JP3088556U - 純金ミラー - Google Patents

純金ミラー

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JP3088556U
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film
mirror
pure gold
glass substrate
gold mirror
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Inventor
宣之 高垣
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高垣製鏡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス基板と鏡膜の付着強度が優れ、裏面側
から外力が加わっても鏡膜がガラス基板から剥がれるこ
とがなく、しかも、湿度が高い場所での使用も可能とな
ると共に、豪華で艶やかさのある商品価値の高い純金ミ
ラーを提供する。 【解決手段】 透明なガラス基板2の裏面側に、透明な
ボンディング膜3と純金鏡膜4、この純金鏡膜4を覆う
金属保護膜5及び裏面保護塗装膜6を順次形成して純金
ミラー1とし、ボンディング膜3がガラス基板2への純
金鏡膜4の密着強度を向上させている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ガラス基板に設ける鏡膜に純金を用いた純金ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス基板を用いたミラー(鏡)の基本的な構造は、ガラス基板の裏面側に鏡 膜を設けものであり、従来のミラーとしては、使用する鏡膜の材質によって、銀 ミラー、アルミミラー、クロームミラーが知られている。
【0003】 上記銀ミラーは、ガラス基板の裏面側に硝酸銀を直接蒸着させ、その裏面側に 銅を用いた金属保護膜及び裏面保護塗装膜を順次設けた構造になっている。
【0004】 また、アルミミラーは、ガラス基板の裏面側にアルミを直接蒸着させ、その裏 面側に金属保護膜及び裏面保護塗装膜を順次設けた構造になっている。
【0005】 更に、クロームミラーは、ガラス基板の裏面側にクロームを直接付着させ、そ の裏面側に金属保護膜及び裏面保護塗装膜を順次設けた構造になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の何れのミラーにおいても、ガラス基板の裏面側に鏡 膜を直接付着させた構造になっているため、どうしてもガラス基板と鏡膜の付着 強度が弱く、裏面側から強い力で擦られたり外力が加わると鏡膜がガラス基板か ら剥がれるという問題がある。
【0007】 また、ガラス基板と鏡膜の密着性に劣るため、ミラーが浴室や温泉、海辺等の 湿度が高い場所で使用される場合、ミラーの周縁端面において、ガラス基板と鏡 膜の界面に湿気が浸入し、短期間で鏡膜が剥がれることになる。
【0008】 そこで、この考案の課題は、ガラス基板と鏡膜の付着強度が優れ、裏面側から 強い力で擦られたり外力が加わっても鏡膜がガラス基板から剥がれることがなく 、しかも、湿度が高い場所で使用されても湿気の浸入による鏡膜の剥がれがない と共に、豪華で艶やかさのある商品価値の高い純金ミラーを提供することにある 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、ガラス基板の裏面側に、透明 なボンディング膜と純金鏡膜、この純金鏡膜を覆う金属保護膜及び裏面保護塗装 膜を順次形成した構成を採用したものである。
【0010】 前記透明なボンディング膜と純金鏡膜及び金属保護膜は、真空蒸着によって順 次形成し、ボンディング膜は純金鏡膜のガラス基板に対する密着性を高めるため の薄膜であり、ガラス基板越しに純金鏡膜の色を損なわない程度の厚みと透明性 を有している。
【0011】 また、純金鏡膜は、純度の高い純金を用い、金色を呈するに必要な厚みに形成 され、金属保護膜は純金鏡膜を保護する材質を選択して形成され、裏面保護塗装 膜は、機械的強度を上げるためのものである。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0013】 図1のように、この考案の純金ミラー1は、透明なガラス基板2の裏面側に、 透明なボンディング膜3と純金鏡膜4、この純金鏡膜4を覆う金属保護膜5及び 裏面保護塗装膜6を順次形成した構造になっている。
【0014】 上記透明なボンディング膜3と純金鏡膜4及び金属保護膜5は、同一炉内にお いて真空蒸着により順番に形成し、その後裏面保護塗装膜6を塗布形成するもの であり、ボンディング膜3は純金鏡膜4のガラス基板2に対する密着性を高める ための薄膜であり、ガラス基板2越しに純金鏡膜4の色を損なわない程度の厚み と透明性を有している。
【0015】 また、純金鏡膜4は、純度の高い純金を用い、コストの点から金色を呈するに 必要な厚みの範囲でできるだけ薄く形成するのが好ましく、金属保護膜5はこの 純金鏡膜4を保護する材質を選択して形成され、裏面保護塗装膜6は、機械的強 度を上げるためのものである。
【0016】 この考案の純金ミラーは、上記のような構成であり、鏡膜の形成に純金鏡膜4 を用いたので、純金ミラー1の鏡面は金色を呈し、豪華で艶やかさのある商品価 値の高いミラーとなり、例えば、この純金ミラー1の用途としては、図2に示す ような、自動車のルームミラー7、バックミラー、ドアミラー等を例示すること ができ、自動車の車内や外装を豪華な感じにすることができる。
【0017】 また、この考案の純金ミラー1は、上記のような用途に限るものではなく、ガ ラス基板2に対し、ボンディング膜3を介して純金鏡膜4を設けたので、ガラス 基板2への純金鏡膜4の密着強度が向上し、裏面側から強い力で擦られたり外力 が加わっても純金鏡膜4がガラス基板2から剥がれることがないと共に、多湿の 条件で使用してもミラーの周縁端面からガラス基板2と純金鏡膜4の界面に湿気 が浸入するようなことがなく、従って、この純金ミラー1を浴室や温泉、海辺等 の湿度が高い場所で一般的な鏡として使用することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、ガラス基板の裏面側に、透明なボンディン グ膜と純金鏡膜、この純金鏡膜を覆う金属保護膜及び裏面保護塗装膜を順次形成 したので、鏡面は金色を呈し、豪華で艶やかさのある商品価値の高いミラーとな り、広範な用途に使用することができる。
【0019】 また、ガラス基板にボンディング膜を介して純金鏡膜を設けたので、ガラス基 板への純金鏡膜の密着強度が向上し、裏面側からの外力が加わっても鏡膜がガラ ス基板から剥がれることがなく、耐久性の優れたものとなる。
【0020】 更に、ガラス基板への純金鏡膜の密着強度の向上により、多湿の条件で使用し てもミラーの周縁からガラス基板と鏡膜の界面に湿気が浸入するようなことがな く、従って、浴室や温泉、海辺等の湿度が高い場所でも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る純金ミラーの積層構造を示す拡
大端面図
【図2】この考案に係る純金ミラーを自動車のルームミ
ラーに使用した例を示す斜視図
【符号の説明】
1 純金ミラー 2 ガラス基板 3 ボンディング膜 4 純金鏡膜 5 金属保護膜 6 裏面保護塗装膜 7 ルームミラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板の裏面側に、透明なボンディ
    ング膜と純金鏡膜、この純金鏡膜を覆う金属保護膜及び
    裏面保護塗装膜を順次形成した純金ミラー。
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