JP3090299B2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP3090299B2
JP3090299B2 JP05132701A JP13270193A JP3090299B2 JP 3090299 B2 JP3090299 B2 JP 3090299B2 JP 05132701 A JP05132701 A JP 05132701A JP 13270193 A JP13270193 A JP 13270193A JP 3090299 B2 JP3090299 B2 JP 3090299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、制御トランジスタに
最大コレクタ電流規格値の小さなものを使用できるリニ
ア・レギュレータ方式の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、ツェナーダイオードを基準電圧
とするいわゆるリニア・レギュレータ方式の従来の電源
回路の構成を示す回路図である。図において、1は交流
電源接続端子、2はスイッチ、3は交流電源接続端子1
から供給される交流電圧を整流するダイオードブリッジ
回路、4はダイオードブリッジ回路3で整流された電圧
を平滑化する平滑用コンデンサ、5は制御トランジスタ
Q1のコレクタ側とエミッタ端子との間に接続された抵
抗、6は制御トランジスタQ1を介して流れる充電電流
を制限するための電流制限用抵抗、7は制御トランジス
タQ1のコレクタ側とベース端子間に接続された抵抗、
8は制御トランジスタQ1のベース端子とトランジスタ
Q3のコレクタ端子に接続された抵抗である。
【0003】9はトランジスタQ3のエミッタ端子とグ
ランドとの間に接続され、基準電圧を生成するツェナー
ダイオード、10と11は出力電圧調整用抵抗であり、
出力電圧調整用抵抗11はその抵抗値を可変することが
できる。12は出力電圧に含まれるリップルを除去する
ためのコンデンサ、13はツェナーダイオード9のカソ
ード端子と出力側との間に接続された抵抗、14は+B
電源供給回路である。
【0004】次に動作について説明する。この電源回路
では、スイッチ2を閉成し電源を投入すると、抵抗7を
介してバイアス電流が流れ制御トランジスタQ1がオン
となり、また電源投入時にはコンデンサ12の端子電圧
が零であるため、入力側のダイオードブリッジ回路3を
通りコンデンサ12へ突入電流が流れ込む。この突入電
流の値は、電流制限用抵抗6と制御トランジスタQ1を
介して流れ込む電流I2と抵抗5を介して流れ込む電流
I1の和、すなわち、(I1+I2)である。通常、抵
抗5の抵抗値は電流制限用抵抗6の抵抗値より大きく設
定されており、例えば、抵抗5の抵抗値を150Ω程度
に設定するのに対し、電流制限用抵抗6の抵抗値は減電
圧動作を保証するために2.2Ω〜4.7Ω程度に設定
されるため、電流I2は電流I1に比べ大きな値とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電源回
路は以上のように構成されていたので、電源投入時に流
れ込む突入電流に耐える大きさの最大コレクタ電流規格
値を有する制御トランジスタを用いなければならず、コ
スト的にも不利となる問題点があった。この発明は上記
した課題を除去するためになされたものであり、この発
明の目的は最大コレクタ電流規格値の比較的小さな制御
トランジスタを使用することのできる電源回路を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電源回路
は、整流回路と、この整流回路の平滑用のコンデンサ
と、前記整流回路とコンデンサとの間に設けられた制御
トランジスタと、前記制御トランジスタと並列に設けら
れた抵抗とを備え、前記制御トランジスタの制御側の電
極の電圧を制御することにより、前記制御トランジスタ
から出力される電圧を安定化する電源回路において、前
記制御トランジスタの制御側の電極の電圧を降下せしめ
この制御トランジスタを不動作状態にする補助トランジ
スタを備え、前記コンデンサの電圧が所定の値以下の
時、前記補助トランジスタをオン状態として前記制御
ランジスタを不動作状態にし、前記コンデンサの電圧が
所定の値以上になった時、前記補助トランジスタをオフ
状態として前記制御トランジスタを動作状態にせしめる
ように構成したものである。
【0007】
【作用】この発明の電源回路では、スイッチが閉成され
電源が投入されると出力電圧値は零から立上がるため、
この出力電圧値が所定の値になるまでの間、制御トラン
ジスタのバイアス電流(制御側の電極の電流)をオフさ
せることで制御トランジスタを非導通の状態にするよう
にし、突入電流から制御トランジスタを保護すること
で、最大コレクタ電流規格値の小さな制御トランジスタ
の使用を可能にする。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図1は本実施例における電源回路の構成を示
す図である。図において、1は交流電源接続端子、2は
スイッチ、3は交流電源接続端子1から供給される交流
を整流するダイオードブリッジ回路、5は制御トランジ
スタQ1のコレクタ側とエミッタ端子との間に接続され
た抵抗、6は制御トランジスタQ1を介して流れる充電
電流を制限するための電流制限用抵抗、7aと7bは制
御トランジスタQ1のコレクタ側とベース端子(制御側
の電極)間に接続されたベースバイアス抵抗、8は制御
トランジスタQ1のベース端子とトランジスタQ3のコ
レクタ端子に接続された抵抗である。
【0009】9はトランジスタQ3のエミッタ端子とグ
ランドとの間に接続され、基準電圧を生成するツェナー
ダイオード、10と11と11aは出力電圧調整用抵抗
であり、出力電圧調整用抵抗11はその抵抗値を可変す
ることができる。13はツェナーダイオード9のカソー
ド端子と制御トランジスタQ1のエミッタ端子との間に
接続された抵抗、14は+B電源供給回路である。
【0010】21はトランジスタを使用したリップルフ
ィルタであり、トランジスタQ2とコンデンサC1,C
2,C3と、トランジスタQ2のコレクタ端子とベース
端子間に接続された抵抗15などを備え、制御トランジ
スタQ1の出力のリップル成分をコンデンサC1により
抑制すると共に、抵抗15とコンデンサC2によりトラ
ンジスタQ2のベースバイアス電流に含まれるリップル
成分を減少させるフィルタ機能を有している。
【0011】31はバイアス電流制御回路であり、リッ
プルフィルタ21の最終段のコンデンサC3の端子電圧
を抵抗32と抵抗33により分圧して検出するトランジ
スタQ4と、制御トランジスタQ1のベースバイアス電
流をオン/オフする補助トランジスタQ5(以下では、
単に、トランジスタQ5と称する)と、ダイオードブリ
ッジ回路3に入力される交流電力を半波整流するダイオ
ード34、コンデンサ35、平滑用コンデンサ36、抵
抗37、抵抗38などから構成されている。
【0012】次に動作について説明する。交流電源接続
端子1は交流電源に接続されている。スイッチ2を閉成
すると、交流電源から供給されている交流電力がダイオ
ードブリッジ回路3により全波整流されて出力される。
電源投入時にはまた、リップルフィルタ21のコンデン
サC1,C2,C3の端子電圧はほとんどグランドレベ
ルとなっているため、トランジスタQ4はオフの状態に
ある。一方、ダイオードブリッジ回路3に供給される交
流電力は、ダイオード34により半波整流され、さらに
コンデンサ35と平滑用コンデンサ36によりノイズが
除去されると共に平滑化され直流に変換され、コンデン
サQ5のベース端子に加えられ、トランジスタQ5をオ
ン状態にする。
【0013】従って、電源投入時にはトランジスタQ4
はオフ、トランジスタQ5はオンになっており、さらに
トランジスタQ5がオンになっていることから電源投入
時の制御トランジスタQ1のベースバイアス電流は、ト
ランジスタQ5を介してグランド側に流れ込み制御トラ
ンジスタQ1はオフのままである。このため、電源投入
時に入力側からリップルフィルタ21のグランドレベル
になっているコンデンサC1,C2,C3などに流れ込
む突入電流は、制御トランジスタQ1を流れることなく
抵抗5を流れることになる。抵抗5は通常150Ω程度
の抵抗値に設定されているため電源投入時の突入電流は
この抵抗5により抑制されることになる。
【0014】そして、リップルフィルタ21のコンデン
サC3の端子電圧は、コンデンサC3の容量と抵抗5の
抵抗値などにより規定される時定数により上昇する。コ
ンデンサC3の端子電圧は、抵抗32と抵抗33により
分圧され、トランジスタQ4のベースに加えられ、コン
デンサC3の端子電圧の上昇に従ってトランジスタQ4
がオン状態となるからトランジスタQ5がオフになる。
【0015】トランジスタQ5がオフになると、それま
でトランジスタQ5を介してグランドに流れていた制御
トランジスタQ1のベースバイアス電流は、抵抗7bを
介して制御トランジスタQ1のベースに流れ込み制御ト
ランジスタQ1をオンにして出力電圧の安定化動作に移
行する。
【0016】従ってこの実施例では、電源投入時の突入
電流は制御トランジスタQ1を流れることがないので制
御トランジスタQ1の最大コレクタ電流規格値は小さく
てよいことになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、電源投入時に出力電圧値が所定の値に立上がるま
で、制御トランジスタのバイアス電流をオフするように
構成したので、電圧の安定化を行う制御トランジスタに
最大コレクタ電流規格値の小さなものを使用でき、コス
ト的にも有利な電源回路が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電源回路の構成を示す電気回路
図である。
【図2】従来の電源回路の構成を示す電気回路図であ
る。
【符号の説明】
Q1 制御トランジスタ 31 バイアス電流制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流回路と、この整流回路の平滑用のコ
    ンデンサと、前記整流回路とコンデンサとの間に設けら
    れた制御トランジスタと、前記制御トランジスタと並列
    に設けられた抵抗とを備え、前記制御トランジスタの制
    御側の電極の電圧を制御することにより、前記制御トラ
    ンジスタから出力される電圧を安定化する電源回路にお
    いて、 前記制御 トランジスタの制御側の電極の電圧を降下せし
    めこの制御トランジスタを不動作状態にする補助トラン
    ジスタを備え、前記コンデンサの電圧が所定の値以下の
    時、前記補助トランジスタをオン状態として前記制御
    ランジスタを不動作状態にし、前記コンデンサの電圧が
    所定の値以上になった時、前記補助トランジスタをオフ
    状態として前記制御トランジスタを動作状態にせしめる
    ことを特徴とする電源回路。
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