JP3092524B2 - ルーチングシステム - Google Patents

ルーチングシステム

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JP3092524B2 JP24899496A JP24899496A JP3092524B2 JP 3092524 B2 JP3092524 B2 JP 3092524B2 JP 24899496 A JP24899496 A JP 24899496A JP 24899496 A JP24899496 A JP 24899496A JP 3092524 B2 JP3092524 B2 JP 3092524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はルーチングシステム
に関し、特にある入出力ポートからの要求に応じて、予
め登録されているポート番号とルーチング(routing)対
象アドレスとからなるルーチング情報に基づいて接続先
ポートを決定して、通信回線を確立するルーチングシス
テムにおいて、1つ以上のワイルドカードを含むアドレ
ス指定もルーチング情報として許容するルーチングシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】ある入出力ポートから所望の接続先とし
て要求されたアドレスによって接続先ポートを選択して
通信を確保するルーチングシステムでは、いかに高速に
接続先を決定するかが重要となる。このことは、入力さ
れたアドレスとマッチするルーチングを提供するルーチ
ング対象アドレスを、登録された複数のルーチング情報
の中からサーチ(探索)する時間を抑圧してどれだけ高
速にすることができるかということに帰着する。
【0003】探索方法としては、線形探索法、2分探索
法、ハッシュ探索法等があり、またこれらの複合方法も
考えられている。線形探索法とは、入力アドレスをルー
チング情報のアドレスと1桁ずつ対応させて比較してい
く探索で、計算量はルーチング情報数nが大きければn
に依存する。
【0004】2分探索法は、あらかじめアドレスをある
定義に従って数値変換し、アドレス情報をその数値に従
って小さい順に分類(ソート)しておき、探索するとき
は入力アドレスを数値変換してソート済みの情報の中央
の値と大小比較して、入力アドレスの数値の方が小さけ
れば下半分で、大きければ上半分で同様の比較を繰り返
しつつマッチするアドレスを発見するという探索法で、
計算量はlog2nに依存する。
【0005】ハッシュ探索法(hashing)は、前述した2
分探索法と同様に、予めアドレスをハッシュ関数を利用
するある定義に従って数値変換し、これをキーとした記
憶場所を表現するハッシュ表中の配列に書き込んでお
き、探索するときは入力アドレスを同様に数値変換した
キー(ハッシュ値)をもとめ、このキーに対応したハッ
シュ表中の配列から探すという方法である。
【0006】この場合の計算量は、ルーチング情報数n
に対してハッシュ表の大きさを十分大きくとれば、ルー
チング情報の数に依存することはなくなる。実際には、
登録ルーチング情報数が少ないことがわかっている場合
には2分探索法が使用され、多い場合にはハッシュ探索
法が使用される。
【0007】しかしながら、ハッシュ探索法ではハッシ
ュ表をルーチング情報数に対して大きくとらないと、同
一のハッシュ値をとるルーチング情報が発生する、いわ
ゆる衝突が生起するため、衝突が発生した場合の対策を
施すことが必要となる。一番簡単なのは、ハッシュ値が
同一になる情報を対応する配列に連結リストでつないで
おき、探索するときにはハッシュ表中の、入力アドレス
に対応するハッシュ値を添字とした配列から線形探索法
を行うという方法である。他にも方法はあるが、ルーチ
ング情報数が増えていくと、ハッシュ探索法の利点は失
われる。
【0008】また、電話、データ通信網において交換機
などでルーチングを行う場合、1つの交換機に着目して
みるとアドレスの一部分でルーチングを行っていること
が多い。このときルーチング情報として登録するアドレ
スはワイルドカードを含んだものになる。
【0009】しかしながら、ワイルドカードを含んだア
ドレスを持つルーチング情報が存在すると、線形探索や
2分探索、ハッシュ探索では工夫を加えることが必要と
なる。なぜならば、入力アドレスに対してマッチするル
ーチング情報が複数存在する可能性があるため、入力ア
ドレスとマッチするアドレスを持つ最適なルーチング情
報を選び出すまで探索処理を繰り返さなければならない
からである。例えば、ルーチング情報のアドレスM桁の
うちワイルドカードが1桁しか含まれないとしても、入
力アドレスがM桁なら、最も多い場合ではM+1回のマ
ッチ判定を行うことが必要となる。
【0010】このように、線形探索法や2分探索法では
ルーチング情報数が多くなるほど、探索に時間がかか
り、高速なハッシュ探索法であってもハッシュ表の大き
さをルーチング情報数に応じて十分に大きくしなければ
探索時間が長くなってしまい、またワイルドカードを持
つルーチング情報が存在する場合には、さらに探索方法
を複雑にしなければならなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のルーチ
ングシステムでは、線形探索法や2分探索法では、ルー
チング情報数が多くなるほど接続先ポートを選択する探
索に時間がかかり、高速な探索法として知られるハッシ
ュ探索法でもハッシュ表の大きさをルーチング情報数に
対応して十分に大きくしなければ探索時間が長くなって
しまい、またワイルドカードを含むルーチング情報が存
在する場合には、探索方法を複雑化する特別な処理をす
ることが必要となるという問題点があった。
【0012】本発明の目的は、上述した問題点を解決
し、ルーチング情報数がどんなに多くなってもアドレス
の桁数のみに依存する一定の時間内で最適なルーチング
先を選択し、且つワイルドカードを含むアドレスが存在
しても、処理を追加することなく同様のルーチングを可
能とするルーチングシステムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するため次の手段構成を有する。即ち、本発明の
ルーチングシステムは、少なくとも3つの入出力ポート
を有し、前記入出力ポートを介して入力する接続要求メ
ッセージの含む宛先アドレスを解析することによって接
続先ポートを選択して接続するルーチングシステムであ
って、予め定義するツリー構造のノード構成情報に基づ
いてルーチングに供する各ノードの対象アドレスと対応
するポート番号とからなるルーチング情報の前記対象ア
ドレスを形成ルートに対応して順次記憶する第1の記憶
アドレスを前記対象アドレスの形成に必要な情報を記憶
する前記ノード構成情報それ自体の記憶アドレスとして
の第2の記憶アドレスと共に格納しておくノード構成情
報記憶部と、前記ルーチング情報を登録情報として予め
登録した登録情報記憶部と、前記接続要求メッセージか
ら抽出したルーチングの対象アドレスを提供されると前
記ノード構成情報記憶部から該当するアドレスをツリー
構造をたどってサーチし、サーチし得たアドレスに対応
する前記ルーチング情報を格納する前記登録情報記憶部
の該当する記憶アドレスを特定してサーチすべきルーチ
ング対象アドレスの数にのみ依存する処理時間でのル
ーチングを確保せしめるアドレス処理部とを備えた構成
を有する。
【0014】また、本発明のルーチングシステムは、前
記予め定義するノード構成情報が、ワイルドカードを1
桁以上含むことを許容して0から9までの数字を適宜利
用した数列として成るルーチング対象アドレスと対応
するポート番号とから成るルーチング情報対象アドレス
を記憶する前記第1の記憶アドレスと、相続く次の桁の
種類ごとに順次指定される前記対象アドレスの形成に必
要な情報を記憶するノード構成情報それ自体の記憶アド
レスとしての前記第2の記憶アドレスとを保持するもの
として定義される構成を有する。
【0015】また、本発明のルーチングシステムは、前
記登録情報記憶部が、新たな登録情報を追加登録するこ
とを可能とした構成を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のルーチングシステムは、
従来のルーチングシステムの問題点、即ち、線形探索法
や2分探索法ではルーチング情報(アドレス、ポート番
号)が多くなるほど接続先ポートの探索に時間がかか
り、高速な探索法として知られるハッシュ探索法でもハ
ッシュ表の大きさをルーチング情報数に対応して十分に
拡長することが必要となって探索時間が増大し、さらに
ワイルドカードを含むルーチング情報については特別な
処理を必要とするといった問題点を解決し、ルーチング
情報数がどんなに多くなっても一定の時間内で一番最適
なルーチング先を選択し、且つワイルドカードを含むア
ドレスが存在しても、処理を追加することなく同様のル
ーチングを可能とすることを基本的な特徴としている。
【0017】このような特徴を実現するため、ノード構
成情報を、ワイルドカードを1桁以上含むことも許容す
0から9までの数字を適宜利用した数列として成る
ーチング対象アドレスと対応するポート番号とからなる
ルーチング情報の記憶アドレスたる第1の記憶アドレス
と、この記憶アドレスに続く次の桁の種類ごとに指定さ
てルーチング対象アドレスを形成する情報を記憶す
ノード構成情報それ自体の記憶アドレスたる第2の記憶
アドレスとを有するもの、として定義して、図1に示す
ようにこのノード構成情報によるツリー構造に基づいて
ルーチング情報の記憶アドレスを記憶しておくノード構
成情報記憶部2と、接続要求から抽出した宛先アドレス
を与えられるとノード構成情報記憶部2から該当アドレ
スをツリー構造をたどってサーチし、そのアドレスに対
応するルーチング情報が格納されている登録情報記憶部
1上の記憶アドレスを特定するアドレス処理部を備えて
上述した基本的特徴を実現することを実施の形態として
いる。
【0018】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。図1に示す実施例の構成は、ルーチング対象ア
ドレスと対応するポート番号とからなるルーチング情報
をあらかじめ登録情報として格納する登録情報記憶部1
と、ルーチング情報の記憶アドレスと、ノード構成情報
それ自体の記憶アドレスとを所定のツリー構造に基づい
て格納するノード構成情報記憶部2と、登録情報の操作
を行う登録情報操作部3と、登録情報操作部3の制御の
下に所望のアドレスをツリー構造をたどってサーチし、
サーチし得たアドレスに対応する登録情報記憶部1のル
ーチング情報を特定するアドレス処理部4と、回線制御
部5と、少なくとも3つの個数を有する入出力ポート6
とを備える。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
少なくとも3つの入出力ポート6を介して入力する接続
要求メッセージが、回線制御部5の制御の下にアドレス
処理部4に提供される。入出力ポート6の数を3つとし
ているのは、後述するようにツリー構造をたどって行う
アドレス探索では入出力ポートの数が2の場合は、一方
のルーチング情報が適していなければ他方のルーチング
情報が残ることが明らかで、ツリー構造を介しての探索
特徴が全く生かされない場合であるので、これを除去し
たことに基づく。登録情報記憶部1には、登録情報とし
てのルーチング情報が予め格納されている。
【0020】図2は、ルーチング情報の構成を示す図
で、図2(a)は基本構成、図2の(b)は具体的構成
例を示す。図2は、ルーチング対象アドレスとしては一
部ワイルドカードを含む3つ、従ってこのアドレスによ
って指定されるポート番号も3つの場合を例としてい
る。図2に示すアドレス12***の*(アスタリス
ク,asterisk)はワイルドカードを表現し、これらの桁
には任意の数が指定されることが許容されることを意味
する。
【0021】図3は、所定の定義で探索ツリー構造を形
成するノード構成情報を示す。ノード構成情報として
は、登録情報(図2のルーチング情報)を格納している
登録情報記憶部(1)上の番地を記憶する第1の記憶ア
ドレスたる番地101と、[0]から[9]までと
[*]によって表現される番地101の次の桁を順次表
現するに必要な情報を記憶する第2の記憶アドレスたる
番地102とで示され、次の桁を形成するに必要な情報
としての番地102の[n]がノード構成情報それ自体
のノード構成情報記憶部2上の番地を指定する。
【0022】つまり、本実施例では、番地102で示さ
れるノード構成情報それ自体のアドレスを表現すべき、
ルーチング情報の記憶アドレスの次の桁は、[0]から
[9]の数字と、これらの数字のどれでもよいというワ
イルドカード[*]によって表現するものとし、これら
0〜9の数字と*とを含む種類のいずれかによって、ノ
ード構成情報それ自体の記憶アドレスが登録情報のアド
レスを表現すべく指定される。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
所望のアドレス特定のためのマッチング処理に先立ち、
ルーチング情報の新規登録処理について説明する。図5
は、ルーチング情報の登録処理の内容を示すフローチャ
ートである。登録情報操作部3の制御のもとにアドレス
処理部4によってノード構成情報記憶部2がサーチさ
れ、その結果、該当アドレスを持つルーチング情報の格
納場所の記入がない場合は登録情報記憶部1にルーチン
グ情報を格納し、その格納場所(記憶アドレス)をノー
ド構成情報記憶部2の該当場所(記憶アドレス)に書き
込む。
【0024】図5において、サーチ対象ノード構成情報
としてのルーチング情報を設定し、このルーチング情報
の入力アドレスの参照桁(図2のアドレスを表現するも
の)を1桁目(参照桁が12345ならば1)に設定し
(ステップS1)、ノード構成情報の参照桁に対応する
添字番号(0〜9、*)の配列に次の桁のノード構成情
報の格納番地(記憶アドレス)が記入されているか否か
を判断し(ステップS2)、記入されている時(YE
S)には次の桁のノード構成番号に進んで参照桁を1つ
進める(ステップS3)。
【0025】ステップS2において次の桁のノード構成
番号の格納番地が記入されていない時(NO)は、ノー
ド構成情報のワイルドカードに対応する添字番号の配列
に次の桁のノード構成情報の格納番地が記入されている
か否かを判断し(ステップS4)、記入されていれば
(YES)ステップS3に進み、記入されていなければ
(NO)、ノード構成情報それ自体の領域をノード構成
情報記憶部2上に確保して、これを次の桁のノード構成
情報とする(ステップS4)処理を行ってステップS3
に進む。ステップS3では、次桁のノード構成情報に進
み参照桁を1つ進める。
【0026】入力アドレスの全桁の参照が終了したか否
かを判断して終了するまでステップS2〜S4を繰り返
し(ステップS5)、終了すれば登録情報記憶部1上に
ルーチング情報を記憶し、且つその記憶番地をノード構
成情報に書き込む(ステップS6)ことにより、ルーチ
ング情報の新規登録が完了する。
【0027】こうして登録されたノード構成情報記憶部
2のノード構成情報のツリー構造を図6に示す。図6
の、ルートのノード情報200はノード情報の起点とし
てのアドレスを示し、必ず存在するものである。図6に
示すツリー構造を形成するノード構成情報の記憶アドレ
ス201〜212はそれぞれ次の桁ごとに順次ノード構
成情報を保持するノード構成情報それ自体の記憶アドレ
スを示し、例えば、アドレスが12345の場合は、ノ
ード構成情報の記憶アドレス201,202,203,
204及び205と進んでアドレスマッチングが確立し
たとき、アドレス12345として指定されるルーチン
グ情報の記憶アドレス、一般的には記憶アドレスPで登
録情報記憶部1にアクセスし、記憶アドレスPとして
納されたアドレス12345と対応するポート番号1が
特定され、当該入出力ポートはポート番号1に接続され
て通信回線が確立する。
【0028】アドレス12***の場合も同様にしてル
ーチング情報の記憶アドレスQとしてのアドレス12*
**によってポート番号3が特定され、またアドレス6
789の場合にはルーチング情報の記憶アドレスRとし
てのアドレス6789によってポート番号2が特定さ
れ、それぞれ通信回線が確立する。ノード構成情報を1
桁で表現する場合には、相続く下位の桁は存在せず、ノ
ード構成情報それ自体の記憶アドレスは当該1桁で指定
されることとなる。尚、ノード構成情報の削除処理の場
合は、前述した処理手順の逆をたどる方法で削除処理を
行うことで処理できる。
【0029】次に、入出力ポートを介して入力した接続
先アドレスとの接続について、図4のフローチャートに
基づき、アドレス12345の場合を例として説明す
る。入出力ポート6を介してアドレス12345が接続
先アドレスとしてポート番号3の接続先要求メッセージ
として回線制御部5によって抽出され、アドレス処理部
4に供給される。
【0030】アドレス処理部4は入力アドレスの参照桁
を1桁目に設定し(ステップS11)、ノード構成情報
の参照桁に対応する添字番号の配列に次の桁のノード構
成情報の格納番地(記憶アドレス)が記入されているか
(YES)否か(NO)の判定を行い、YESの場合は
次の桁のノード構成情報に進んで参照桁を1つ進める処
理を行う(ステップS14)。
【0031】また、ステップS12でNOの場合はワイ
ルドカードによる指定の有無を判断すべくステップS1
3に進み、ノード構成情報のワイルドカードに対応する
配列に次の桁のノード構成情報の格納番地が記入されて
いるか(YES)否か(NO)を判定し、YESの場合
はステップS14において前述した処理を行い、NOの
場合はステップS18に進む。
【0032】ステップS14による処理後、ノード構成
情報に登録情報(ルーチング情報)の番地(記憶アドレ
ス)が書き込まれているか(YES)否か(NO)の判
定を行い、YESであればステップS17に進んで入力
アドレスの全桁にわたって参照することをステップS1
2からステップS15によって繰り返す。
【0033】ステップS15の判定がNOである場合
は、登録情報の番地を、情報の後入れ先出しを可能とす
る記憶媒体としてのスタックに格納して(ステップS1
6)、ステップS17に進む。
【0034】ステップS17の処理完了後、スタック上
に格納された1番上(1番最後に格納されたもの)の登
録情報の番地をルーチング先の記憶番地とし、この番地
からルーチング先のポート番号1を読み出し、ポート番
号3と接続して通信回線を確立せしめる(ステップS1
8)。
【0035】この場合、マッチするルーチング情報とし
てはアドレス12***の情報が存在するが、より具体
的なアドレス12345のルーチング情報が選択され
る。このように図4のフローチャートに従えば、マッチ
するアドレスが複数登録されていても、先頭桁からみて
より具体的な(ワイルドカードが少ない)アドレス、よ
り桁数が多いアドレスにルーチングされることになる。
【0036】また、接続要求アドレスが“12111”
というアドレスの場合には、同様にフローチャートに従
うと、具体的なアドレスは登録されていないものの、
“12***”というアドレスがポート番号2のアドレ
スとして登録されているので、このポートが接続対象と
なる。
【0037】図4のフローチャートから明らかである
が、これらのアドレスサーチに費やす時間は、アドレス
の桁数分のポインタの更新と、その都度、ルーチング情
報があるか否かという判定を行うのにかかる時間であ
り、桁数のみに依存する一定の時間内に処理でき、登録
ルーチング情報数が増えてもサーチ時間には影響しない
ですむ。こうして、著しく処理時間を圧縮することがで
きるルーチングシステムが実現できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ルーチン
グの対象とするポートを探索するのにかかる時間をアド
レスの桁数のみに依存する探索方法を採ることにより、
登録ルーチング情報数がどんなに増加してもアドレスの
最大桁数によって決定される一定時間内のルーチングが
可能になり、またワイルドカードを含むアドレスをもつ
ルーチング情報についても、処理を付加せずに最適なル
ーチングを行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のルーチング情報の構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明のツリー構造によるノード構成情報を示
す図である。
【図4】本発明のルーチング情報のサーチ処理の内容を
示すフローチャートである。
【図5】本発明のルーチング情報の登録処理の内容を示
すフロートチャートである。
【図6】本発明の一実施例におけるノード構成情報のツ
リー構造を示す図である。
【符号の説明】
1 登録情報記憶部 2 ノード構成情報記憶部 3 登録情報操作部 4 アドレス処理部 5 回線制御部 6 入出力ポート
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−97844(JP,A) 特開 平5−120340(JP,A) Willibald Doering er他,”Routing on Lo ngest−Matching Pre fixes”,IEEE/ACM Tr ansactions on Netw orking,Vol.4,No.1, pp.86−97,February 1996,IEEE (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/46 H04L 12/56 H04L 12/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの入出力ポートを有し、
    前記入出力ポートを介して入力する接続要求メッセージ
    の含む宛先アドレスを解析することによって接続先ポー
    トを選択して接続するルーチングシステムであって、予
    め定義するツリー構造のノード構成情報に基づいてルー
    チングに供する各ノードの対象アドレスと対応するポー
    ト番号とからなるルーチング情報の前記対象アドレスを
    形成ルートに対応して順次記憶する第1の記憶アドレス
    前記対象アドレスの形成に必要な情報を記憶する前記
    ノード構成情報それ自体の記憶アドレスとしての第2の
    記憶アドレスと共に格納しておくノード構成情報記憶部
    と、前記ルーチング情報を登録情報として予め登録した
    登録情報記憶部と、前記接続要求メッセージから抽出し
    たルーチングの対象アドレスを提供されると前記ノード
    構成情報記憶部から該当するアドレスをツリー構造をた
    どってサーチし、サーチし得たアドレスに対応する前記
    ルーチング情報を格納する前記登録情報記憶部の該当す
    る記憶アドレスを特定してサーチすべきルーチング対象
    アドレスの数にのみ依存する処理時間でのルーチング
    を確保せしめるアドレス処理部とを備えたことを特徴と
    するルーチングシステム。
  2. 【請求項2】 前記予め定義するノード構成情報が、ワ
    イルドカードを1桁以上含むことを許容して0から9ま
    での数字を適宜利用した数列として成るルーチング
    象アドレスと対応するポート番号とから成るルーチング
    情報対象アドレスを記憶する前記第1の記憶アドレス
    と、相続く次の桁の種類ごとに順次指定される前記対象
    アドレスの形成に必要な情報を記憶するノード構成情報
    それ自体の記憶アドレスとしての前記第2の記憶アドレ
    とを保持するものとして定義されるものであることを
    特徴とする請求項1記載のルーチングシステム。
  3. 【請求項3】 前記登録情報記憶部が、新たな登録情報
    を追加登録することを可能としたものであることを特徴
    とする請求項1または2記載のルーチングシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Willibald Doeringer他,"Routing on Longest−Matching Prefixes",IEEE/ACM Transactions on Networking,Vol.4,No.1,pp.86−97,February 1996,IEEE

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