JP3093469U - 納豆容器 - Google Patents

納豆容器

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JP3093469U
JP3093469U JP2002006561U JP2002006561U JP3093469U JP 3093469 U JP3093469 U JP 3093469U JP 2002006561 U JP2002006561 U JP 2002006561U JP 2002006561 U JP2002006561 U JP 2002006561U JP 3093469 U JP3093469 U JP 3093469U
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natto
lid
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博之 田中
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タカノフーズ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】容器本体の上部内周面を容器内部に向かって下
がり勾配の傾斜面とし、この傾斜面の途中に蓋体に形成
した嵌合突辺が接合するように構成し容器では、発酵室
内での横風が蓋周囲から容器内へ進入し納豆が乾燥して
硬くなりまた豆色が黒色化してしまう。 【解決手段】第一の幅狭部12a〜12dが第一の幅広部
13a〜13dより開口側に傾斜面7aの幅を狭めるよう
競り上がった位置にあるように形成し、 蓋体5は前記
フランジ3に対接するフランジ部9を除く中央部分に凹
部8を形成し、凹部を形成する傾斜面に、容器本体1に
形成した第一の段部10に当接する第二の段部を形成
し、段部は、凹部の四隅部分において幅広で蓋体5の一
面からの高さが幅広部13a〜13bに当接できるよう
に高くした第二の幅広部と、この幅広部間は漸次幅狭せ
まとなり幅狭部12a〜12dに当接できるように低く
した第二の幅狭部とを構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、納豆容器に関し、特に納豆を収納した容器と蓋との間に生じる隙 間から発酵室で生じる横方向からの通気が容器内に侵入するのを簡単な構成で確 実に遮断し得る構成の納豆容器に関するものである。
【0002】
【従来技術】
周知のように、一般に納豆は原料である大豆を浸漬・蒸煮した後これに納豆菌 を接種したものを外形寸法が略99×99×30mmの容器内に収納して醗酵室 内に一定期間入れて発酵させた後芥子容器と醤油容器を容器内に入れて包装して 出荷する。 前記容器は発泡樹脂シート部材を過熱加圧成型により、納豆を収容する容器本 体とこの容器本体とヒンジを介して一体に連接し、前記容器本体の開口部を塞ぐ 蓋体とで構成されている。 このような構成の容器に収納した納豆への通気を遮断することで、温度負荷に 起因して納豆菌の2次発酵で発生するアンモニアを効果的に抑制するように構成 したものである。一例として、特開2002−166990号公報に記載されて いる構成の納豆容器等が公知である。
【0003】 この容器は、断面形状が略凹状に形成された容器本体と、該容器本体の上端部 から水平外方へ延設したフランジ部の一辺に連続して形成した共蓋とで構成され ており、上記共蓋で容器本体の開口部を閉じることができるように構成した納豆 容器において、上記容器本体の上部内周面を容器内部に向かって下がり勾配の傾 斜面とし、この傾斜面の途中に上記共蓋と容器本体とを連設するヒンジ部を設け た一辺を除く共蓋の3辺もしくは全周に形成した嵌合突辺が接合するように構成 し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に平滑に 形成し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に接 合可能な1以上の段部で形成され、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突 辺との各接合面は、周方向に沿って連続する凹凸で形成し、これら各凹凸が噛合 するようにし、上記容器本体の上部内周面と納豆収納部との肩段部付近に、上記 共蓋の嵌合突辺が接合することで、容器内に収納した醗酵後の納豆への通気を遮 断するように構成したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、容器本体の上部内周面を容器内部に向かって下がり勾配の傾斜面と、 この傾斜面の途中に共蓋の全周に形成した嵌合突辺が接合するように構成し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に平滑に形成し 、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に接合可能 な1以上の段部で形成し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各 接合面は、周方向に沿って連続する凹凸で形成し、これら各凹凸が噛合するよう にし、上記容器本体の上部内周面と納豆収納部との肩段部付近に上記共蓋の嵌合 突辺が接合すものであるが、前記傾斜面の傾斜角度と嵌合突辺の外則傾斜とが同 じ角度で、開口部端から段部までの寸法と前記嵌合突辺の寸法とが同じ寸法なの で、摺接および当接はしても容器自体の構成材料が発泡樹脂の薄板から加工した ものなので共蓋と容器本体との嵌合力が弱く、共蓋を閉じることでヒンジ部に生 じる弾力に抗しがたく発酵室内への搬入過程で生じる容器へ加わる振動等で共蓋 と容器本体との間に隙間が生じ、発酵室内での横風が容器内へ侵入し易く、この ような構成では通気の遮断効果に大きい期待は持てない。 したがって、発酵室においては、納豆台の置き方および納豆容器の向きを一定 にしないと横からの風で皮膜フイルムを覆せていても斜面に凹凸があるために斜 面と皮膜フイルムの周縁との間に隙間が生じるので納豆が乾燥してしまうと言う 問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、断面形状が略凹状をなす略方形の容器本体1と、該容器本体1の 開口端部2から外方に水平外方へ延設したフランジ3の一辺にヒンジ4を介して連 接した蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記フランジ3上を含む容器本体1の開口 を覆うように構成し、前記容器本体1の上部内周面6a〜6dを容器内部に向かっ て下がり勾配の第一の傾斜面7とし、この第一の傾斜面7の開口縁側に、平滑な 傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本体1の内側に張り出すように第一の 段部10とを構成した納豆容器において、
【0006】 第一のポイントは、前記容器本体1の前記第一の段部10の段幅を前記容器本 体1の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成しその間の段幅を幅狭として、 第一の幅狭部12a〜12dが第一の幅広部13a〜13dより開口側に前記傾斜 面7aの幅を狭めるよう競り上がった位置にあるように形成し、 前記蓋体5は中 央部分に凹部8を形成し、前記凹部8を形成する第二の傾斜面9に、前記容器本 体1に形成した第一の段部10に当接する第二の段部21を形成し、該段部21 の段幅は、前記凹部8の隅部14a〜14dにおいて幅広で蓋体5の一面からの 高さが前記第一の幅広部13a〜13bに当接できるように高くした第二の幅広 部15a〜15dと、この幅広部間は漸次幅狭となり第一の幅狭部12a〜12 dに当接できるように低くした第二の幅狭部16a〜16dとを構成することで 、容器内に横方向から進入する通気を遮断するように構成し、 また第二のポイントは、前記容器本体1の傾斜面7aの傾斜角度に比し前記凹 部の第二の傾斜面9の傾斜角度を若干鈍角に構成し 、 更に第三のポイントは、前記容器本体1の第一の傾斜面7aに沿って描いた前記 傾斜面7aの延長線17と水平線18との交わる角度αに比し、前記凹部8の第 二の傾斜面9に沿って描いた前記面の延長線19と前記水平線18との交わる角 度βが若干鈍角でかつ両延長線17,19の交点20を前記第一の段部10より 僅かに上方に位置するように形成し前記第一の傾斜面7aと前記凹部8の第二の 傾斜面9との間で前記交点20より前記凹部8の蓋体5の一面から第二の段部2 1までの傾斜面9aと前記第一の傾斜面7aから第一の段部10までの間で材料 の弾性を利用して双方が摺接噛合し得るようにし、 更に加えて第四のポイントは、容器本体1の容器部分22の平坦な底部23と 前記段部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜の傾斜面7bの内、一方または 双方の対抗する傾斜面7bの下方部分と底部23と前記凹部8の底部26に容器 ならびに蓋体の強度を増大させるための波型(コールゲート)24,25を形成 し、載置せる納豆の周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生じないように構成し たことである。
【0007】
【考案の実施形態】
この考案の納豆容器の基本的な構成は、図1〜図3に示すように、使用材料とし てはポリエチレンテレフタレート(PET),ポリプロピレン(PP),発泡ポリスチ レン(PS)の薄板部材や、天然材として紙やバイオポリマや生分解性ポリマ等を 過熱加圧成型により、外形寸法が略99×99×30mmで、納豆を収納するた め開口部平面積より底部平面積の方が小さい縦断面形状が略凹(逆梯形)状をな し横断面形状が略方形で、底部四隅が略球面状をなす逆梯形状の容器本体1と、 該容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延設した方形のフランジ3の一 辺にヒンジ4を介して連続した方形の蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記フラ ンジ3上を含む容器本体1の開口を覆う構成である。
【0008】 また図1〜図3に示すように、断面形状が略凹状をなす略方形の容器本体1と 、該容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延設したフランジ3の一辺にヒ ンジ4を介して連接した蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記第一のフランジ3上 を含む容器本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の上部内周面6a〜 6dを容器内部に向かって下がり勾配の第一の傾斜面7とし、この第一の傾斜面 7の開口縁側に、平滑な傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本体1の内側 に張り出すように第一の段部10とを構成した納豆容器において、 図1,3および4に示すように、前記容器本体1の前記第一の段部10の段幅 を前記容器本体1の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成しその間の段幅を 幅狭として、第一の幅狭部12a〜12dが第一の幅広部13a〜13dより開口 側に前記傾斜面7aの幅を狭めるよう競り上がった位置にあるように形成し、 前 記蓋体5は前記第一のフランジ3に対接する部分を除く中央部分に凹部8を形成 し、前記凹部8を形成する第二の傾斜面9に、前記容器本体1に形成した第一の 段部10に当接する第二の段部21を形成し、該段部21の段幅は前記凹部8の 隅部14a〜14dにおいて幅広で蓋体5の一面からの高さが前記第一の幅広部 13a〜13bに当接できるように高くした第二の幅広部15a〜15dと、こ の幅広部間は漸次幅狭となり第一の幅狭部12a〜12dに当接できるように低 くした第二の幅狭部16a〜16dとを構成する。 前記蓋体5の凹部8は納豆を食す際に必要な醤油やからし等を入れた容器を収 容し得るとともに、容器本体1の容器部分22の平坦な底部23と前記段部10 より下方の前記第一の傾斜面7と後述するように若干傾斜角度の異なる傾斜面7 bの内、一方または双方の対抗する傾斜面7bの下方部分と第一の底部23と、 凹部の第二の底部26には容器並びに凹部の強度を増大させるための一対のコ字 状のコールゲート24aとその間に複数本の棒状のコールゲート24bを形成し 、載置せる納豆の周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生じないように構成する 。
【0009】 この考案の納豆容器1は前記基本構成において図1〜図4に示すように、前記容 器本体1の第一の傾斜面7aに沿って描いた前記傾斜面7aの延長線17と水平線 18との交わる角度αに比し、前記凹部8の第二の傾斜面9に沿って描いた前記 面の延長線19と前記水平線18との交わる角度βが若干鈍角でかつ両延長線1 7,19の交点20を前記第一の段部10より僅かに上方に位置するように形成 し、前記第一の傾斜面7aと前記凹部8の第二の傾斜面9との間で前記交点20 より前記凹部8の蓋体5の一面から第二の段部21までの傾斜面9aと前記第一 の傾斜面7aから段部10までの間で材料の弾性を利用して双方が摺接噛合し得 るように構成してある。
【0010】 前記容器本体1の容器部分22の平坦な底部23と前記第一の段部10より 下方の前記傾斜面7と同じ傾斜の傾斜面7bの内、一方または双方の対抗する傾 斜面7bの下方部分と底部23と前記凹部8の底部26に容器ならびに蓋体5の 強度を増大させるためのコールゲート24,25a,25bを形成し、納豆上に 覆せる皮膜フイルムの周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生じないように構成 してある。
【0011】
【実施例】
この考案の納豆容器は以上に述べた構成であり、この納豆容器を使用する場合 には、図2および3に示すように、蓋体5を容器本体1のフランジ3と同じ水平なレ ベルになるように開蓋した後、容器本体1内に原料大豆を浸漬・蒸煮、納豆菌接 種したものを50g盛り込んだ後、蓋体5を閉じて発酵室内に入れ発酵させる。
【0012】 この考案の容器は、図1〜図4に示すように、断面形状が略凹状をなす略方形の 容器本体1と、該容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延設したフランジ 3の一辺にヒンジ4を介して連接した蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記のフラ ンジ3上を含む容器本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の上部内周 面6a〜6dを容器内部に向かって下がり勾配の第一の傾斜面7とし、この第一の 傾斜面7の開口縁側に、平滑な傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本体1 の内側に張り出すように第一の段部10とを構成し前記容器本体1の前記段部1 0の段幅を前記容器本体1の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成しその間 の段幅を幅狭として、第一の幅狭部12a〜12dが第一の幅広部13a〜13d より開口側に前記傾斜面7aの幅を狭めるよう競り上がった位置にあるように形 成し、 前記蓋体5は前記第一のフランジ3に対接する部分を除く中央部分に凹 部8を形成し、前記凹部8を形成する第二の傾斜面9に、前記容器本体1に形成 した第一の段部10に当接する第二の段部21を形成し、該第一の段部10は前 記凹部8の隅部14a〜14dにおいて幅広で蓋体5の一面からの高さが前記第 一の幅広部13a〜13bに当接できるように高くした第二の幅広部15a〜1 5dと、この幅広部間は漸次幅狭となり第一の幅狭部12a〜12dに当接でき るように低くした第二の幅狭部16a〜16dとを構成することで、容器内に横 方向から進入する通気を遮断することができる。 また、 前記容器本体1の傾斜面7aの傾斜角度に比し前記凹部8の第二の傾斜 面9の傾斜角度を若干鈍角に構成し、前記容器本体1の第一の傾斜面7aに沿って 描いた前記傾斜面7aの延長線17と水平線18との交わる角度αに比し、前記 凹部8の第二の傾斜面9に沿って描いた前記面の延長線19と前記水平線18と の交わる角度βが若干鈍角でかつ両延長線17,19の交点20を前記第一の段 部10より僅かに上方に位置するように形成し、前記第一の傾斜面7aと前記凹 部8の第二の傾斜面9との間で前記交点20より前記凹部8の底部21までの傾 斜面9aと前記第一の傾斜面7aから段部10までの間で材料の弾性を利用して 双方が摺接噛合し得るようにしたので、容器内に横方向から進入する通気を遮断 するように構成し、特に隙間が生じ易い隅部の段幅を広くすることで双方の当接 面積が広くなり隅部での隙間の発生を阻止することができる。
【0013】 さらに、図5〜図8に示すように、前記容器本体1の傾斜面7aに沿って描いた 前記傾斜面7aの延長線17と水平線18との交わる角度αに比し前記凹部8の フランジ部分から第二の段部8までの傾斜面9aに沿って描いた前記面9の延長 線19と前記水平線18との交わる角度βを若干鈍角にかつ両延長線17,19 の交点20を前記段部10より若干上方の位置で交わるように形成してあるため に、図7〜9に示すように容器本体1と凹部8のそれぞれの四箇所の隅部11a〜 11dと14a〜14d部分で第一の幅広部13a13dと第二の幅広部15a 15dとが、前記四箇所の隅部11a〜11dと14a〜14d部分以外の箇所 で第一の幅狭部12a〜12dと第二の幅狭部16a〜16dとが摺接嵌合するため に機密性が良く、且つ又、前記傾斜面7aと凹部8のフランジ部から第二の段部 の外周面9aとの間で前記交点20より前記嵌合突辺8の第二の段部までの傾斜 面9と前記傾斜面7aとが材料の弾性を利用して強く摺接噛合し得るので、蓋周 囲からの通気遮断性が極めて良く納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化する ことが無い。
【0014】 このように容器本体1に蓋体5を嵌合しても、発酵中の納豆菌の育成に必要な 通気は、出荷前までの発酵期間中のみ蓋体5を若干緩めに閉じることで生じる隙 間から前記育成に必要な通気を取り込んでも良い。 通常発酵室に入れる前に、納豆の上に皮膜フイルムを被せるが、蓋周囲からの 通気遮断性が良いのでその必要が無く、図示していないが芥子の入った容器と醤 油の入った容器を入れるためにのみ皮膜フイルムを納豆の上に被せてから蓋体5 を閉めれば、前記凹部8の第二の傾斜面9および第二の段部21と容器本体1の 第一の傾斜面7aおよび第一の段部10との嵌合がよりきつく摺接嵌合して市場 へ出荷した後においても納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化することが生 じ無い。 製品化された納豆容器は、1個または複数個単位で包装して市場に出荷する。
【0015】
【効果】
請求項1記載の考案は、断面形状が略凹状をなす略方形の容器本体1と、該 容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延設したフランジ3の一辺にヒンジ 4を介して連接した蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記フランジ3上を含む容器 本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の上部内周面6a〜6dを容器内 部に向かって下がり勾配の第一の傾斜面7とし、この第一の傾斜面7の開口縁側 に、平滑な傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本体1の内側に張り出すよ うに第一の段部10とを構成した納豆容器において、 前記容器本体1の前記第一の段部10の段幅を前記容器本体1の各隅部11a 〜11dにおいて幅広に構成しその間の段幅を幅狭として、第一の幅狭部12a 〜12dが第一の幅広部13a〜13dより開口側に前記傾斜面7aの幅を狭める よう競り上がった位置にあるように形成し、 前記蓋体5は前記フランジ3に対 接する部分を除く中央部分に凹部8を形成し、前記凹部8を形成する第二の傾斜 面9に、前記容器本体1に形成した第一の段部10に当接する第二の段部21を 形成し、該段部21の段幅は前記凹部8の隅部14a〜14dにおいて幅広で蓋 体5の一面からの高さが前記第一の幅広部13a〜13bに当接できるように高 くした第二の幅広部15a〜15dと、この幅広部間は漸次幅狭となり第一の幅 狭部12a〜12dに当接できるように低くした第二の幅狭部16a〜16dと を構成することで、容器内に横方向から進入する通気を遮断するように構成した ので発酵室において、納豆台の置き方および納豆容器の向きを一定にする必要が 無く、また発酵室内で生じる横風が容器内へ容器の四隅部分とその中間部分から 侵入するのを阻止でき、出荷後も通気遮断性が良く納豆が乾燥して硬くなりまた 豆色が黒色化することが生じ無いと言う効果を有する。
【0016】 請求項2記載の考案は前記請求項1記載の考案に加えて、前記容器本体1 の傾斜面7aの傾斜角度に比し前記凹部8の第二の傾斜面9の傾斜角度を若干鈍 角に構成したことで、通気遮断性が更に良く発酵室内での横風が蓋周囲から容器 内へ進入し納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化することが無いと言う効果 を有する。
【0017】 請求項3記載の考案は前記請求項1および2記載の考案に加えて、前記容器 本体1の第一の傾斜面7aに沿って描いた前記傾斜面7aの延長線17と水平線1 8との交わる角度αに比し、前記凹部8の第二の傾斜面9に沿って描いた前記面 の延長線19と前記水平線18との交わる角度βが若干鈍角でかつ両延長線17 ,19の交点20を前記第一の段部10より僅かに上方に位置するように形成し 、前記第一の傾斜面7aと前記凹部8の第二の傾斜面9との間で前記交点20よ り前記凹部8の蓋体5から第二の段部21までの傾斜面9aと前記第一の傾斜面 7aから段部10までの間で材料の弾性を利用して双方が摺接噛合し得るように したので、通気遮断性が更に良く発酵室内での横風が蓋周囲から容器内へ進入し 納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化することが無いと言う効果を有する。
【0018】 請求項4記載の考案は、容器本体1の容器部分22の平坦な底部23と前記段 部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜の傾斜面7bの内、一方または双方の 対抗する傾斜面7bの下方部分と底部23と前記凹部8の底部26に容器ならび に蓋体5の強度を増大させるための波型(コールゲート)24,25を形成し、 載置せる納豆の周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生じないように構成したこ と、発酵室内で、容器内に収納した醗酵後の納豆へ横方向からの通気が容器内に 浸入するのを阻止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す納豆容器の開蓋状態
の斜視図。
【図2】同じく水平状態に開蓋した状態の平面図。
【図3】同じく水平状態に開蓋した状態の側面図
【図4】図2のA−A断線における断面図。
【図5】閉蓋した状態の断面図。
【図6】図2のB−B断線における断面図。
【図7】図2のC−C断線における断面図。
【図8】図2のD−D断線における断面図。
【図9】図2のB−B断線位置における閉蓋時における
嵌合状態を示す断面図。
【図10】図2のC−C断線位置における閉蓋時におけ
る嵌合状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 開口端部 3 第一のフランジ 4 ヒンジ 5 蓋体 6a〜6d 内周面 7,7a,7b 傾斜面 8 凹部 9 第二の傾斜面 10 第一の段部 11a〜11d 隅部 12a〜11d 第一の幅狭部 13a〜11d 第一の幅広部 14a〜14d 隅部 15a〜15d 第ニの幅広部 16a〜16d 第二の幅狭部 17,19 延長線 18 水平線 20 交点 21 第二の段部 22 容器部分 23,26 底部 24,25 コールゲート(波型)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が略凹状をなす略方形の容器本体
    1と、該容器本体1の開口端部2から外方に水平に外方へ
    延設したフランジ3の一辺にヒンジ4を介して連接した
    蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記フランジ3上を含む
    容器本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の
    上部内周面6a〜6dを容器内部に向かって下がり勾配の
    第一の傾斜面7とし、この第一の傾斜面7の開口縁側
    に、平滑な傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本
    体1の内側に張り出すように第一の段部10を構成した
    納豆容器において、 前記容器本体1の前記第一の段部10の段幅を前記容器
    本体1の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成しそ
    の間の段幅を幅狭として、第一の幅狭部12a〜12dが
    第一の幅広部13a〜13dより開口側に前記傾斜面7a
    の幅を狭めるよう競り上がった位置にあるように形成
    し、 前記蓋体5は中央部分に凹部8を形成し、前記凹
    部8を形成する第二の傾斜面9に、前記容器本体1に形
    成した第一の段部10に当接する第二の段部21を外側
    に張り出すように形成し、該段部21の段幅は前記凹部
    8の隅部14a〜14dにおいて幅広で蓋体5の一面か
    らの高さが前記第一の幅広部13a〜13bに当接でき
    るように高くした第二の幅広部15a〜15dと、この
    幅広部間は漸次幅狭となり第一の幅狭部12a〜12d
    に当接できるように低くした第二の幅狭部16a〜16
    dとを構成することで、容器内に横方向から進入する通
    気を遮断するように構成したことを特徴とする納豆容
    器。
  2. 【請求項2】前記容器本体1の傾斜面7aの傾斜角度に比
    し前記凹部8の第二の傾斜面9の傾斜角度を若干鈍角に
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の納豆容器。
  3. 【請求項3】前記容器本体1の第一の傾斜面7aに沿って
    描いた前記傾斜面7aの延長線17と水平線18との交
    わる角度αに比し、前記凹部8の第二の傾斜面9に沿っ
    て描いた前記面の延長線19と前記水平線18との交わ
    る角度βが若干鈍角でかつ両延長線17,19の交点2
    0を前記第一の段部10より僅かに上方に位置するよう
    に形成し、前記第一の傾斜面7aと前記凹部8の第二の
    傾斜面9との間で前記交点20より前記凹部8の蓋体5
    から第二の段部21までの傾斜面9aと前記第一の傾斜
    面7aから段部10までの間で材料の弾性を利用して双
    方が摺接噛合し得るようにしたことを特徴とする請求項
    1および2に記載の納豆容器。
  4. 【請求項4】容器本体1の容器部分22の平坦な底部2
    3と前記段部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜の
    傾斜面7bの内、一方または双方の対抗する傾斜面7b
    の下方部分と底部23と前記凹部8の底部26に容器な
    らびに蓋体5の強度を増大させるためのコールゲート2
    4,25を形成し、載置せる納豆の周縁と前記傾斜面7
    bとの間で隙間が生じないように構成したことを特徴と
    する請求項1,2および3記載の納豆容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179934A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Sekisui Plastics Co Ltd 納豆容器
JP2011042400A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Sekisui Plastics Co Ltd 納豆容器
JP2013006602A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Sekisui Giken:Kk 包装用容器
JP2014000974A (ja) * 2012-06-18 2014-01-09 Fp Corp 蓋付容器

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