JP3094063B2 - 撥水性オーバープリント層を有する印刷物 - Google Patents

撥水性オーバープリント層を有する印刷物

Info

Publication number
JP3094063B2
JP3094063B2 JP10081870A JP8187098A JP3094063B2 JP 3094063 B2 JP3094063 B2 JP 3094063B2 JP 10081870 A JP10081870 A JP 10081870A JP 8187098 A JP8187098 A JP 8187098A JP 3094063 B2 JP3094063 B2 JP 3094063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed matter
particles
varnish
weight
printing ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10081870A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11277924A (ja
Inventor
勝 高橋
基孝 板倉
秀樹 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd, Toppan Inc filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP10081870A priority Critical patent/JP3094063B2/ja
Publication of JPH11277924A publication Critical patent/JPH11277924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094063B2 publication Critical patent/JP3094063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバープリント
層を有する印刷物に係り、特には、撥水性と耐光性に優
れたオーバープリント層を有する印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、印刷物の光沢を向上させ、また
印刷物の皮膜を保護するために、印刷面をオーバープリ
ントニス(以下、「OPニス」ということもある。)で
被覆することが行われている。すなわち、印刷インキ各
色(黄、紅、藍、墨等)を基材シートに印刷した後、そ
の印刷物上に透明なOPニスを印刷している。しかし、
従来のOPニスでは、印刷物にコーヒー、ジュース等の
飲料物がこぼれたりすると、表面に汚れが付着し、印刷
物にべた付きがなお残ったりした。また、従来のOPニ
スは、撥水性や耐光性が不十分であるため、ポスター等
におけるように、長期間屋外環境に置かれ、あるいは風
雨にさらされると、印刷物の皮膜が侵されることがあ
る。さらに、通常のOPニスは熱や引っ掻き傷に対して
も必ずしも十分な耐性を有していない。
【0003】これらの対策として、従来、OPニスにポ
リエチレンワックスやシリーコン系の添加剤を配合する
ことが行われているが、必ずしも満足し得る結果は得ら
れていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、撥水性と耐光性に優れたOPニス層により保護され
た印刷物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、基材シートと、該基材シートの一
部に設けられ、概念駆動型の認知が可能な情報を構成す
る印刷インキ皮膜と、該印刷インキ皮膜を含む印刷面を
被覆して設けられた透明オーバープリント層とを備え、
該透明オーバープリント層が、フッ素樹脂粒子と紫外線
吸収剤とを含有するオーバープリントニス組成物から構
成されていることを特徴とする撥水性オーバープリント
層を有する印刷物が提供される。
【0006】本発明において、フッ素樹脂粒子は、オー
バープリントニス組成物の固形分を基準として、20な
いし400重量%の割合で含有され、紫外線吸収剤は、
オーバープリントニス組成物の固形分を基準として、1
重量%以上含有されていることが好ましい。また、本発
明において、フッ素樹脂粒子の体積平均粒径は、0.1
ないし10μmであることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の印刷物の印刷面に設けら
れるOPニス組成物は、OPニスにフッ素樹脂粒子と紫
外線吸収剤とを含有することを特徴とする。本発明のO
Pニス組成物において、フッ素樹脂は、撥水性を付与す
るものとして作用し、耐摩耗性をも付与し得る。フッ素
樹脂は、粒子の形態で本発明のOPニス組成物に含めら
れている。本発明に使用されるフッ素樹脂としては、O
Pニスの溶剤に溶解せず、粒子として均一に分散し得る
ものが望ましい。具体的には、ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂(以下、「PTFE」と略すことがある。)、
ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフル
オロプロピレン樹脂、エチレン−フルオロエチレン共重
合樹脂、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合樹脂、ポリパーフルオロアルコキシ樹脂等
を使用することができる。中でも、PTFEが特に好ま
しい。
【0008】本発明において、フッ素樹脂粒子の粒径
は、当該分野でよく知られているレーザー回折法、コー
ルターカウンター法等により得られる体積平均粒径で表
される。本発明において、フッ素樹脂粒子は、体積平均
粒径が0.1ないし10μmであることが好ましい。フ
ッ素樹脂粒子は、これらの粒径範囲で特に優れた撥水性
を示す。フッ素樹脂粒子の体積平均粒子は、2〜5μm
であることがより好ましい。フッ素樹脂粒子の体積平均
粒径が2μm以上であれば、フッ素樹脂粒子がOPニス
皮膜の中に埋没することなくOPニス皮膜上へ突出し、
耐摩擦性をより向上させるものとなり、他方、体積平均
粒径が5μm以下である場合は、フッ素樹脂粒子のOP
ニスへの分散性がより高く、流動性も一層向上し、フッ
素樹脂粒子が印刷機の版やブランケットへ堆積すること
がほとんどなくなる。使用する全フッ素樹脂粒子の45
重量%以上の粒子が2〜4μmの体積平均粒径を有する
ことが特に好ましい。
【0009】また、フッ素樹脂粒子は、全OPニス組成
物の固形分(フッ素樹脂粒子を除く。本明細書において
同じ。)を基準として20〜400重量%の割合でOP
ニス組成物に配合される。フッ素樹脂粒子の含有量が固
形分に対して20重量%より少ないと、撥水性、拭き取
り性、耐摩擦性が十分に得られず、他方フッ素樹脂粒子
の含有量が固形分に対して400重量%より多いと、耐
パイリング性、レベリング性が不十分となる。フッ素樹
脂粒子は、上記固形分に対して20〜120重量%の割
合でOPニス組成物に添加されることがさらに好まし
い。
【0010】本発明において、OPニス組成物の上記固
形分は、本発明のOPニス組成物に含まれる常温(20
℃)で固体の成分であり、より具体的には、ビヒクルと
して配合される各種樹脂、乾性油によって構成されるも
のであって、溶媒成分や以後詳述する紫外線吸収剤を除
くものである。
【0011】本発明のOPニス組成物に配合される紫外
線吸収剤は、OPニス組成物に耐光性を付与するもので
あり、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤を好ましく
使用することができる。そのようなベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤の例を挙げると、2−(5−メチル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2
−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−
t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、メチル−3−[3−t−
ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−4−ヒドロキシフェニル]プロピネートとポリエチレ
ングリコール(分子量約300)との縮合物、ヒドロキ
シフェニルベンゾトリアゾール誘導体等である。これら
紫外線吸収剤は、いずれも市販されている。
【0012】紫外線吸収剤は、オーバープリントニス組
成物の固形分を基準として、1重量%以上、好ましくは
1〜100重量%の割合で添加する。紫外線吸収剤の添
加量が1重量%未満であると、十分な耐光性が得られな
いおそれがある。紫外線吸収剤は、20重量%以下の割
合で添加することがさらに好ましい。
【0013】本発明のOPニス組成物は、オフセット印
刷方式、グラビア印刷方式もしくはシルクスクリーン方
式等で塗工することができる。塗工されたOPニス組成
物は、乾燥後実質的に無色透明の皮膜を形成する。
【0014】オフセット印刷方式で塗工する場合、本発
明のOPニス組成物は、フッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤
を除き、ロジン変性フェノール樹脂、石油樹脂、アルキ
ッド樹脂、またはこれら乾性油変性樹脂等の樹脂20〜
80重量%、あまに油、桐油、大豆油等の乾性油0〜8
0重量%、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、アロ
マチックハイドロカーボン、ナフテン、αーオレフィン
またはこれらの混合物等の溶剤0〜80重量%、ドライ
ヤー、乾燥抑制剤等の添加剤1〜5重量%からなる(フ
ッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤を除き、合計100重量
%)ことが好ましい。より好ましくは、樹脂1重量部に
対して乾性油0.3〜4重量部を配合する。
【0015】グラビア印刷方式で塗工する場合、本発明
のOPニス組成物は、フッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤を
除き、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、塩素化ポリオ
レフィン樹脂、塩化ゴム樹脂、エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂、ポリアミド樹脂およびセルロース樹脂からな
る群の中から選ばれる少なくとも1種の樹脂20〜50
重量%、およびトルエン、酢酸エチル、酢酸イソブチ
ル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
溶剤50〜80重量%からなる(フッ素樹脂粒子と紫外
線吸収剤を除き、合計100重量%)ことが好ましい。
【0016】本発明の印刷物は、概念駆動型の認知が可
能な情報を構成する印刷インキ皮膜が基材シートの少な
くとも一部に形成されているものである。基材シートと
しては、シート状で、印刷インキ受容性を有するもので
あれば任意のシートが利用できるが、中でも、パルプを
主成分とする紙、合成樹脂を主成分とするプラスチック
フィルム、あるいは合成樹脂を主成分としてその印刷イ
ンキ受容性を改善させた合成紙等が好ましく利用でき
る。
【0017】パルプを主成分とする紙としては、例え
ば、更紙、中質紙、上質紙等が利用できる。合成紙とし
ては、例えば、無孔質のプラスチックフィルムの片面ま
たは両面に印刷インキ受容性の塗料を塗布しその塗布膜
を形成して、印刷インキ受容性を改善させたものが利用
できる。このようなプラスチックフィルムとしては、例
えば、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム等
が例示でき、また印刷インキ受容性塗料としては、マッ
ト剤を含有するものが使用できる。マット剤としては、
シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が使用でき
る。
【0018】さらに、合成紙として、プラスチックフィ
ルムを発泡させて微細な孔を多数設け、この微細孔によ
って印刷インキ受容性を改善させたもの、溶剤溶解性の
微粉末を混合して製膜したプラスチックフィルムから微
粉末を溶剤により溶解除去し、こうして除去された微粉
末存在部位を微細な孔として、この微細孔によって印刷
インキ受容性を改善させたもの、あるいは微粉末を混合
して製膜したプラスチックフィルムを延伸し、この延伸
によって微粉末とプラスチックとの間に微細な亀裂を生
じせしめ、この微細な亀裂によって印刷インキ受容性を
改善させたもの等が適用できる。
【0019】なお、粘土質の材料を合成樹脂バインダー
中に分散させた塗被層を表面に備える基材シートも使用
することができる。このような粘土質の材料としては、
タルク、クレー、カオリン等が例示でき、合成樹脂バイ
ンダーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等の各種合成樹脂が利用で
きる。なお、合成樹脂バインダーとしてポリオレフィン
を利用する場合には、塗被層表面のポリオレフィンに酸
化処理を施して、本発明のOPニスとの密着性を増大さ
せることが望ましい。酸化処理としては、コロナ放電処
理、火炎処理、オゾン処理等が利用できる。なお、上記
塗被層は、その表面が平坦に構成されていることが望ま
しい。
【0020】このような塗被層は、オーバープリント層
が形成される面側に設けられていればよく、必ずしも基
材シートの両面に設けられている必要はない。基材シー
ト上に形成される印刷インキ皮膜としては、周知の印刷
技術に係るものが適用できる。例えば、シルクスクリー
ン印刷による印刷インキ皮膜、オフセット印刷による印
刷インキ皮膜、凸版印刷による印刷インキ皮膜、グラビ
ア印刷による印刷インキ皮膜、グラビアオフセット印刷
による印刷インキ皮膜等であり、一色に限らず、多色の
印刷インキで刷り重ねられた多層構造の印刷インキ皮膜
であってよい。
【0021】このような印刷インキ皮膜は、基材シート
全面に設けられる必要はなく、その一部に、概念駆動型
の認知が可能な可視情報を構成する形状に設けられれば
よい。ここで、概念駆動型の認知が可能な可視情報と
は、可視情報観察者の持つ既存の知識に基づいて上記情
報が認知されるもので、もっぱら刺激駆動型の知覚に頼
る可視情報(例えば、木目模様等の装飾模様等)と異な
り、その印刷インキ皮膜の形状が意味を有し、この意味
を認知することができるものをいい、主に、文字、記号
(例えば、電話や郵便を意味する記号、天気図において
使用される晴天や雨天を意味する記号、著作権や商標権
を示す記号、地図において使用される鉄道の記号や等高
線、芸能人等著名人の写真等)、あるいは建築物の間取
り図に用いられる各種の符号や線等であり、通常、上記
印刷物の価値を化体する。
【0022】本発明のOPニス組成物は、上記印刷方式
により、印刷インキ皮膜を含む印刷面を被覆するように
適用される。通常、OPニス層の厚さは、印刷方法によ
っても異なるが、0.5ないし1.5μm程度である。
【0023】なお、本発明において、フッ素樹脂粒子の
代わりに、ポリオレフィン粒子またはシリカ粒子を用い
てもよい。ポリオレフィン粒子としては、低密度ポリエ
チレン粒子、高密度ポリエチレン粒子、中密度ポリエチ
レン粒子、ポリプロピレン粒子、ポリブテン粒子、ポリ
ペンテン粒子、あるいはそれらの共重合体から構成され
る粒子を用いることができ、また実害のない範囲でオレ
フィン以外の微量のモノマーをオレフィンモノマーに対
して共重合させた共重合体粒子を用いることもできる。
これらの中でも、ポリエチレン粒子が好ましい。平均体
積粒径は、1〜30μmが好適である。またシリカ粒子
は、平均体積粒子が1〜40μmであるものが好適であ
る。
【0024】
【実施例】次に実施例により本発明を説明する。なお、
以下の例中、「%」は、重量基準である。 実施例1〜9、比較例1〜5 樹脂は固形であるため、使い易くするために溶剤、乾性
油で溶解した。すなわち、ロジン変性フェノール樹脂4
0%、桐油40%および3号ソルベント(日本石油化学
(株)製溶剤)20%を攪拌付き4つ口フラスコに仕込
み、180℃で1時間かけ溶解し、くみ出しワニス(以
下、ワニスAという)を調製した。
【0025】ワニスAに、フッ素樹脂粒子として体積平
均粒径3.9μmのPTFE粒子((株)セイシン企業
製FTワックスFT−301)と紫外線吸収剤として2
−(3,5−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゾトリアゾールを下記表1に示す比率で混合し、三本
ロールで十分に分散練肉した後、ナフテン酸コバルトド
ライヤー0.3重量%、ナフテン酸コバルトドライヤー
0.3重量%、ナフテン酸マンガンドライヤー0.3%
および乾燥抑制剤1重量%を混合した(表1には、ドラ
イヤーおよび乾燥抑制剤の量は省略されている)。
【0026】色インキとしてTKハイエコー黄(C.
I.ピグメントNo.12)を文字状に下刷りしたコー
ト紙に各OPニスを塗布し、耐光性試験により、下刷り
黄色インキが80%退色した時間で耐光性を評価した。
【0027】また、各OPニス0.3ccを展色機(R
Iテスター)にてコート紙に印刷し常温で24時間放置
後撥水性試験を以下のようにして行った。市販のコーヒ
ーを印刷物に1滴垂らし、1分間後、布で拭き取った時
の印刷物のべと付き度合いを以下の5段階基準で評価し
た。
【0028】5:優れる;4:良好;3:普通;2:や
や劣る;1:劣る。 結果を表1に併記する。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、撥
水性と耐光性に優れたオーバープリントニス層を備えた
印刷物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 秀樹 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋 インキ製造株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−164780(JP,A) 特開 平3−270194(JP,A) 特公 平7−108595(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 1/00 - 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートと、該基材シートの一部に設
    けられ、概念駆動型の認知が可能な情報を構成する印刷
    インキ皮膜と、該印刷インキ皮膜を含む印刷面を被覆し
    て設けられた透明オーバープリント層とを備え、該透明
    オーバープリント層が、フッ素樹脂粒子を、該オーバー
    プリントニス組成物の固形分を基準として、20ないし
    400重量%の割合で含有し、紫外線吸収剤を、該オー
    バープリントニス組成物の固形分を基準として、1重量
    %以上の割合で含有するオーバープリントニス組成物か
    ら構成されていることを特徴とする撥水性オーバープリ
    ント層を有する印刷物。
  2. 【請求項2】 前記フッ素樹脂粒子の体積平均粒径が、
    0.1ないし10μmであり、前記透明オーバープリン
    トニスの膜厚が0.5ないし1.5μmであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の印刷物。
  3. 【請求項3】 前記フッ素樹脂粒子が、2ないし5μm
    の体積平均粒径を有し、かつ透明オーバープリント層か
    ら突出した形態にある請求項1または2に記載の印刷
    物。
JP10081870A 1998-03-27 1998-03-27 撥水性オーバープリント層を有する印刷物 Expired - Fee Related JP3094063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081870A JP3094063B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 撥水性オーバープリント層を有する印刷物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081870A JP3094063B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 撥水性オーバープリント層を有する印刷物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11277924A JPH11277924A (ja) 1999-10-12
JP3094063B2 true JP3094063B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=13758511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10081870A Expired - Fee Related JP3094063B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 撥水性オーバープリント層を有する印刷物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094063B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7169444B2 (en) 2000-03-13 2007-01-30 Seiko Epson Corporation Method for treating surface of ink jet recording medium having recorded image
JP5123481B2 (ja) * 2005-11-28 2013-01-23 日包興業株式会社 枚葉オフセット印刷機による厚盛り印刷方法
JP2007167853A (ja) * 2006-12-28 2007-07-05 Dainippon Printing Co Ltd 凹凸感を有するマット加工印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11277924A (ja) 1999-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6008436B1 (ja) ガラス基材用高品位・高精細スクリーン印刷インキ組成物、当該インキ組成物をスクリーン印刷した印刷物及び当該印刷物の製造方法
JP4925656B2 (ja) インクジェット印刷物
WO2016039354A1 (ja) 絵画の複製物の製造方法
US20120107579A1 (en) Ink composition
WO1998047973A1 (fr) Encre, pellicule, article et procede de transfert par pression liquide
JP3094063B2 (ja) 撥水性オーバープリント層を有する印刷物
JPH11279441A (ja) 撥水性オーバープリントニス組成物
JP4132195B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型オーバープリントニス組成物および印刷物
JP3762526B2 (ja) オーバープリント層を有する印刷物
US20070123607A1 (en) Environmental-friendly inkjet ink composition
JP2008272979A (ja) 非水系インクジェット印刷用塗装金属板及びインクジェット印刷塗装金属板
JP2016155903A (ja) フォトクロミック光輝性インキ及びその印刷物
JP3131358U (ja) 感圧修正テープ
EP0919600A1 (en) Water-repellent overprint varnish composition and printed matter made by using the same
JP2004067914A (ja) インキ組成物
JP3143581B2 (ja) オーバープリントニス組成物
JP2001260542A (ja) 熱転写記録媒体
JP2003195550A (ja) 液体トナー受容層形成用塗工液およびそれを用いた静電印刷用シート
JPH10315611A (ja) インキジェット用記録材およびその製造方法
CN115960492B (zh) 一种油性喷墨墨水及其制备方法和应用
JP5066882B2 (ja) 染料インキ及び熱転写シート
JP2001293943A (ja) 記録用シート
JP3641317B2 (ja) 熱転写シート用インキ組成物及び熱転写シート
JP2009018478A (ja) インクジェット記録媒体、及び印画物
JPH0576427B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140728

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees