JP3093893B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3093893B2
JP3093893B2 JP04303382A JP30338292A JP3093893B2 JP 3093893 B2 JP3093893 B2 JP 3093893B2 JP 04303382 A JP04303382 A JP 04303382A JP 30338292 A JP30338292 A JP 30338292A JP 3093893 B2 JP3093893 B2 JP 3093893B2
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幸男 山中
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博之 西野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チョッパ回路を用いて
直流電圧変換を行う電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力に対して直列または並列
に接続されたスイッチング素子をオン・オフ制御するこ
とによって、入力電圧を降圧または昇圧した直流出力電
圧を得る電源装置が提供されている。たとえば、昇圧形
の電源装置は、図6に示すような構成を有している。図
6の例では、交流電源ACを全波整流するダイオードブ
リッジなどの整流器REの出力である脈流電圧を入力電
圧Viとし、整流器REの出力端間にインダクタCHの
1次巻線L1 とMOSFETなどからなるスイッチング
素子Q1 および抵抗R5 との直列回路を接続し、スイッ
チング素子Q1 に逆流阻止用のダイオードD1 と平滑用
のコンデンサC1 との直列回路を並列接続した主回路1
を備える。スイッチング素子Q1 は、後述する制御回路
2によってオン・オフ制御される。
【0003】図6の回路から主回路1だけを取り出す
と、図7のようになる。スイッチング素子Q1 がオンで
ある期間には、インダクタCHの1次巻線L1 に入力電
圧Viが印加され、インダクタCHの1次巻線L1 に流
れる電流iL1は、スイッチング素子Q1 のオン後の経過
時間をtとすればiL1=(Vi/L1 )tになる(ただ
し、L1 は1次巻線L1 のインダクタンス)。すなわ
ち、スイッチング素子Q1のオン期間をTONとすれば、
インダクタCHの1次巻線L1 に流れる電流iL1のピー
ク値IP はIP =(Vi/L1 )TONになる。一方、ス
イッチング素子Q1がオフになると、インダクタCHの
1次巻線L1 の両端電圧は、コンデンサC1の両端電圧
である出力電圧をVoとしダイオードD1 の順電圧降下
を無視すれば、−(Vo−Vi)になる。すなわち、ス
イッチング素子Q1 がオフになるとオン時とは逆極性の
電圧がインダクタCHの1次巻線L1 の両端間に加わ
る。スイッチング素子Q1 がオンである間にインダクタ
1 に蓄積されたエネルギーは、スイッチング素子Q1
がオフになると放出され、この間にインダクタCHの1
次巻線L1 に流れる電流iL1は、スイッチング素子Q1
のオフ後の経過時間をtとすれば、iL1=IP −{(V
o−Vi)/L1 }tになる。したがって、インダクタ
CHの1次巻線L1 に流れる電流iL1は、図8(a)の
ようになる。図8では、スイッチング素子Q1 が時刻t
1 でオン、時刻t2 でオフになった状態を示す。
【0004】ところで、インダクタCHは2次巻線L2
を有しており、1次巻線L1 と2次巻線L2 との巻比を
1 :n2 とすれば、インダクタCHの2次巻線L2
誘導される電圧e2 は、スイッチング素子Q1 のオン期
間にはe2 =(n2 /n1 )Viになり、スイッチング
素子Q1 のオフ期間にはe2 =−(n2 /n1 )(Vo
−Vi)になる。また、スイッチング素子Q1 のオフ期
間において、インダクタL1 の蓄積エネルギーがすべて
放出されると、2次巻線L2 には電圧は誘導されなくな
る。したがって、入力電圧Viが直流の一定電圧である
とすれば、2次巻線L2 への誘導電圧e2 は、図8
(b)のように、スイッチング素子Q1 のオン・オフに
伴って極性が反転する矩形波状になる。
【0005】スイッチング素子Q1 のオン・オフのタイ
ミングは、制御回路2によって制御される。制御回路2
は、入力電圧Vi、出力電圧Vo、スイッチング素子Q
1 に流れる電流、インダクタCHの2次巻線L2 に誘導
される電圧e2 を総合して、スイッチング素子Q1 のオ
ン・オフのタイミングを決定する。すなわち、入力電圧
Viは整流器REの出力端間に接続された第1検出部と
しての2個の抵抗R1,R2 により分圧されて第1の検
出電圧V1 として制御回路2に入力され、出力電圧Vo
はコンデンサC1 の両端間に接続された第2検出部とし
ての2個の抵抗R6 ,R7 により分圧されて第2の検出
電圧V2 として制御回路2に入力される。また、スイッ
チング素子Q1 に流れる電流はスイッチング素子Q1
直列接続された第3検出部としての抵抗R5 の両端電圧
として検出され、この電圧が第3の検出電圧V3 として
制御回路2に入力される。インダクタCHの2次巻線L
2の両端電圧e2 は、抵抗R4 を介して制御回路2に入
力される。ここに、制御回路2の主要部(図6において
破線で囲んだ部分)は、集積回路(たとえば、モトロー
ラ社製MC34261)として提供されており、若干の
部品を外付けすれば制御回路2を構成できるようになっ
ている。
【0006】制御回路2は、第2の検出電圧V2 を基準
電圧発生部29で設定した基準電圧Vref と比較し、第
2の検出電圧V2 と基準電圧Vref との差分に比例した
出力を発生する誤差検出部である誤差増幅器21を備え
る。誤差増幅器21から出力される誤差電圧V2 ′は、
第1の検出電圧V1 とともに乗算器22に入力され、乗
算器22からは第1の検出電圧V1 と誤差電圧V2 ′と
を乗算した結果に比例する出力値QMが得られる。した
がって、乗算器22の出力値QMは、QM=κV
1 2 ′(κは定数)と表すことができる。乗算器22
の出力値QMは比較器23において第3の検出電圧V3
と比較され、比較器23の出力は、第3の検出電圧V3
が乗算器22の出力値QM以上(V3 ≧QM)になる期
間はHレベルになる。比較器23の出力がHレベルに立
ち上がるとRSラッチ24はリセットされ、RSラッチ
24の出力がLレベルになると出力回路25の出力がL
レベルになってスイッチング素子Q1 がオフになる。要
するに、スイッチング素子Q1 がオンである期間には、
図8(a)のようにインダクタCHの1次巻線L1 に流
れる電流iL1が増加するとスイッチング素子Q1 に流れ
る電流も増加するから、第3の検出電圧V3 によってス
イッチング素子Q1 に流れる電流を監視し、所望のエネ
ルギーがインダクタCHに蓄積された時点でスイッチン
グ素子Q1 をオフにするのである。このように、第1の
検出電圧V1 、第2の検出電圧V2 、第3の検出電圧V
3 は、スイッチング素子Q1 をオフにするタイミングを
決定する。言い換えると、インダクタCHの1次巻線L
1 に流れる電流iL1のピーク値IP は抵抗R5 を流れる
電流のピーク値と等しいから、IP 5 =V3 =κV1
2 ′を満足することになり、図9のように、電流iL1
ピーク値IP の包絡線は入力電圧Viである脈流電圧と
同じ形になる。
【0007】一方、スイッチング素子Q1 をオンにする
タイミングは、第4検出部であるインダクタCHの2次
巻線L2 に第4の検出電圧として誘導される電圧e2
よって決定される。すなわち、スイッチング素子Q1
オフになれば、インダクタCHの2次巻線L2 に図6の
矢印の極性を有した電圧e2 が誘導され、インダクタC
Hに蓄積されたエネルギーが放出されるに従って誘導電
圧e2 は低下するから、誘導電圧e2 をゼロ点検出器2
6により既定電圧と比較して誘導電圧e2 がほぼ0Vに
なる時点を検出する。ゼロ点検出器26により誘導電圧
2 がほぼ0Vになる時点が検出されると(つまり、イ
ンダクタCHの蓄積エネルギーが規定値以下になる
と)、RSラッチ24をセットする。RSラッチ24の
出力がHレベルになると、出力回路25の出力がHレベ
ルになり、スイッチング素子Q1 がオンになる。すなわ
ち、インダクタCHの2次巻線L2 に誘導される電圧e
2 を監視することによって、スイッチング素子Q1 をオ
ンにするタイミングを決定するのである。ここで、遅延
回路27およびタイマ回路28は、RSラッチ24の動
作を確実にするために設けられている。
【0008】上述のようにして、乗算器22、比較器2
3、RSラッチ24、出力回路25によって判定制御部
が構成されるのであって、主回路1の各部の電圧や電流
に基づいてスイッチング素子Q1 のオン・オフのタイミ
ングを決定することにより、主回路1の出力電圧Voは
制御回路2で設定した基準電圧Vref に応じた一定電圧
に保たれるように制御されることになる。また、入力電
流波形は正弦波に近い波形になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の検出
電圧V1 と入力電圧Viとの間には、上述したように、
1 =κ1 Vi(κ1 は抵抗R1 ,R2 の分圧比)とい
う関係がある。一方、主回路1への入力電流Iiはイン
ダクタCHの1次巻線L1 を流れる電流iL1のピーク値
P に比例し、入力電流Iiの波形は、図10のように
ピーク値IP の包絡線を約1/2倍にした曲線となる。
ここで、入力電力をWとするとき、入力電流Iiは、I
i=W/Viと表すことができるから、ピーク値IP
入力電圧Viに反比例する。また、第3の検出電圧V3
のピーク値は、V3 =IP 5 であるから、比例定数を
κ3 とすれば、V3 =κ3 (1/Vi)と表すことがで
きることになる。
【0010】一方、インダクタCHの1次巻線L1 を流
れる電流iL1がピーク値IP になるときには、第1の検
出電圧V1 と第3の検出電圧V3 と誤差電圧V2 ′との
間には、V3 =κV1 2 ′が成立するから、入力電圧
Viに対する誤差電圧V2 ′は、κ3 /κκ1 =κ2
おけば、V2 ′=κ2 (1/Vi2 )となり、誤差増幅
器21から出力される誤差電圧V2 ′は、入力電圧の2
乗に反比例することになる。
【0011】このことは、上記構成の電源装置につい
て、負荷を変更せずに出力電圧Voを一定に保ち、入力
電圧Viのみが変化した場合に、誤差電圧V2 ′には入
力電圧Viの変化倍率の2乗倍の変化幅が要求されるこ
とを意味している。たとえば、入力電圧Viが100〜
300Vの間で変化し、他の条件は変更されないものと
すれば、入力電圧Viが100Vである場合に比較して
入力電圧が300Vである場合には、入力電圧Viの変
化倍率が3倍であるから、誤差電圧V2 ′を1/9の大
きさに制御しなければならない。
【0012】すなわち、乗算器22の入力電圧V2 ′の
許容範囲の上限値をV2H′、下限値をV2L′とし、入力
電圧の上限値をVH 、下限値をVL とすれば、V2H′≧
κ2(1/VL 2 )、かつ、V2L′≦κ2 (1/
H 2 )=κ2 (VL /VH 2 (1/VL 2 )を満た
さなければならないから、(VH /VL 2 2L′≦κ
2 (1/VL 2 )≦V2H′という関係が得られる。した
がって、V2H′/V2L′≧(VH /VL 2 となるので
あり、誤差電圧V2 ′は、入力電圧Viの変化倍率の2
乗に反比例した倍率で変化するのである。
【0013】しかしながら、誤差増幅器21の出力電圧
や、誤差増幅器21の出力に接続されている乗算器22
の入力電圧には制限があるから、誤差電圧V2 ′の変化
倍率が大きいと正常な制御ができなくなるという問題が
生じる。たとえば、誤差電圧V2 ′が許容範囲の上限値
を越えようとすると出力電圧Voは所定電圧よりも下が
ることになり、逆に誤差電圧V2 ′が許容範囲の下限値
よりも下がろうとすると出力電圧Voが所定電圧を越
え、場合によっては主回路1が破壊するという問題が生
じる。とくに、上述したように既製の集積回路を制御回
路2に用いる場合には、誤差増幅器21や乗算器22の
動作許容範囲は仕様として既定されているから、入力電
圧Viの変化範囲は集積回路の仕様によって狭い範囲に
制限されるという問題がある。
【0014】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、入力電圧が広範囲に亙って変化しても出力電
圧を一定に保つことができるようにした電源装置を提供
しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、ス
イッチング素子およびインダクタを含みスイッチング素
子のオン期間にインダクタに蓄積したエネルギをスイッ
チング素子のオフ期間に出力側に放出させることにより
直流電圧変換を行うチョッパ回路よりなる主回路と、ス
イッチング素子をオン・オフ制御する制御回路とを備
え、制御回路に、主回路への入力電圧に比例した第1の
検出電圧を発生する第1検出部と、主回路の出力電圧に
比例した第2の検出電圧を発生する第2検出部と、スイ
ッチング素子への通電電流に比例した第3の検出電圧を
発生する第3検出部と、インダクタに流れる電流に比例
した第4の検出電圧を発生する第4検出部と、第2の検
出電圧と設定電圧との差分を誤差電圧として出力する誤
差検出部と、第3の検出電圧が第1の検出電圧と誤差電
圧との積に規定倍率を乗じた電圧値になるとスイッチン
グ素子をオフにしインダクタの蓄積エネルギーが規定値
以下まで放出されたことを第4の検出電圧に基づいて検
出するとスイッチング素子をオンにする判定制御部と
入力電圧の変動に対して第2の検出電圧を一定に保つよ
うに入力電圧が上昇すると入力電圧に対する第1の検出
電圧の比を小さくする方向に調節する電圧調節部とを具
備することを特徴とする
【0016】請求項2の発明では、スイッチング素子お
よびインダクタを含みスイッチング素子のオン期間にイ
ンダクタに蓄積したエネルギをスイッチング素子のオフ
期間に出力側に放出させることにより直流電圧変換を行
うチョッパ回路よりなる主回路と、スイッチング素子を
オン・オフ制御する制御回路とを備え、制御回路は、主
回路への入力電圧に比例した第1の検出電圧を発生する
第1検出部と、主回路の出力電圧に比例した第2の検出
電圧を発生する第2検出部と、スイッチング素子への通
電電流に比例した第3の検出電圧を発生する第3検出部
と、インダクタに流れる電流に比例した第4の検出電圧
を発生する第4検出部と、第2の検出電圧と設定電圧と
の差分に比例した電圧を誤差電圧として出力する誤差検
出部と、第3の検出電圧が第1の検出電圧と誤差電圧と
の積に規定倍率を乗じた電圧値になるとスイッチング素
子をオフにしインダクタの蓄積エネルギーが規定値以下
まで放出されたことを第4の検出電圧に基づいて検出す
るとスイッチング素子をオンにする判定制御部と、入力
電圧の変動に対して第2の検出電圧を一定に保つように
入力電圧が上昇すると第2の検出電圧と設定電圧との差
分に対する誤差電圧の比を小さくする方向に調節する電
圧調節部とを具備することを特徴とする
【0017】請求項3の発明では、スイッチング素子お
よびインダクタを含みスイッチング素子のオン期間にイ
ンダクタに蓄積したエネルギをスイッチング素子のオフ
期間に出力側に放出させることにより直流電圧変換を行
うチョッパ回路よりなる主回路と、スイッチング素子を
オン・オフ制御する制御回路とを備え、制御回路は、主
回路への入力電圧に比例した第1の検出電圧を発生する
第1検出部と、主回路の出力電圧に比例した第2の検出
電圧を発生する第2検出部と、スイッチング素子への通
電電流に比例した第3の検出電圧を発生する第3検出部
と、インダクタに流れる電流に比例した第4の検出電圧
を発生する第4検出部と、第2の検出電圧と設定電圧と
の差分を誤差電圧として出力する誤差検出部と、第3の
検出電圧が第1の検出電圧と誤差電圧との積に規定倍率
を乗じた電圧値になるとスイッチング素子をオフにしイ
ンダクタの蓄積エネルギーが規定値以下まで放出された
ことを第4の検出電圧に基づいて検出するとスイッチン
グ素子をオンにする判定制御部と、入力電圧の変動に対
して第2の検出電圧を一定に保つように入力電圧が上昇
するとスイッチング素子への通電電流に対する第3の検
出電圧の比を大きくする方向に調節する電圧調節部とを
具備することを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成によれば、電圧調節部を設けることに
よって、第1の検出電圧、誤差電圧、第3の検出電圧の
いずれかを入力電圧の高低に応じて調節し、第2の検出
電圧をほぼ一定に保つようにしているので、入力電圧が
大幅に変動しても出力電圧をほぼ一定に保つことが可能
になるのである。すなわち、入力電圧として許容される
電圧範囲の上下限の差を大きくとりながらも出力電圧を
安定化することができるのである。
【0019】
【実施例】
(実施例1)本実施例は、図6に示した従来構成に電圧
調節部として電圧調節回路3を追加し、入力電圧Viに
応じて乗算器22に入力する第1の検出電圧V1 を切り
換えるようにしたものである。すなわち、電圧調節回路
3は、入力電圧Viを分圧する2個の抵抗R10,R
11と、抵抗R11にダイオードD2 を介して並列接続され
た平滑用のコンデンサC2 と、コンデンサC2 の両端電
圧を既定の基準電圧Vref2と比較するオープンコレクタ
型の出力部を有したコンパレータCP1 と、コンパレー
タCP1 の出力端にアノードが接続され抵抗R1 ,R2
の接続点にカソードが接続されたダイオードD3 と、ダ
イオードD3 のアノード側に直列接続されダイオードD
3 との直列回路が抵抗R1 に並列に接続された抵抗R12
とを備えている。
【0020】電圧調節回路3の動作について説明する。
入力電圧Viは抵抗R10,R11によって分圧されコンデ
ンサC2 により平滑化されてコンデンサC2 の両端電圧
が比較電圧VcとしてコンパレータCP1 に入力され
る。したがって、比較電圧Vcは入力電圧Viの短時間
の変動ではなく、入力電圧Viの時間平均の変動を反映
することになる。コンパレータCP1 では、比較電圧V
cを基準電圧Vref2と比較し、Vc<Vref2となる期
間、すなわち入力電圧Viが比較的低い期間には出力を
オープンにする。コンパレータCP1 の出力がオープン
になれば、ダイオードD3 がオンになるから抵抗R12
抵抗R1 に並列接続され、抵抗R1 ,R2 の接続点の電
位である第1の検出電圧V1 は、抵抗R1 および抵抗R
12の並列抵抗と抵抗R2 とにより入力電圧Viを分圧し
た電圧になる。この分圧比をAL とすれば、AL =R2
/{R1 /(1+R1 /R12)+R2 }になる。
【0021】一方、入力電圧Viが比較的高くVc≧V
ref2となる期間には、コンパレータCP1 の出力はショ
ートとなるので、ダイオードD3 がオフになって抵抗R
12が抵抗R1 から切り離されることになり、第1の検出
電圧V1 は抵抗R1 ,R2 のみにより入力電圧Viを分
圧した電圧になる。このときの分圧比をAH とすれば、
H =R2 /(R1 +R2 )になる。すなわち、入力電
圧Viが比較的低い期間の分圧比AL を、入力電圧Vi
が比較的高い期間の分圧比AH よりも大きくすることに
よって、入力電圧Viの変動幅に比較して第1の検出電
圧V1 の変動幅を小さくするのである。従来の技術で説
明したように、V3 =κV1 2 ′であり、第3の検出
電圧のピーク値は比較的変動が少ないから、第1の検出
電圧V1の変動幅が小さくなれば、第2の検出電圧V2
の変動幅も小さくなる。このようにして、入力電圧Vi
が比較的広範囲に亙って変化しても、制御回路2に入力
される第2の検出電圧V2 の変動幅を抑制することがで
き、出力電圧Voをほぼ一定に保つことができるのであ
る。
【0022】次に、抵抗R1 ,R2 ,R12の値の設定方
法について説明する。ここで、入力電圧Viについて、
上限値および下限値をそれぞれVH ,VL とし、分圧比
を切り換えるときの入力電圧ViをVM とする。また、
誤差電圧V2 ′について、上限値と下限値とをそれぞれ
2H′,V2L′とする。ここで、V3 =κV1 2 ′で
あり、分圧比がAL である期間にはAL L ≦V1 ≦A
L M である。V1 =AL L のときは、V2 ′≦
2H′という条件を満たさなければならないから、次式
が成立する。 V3 ≦κAL L 2H′ (1) また、V2 =AL M のときには、V2 ′≧V2L′とい
う条件を満たさなければならないから、次式が成立す
る。 V3 ≧κAL M 2L′ (2) 同様にして、分圧比がAH である期間には、次式が成立
する。 V3 ≦κAH M 2H′ (3) V3 ≧κAH H 2L′ (4) ところで、入力電流Iiは、インダクタCHの1次巻線
1 に流れる電流iL1の約1/2倍であり、スイッチン
グ素子Q1 のオン期間には電流iL1は抵抗R5に流れる
電流に等しいから、入力電力をWとすればV3 =2WR
5 /Viであって、(4)式によればAH ≦V3 /κV
H 2L′=2WR5 /κVH 2 2L′であり、上述のよ
うにAH =R2 /(R1 +R2 )であるから、結局、抵
抗R1 ,R2 は次式を満たすことが必要である。 R2 /(R1 +R2 )≦2WR5 /κVH 2 2L′ … 一方、(1)式によればAL ≧V3 /κVL 2H′であ
り、上述のようにAL =R2 /{R1 /(1+R1 /R
12)+R2 }であるから、抵抗R1 ,R2 ,R12は次式
を満たすことが必要である。 R2 /{R1 /(1+R1 /R12)+R2 }≧2WR5 /κVL 2 2H′… さらに、発明が解決しようとする課題の項で説明したよ
うに、V2H′/V2L′≧(VM /VL 2 かつ、 V2H′/V2L′≧(VH /VM 2が成立する必要があ
る。両式を変形すれば、VM 2 ≦(V2H′/V2L′)V
L 2、かつVM 2 ≧(V2L′/V2H′)VH 2 であり、
(V2H′/V2L′)VL 2 =VM1 2 、(V2L′/
2H′)VH 2 =VM2 2 とおけば、VM1 2 ≧VM 2 ≧V
M2 2が成立しなければならないから、結果的に次式を満
足すればよい。 VM1>VM2 … 主回路1や制御回路2の仕様に応じて、上述した条件
〜を満たすように抵抗R1 ,R2 ,R12の定数値、入
力電圧Viの上限値VH および下限値VL を設定すれ
ば、電圧調節回路3を設けていない場合に比較して入力
電圧Viの可変範囲を大幅に広くすることができるので
ある。ここで、制御回路2の仕様に対して、第1の検出
電圧V1 を2段階に切り換えるだけでは、入力電圧Vi
の上限値VHおよび下限値VL の変動幅に対応できない
場合には、第1の検出電圧V1 の切換段数をさらに多く
してもよい。
【0023】(実施例2)実施例1では、入力電圧Vi
に応じて第1の検出電圧V1 を切り換えるようにしてい
たが、本実施例では、図2に示すように、第3の検出電
圧V3 を切り換えるようにした点が相違する。すなわ
ち、電圧調節回路3は、実施例1と同様に、入力電圧V
iを分圧する2個の抵抗R10,R11および、抵抗R11
並列接続された平滑用のコンデンサC2 を備え、コンデ
ンサC2 の両端電圧を比較電圧Vcとしてコンパレータ
CP1 で基準電圧Vref2と比較するようになっている。
コンパレータCP1 の出力端にはプルアップ用の抵抗R
14が接続され、コンパレータCP1 の出力によってスイ
ッチ素子としてのトランジスタQ2 をオン・オフするよ
うになっている。トランジスタQ2 のエミッタ−コレク
タには抵抗R13が直列接続され、この直列回路は、スイ
ッチング素子Q1 に直列接続されている抵抗R5に並列
に接続される。
【0024】コンパレータCP1 は、入力電圧Viが低
く比較電圧Vcが基準電圧Vref2よりも低い期間には
(Vc<Vref2)、トランジスタQ2 をオンにして抵抗
13を抵抗R5 に並列に接続することによって第3の検
出電圧V3 を引き下げ、入力電圧Viが高く比較電圧V
cが基準電圧Vref2以上である期間には(Vc≧Vref
2)、トランジスタQ2 をオフにして抵抗R13を抵抗R
5 から切り離して第3の検出電圧V3 を引き上げる。
【0025】本実施例では第3の検出電圧V3 を入力電
圧Viに応じて切り換えるのであり、上述したように、
第1の検出電圧V1 、誤差電圧V2 ′、第3の検出電圧
3にはV3 =κV1 2 ′という関係があるから、入
力電圧Viの変動幅に対して第2の検出電圧V2 (=V
2 ′+Vref )の変化幅を小さくすることができるので
ある。すなわち、入力電圧Viが大幅に変動しても、出
力電圧Voをほぼ一定に保つことができるのである。他
の構成および動作は実施例1と同様である。
【0026】(実施例3)本実施例では、図3に示すよ
うに、入力電圧Viに応じて第1の検出電圧V1を調節
するようにしているものであって、実施例1では電圧調
節回路3にコンパレータCP1 を用いたのに対して、本
実施例ではカレントミラーCMを用いている点に相違が
ある。
【0027】すなわち、整流器REの出力端とインダク
タCHの1次巻線L1 との間に逆流阻止用のダイオード
4 を付加し、電圧調節回路3は、ダイオードD4 のカ
ソードと1次巻線L1 との接続点において入力電圧Vi
を検出するように構成されている。入力電圧Viは2個
の抵抗R10,R11により分圧され、抵抗R11に並列接続
されたコンデンサC2 により平滑化される。2個のトラ
ンジスタQ3 ,Q4 により構成されたカレントミラーC
Mには抵抗R15を通してコンデンサC2 の両端電圧に対
応する電流が流入するから、カレントミラーCMの出力
電流は、コンデンサC2 の両端電圧に応じて増減するこ
とになる。カレントミラーCMの出力側となるトランジ
スタQ4 のエミッタ−コレクタは抵抗R2 に並列接続さ
れるから、カレントミラーCMの出力電流が増加すれ
ば、第1の検出電圧V1 は等価的に引き下げられること
になる。つまり、実施例1では入力電圧Viに応じて第
1の検出電圧V1 を2段階に切り換えるようにしていた
が、本実施例ではカレントミラーCMによって無段階連
続的に第1の検出電圧V1 を増減させるのである。
【0028】本実施例では、抵抗R10,R11の接続点と
抵抗R1 ,R2 の接続点との間に、ダイオードD5 と抵
抗R16との直列回路を接続してあり、入力電圧Viの脈
流波形における谷部分においてダイオードD5 がオフに
なると、抵抗R16を切り離して第1の検出電圧V1 を引
き上げるのであって、ダイオードD5 と抵抗R16とは、
入力電圧Viの谷部分においてスイッチング素子Q1
オン期間を長くする機能を有している。また、ダイオー
ドD4 はインダクタCHの回生電流を阻止することによ
って、入力電流の高調波成分を低減させる機能を有して
いる。他の構成は実施例1と同様である。
【0029】(実施例4)本実施例における電圧調節回
路3は、図4に示すように、入力電圧Viに応じて誤差
電圧V2 ′を切り換えるようにしてある。本実施例で
は、制御回路2の全体を1個の集積回路で構成するので
はなく、制御回路2の各機能別に集積回路を用いて構成
しているが、制御回路2の機能については上述した各実
施例に示したものと同様である。
【0030】電圧調節回路3では、実施例1と同様に、
入力電圧Viを抵抗R10,R11で分圧し、抵抗R11にダ
イオードD2 とコンデンサC2 との直列回路を並列接続
することによって、コンデンサC2 で平滑化した電圧を
比較電圧VcとしてコンパレータCP1 に入力する。ま
た、コンパレータCP1 では、比較電圧Vcを基準電圧
Vref2と比較し、比較電圧Vcが基準電圧Vref2より小
さいときには出力回路がオープンになる。一方、制御回
路2の誤差増幅器21の出力端には回路アースに一端が
接続されている2個の抵抗R17,R18の直列回路が接続
され、さらに両抵抗R17,R18の接続点とコンパレータ
CP1 の出力端との間には抵抗R19が接続されている。
【0031】乗算器22に入力される誤差電圧V2
は、抵抗R17,R18の接続点より得られる。したがっ
て、コンパレータCP1 が出力回路がオープンであると
きには、抵抗R17,R18のみの分圧比により誤差増幅器
21の出力電圧が分圧され、コンパレータCP1 の出力
回路がショートであるときには、抵抗R18および抵抗R
19の並列抵抗と抵抗R17とによる分圧比により誤差増幅
器21の出力電圧が分圧される。すなわち、入力電圧V
iが低く比較電圧Vcが基準電圧Vref2よりも小さい期
間には、コンパレータCP1 の出力回路はオープンにな
り誤差増幅器21の出力電圧を抵抗R17,R18によって
分圧した誤差電圧V2 ′が得られる。入力電圧Viが高
く比較電圧Vcが基準電圧Vref2以上である期間には、
コンパレータCP1 の出力回路がショートになり誤差増
幅器21の出力電圧を抵抗R17,R18,R19によって分
圧した誤差電圧V2 ′が得られるのである。このように
して、入力電圧Viの変化に対する誤差電圧V2 ′の変
化幅を小さくすることができ、結果的に入力電圧Viが
大きく変化しても出力電圧V0 を一定に保つことができ
るのである。他の構成は実施例1と同様である。
【0032】(実施例5)本実施例における電圧調節回
路3は、図5に示すように、入力電圧Viの高低に応じ
て乗算器22の出力を切り換えるものである。入力電圧
Viの高低の検出は実施例4と同様であって、入力電圧
Viを抵抗R10,R11により分圧し、ダイオードD2
介してコンデンサC2 により平滑化した電圧をコンパレ
ータCP1の比較電圧Vcとして基準電圧Vref2と比較
するようになっている。乗算器22の出力端と回路アー
スとの間には、抵抗R20,R21の直列回路が接続され、
比較器23には両抵抗R20,R21の接続点の電圧が入力
される。また、両抵抗R20,R21の接続点とコンパレー
タCP1 の出力端との間には抵抗R22が接続されてい
る。
【0033】したがって、入力電圧Viが低く比較電圧
Vcが基準電圧Vref2より小さい期間にはコンパレータ
CP1 の出力回路がオープンになり乗算器22の出力電
圧は抵抗R20,R21のみによって分圧されることにな
る。一方、入力電圧Viが高く比較電圧Vcが基準電圧
Vref2以上である期間にはコンパレータCP1 の出力回
路がショートになり乗算器22の出力電圧は抵抗R20
21,R22により分圧されることになる。このようにし
て、入力電圧Viが高くなると乗算器22の出力電圧の
分圧比を小さくして比較器23に入力する電圧を引き下
げるから、結果的に入力電圧Viが大きく変化しても出
力電圧Voを一定に保つことができるのである。他の構
成は実施例4と同様である。
【0034】上述した各実施例では主回路1を昇圧型の
チョッパ回路としたが、他の形式のチョッパ回路(昇圧
型や反転型(昇降圧型)など)であっても本発明の技術
思想を適用することができるのはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のように、電圧調節部を設
けることによって、第1の検出電圧、誤差電圧、第3の
検出電圧のいずれかを入力電圧の高低に応じて調節し、
第2の検出電圧をほぼ一定に保つようにしているので、
入力電圧が大幅に変動しても出力電圧をほぼ一定に保つ
ことが可能になるという利点を有する。すなわち、入力
電圧として許容される電圧範囲の上下限の差を大きくと
りながらも、入力電流の高調波歪が改善され安定した直
流電圧を出力することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路図である。
【図2】実施例2を示す回路図である。
【図3】実施例3を示す回路図である。
【図4】実施例4を示す回路図である。
【図5】実施例5を示す回路図である。
【図6】従来例を示す回路図である。
【図7】従来例における主回路を示す回路図である。
【図8】従来例における主回路の動作説明図である。
【図9】従来例における入力電圧波形とインダクタに流
れる電流との関係を示す動作説明図である。
【図10】従来例における入力電流とインダクタに流れ
る電流との関係を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 主回路 2 制御回路 3 電圧切換回路 21 誤差増幅器 22 乗算器 23 比較器 24 RSラッチ 25 出力回路 CH インダクタ L1 1次巻線 L2 2次巻線 Q1 スイッチング素子 R1 抵抗 R2 抵抗 R5 抵抗 R6 抵抗 R7 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 博之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 西浦 晃司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 濱本 勝信 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−22865(JP,A) 特開 平5−184159(JP,A) 特開 平4−168975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/155

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子およびインダクタを含
    スイッチング素子のオン期間にインダクタに蓄積した
    エネルギをスイッチング素子のオフ期間に出力側に放出
    させることにより直流電圧変換を行うチョッパ回路より
    なる主回路と、スイッチング素子をオン・オフ制御する
    制御回路とを備え、制御回路は、主回路への入力電圧に
    比例した第1の検出電圧を発生する第1検出部と、主回
    路の出力電圧に比例した第2の検出電圧を発生する第2
    検出部と、スイッチング素子への通電電流に比例した第
    3の検出電圧を発生する第3検出部と、インダクタに流
    れる電流に比例した第4の検出電圧を発生する第4検出
    部と、第2の検出電圧と設定電圧との差分を誤差電圧と
    して出力する誤差検出部と、第3の検出電圧が第1の検
    出電圧と誤差電圧との積に規定倍率を乗じた電圧値にな
    るとスイッチング素子をオフにしインダクタの蓄積エネ
    ルギーが規定値以下まで放出されたことを第4の検出電
    圧に基づいて検出するとスイッチング素子をオンにする
    判定制御部と、入力電圧の変動に対して第2の検出電圧
    を一定に保つように入力電圧が上昇すると入力電圧に対
    する第1の検出電圧の比を小さくする方向に調節する電
    圧調節部とを具備することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子およびインダクタを含
    スイッチング素子のオン期間にインダクタに蓄積した
    エネルギをスイッチング素子のオフ期間に出力側に放出
    させることにより直流電圧変換を行うチョッパ回路より
    なる主回路と、スイッチング素子をオン・オフ制御する
    制御回路とを備え、制御回路は、主回路への入力電圧に
    比例した第1の検出電圧を発生する第1検出部と、主回
    路の出力電圧に比例した第2の検出電圧を発生する第2
    検出部と、スイッチング素子への通電電流に比例した第
    3の検出電圧を発生する第3検出部と、インダクタに流
    れる電流に比例した第4の検出電圧を発生する第4検出
    部と、第2の検出電圧と設定電圧との差分に比例した電
    を誤差電圧として出力する誤差検出部と、第3の検出
    電圧が第1の検出電圧と誤差電圧との積に規定倍率を乗
    じた電圧値になるとスイッチング素子をオフにしインダ
    クタの蓄積エネルギーが規定値以下まで放出されたこと
    を第4の検出電圧に基づいて検出するとスイッチング素
    子をオンにする判定制御部と、入力電圧の変動に対して
    第2の検出電圧を一定に保つように入力電圧が上昇する
    と第2の検出電圧と設定電圧との差分に対する誤差電圧
    の比を小さくする方向に調節する電圧調節部とを具備す
    ることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング素子およびインダクタを含
    スイッチング素子のオン期間にインダクタに蓄積した
    エネルギをスイッチング素子のオフ期間に出力側に放出
    させることにより直流電圧変換を行うチョッパ回路より
    なる主回路と、スイッチング素子をオン・オフ制御する
    制御回路とを備え、制御回路は、主回路への入力電圧に
    比例した第1の検出電圧を発生する第1検出部と、主回
    路の出力電圧に比例した第2の検出電圧を発生する第2
    検出部と、スイッチング素子への通電電流に比例した第
    3の検出電圧を発生する第3検出部と、インダクタに流
    れる電流に比例した第4の検出電圧を発生する第4検出
    部と、第2の検出電圧と設定電圧との差分を誤差電圧と
    して出力する誤差検出部と、第3の検出電圧が第1の検
    出電圧と誤差電圧との積に規定倍率を乗じた電圧値にな
    るとスイッチング素子をオフにしインダクタの蓄積エネ
    ルギーが規定値以下まで放出されたことを第4の検出電
    圧に基づいて検出するとスイッチング素子をオンにする
    判定制御部と、入力電圧の変動に対して第2の検出電圧
    を一定に保つように入力電圧が上昇するとスイッチング
    素子への通電電流に対する第3の検出電圧の比を大きく
    する方向に調節する電圧調節部とを具備することを特徴
    とする電源装置。
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