JP3089991B2 - 段違い梁の鉄筋組立体及びその配筋方法 - Google Patents

段違い梁の鉄筋組立体及びその配筋方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下方梁の端部上面に上
方梁の端部下部を接合してなる段違い梁の接合部におけ
鉄筋組立体及びその配筋方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マンション等の集合住宅用の構造物にお
いて、隣接する柱間に掛け渡されて接合される梁として
は、床スラブ面に対して梁部を下方に突出形成する順梁
架構がある。ところで、この順梁架構を居室のバルコニ
ー側に用いた場合には、梁が天井面から下方に突出する
ため、この梁の分だけバルコニーに臨む窓枠の位置を低
く設定しなければならず、窓からの視界が狭くなるとい
う問題があった。
【0003】これを解決する手段として、従来では、図
3(a)及び(b)に示すように、バルコニー50側の
柱51,51間に架設される梁52の一部を逆梁架設と
する段違い梁がある。すなわち、梁52の窓枠53が配
設される部分を上方梁52aとして床スラブ54上面に
突出させるとともに、バルコニー50へ通ずる出入口5
5が配設される部分を下方梁52bとして床スラブ54
の下部に配設する。
【0004】この構造によれば、逆梁架構とした部分に
窓枠53を配設することにより、梁52の高さ分だけ窓
枠53の位置を高く設定することができ、窓からの視界
が広く取れるという利点がある。また、順梁架構とした
部分に出入口55を設ければ、床スラブ54の上面から
梁52が突出していないので、出入口55に段差ができ
ることがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記段
違い梁では、図4(a)に示すように、接合部56での
配筋が複雑となるという問題があった。すなわち、この
段違い梁では、上下に重ね合わされた梁52a,52b
間で応力を伝達しなければならず、これに耐え得るよう
にかかる接合部56における接合強度を増強させなけれ
ばならない。そのために、上方梁52aの梁主筋57、
58を下方に折り曲げ、上方梁52aと下方梁52bと
の間に渡って配設するとともに、下方梁60を配設し、
その後これらの梁主筋57ないし60の外周を囲むよう
にして剪断補強筋61を配筋する方法が採られていた。
【0006】ところが、上方梁52aの梁主筋57,5
8や下方梁52bの梁主筋59,60が縦方向に並ん
で、同一の垂直平面内に配筋されている場合、他の梁主
筋が障害となって、梁主筋を上方梁52aから下方梁5
2bに至らせることが困難となる。そのため、従来で
は、同図(b)に示すように、上下に位置する梁主筋5
7,58、59,60が同一垂直平面内に配筋されない
ように、上下の主筋の配設位置を水平方向にずらして配
筋していた。従って、各梁主筋を水平方向にずらして配
筋するための応力計算や他の鉄筋との取り合い等を考慮
しなければならず配筋設計が複雑なものとなるという問
題があった。
【0007】さらには、従来の配筋は上述のように配筋
が複雑であるため、その施工作業が煩雑になるという問
題があった。すなわち、上方梁52a及び下方梁52b
の双方の梁主筋57,58,60は、上述したように水
平方向にずらして配筋されており、しかも下方に向かっ
て折り曲げられているため、これらを配筋した後は、接
合部56内の空間が閉鎖されてしまい、その内部におけ
る鉄筋の溶接作業等が困難となっていた。また、剪断補
強筋61を配筋するには、これらの梁主筋57ないし6
0を配筋した後に、これらの外周に巻き付けるようにし
て配筋しなければならず、その作業を行うための空間を
接合部56内に確保することが困難であり、作業が煩雑
なものとなっていた。
【0008】本願発明は、かかる問題を解決すべくなさ
れたものであり、段違い梁における配筋を簡単な構成と
し、配筋設計及び施工作業を容易なものとすることので
きる段違い梁の鉄筋組立体及びその配筋方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の段違い梁の鉄筋組立体は、下方梁の端部上
面に上方梁の端部下部を接合してなる段違い梁の接合部
における鉄筋組立体であって、下方梁の下部にこれの長
手方向に沿って複数本配設され、且つその端部が接合面
よりも上方に突出しないように上方に向けて折り曲げら
れた下方梁下端主筋と、この下方梁下端主筋と直交させ
て、その上端部が接合面よりも上方に突出するように複
数本配設されるU字形の肋筋と、上方梁の上部にこれの
長手方向に沿って複数本配設され、且つ接合面よりも下
方にその端部が突出しないように、下方に向けて折り曲
げられる上方梁上端主筋と、下方梁の上部及び上方梁の
下部に、これらの長手方向に沿って配設され、接合面で
略同一レベルで向配設される下方梁上端主筋及び上方梁
下端主筋と、これらの下方梁上端主筋及び上方梁下端主
筋との間に跨ぐように配設される添え筋と、下方梁下端
主筋及び上方梁上端主筋の各折曲げ部に添設され、且つ
下方梁と上方梁との間に渡って配設される略L字形の縦
筋と、肋筋の上部にそれぞれ取付けられるキャップタイ
とから構成されるものである。
【0010】また、本発明の段違い梁の配筋方法は、下
方梁の端部上面に上方梁の端部下部を接合してなる段違
い梁の接合部における配筋方法であって、接合面よりも
上方に、その端部が突出しないように上方に向けて折り
曲げられた下方梁下端主筋を、下方梁の下部にこれの長
手方向に沿って複数本配設するとともに、U字形の肋筋
を、その上端部が接合面よりも上方に突出するように且
つ下方梁下端主筋と直交させて複数本配設する工程と、
接合面よりも下方に、その端部が突出しないように下方
に向けて折り曲げられた上方梁上端主筋を、上方梁の上
部にこれの長手方向に沿って複数本配設するとともに、
下方梁の上部及び上方梁の下部に、その長手方向に沿っ
て、且つ接合面で略同一レベルで向かい合うように下方
梁上端主筋及び上方梁下端主筋を配設する工程と、下方
梁上端主筋及び上方梁下端主筋との間に跨ぐように添え
筋を配設する工程と、下方梁と上方梁との間に渡って、
下方梁下端主筋及び上方梁上端主筋の各折曲げ部に略L
字形の縦筋を添設するとともに、肋筋の上部にキャップ
タイをそれぞれ取付ける工程とからなるものである。
【0011】
【作用】以上の構成による本発明の段違い梁の鉄筋組立
及びその配筋方法によれば、下方梁の下部及び上方梁
の上部に配設される下方梁下端主筋及び上方梁上端主筋
が、一方の梁から他方の梁に向けて、接合面を介して突
出しないようにその端部が折り曲げられているので、こ
れらの端部が接合面近傍において上方梁下端主筋及び下
方梁上端主筋に当たることがない。従って、これらの主
筋を同一の垂直面内に配設することができ、接合部にお
ける配筋構造を簡略化することができる。
【0012】さらに、肋筋及び縦筋は、上方梁と下方梁
との間に渡って配設されるのでこれら上方梁と下方梁と
の間に生じる剪断応力に有効に抵抗することができる。
さらに、添え筋を下方梁上端主筋と上方梁下端主筋との
間に跨って配設するので上方梁と下方梁との間に作用す
る応力の伝達を確実なものとすることができる。
【0013】また、下方梁に配筋される肋筋はU字形を
なしているとともに、縦筋及びキャップタイの配筋作業
を最後に行うため、下方梁下端主筋に肋筋を配設した後
であっても、接合部の上部を開放した状態で他の配筋作
業を行うことができ、その後の下方梁上端主筋及び上方
梁下端主筋の配筋、添え筋の接合等の作業の際に、これ
らの作業のための空間を確保することができ、かかる作
業を容易なものとすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の段違い梁の鉄筋組立体及びそ
の配筋方法の好適な実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1及び図2は、本実施例に係る段違い梁の鉄筋組
立体30を段違い梁10に採用した状況を示すものであ
る。
【0015】この段違い梁10は、下方梁12の端部上
面に上方梁11の端部の下部を接合してなるものであ
る。すなわち、例えばマンション等の居住用の構造物の
バルコニー側の柱間に架設され、段違い梁10の窓枠が
配設される部分を上方梁11として床スラブ1上面に突
出させるとともに、バルコニーへ通ずる出入口が配設さ
れる部分を下方梁12として床スラブ1の下部に配設さ
れている。
【0016】そして、この段違い梁10の接合部13に
おける鉄筋組立体30は、下方梁12の下部に複数本配
設される下方梁下端主筋14と、下方梁下端主筋14に
複数本配設されるU字形の肋筋15と、上方梁11の上
部に複数本配設される上方梁上端主筋16と、下方梁1
2の上部及び上方梁11の下部に、これらの長手方向に
沿って配設される下方梁上端主筋18及び上方梁下端主
筋19と、これら下方梁上端主筋18と上方梁下端主筋
19とに跨ぐように配設される添え筋20と、下方梁下
端主筋14及び上方梁上端主筋16の各折曲げ部14
a,16aに添設される縦筋21,22と、肋筋15の
上部にそれぞれ取付けられるキャップタイ17とから概
略構成されるものである。
【0017】なお、本実施例では、段違い梁の鉄筋組立
30の配筋作業は、構造物のバルコニー側の柱間に設
置されたコンクリート型枠40内で行う。このコンクリ
ート型枠は、通常のコンクリート型枠、或いはプレキャ
ストコンクリートにより形成されたPC型枠を用いるこ
とができる。
【0018】前記下方梁下端主筋14は、下方梁の長手
方向に沿って複数本平行に配設されるもので、その接合
部13に臨ませた端部が、接合部13の端部において、
接合面(例えば、床スラブ1の上面)よりも上方にその
端部が突出しないように上方に向けて折り曲げられてい
る。
【0019】肋筋は15は、前記下方梁下端主筋14に
対して直交させて複数配設される剪断補強筋であり、例
えば溶接等によって下方梁下端主筋14に接合されてい
る。また、この肋筋15は、複数本平行に配設された下
方梁下端主筋14を下方から囲むように配筋されている
とともに、折り曲げられた肋筋15の上端部は床スラブ
1の上面よりも上方に突出するように設定されている。
【0020】上方梁上端主筋16は、上方梁11の長手
方向に沿って複数本平行に配設されるもので、前記下方
梁下端主筋14のそれぞれと同一の垂直平面内において
上下に配設されるものである。また、この上方梁上端主
筋16は、接合部13に臨ませた端部が接合面(例えば
床スラブ1の下面)よりも下方に突出しないように、下
方に向けて折り曲げられている。
【0021】下方梁上端主筋18及び上方梁下端主筋1
9は、下方梁12の上部及び上方梁11の下部に、これ
らの長手方向に沿って複数本平行に配設されるもので、
それぞれ、前記下方梁下端主筋14と上方梁上端主筋1
6と同一の垂直平面内に配筋される。この下方梁上端主
筋18及び上方梁下端主筋19は、本実施例では床スラ
ブ1の部材厚内に配設されるとともに、この部材厚内に
おいて、略同一レベル相互に向かい合うように配筋され
ている。
【0022】添え筋20は、下方梁上端主筋18及び上
方梁下端主筋19の間に跨ぐように、且つこれらの主筋
に沿うように配筋されている。この添え筋20は、本実
施例では、通常の鉄筋が用いられ、下方梁上端主筋18
及び上方梁下端主筋19に対して重ね継手または溶接等
によって接合されている。
【0023】縦筋21,22は、屈曲されて略L字形を
なす補助鉄筋であり、縦筋21は下方梁下端主筋14の
折曲げ部14aに、縦筋22は上方梁上端主筋16の各
折曲げ部16aに添わせて溶接等によって添設される。
そして、これら縦筋21、22の垂直部分21a、22
aは、下方梁12と上方梁11との間に渡って配設され
るべく接合部13の高さにほぼ等しい長さに設定されて
いる。
【0024】キャップタイ17は、複数本平行に配設さ
れた上方梁上端主筋16を一括して上方から囲むように
前記肋筋15のそれぞれの上部に取付けられるもので、
その形状は逆U字形をなすとともに、その下端部は鍵状
に屈曲されている。
【0025】そして、このような構成の段違い梁の鉄筋
組立体30は、以下の手順により段違い梁10の接合部
13に配筋される。先ず、下方梁12に下方梁下端主筋
14を配設する。このとき、床スラブ1の上面よりも、
折曲げ部14aが突出しないように、これの端部を床ス
ラブ1の部材厚内に臨ませて配設する。なお、この作業
と併行して、下方梁下端主筋14に肋筋15を接合する
作業を行うことが好ましい。
【0026】次いで、上方梁11内に上方梁上端主筋1
6を配設する。すなわち、上方梁上端主筋16の折曲げ
部16aの下端部が、床スラブ1の下面よりも下方に突
出しないように、折曲げ部16aを下方に向けて配設す
る。そして、この上方梁上端主筋16の配筋作業と併行
して、下方梁12の上部及び上方梁11の下部に、下方
梁上端主筋18及び上方梁下端主筋19を配設する。こ
れらの下方梁上端主筋18及び上方梁下端主筋19の配
設は、例えば、これらを上方梁11及び下方梁12から
送り出して、その端部を接合部13内に挿入させること
によって行うことができる。
【0027】また、かかる下方梁上端主筋18及び上方
梁下端主筋19の配設作業の際に、下方梁上端主筋18
と上方梁下端主筋19との間に跨るように添え筋20を
配設する。この添え筋20の配設は、例えば、上方梁1
1から添え筋20を送り出して接合部13内に到らせ、
その状態において溶接または緊結等により下方梁上端主
筋18及び上方梁下端主筋19に接合することができ
る。
【0028】以上の作業が終了したら、次いで下方梁下
端主筋14及び上方梁上端主筋16の各折曲げ部14
a、16aに縦筋21,22を配設する、肋筋15の上
部にキャップタイ17をそれぞれ取付けて作業を終了す
る。
【0029】このような段違い梁の鉄筋組立体30及び
その配筋方法によれば、下方梁下端主筋14及び上方梁
上端主筋16は、床スラブ1の上面若しくは下面から突
出しないようにその端部が折り曲げられているので、こ
れらの折曲げ部14a、16aの端部が床スラブ1内に
配設される上方梁下端主筋19及び下方梁上端主筋18
に当たることがない。
【0030】さらに、肋筋15及び縦筋21,22は、
上方梁11と下方梁12との間に渡って配設されるの
で、これら上方梁11と下方梁12との間に生じる剪断
応力に有効に抵抗することができる。さらに、添え筋2
0を下方梁上端主筋18及び上方梁下端主筋19に沿っ
て配設するのでこれらの主筋18,19間に作用する軸
力の伝達を確実なものとすることができる。
【0031】また、肋筋15はU字形をなしているとと
もに、縦筋21,22及びキャップタイ17の配筋作業
を最後に行うため、肋筋15を配設した後であっても、
接合部13の上部を開放した状態で他の配筋作業を行う
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明の段違い梁の鉄筋組立体及びその配筋方法によれ
ば、下方梁の下部及び上方梁の上部に配設される下方梁
下端主筋及び上方梁上端主筋は、一方の梁から他方の梁
に向けて、接合面を介して突出しないようにその端部が
折り曲げられているので、これらの端部が接合面近傍に
おいて上方梁下端主筋及び下方梁上端主筋に当たること
がない。従って、これらの主筋を同一の垂直面内に配設
することができ、接合部における配筋構造を簡略化する
ことができる。
【0033】さらに、肋筋及び縦筋は、上方梁と下方梁
との間に渡って配設されるので、これら上方梁と下方梁
との間に生じる剪断応力に有効に抵抗することができ
る。さらに、添え筋を下方梁上端主筋と上方梁下端主筋
との間に跨って配設するので上方梁と下方梁との間に作
用する応力の伝達を確実なものとすることができる。
【0034】また、下方梁に配筋される肋筋はU字形を
なしているとともに、縦筋及びキャップタイの配筋作業
を最後に行うため、下方梁下端主筋に肋筋を配設した後
であっても、接合部の上部を開放した状態で他の配筋作
業を行うことができ、この配筋作業を容易なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る段違い梁の鉄筋組立体を示す断面
図である。
【図2】本発明に係る段違い梁の鉄筋組立体及びその配
筋方法を示す説明図である。
【図3】従来の段違い梁の鉄筋組立体を示す説明図であ
り、(a)は段違い梁を示す斜視図であり、(b)はそ
の一部を透視して示す正面図である。
【図4】従来の段違い梁の鉄筋組立体を示す説明図であ
り、(a)は配筋構造を示す断面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【符号の説明】
10 段違い梁 11 上方梁 12 下方梁 14 下方梁下端主筋 15 肋筋 16 上方梁上端主筋 17 キャップタイ 18 下方梁上端主筋 19 上方梁下端主筋 20 添え筋 21,22 縦筋 30 鉄筋組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 5/06 E04B 1/16 E04G 21/12 105

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方梁の端部上面に上方梁の端部下部を
    接合してなる段違い梁の接合部における鉄筋組立体であ
    って、 前記下方梁の下部にこれの長手方向に沿って複数本配設
    され、且つその端部が前記接合面よりも上方に突出しな
    いように上方に向けて折り曲げられた下方梁下端主筋
    と、 この下方梁下端主筋と直交させて、その上端部が前記接
    合面よりも上方に突出するように複数本配設されるU字
    形の肋筋と、 前記上方梁の上部にこれの長手方向に沿って複数本配設
    され、且つ前記接合面よりも下方にその端部が突出しな
    いように、下方に向けて折り曲げられる上方梁上端主筋
    と、 前記下方梁の上部及び前記上方梁の下部に、これらの長
    手方向に沿って配設され、接合面で略同一レベルで向配
    設される下方梁上端主筋及び上方梁下端主筋と、 これらの下方梁上端主筋及び上方梁下端主筋との間に跨
    ぐように配設される添え筋と、 前記下方梁下端主筋及び前記上方梁上端主筋の各折曲げ
    部に添設され、且つ前記下方梁と前記上方梁との間に渡
    って配設される略L字形の縦筋と、 前記肋筋の上部にそれぞれ取付けられるキャップタイと
    から構成されることを特徴とする段違い梁の鉄筋組立
  2. 【請求項2】 下方梁の端部上面に上方梁の端部下部を
    接合してなる段違い梁の接合部における配筋方法であっ
    て、 前記接合面よりも上方に、その端部が突出しないように
    上方に向けて折り曲げられた下方梁下端主筋を、前記下
    方梁の下部にこれの長手方向に沿って複数本配設すると
    ともに、U字形の肋筋を、その上端部が前記接合面より
    も上方に突出するように且つ前記下方梁下端主筋と直交
    させて複数本配設する工程と、 前記接合面よりも下方に、その端部が突出しないように
    下方に向けて折り曲げられた上方梁上端主筋を、前記上
    方梁の上部にこれの長手方向に沿って複数本配設すると
    ともに、前記下方梁の上部及び前記上方梁の下部に、そ
    の長手方向に沿って、且つ前記接合面で略同一レベルで
    向かい合うように下方梁上端主筋及び上方梁下端主筋を
    配設する工程と、 前記下方梁上端主筋及び前記上方梁下端主筋との間に跨
    ぐように添え筋を配設する工程と、 前記下方梁と前記上方梁との間に渡って、前記下方梁下
    端主筋及び前記上方梁上端主筋の各折曲げ部に略L字形
    の縦筋を添設するとともに、前記肋筋の上部にキャップ
    タイをそれぞれ取付ける工程とからなることを特徴とす
    る段違い梁の配筋方法。
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