JP3093809B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JP3093809B2
JP3093809B2 JP03066752A JP6675291A JP3093809B2 JP 3093809 B2 JP3093809 B2 JP 3093809B2 JP 03066752 A JP03066752 A JP 03066752A JP 6675291 A JP6675291 A JP 6675291A JP 3093809 B2 JP3093809 B2 JP 3093809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
reading
sided
double
image sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03066752A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04302260A (ja
Inventor
正己 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP03066752A priority Critical patent/JP3093809B2/ja
Priority to US07/766,020 priority patent/US5392135A/en
Priority to GB9120715A priority patent/GB2250887B/en
Priority to GB9308315A priority patent/GB2265785B/en
Priority to DE4133035A priority patent/DE4133035C2/de
Publication of JPH04302260A publication Critical patent/JPH04302260A/ja
Priority to US08/423,875 priority patent/US5488485A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3093809B2 publication Critical patent/JP3093809B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Input (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を読み取る画
像読取装置に関し、特にシート状の原稿を連続して搬送
させ、搬送路上の上下に設けた2個のイメージセンサに
より原稿画像の両面あるいは片面を高速に読み取ること
の可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像情報を光ディスクあるいは光
磁気ディスク等のファイル媒体に記憶し、この記憶した
画像情報を必要に応じて検索し、読み出して画像情報を
再生してプリント、あるいはディスプレイ表示を行う画
像情報ファイルシステムが種々提案されている。このよ
うなファイルシステムへの両面原稿上の画像情報の高速
かつ簡便な入力手段として、シート状の原稿を搬送する
搬送路の上下に2個のイメージセンサ(例えばCCD
(電荷結合素子)ラインセンサのような固体撮像素子)
を配設し、両面原稿の表裏両面の画像を連続して1走査
ライン内に同時に読み込んで、以後の画像処理を行う構
成の画像読取装置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例の画像読取装置では、原稿の片面のみに有
効画像情報を有する原稿に対しても、両面を読み取らな
ければならないので、不必要な側の面の画像情報をも、
光ディスクあるいは光磁気ディスク等のファイル媒体内
に記憶してしまい、そのためファイル装置としての蓄積
効率が著しく悪化してしまった。そこで、両面を1度、
1走査ライン内に読み取った後に表面側(すなわち1走
査ラインの前半分)あるいは裏面側(すなわち1走査ラ
インの後半分)のいずれか一方のみを有効画像として選
択してからファイル装置に記憶させる提案がなされてい
るが、この提案のものでは上述のような欠点は解消され
るものの、1度読み取った両面画像情報の片面情報を捨
ててしまうこととなるので、原稿画像の読み取り速度で
の効率が半分に低下してしまうという解決すべき課題が
あった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑
み、原稿の片面だけに有効画像があるときの画像読取効
率と画質の向上を図った、両面同時読取可能な画像読取
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、シート状の原稿を連続して搬送させ、搬
送路上の上下に設けた固体撮像素子から成る2個のイメ
ージセンサにより前記原稿の画像の両面を1走査ライン
内に読み取ることの可能な画像読取装置であって、原稿
の片面の画像を読取対象とする片面原稿の読取時におい
て、該片面原稿の有効画像を読み取る側のイメージセン
サを選択的に有効にして、該イメージセンサの駆動周期
を両面読取時の2倍にする第1の制御手段と、前記原稿
の搬送速度を両面読取時の2倍にする第2の制御手段
と、前記イメージセンサの蓄積時間が半分となることに
対応する補正制御を行う第3の制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明はその好ましい一形態とし
て、前記第3の制御手段は原稿照明光源の光量を両面読
取時の2倍にする制御を行うことを特徴とする。
【0007】また、本発明はその好ましい他の形態とし
て、前記第3の制御手段は前記イメージセンサの出力信
号の2値化の際のスライスレベルを両面読取時の半分に
する制御を行うことを特徴とする。
【0008】また、本発明はその好ましい他の形態とし
て、前記第3の制御手段は前記イメージセンサの出力信
号を増幅する際の増幅率を両面読取時の2倍にする制御
を行うことを特徴とする。
【0009】また、本発明はその好ましい他の形態とし
て、前記第3の制御手段は前記イメージセンサのアナロ
グ出力のデジタル化を行うアナログデジタル変換器のサ
ンプルホールドタイミングを両面読取時よりも所定時間
遅らせる制御を行うことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の別の形態は、原稿の片面
の画像を読取対象とする片面原稿の読取時において、該
原稿を照明する光源の光量が所定値より低い場合は、該
光源が該所定値に達するまで、前記片面原稿の有効画面
を読み取る側のイメージセンサを選択的に有効にするだ
けで、該イメージセンサの駆動周期、前記原稿の搬送速
度等の条件は両面読取時と同じとする第4の制御手段を
具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、原稿の表裏面を一対のイメージセ
ンサを用いて連続して同時に1走査ライン内で読み込む
ことの可能な両面画像読取装置において、片面原稿の読
取時にはイメージセンサの駆動周期を2倍とすること
で、原稿の搬送速度を2倍にすることを可能とし、さら
にそれによりイメージセンサの蓄積時間が半分になるこ
とに対する補正を行っている。従って、本発明では、両
面原稿および片面原稿のいずれに対しても画像品質や読
取効率を低下させることなく、最適な読取性能が得られ
る。
【0012】さらに、本発明では、原稿照明用光源が蛍
光灯のような所定の光量に到達するのに時間がかかる場
合には、所定の光量に到達するまで、倍速搬送等の上記
の制御を行う前に片面読取時に対象のイメージセンサを
有効とするだけで、あとは両面読取時と同様な駆動制御
を行う。これにより、待機時間を短縮して良質な画像を
得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の画像読取装置の
要部の概略回路構成を示す。CCDイメージセンサ1
a,1bはそれぞれ搬送されてくるシート状の原稿の表
面(おもてめん)および裏面(うらめん)の各々を同時
に読み取る。CCD駆動制御回路2はこれらの2個のC
CDイメージセンサ1a,1bを動作させるための駆動
制御を行う。合成回路3はアナログスイッチで構成さ
れ、2個のCCDイメージセンサ1a,1bからのアナ
ログ画素データを合成して1本の信号にまとめる。画像
2値化回路4は合成回路3からのアナログ画素データを
A/D(アナログ/デジタル)変換してデジタル多値画
素データに変換し、さらに画質改善のための必要なデジ
タル画像処理を施した後、内部のデジタル・コンパレー
タで2値化を行う。画像データ圧縮/伸長回路5は原稿
の読取時には画像信号を符号化して圧縮を行い、一方再
生出力時には画像信号への復号化をして伸長する。
【0015】外部装置の1つである圧縮画像データファ
イル装置6は画像データ圧縮/伸長回路5により符号化
圧縮された画像データを入力して記憶・蓄積する。ま
た、他の外部装置である画像表示装置7は読取時には読
み取った画像をそのままモニタ表示し、再生出力時には
圧縮画像データファイル装置6から検索され、かつ画像
データ圧縮/伸長回路5により復号化して伸長された再
生画像を表示する。
【0016】原稿送り用モータ8はシート状の原稿を連
続して搬送するための駆動源であり、原稿送りモータ制
御/駆動回路9は原稿送り用モータ8の制御および駆動
を行う。また、蛍光灯10a,10bはそれぞれ読み取
る原稿の表裏面を照射する光源である。原稿照明用蛍光
灯制御回路11は各蛍光灯10a,10bの光量の制御
を行う。
【0017】上記のCCD駆動制御回路2は有効読取画
面を指示する選択信号に応じて制御動作モードを切り換
える。この選択信号は通常操作パネル12のスイッチ、
あるいはパーソナルコンピュータ等のホスト装置(図示
しない)等から送られ、両面読取が、片面の場合はいず
れの面が有効読取面かを指示する両面/片面モード切換
信号であり、例えば11,01,10の2ビットで表さ
れる。
【0018】選択信号が両面読取を指示しているとき
は、CCD駆動制御回路2は従来と同様な動作を行う。
すなわち、このときCCD駆動制御回路2は通常の両面
用CCD駆動周期で、両面で1走査ラインとなるように
同期信号を両CCDイメージセンサ1a,1bにそれぞ
れ出力し、かつ原稿送りモータ制御/駆動回路9へ通常
の両面用送り画像を指令し、また、原稿照明用蛍光灯制
御回路11へ半点灯(全点灯時の半分の照明光量)を指
令する。
【0019】一方、選択信号が片面読取を指示している
ときには、CCD駆動制御回路2は以下の如くの特有な
動作を行う。すなわち、このときCCD駆動制御回路2
はCCDイメージセンサ1a,1bの中で選択信号が指
示する有効面側のCCDイメージセンサ1aまたは1b
のみを有効とし、また原稿の倍速搬送に対応して上記の
両面用CCD駆動周期の2倍の周期で、かつ片面で1走
査ラインとなるように同期信号を出力する。
【0020】同時に、CCD駆動制御回路2は両面読取
時と同一の副走査解像力を得るためと片面のみの読取時
の読取効率を向上させるため原稿送りモータ制御/駆動
回路9へ上記両面用送り速度の倍速の送り速度を指令
し、また原稿照明用蛍光灯制御回路11へ両面読取時の
倍の光量となる全点灯を指令する。これは、原稿の送り
速度が2倍になるのに対応してCCDイメージセンサ1
aまたは1bの電荷蓄積時間が半減するのを補償するた
め、原稿照明光量を2倍にしたものである。これによ
り、圧縮画像データファイル装置6の蓄積効率の悪化は
防止されると同時に、画質を劣化せずに片面のみを読取
効率を向上させることができる。
【0021】ところで、一般に、この種の画像読取装置
の原稿を照射する光源としては通常CCDイメージセン
サの感度特性と相性のよい緑色系の蛍光灯が用いられ
る。電源投入後、この蛍光灯の明るさが安定するのに、
周囲の雰囲気温度にも左右されるが、数10秒から数分
のオーダーの時間を要し、雰囲気が低いほど長い時間を
必要とする。このことは電源投入後、他のすべての機能
が移動可能であるにもかかわらず、単に照明用の蛍光灯
の光量が不足しているという理由だけで装置が使用でき
ないことを意味する。一方で、原稿の倍速搬送を行うた
めには読取側のCCDイメージセンサを両面読取時の2
倍の駆動周期(すなわち駆動期間は半分)で動作させる
必要が生じるので、結果としてCCDイメージセンサの
蓄積時間が半分となってしまうため、両面読取時と同じ
CCDイメージセンサの出力値を得るには、原稿を照射
する照明光量を2倍にする必要が生じる。このことは蛍
光灯の明るさの安定化曲線の特性が積分曲線状(例えば
CR回路の充電時のCの両端の電圧を示す曲線など)を
示すことを考えると、原稿の倍速搬送動作時においては
重大な問題となる。
【0022】そこで、本実施例ではこのような蛍光灯が
安定化する前には、後述するように読み取り側のCCD
ラインセンサ1aまたは1bを両面読み取り時と同一の
駆動周期で動作させる第3の駆動モードを用意し、これ
により片面原稿の読み取り時においても、両面原稿読み
取り時と同一の短い待ち時間で装置の稼動を行うことを
可能とした。さらにCCD駆動制御回路2は電源投入後
時間が経過し、光源である蛍光灯10aまたは10bの
光量が、原稿の倍速搬送動作に必要な光量に達したのを
図示しないセンサ出力により検知して自動的に倍速動作
を行わせる。従って、本実施例では電源投入直後の片面
原稿を非常に合理的に読み取ることができる。
【0023】図2は本発明実施例装置の読み取り部の詳
細な構造を示す。2対の搬送ローラ20a,20b,2
0c,20dの各々の回転により搬送ガイド22a,2
2b間に沿って搬送されてくる両面(または片面)原稿
25は、物理的にほぼ同一位置に設けられた読み取り部
で読み取られる。蛍光灯10aで照明された原稿25の
表面の画像の反射光は読み取りガラス21a、全反射ミ
ラー板23aおよび結像レンズ24aを通る光路を経て
表面読取り用のCCDイメージセンサ1a上に投影,結
像され、他方蛍光灯10bで照明された原稿25の裏面
の画像の反射光は読み取りガラス21b、全反射ミラー
板23bおよび結像レンズ24bを通る光路を経て裏面
読取り用のCCDイメージセンサ1b上に投影,結像さ
れる。
【0024】図3〜図5は本発明実施例のCCDイメー
ジセンサの各動作モード毎の駆動タイミングを示す。各
図面の下側のFの位置に合成画像と実際の画像との対応
を示す図を付加している。
【0025】両面読み取り時の図3において、参照符号
SH1は表面読み取り用CCDイメージセンサ1aに対
する画素列の出力開始のための同期信号であり、この信
号の立ち上がりエッジe1から、表面読み取り用CCD
イメージセンサ1aからの画素列の出力が開始され、区
間t1の間、有効画素信号が出力される(同図のA,C
参照)。他方、裏面読み取り用CCDイメージセンサ1
bに対する同期信号SH2は区間t1の終了直後に出力
され、この信号SH2の立ち上がりエッジe2から裏面
読み取り用CCDイメージセンサ1bからの画素列の出
力が開始され、区間t2の間、有効画素信号が出力され
る(同図のB,D参照)。区間t3は表面読み取り用C
CDイメージセンサ1aの有効画素区間t1と裏面読み
取り用CCDイメージセンサ1bの有効区間t2の変換
点P1付近で両有効信号を図1の合成回路(アナログス
イッチ)3で切換えて、1本の合成画像信号として合成
した合成画像出力区間を示す(同図のE参照)。このア
ナログスイッチ3を用いた表裏信号の合成により、以後
の画像処理系を1系統で済ますことが可能となる。
【0026】以上のタイミング制御が通常の両面画像読
み取り時に、図1に示したCCD駆動制御回路2がCC
Dイメージセンサ1a,1bに対して行う制御内容であ
り、またこの時、前述のようにCCD駆動制御回路2か
ら原稿送りモータ制御/駆動回路9に対しては通常速度
指令が送られ、他方原稿照射用蛍光灯制御回路11に対
しては半点灯指令が送られる。
【0027】次に、原稿の表面にのみ有効画像がある片
面画像の読み取り時のCCDイメージセンサの駆動タイ
ミングについて説明する。図4を参照して、まず倍速駆
動時について説明する。この場合には表面読み取り用C
CDイメージセンサ1aの有効出力区間t1の終了後、
裏面読み取り用CCDイメージセンサ1bに対する同期
信号SH2は出力されず(同図のB参照)、代わりに表
面読み取り用CCDイメージセンサ1aに対する同期信
号SH1が連続して出力される(同図のA参照)。した
がって区間t1に引き続き区間t2’に対しても、表面
読み取り用CCDイメージセンサ1aからの画素列が出
力される(同図のC,D参照)。この連続した表面読み
取り用CCDイメージセンサ1aからの画素出力を、そ
のまま合成画像出力として出力することで、合成画像出
力の区間t3’には表面画像が2走査区間分出力される
(同図のE参照)。ここで副走査側の速度を2倍にする
ことで両面読み取り時と同一の副走査解像力が得られ
る。したがってこの場合、図1に示したCCD駆動制御
回路2は以上のタイミング制御動作を行うと共に、前述
のように原稿送りモータ制御/駆動回路9に対しては、
倍速速度指令を送り、一方両面読み取り時と比べてCC
Dイメージセンサに対する光電変換のための蓄積時間が
半分になってしまうので、原稿照射用蛍光灯制御回路1
1に対しては全点灯指令を送る。
【0028】続いて図5を参照して、片面画像の読み取
りにおける常速駆動時について説明する。この場合に
は、両画同時読み込み時と同一の周期で、表面読み取り
用CCDイメージセンサ1aに対する同期信号SH1の
みを出力し、裏面読み取り用CCDイメージセンサ1b
に対する同期信号SH2は出力しない(同図のA,B参
照)。したがってこの場合、表面読み取り用CCDイメ
ージセンサ1aからの画素出力(同図のC参照)をその
まま合成画像として出力すると区間3”には前半に表面
画像が出力され、後半は画像信号が出力されない無効区
間となる(同図のE参照)。この場合、図1に示したC
CD駆動制御回路2は、同時に原稿送りモータ制御/駆
動回路9に対しては通常速度指令を送り、原稿照射用蛍
光灯制御回路11に対しては半点灯指令を送る。
【0029】上述のように、CCD駆動方式の変更に伴
う3種類の動作モードを有する画像読取装置を構成する
ことで、両面原稿に対しても、片面原稿に対しても常に
最適な画像読み取りを行うことが可能となる。
【0030】図6〜図8はそれぞれ本発明のその他の実
施例の要部の概略回路構成であり、以下に順を追って説
明する。
【0031】図1の本発明の第1実施例においては、原
稿の搬送速度の倍速化にともない、CCDの光電変換の
ための蓄積時間が半分になってしまう件の対策として、
原稿の照射光量を2倍にすることで対処したのに対し
て、以下の3つの実施例は、いずれも電気回路内のパラ
メータの変更で対処する。このため、以下の3つの実施
例はCCDの感度等特性的に余裕がある場合には非常に
有効である。なお、図1の実施例を含めたこれらの4つ
の実施例はもちろん各々単独で実施してもよいが、複数
の実施例での対処方法を組み合わせて実施してもよいこ
とは勿論である。次に各実施例の個々について説明す
る。
【0032】図6は本発明の第2実施例の画像読取装置
の要部の概略回路構成を示す。
【0033】本実施例の片面読取モード時においては、
原稿の搬送速度の倍速化に伴い、CCDの蓄積時間が半
分になることの対策処置として、CCD駆動制御回路1
02から画像2値化回路4に対してスライスレベル切換
信号を与えることにより、通常(両面読取時)に比べて
半分の値に2値化に際してのスライスレベル(閾値)を
設定している。これにより両面時と同じ濃度出力が得ら
れる。
【0034】図7は本発明の第3実施例の画像読取装置
の要部の概略回路構成を示す。本実施例の片面読取モー
ド時においては、原稿の搬送速度の倍速化に伴い、CC
Dの蓄積時間が半分になることの対策処置として、CC
D駆動制御回路202から他の実施例では存在はしてい
るが図面上に図示していないイメージセンサの出力を増
幅するための増幅器12a,12bの各々に対してゲイ
ン切換信号を与えることにより、通常(両面読取時)に
比べてその増幅器のゲインを2倍にしている。これによ
り同一濃度原稿に対して増幅後の出力電圧は片面,両面
とも同じとなる。
【0035】図8は本発明の第4実施例の画像読取装置
の要部の概略回路構成を示す。本実施例の片面読取モー
ド時においては、原稿の搬送速度の倍速化に伴い、CC
Dの蓄積時間が半分になることの対策処置として、CC
D駆動制御回路302から他の実施例では画像2値化回
路4に含まれるので図示していないデジタル化のための
A/D変換器13に対して画素信号のサンプルホールド
タイミングを遅らせている。
【0036】図9に本発明の第4実施例におけるCCD
画素信号出力の1クロック区間中の変化状態を示す。同
図の(D)に示すように、片面読取(すなわち蓄積時間
が1/2tの時)の場合には、両面読取(すなわち蓄積
時間が1tの時)に比べて、画素信号出力電圧の変化量
が半分になるので、図示のようにサンプルホールドタイ
ミングを両面読取時よりも所定時間遅れるように変え、
これにより出力電圧を両面読取の場合とほとんど変わら
ないようにしている。
【0037】なお、イメージセンサとして上述の実施例
ではCCDを用いたものを例示したが、本発明は他の種
類の固体撮像素子を用いたイメージセンサにも適用でき
る。また、原稿照明用光源として蛍光灯を例示したが、
これに限定されず、例えばキセノンランプ等にも適用で
きる。また、本発明は画像読取部と記録部が一体の複写
装置あるいはファクシミリ装置等のみならず、計算機等
の入力端末装置にも適用できることは明らかである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿の表裏面を一対のイメージセンサを用いて連続して
同時に1走査ライン内で読み込むことの可能な両面画像
読取装置において、片面原稿の読取時にはイメージセン
サの駆動周期を2倍とすることで、原稿の搬送速度を2
倍にすることを可能とし、さらにそれによりイメージセ
ンサの蓄積時間が半分になることに対する補正手段を設
けたので、両面原稿および片面原稿のいずれに対しても
画像品質や読取効率を低下させることなく最適な読取性
能が得られる画像読取装置を構成することができる。
【0039】また、本発明では、原稿照明用光源が蛍光
灯のような所定の光量に到達するのに時間がかかる場合
には、所定の光量に到達するまで、片面読取時に対象の
イメージセンサのみを有効とするだけであとは両面読取
時と同様な駆動制御を行うことで、待機時間を短縮して
良質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の画像読取装置の概略回路
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明実施例の画像読取部の構成の詳細を示す
断面図である。
【図3】本発明実施例の両面読取時のCCDイメージセ
ンサの駆動タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図4】本発明実施例の片面読取で倍速読取時のCCD
イメージセンサの駆動タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図5】本発明実施例の片面読取で初期読取時のCCD
イメージセンサの駆動タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図6】本発明の第2実施例の画像読取装置の概略回路
構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施例の画像読取装置の概略回路
構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例の画像読取装置の概略回路
構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4実施例の画像読取装置の画素信号
出力の変化状態を説明する波形図である。
【符号の説明】
1a 表面読み取り用CCDイメージセンサ 1b 裏面読み取り用CCDイメージセンサ 2,102,202,302 CCD駆動制御回路 3 合成回路(アナログスイッチ) 4,304 画像2値化回路 8 原稿送りモータ 9 原稿送りモータ制御/駆動回路 10a 表面用蛍光灯 10b 裏面用蛍光灯 11 原稿照射用蛍光灯制御回路 12a 表面CCD用増幅器 12b 裏面CCD用増幅器 13 A/D変換器 20a〜20d 搬送ローラ 22a,22b 搬送ガイド 24a,24b 結像レンズ 25 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 H04N 1/203 H04N 1/21

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の原稿を連続して搬送させ、搬
    送路上の上下に設けた固体撮像素子から成る2個のイメ
    ージセンサにより前記原稿の画像の両面を1走査ライン
    内に読み取ることの可能な画像読取装置であって、原稿
    の片面の画像を読取対象とする片面原稿の読取時におい
    て、該片面原稿の有効画像を読み取る側のイメージセン
    サを選択的に有効にして、該イメージセンサの駆動周期
    を両面読取時の2倍にする第1の制御手段と、前記原稿
    の搬送速度を両面読取時の2倍にする第2の制御手段
    と、前記イメージセンサの蓄積時間が半分となることに
    対応する補正制御を行う第3の制御手段とを具備したこ
    とを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の制御手段は原稿照明光源の光
    量を両面読取時の2倍にする制御を行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第3の制御手段は前記イメージセン
    サの出力信号の2値化の際のスライスレベルを両面読取
    時の半分にする制御を行うことを特徴とする請求項1に
    記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の制御手段は前記イメージセン
    サの出力信号を増幅する際の増幅率を両面読取時の2倍
    にする制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の制御手段は前記イメージセン
    サのアナログ出力のデジタル化を行うアナログデジタル
    変換器のサンプルホールドタイミングを両面読取時より
    も所定時間遅らせる制御を行うことを特徴とする請求項
    1に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 原稿の片面の画像を読取対象とする片面
    原稿の読取時において、該原稿を照明する光源の光量が
    所定値より低い場合は、該光源が該所定値に達するま
    で、前記片面原稿の有効画面を読み取る側のイメージセ
    ンサを選択的に有効にするだけで、該イメージセンサの
    駆動周期、前記原稿の搬送速度等の条件は両面読取時と
    同じとする第4の制御手段を具備したことを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかの項に記載の画像読取装
    置。
JP03066752A 1990-10-05 1991-03-29 画像読取装置 Expired - Fee Related JP3093809B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03066752A JP3093809B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 画像読取装置
US07/766,020 US5392135A (en) 1990-10-05 1991-09-26 Image reading apparatus having different reading speeds
GB9120715A GB2250887B (en) 1990-10-05 1991-09-30 Image reading apparatus
GB9308315A GB2265785B (en) 1990-10-05 1991-09-30 Image reading apparatus
DE4133035A DE4133035C2 (de) 1990-10-05 1991-10-04 Bildlesegerät
US08/423,875 US5488485A (en) 1990-10-05 1995-04-03 Image reading apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03066752A JP3093809B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 画像読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04302260A JPH04302260A (ja) 1992-10-26
JP3093809B2 true JP3093809B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=13324931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03066752A Expired - Fee Related JP3093809B2 (ja) 1990-10-05 1991-03-29 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3093809B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3710437B2 (ja) 2002-07-01 2005-10-26 キヤノン株式会社 画像読み取り装置及びその制御方法並びに画像形成装置
KR100438727B1 (ko) * 2002-07-18 2004-07-05 삼성전자주식회사 컬러 화상 형성을 위한 스캐닝 속도 및 광량 제어 방법 및장치
JP4813405B2 (ja) * 2007-03-09 2011-11-09 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04302260A (ja) 1992-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5488485A (en) Image reading apparatus
JP2001016412A (ja) 画像読取装置及び方法
JP2002118721A (ja) 原稿読み取り装置及びその原稿読み取り方法
JP3507112B2 (ja) 画像読み取り装置
US7187479B2 (en) Image reading apparatus
JP3093809B2 (ja) 画像読取装置
JP3275541B2 (ja) 画像読取装置
JP3476599B2 (ja) 画像読取装置
JPS59153377A (ja) シエ−デイング補正装置
JP2004166145A (ja) 画像読み取り装置
GB2265785A (en) Image reading apparatus
JPS60237765A (ja) 画像読取装置
JPH04143877A (ja) 画像読取装置および画像読取方法
JPH05236211A (ja) 画像読取装置
JPH0983751A (ja) 画像読取装置
JP2003215726A (ja) 画像読み取り装置及び照明装置
JP3642619B2 (ja) 画像読み取り装置
JPH11122483A (ja) 画像処理装置及び方法
JPH1169041A (ja) 画像読み取り装置
JP2000083148A (ja) 画像読取装置
JPH11177770A (ja) 画像読取装置
JP2004328048A (ja) 画像読取装置
JP2003309706A (ja) 画像読取装置および光源安定性判定方法
JP2003244435A (ja) 画像処理装置
JPH02177665A (ja) 画像読取方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees