JP3095638B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP3095638B2
JP3095638B2 JP06239043A JP23904394A JP3095638B2 JP 3095638 B2 JP3095638 B2 JP 3095638B2 JP 06239043 A JP06239043 A JP 06239043A JP 23904394 A JP23904394 A JP 23904394A JP 3095638 B2 JP3095638 B2 JP 3095638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置など
のディスク記憶装置を備えたデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置などのディスク記憶装
置を高速にアクセスする方法として、所謂エレベータシ
ーキングという方法がある。これは、1つのファイルが
連続したセクタに記憶されず、ディスクの複数の領域に
分散しているデータを現在のヘッド位置から一番近いセ
クタあるいは、ヘッドの一方向への移動でデータを現在
のヘッド位置から一番近いセクタあるいは、ヘッドの位
置方向への移動でデータをアクセスできるように、アク
セスの順序を入れ替える方法である。
【0003】この方法により、ファイルごとにシークを
やり直したり、分散されたファイルを各ブロックごとの
アクセスでシークを入れないで済むか、あるいは、異な
るファイルであっても、連続するブロックにファイルが
存在する場合には、一回のシークで連続的にアクセスで
きるため高速になる(特開平2−7273号公報参
照)。
【0004】すなわち、図11に示すようにファイルが
格納されている磁気ディスク装置に対して、ファイル
C、A、Bの順にリード要求があった場合、通常は、こ
の順番にシークを入れながらアクセスされる、ここでフ
ァイルAは、A1、A2に分散されているため、合計4
回のシークが入る。しかしながら、前述のエレベータシ
ーキングを行うことにより、A1、B、A2、Cの順の
アクセスになり、BとA2は、連続であうため、3回の
シークでよく、さらに、シークの距離も短いため高速に
アクセスできる。またエレベータシークの他の方式で
は、A2からCへのアクセスは、シークを行うより連続
アクセスした方が早いから、A1、B、A2、Z、X、
C順のアクセスで2回のシークで足りる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した、
従来のエレベータシーキングによれば、シーケンシャル
なアドレスの発生しかできないため、まずメモリ上の連
続領域を確保し、エレベータシーキングにより読み出さ
れたデータを順次メモリへ格納することとなる。
【0006】しかしながら、メモリに格納されたデータ
は、1つのファイルが連続的に格納されているとは限ら
ないため、CPUによって並べ替えの処理を行う必要が
あった。
【0007】すなわち、図12に示すように、例えばフ
ァイルBとA2は、連続アクセスできるため、そのまま
メモリの連続空間に記憶される。従って、A1とA2を
メモリ中で連続にするには、CPUにより並べ替えを行
う必要があるのである。
【0008】さらに、従来の方法では、エレベータシー
キングの際に途中に不要なデータがある場合には、シー
クを行うか、あるいは、図13に示すように不要なデー
タもそのまま読んでメモリに格納する必要があったた
め、アクセスが遅くなるか、余分なメモリ領域が必要と
なってくる。一般に、メモリはかならずしも連続領域が
空いているとは限らないため、データの移動やガーベジ
コレクションを行って、連続領域を確保する必要がある
のである。
【0009】そこで、本発明は、ディスク記憶装置をラ
ンダムにアクセスせずに、シーケンシャルにアクセスを
行ってもメモリ上にデータを所定順序で連続的に格納す
ることができ、また、不要なデータ転送の処理を軽減で
きるデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理装置
は、メモリの論理アドレスを物理アドレスに変換する際
に用いるマッピングデータアドレスの指定と上記マッピ
ングデータアドレスのうちアクセス禁止のアドレスを指
定するCPUと、このCPUにより指定された上記マッ
ピングデータアドレスを保持するマッピングテーブルが
設けられたメモリと、データを記憶するディスク記憶装
置と、このディスク記憶装置がヘッドの連続した一方向
の移動により読み出したセクタ単位のデータをDMA転
送すると共に、上記メモリの論理アドレスを出力するD
MA転送手段と、このDMA転送手段から出力された論
理アドレスを上記マッピングテーブルから読み出したマ
ッピングデータアドレスに基づいて物理アドレスに変換
して出力すると共に、この変換された物理アドレスが上
記マッピングテーブルに保持されたマッピングデータア
ドレスのうち上記CPUによりアクセス禁止指定された
アドレスと一致する場合にアクセス禁止信号を出力する
アドレス変換手段と、このアドレス変換手段から出力さ
れた物理アドレスに基づいて上記DMA転送手段から転
送されたデータを上記メモリ上に書き込むと共に、上記
アドレス変換手段からアクセス禁止信号が出力された場
合には上記DMA転送手段から転送されたデータの上記
メモリへの書き込みを禁止する書き込み制御手段とを具
備して構成される。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】このような構成によれば、ディスク記憶装置か
らヘッドの連続した一方向の移動により読み出されたセ
クタ単位のデータは、アドレス変換手段から出力される
物理アドレスに基づいてメモリに格納される。したがっ
て、ディスク記憶装置上で1つのファイルのデータが連
続した並びになっていなくとも、ランダムアクセスせず
にシーケンシャルアクセスを行ってメモリ上に連続的に
格納することができる。 さらに、ディスク記憶装置から
読み出されたセクタ単位のデータの中に不要データがあ
った場合に、アドレス変換手段から出力されるアクセス
禁止信号により、その不要データのメモリへの書き込み
を禁止して、メモリアクセスの負荷を軽減することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下本発明に係るデータ処理装置の一実施例
を図面に基づいて詳細に説明する。図4は、本発明の
ータ処理装置の一実施例を示すブロック図である。本実
施例におけるデータ処理装置は、データ転送装置1と、
CPU2と、メモリ3と、磁気ディスク装置4とを備え
る。データ転送装置1は、SCSIコントローラ14
DMAコントローラ12アドレス変換部11及び制御
部13から成り、SCSIコントローラ14にはケーブ
を介して磁気ディスク装置4が接続される。
【0015】一方、制御部13は、バス5を介してCP
U2に接続される。また、このバス5にはCPU2とと
もにメモリ3が接続されている。データ転送制御装置1
は、CPU2の制御により動作し、磁気ディスク装置4
のデータをメモリ3に転送したり、あるいは、メモリ3
に記憶されたデータを磁気ディスク装置4に格納したり
して、データの転送制御を行う。
【0016】CPU2はバス5を介して、データ転送制
御装置1にディスクアクセスに必要なパラメータをセッ
トする。このパラメータは、一端制御部13を経由して
SCSIコントローラ14、DMAコントローラ12、
アドレス変換部11、制御部13にセットされる。
【0017】SCSIコントローラ14はSCSIイン
タフェース仕様のデバイスを制御する装置で、磁気ディ
スク装置4とSCSIケーブルで接続される。磁気ディ
スク装置4からのデータの読み出しの際には、SCSI
コントローラ14からの命令により、磁気ディスク装置
4のヘッドを読み出すセクタの論理アドレスへ移動さ
せ、その論理アドレスから希望するセクタ数のデータを
転送する。磁気ディスク装置4からデータがSCSIコ
ントローラ14に転送されると、SCSIコントローラ
14は、DMAコントローラ12に対してDMAリクエ
スト信号(以下DREQ信号)を出力する。DREQ信
号を受け取ったDMAコントローラ12は、SCSIコ
ントローラ14に対して、DMAアクノリッジ信号(以
下DACK信号)を返してデータを内部のレジスタに格
納する。
【0018】DMAコントローラ12は、I/Oデバイ
スとメモリとの間でCPUを介在せずにデータの転送を
直接行う装置であり、受け取ったデータをメモリ3へ転
送する。この時、DMAコントローラ12は、アドレス
生成部として作用し、CPU2がセットしたパラメータ
に従ってアドレスを生成し、データとともに出力する。
【0019】本実施例では、DMAコントローラ12か
ら出力されたデータは、制御部13に送られ、アドレス
はアドレス変換部11に送られてDMAコントローラ1
2で生成された論理アドレスを物理アドレスに変換した
後に、制御部13を経由してバス5上のメモリ3の物理
アドレスに格納される。
【0020】この処理を繰り返すことにより、磁気ディ
スク装置4のデータが読み出されて、メモリ3へ記憶さ
れる。データを磁気ディスク装置4に書き込む場合に
は、DMAコントローラ12が論理アドレスを生成し、
アドレス変換部11において物理アドレスに変換された
後、制御部13よりメモリ3に対して物理アドレスに対
するデータの読み出し要求が出される。
【0021】メモリ3は、物理アドレスに対応するデー
タを読み出すと、バス5を経由してデータを制御部13
に伝送し読み出しを終了する。このデータは、さらにD
MAコントローラ12に送られてラッチされる。この
時、SCSIコントローラ14にDREQ信号が出力さ
れていれば、ラッチしたデータをDACK信号とともに
SCSIコントローラ14に出力し、SCSIコントロ
ーラ14が内部レジスタにラッチし、磁気ディスク装置
4へのデータが転送される。
【0022】ここで、SCSIコントローラ14から、
DREQ信号が出力を受け取るとSCSIコントローラ
14にデータを転送し、終了後、再び、論理アドレスを
出力してメモリ3からのデータの読み出し要求を出す。
【0023】次に、本実施例に係る装置のアドレス変換
部11の構成を説明する。図5は、上記アドレス変換部
11の構成を示すブロック図である。アドレス変換部1
1は、論理アドレスを物理アドレスに変換する物理アド
レス変換部103と、論理アドレスを一時記憶する論理
アドレスレジスタ100と、論理アドレスレジスタ10
0に記憶されたアドレスとDMAコントローラ12から
の論理アドレスを比較する比較器101と、論理アドレ
スを物理アドレスに変換するマッピングデータと呼ばれ
るパラメータを記憶するメモリ3上のアドレスの計算を
行うマッピングデータアドレス計算部102と、比較器
101の結果よりマッピングデータアドレス計算部10
2からのアドレスと物理アドレス変換部103から出力
される物理アドレスとの選択を行うセレクタ106と、
CPU2よりセットされるアクセス禁止アドレスレジス
タ104と、アクセス禁止アドレスレジスタ104にセ
ットされたアクセス禁止アドレスと、物理アドレスとの
比較を行う比較器105と、比較器105の結果をイネ
ーブルにするアクセス禁止許可手段107とから構成さ
れる。
【0024】ここで、マッピングデータアドレスの計算
を行うマッピングデータアドレス計算部102は、図6
に示すように、マッピングデータを格納したメモリ3の
ベースアドレスを格納するベースアドレスレジスタ11
1と加算器112とから構成される。
【0025】図9に示した例を用いて説明すると、メモ
リ3上のF0000000h番地から、マッピングデー
タが格納されている場合において、CPU3により制御
部13を経由して、ベースアドレスレジスタ111にF
0000000hが書き込まれる。DMAコントローラ
12からの論理アドレスは、最初00000000hで
あり加算器112の加算の結果マッピングデータアドレ
スは、ベースアドレスであるF0000000h番地と
なる。なお、本実施例では、マッピングの単位を4KB
とするため、バイト単位の32ビットアドレスは、上位
20ビットが有効で下位12ビットは、無視する。
【0026】したがって、論理アドレス0000000
0hから00000FFFhまでは、加算器112の結
果F0000000hとなる。次に論理アドレスが00
001000hとなると、F0000000hと000
000004hとを加算しF0000004hとなる。
これは、格納されるマッピングデータが32ビットデー
タとなるため、アドレスが4h単位で加算されるためで
ある。
【0027】このように、論理アドレス0000000
0h〜00000FFFhは、F0000000h、論
理アドレス00001000h〜00001FFFh
は、F0000004h、論理アドレス0000200
0h〜00002FFFhは、F0000008h、論
理アドレス00003000h〜00003FFFh
は、F000000Chとなる。
【0028】次に、物理アドレス変換部103は、図7
に示すように、マッピングデータレジスタ113とアド
レス置換部114より構成され、論理アドレスを物理ア
ドレスに変換する。
【0029】すなわち、マッピングアドレス計算部10
2により計算されたマッピングデータアドレスに格納さ
れたデータをメモリ3から読み出した後、マッピングデ
ータレジスタに格納される。図9では、F000000
0h番地には、10000000hが入っており、これ
がマッピングデータレジスタ113に格納される。マッ
ピングは、前述したように4KB単位であるため、上位
20ビットが論理アドレスの上位20ビットと置き換え
られる。すなわち、論理アドレス00000000h〜
00000FFFhは10000000h〜10000
FFFhとなる。
【0030】論理アドレス00001***hの場合
は、F0000004h番地のデータ10010000
hがマッピングデータレジスタ113にセットされ置換
部114により論理アドレス00001000h〜00
001FFFhは10010000h〜10010FF
Fhとなる。
【0031】同様にして、論理アドレス0000200
0h〜00002FFFhは10005000h〜10
005FFFh、論理アドレス00003000h〜0
0003FFFhは10001000h〜10001F
FFhにアドレス変換される。
【0032】次に本実施例に係る装置の動作について説
明する。図10は、本実施例に係るデータ転送制御装置
の動作の概要を示すフローチャートである。
【0033】本実施例では、DMAコントローラ12か
らメモリアクセスの要求があると、マッピング処理を行
うかどうか判断し(S1)、行わなければ、そのままメ
モリ3へのアクセスを行い(S8)、DMAコントロー
ラ12へアクセス終了通知を出す(S9)。
【0034】マッピング処理を行う場合には、まず、マ
ッピングデータがセットされているかチェックし(S
2)、セットされてなければ、マッピングデータアドレ
スの計算を行った(S3)後マッピングデータをメモリ
3から読み出し(S4)、論理アドレスを論理アドレス
レジスタにメモリ3から読み出されたマッピングデータ
をマッピングデータレジスタにセットし(S5)、物理
アドレスの計算を行う(S6)。
【0035】次に、物理アドレスがアクセス禁止アドレ
スと一致しているかどうかをチェックし(S7)、一致
してなければ、計算した物理アドレスでメモリ3へアク
セスし(S8)、一致していれば、メモリ3へのアクセ
スはせずに、DMAコントローラ12に終了通知を出す
(S9)。
【0036】以下、アドレス変換部11の動作を中心に
データ転送制御装置の動作を詳細に説明する。ここで
は、磁気ディスク装置4からのデータをメモリ3に転送
する場合について説明する。
【0037】図8は、磁気ディスク装置4上の物理アド
レスのデータを示す。今、1セクタを4KBとし、物理
アドレス(N)〜(N+3)の4セクタのデータをメモ
リ3に読み出すものとする。CPU2は、図9に示すよ
うに、マッピングテーブルをメモリ3上にデータとして
書き込む。すなわち、マッピングデータのベースアドレ
スF0000000hからF000000Fhまでに4
ワードのデータを書き込む。
【0038】これは、セクタ(N)のデータをメモリ3
上の1000000hから4KBにセクタ(N+1)の
データを10010000hから4KBに、セクタ(N
+2)のデータを10005000hから4KBに、セ
クタ(N+3)のデータを10001000h〜4KB
に転送することを意味する。
【0039】次に、CPU2は、この転送をデータ転送
制御装置1に行わせる、データ転送制御装置1にパラメ
ータのセットを行う。まず、DMAコントローラ12に
は、論理アドレス00000000hから000003
FFFhまでのバイト単位のアドレスを生成するように
セットする。これは、カウンタや加算器等で簡単に構成
できる。
【0040】続いて、アドレス変換部11においては、
マッピングデータを格納したベースアドレスF0000
000hをベースアドレスレジスタ111にセットす
る。また、本実施例では、磁気ディスク装置4上のセク
タ(N+1)のデータは、必要としないため、メモリ3
上の物理アドレスを示すマッピングデータの上位20ビ
ットである10010hをアクセス禁止アドレスレジス
タ104にセットする。
【0041】また、マッピングによるデータ転送を行う
ため、制御部13にマッピングをイネーブルとし、DM
Aコントローラ12からの論理アドレスとの比較により
マッピングデータをセットするため、論理アドレスレジ
スタ100を初期化し、転送開始時は、まだマッピング
データがマッピングデータレジスタ113にはセットさ
れていないことを示す。
【0042】これらのCPU2からのパラメータのセッ
トは、バス5、制御部13を経由して行われる。次に、
CPU2は、SCSIコントローラ14に対して、磁気
ディスク装置4のセクタ(N)から4セクタを読み出す
ようにSCSIコマンドを磁気ディスク装置4へ送るよ
うに命令する。
【0043】以上により読み出しが開始される。磁気デ
ィスク装置4からセクタ(N)の1バイト目のデータが
SCSIコントローラ14に転送されると、SCSIコ
ントローラ内にあるFIFOレジスタに格納される。S
CSIコントローラ14は、これによりDMAコントロ
ーラ12に対してDREQ信号を出力する。
【0044】DREQ信号を受け取ったDMAコントロ
ーラ12は、SCSIコントローラ14に対してDAC
K信号と同時にリード要求信号を出力し、1バイトのデ
ータをDMAコントローラ12内のレジスタに格納す
る。
【0045】次に、DMAコントローラ12は、アドレ
スを生成し、00000000hのアドレスとともにラ
ッチしたレジスタよりデータを出力し、論理アドレス0
0000000hへの書き込み要求を制御部13に出
す。これを受けて、まずアドレス変換部11ではDMA
コントローラ12からの論理アドレスと論理アドレスレ
ジスタ100のアドレスとの比較を比較器101で行
う。
【0046】これは最初のデータであり、論理アドレス
レジスタ100は、初期化され論理アドレスが格納され
ていない状態であるため、比較器101での結果は、一
致せず、マッピングデータアクセス信号が制御部13へ
出力される。
【0047】マッピングデータアドレス計算部102で
は、ベースアドレスレジスタ111にセットされたF0
000000hに論理アドレスを加算器112で加算
し、マッピングデータアドレス21をF0000000
hとして、セレクタ106に入力する。
【0048】ここで、物理アドレスによるアクセスの前
にマッピングデータのアクセスとなったため、セレクタ
106では、マッピングデータアドレスが出力されアド
レス17として制御部13に渡される。
【0049】制御部13は、DAMコントローラ12か
らリード要求があったが、アドレス変換部11の処理に
より、マッピングデータアクセス信号15が入力された
ため、マッピングデータの読み出しを先に行う。
【0050】すなわち、アドレス変換部11からのマッ
ピングデータアドレスF0000000hをバス5に出
力し、メモリ3へリード要求を出す。メモリ3から、F
0000000hのデータ10000000hが出力さ
れる、制御部13に一旦受け取って、メモリアクセスを
終了する。このデータは、物理アドレス変換部103の
マッピングデータレジスタに上位20ビットが格納され
る。この処理が終わると同時に、DMAコントローラ1
2からの論理アドレス00000000hは論理アドレ
スレジスタ100にラッチされる。
【0051】論理アドレスレジスタ100に00000
000hが格納されることにより、比較器101の結果
は一致し、セレクタ106では、物理アドレス変換部1
03から出力される物理アドレスが選択されて、制御部
13に送られる。
【0052】一方、物理アドレス変換部103では、マ
ッピングデータレジスタ113のマッピングデータと論
理アドレスの上位20ビットを置換部114で置き換
え、物理アドレス10000000hを物理アドレス2
0として出力する。
【0053】また、比較器105では、物理アドレス2
0とアクセス禁止アドレスレジスタにセットされた値を
比較する。物理アドレス20の上位20ビットは、10
010hではないため、アクセス禁止信号は、ディスエ
ーブルとなる。これにより、制御部13は、1バイトの
データを物理アドレス10000000hに書き込むよ
うにバス5を介してメモリ3にアクセスし、メモリ3の
10000000hのアドレスに磁気ディスク装置4の
セクタ(N)の1バイト目が書き込まれ終了する。この
時終了の通知が、制御部13、DMAコントローラ12
に送られる。
【0054】次に、2バイト目以降のデータは、SCS
Iコントローラのデータレジスタは、FIFOレジスタ
となっているため、このレジスタが一杯になるまでメモ
リ3へのアクセスとは、非同期にSCSIコントローラ
内のFIFOレジスタに取り込まれる。FIFOレジス
タに転送するデータが存在すると、前述のように、メモ
リ3にデータが書き込まれる。ただし、セクタ(N)の
2バイト目以降のデータは、すでに、アドレス変換部1
1の論理アドレスレジスタ100に00000000h
が格納されているため、比較器101の結果は、一致に
なり、マッピングデータのアクセスは行われず、メモリ
3への書込みのみが行われる。
【0055】また、物理アドレス20は、物理アドレス
変換部103の結果、10000001h、10000
002h、……、となる。次に、セクタ(N+1)のデ
ータになった場合について説明する。
【0056】SCSIコントローラ14のDREQ信号
によりセクタ(N+1)の1バイト目のデータをDMA
コントローラ12が受け取ると、論理アドレスは、00
001000hが出力されて、制御部13に書き込み要
求が出される。しかしながら、アドレス変換部11にお
いては、比較器101の論理アドレスの比較により論理
アドレスレジスタ100には00000000hが記憶
されているため、不一致となり、マッピングデータアク
セス信号が出力される。
【0057】マッピングデータアドレス計算部102で
は、前述と同様にベースアドレスレジスタ111に論理
アドレスの一部を加算し、マッピングデータアドレス2
1であるF0000004hを生成する。セレクタ10
6は、マッピングデータアドレス21を選択し、制御部
13よりメモリ3に対して、リード要求を出し、その結
果、マッピングデータレジスタ113には、10010
hがセットされる。
【0058】これにより物理アドレス変換部103で
は、物理アドレス20が生成され、10010000h
が出力される。このとき、比較器105では、アクセス
禁止アドレスレジスタ104のセットされた10010
hと比較を行う。結果として一致しているため、アクセ
ス禁止信号が出力される。制御部13はこのアクセス禁
止信号を受け、DMAコントローラ12からメモリ3へ
の書き込み要求がきているが、メモリ3へのアクセスは
行わず、DMAコントローラ12へ終了通知を行う。
【0059】これにより、磁気ディスク装置4のセクタ
(N+1)のデータは、磁気ディスク装置4からは読み
出されるが、メモリ3へは書き込まれない。次に、セク
タ(N+2)のデータになった場合について説明する。
【0060】SCSIコントローラ14のDREQ信号
によりDMAコントローラがデータを受け取ると、論理
アドレスは、00002000hが出力されて、制御部
13に書き込み要求が出される。
【0061】しかしながら、アドレス変換部11におい
ては、比較器101の論理アドレスの比較により論理ア
ドレスレジスタ100には00001000hが記憶さ
れているため、不一致となり、マッピングデータアクセ
ス信号15が出力される。マッピングデータアドレス計
算部102では、前述と同様にベースアドレスレジスタ
111に論理アドレスの一部を加算し、マッピングデー
タアドレス21であるF0000008hを生成する。
【0062】セレクタ106は、マッピングデータアド
レス21を選択し、制御部13よりメモリ3に対して、
リード要求を出し、その結果、マッピングデータレジス
タには、10005hがセットされる。また、同時に論
理アドレスレジスタ100には、論理アドレス0000
2000hがラッチされる。
【0063】これにより物理アドレス変換部103で
は、物理アドレス20が生成され、10005000h
が出力される。この時、比較器105では、アクセス禁
止アドレスレジスタ104のセットされた10010h
と比較を行う。結果として不一致しているため、アクセ
ス禁止信号は出力されない。
【0064】したがって、セレクタ106では、物理ア
ドレス10005000hが出力され、セクタ(N+
2)の1バイト目のデータがメモリ3の1000500
0hに書き込まれる。以降1バイト目を含めて4KBの
データは、10005***hのアドレスに書き込まれ
る。
【0065】次に、セクタ(N+3)のデータになった
場合について説明する。SCSIコントローラ14のD
REQ信号によりDMAコントローラがデータを受け取
ると、論理アドレスは、00003000hが出力され
て、制御部13に書き込み要求が出される。
【0066】しかしながら、アドレス変換部11におい
ては、比較器101での論理アドレスの比較により
理アドレスレジスタ100には00002000hが記
憶されているため、不一致となり、マッピングデータア
クセス信号が出力される。
【0067】マッピングデータアドレス計算部102で
は、前述と同様にベースアドレスレジスタ111に論理
アドレスの一部を加算し、マッピングデータアドレス2
1であるF000000Chを生成する。セレクタ10
6は、マッピングデータアドレス21を選択し、制御部
13よりメモリ3に対して、リード要求を出し、その結
果、マッピングデータレジスタには、10001hがセ
ットされる。
【0068】また、同時に論理アドレスレジスタ100
には、論理アドレス00003000hがラッチされ
る。これにより物理アドレス変換部103では、物理ア
ドレス20が生成され、10001000hが出力され
る。この時、比較器105では、アクセス禁止アドレス
レジスタ104のセットされた10010hと比較を行
う。結果として不一致しているため、アクセス禁止信号
は出力されない。
【0069】したがって、セレクタ106では、物理ア
ドレス10001000hが出力され、セクタ(N+
3)の1バイト目のデータがメモリ3の1000100
0hに書き込まれる。以降1バイト目を含めて4KBの
データは、10001***hのアドレスに書き込まれ
る。
【0070】以上の転送が終了すると、SCSIコント
ローラ14は、DREQ信号は出力されなくなり、デー
タ転送制御装置1はCPU2に対して割り込み信号等で
終了通知を行う。これにより、一連のデータの転送処理
は終了する。
【0071】従って本実施例によれば、アクセスすべき
データが磁気ディスク装置上で連続になってなくとも、
磁気ディスク装置をランダムにアクセスせずに、シーケ
ンシャルにアクセスを行ってメモリ上に連続的に格納す
ることができ、ランダムアクセスによるロスタイムを減
少させることができる。また、シーケンシャルアクセス
時に必要としないデータがあった場合には、メモリへの
アクセスをすることなく、ディスク装置のアクセスを継
続するため、メモリの連続空き領域を確保する必要がな
く、また、メモリアクセスの負荷を軽減できるなお、上
記の実施例では、データ転送制御装置1は必要としない
データを検出して、メモリへの転送を行わないものを例
として説明したが、データ転送制御装置をガーベージ領
域を持つものとして構成することができる。
【0072】このばあい、CPUは、メモリ上にガーベ
ージ領域として1つの番地を特定しておき、不要のデー
タを全てこのガベージ領域に転送するように、マッピン
グデータを作成するものとする。
【0073】従って不要データは、このガベージ領域に
次々とオーバーライトされ、メモリの有効領域に上記の
実施例と同様にデータが所定の順に格納されることとな
る。このばあい、CPUは、メモリ上にガーベージ領域
として1つの番地を特定しておき、不要のデータを全て
このガベージ領域に転送するように、マッピングデータ
を作成するものとする。
【0074】従って不要データは、このガベージ領域に
上書きされ、メモリの有効領域に上記の実施例と同様に
データが所定の順に格納されることとなる。この場合に
はデータ転送制御装置1には、アクセス禁止信号を生成
するための、アクセス禁止アドレスレジスタ104、比
較器105、アクセス禁止許可手段107等は必要なく
なり装置の構成が単純となる。
【0075】また、上記実施例ではディスク装置として
磁気ディスク装置を例として説明したが、ディスク装置
は光ディスク装置、光磁気ディスク装置等の他のディス
ク装置であってもよい。
【0076】従って、ディスク記憶装置のランダムアク
セスによるロスタイムを減少させることができる。ま
た、連続したデータ中の不必要なデータは、メモリ3上
の特定のアドレスに転送され、次々と上書きされる。
【0077】従って、特に構成を付加することなく、必
要なデータをメモリ3の適正なアドレスに順序を整えて
格納され、不必要なデータはこれのデータとは別の特定
のアドレスに格納される。
【0078】さらに、ディスク記憶装置4からヘッドの
連続した一方向の移動により読み出されたセクタ単位の
データはデータ転送制御装置1のアドレス変換手段11
で上記メモリ上へ任意の順序で並べるようにセクタ単位
毎に論理アドレスを物理アドレスに変換される。このた
め、ディスク記憶装置4から読みだされた、順序が必ず
しも整っていない連続したデータはメモリ3の適正なア
ドレスに順序を整えて格納される。
【0079】従って、ディスク記憶装置4のランダムア
クセスによるロスタイムを減少させることができる。ま
た、禁止手段105は順次出力するデータのうち予め不
必要とされたデータの転送を禁止するから、この場合に
はメモリへ3のアクセスをすることなく、ディスク装置
のアクセスを継続するため、メモリアクセスの負荷を軽
減できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
論理アドレスをセクタ単位に所定の物理アドレスに変換
する手段を有するものとしているため、ディスク装置上
で一つのファイルが連続になってなくとも、ランダムア
クセスをせずに、シーケンシャルアクセスを行ってメモ
リ上に連続的に格納することができる。よってランダム
アクセスによるロスタイムを減少させることができる。
また、シーケンシャルアクセス時に必要としないデータ
があった場合でも、シークすることなくディスク装置の
アクセスを継続し、さらにメモリへのアクセスを行なわ
ないため、メモリへの負荷を軽減できるため、システム
のパフォーマンスを向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の動作原理を説明するための
概略ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例の原理説明図。
【図3】本発明の第3の実施例の原理説明図。
【図4】本発明に係るデータ転送制御装置の原理構成を
示すブロック図。
【図5】図4に示したデータ転送制御装置のアドレス変
換部の構成の一例を示すブロック図。
【図6】図4に示したデータ転送制御装置のマッピング
アドレス計算部の構成を示すブロック図。
【図7】図4に示したデータ転送制御装置の物理アドレ
ス変換部の構成を示すブロック図。
【図8】磁気ディスク装置のデータの格納状態の一例を
示す図。
【図9】磁気ディスク装置上のデータをメモリに転送す
るときのデータ転送制御装置の状態を説明する図。
【図10】図4に示したデータ転送制御装置の動作を示
すフローチャート。
【図11】従来のエレベータシークの方法を示す図。
【図12】図11に示した方法によりデータがメモリに
転送された状態を示す図。
【図13】他のエレベータシークの方法によりデータが
メモリに転送された状態を示す図。
【符号の説明】
1…データ転送制御装置、2…CPU、3…メモリ、4
…磁気ディスク装置、5…バス、11…アドレス変換
部、12…アドレス生成部(DMAコントローラ)、1
3…制御部、14…SCSIコントローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理アドレスを物理アドレスに変換する
    際に用いるマッピングデータアドレスの指定と上記マッ
    ピングデータアドレスのうちアクセス禁止のアドレスを
    指定するCPUと、 このCPUにより指定された上記マッピングデータアド
    レスを保持するマッピングテーブルが設けられたメモリ
    と、 データを記憶するディスク記憶装置と、 このディスク記憶装置がヘッドの連続した一方向の移動
    により読み出したセクタ単位のデータをDMA転送する
    と共に、上記メモリの論理アドレスを出力するDMA転
    送手段と、 このDMA転送手段から出力された論理アドレスを上記
    マッピングテーブルから読み出したマッピングデータア
    ドレスに基づいて物理アドレスに変換して出力すると共
    に、この変換された物理アドレスが上記マッピングテー
    ブルに保持されたマッピングデータアドレスのうち上記
    CPUによりアクセス禁止指定されたアドレスと一致す
    る場合にアクセス禁止信号を出力するアドレス変換手段
    と、 このアドレス変換手段から出力された物理アドレスに基
    づいて上記DMA転送手段から転送されたデータを上記
    メモリ上に書き込むと共に、上記アドレス変換手段から
    アクセス禁止信号が出力された場合には上記DMA転送
    手段から転送されたデータの上記メモリへの書き込みを
    禁止する書き込み制御手段と を具備したことを特徴とす
    るデータ処理装置。
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