JP3088112U - ファスナーカバー - Google Patents

ファスナーカバー

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JP3088112U JP2002000832U JP2002000832U JP3088112U JP 3088112 U JP3088112 U JP 3088112U JP 2002000832 U JP2002000832 U JP 2002000832U JP 2002000832 U JP2002000832 U JP 2002000832U JP 3088112 U JP3088112 U JP 3088112U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履物や衣類等のファスナーとスライダーの係
合部分、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの
閉鎖側終端部に衣類が引っ掛かることを確実に防止で
き、履物や衣類等への着脱を容易に行うことができ、ま
た意匠的にも優れた、ファスナーカバーを提供する。 【解決手段】 ファスナーカバー20は、履物や衣類等
のうちファスナー10を閉じた状態にした場合の閉鎖終
端付近の所定部位に着脱可能な着脱部21と、着脱部2
1に連結されたカバー部22であって、着脱部21を前
記所定部位に装着した状態でファスナー10のスライダ
ー11及び引き手12の表面をカバー可能なカバー部2
2とを備え、着脱部21は、前記所定部位をその表裏両
面側から挟持可能な1対の挟持部23,24と、これら
挟持部23,24を開閉可能に連結するブラケット25
とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案はファスナーカバーに関し、特に、ファ スナーのスライダーと引き手をカバーする為のファスナーカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来より、ブーツ等の履物、スカートやズボンや上着等の 衣類、等々の開閉部を開閉するためにファスナーが広く用いられている。ファス ナーは履物や衣類等の開閉部に固着され、そのファスナーにスライダーがスライ ド自在に係合され、スライダーに引き手が連結され、引き手を把持しスライダー を引っ張るように移動させてファスナー(開閉部)を開閉する。
【0003】 ところで、ファスナー付きの履物や衣類等を着用した場合、そのファスナー、 スライダー、引き手が、外部へ露出した状態になっているため、スカートやズボ ンや上着等の衣類に接触し、特に、ストッキングを着用している者(特に、女性 )がファスナー付きのブーツを履いた場合には、そのファスナー、スライダー、 引き手が、ストッキングに接触することが多くある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ファスナー付きの履物や衣類等を着用し た場合、そのファスナーとスライダーの係合部分、スライダーと引き手の連結部 分、ファスナーの閉鎖側終端部に、スカートやズボンや上着やスカーフ等の衣類 が引っ掛かって糸がほつれてしまう虞がある。特に、ストッキングを着用してい る者がブーツを履いた場合、脚を組む際等に、ファスナーとスライダーの係合部 分、スライダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部に、ストッキン グが引っ掛かって破れていしまう虞がある。
【0005】 また、スライダーと引き手が外部へ露出した状態で、更にスライダーが自由に 動き得る状態では、ファスナーとスライダーとの間に、衣類等を噛み込んでしま ったり、また、過って指を挟めてしまう虞があり、ファスナー付きの上着を着用 している人が乳幼児を抱く場合等も、乳幼児に対してこうした注意を払う必要が ある。結局、スライダーと引き手が外部へ露出した状態、更にスライダーが自由 に動き得る状態にしておくことが望ましくない場合が多くある。
【0006】 尚、特開2001−204514号公報には、ファスナーのスライダーと引き手の表面を 覆うカバー部材(実施形態の図4参照)が開示されている。しかし、このカバー 部材はスライダーと引き手部だけをカバーするものであるため、上記課題を解決 するには至らない。また、このカバー部材は不安定で小さな引き手に装着される ものであるため、カバー部材を着脱することが難しいという問題がある。
【0007】 また、本願考案者は、以上の課題を解決するだけでなく、履物や衣類等に装着 して意匠的にも優れたものとなるように本考案の創作を行った。 本考案の目的は、履物や衣類等のファスナーとスライダーの係合部分、スライ ダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部に衣類が引っ掛かることを 確実に防止でき、履物や衣類等への着脱を容易に行うことができ、また意匠的に も優れた、ファスナーカバーを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1のファスナーカバーは、履物や衣 類等の開閉部を開閉する為のファスナーのスライダーと引き手をカバーする為の ものであり、履物や衣類等のうちファスナーを閉じた状態にした場合の閉鎖終端 付近の所定部位に着脱可能な着脱部と、この着脱部に連結されたカバー部であっ て、着脱部を前記所定部位に装着した状態でファスナーのスライダー及び引き手 の表面をカバー可能なカバー部とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】 このファスナーカバーによれば、着脱部を履物や衣類等のうちファスナーを閉 じた状態にした場合の閉鎖終端付近の所定部位に装着し、着脱部に連結されたカ バー部によりファスナーのスライダー及び引き手の表面をカバーして、ファスナ ーとスライダーの係合部分、スライダーと引き手の連結部分に、スカートやズボ ンや上着やスカーフ等の衣類が引っ掛かって糸がほつけたりするのを確実に防止 することができる。
【0010】 特に、ストッキングを着用している者(特に、女性)がファスナー付きのブー ツを履いた場合、脚を組む際等に、ファスナーとスライダーの係合部分、スライ ダーと引き手の連結部分、ファスナーの閉鎖側終端部に、ストッキングが引っ掛 かって破れていまうということを確実に防止でき、これらの部位へのストッキン グの接触を気にすることなく安心してブーツを履くことができる。
【0011】 前記着脱部を設けたことにより、ファスナーカバーを履物や衣類等に容易に着 脱できるようになり、また、着脱部を前記所定部位に装着した状態で、履物や衣 類等の表面側に臨む主にカバー部をアクセサリーとして適用でき、このカバー部 のサイズや形状を種々変更することや、カバー部の表面に種々の文字や模様等を 描くことも可能であるため、美観を起こさせて意匠的にも優れたものにすること ができる。
【0012】 前記着脱部を前記所定部位に装着した状態で、前記カバー部がファスナーの閉 鎖側終端部をカバー可能に構成することが好ましい。これにより、履物や衣類等 にファスナーカバーを装着して、ファスナーの閉鎖側終端部に衣類が引っ掛かる ことを確実に防止することができる。
【0013】 前記着脱部は、前記所定部位をその表裏両面側から挟持可能な1対の挟持部と 、これら挟持部を開閉可能に連結する連結部とを有するものとしてもよい。1対 の挟持部を開けて、1対の挟持部の間に前記所定部位を位置させ、この状態で1 対の挟持部を閉めて、これら挟持部で前記所定部位をその表裏両面側から挟持し て、着脱部を前記所定部位に簡単且つ確実に装着することができ、また、前記所 定部位から着脱部を取外すことも簡単に行うことができる。
【0014】 前記カバー部を表面側の挟持部の表面に固定してもよい。このカバー部により 挟持部の表面側を覆って、その挟持部に衣類等が引っ掛かることを防止できる。 前記着脱部を前記所定部位に装着した状態で、表面側の挟持部と引き手とを分 離しないように連結する構造を備えてもよい。前記所定部位に装着した着脱部で 、引き手と共にスライダーを拘束してファスナーが意に反して開くのを防止でき 、ファスナーとスライダーとの間に、衣類等を噛み込んでしまったり、また、過 って指を挟めてしまう虞も低くすることができる。
【0015】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態について図面を参照しな がら説明する。本実施形態は、履物であるブーツの開閉部を開閉する為のファス ナーのスライダーと引き手をカバーする為のファスナーカバーに、本考案を適用 した場合の一例である。
【0016】 図1、図2に示すように、ブーツ1は、靴部2、ヒール部3、ブーツ部4を有 し、ブーツ部4の内側側部(つまり、もう片方のブーツ側の側部)に上端から下 端に亙って縦に長い開閉部4aが形成され、この開閉部4aに縦に長いファスナ ー10が固着されている。
【0017】 図1〜図4に示すように、ファスナー10には、スライダー11がスライド自 在に係合され、このスライダー11に設けられた凸状部11aに、引き手12の 基端部が連結されている。この引き手12を把持しスライダー11を上下に引っ 張るように移動させてファスナー10を開閉することができる。尚、引き手12 は、把持されないフリーの状態で下へ垂れ下がった状態となる。
【0018】 図1に示すように、ファスナー10を閉じた状態で、スライダー11及び引き 手12はファスナー10の閉鎖終端付近(ブーツ1の上端付近)に位置する。図 2〜図4に示すように、本考案のファスナーカバー20は、ブーツ1のブーツ部 4のうちファスナー10を閉じた状態にした場合の閉鎖終端付近、つまりファス ナー10の上端付近の所定部位に装着される。
【0019】 ファスナーカバー20について図2〜図7を参照して詳細に説明する。 図2〜図7に示すように、ファスナーカバー20は、ファスナー10を閉じた 状態にした場合の閉鎖終端付近の所定部位に着脱可能な着脱部21、着脱部21 に連結されたカバー部22であって、着脱部21を前記所定部位に装着した状態 でファスナー10のスライダー11及び引き手12の表面とファスナー10の閉 鎖側終端部(上端部)をカバー可能なカバー部22とを有する。
【0020】 着脱部21は、前記所定部位をその表裏両面側から挟持可能な1対の挟持部2 3,24と、これら挟持部23,24を開閉可能に連結する連結部としてのブラ ケット25とを有する。
【0021】 カバー部22と挟持部24は、軟質の合成樹脂、シリコン、革の何れかで構成 された矩形シート状の部材を、長さ方向略中央部分で湾曲させて構成し、その湾 曲部22a及び湾曲部22aよりも表面側部分がカバー部22を形成し、湾曲部 22aよりも下側部分が挟持部24を形成している。ブラケット25は裏面側の 挟持部24の表面の幅方向中央部分に接着剤等で固着されている。
【0022】 カバー部22の上下方向長さは、スライダー11と下に垂れ下がった引き手1 2の全体的な上下方向長さよりも長く、カバー部22(挟持部24)の幅は、引 き手12よりも幅広のスライダー11の幅よりも大きい。結局、カバー部22は スライダー11と引き手12の表面を完全にカバー可能なものになっている。
【0023】 表面側の挟持部23は略枠状に折り曲げられた針金状の部材からなり、連結端 部23a、中間部23b、押圧部23cを有する。1対の連結端部23aがブラ ケット25の1対の枢支部に内側から外側へ夫々挿通されて回動自在に連結され ている。中間部23bは、側面視にて連結端部23aと押圧部23cよりも表面 側へ張出した台錐形状で、その中間部23bの表面にカバー部22が接着剤等で 固着され、そのカバー部22により挟持部23の表面側全体が覆われている。
【0024】 ここで、1対の連結端部23aは反対向側(開き側)へ弾性付勢された状態で 、ブラケット25の1対の枢支部に内側から外側へ夫々挿通状に連結されている 。ブラケット25の1対の枢支部は所定形状に傾斜湾曲し、これにより、前記弾 性付勢力が、挟持部23を裏面側の挟持部24側(図6のc方向)へ回動させる 回動付勢力に変換される。
【0025】 この回動付勢力により押圧部23cが前記所定部位に押圧されて、その所定部 位が1対の挟持部23,24により挟持される。尚、挟持部23(カバー部22 )が図6に示す開位置に位置している状態では、挟持部23には前記回動付勢力 が作用せずに、この開位置に挟持部23が保持されるようになっている。
【0026】 また、図4、図7に示すように、挟持部23の押圧部23c及び、押圧部23 cと中間部23bの境界付近部分の針金部間の幅は、引き手12の幅よりも大き く、1対の挟持部23,24により前記所定部位が挟持された状態で、引き手1 2が挟持部23の針金部間を通って裏面側から表面側へ出るようになる。
【0027】 この状態では、引き手12は挟持部23及びカバー部22に拘束され、スライ ダー11とファスナーカバー20を上下方向へ相対的に離隔させようとしても、 引き手12はスライダー11に対して表上側へ持ち上げられることもなく、その 引き手12とスライダー11が挟持部23に係止される。このように、このファ スナーカバー20は、着脱部21を前記所定部位に装着した状態で、表面側の挟 持部23と引き手12とを分離しないように連結する構造も兼ね備えている。
【0028】 さて、このファスナーカバー20をブーツ1へ装着する際には、先ず、図8に 示すように、1対の挟持部23,24を開けた状態にして、挟持部24をブーツ 1の前記所定部位の裏面に当接させるようにセットする。この場合、ブラケット 25をブーツ1の上端に当接させることで位置決めすることができる。
【0029】 次に、図9に示すように、カバー部22及び挟持部23を矢印方向へ回動させ 、その際、引き手12を表上方へ持ち上げつつ挟持部23の針金部間を通し、最 終的に、図3、図4に示すように、1対の挟持部23,24により前記所定部位 が挟持され、所定部位に装着部21が装着されて、カバー部22によりスライダ ー11及び引き手12の表面とファスナーカバー20の上端部がカバーされる。
【0030】 尚、図10に示すように、引き手12を表上方へ持ち上げて挟持部23の針金 部間を通すことなく、カバー部22及び挟持部23を矢印方向へ回動させ、1対 の挟持部23,24により前記所定部位を挟持するようにしてもよい。こうした 場合、着脱部21を前記所定部位に装着した状態で、表面側の挟持部23と引き 手11とを分離しないように連結する構造は必須ではなく省略してもよい。
【0031】 以上、このファスナーカバー20によれば、着脱部21をブーツ1のうちファ スナー10を閉じた状態にした場合の閉鎖終端付近の所定部位に装着し、着脱部 21に連結されたカバー部22によりファスナー10のスライダー11及び引き 手12の表面をカバーすることができる。しかも、このカバー部22によりファ スナー10の閉鎖側終端部(上端部)もカバーすることができる。これにより、 ファスナー10とスライダー11の係合部分、スライダー11と引き手12の連 結部分、ファスナー10の閉鎖側終端部に、スカート等の衣類が引っ掛かるのを 確実に防止して、糸がほつけたりするのを防止できる。
【0032】 特に、ストッキングを着用している者(特に、女性)がブーツ1を履いた場合 、脚を組む際等に、ファスナー10とスライダー11の係合部分、スライダー1 1と引き手12の連結部分、ファスナー10の閉鎖側終端部に、ストッキングが 引っ掛かって破れていまうということを確実に防止でき、これらの部位へのスト ッキングの接触を気にすることなく安心してブーツを履くことができる。
【0033】 しかも、ファスナーカバー20に着脱部21を設けたことにより、このファス ナーカバー20をブーツ1に容易に着脱できるようになり、また、着脱部21を 前記所定部位に装着した状態で、ブーツ1の表面側に臨む主にカバー部22をア クセサリーとして適用でき、このカバー部22のサイズや形状を種々変更したり 、カバー部22の表面に種々の文字や模様等を描くことも可能であるため、美観 を起こさせて意匠的にも非常に優れたものにすることができる。
【0034】 着脱部21は、前記所定部位をその表裏両面側から挟持可能な1対の挟持部2 3,24と、これら挟持部23,24を開閉可能に連結する連結部としてのブラ ケット25を有するので、1対の挟持部23,24を開けて、これら挟持部23 ,24の間に前記所定部位を位置させ、この状態で1対の挟持部23,24を閉 めて、これら挟持部23,24で前記所定部位をその表裏両面側から挟持して、 着脱部21を前記所定部位に簡単且つ確実に装着することができ、また、前記所 定部位から着脱部21を取外すことも簡単に行うことができる。
【0035】 また、カバー部22を表面側の挟持部23の表面に固定したので、カバー部2 2により挟持部23の表面側を覆って、その挟持部23に衣類等が引っ掛かるこ とを防止することができる。更に、着脱部21を前記所定部位に装着した状態で 、表面側の挟持部23と引き手12とを分離しないように連結する構造を備えた ので、前記所定部位に装着した着脱部21で、引き手12と共にスライダー11 を拘束してファスナー10が意に反して開くのを防止でき、ファスナー10とス ライダー11との間に、衣類等を噛み込んでしまったり、また、過って指を挟め てしまう虞も低くすることができる。
【0036】 尚、ブーツのファスナーは内側(つまりもう片方のブーツ側)に装着されるの が一般的であり、これにより、スカート等の衣類の引っ掛かりを防ぐ働きはある が、このファスナーカバーを適用するものとして、上記の作用・効果が得られる ため、ファスナーの取付け位置に制限を受けなくなり、ブーツの外側にファスナ ーを装着できるという副次的な効果も得られ、これにより、ファスナーカバーも ブーツの外側の外部から見られやすい部位に装着できることになり、ファスナー カバーの意匠的効果を大いに発揮できるようにもなる。
【0037】 次に、変更形態について説明する。尚、前記実施形態と基本的に同じものは同 一符号を付して説明する。 1〕図11(a)(b)に示すように、このファスナーカバー20Aにおいて、 着脱部21Aは、前記所定部位をその表裏両面側から挟持可能な1対の挟持部2 3A,24を有する。挟持部23Aは左右1対の挟持片23dからなり、これら 挟持片23dが、スライダー11の左右幅よりも大きな間隔を開け、その上端部 が挟持部24の上端部に固着されている。
【0038】 挟持部23A(挟持片23d)と挟持部24の間は、ブーツ1の前記所定部位 の肉厚程度の隙間があり、これら挟持部23A,24間に前記所定部位を挿入す るようにして着脱部21Aを装着する。尚、挟持部23Aと挟持部24の少なく とも一方は弾性変形可能に構成してもよく、これにより、前記一方を弾性変形さ せながら、これら挟持部23A,24間に前記所定部位を容易に挿入できる。
【0039】 前記のメイン実施形態のファスナーカバー20に比べると、ブラケット25が 省略され、挟持部23に代わる簡単な挟持部23Aを設け、着脱部21Aを前記 所定部位に装着した状態で、表面側の挟持部と引き手11とを分離しないように 連結する構造も省略した。つまり、ファスナーカバー20Aの構造が簡単化でき て製作コストを低減でき、また、前記所定部位への着脱も容易にできるという作 用・効果を奏する。その他の作用・効果は前記実施形態と略同様である。
【0040】 2〕着脱部を前記所定部位に装着した状態で、カバー部がファスナーの閉鎖側終 端部をカバーできるという構成は必須ではない。つまり、カバー部により、ファ スナーのスライダー及び引き手の表面だけカバーできるようにしてもよい。この 形態を以上の実施形態に適用した場合、カバー部と着脱部とを連結する為に必要 な材料費を低減できる可能性がある。
【0041】 3〕表面に露出するカバー部のサイズや形状については種々設定(例えば、矩形 に限らず、ハート形、星形、円形、等々)することができ、また、カバー部の表 面に種々の文字(例えば、名前等)、種々の模様等(例えば、犬や猫のキャラク タ等)を描くことも可能である。
【0042】 4〕このファスナーカバー20については、ブーツ1の開閉部を開閉する為のフ ァスナーのスライダーと引き手をカバーする為のものだけではなく、図12に示 すように、種々の履物や衣類等の開閉部を開閉する為のファスナーのスライダー と引き手をカバーする為のものとして適用することができる。
【0043】 (a)は上着30の前部を開閉するファスナー31と、上着30の袖先端部分 を開閉するファスナー32、のスライダーと引き手をカバーする為にファスナー カバー20を装着し適用し、(b)はスカート35を開閉するファスナー36、 (c)はズボン40を開閉するファスナー41、のスライダーと引き手をカバー する為にファスナーカバー20を装着し適用した例示である。また、履物や衣類 だけでなく、(d)はカバン45を開閉するファスナー46のスライダーと引き 手をカバーする為にファスナーカバー20を装着し適用した例示である。
【0044】 その他、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施す ることができるし、上記以外の履物や衣類等の開閉部を開閉する為のファスナー のスライダーと引き手をカバーする為のファスナーカバーとして、本考案を適用 できることは言うまでもない。
【0045】
【考案の効果】 以上、このファスナーカバーによれば、前記着脱部とカバ ー部とを設けたことにより、ファスナーとスライダーの係合部分、スライダーと 引き手の連結部分に、スカートやズボンや上着やスカーフ等の衣類が引っ掛かる のを確実に防止することができ、しかも、ファスナーカバーを履物や衣類等に容 易に着脱できるようになり、更に、意匠的にも優れたものになる。
【0046】 特に、ストッキングを着用している者(特に、女性)がブーツを履いた場合、 このファスナーカバーをブーツに装着して適用すると、脚を組む際等に、ファス ナーとスライダーの係合部分、スライダーと引き手の連結部分、更にはファスナ ーの閉鎖側終端部に、ストッキングが引っ掛かって破れてしまうということを確 実に防止することができ、これらの部位へのストッキングの接触を気にすること なく安心してブーツを履くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係るブーツの内側からの正
面図である。
【図2】ファスナーカバーを装着した状態のブーツの内
側からの正面図である。
【図3】ブーツに装着した状態のファスナーカバーの正
面図である。
【図4】ブーツに装着した状態のファスナーカバーの側
面図である。
【図5】ファスナーカバー(閉状態)の側面図である。
【図6】ファスナーカバー(開状態)の側面図である。
【図7】図5のVII −VII 線断面図である。
【図8】ブーツに装着する段階のファスナーカバーの側
面図である。
【図9】ブーツに装着する段階のファスナーカバーの側
面図である。
【図10】ブーツに装着する段階のファスナーカバーの
側面図である。
【図11】変更形態に係るファスナーカバーのブーツに
装着した状態の図を示し、(a)は正面図(b)は側面
図である。
【図12】ファスナーカバーの適用例を示し、(a)は
上着(b)スカート(c)はズボン(d)はカバンに夫
々ファスナーカバーを装着した図である。
【符号の説明】
1 ブーツ 4a 開閉部 10 ファスナー 11 スライダー 12 引き手 20 ファスナーカバー 21 着脱部 22 カバー部 23,24 挟持部 25 ブラケット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履物や衣類等の開閉部を開閉する為のフ
    ァスナーのスライダーと引き手をカバーする為のファス
    ナーカバーにおいて、 履物や衣類等のうちファスナーを閉じた状態にした場合
    の閉鎖終端付近の所定部位に着脱可能な着脱部と、 この着脱部に連結されたカバー部であって、着脱部を前
    記所定部位に装着した状態でファスナーのスライダー及
    び引き手の表面をカバー可能なカバー部と、 を備えたことを特徴とするファスナーカバー。
  2. 【請求項2】 前記着脱部を前記所定部位に装着した状
    態で、前記カバー部がファスナーの閉鎖側終端部をカバ
    ー可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァスナーカバー。
  3. 【請求項3】 前記着脱部は、前記所定部位をその表裏
    両面側から挟持可能な1対の挟持部と、これら挟持部を
    開閉可能に連結する連結部とを有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載のファスナーカバー。
  4. 【請求項4】 前記カバー部を表面側の挟持部の表面に
    固定したことを特徴とする請求項3に記載のファスナー
    カバー。
  5. 【請求項5】 前記着脱部を前記所定部位に装着した状
    態で、表面側の挟持部と引き手とを分離しないように連
    結する構造を備えたことを特徴とする請求項3又は4に
    記載のファスナーカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023024130A1 (zh) * 2021-08-27 2023-03-02 浙江华圣达拉链科技有限公司 一种用于拉链的防刮保护套件

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WO2023024130A1 (zh) * 2021-08-27 2023-03-02 浙江华圣达拉链科技有限公司 一种用于拉链的防刮保护套件

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