JP2001079055A - 脚部の浮腫・静脈瘤軽減装置 - Google Patents

脚部の浮腫・静脈瘤軽減装置

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JP2001079055A
JP2001079055A JP28545399A JP28545399A JP2001079055A JP 2001079055 A JP2001079055 A JP 2001079055A JP 28545399 A JP28545399 A JP 28545399A JP 28545399 A JP28545399 A JP 28545399A JP 2001079055 A JP2001079055 A JP 2001079055A
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legs
heel
leg
knee
ankle
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JP28545399A
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Kotaro Ono
光太郎 小野
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Washi Kosan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脚部の筋肉を直接刺激あるいは加圧すること
なく血行を促進させ浮腫や静脈瘤を軽減する装置を提供
することである。 【解決手段】 脚部に少なくとも腰部から上の体重が可
及的かからないような状態で、ふくらはぎの筋肉(下肢
三頭筋)及び/又は大腿四頭筋に緊張を与えないように
膝を曲げた姿勢において、踵部や足首部分を揺動体3b
で把持し、この揺動体を主に左右方向(脚の開閉方向)
に揺動させることで、ふくらはぎの筋肉及び/又は大腿
四頭筋を揺すり脚部血液及びリンパ液の還流促進を図り
脚部の浮腫や静脈瘤を軽減する。揺動体3bは足首把持
部材45と板バネ46及び揺動部材4で構成される。装
置は人がうつ伏せになって膝をマットなどに接して足首
を持ち上げた状態のほかに仰向けに上体を横にした状態
と腰掛けて上体を起こした姿勢で用いる3種類が提供さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長時間椅子に座る
か立ったままで作業をする場合や疾患による脚部の浮腫
や静脈瘤を軽減したり大腿部の大腿四頭筋の硬化をやわ
らげるための健康維持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人の体の構成は各器官の作用は別にし
て、直立歩行するための骨格とこれを支える筋肉とエネ
ルギー源や酸素を運ぶ動脈及び全身の細胞組織から二酸
化炭素や老廃物を受け取った血液を心臓へ戻すための静
脈からなり、老廃物のうち脂肪やタンパク質の回収と病
原菌の感染防止を行うリンパ液を通すリンパ管もまた全
身にはりめぐらされている。静脈とリンパ管は逆流防止
弁があって、筋肉の活動によるポンプ効果も相まって血
液やリンパ液を心臓へ戻すようになっている。体を起こ
して活動する場合、心臓より上にある血液やリンパ液は
容易に貫流するが心臓より下にある血液やリンパ液は重
力の影響を受け滞留しがちになる。従って長時間筋肉を
あまり動かさないで座ったままの姿勢や立ったままの状
態とか、循環系器官の老化あるいは疾患により血液やリ
ンパ液の還流が阻害され脚部に浮腫や痛みが発生する。
更に静脈が異常に拡張して血液の流れが悪くなると静脈
が蛇行して瘤になり、下肢に多くみられる静脈瘤を生起
する。入院患者に対して看護婦が足首を持ち上げて脚部
を揺すっているところを見かけることがあるが、これは
下肢の静脈の血行を促進するための看護法である。そこ
で筋肉を活性させ血液の還流を盛んにする手段が講じら
れるのであるが、これに関する先行技術は多数開示され
ていて、マッサージを行うもの、筋肉の強化を行うもの
などに大別される。先行技術としては次のようなものが
挙げられる。
【0003】特開昭62−254753号において、足
や脚部の運動不足によってもたらされる血液循環不足に
よって脚部の深い部分の血管に血液のうっ血やうっ濁が
見出される。脚の筋肉、特にふくらはぎの筋肉の運動
は、脚の深い部分の血管の血液の移動を助けるために、
凝血形成の危険が少なくなるのである。かかる事態に対
処するためにふくらはぎ部分及び足裏を弾性硬質材料か
らなるストッキング状物で締め付けるようにして足部分
のみを屈曲させることでふくらはぎの筋肉を伸縮させ脚
部の深い部分の血液の圧送を行わせ仰向け姿勢で使用さ
れる血流停止防止装置について述べている。また、特表
平8−504118号において、脚のふくらはぎに膨張
圧を負荷するためのカフと、足の踵とつま先との間の足
底の部分に膨張圧を加える膨張しうる足踏みポンプ及び
それらの制御装置を備え、足踏みポンプの作用で刺激さ
れる静脈還流を支える皮静脈の還流にとどまらず深静脈
の還流を活性化する血流刺激装置について述べている。
他に、特開平3−287801号においては、アンクル
部、ふくらはぎ部、太もも部の順に締め付ける力が減少
するようなストッキングを用いて、歩行などによる血行
を促進することが記載され、特開平7−184969号
には、マットに横たわって膝を屈曲させ足を袋体に挿入
して足裏を加圧するマッサージ装置が記載され、特開平
9−271501号には椅子に腰掛けて脚をマッサージ
部に載せ足を踏ん張った状態にして足とふくらはぎに微
震動を与えてマッサージを行う装置が記載されている。
以上述べた技術はいずれも脚部のいずれかの箇所を圧迫
するか振動体を接触させて筋肉に刺激を与えることで血
行を促進させることが基本となっているものである。本
願に類似する先行技術としては、特願昭63−2318
30号と実願平4−65876号が挙げられる。いずれ
も1個の足載台に両足を伸ばした状態で載置し上体と下
半身あたかも魚が泳ぐように左右に往復動し腹部が左右
にくねるように揺動させるものである。更に特開平10
−328262号において、椅子に横たわり足載せ部が
左右方向に往復移動させる装置が記載されている。この
例も両足を1個の足載せ部に載せているので下半身が腰
部を中心にして左右にひねられる。この状態では揺動中
に自然に脚部は延びた状態になりふくらはぎの筋肉は延
びた状態となり、一見ふくらはぎ部が宙に浮いてリラッ
クスしているように見えるが脚部の筋肉は緊張した状態
となる。足受け部材も浅い凹部に両足を揃えて載せるだ
けで把持するような構造は見受けられない。本願発明は
踵や足首部分を揺動体で把持し膝を曲げた状態でも足が
伸びないように工夫し、脚部を個々に対向方向に揺動す
るので腰を中心に上体と下半身をくねらせる動作とは異
なるものである。人が仰向け或いはうつ伏せの状態で使
用可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、脚部の筋肉を直接刺激あるいは加圧するこ
となく血行を促進させ浮腫や静脈粒を軽減するほか脚部
の筋や筋肉をやわらげる装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、脚部に少なく
とも腰部から上の体重が可及的かからないような状態
で、ふくらはぎの筋肉(下肢三頭筋)及び/又は大腿四
頭筋に緊張を与えないように膝を曲げた姿勢において、
踵部や足首部分を揺動体で把持し、この揺動体を主に左
右方向(脚の開閉方向)に揺動させることで、ふくらは
ぎの筋肉(下腿三頭筋)及び/又は大腿四頭筋を揺すり
脚部血液及びリンパ液の還流促進を図るようにする。揺
動体は、揺動運動を行う揺動部材に踵部や足首部分を把
持する踵部把持部材と膝部分を把持する膝部把持部材を
固定もしくは着脱可能に装備しているものである。従っ
て、踵部や足首部分を揺動するか膝部分を揺動するかあ
るいはこれら双方を揺動するかいずれかを選択し得るよ
うになっている。ふくらはぎの筋肉(下肢三頭筋)や大
腿四頭筋に緊張を与えない状態はこれらの筋肉が一種の
物体とみなすことができるから、脚部を前記の揺動体で
揺するとこれら筋肉も揺すられることになり血管やリン
パ管を刺激して逆流防止弁を血液やリンパ液が通過しや
すくする。脚の開閉方向とは両足を中心に向かう方向と
中心から遠ざかる方向即ち対向方向に揺動する事を意味
しており、そのために両足を個々に把持する揺動体が設
けられる。
【0006】そして、踵部や足首部分を可及的に腰部よ
り高い位置に前記揺動体で把持し、該揺動体を主に左右
方向(脚の開閉方向)に揺動させることで、ふくらはぎ
の筋肉(下腿三頭筋)及び/又は大腿四頭筋を揺すり脚
部血液及びリンパ液の還流促進を図るようにする。この
姿勢は脚部に外部から圧力がかからないような格好にな
っており、重力の作用も加味されてふくらはぎ内の静脈
やリンパ液を積極的に上半身の方へ流すことができる。
膝の裏側の屈曲角度は90度より大きい方が好ましく、
大腿部裏側の水平面からの立ち上がり角度は90度より
小さい方が好ましい。
【0007】また、腰掛け可能な用具を用いて、臀部及
び/又は腰部を支える姿勢をとり、踵部や足首部分を前
記揺動体で把持し、該揺動体を主に左右方向(脚の開閉
方向)に揺動させることで、ふくらはぎの筋肉(下腿三
頭筋)を揺すり脚部血液及びリンパ液の還流促進を図る
ようにする。この場合の臀部及び/又は腰部を支える姿
勢とは、単純に椅子やソファあるいは台座に腰掛けるか
背もたれを倒して臀部及び/又は腰部に上体の荷重がが
かかるような姿勢を指すものである。更に専用の椅子と
セットにすれば効率の良いものを提供できる。また揺動
体は前出の踵把持部材を装備したものであり膝部把持部
材を併用してもよい。血液やリンパ液に対する重力の作
用を考慮すると上体を横にする前述の手法には及ばない
が、事務所や作業場、家庭の居間などで手軽に用いるこ
とができるから度々用いることで目的を達成できる。
【0008】更に、上述したような腰掛けた姿勢をと
り、臀部及び/又は腰部の支えの高さを調節したり足裏
部を持ち上げるなどして座面が大腿四頭筋を圧迫しない
ように成し、踵部や足首部分及び/又は膝部分を前記揺
動体で把持して該揺動体を主に左右方向(脚の開閉方
向)に揺動させることで、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭
筋)及び/又は大腿四頭筋を揺すり脚部血液及びリンパ
液の還流促進を図るようにする。この場合の揺動体は踵
部把持部材及び/又は膝部把持部材を装備している。踵
部把持部材に加えて膝部把持部材を併用すれば更に脚部
全体を揺することができる。一般的に椅子に腰掛けた状
態では大腿部の裏側は椅子の座面に接しており、少なか
らず座面はその大腿部を押し上げて圧迫するような格好
になっている。従って血液やリンパ液をより効率よく環
流させるには大腿部と座面の間に隙間が生じるようにす
るのが好ましい。
【0009】装置の構成の特徴として、ふくらはぎの筋
肉(下腿三頭筋)を揺する際に、脚部が過度に開かない
ように膝部分の側面から付勢するための膝部当接部材を
設けて、該膝部当接部材の一部を可撓性材料で構成す
る。膝部当接部材は膝把持部材に替えて用いるもので装
置の基板に固定され揺動させないものである。踵把持部
材を装備した揺動体で踵部や足首部分を揺動し、ふくら
はぎの筋肉(下腿三頭筋)を揺する際に、膝部分が開き
すぎると筋肉の揺動が効率よく行われない。本発明では
脚部の緊張を取り除く姿勢を要件としているから、大腿
部や下肢部は自由に動かせるので膝部は概ね広がる傾向
を示すものである。踵部や足首部分を把持しながら体の
正面から見て主に左右方向に揺するから、その変位量が
できるだけ大腿部にも伝達させるためには脚の付け根と
膝と足首は同一縦面内にあるような位置を占めることが
好ましい。従って膝の側面を常時押圧しないような当接
部材を設けている。この当接部材は膝部分が押し当たっ
た場合に柔らかく受けとめ反動で押し返すようにするた
めに片側端部が基板に固定され他の側端部は自由端とし
て構成するので、その固定部分か中央部分に板バネ、ゴ
ム、軟質樹脂材などの可撓性材料を用いる。しかしあま
り柔らかい材質では膝部が大きく揺れるから適度の堅さ
が必要である。
【0010】踵から大腿部に至る部分を腰部より高い位
置に維持し、更に踵部や足首部分を膝部より高い位置に
揺動体で把持し、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)及び
/又は大腿四頭筋を揺するように前出の揺動体で揺動す
る。過度の浮腫や静脈瘤の兆候がある場合あるいは長期
入院患者にはこの手法が好ましい。この姿勢は上体を仰
向けの状態にするから血液やリンパ液は重力の作用も受
けて逆流防止弁を押し広げやすい体勢であり脚部の深い
部分の血液やリンパ液の環流も十分に促進することがで
きる。
【0011】前記揺動体の一部に可撓性部材を備えて揺
動体が方向を反転する際の衝撃をやわらげるようにす
る。人がうつ伏せの状態で膝までマットや畳に接するよ
うにして足首部分を持ち上げ揺動体で把持しふくらはぎ
を揺するように揺動させる場合は、脚部全体を揺するの
に比べて揺動される部分の長さが短いので揺動体が反転
するときの急激な加速度の変化が人には強く感じられ
る。可撓性部材には単に曲げる事が可能な材料に限らず
板バネのような弾性材を含むものである。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を用いて説明する。
【実施例1】図1は本発明になる浮腫・静脈瘤軽減装置
1をマット2の上において、人が仰向けの状態で使用し
ているところを示す斜視図である。揺動体3は揺動部材
4と踵部把持部材5で構成される。脚部を上半身より高
くなるように、踵部や足首部分を揺動体3に装備した踵
部把持部材5の上に載せ、膝を屈曲させて膝部当接部材
6の間に置く。この状態ではふくらはぎの筋肉7と大腿
部の大腿四頭筋8は緊張のない状態である。偏心カム9
とこれを駆動する駆動軸10の回転により揺動体3は揺
動し踵や足首部分を円弧を描くが主に水平方向に揺動し
ふくらはぎの筋肉を左右方向に揺する。膝部当接部材6
は中央部をゴム材の可撓性材料で構成し、踵部の揺動に
連動して膝の大きな横揺れを緩和し僅かな動きにとどめ
るようになっていて、ふくらはぎの揺動を大腿部に伝達
する。なお、膝部当接部材の当接部6aはU字型を成し
立ち上がり面は発泡ゴム材を介して膝の側面に当接し膝
が過剰に倒れないようにすると共にU字型の底部は膝の
裏側を圧迫しないような位置にとどめる。更に上述した
姿勢において、踵部分を膝より高い位置に保持して、ふ
くらはぎの筋肉(下腿三頭筋)7を揺動する。この姿勢
はふくらはぎ内の静脈やリンパ液を積極的に上半身の方
へ流すための有利な姿勢である。膝の裏側の屈曲角度は
90度より大きい方が好ましく、大腿部裏側の水平面か
らの立ち上がり角度は90度より小さい方が好ましい。
なお、膝部当接部材の替わりに膝部把持部材を用いて膝
部を積極的に揺動し、踵部と膝部を同時に揺動する。こ
の時、これら各部の揺動タイミングは同一もしくは異な
る位相で行ってもよい。この場合は揺動駆動部は2箇所
に設けることになる。
【0013】図2は本発明の浮腫・静脈瘤軽減装置1を
示す拡大斜視図である。基板11は硬質の剛性の高い木
質板で各種の部材をネジ止めすることができる。揺動部
材4の片側端部は基板にネジ止めされた固定板12に設
けた軸13を支点として回動可能に軸支され、その中間
部には偏心カムレバー14が連結されていて、駆動軸1
0に固定された偏心カム9により駆動される。この駆動
軸は減速機付きモータ17により回転される。駆動軸1
0の片側端部はモータの出力軸に連結され他の側端部は
軸受け18により軸支されて揺動体3及び3aの揺動運
動を受けとめるようになっている。本実施例では2個配
置された揺動体3及び3aはそれぞれに偏心カムを連動
させ揺動体の双方が同時に駆動軸に近づき又同時に離れ
るように調整されている。また、揺動部材4,4aの他
の側端部には踵や足首部分を支えるように略U字型の踵
部把持部材5,5aを設ける。この踵部把持部材の内側
には発泡ウレタンのような弾性体が帖着してあり踵や足
首部分の形状に密着しやすいようになっている。膝部当
接部材6の材質は中央部が膝部の揺動運動に抗して左右
にある程度揺れる必要があり本例ではゴム材を用いてい
る。他に軟質樹脂あるいは板バネなどの可撓性材料が用
いられる。膝部分の側面を受ける当接部6aは縦長のU
字型で膝部分の横揺れに対向できるように硬質の樹脂で
構成される。人の体の形状は身長により異なるから膝部
当接部材の高さの調節、揺動体の振幅の調節、それぞれ
の位置関係の調節など可変に構成することは特に図示し
ていないが通常の手法で達成することができる。駆動軸
10の回転数は毎分100〜300回程度であるが15
0〜240回程度が好適である。本発明は微震動を筋肉
に伝達するのではなく、ふくらはぎの筋肉や大腿四頭筋
が揺すられるようにすることを主眼にしているので高い
周波数の振動を必要としない。踵部把持部材5の振幅は
20〜100mmの範囲で使用されるが50mm程度が
揺するような感覚になる。上述した例では踵部や足首部
分の高さと膝部分の高さがほぼ同じ高さになっている。
更に、踵部や足首部分を膝より高くすると下肢全体の血
液及びリンパ液の環流は効率よく促進される。
【0014】以上述べた本発明装置は基板の上に各部材
を装着しているので、図3に示すように基板11の下面
にキャスター19が取り付けられた脚20を設けて調整
ネジ21により脚の高さを自在に調整するようにすれば
椅子やソファーに腰掛けて用いることも可能で、背もた
れを水平に倒すことができるような椅子を用いれば更に
好都合であり、ソファーの場合は上半身を水平に仰向け
に横たえることができるから事務所でも使用することが
できる。
【0015】図4はふくらはぎ7の筋肉周辺の模式断面
図であり、図の上が脚の前側である。22は深部の静脈
であり、23が表面の静脈、24は連絡の静脈である。
静脈にはそれぞれ逆流防止弁25があり、ふくらはぎの
筋肉26が弛緩すると連絡の静脈の逆流防止弁が開き、
筋肉が収縮すると深部静脈が圧迫され逆流防止弁を開き
血液が心臓の方へ流れる。リンパ管も同様に全身にめぐ
らされており逆流防止弁を備えているから筋肉の伸縮に
よるポンプ効果を利用してリンパ液の還流を促進させ静
脈を経て心臓に戻るような仕組みになっている。従っ
て、健康な人でも長時間の立ち仕事や椅子に座ったまま
の状態では足裏からの圧力の変動や筋肉の伸縮が行われ
ないから足の浮腫が発生する。また静脈の血液の流れが
悪くなって局部的に血管が異常に拡張しすると、蛇行し
て瘤になる静脈瘤は下肢に多く見られる症状である。更
に、腎臓や肝臓に疾患がありホルモンのバランスが崩れ
ている人や老人においては、体の組織圧が低下し細胞の
間に血管から水分がにじみ出て細胞と細胞の間に水分が
たまりやすくなり、またリンパ液の循環が悪くなると組
織の細胞の間にリンパ液が溜まりやすく浮腫が起こると
されている。
【0016】本発明では脚部を上半身より高い位置に保
持して重力が血液に作用し逆流防止弁を押し広げやすく
すると共に脚部を直接支えるようなところが無いので筋
肉の圧迫や緊張感がなく、ふくらはぎの筋肉を揺するの
で適度の刺激を血管に与えるから血液やリンパ液の還流
が容易になるものである。踵から足首の部分を揺すると
下肢部は股関節、顆状関節(膝)、蝶番関節(足首)が
動きやすく蛇行するように揺すられる。上述した例では
踵部や足首部分の高さと膝部分の高さがほぼ同じ高さの
場合を説明したが踵部や足首部分の高さが更に高いと脚
部の血液やリンパ液の環流が促進されることは明らかで
ある。
【0017】
【実施例2】以上述べた実施例1では上体を横にする姿
勢が基本になっており、場所によっては用いづらいとこ
ろもある。そこで多少効果的には劣るとしても手軽に度
々用いることで目的を達成しうる装置を次ぎに説明す
る。図5は、人が椅子30に座して脚部31を揺する浮
腫・静脈瘤軽減装置1aを示す斜視図である。揺動体3
2は略L字型の側面形状をなす揺動部材33と踵部や足
首部分を把持する踵部把持部材34と膝部分を把持する
膝部把持部材35で構成される。これらの把持部材は特
にその詳細を図示しないがネジ止め、嵌入など通常の手
段で固定もしくは着脱可能に揺動部材に取り付けられ
る。足裏を揺動部材33の横方向の面側に載せ踵や足首
部分を踵部把持部材34に入れ、膝部分を膝部把持部材
35に入れる。この時に、椅子30の高さを調節して、
脚部を緊張のない状態にするとともに椅子の座面が大腿
部の裏側に接しないようにする。揺動体32が水平方向
に人の正面からみて左右方向に往復運動すると膝部と踵
部や足首部分は積極的に左右方向に揺れるからふくらは
ぎの筋肉7と大腿部の大腿四頭筋8はそれぞれの自重に
より自由に揺動し、静脈やリンパ管を刺激し血液やリン
パ液の環流を促進する。特に上記筋肉が一種の物体とし
て揺動することで深層の静脈内の血液を積極的に動かす
効果を奏する。上体が腰部より高い位置にある分だけ環
流に重力の抵抗がかかるが血液を動かす力が逆流防止弁
を押し広げて環流が促進される。大腿部の下側が椅子の
座面に接触していないから揺動運動は臀部にも達し長時
間椅子に座ったときの臀部の不快感は軽減される。椅子
の高さがやや高い位置にあって大腿部の下側が座面に接
しているときは主にふくらはぎの筋肉が揺動されるから
前出の上体よりはやや効果が劣るが目的は達せられる。
なお、踵部把持部材と膝部把持部材を着脱可能に構成し
ているのは、人には個人差や症状にも差があって、踵や
足首部分を揺するか膝部分を揺するかあるいは双方を必
要とするかの選択が自由に行える方が好ましいものであ
る。
【0018】本実施例の装置の詳細を図6を用いて説明
する。アルミニウム製の基板36にシャフト37を平行
に固定しシャフト上にスライドベアリングを介して揺動
部材33が一対設けられる。揺動部材33は側面形状が
略L字型の板状体で樹脂製である。横方向の面には踵や
足首部分を把持する踵部把持部材34が取着される。該
踵部把持部材の内面は発泡ウレタンからなるクッション
材38が帖着されており踵から足首部分を把持するよう
になっている。また揺動部材の縦方向の面側の上方端部
には膝部把持部材35がはめ込まれ特にその詳細は説明
しないがネジ止めなどの手法により着脱可能である。同
様に内面にはクッション材38が帖着されている。膝部
把持部材は膝部を挿入した場合十分な奥行きを有して膝
の側面に当接し圧迫しないよう内幅がネジで調整する構
造をとっている(図示せず)。踵部把持部材も同様な構
造にてなっている。揺動体32はモータ39にて駆動さ
れる一対の偏心カム40とこれに接続される連結材41
により揺動される。本例ではモータの回転軸を縦方向に
しているが、揺動部材33の縦方向の面を駆動するよう
にしてモータ回転軸を横方向にしてもよい。なお、本実
施例の揺動部材の横方向の面と縦方向の面の拡開角度は
特に限定しているものではないが、脚部をリラックスさ
せた状態では90度より大きい角度が好ましい。また駆
動系統を増やして踵部把持部材と膝部把持部材を個別に
揺動するようにしてもよく、それぞれの揺動運動の位相
が必ずしも一致しない場合も含まれる。人の体格は個人
差があり踵部把持部材と膝部把持部材の間隔は調整可能
にすべきであり、本実施例では特に図示して説明しない
が、各部材の寸法や間隔の調整機構を施した装置も本発
明に含まれるものである。基板36には高さ調整ボルト
42が取り付けられており足裏の高さや傾きを調整する
ことができる。
【0019】
【実施例3】図7(a)は、揺動部材3bを構成する揺
動部材4と足首把持部材45の間に板バネ46を設けた
浮腫・静脈瘤軽減装置1bを示す斜視図である。偏心カ
ム9の回転により変位量が偏心カムレバー14により揺
動部材4に伝達され、これに伴って板バネ46と足首把
持部材45が揺動する。人がうつ伏せの状態で膝までマ
ットに接するようにし、足首を足首把持部材の上に載
せ、モータ17に通電し駆動軸10を回転させ偏心カム
9を回転させ足首を揺動する。足首把持部材45に膝下
の荷重がかかるので揺動部材4が方向を反転するときに
慣性を板バネ46がやわらかく吸収して足首を揺動する
ので衝撃を感じさせない。モーターの回転数を手元にて
制御すれば適切な揺動感を得ることができる。同図
(b)は、浮腫・静脈瘤軽減装置1bにカバーを取り付
けて人が本装置を使用しているところを示す説明図であ
る。膝から足の先端までが上体より高い位置にありふく
らはぎの筋肉は緊張のない状態で左右に揺すられる。足
首を揺すると自然に大腿部もマットにより揉まれるよう
に運動する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、脚部に浮腫が生じ
るような場合に、体を仰向けにして脚部を上半身より高
くして安静にすることは看護の大切な要件であるが、本
発明では、更にふくらはぎの筋肉を主に水平方向に揺す
る操作を行って静脈の血液やリンパ液の還流を促進させ
るので比較的短い時間にて浮腫の解消を図ることができ
る。本発明装置はキャスター付きの脚部を設けて手軽に
移動しうるから、椅子の背もたれを倒すかソファーに仰
向けになって事務所内でも手軽に利用することができる
ので長時間椅子に座って作業を行う人にとって健康促進
にも役立つものである。更に腰掛けたままでも使用でき
る簡便な装置も提案しているので、事務所などでも度々
使用することで脚部における血液やリンパ液の環流を促
進させることができる。また家庭などでは、うつ伏せに
なって足首を揺することでも目的を達成することができ
る。過度な運動ができない介護を必要とする人にも優し
い刺激を与えることができる。昨今の作業環境や交通手
段の発達により人は脚部をあまり動かさない様になって
おり、長時間椅子に座ったり立ち仕事に従事する人にと
って脚部の筋や筋肉の硬化をやわらげるなど本発明の装
置を用いて顕著な効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の用い方の1例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明装置の全体を示す斜視図である。
【図3】本発明装置にキャスター付きの脚を設けた例を
示す斜視図である。
【図4】ふくらはぎ内部の模式断面図である。
【図5】本発明装置の別の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明装置の別の実施態様を示す装置拡大斜視
図である。
【図7】(a)は本発明装置の別の実施態様を示す斜視
図であり、(b)は使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a 浮腫・静脈瘤軽減装置 3,3a 揺動体 4 揺動部材 5 踵部把持部材 6 膝部当接部材 7 ふくらはぎ筋 8 大腿四頭筋 9 偏心カム 10 駆動軸 12 固定板 14 偏心カムレバー 17 モータ 18 軸受け 20 脚 22 深部の静脈 23 表面の静脈 24 連絡の静脈 25 逆流防止弁 26 筋肉 32 揺動体 33 揺動部材 34 踵部把持部材 35 膝部把持部材 36 基板 37 シャフト 38 クッション材 39 モータ 40 偏心カム 41 連結材 45 足首把持部材 46 板バネ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部に少なくとも腰部から上の体重が可
    及的かからないような状態で、ふくらはぎの筋肉(下肢
    三頭筋)及び/又は大腿四頭筋に緊張を与えないように
    膝を曲げた姿勢において、踵部や足首部分を揺動体で把
    持し、この揺動体を主に左右方向(脚の開閉方向)に揺
    動させることで、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)及び
    /又は大腿四頭筋を揺すり脚部血液及びリンパ液の還流
    促進を図る脚部の浮腫・静脈瘤軽減装置。
  2. 【請求項2】 踵部や足首部分を可及的に腰部より高い
    位置に前記揺動体で把持し、該揺動体を主に左右方向
    (脚の開閉方向)に揺動させることで、ふくらはぎの筋
    肉(下腿三頭筋)及び/又は大腿四頭筋を揺すり脚部血
    液及びリンパ液の還流促進を図る請求項1に記載の脚部
    の浮腫・静脈瘤軽減装置。
  3. 【請求項3】 腰掛け可能な用具を用いて、臀部及び/
    又は腰部を支える姿勢をとり、踵部や足首部分を前記揺
    動体で把持し、該揺動体を主に左右方向(脚の開閉方
    向)に揺動させることで、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭
    筋)を揺すり脚部血液及びリンパ液の還流促進を図る請
    求項1に記載の脚部の浮腫・静脈瘤軽減装置。
  4. 【請求項4】 腰掛け可能な用具を用いて、臀部及び/
    又は腰部の支えの高さを調節したり足裏部を持ち上げる
    などして前記用具の座面が大腿四頭筋を圧迫しないよう
    に成し、踵部や足首部分及び/又は膝部分を前記揺動体
    で把持して該揺動体を主に左右方向(脚の開閉方向)に
    揺動させることで、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)及
    び/又は大腿四頭筋を揺すり脚部血液及びリンパ液の還
    流促進を図る請求項1または3のいずれか1項に記載の
    脚部の浮腫・静脈瘤軽減装置。
  5. 【請求項5】 ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を揺す
    る際に、脚部が過度に開かないように膝部分の側面から
    付勢するための膝部当接部材を設けて成り、該膝部当接
    部材の一部が可撓性材料で構成されることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の脚部の浮腫・静脈
    瘤軽減装置。
  6. 【請求項6】 踵から大腿部に至る部分を腰部より高い
    位置に維持し、更に踵部や足首部分を膝部より高い位置
    に揺動体で把持し、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)及
    び/又は大腿四頭筋を揺するように前記揺動体で揺動す
    る請求項1,2,5のいずれか1項に記載の脚部の浮腫
    ・静脈瘤軽減装置。
  7. 【請求項7】 前記揺動体の一部に可撓性部材を備えて
    成る請求項1又は2に記載の脚部の浮腫・静脈瘤軽減装
    置。
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Cited By (9)

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