設定角度を概ね水平状を限度に自在に調整できる下腿台Aの骨組みを構成する基底枠フレーム5の上部横フレームに保持具15を固着し、これにクランク機構Bを回転軸18に取り付けた小型のギアモートル6が回転軸18を横向きにして取り付けられている。ギアモートル6は、座台に設けられたスイッチ10の操作により起動、停止を行うようになっているが、これには自動スイッチ付きタイマーが取り付けられ、利用者の身体的状況に応じて運転時間を調整出来るようになっている。また、クランク運動に連動するピストンシャフト7のピストン運動の速度についても、これをコントロールするインバーターを取り付けることにより調整することが出来る。
【0006】
クランク機構Bは、ギアモートル6の回転軸18に取り付けられた図示されない複数の螺子孔を設けたクランク盤16と、この螺子孔に螺着してクランク盤に結合される螺子桿19に滑動自在に嵌合されたクランク棒17とからなり、クランク棒17の先端はピストンシャフト7に固着されている。
【0007】
クランク盤16に複数の螺子孔を設けることにより、クランク棒17を螺子桿19により螺着してクランク盤16に取り付けるに当たり、クランク盤の中心より遠近自在の位置に取り付けることが出来る。則ち、クランク盤の中心より遠い位置に取り付ける程クランク棒の回転巾が大きくなるので、ピストンシャフトの運動に連動する軸受具9の運動によって生じる足置台3の運動巾が大きくなり、中心に近い程その運動が小さくなるので、これにより利用者の身体的状況に応じ足置台3の傾斜、復元による足への押圧力の強弱を調整することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1,図2において、車椅子は、背もたれ部1及び下腿台Aが概ね水平を限度として任意の角度に設定できるリクライニング構造であり、座台巾50センチメートル前後、前座高50〜60センチメートル程のものであって、後輪に附属されるブレーキによって不動に静止することが出来る。座乗者は背もたれ部1及び下腿台Aを概ね水平状に設定して仰臥状になり上向する足を足置台に密着させ、自動スイッチ付きタイマーによって稼働時間をセットした後スイッチにより入力してギアモートル6を稼動すれば、これに連結されたクランク機構B、ピストンシャフト7,足置台3の軸受具9が連動し、足置台3の前傾、復元による足への押圧、解圧運動となって、足関節の屈曲運動が行われ内臓機能を活性化する運動を反復して自動スイッチタイマーによりセットされた時間、継続的に行うことができる。
【0009】
図3,図4は、下腿台Aの床面をはずし足置台3を傾斜、復元運動させる機能の構造を示す構成図であり、図3は斜視図、図4は平面図である。
下腿台Aの骨組みを構成する基底枠フレーム5の上部横フレームに保持具15を固着し、これに小型のギアモートル6を回転軸18を横向きにして取り付け、保持具15の軸穴から突出する回転軸18にクランク機構Bが取り付けられている。
【0010】
クランク機構Bは、図示されない複数の螺子孔を有するクランク盤16と、螺子桿によりこれに螺着されるクランク棒17とからなり、クランク棒17はピストンシャフト7に連結され、ピストンシャフト7はその運動の安定を保持する為に設けられた軸受8を介して足置台3の軸受具9に固着されている。
【0011】
ギアモートル6は、図示されないコードにより自動スイッチ付きタイマーに結続され、座台2に設けられたスイッチ10への座乗者の入力により稼動するようになっている。
【0012】
下腿台Aは、横幅が座台と同様で50センチメートル程であり小型のギアモートルにクランク機構を取り付けた場合、その全長は概ね20〜30センチメートルとなるので、クランク棒を下腿台基底枠フレーム5の中心位置に設定することが可能であるから、ピストンシャフト7は足置台の軸受具9に垂直に固着することが出来る。また、下腿台Aの縦巾は、概ね50〜60センチメートルであるからピストンシャフト7が足置台の軸受具9との間においてピストン運動を行うに十分な距離を保って設定することが出来る。
【0013】
足置台3は、台の基部を屈折可能にし、必要に応じてこれを上へはね上げて座乗に際しこれが妨げにならないように設定することが出来る。
【0014】
【考案の効果】
本校案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0015】
運動の不足、不能は単に運動機能の低下や筋肉の劣化に留まらず、内臓機能の劣化、老化をきたし、健康の悪化に繋がることは明白であり、これを改善する手段として高年齢者や体力的弱者についても人力又は機械力の助力によって適度の運動ができる方途が考えられてきているが、自力で移動したり、思うままに運動を実践できない車椅子生活者には有効な手段が講ぜられていない。
【0016】
本校案によれば、車椅子生活者が車椅子の背もたれ部と下腿台とを水平状態に設定し、仰臥したまま健康の維持、回復に繋がる内臓機能の活性化に効果のある足関節の屈曲運動を、継続時間、運動の強弱を調整できる機能を持つ機器をもって自力で起動操作して行うことができるので、身体不自由な車椅子生活者が他力の介助を待たず任意に内臓機能を活性化し、その劣化、老化等の回復、予防に効果のある足関節屈曲運動を反復、継続して行うことが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内臓機能活性化運動機の一部切裁斜視図である。
【図2】座乗者に適用した状態の実施例を示す側面図である。
【図3】下腿台の床面をはずし、足置台を傾斜、復元運動させる機能の構造を示す斜視図である。
【図4】下腿台の床面をはずし、足置台を傾斜、復元運動させる機能の構造を示す平面図である。
【符号の説明】
A 下腿台
B クランク機構
1 背もたれ部
2 座台
3 足置台
4 肘かけ
5 基底枠フレーム
6 ギアモートル
7 ピストンシャフト
8 軸受け
9 軸受具
10 スイッチ
11 介護用ハンドル
12 ブレーキバー
13 前輪
14 後輪
15 保持具
16 クランク盤
17 クランク棒
18 回転軸
19 螺子桿
【考案の属する技術分野】
本考案は、自力での移動、運動が容易でない為、運動不足による健康上の諸障害の発生が危惧される車椅子生活者の運動不足により惹起される内臓諸器官の劣化、老化、疾病その他の諸症状の発生の予防、回復の為の内臓機能活性化に係わるものであり、前記諸症状の発生の原因となる内臓運動の不足、欠落を改善する為、骨格系、筋肉系の組成構造上、内臓機能の活動に密接に連携する足に対し一定のリズムで反復して傾斜、復元による押圧、解圧の操作を行って、足関節の屈曲運動を一定時間継続的に行うことにより、内臓諸器官に適度の刺激とショックを与える効果を持つ、車椅子生活者の内臓諸器官の機能の活性化を図る為の機器を取り付けた車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中高年令者等運動不足に陥り勝ちな者の保健、体力維持を図る手段として一般にジョギングやウォーキング等足を動かす運動が医師等により推奨されているが、これは足の運動が単に足の筋肉や機能を強化するだけでなく、人体の各臓器、各器官にも適度の運動と刺激を与え、臓器、器官の劣化、老化を防いで、体全体の自然治癒能力を高める効果があることが立証されている為である。
この足を動かす運動の最も主体的な活動をなすものは足関節の動きであり、足関節の動きが構造的にこれに繋がる脚部、腰部、腹部、胸部等の骨格系、筋肉系の動きとなって、これが、これらに内蔵される各臓器、各器官に運動と刺激とを与える効果をもたらすものであるから、自力でジョギングやウォーキングなどの運動ができなくなった者や、寝たきりの病弱者等体力的に運動の不足又は不能な者に対しても同様の効果を生む手段を講ずることは、体力的弱者の保健上極めて望まれるところである。
それに応える方法として、これらの者を仰臥させて上向する足を他力によって押圧、解圧し足関節の屈曲運動を反復して行う施術が医師等の人力によって行われてきたが、これを機器により実施することが考案され、平成13年8月28日実用新案登録願第2001−006417を以て出願され、平成14年3月6日登録第3086008号を以て内臓機能活性化運動機として登録されたところである。
しかし乍ら、この内臓機能活性化運動機は床上に置くマット又はベットの架台上に設置されるように設計されているので、利用者はその設置場所まで体を運ばなければならず、車椅子生活者の場合は自力歩行が困難な場合が多く、他力の介助が得られる場合の他、自力だけでは十分これを利用することが出来ないという問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本校案が解決しようとする課題は、車椅子生活者が他力の介助を受けず、車椅子に座乗した状態のままで内臓諸臓器、諸器官の働きを活性化させることに効果のある内臓機能活性化運動を独力、自力で行うことができる内臓機能活性化運動機付き車椅子を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に、本考案における内臓機能活性化運動機付き車椅子は、背もたれ部1を概ね水平状に倒し、且つ、下腿台Aを概ね水平状に設定して座乗者を仰臥状態にすることができるリクライニング構造の車椅子の下腿台Aの基底枠フレーム5の上端部に、ピストンシャフト7を有するクランク機構Bを回転軸18に取り付けたギアモートル6を、また、下端部に傾斜、復元可能に運動する足置台3を設置し、ピストンシャフト7の先端を足置台3の基部中央に設けた軸受具9に固着して、ギアモートル6の稼動によって起きるクランク運動に連動するピストンシャフト6のピストン運動により、足置台3が傾斜、復元運動を反復して行い、仰臥した車椅子座乗者の上向する足への押圧、解圧を繰り返して足関節の屈曲運動を一定時間継続的に行うことが出来るようにしたものである。
【0005】
座台2に対する設定角度を概ね水平状を限度に自在に調整できる下腿台Aの骨組みを構成する基底枠フレーム5の上部横フレームに保持具15を固着し、これにクランク機構Bを回転軸18に取り付けた小型のギアモートル6が回転軸18を横向きにして取り付けられている。ギアモートル6は、座台に設けられたスイッチ10の操作により起動、停止を行うようになっているが、これには自動スイッチ付きタイマーが取り付けられ、利用者の身体的状況に応じて運転時間を調整出来るようになっている。また、クランク運動に連動するピストンシャフト7のピストン運動の速度についても、これをコントロールするインバーターを取り付けることにより調整することが出来る。
【0006】
クランク機構Bは、ギアモートル6の回転軸18に取り付けられた図示されない複数の螺子孔を設けたクランク盤16と、この螺子孔に螺着してクランク盤に結合される螺子桿19に滑動自在に嵌合されたクランク棒17とからなり、クランク棒17の先端はピストンシャフト7に固着されている。
【0007】
クランク盤16に複数の螺子孔を設けることにより、クランク棒17を螺子桿19により螺着してクランク盤16に取り付けるに当たり、クランク盤の中心より遠近自在の位置に取り付けることが出来る。則ち、クランク盤の中心より遠い位置に取り付ける程クランク棒の回転巾が大きくなるので、ピストンシャフトの運動に連動する軸受具9の運動によって生じる足置台3の運動巾が大きくなり、中心に近い程その運動が小さくなるので、これにより利用者の身体的状況に応じ足置台3の傾斜、復元による足への押圧力の強弱を調整することができる。
【0008】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1,図2において、車椅子は、背もたれ部1及び下腿台Aが概ね水平を限度として任意の角度に設定できるリクライニング構造であり、座台巾50センチメートル前後、前座高50〜60センチメートル程のものであって、後輪に附属されるブレーキによって不動に静止することが出来る。座乗者は背もたれ部1及び下腿台Aを概ね水平状に設定して仰臥状になり上向する足を足置台に密着させ、自動スイッチ付きタイマーによって稼働時間をセットした後スイッチにより入力してギアモートル6を稼動すれば、これに連結されたクランク機構B、ピストンシャフト7,足置台3の軸受具9が連動し、足置台3の前傾、復元による足への押圧、解圧運動となって、足関節の屈曲運動が行われ内臓機能を活性化する運動を反復して自動スイッチタイマーによりセットされた時間、継続的に行うことができる。
【0009】
図3,図4は、下腿台Aの床面をはずし足置台3を傾斜、復元運動させる機能の構造を示す構成図であり、図3は斜視図、図4は平面図である。
下腿台Aの骨組みを構成する基底枠フレーム5の上部横フレームに保持具15を固着し、これに小型のギアモートル6を回転軸18を横向きにして取り付け、保持具15の軸穴から突出する回転軸18にクランク機構Bが取り付けられている。
【0010】
クランク機構Bは、図示されない複数の螺子孔を有するクランク盤16と、螺子桿によりこれに螺着されるクランク棒17とからなり、クランク棒17はピストンシャフト7に連結され、ピストンシャフト7はその運動の安定を保持する為に設けられた軸受8を介して足置台3の軸受具9に固着されている。
【0011】
ギアモートル6は、図示されないコードにより自動スイッチ付きタイマーに結続され、座台2に設けられたスイッチ10への座乗者の入力により稼動するようになっている。
【0012】
下腿台Aは、横幅が座台と同様で50センチメートル程であり小型のギアモートルにクランク機構を取り付けた場合、その全長は概ね20〜30センチメートルとなるので、クランク棒を下腿台基底枠フレーム5の中心位置に設定することが可能であるから、ピストンシャフト7は足置台の軸受具9に垂直に固着することが出来る。また、下腿台Aの縦巾は、概ね50〜60センチメートルであるからピストンシャフト7が足置台の軸受具9との間においてピストン運動を行うに十分な距離を保って設定することが出来る。
【0013】
足置台3は、台の基部を屈折可能にし、必要に応じてこれを上へはね上げて座乗に際しこれが妨げにならないように設定することが出来る。
【0014】
【考案の効果】
本校案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0015】
運動の不足、不能は単に運動機能の低下や筋肉の劣化に留まらず、内臓機能の劣化、老化をきたし、健康の悪化に繋がることは明白であり、これを改善する手段として高年齢者や体力的弱者についても人力又は機械力の助力によって適度の運動ができる方途が考えられてきているが、自力で移動したり、思うままに運動を実践できない車椅子生活者には有効な手段が講ぜられていない。
【0016】
本校案によれば、車椅子生活者が車椅子の背もたれ部と下腿台とを水平状態に設定し、仰臥したまま健康の維持、回復に繋がる内臓機能の活性化に効果のある足関節の屈曲運動を、継続時間、運動の強弱を調整できる機能を持つ機器をもって自力で起動操作して行うことができるので、身体不自由な車椅子生活者が他力の介助を待たず任意に内臓機能を活性化し、その劣化、老化等の回復、予防に効果のある足関節屈曲運動を反復、継続して行うことが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内臓機能活性化運動機の一部切裁斜視図である。
【図2】座乗者に適用した状態の実施例を示す側面図である。
【図3】下腿台の床面をはずし、足置台を傾斜、復元運動させる機能の構造を示す斜視図である。
【図4】下腿台の床面をはずし、足置台を傾斜、復元運動させる機能の構造を示す平面図である。
【符号の説明】
A 下腿台
B クランク機構
1 背もたれ部
2 座台
3 足置台
4 肘かけ
5 基底枠フレーム
6 ギアモートル
7 ピストンシャフト
8 軸受け
9 軸受具
10 スイッチ
11 介護用ハンドル
12 ブレーキバー
13 前輪
14 後輪
15 保持具
16 クランク盤
17 クランク棒
18 回転軸
19 螺子桿
Claims (1)
- 背もたれ部(1)を概ね水平状に、また、下腿台(A)を概ね水平状に設定できるリクライニング構造の車椅子の下腿台(A)の基底枠フレーム(5)にピストンシャフト(7)を有するクランク機構(B)を回転軸(8)に取り付けたギアモートル(6)と、下腿台(A)の下端部に傾斜、復元可能に運動する足置台(3)とを設けるとともに、ピストンシャフト(7)の先端を足置台(3)の基部中央に設けた軸受具(9)に固着して、ギアモートル(6)の稼動に連動するクランク運動によって起動するピストンシャフト(7)のピストン運動により、足置台(3)が傾斜、復元運動を反復して行う内臓機能活性化運動機を設けることを特徴とするリクライニング車椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002531U JP3096838U (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 内臓機能活性化運動機付き車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003002531U JP3096838U (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 内臓機能活性化運動機付き車椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3096838U true JP3096838U (ja) | 2004-01-08 |
Family
ID=43250695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003002531U Expired - Fee Related JP3096838U (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 内臓機能活性化運動機付き車椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3096838U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101447549B1 (ko) * | 2013-06-17 | 2014-10-08 | 주식회사 이씨엠 | 관절운동기능을 가지는 전동휠체어 |
-
2003
- 2003-04-01 JP JP2003002531U patent/JP3096838U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101447549B1 (ko) * | 2013-06-17 | 2014-10-08 | 주식회사 이씨엠 | 관절운동기능을 가지는 전동휠체어 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11590045B2 (en) | Apparatus for stimulating synchronized body motions of a user | |
JP2021037310A (ja) | 患者の搬送および訓練補助器具 | |
JP2008502413A (ja) | 対麻痺患者や運動神経の障害者のための運動、リハビリ、移動装置 | |
JP2011125601A (ja) | 下半身の拘縮防止装置 | |
KR101415105B1 (ko) | 전신 좌우 굴절 운동 치료기 | |
JP2002200193A (ja) | 足腰の屈伸トレーニングする際の補助装置。 | |
KR101937482B1 (ko) | 보행 재활장치 | |
KR102323896B1 (ko) | 운동용 의자 | |
CN210963748U (zh) | 一种大健康医疗康复辅助装置 | |
KR20180070437A (ko) | 하지 혈액 순환 기구 | |
JP3096838U (ja) | 内臓機能活性化運動機付き車椅子 | |
KR102079425B1 (ko) | 하지 혈액 순환 기구 | |
JP2001079055A (ja) | 脚部の浮腫・静脈瘤軽減装置 | |
CN108969313A (zh) | 一种骨科护理用康复理疗装置 | |
JP2004321665A (ja) | 揺動型リハビリ装置 | |
CN209900019U (zh) | 一种康复科按摩康复器 | |
JPH08196477A (ja) | トイレ装置 | |
JPH034264Y2 (ja) | ||
CN207412321U (zh) | 一种多功能康复轮椅 | |
KR20170031591A (ko) | 좌, 우 순차 발목 연동(連動)기구 | |
JP3086008U (ja) | 内臓機能活性化運動機 | |
JP2000093550A (ja) | オート・フィットネスマシーン | |
JP2007215894A (ja) | トレーニング装置及びこれを用いたトレーニング方法、並びに運動プログラム | |
KR20200132069A (ko) | 무소음 숙면유도장치 | |
CN215425869U (zh) | 一种脑血管病康复用辅助下肢运动椅 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |