JP3092660U - 納豆容器 - Google Patents

納豆容器

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JP3092660U
JP3092660U JP2002005704U JP2002005704U JP3092660U JP 3092660 U JP3092660 U JP 3092660U JP 2002005704 U JP2002005704 U JP 2002005704U JP 2002005704 U JP2002005704 U JP 2002005704U JP 3092660 U JP3092660 U JP 3092660U
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natto
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博之 田中
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タカノフーズ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】発酵室内での横風が蓋周囲から容器内へ進入し
納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化することが生
じない納豆容器を提供すること。 【解決手段】容器本体1の段部10の段幅を容器本体1
の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成し、その間の段
幅を僅少幅とすると共に僅少幅部分が僅少幅部12〜1
2dより開口側に傾斜面の幅を狭めるように競り上がる
ように構成し、嵌合突辺の蓋体5の一面からの突出高を
略方形をなす嵌合突辺8の各隅部14a〜14dにおい
て外側面幅が広くその間の外側面幅を段部の開口端部2
からの位置に比例して狭く形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、納豆容器に関し、特に納豆を収納した容器と蓋との間に生じる隙 間から発酵室で生じる横方向からの通気が容器内に侵入するのを簡単な構成で確 実に遮断し得る構成の納豆容器に関するものである。
【0002】
【従来技術】
周知のように、一般に納豆は原料である大豆を浸漬・蒸煮した後これに納豆菌 を接種したものを外形寸法が略99×99×30mmの容器内に収納して醗酵室 内に一定期間入れて発酵させた後芥子容器と醤油容器を容器内に入れて包装して 出荷する。 前記容器は発泡樹脂シート部材を過熱加圧成型により、納豆を収容する容器本 体とこの容器本体とヒンジを介して一体に連接し、前記容器本体の開口部を塞ぐ 蓋体とで構成されている。 このような構成の容器に収納した納豆への通気を遮断することで、温度負荷に 起因して納豆菌の2次発酵で発生するアンモニアを効果的に抑制するように構成 したものである。一例として、特開2002−166990号公報に記載されて いる構成の納豆容器等が公知である。
【0003】 この容器は、断面形状が略凹状に形成された容器本体と、該容器本体の上端部 から水平外方へ延設したフランジ部の一辺に連続して形成した共蓋とで構成され ており、上記共蓋で容器本体の開口部を閉じることができるように構成した納豆 容器において、上記容器本体の上部内周面を容器内部に向かって下がり勾配の傾 斜面とし、この傾斜面の途中に上記共蓋と容器本体とを連設するヒンジ部を設け た一辺を除く共蓋の3辺もしくは全周に形成した嵌合突辺が接合するように構成 し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に平滑に 形成し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に接 合可能な1以上の段部で形成され、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突 辺との各接合面は、周方向に沿って連続する凹凸で形成し、これら各凹凸が噛合 するようにし、上記容器本体の上部内周面と納豆収納部との肩段部付近に、上記 共蓋の嵌合突辺が接合することで、容器内に収納した醗酵後の納豆への通気を遮 断するように構成したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、容器本体の上部内周面を容器内部に向かって下がり勾配の傾斜面と、 この傾斜面の途中に共蓋の全周に形成した嵌合突辺が接合するように構成し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に平滑に形成し 、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各接合面は、共に接合可能 な1以上の段部で形成し、 前記容器本体の上部内周面と共蓋の嵌合突辺との各 接合面は、周方向に沿って連続する凹凸で形成し、これら各凹凸が噛合するよう にし、上記容器本体の上部内周面と納豆収納部との肩段部付近に、上記共蓋の嵌 合突辺が接合すものであるが、前記傾斜面の傾斜角度と嵌合突辺の外側傾斜とが 同じ角度で、開口部端から段部までの寸法と前記嵌合突辺の寸法とが同じ寸法な ので、摺接および当接はしても容器自体の構成材料が発泡樹脂の薄板から加工し たものなので共蓋と容器本体との嵌合力が弱く、共蓋を閉じることでヒンジ部に 生じる弾力に抗しがたく発酵室内への搬入過程で生じる容器へ加わる振動等で共 蓋と容器本体との間に隙間が生じ、発酵室内での横風が容器内へ侵入し易く、こ のような構成では通気の遮断効果に大きい期待は持てない。 したがって、発酵室においては、納豆台の置き方および納豆容器の向きを一定 にしないと横からの風で皮膜フイルムを覆せていても斜面に凹凸があるために斜 面と皮膜フイルムの周縁との間に隙間が生じるので納豆が乾燥してしまうと言う 問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記課題を解決するために、断面形状が略凹状をなす略方形の容 器本体1と、該容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延設したフランジ3の 一辺にヒンジ4を介して連接した蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記フランジ3上 を含む容器本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の内周面6a〜6dを 容器内部に向かって下がり勾配の傾斜面7とし、この傾斜面7の開口縁側に、前記 蓋体の一面で全周に亘って形成した断面が略V字状をなす嵌合突辺8の外周面9が 接合する平滑な傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本体の内側に張り出す ように前記嵌合突辺8の先頭部21が当接する段部10とを構成した納豆容器に おいて、
【0006】 第一のポイントは、前記容器本体1の前記段部10の段幅を前記容器本体1の 各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成し、その間の段幅を僅少幅とすると共 に前記僅少幅部12a〜12dが幅広部13a〜13dより開口側に前記傾斜面7 の幅を狭めるように競り上がった位置となるように形成し、 また第二のポイントは、 前記嵌合突辺8の蓋体5の一面からの突出高を略方 形をなす嵌合突辺8の各隅部14a〜14dにおいて前記幅広部13a〜13dに前記 嵌合突辺8の先頭部21が当接するように前記外周面の高さ方向の幅を広くして幅 広部15a〜15dとし、その間の外周面幅を前記僅少幅部12a〜12dに前記嵌合突 辺8の先頭部19が当接するように前記段部10の開口端からの位置に比例して 狭くして幅狭部16a〜16dとなるよう形成するともに、 前記容器本体1の傾斜 面7の傾斜角度に比し前記嵌合突辺8の前記外側面9の傾斜角度を若干鈍角に構 成し、 更に第三のポイントは、前記容器本体1の傾斜面7aに沿って描いた前記傾斜 面7aの延長線17と水平線18との交わる角度αに比し、前記嵌合突辺8の外 周面9に沿って描いた前記面の延長線19と前記水平線18との交わる角度βが 若干鈍角でかつ両延長線17,19の交点20を前記段部10より僅かに上方に 位置するように形成し、前記傾斜面7と嵌合突辺8の外周面9との間で前記交点 20より前記嵌合突辺8の先頭部21までの間が容器材料の弾性を利用して双方 が強く摺接噛合し得るように構成し、 更に加えて第四のポイントは、容器本体1の容器部分22の平坦な底部23と 前記段部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜角の傾斜面7bの内、一方また は双方の対抗する前記傾斜面7bの下方部分と底部23とに容器の強度を増大さ せるための波型(コールゲート)24を形成し、納豆上に覆せる被覆フイルム( 図示していない)の周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生じないように構成し 、発酵室内で、容器内に収納した納豆へ横方向からの通気が浸入するのを阻止し 得るように構成したものである。
【0007】
【考案の実施形態】
この考案の納豆容器の基本的な構成は、図1〜図3に示すように、使用材料とし てはポリエチレンテレフタレート(PET),ポリプロピレン(PP),発泡ポリスチ レン(PS)の薄板部材や、天然材として紙やバイオポリマや生分解性ポリマ等を 過熱加圧成型により、外形寸法が略99×99×30mmで、納豆を収納するた め開口部平面積より底部平面積の方が小さい縦断面形状が略凹(逆梯形)状をな し横断面形状が略方形で、底部四隅が略球面状をなす逆梯形状の容器本体1と、 該容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延接した方形のフランジ3の一 辺にヒンジ4を介して連続した方形の蓋体5とで構成し、前記蓋体5で前記フラ ンジ3上を含む容器本体1の開口を覆う構成である。
【0008】 また図1〜図3に示すように、前記容器本体1の上部(開口部側)内周面6a〜 6dを容器内部に向かって下がり勾配の傾斜面7とし、この傾斜面7の開口縁側に 、前記蓋体5に薄板であるがための脆弱さを補うために一面側から多面側に押し 出すようにその全周に亘って形成した断面が略V字状をなす嵌合突辺8の外周面9 が接合する平滑な傾斜面7aと、前記傾斜面7aの下側から容器本体1の内側に水 平方向に張り出すように前記嵌合突辺8の先頭部21から外側の外周面9が当接 する段部10とを形成する。 図1,3および4に示すように、容器本体1の容器部分22の平坦な底部23 と前記段部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜角の側壁面7bの内、一方ま たは双方の対抗する傾斜面7bの下方部分と底部23とに容器の強度を増大させ るための波型(コールゲート)24を形成し、納豆上に覆せる皮膜フイルム(図 示していない)の周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生じないように構成した 。 前記蓋体5の嵌合突辺8の形成領域より内側には、納豆の発酵に必要な通気を 行うための多数の***25が縦横方向に規則正しく明けてある。この***25は 納豆の粘りや汁気を容器外には容易に漏出し得ない程度の小径である。
【0009】 この考案の納豆容器1は前記基本構成において図1〜図4に示すように、前記容 器本体1の前記段部10の段幅を前記容器本体1の各隅部11a〜11dにおいて 幅広に構成し、その間の段幅を僅少幅とすると共に前記僅少幅部12が幅広部1 3より開口端部2側に前記傾斜面7aの幅を狭めるよう競り上がった位置にある ように形成し、 前記嵌合突辺8の蓋体5の一面からの突出高を略方形をなす嵌 合突辺8の各隅部14a〜14dにおいて前記幅広部13a〜13dに前記嵌合 突辺8の先頭部21が当接するように前記外周面の高さ方向の幅を広くして幅広部 15a〜15dとし、その間の外周面幅を前記僅少幅部12a〜12dに前記嵌合突辺8 の先頭部21が当接するように前記段部10の開口端からの位置に比例して狭く して幅狭部16a〜16dとなるよう形成することで、容器本体1の四箇所の隅部1 1a〜11dで幅広部13a13dと15a15dとが、前記四箇所の隅部11a 〜11d以外の箇所で僅少幅部12a〜12dと幅狭部16a〜16dとが摺接嵌合 するために機密性がより向上する。 前記した段部10の段幅や段の位置ならびに嵌合突辺8の外周は場の違い部分 の間は、幅は狭い部分から広い部分へ、位置は低い方から高い方へと緩やかに変 化して連なっている。
【0010】 更に、図5〜図8に示すように、容器本体1内への容器横方向からの通気の容 器内への侵入をさらに確実に遮断するために、前記容器本体1の平滑な傾斜面7a に沿って描いた前記傾斜面7aの延長線17と水平線18との交わる角度αに比 し前記嵌合突辺8の先頭部外周面9に沿って描いた前記面9の延長線19と前記 水平線18との交わる角度βを若干鈍角にかつ両延長線17,19の交点20を 前記段部10の位置より若干上方で交わるように形成し、前記傾斜面7aと嵌合 突辺8の先頭部外周面9との間で前記交点20より前記嵌合突辺8の先頭部21 までの外周面9と前記傾斜面7aおよび段部10との間で材料の弾性を利用して 双方が強く摺接噛合し得るようにした。
【0011】
【実施例】
この考案の納豆容器は以上に述べた構成であり、この納豆容器を使用する場合 には、図2および3に示すように、蓋体5を容器本体1のフランジ3と同じ水平なレ ベルになるように開蓋した後、容器本体1内に原料大豆を浸漬・蒸煮、納豆菌接 種したものを50g盛り込んだ後納豆の上に皮膜フイルムを覆せてから蓋体5を 閉じて発酵室内に入れ発酵させる。
【0012】 この考案の容器は、図1〜図4に示すように、前記容器本体1の前記段部10の 段幅を前記容器本体1の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成し、その間の段 幅を僅少幅とすると共に前記僅少幅部12が幅広部13より開口側に前記傾斜面 7aの幅を狭めるよう競り上がった位置にあるように形成し、 前記嵌合突辺8 の蓋体5の一面からの突出高を略方形をなす嵌合突辺8の各隅部14a〜14d において前記幅広部13a〜13dに前記嵌合突辺8の先頭部21が当接するように前 記外周面の高さ方向の幅を広くして幅広部15a〜15dとし、その間の外周面幅を 前記僅少幅部12a〜12dに前記嵌合突辺8の先頭部21が当接するように前記段 部10の開口端からの位置に比例して狭くして幅狭部16a〜16dとなるよう形成 することで、先頭部21が当接するように前記外周面幅が広くその間の外周面幅 を前記僅少幅部12a〜12dに前記嵌合突辺8の先頭部19が当接するように前記 段部10の開口端からの位置に比例して狭く形成し、特に隙間が生じ易い隅部で の隙間の発生を阻止する。
【0013】 容器本体1の容器部分20の平坦な底部21と前記段部10より下方の前記傾 斜面7と同じ傾斜角の側壁面7bの内、一方または双方の対抗する傾斜面7bの 下方部分と底部23とに容器の強度を増大させるための波型(コールゲート)2 4を形成し、納豆上に皮膜フイルムを覆せる場合、その周縁と前記傾斜面7bと の間が密着し、両者の間で隙間が生じないように構成したので、発酵室内で、容 器内に横方向からの通気が浸入するのを阻止し得るように構成し、容器内に収納 した醗酵後の納豆の乾燥を無くすようにした。
【0014】 さらに、図5〜図8に示すように、前記容器本体1の傾斜面7aに沿って描いた 前記傾斜面7aの延長線17と水平線18との交わる角度αに比し前記嵌合突辺 8の先頭部21から外側の外周面9に沿って描いた前記面9の延長線19と前記 水平線18との交わる角度βを若干鈍角にかつ両延長線17,19の交点20を 前記段部10より若干上方の位置で交わるように形成してあるために、図7〜9 に示すように、容器本体1の四箇所の隅部11a〜11dとこの部分以外の部分で 幅広部13a13dと15a15dとが、前記四箇所の隅部11a〜11d以外 の箇所で僅少幅部12a〜12dと幅狭部16a〜16dとが摺接嵌合するために機 密性が良く、且つ又、前記傾斜面7aと嵌合突辺8の先頭部21から外側の外周 面9との間で前記交点20より前記嵌合突辺8の先頭部21までの外側面9と前 記傾斜面7aとが材料の弾性を利用して強く摺接噛合し得るので、蓋周囲からの 通気遮断性が極めて良く納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化することが無 い。
【0015】 このように容器本体1に蓋体5を嵌合しても、発酵中の納豆菌の育成に必要な 通気は前記***23を通して容器内に取り込め、出荷前までの発酵期間は蓋体5 を若干緩めに閉じることで生じる隙間から前記育成に必要な通気を取り込んでも 良い。 通常発酵室に入れる前に、納豆の上に皮膜フイルムを被せるが、蓋周囲からの 通気遮断性が良いのでその必要が無く、図示していないが芥子の入った容器と醤 油の入った容器を入れるためにのみ皮膜フイルムを納豆の上に被せてから蓋体5 を閉めれば、前記嵌合突辺8と容器本体1の傾斜7aおよび段部10との嵌合がよ りきつく摺接嵌合して市場へ出荷した後においても納豆が乾燥して硬くなりまた 豆色が黒色化することが生じ無い。 製品化された納豆容器は、1個または複数個単位で包装して市場に出荷する。
【0016】
【効果】 請求項1記載の考案は、断面形状が略凹状をなす略方形の容器本体1と、該 容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延設したフランジ3の一辺にヒン ジ4を介して連続した蓋体5とで構成され、前記蓋体5で前記フランジ3上を含 む容器本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の上部内周面6a〜 6dを容器内部に向かって下がり勾配の傾斜面7aとし、この傾斜面の開口縁 側に、前記蓋体5の一面で全周に亘って形成した断面が略V字状をなす嵌合突辺 8の外周面9が接合する平滑な傾斜面7aと前記傾斜面7aの下側から容器本体 1の内側に張り出すように前記嵌合突辺8の先頭部外周面9が当接する段部10 とを構成した納豆容器において、 前記容器本体1の前記段部10の段幅を前記 容器本体1の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成し、その間の段幅を僅少幅と すると共に前記僅少幅部分が僅少幅部12〜12dより開口側に前記傾斜面の幅 を狭めるように競り上がった位置にあるように形成し、前記嵌合突辺の蓋体5の 一面からの突出高を略方形をなす嵌合突辺8の各隅部14a〜14dにおいて前 記幅広部13a〜13dに前記嵌合突辺8の先頭部21が当接するように前記外周面の 高さ方向の幅を広くして幅広部15a〜15dとし、その間の外周面幅を前記僅少幅 部12a〜12dに前記嵌合突辺8の先頭部21が当接するように前記段部10の開 口端からの位置に比例して狭くして幅狭部16a〜16dとなるよう形成することで 、先頭部21が当接するように前記外周面幅が広くその間の外周面幅を前記僅少 幅部12a〜12dに前記嵌合突辺8の先頭部21が当接するように前記段部10の 開口端からの位置に比例して狭く形成することで、発酵室において、納豆台の置 き方および納豆容器の向きを一定にする必要が無く、また発酵室内で生じる横風 が容器内へ容器の四隅部分とその中間部分から侵入するのを阻止でき、出荷後も 通気遮断性が良く納豆が乾燥して硬くなりまた豆色が黒色化することが生じ無い と言う効果を有する。
【0017】 請求項2記載の考案は前記請求項1記載の考案に加えて、前記容器本体1 の構成において、前記容器本体1の傾斜面7aの傾斜面角度に比し前記嵌合突辺 8の先頭部外周面9傾斜角度を若干鈍角に構成したので、通気遮断性が更に良く 発酵室内での横風が蓋周囲から容器内へ進入し納豆が乾燥して硬くなりまた豆色 が黒色化することが無いと言う効果を有する。
【0018】 請求項3記載の考案は前記請求項1および2記載の考案に加えて、前記容器 本体1の傾斜面7aに沿って描いた前記傾斜面7aの延長線17と水平線18と の交わる角度αに比し前記嵌合突辺8の外周面9に沿って描いた前記面9の延長 線19と前記水平線18との交わる角度βが若干鈍角にかつ両延長線17,19 の交点20を前記段部10より僅かに上方の位置出で交わるように形成し、前記 傾斜面7aと嵌合突辺8の先頭部外周面9との間で前記交点20より前記嵌合突 辺8の先頭部21までの外周面9と前記傾斜面7aの段部10との間で幅広部1 3a13dと15a15dとが、前記四箇所の隅部11a〜11d以外の箇所で 僅少幅部12a〜12dと幅狭部16a〜16dとが摺接嵌合するために通気遮断性 が更に良く発酵室内での横風が蓋周囲から容器内へ進入し納豆が乾燥して硬くな りまた豆色が黒色化することが無いと言う効果を有する。
【0019】 請求項4記載の考案は、容器本体1の容器部分22の平坦な底部23と前記段 部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜角の側壁面7bの内、一方または双方 の対抗する傾斜面7bの下方部分と底部23とに容器の強度を増大させるための 波型(コールゲート)24を形成し、傾斜面7bの上方部分を平滑にしたので納 豆上に覆せる皮膜フイルムの周縁と前記傾斜面7bとの間で両者間が密着して隙 間が生じにくいので、発酵室内で、容器内に収納した醗酵後の納豆へ横方向から の通気が容器内に浸入するのを阻止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す納豆容器の開蓋状態
の斜視図。
【図2】同じく水平状態に開蓋した状態の平面図。
【図3】同じく水平状態に開蓋した状態の側面図
【図4】図2のA−A断線における断面図。
【図5】図2のB−B断線における断面図。
【図6】図2のC−C断線における断面図。
【図7】図2のB−B断線位置における閉蓋時における
傾斜面と嵌合突辺との嵌合状態を示す断面図。
【図8】図2のC−C断線位置における閉蓋時における
傾斜面と嵌合突辺との嵌合状態を示す断面図。
【図9】同じく容器本体に蓋体を被せた状態の断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 開口端部 3 フランジ 4 ヒンジ 5 蓋体 6a〜6d 内周面 7,7a,7b 傾斜面 8 嵌合突辺 9 外周面 10 段部 11a〜11d 隅部 12a〜12d 僅少幅部 13a〜13d 幅広部 14a〜14d 隅部 15a〜15d 幅広部 16a〜16d 幅狭部 17,19 延長線 18 水平線 20 交点 21 先頭部 22 容器部分 23 底部 24 波型(コールゲート) 25 ***

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が略凹状をなす略方形の容器本体
    1と、該容器本体1の開口端部2から外方に水平外方へ延
    設したフランジ3の一辺にヒンジ4を介して連接した蓋
    体5とで構成し、前記蓋体5で前記フランジ3上を含む容
    器本体1の開口を覆うように構成し、前記容器本体1の上
    部内周面6a〜6dを容器内部に向かって下がり勾配の傾
    斜面7とし、この傾斜面7の開口縁側に、前記蓋体5の
    一面で全周に亘って形成した断面が略V字状をなす嵌合
    突辺8の外周面9が接合する平滑な傾斜面7aと前記傾
    斜面7aの下側から容器本体1の内側に張り出すように前
    記嵌合突辺8の先頭部21が当接する段部10とを構成
    した納豆容器において、 前記容器本体1の前記段部10の段幅を前記容器本体1
    の各隅部11a〜11dにおいて幅広に構成し、その間
    の段幅を僅少幅とすると共に前記僅少幅部12a〜12d
    が幅広部13a〜13dより開口側に前記傾斜面7aの幅
    を狭めるよう競り上がった位置にあるように形成し、
    前記嵌合突辺8の蓋体5の一面からの突出高を略方形を
    なす嵌合突辺8の各隅部14a〜14dにおいて前記幅
    広部13a〜13dに前記嵌合突辺8の先頭部21が当接す
    るように前記外周面の高さ方向の幅を広くして幅広部1
    5a〜15dとし、その間の外周面幅を前記僅少幅部1
    2a〜12dに前記嵌合突辺8の先頭部19が当接する
    ように前記段部10の開口端からの位置に比例して狭く
    して幅狭部16a〜16dとなるよう形成することで、
    容器内に横方向から進入する通気を遮断するように構成
    したしたことを特徴とする納豆容器。
  2. 【請求項2】前記容器本体1の傾斜面7aの傾斜角度に比
    し前記嵌合突辺8の先頭部外周面9の傾斜角度を若干鈍
    角に構成したことを特徴とする請求項1に記載の納豆容
    器。
  3. 【請求項3】前記容器本体1の傾斜面7aに沿って描いた
    前記傾斜面7aの延長線17と水平線18との交わる角
    度αに比し、前記嵌合突辺8の外周面9に沿って描いた
    前記面の延長線19と前記水平線18との交わる角度β
    が若干鈍角でかつ両延長線17,19の交点20を前記
    段部10より僅かに上方に位置するように形成し、前記
    傾斜面7aと嵌合突辺8の外周面9との間で前記交点2
    0より前記嵌合突辺8の先頭部21までの外周面と前記
    傾斜面7aから段部10までの間で材料の弾性を利用し
    て双方が摺接噛合し得るようにしたことを特徴とする請
    求項1および2に記載の納豆容器。
  4. 【請求項4】容器本体1の容器部分22の平坦な底部2
    3と前記段部10より下方の前記傾斜面7と同じ傾斜の
    傾斜面7bの内、一方または双方の対抗する傾斜面7b
    の下方部分と底部23とに容器の強度を増大させるため
    の波型(コールゲート)24を形成し、納豆上に覆せる
    皮膜フイルムの周縁と前記傾斜面7bとの間で隙間が生
    じないように構成したことを特徴とする請求項1,2お
    よび3記載の納豆容器。
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JP2014156261A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Zen Yoki Kk 納豆容器

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