JP3095665U - モータ用回路基板の接続構造 - Google Patents

モータ用回路基板の接続構造

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JP3095665U JP2003000472U JP2003000472U JP3095665U JP 3095665 U JP3095665 U JP 3095665U JP 2003000472 U JP2003000472 U JP 2003000472U JP 2003000472 U JP2003000472 U JP 2003000472U JP 3095665 U JP3095665 U JP 3095665U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータに取り付けた複数の導電ピンの傾き
や半田の付着を考慮し、ステータに関連して固定される
回路基板のピン貫通用孔の位置や孔径を工夫する。 【解決手段】 モータのステータ30に取付けた導電ピ
ン40a〜40cにこのステータにおける歯状部30a
〜30d部分に巻装されたコイル線38を巻きつけて電
気的に接続し、このピンがモータ用プリント基板52に
設けたピン貫通用孔54a〜54cに貫通するようにプ
リント基板をステータに隣接して設置し、プリント基板
上のピン貫通用孔の周囲に形成した半田付け用ランドと
導電ピンとを半田付けしてプリント基板をステータに関
連して固定すると共に、コイル線をプリント基板上に形
成した回路に電気的に接続する。プリント基板には、ピ
ン貫通用孔の中心が導電ピンのステータにおける取付位
置の対向位置から少なくとも0.3mm以上コイル線の
引っ張り方向にずれるようにピン貫通用孔を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ファンモータ等のDCモータにおいて使用する回路基板の接続構造 に関し、特にステータに取付けた導電ピンにコイル線を巻きつけてこれを回路基 板のピン貫通用孔に貫通しコイル線を回路基板の回路に電気的に接続するように したものの改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ファンモータ等のDCモータにおいては、ステータに巻装されたコ イル線を回路基板に接続する場合、ステータに取り付けた導電ピンにコイル線を 巻回し、この導電ピンを回路基板に貫通させて接続する手法が採用されている( 例えば、特許文献1,特許文献2及び特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】 実公平7−47965号公報
【特許文献2】 実公平5−37650号公報
【特許文献3】 実開昭59−34492号公報 図4は、このような従来のDCモータをファンモータに適用した場合を示した ものである。モータ部を支持する円形支持部10は樹脂製枠状ファンハウジング (特許文献2のケースに相当)の中央部に設けられ、この支持部10の中央部に 有底円筒状軸受ハウジング12が一体に形成されている。
【0004】 軸受ハウジング12には、その内周面に焼結合金製の円筒状第1含油スリーブ 軸受14が嵌合されると共に、この第1含油スリーブ軸受14の内側上下にそれ ぞれ焼結合金製円筒状第2含油スリーブ軸受16が配置され、さらに内底面にス ラスト受け18が固定されており、インペラ20の回転軸22が軸受ハウジング 12内にその開口端より挿入され、回転軸22の周面が両第2含油スリーブ軸受 16に摺接し回転軸22の端面がスラスト受け18に当接し、回転自在に支持さ れている。第1含油スリーブ軸受14は第2含油スリーブ軸受16より含油率が 高く設定され、第2含油スリーブ軸受16は第1含油スリーブ軸受14より耐摩 耗性が高く形成されている。
【0005】 インペラ20は、カップ状ロータ本体24とその周面に配置した複数の羽根2 5とを一体に樹脂成形すると共に、この成形時に回転軸22をインサート成形し て構成され、ロータ本体24の周壁内面に円筒状ヨーク26を介してロータマグ ネット28が固定されている。ロータマグネット28は円筒状であり、例えば周 方向に4つの磁極が隣り合う磁極が互いに異なるよう配列されている。
【0006】 軸受ハウジング12の外周にはステータ30が外嵌固定されている。このステ ータ30は、例えば図5に示すように、周方向に4個の歯状部30a,30b, 30c,30dを配列した4スロット構成であり、複数枚のラミネーションを軸 線方向に積層してなるステータコア32と、ステータコア32に軸線方向両側か ら装着され各歯状部30a〜30dの外周面を除く部分を被覆した絶縁樹脂製の インシュレータ34,36と、ステータコア32の各歯状部30a〜30dにイ ンシュレータ34,36を介して巻回されたコイル線38とを備えてなる。
【0007】 軸受ハウジング12の開口端側に位置する一方のインシュレータ34には、ス テータコア32の内周縁部分より立ち上がる円筒部34xを有し、この円筒部3 4xの内周に軸受ハウジング12に係合してステータ30の抜け止めを行う係合 部34yが形成されている。
【0008】 軸受ハウジング12の基部側に位置する他方のインシュレータ36には、ステ ータコア32の内周縁部分より立ち上がる円筒部36xが形成され、これが軸受 ハウジング12の外周に嵌合する。さらに他方のインシュレータ36には、各歯 状部30a〜30dに対応して突部36a〜36dが設けられ、この4個の突部 36a〜36dのうち3個の突部36a〜36cにそれぞれ導電ピン40a〜4 0cが植設されている。各導電ピン40a〜40cは互いに電気的に絶縁され、 各導電ピン40a〜40cには2相のコイル線38の巻き始めと巻き終わりの線 端が3〜4回巻かれ(からげられ)、この部分が半田付けされて電気的にコイル 線38とそれぞれの導電ピンとが接続されている。
【0009】 ハウジングの支持部10とステータ30との間には、モータ駆動回路を組み込 んだ回路基板としてのプリント基板42が配置されている(図4及び図6のプリ ント基板42にはこれに実装される電子部品は省略してある)。プリント基板4 2には、ステータ30の各導電ピン40a〜40cに対応してピン貫通用孔44 が透設されており、プリント基板42の支持部10側の面における各ピン貫通用 孔44の周囲に半田付け用ランドが設けられ、これがプリント基板42において モータ駆動回路に配線されている。コイル線38が接続された各導電ピン40a 〜40cはプリント基板42の各ピン貫通用孔44に挿通され、この各導電ピン 40a〜40cとそれぞれの半田付け用ランドとを半田付けすることにより、プ リント基板42がステータ30に関連して固定され、さらに、ステータ30のコ イル線38がプリント基板42上のモータ駆動回路に電気的に接続される。
【0010】 ファンモータのステータ30におけるコイル線38の巻き方により、3本の導 電ピン40a〜40cの全てにコイル線38が半田付けされる場合と2本の導電 ピン40b、40cのみにコイル線38が半田付けされる場合がある。図5及び 図6では2本の導電ピン40b、40cにコイル線38の線端を半田付けした場 合を示しており、コイル線38の巻始め端部38Aが導電ピン40bに巻かれ、 コイル線38の巻終わり端部38Bが導電ピン40cに巻かれ、半田付けされて いる。
【0011】 プリント基板42のピン貫通用孔44のプリント基板42の中心からの距離は 、ステータ30における導電ピン40a,40b,40cの埋設位置のステータ 30の中心からの距離と同じ値にされている。
【0012】 ステータ30とプリント基板42とは、図6に示すように、上下反転させた状 態のステータ30に対しその上方からプリント基板42を下降し、ステータ30 の3個の導電ピン40a,40b,40cをプリント基板42の3個のピン貫通 用孔44にそれぞれ挿入し組合せられる。従ってステータ30とプリント基板4 2とを組合せる場合に、プリント基板42のピン貫通用孔44の上から見ると導 電ピン40a〜40cに傾きがなければ、導電ピン40a〜40cはそれぞれピ ン貫通用孔44の中心に見え、導電ピン40a〜40cはピン貫通用孔44にな めらかに挿入され貫通させることができる。
【0013】 ステータ30とプリント基板42との組合せ後は、各導電ピン40a〜40c とプリント基板42の各ピン貫通孔44の周囲に設けた半田付け用ランドとが半 田付けされ、プリント基板42がステータ30に固定され、同時にコイル線38 がプリント基板42上に形成した回路と電気的に接続される。
【0014】 導電ピン40a〜40cをプリント基板42に半田付けする際に、ピン貫通用 孔44の孔径が大き過ぎると、プリント基板42のピン貫通用孔44の内周縁と 導電ピン40a〜40cの間に隙間ができて半田で接続することができなくなる 。通常ピン貫通用孔44と導電ピン40a〜40cの間の隙間は0.3mm前後 になるようにプリント基板42のピン貫通用孔44の孔径は選定されている。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなモータのステータ組立体においては、一般にコイル 線38をステータ30の4つの歯状部30a〜30dに巻く場合、ある程度コイ ル線38に張力をかけてコイル線38をきつく巻きつける。この為、コイル線3 8の巻き始め端部38Aや巻き終わり端部38Bを導電ピン40b、40cに巻 きつけ半田付けすると、コイル線38が導電ピン40b、40cをステータ30 の中心方向に引張ることになり、特にコイル線38が太くコイル線38にかける 張力が大きい場合は導電ピン40b、40cがステータ30の中心に傾いてしま う。
【0016】 従来のプリント基板42では、図5及び図6に示すように、導電ピン40b、 40cがコイル線38によってステータ30の中心方向に引張られ導電ピン40 b、40cがステータ30の中心方向に傾いた場合、プリント基板42のピン貫 通用孔44の上から見ると導電ピン40b、40cがピン貫通用孔44の中心か らずれて見え、ステータ30とプリント基板42を組合せる場合に導電ピン40 b、40cがピン貫通用孔44に滑らかに挿入できないという問題があった。
【0017】 更に導電ピン40a〜40cにコイル線38が巻かれて半田付けされた場合、 導電ピン40a〜40cの径が半田の付着で太くなり、プリント基板42のピン 貫通用孔44に滑らかに挿入できないという問題があった。
【0018】 プリント基板42と導電ピン40a〜40cの隙間は0.3mm前後あるので 、導電ピン40a〜40cの傾きや半田付け後の径の太さがこの値以下ならば、 各導電ピン40a〜40cはピン貫通用孔44に挿入可能だが、それ以上では滑 らかに挿入できないことになる。
【0019】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意してなされたものであ り、その目的とするところは、ステータに取り付けられた複数の導電ピンの傾き や半田の付着を考慮し、ステータに関連して固定される回路基板のピン貫通用孔 の位置や孔径を工夫することで、ステータと回路基板との組合せに際し導電ピン がピン貫通用孔に滑らかに挿入できるようにすることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案のモータ用回路基板の接続構造においては 、モータのステータに取付けた導電ピンに該ステータにおける歯状部分に巻装さ れたコイル線を巻きつけて電気的に接続し、このピンがモータ用回路基板に設け たピン貫通用孔に貫通するように前記回路基板をステータに隣接して設置し、前 記回路基板上の前記ピン貫通用孔の周囲に形成した半田付け用ランドと前記導電 ピンとを半田付けして前記回路基板を前記ステータに関連して固定すると共に、 前記コイル線を前記回路基板上に形成した回路に電気的に接続するモータ用回路 基板の接続構造において、前記回路基板には、前記ピン貫通用孔の中心が前記導 電ピンの前記ステータにおける取付位置の対向位置から少なくとも0.3mm以 上前記コイル線の引っ張り方向にずれるように前記ピン貫通用孔が設けられてい ることを特徴とするものである。
【0021】 上述の考案において、前記ステータは、ステータコアと該ステータコアに軸線 方向両側から積層されたインシュレータとを有し、前記導電ピンは前記インシュ レータに埋め込んで固定されている構成とすることができる。また、前記導電ピ ンは、前記ステータの複数の歯状部毎にこれに関連して設けられており、前記歯 状部毎の導電ピンには前記コイル線が接続されるものとコイル線が接続されない ものとが存在し、前記コイル線が接続されない導電ピンが貫通する前記回路基板 の前記ピン貫通用孔は、その中心が当該導電ピンの前記ステータにおける取付位 置の対向位置に配置されている構成とすることができ、この場合、前記コイル線 が接続される導電ピンに対応する前記回路基板のピン貫通用孔は、前記コイル線 が接続されない導電ピンに対応する前記回路基板のピン貫通用孔に比較し、孔径 が少なくとも0.3mm以上大きく設定されているのがよい。
【0022】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態につき、図面を用いて説明する。なお、この図面で示した 符号のうち従来技術で説明した符号と同じものは同じか又は同等の部品を示すも のとする。
【0023】 [第一の実施形態] 図1は本考案の第一の実施形態を示す回路基板としてのプリント基板50の裏 面図である。このプリント基板52は、図4で説明したファンモータにおけるス テータ30とハウジングの支持部10との間に配置されていたプリント基板42 に代わるものであり、ステータ30に設けられた導電ピン40a〜40cが貫通 されるピン貫通用孔54a、54b、54cがドリルなどを用いて透設されてい る。
【0024】 この実施形態では、プリント基板52の3個のピン貫通用孔54a、54b、 54cのうち、コイル線38の端部がからげて半田付けされる導電ピン40b、 40cにそれぞれ対応するピン貫通用孔54b、54cの孔径が1.7mm、導 電ピン40aに対応するピン貫通用孔54aの孔径が1.3mmとされている。 又、1.7mmの孔径とされたピン貫通用孔54b、54cはプリント基板52 の中心から14mmの距離にあり、1.3mmの孔径とされたピン貫通用孔54 aはプリント基板52の中心から15mmの距離にある。
【0025】 図2はコイル線38を図示省略したステータ30を示したものであり、従来技 術で説明したように、ステータ30には4個の歯状部30a〜30dのうち3個 の歯状部30a〜30cに対応して(他方のインシュレータ36の各突部36a 〜36cに植設されて)それぞれ導電ピン40a〜40cが設けられている。各 導電ピン40a〜40cはそれぞれ一辺が0.6mmの角柱状であり、その長さ は7mmで、ステータ30の中心から15mmの位置に配置されている。
【0026】 ステータ30の4つの歯状部30a〜30dには、図5と同様に、コイル線が 巻回され、導電ピン40b、40cにはコイル線38の巻き始め端部38Aと巻 き終わり端部38Bとがそれぞれ3〜4回からげられた後半田付けされる。
【0027】 本考案では、図2の導電ピン40b、40cのステータ30の中心からの植設 距離15mmに対し、プリント基板52のピン貫通用孔54b、54cのプリン ト基板52の中心からの距離14mmとし、導電ピン40b、40cがコイル線 38の端部38A,38Bに引張られてステータ30の中心側に傾いてもプリン ト基板52のピン貫通用孔54b、54cの位置に合うように、ピン貫通用孔4 0b、40cの位置をプリント基板52の中心方向に移動させている。
【0028】 プリント基板52のピン貫通用孔54aはプリント基板52の中心から15m mの位置にあり、ステータ30のコイル線38を半田付けしない導電ピン40a のステータ30の中心からの距離15mmと一致している為、滑らかに導電ピン 40aをピン貫通用孔54aに挿入することができる。
【0029】 このプリント基板52のピン貫通用孔54aの孔径は1.3mmとなっていて 、角柱状ピンの断面の対角の寸法(0.6mm×1.41=)約0.85mmに 対し、(1.3−0.85)/2=約0.22mmの隙間が設けてあるので、導 電ピン40aとプリント基板52の半田付け用ランドとを半田付けする場合に半 田が導電ピン40aとランド間をブリッジ状に渡り、無理無く半田付けすること ができる。
【0030】 一方、コイル線38の端部38A、38Bを半田付けした導電ピン40b、4 0cを貫通させるプリント基板52のピン貫通用孔54b、54cの孔径は1. 7mmであり、角柱状ピンの断面の対角の寸法の0.85mmに対し0.85m m大きい。この為、導電ピン40b、40cに半田が付着して半田を含むピン外 径が大きくなっても、ピン貫通用孔54b、54cの孔径を大きくしてある為、 導電ピン40b、40cををピン貫通用孔54b、54cにそれぞれ滑らかに挿 入することができる。
【0031】 [第二の実施形態] 図1の第一の実施形態は2本の導電ピン40b、40cにコイル線38の端部 38A、38Bが半田付けされる場合のプリント基板52について説明したが、 図3の第二の実施形態では、3本の導電ピン40a〜40cの全てにコイル線3 8の端部が半田付けされる場合のプリント基板62を示す。
【0032】 図3の実施形態では3本の導電ピン40a〜40c全てがステータ30の中心 方向に傾く為、プリント基板62のピン貫通用孔62a〜62cの全てをプリン ト基板62の中心からの距離14mmの円周上に配置している。
【0033】 さらに、プリント基板62のピン貫通用孔62a〜62cの孔径を全て1.7 mmにして、導電ピン40a〜40cの半田を含むピン外径が大きくなっても滑 らかにピン貫通用孔62a〜62cに挿入できるようにしている。
【0034】 このように本考案によれば、プリント基板62上のピン貫通用孔62a〜62 cの位置と孔径を変えて、ステータ30の導電ピン40a〜40cがコイル線3 8に引張られて傾いたり、半田が導電ピン40a〜40cに付着して半田を含む ピン外径が大きくなっても、各導電ピン40a〜40cをそれぞれピン貫通用孔 62a〜62cに滑らかに挿入させることができ、ステータ30とプリント基板 62との組立てが容易に行える。
【0035】 尚、本考案のステータ30上の3本の導電ピン40a〜40cはステータ30 の中心から等距離に配置されている例を説明したが、導電ピンのステータ中心か らの距離が3個とも等距離でない場合であっても、プリント基板のピン貫通用孔 の位置を導電ピンがコイル線に引張られて傾く方向に移動させれば、導電ピンを プリント基板のピン貫通用孔に滑らかに挿入できる。
【0036】 以上、本考案の実施形態につき説明したが、本考案はこれら実施形態に限定さ れるものではなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0037】
【考案の効果】
本考案によれば、回路基板上のピン貫通用孔の位置と孔径を変えて、ステータ の導電ピンがコイル線に引張られて傾いたり、半田が導電ピンに付着して半田を 含むピン外径が大きくなっても、導電ピンをピン貫通用孔に滑らかに挿入でき、 ステータと回路基板との組立てが容易に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のモータ用回路基板の接続構造の第一の
実施形態を示すプリント基板の裏面図である。
【図2】図1の第一の実施形態におけるステータの裏面
図である。
【図3】本考案のモータ用回路基板の接続構造の第二の
実施形態を示すプリント基板の裏面図である。
【図4】本考案が適用されるファンモータのモータ部分
を示す断面図である。
【図5】従来例のステータの裏面図である。
【図6】従来例のステータとプリント基板との組み合わ
せ時の説明図である。
【符号の説明】
30 ステータ 30a〜30d 歯状部 34,36 インシュレータ 38 コイル線 40a〜40c 導電ピン 52,62 プリント基板(回路基板) 54a〜54c,64a〜64c ピン貫通用孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのステータに取付けた導電ピンに
    該ステータにおける歯状部分に巻装されたコイル線を巻
    きつけて電気的に接続し、このピンがモータ用回路基板
    に設けたピン貫通用孔に貫通するように前記回路基板を
    ステータに隣接して設置し、前記回路基板上の前記ピン
    貫通用孔の周囲に形成した半田付け用ランドと前記導電
    ピンとを半田付けして前記回路基板を前記ステータに関
    連して固定すると共に、前記コイル線を前記回路基板上
    に形成した回路に電気的に接続するモータ用回路基板の
    接続構造において、 前記回路基板には、前記ピン貫通用孔の中心が前記導電
    ピンの前記ステータにおける取付位置の対向位置から少
    なくとも0.3mm以上前記コイル線の引っ張り方向に
    ずれるように前記ピン貫通用孔が設けられていることを
    特徴とするモータ用回路基板の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記ステータは、ステータコアと該ステ
    ータコアに軸線方向両側から積層されたインシュレータ
    とを有し、前記導電ピンは前記インシュレータに埋め込
    んで固定されている請求項1記載のモータ用回路基板の
    接続構造。
  3. 【請求項3】 前記導電ピンは、前記ステータの複数の
    歯状部毎にこれに関連して設けられており、前記歯状部
    毎の導電ピンには前記コイル線が接続されるものとコイ
    ル線が接続されないものとが存在し、前記コイル線が接
    続されない導電ピンが貫通する前記回路基板の前記ピン
    貫通用孔は、その中心が当該導電ピンの前記ステータに
    おける取付位置の対向位置に配置されている請求項1又
    は2記載のモータ用回路基板の接続構造。
  4. 【請求項4】 前記コイル線が接続される導電ピンに対
    応する前記回路基板のピン貫通用孔は、前記コイル線が
    接続されない導電ピンに対応する前記回路基板のピン貫
    通用孔に比較し、孔径が少なくとも0.3mm以上大き
    く設定されている請求項3記載のモータ用回路基板の接
    続構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013207867A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Fujitsu General Ltd モータ

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