JP3089585U - 洗濯用震動揉み洗い球 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯用震動揉み洗い球を提供する。 【解決手段】 主にハウジング１、震動発生装置２、防
水カバー３により構成する。該ハウジングは開口部を設
置し、該ハウジング表面には間隔を開けて複数の片体１
２を設置し、該震動発生装置は該ハウジング内部に包覆
し、該ハウジングを震動させる。該防水カバーは該ハウ
ジングの開口部と自由自在に組合せ、或いは分解可能で
ある。上記構造により構成する洗濯用震動揉み洗い球は
それ自体が震動し、洗濯液を満たした水槽中において揉
み洗い効果を達成し、洗濯機の使用に向かない衣服の洗
濯において使用者を補助し、やさしい洗浄効果を達成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の洗濯用震動揉み洗い球に関する。特に一種のハウジング内部に 震動発生装置を設置し、外部には多数の摩擦体を設置し、洗濯液を満たした水槽 中において揉み洗い効果を達成し、洗濯機の使用に向かない衣服の洗濯において やさしい洗浄効果を達成する洗濯用震動揉み洗い球に係る。

【０００２】

【従来の技術】

衣服の洗濯方式はその繊維の特性に応じて異なるが、何れにしろ洗濯機の発明 により大幅に人力を節約できるようになったことは事実である。 しかし依然として、繊維の材質或いは衣服の形状等の素因は洗濯における制限 を高める要因となっている。洗濯ネット、洗濯バッグ等の洗濯機用各種補助道具 も、デリケートな各種衣服の洗濯機洗浄には適用できないため、洗濯機での攪拌 に適さない衣服は、人手によりやさしく揉み洗いする必要がある。さらに、一層 デリケートなものの場合には、単独で洗濯液中に浸し静かに汚れが分解されるの を待つ方式を採用する。しかし、これら方式は労力及び時間の浪費である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知構造の欠点を解決するため、本考案は洗濯用震動揉み洗い球の提供を 課題とする。 それは、衣服を洗濯液中に浸す時、洗濯液中に入れ、震動を発生することによ り、ハウジング表面に設計する複数の摩擦体は水流の発生を促進し、衣服の手洗 いを補助使用する。 またそれは、確実な防水構造を提供するため、直接洗濯液中において使用可能 で、ハウジング内部に包覆する震動発生装置の乾燥を維持し、使用寿命を延長さ せ、漏電を防止し安全性を向上させる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案は下記の洗濯用震動揉み洗い球を提供する。 主にハウジング、震動発生装置、防水カバーにより構成する。 該ハウジング表面には開口部を設置し、該防水カバーにより緊密に蓋する。該 震動発生装置は該ハウジング内部に包覆し、該震動発生装置の基台と該ハウジン グの開口部は連接する。該震動発生装置は一組のバッテリーがモーターを駆動す ることにより偏芯ホイールを連動し、ハウジングを震動させる。該震動発生装置 の充電端子は該ハウジング内部の開口部位置に設置し、該防水カバーは簡単に取 り外し可能で、充電の便を図る。該ハウジングは二個の半球状を呈した外殻を二 組の高周波接合体により超音波接合し、緊密に結合する。該二個の高周波接合体 間には防水パッキンを設置し、防水効果を強化する。該ハウジング表面には間隔 を開けて複数の摩擦体を設置する。洗濯液中において使用時に、ハウジングは震 動することにより、該摩擦体は液体の攪拌を促進し、衣服間の摩擦を増加し揉み 洗い効果を達成する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２が示すように、本考案は主にハウジング１、震動発生装置２、防水カ バー３により構成する。 図１、２、３が示すように、該ハウジング１は防水材質を用いて製造し、二個 の半球形を呈する外殻１１を結合して構成する。該二個の外殻１１の開口端縁は 二組の高周波接合体１５に対応する。該二組の高周波接合体１５は超音波融接に よって該外殻１１を相互に結合させ、該二組の高周波接合体１５間には防水パッ キン１４を設置する。該外殻１１は該結合構造により該ハウジング１を完成する 。 該ハウジング１表面には開口部１３を設け、該開口部１３は該外殻１１の半球 頂点に位置する。 該ハウジング１外側表面には間隔を開けて複数の摩擦体を設置し、各摩擦体は 弧状片体１２を呈する。該片体１２は多数の花弁状突起１２１を具え、該各片体 １２は該外殻１１の半球頂点位置より該外殻１１の開口端に向かい延伸する。該 二個の外殻１１の内、該開口部１３が未設置の側もまた、該二個の外殻１１が相 互に連接し、完全なハウジング１を構成する時、該複数の片体１２は該外殻１１ の半球頂点より反対側の該開口部１３を具える該外殻１１上へと延伸する。こう して、該各片体１２の弧状部長は該ハウジング１円周長の約三分の一を占める。 該各片体１２の弧度は該ハウジング１の弧度と一致する。

【０００６】 次に図２が示すように、該ハウジング１内部には該震動発生装置２を設置する 。該震動発生装置２は基台２１、モーター２２、バッテリー２３、充電端子２４ 、 偏芯ホイール２５により構成する。 該震動発生装置２のモーター２２は該基台２１と該ハウジング１開口部１３の 相互連結を経て、該基台２１上、即ち該ハウジング１内部に設置される。該バッ テリー２３は該モーター２２両側に位置し、該モーター２２に動力を提供する。 これにより、該モーター２２は駆動され、該モーター２２上に設置する偏芯ホイ ール２５を連動する。該充電端子２４は該基台２１上に設置し、該ハウジング１ の開口部１３において露出する。

【０００７】 続いて図２、３が示すように、該防水カバー３は防水材質により製造し、該ハ ウジング１開口部と密着接合する構造を呈する。該防水カバー３は耳状つまみ３ １を設置し、該構造をつまむことにより、使用者は随意、該ハウジング１外側か ら該開口部１３に取り外し、取り付けることができる。 さらに図４が示すように、該バッテリー２３に電力がある時は、スイッチをオ ンにすれば該モーター２２は直ちに転動を始める。該バッテリー２３の電力を使 い終った時には、該充電端子２４を充電台中に挿入し、電力が満量となり使用可 能となるまで充電を行なう。

【０００８】 上記各構造により、本考案は該震動発生装置２のモーター２は該偏芯ホイール ２５を連動し、該偏芯ホイール２５の転動が該ハウジング１の震動を引き起こす 。該状態の洗濯用震動揉み洗い球を、使用者は衣服と浸出液の入った洗濯桶等に 入れると、該洗濯用震動揉み洗い球は自動的に液体を攪拌する。該ハウジング１ 表面の多数の弧状を呈する片体１２は、洗濯用震動揉み洗い球使用時に液体攪拌 を助け、該片体１２上の多数の花弁状突起１２１はさらに液体を波立たせる。こ うして、該震動発生装置２は該ハウジング１表面の片体１２及びその花弁状突起 １２１により、緩やかな攪拌を達成し、汚れの分解、衣服の洗浄を促し、使用者 の浸出及び手洗いを補助する。即ち、やさしい揉み洗い、衣服の繊維を傷つける ことない洗濯の目的を達成する。

【０００９】 該ハウジング１の二組の高周波接合体１５は超音波接合により該二個の外殻１ １を堅固に連結し、液体の該ハウジング１内部への浸入を防止する。該二組の高 周波接合体１５間には防水パッキン１４を設置し、該外殻１１の開口端縁に密着 し、該外殻１１間の結合の緊密度を増強し、該ハウジング１内部への液体の滲入 防止を一層確実に保持する。 使用時には、使用者は該耳状つまみ３１により、該防水カバー３と該ハウジン グ１開口部１３を随意、簡単に分解することができる。該震動発生装置２の充電 端子２４は該ハウジング１内側の開口部１３位置に設置するため、洗濯用震動揉 み洗い球の使用を終了後は、該防水カバー３を開け、該開口部１３端より充電す る。 該防水カバー３と該開口部１３はプラスとマイナスが補い合うように緊密に結 合し、漏れを確実に防止する。加えて、該高周波接合体１５及び該防水パッキン １４も同様に該ハウジング１内への液体の侵入を防止するため、内部の該震動発 生装置２を確実に保護し、製品の信頼性、使用寿命を確保し、実用性を大幅に向 上させることができる。

【００１０】 次に図５、６が示すように、本考案は該ハウジング１外側表面において間隔を おいて複数の摩擦体を設置する。該摩擦体は複数の棒状突起１６とすることがで き、該棒状突起１６は該震動発生装置２が発生させる震動により、洗濯用震動揉 み洗い球使用時に水流を発生させ、衣服間の摩擦を増加させ、震動揉み洗い効果 を向上させることができる。

【００１１】

【考案の効果】 上記のように、本考案は構造体が発生する震動に、精巧な摩擦体（片体、棒状 突起等）設計を合わせ、洗濯液体を攪拌し、やさしい揉み洗い、衣服の繊維を傷 つけることない洗濯の目的を達成する。洗濯にあたり、浸す、或いは手洗いが必 要な衣服について、労力を節減し、洗浄効率を向上させる。 さらに、本考案の防水カバー、高周波接合体、防水パッキンは、ハウジング内 部への浸水を三重に防止するため、内部に包覆する震動発生装置は洗濯液の浸出 を受けることなく、品質の安定性を大幅に向上させ、使用寿命を延命することが できる。 また本考案は体積が小さく、操作は簡単であるため、使用者は洗濯桶の容量、 衣服の量、繊維の材質に応じて、一個或いは数個を、随意使用し、最良の洗濯効 果を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の立体外観図である。

【図２】本考案実施例の断面図である。

【図３】本考案実施例ハウジングの両外殻接合位置の結
合指示図である。

【図４】本考案実施例の回路図である。

【図５】本考案別種の実施例の立体外観図である。

【図６】本考案別種の実施例の断面図である。

【符号の説明】

１ ハウジング １１ 外殻 １２ 片体 １２１ 花弁状突起 １３ 開口部 １４ 防水パッキン １５ 高周波接合体 １６ 棒状突起 ２ 震動発生装置 ２１ 基台 ２２ モーター ２３ バッテリー ２４ 充電端子 ２５ 偏芯ホイール ３ 防水カバー ３１ 耳状つまみ

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主にハウジング、震動発生装置、防水カバ
   ーにより構成し、 該ハウジングには開口部を設け、該ハウジング表面には
   間隔を開けて複数の摩擦体を設置し、 該震動発生装置は該ハウジング内部に包覆し、該ハウジ
   ングを震動させ、 該防水カバーは該ハウジングの開口部と自由自在に組合
   せ、或いは分解可能で、 上記構造により構成する洗濯用震動揉み洗い球はそれ自
   体が震動し、洗濯液を満たした水槽中において揉み洗い
   効果を達成し、洗濯機の使用に向かない衣服の洗濯にお
   いて使用者を補助し、やさしい洗浄効果を達成すること
   を特徴とする洗濯用震動揉み洗い球。
2. 【請求項２】前記ハウジングは二個の半球形を呈する外
   殻を結合して構成し、該二個の外殻の開口端縁は二組の
   高周波接合体に対応し、該二組の高周波接合体は超音波
   融によって該外殻を相互に結合させハウジングを完成す
   ることを特徴とする請求項１記載の洗濯用震動揉み洗い
   球。
3. 【請求項３】前記二組の高周波接合体間には防水パッキ
   ンを設置し、前記外殻を完全に接合し、防水保護作用を
   強化することを特徴とする請求項２記載の洗濯用震動揉
   み洗い球。
4. 【請求項４】前記ハウジング表面には間隔を開けて複数
   の摩擦体を設置し、該摩擦体は片体を呈することを特徴
   とする請求項１記載の洗濯用震動揉み洗い球。
5. 【請求項５】前記ハウジング表面には間隔を開けて複数
   の摩擦体を設置し、該摩擦体は棒状を呈することを特徴
   とする請求項１記載の洗濯用震動揉み洗い球。
6. 【請求項６】前記片体は弧状を呈し、多数の花弁状突起
   を具えることを特徴とする請求項４記載の洗濯用震動揉
   み洗い球。
7. 【請求項７】前記震動発生装置は基台、モーター、バッ
   テリー、充電端子、 偏芯ホイールにより構成し、 該モーターは該基台内部と前記ハウジング開口部の相互
   連結を経て、該基台上、即ち前記ハウジング内部に設置
   され、該モーターの回転軸は該偏芯ホイールの軸孔に連
   結し、該バッテリーは該モーター両側に位置し、該モー
   ターに動力を提供し、該充電端子は該基台上に設置し、
   前記ハウジングの開口部において露出することを特徴と
   する請求項１記載の洗濯用震動揉み洗い球。
8. 【請求項８】前記防水カバーは耳状つまみを設置し、該
   構造をつまむことにより、使用者は前記防水カバーと前
   記ハウジングを随意、自由自在に取り外し、取り付ける
   ことができることを特徴とする請求項１記載の洗濯用震
   動揉み洗い球。