JP3087992B2 - 建物図作成方法及び装置 - Google Patents

建物図作成方法及び装置

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JP3087992B2
JP3087992B2 JP05114734A JP11473493A JP3087992B2 JP 3087992 B2 JP3087992 B2 JP 3087992B2 JP 05114734 A JP05114734 A JP 05114734A JP 11473493 A JP11473493 A JP 11473493A JP 3087992 B2 JP3087992 B2 JP 3087992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物図作成方法及び装置
に係り、特に、登記申請図面の建物図作成方法及び装置
に関する。
【0002】この建物図作成方法では、登記所備付けの
土地の図を用いて、建物図を容易に作成できることが必
要とされている。
【0003】
【従来の技術】土地家屋調査士は、依頼人の依頼を受け
て、登記申請図面の建物図を作成する。この場合、設計
データである建物の形状データと、測量データである建
物と土地の外形線との距離データと、登記所備付けの土
地の形状図とを用いて登記申請図面の建物図を作成す
る。
【0004】建物と土地の見取図である建物図に配置す
る3つの図形要素として、建物の1階の形状、土地の形
状、建物と土地の外形との距離を示す寸法線とがある。
建物の形状のデータは、設計図を元にしているから誤差
を持たない。建物と土地の外形との距離は、実際に測量
した3か所の数値を用いる。
【0005】土地の形状については、本来は、測量デー
タを元に、図面を作成することになっているが、依頼人
の予算の関係で、登記所備付けの地図を使用している。
【0006】従来、建物図の作成では、データとコマン
ド等を入力することで建物図を作成して出力させること
ができる作図システムが使用されている。この作図シス
テムでは、先ず、設計データである建物の形状のデー
タ、及び、3本の寸法線を付ける建物の端点の位置と測
量値である寸法値を入力する。
【0007】また、登記所備付けの土地の形状図を、デ
ジタイザ装置等により入力する。この後、作図システム
では、操作者の操作により、土地の形状図を移動,回転
させて、建物の形状図の3本の寸法線の端点と土地の外
形線とを接合する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の作図システムで
は、操作者が手動で、土地の形状図を移動,回転して、
建物の形状図の3本の寸法線の端点と土地の外形線とを
接合している。しかし、寸法線の端点が土地の外形線か
ら突き出たり、隙間ができたりしないように接合するに
は、手間がかかるという問題がある。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、自動的に建物の形状図の寸法線の端点と土地の形状
図とを接合して、容易に建物図を作成することができる
建物図作成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の建物図作成方法
は、操作者がコマンド及びデータを入力する入力装置に
より、建物の形状図のデータを入力するステップと、
面データ入力装置により、土地の形状図の図面データを
入力するステップと、 前記入力された建物の形状図のデ
ータと土地の形状図の図面のデータをもとに作図処理を
行ない、表示装置に建物形状図と土地の形状図として表
示するステップと、 前記入力装置によって建物の端点か
ら土地の外形線までの距離を表す3つの寸法線の測量値
の距離データを入力するステップと、 前記建物形状図と
前記土地の形状図が表示された前記表示装置に前記寸法
線を表示するステップと、 前記3つの寸法線とそれに対
応づける前記土地の外形線を夫々選択し 前記土地の形
状図の移動、回転又は建物の形状図の移動、回転を行う
ことで、前記土地の外形線にそれぞれ接合される少なく
とも2つ以上の前記寸法線の端点を、前記土地の外形線
に接合するステップと、 前記建物の形状図、寸法線及び
前記土地の形状図の接合が完了していない場合に、操作
者が前記土地の形状図の頂点の移動先を指示し、前記土
地の外形線の線分がそれに対応して移動することで土地
の形状図を変更するステップとを有する。 本発明の建物
図作成装置は、建物の形状図のデータを入力する手段
と、 土地の形状図の図面データを入力する手段と、 建物
の端点から土地の外形線までの距離を表す3つの寸法線
の測量値の距離データと前記寸法線を接合する建物の端
点の位置を夫々入力する手段と、 前記寸法線とそれに対
応づける前記土地の外形線を選択する手段と、 前記土地
の形状図の移動、回転又は建物の形状図の移動、回転を
行うことで、前記土地の外形線にそれぞれ接合される少
なくとも2つ以上の前記寸法線の端点を前記土地の外形
線に接合する手段と、 操作者が前記土地の形状図の頂点
の移動先を指示する手段と、 前記頂点の移動先に対応す
るように前記外形線の線分を移動させることで土地の形
状図を変更する手段を有する。
【0011】
【作用】本発明では、土地の形状図又は建物の形状図
の、移動,回転を少なくともいずれか一方を行うことに
より、自動的に建物の形状図の寸法線の端点と土地の形
状図とを接合する。このため、容易に建物図を作成する
ことを可能とする。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例の建物図作図処理の
処理手順を示すフローチャートである。また、図2は、
本実施例を適用した作図システムの構成図を示す。図2
に示す作図システムは、作図処理を実行する処理装置1
1、操作者がコマンド、数値等を入力するためのキーボ
ード等の入力装置12、図面のデータを入力するための
デジタイザ装置15、建物の形状図や文字等を表示する
CRTディスプレイ等の表示装置14、表示装置14上
でのカーソル位置を指定するためのポインティングデバ
イス(マウス等)13、作図結果の図面を印字出力する
ための出力装置16等を備える。
【0013】図1に示すように、作図処理では、先ず、
建物の各階の床形状のデータの入力を行う(ステップ2
01)。次に、入力された各階の床形状のうち、1階の
床形状のデータを自動参照して、1階の床形状の形状図
を、建物図用の建物の形状図とする(ステップ20
2)。図3は、建物の形状図の例を示す。図3の建物の
形状図21は、頂点A〜Fの6個の頂点を持つ形状であ
る。
【0014】次に、デジタイザ装置15により、登記所
備付けの土地の形状図を入力する(ステップ203)。
図4は、入力された土地の形状図の例を示す。図4の土
地の形状図22は、4つの頂点H0 ,I0 ,J0 ,K0
を持つ形状である。なお、登記所備付けの土地の形状図
は、精度が低く、実際の土地の形状とずれている場合が
ある。
【0015】次に、3か所で測量して得られた、建物の
端点から土地の外形線までの距離データを、寸法線の寸
法値として入力すると、寸法値が記憶されると共に、表
示装置14の画面上に、建物の形状図が表示され、寸法
線が仮表示される(ステップ204)。寸法線は後で長
さが修正される可能性があるため、ここでの寸法線の表
示は仮表示である。
【0016】図5は、建物の外形図と、寸法値が入力さ
れた寸法線の表示例を示す。建物の形状図は実線で表示
されており、寸法線は、破線で表示されている。なお、
実際の表示装置14上では、建物の形状図と寸法線のみ
が表示されるが、説明の都合上、各頂点、寸法線の端点
等を示す記号を記載している。以後の各図での表示例で
も同様である。
【0017】図5の例では、建物の頂点Aから図中、左
方向に測量したときの土地の外形線までの距離が、寸法
線m1の寸法値として入力されている。また、建物の頂
点Aから図中、上方向に測量したときの土地の外形線ま
での距離が、寸法線m2の寸法値として入力されてい
る。また、建物の頂点Bから図中、上方向に測量したと
きの土地の外形線までの距離が、寸法線m3の寸法値と
して入力されている。ここで、建物の端点A,Bから延
在する寸法線m1,m2,m3の端点を、夫々、P1
1 ,R1 としている。
【0018】寸法線の寸法値の入力方法としては、例え
ば、表示装置14の画面上で、表示されている建物の頂
点にカーソルを合わせた状態で、寸法線の寸法値を入力
した後に、寸法線の方向を矢印キーで指定する。
【0019】なお、入力された寸法線の寸法値は、建物
図に寸法値を数値として表示するための寸法値表示用デ
ータと、表示する寸法線の長さに対応する寸法線表示用
データとに分けて記憶される。
【0020】次に、操作者の指定に従って、建物の形状
図の寸法線の端点と土地の形状図の外形線とを自動的に
接合する(ステップ205)。接合を行わせる際には、
表示装置14の画面上に建物の形状図と土地の形状図が
表示されている状態で、操作者は、3本の寸法線のうち
の1本の寸法線をマウス等により選択し、上記選択した
寸法線を接合する土地の外形線をマウス等で選択する。
同様に、他の2本の寸法線についても、接合する土地の
外形線を選択する。各寸法線を接合する土地の外形線が
指定されると、作図システムは、建物の形状図を基準と
して、土地の形状図の、移動,回転の少なくともいずれ
か一方を行って、自動的に、建物の形状図の寸法線の端
点と土地の形状図の外形線とを接合する。
【0021】上記のように、自動的に、建物及び寸法線
の図と土地の形状図が接合されるため、従来の作図シス
テムと異なり、操作者は、接合のために手間をとられる
ことがない。
【0022】なお、この接合の際に、3本の寸法線の3
つの端点を共に接合できない場合は、優先順位の高い2
つの端点を接合させ、残りの1端点は、接合すべき土地
の外形線との距離が最小になるようにしている。接合で
きなかった寸法線の1端点は、後述する土地の形状の変
更処理、建物図の配置処理によって、完全に接合させる
ことができる。
【0023】優先順位の決め方としては、例えば、寸法
線の入力時に先に入力された2つの寸法線の端点を優先
とする。また、操作者に、優先させる2本の寸法線を指
定させる方法としてもよい。
【0024】なお、3本の寸法線の3つの端点を共に接
合できない場合の処理方法としては、寸法線の3つの端
点が均等に土地の外形線に近づくようにする方法も考え
られるが、2本の寸法線を優先的に接合させる方法に比
べて、処理時間が大幅に長くなる場合が生じる。
【0025】図6は、図4に示す土地の形状図と、図5
に示す建物の形状図と寸法線の場合に、建物及び寸法線
の図と土地の形状図とを接合した図を示す。図6の例で
は、寸法線m1を接合する土地の外形線として線分H1
1 が指定され、寸法線m2,m3を接合する土地の外
形線として線分H1 1 が指定されている。
【0026】作図システムでは、自動的に、図4に示す
元の土地の形状図22(頂点H0 ,I0 ,J0 ,K0
を平行移動し、かつ、回転して、図6に示すように、寸
法線m1,m2,m3,の端点P1 ,Q1 ,R1 を土地
の外形線に接合している。接合された状態では、土地の
形状図の頂点は、夫々、頂点H1 ,I1 ,J1 ,K1
移動されている。
【0027】図4の例では、入力された元の土地の形状
図の線分H0 0 が、図面の精度の関係で、実際の土地
に比べて、図4中、右上がりになっている。このため、
図6に示すように、寸法線の端点に土地の外形線が接合
された状態では、土地の形状図22は、時計回りに回転
されている。
【0028】上記のステップ205での、建物及び寸法
線の図と土地の形状図の接合処理が終了した後、作図シ
ステムでは、操作者により、接合完了のコマンドが入力
されたかどうかを判断する(ステップ206)。
【0029】操作者は、上記の建物及び寸法線の図と土
地の形状図の接合の結果を、表示装置14の画面上で確
認する。この確認の結果、寸法線の端点の接合状態、建
物の形状図に対する土地の形状図の角度等に問題が無い
場合は、操作者は、接合完了のコマンドを入力する。接
合完了のコマンドが入力された場合は、ステップ209
に進み、建物図の配置処理を行う。
【0030】建物及び寸法線の図と土地の形状図の接合
の状態を確認した結果、入力された土地の形状図の精度
の関係で、寸法線の端点の接合状態、建物の形状図に対
する土地の形状図の角度等に問題がある場合は、土地の
形状図を変更することができる。この場合、操作者は、
接合が完了していないことを示すコマンドを入力する。
【0031】作図システムは、操作者が、接合が完了し
ていないことを示すコマンドを入力すると、土地の形状
図の変更処理を行う(ステップ207)。作図システム
では、土地の形状図の変更用に、土地の頂点の位置を移
動するための頂点移動コマンド、新たな土地の頂点を追
加するための頂点追加コマンド、現在ある頂点を削除す
る頂点削除コマンドを設けている。操作者は、上記コマ
ンドを用いて、土地の形状図を、実際の土地の形状に近
づけるように、変更することができる。
【0032】例えば、土地の頂点を移動する場合は、操
作者は、頂点移動コマンドを選択してから、表示装置1
4の画面上で、移動する頂点をマウス等で選択した後、
選択した頂点の移動先をマウス等で指定する。これによ
り、頂点が移動されると共に、移動前の頂点を通ってい
た線分は、移動された頂点を通るように変更される。操
作者は、上記コマンドを用いて、土地の形状図を、実際
の土地の形状に近づけるように、手書きと同じ感覚で、
容易に変更することができる。
【0033】ここでは、図6に示す、建物及び寸法線の
図と土地の形状図とを接合した図を、建物の形状図21
に対する土地の形状図22の角度に問題がある場合の例
として説明する。実際の土地の形状では、線分I1 1
が図6中で垂直で、線分K11 が水平であり、また、
線分H1 1 は、線分H1 1 となす角度がより小さい
ものとする。
【0034】図7は、図6の土地の形状図を実際の土地
の形状に近づけるように変更した図を示す。図7では、
線分I1 2 が図7中で垂直で、線分K1 2 が水平と
なるように、頂点移動コマンドを用いて、図6の元の頂
点J1 を頂点J2 に移動している。また、線分H1 2
が、線分H1 1 となす角度がより小さくなるように、
図6の元の頂点K1 を水平方向に頂点K2 に移動してい
る。この頂点J1 と頂点K1 の移動により、土地の形状
図22を、実際に土地の形状に近づけることができてい
る。
【0035】ただし、線分H1 1 を線分H1 2 に変
更した結果、寸法線m1の端点P1は少しだけ土地の外
形線から突出した状態になっている。このような寸法線
の多少の突出、或いは、土地の外形線と寸法線の隙間
は、後述する建物図の配置処理の段階で、自動的に調整
される。
【0036】ステップ207での、土地の形状図の変更
処理の後、作図システムは、再度の接合処理を指示する
コマンドが入力されたかどうかを判断する(ステップ2
08)。土地の形状図の変更が終了した段階で、操作者
は、建物及び寸法線の図と土地の形状図との接合状態を
確認する。この確認の結果、もし、寸法線の端点が土地
の外形線に対して著しく突出していたり、隙間ができて
いたりする場合、或いは、土地の外形線の角度が実際と
著しく異なる場合は、再度の接合を指示するコマンドを
入力することで、再度、建物及び寸法線の図と土地の形
状図の接合処理を行わせることができる。
【0037】作図システムでは、操作者により、再度の
接合の処理を指示するコマンドが入力されると、ステッ
プ205へ戻って、前記した建物及びの寸法線の図と土
地の形状図との接合処理を実行する。
【0038】建物の寸法線と土地の形状図との接合状態
の確認の結果、問題が無い場合は、操作者は、再度の接
合が不要であることを指示するコマンドを入力する。こ
の場合、作図システムは、ステップ209に進み、建物
図の配置処理を実行する。
【0039】図7の例では、再度の接合が不要であるの
で、土地の形状図の変更が終了した後、ステップ209
に進み、建物図の配置処理を行う。
【0040】建物図の配置処理では、寸法線の端点を土
地の外形線に完全に接合させ、この後、注釈文字等を加
えて作成した建物図を登記申請図に配置する(ステップ
209)。
【0041】建物図の配置処理では、先ず、建物の寸法
線の端点と土地の外形線との接合状態を調べる。この結
果、建物の寸法線の端点が土地の外形線に完全に接合さ
れていない場合は、自動的に、寸法線の長さを修正し
て、寸法線の端点を土地の外形線に完全に接合させる。
このため、ステップ208までの処理で、建物及び寸法
線の図と土地の形状図の接合を行った段階で、接合部分
に多少の突出や隙間があっても、建物図の配置処理の段
階で、自動的に、接合部分が完全に接合された建物図を
作成することができる。
【0042】なお、この寸法線の長さの修正の際には、
ステップ204で寸法線の寸法値が入力されたときに記
憶されている寸法線表示用データのみを変更し、寸法値
表示用データは変更しない。このため、建物図に表示す
る寸法値を変更しないで測量結果の数値としたまま、寸
法線を土地の形状図に完全に接合させることができる。
【0043】図8は、図7に示す建物及び寸法線の図と
土地の形状図を接合した図に対して、寸法線の長さを修
正して完全に接合させた図を示す。図7では、寸法線m
1の端点P1 が若干土地の外形線から突出している。建
物図の配置処理では、寸法線m1の長さを短くして、寸
法線m1の変更後の端点P2 を完全に土地の外形線に接
合している。
【0044】寸法線の修正の後、建物図の配置処理で
は、建物及び寸法線の図と土地の形状図の接合が終了し
た図に、番地、寸法値、道路、水路等の注釈文字を加え
て、建物図を作成する。この作成した建物図を、登記申
請図に配置する。
【0045】図9は、建物図を配置した登記申請図の例
を示す。図9の図面は、登記申請図の完成状態を表示装
置14の画面上で確認後に、出力装置16により印字出
力した図面の例である。図9では、図8に示した建物及
び寸法線の図と土地の形状図を接合した図を基にした建
物図23が、破線円部に配置されている。寸法線は破線
で表示され、寸法値の数値である3.0,6.0が寸法
線の近くに表示されている。また、番地を示す10−
1,10−2,10−3、注釈文字の“道路”が表示さ
れている。
【0046】登記申請図には、建物図の他に、建物の各
階の平面図が表示されている。図9では、1階の平面
図、及び、床面積を示すための求積表が表示されてい
る。
【0047】図10は、建物及び寸法線の図と土地の形
状図を接合した図の別の例を示す。図10の例では、建
物の形状図21に対して、入力された寸法値により3本
の寸法線m4,m5,m6が付けられている。なお、こ
こでは、寸法線のうち、寸法線m4,m5の優先順位が
高いものとする。
【0048】デジタイザ装置15により入力された土地
の形状図32は、前記の建物及び寸法線の図と土地の形
状図の接合処理において、平行移動により、寸法線m4
の端点S1 ,寸法線m5の端点T1 に接合されている。
入力された土地の外形図32の精度の関係で、優先順位
の低い寸法線m6の端点U1 は、土地の外形線から少し
突出している。また、土地の外形線のうち、線分L1
1 は、実際の土地の形状に比べて、図10中、右上がり
となっている。
【0049】図11は、前記した土地の形状図の変更処
理において、図10に示す土地の形状図を実際の土地の
形状に合わせるように変更した図を示す。図11では、
土地の外形線の線分L1 1 が図11中、水平になり、
かつ、寸法線m6の端点U1が土地の外形線に接合する
ように、頂点移動コマンドを用いて、元の頂点M1 を頂
点M2 に移動し、元の頂点N1 を頂点N2 に移動してい
る。
【0050】上記の土地の形状図の変更が終わった段階
では、寸法線m5の端点T1 が土地の外形線から少し突
出している。この寸法線の突出は、再度、建物及びの寸
法線の図と土地の形状図の接合処理を実行して接合させ
ることができる。
【0051】図12は、図11に示す図に対して、再
度、建物及びの寸法線の図と土地の形状図の接合処理を
行った図を示す。図12では、土地の形状図32が、自
動的に、上方、及び僅かに左方向に移動されて、寸法線
m5の端点T1 が土地の外形線に完全に接合されてい
る。この際、土地の形状図の頂点は、夫々、頂点L2
3 ,N3 ,O2 に移動されている。ただし、土地の外
形図が僅かに左方向にも移動されているため、寸法線m
6の端点U1 は、僅かに土地の外形線から突出してい
る。
【0052】この寸法線m6の端点U1 は、前記した建
物図の配置処理の段階で、自動的に、端点U2 に変更さ
れて、完全に土地の外形線に接合される。
【0053】上記のように、本実施例では、建物の形状
図を基準として、土地の形状図を移動,回転することに
より、自動的に、建物の形状図の寸法線の端点と土地の
形状図とを接合するため、操作者は、接合のために手間
をとられることが無く、容易に建物図を作成することが
できる。
【0054】また、頂点の移動、頂点の追加、頂点の削
除のコマンドを用いて土地の形状図を変更する機能を持
つため、土地の形状図の精度に問題がある場合でも、土
地の形状図を実際の土地の形状に近づけるように、容易
に変更することができる。
【0055】また、建物図の配置処理において、寸法線
の長さを自動的に修正して、寸法線を完全に土地の形状
図に接合させることができるため、建物図の作成を更に
容易にすることができる。
【0056】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、土地の形
状図又は建物の形状図の、移動,回転を少なくともいず
れか一方を行うことにより、自動的に建物の形状図の寸
法線の端点と土地の形状図とを接合するため、容易に建
物図を作成することができる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の建物図作図処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図2】作図システムの構成図である。
【図3】建物の形状図の例を示す図である。
【図4】入力された土地の形状図の例を示す図である。
【図5】建物の外形図と寸法線の表示例を示す図であ
る。
【図6】建物及び寸法線の図と土地の外形図を接合した
図である。
【図7】図6の土地の形状図を変更した図である。
【図8】図7の寸法線を完全に接合させた図である。
【図9】建物図を配置した登記申請図の例を示す図であ
る。
【図10】建物及び寸法線の図と土地の外形図を接合し
た別の例を示す図である。
【図11】図10の土地の形状図を変更した図である。
【図12】図11に示す図に対して、再度、接合の処理
を行った図である。
【符号の説明】
11 処理装置 12 入力装置 13 ポインティングデバイス 14 表示装置 15 デジタイザ装置 16 出力装置 21 建物の形状図 22,32 土地の形状図 23 建物図
フロントページの続き (56)参考文献 FUJITSU 41巻 6号 530− 536頁 松田千秋ほか「土地家屋調査士 事務所専用システム:FMG 調」 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者がコマンド及びデータを入力する
    入力装置により、建物の形状図のデータを入力するステ
    ップと、 図面データ入力装置により、土地の形状図の図面データ
    を入力するステップと、 前記入力された建物の形状図のデータと土地の形状図の
    図面のデータをもとに作図処理を行ない、表示装置に建
    物形状図と土地の形状図として表示するステップと、 前記入力装置によって建物の端点から土地の外形線まで
    の距離を表す3つの寸法線の測量値の距離データを入力
    するステップと、 前記建物形状図と前記土地の形状図が表示された前記表
    示装置に前記寸法線を表示するステップと、 前記3つの寸法線とそれに対応づける前記土地の外形線
    を夫々選択し 前記土地の形状図の移動、回転又は建物
    の形状図の移動、回転を行うことで、前記土地の外形線
    にそれぞれ接合される少なくとも2つ以上の前記寸法線
    の端点を、前記土地の外形線に接合するステップと、 前記建物の形状図、寸法線及び前記土地の形状図の接合
    が完了していない場合に、操作者が前記土地の形状図の
    頂点の移動先を指示し、前記土地の外形線の線分がそれ
    に対応して移動することで土地の形状図を変更するステ
    ップとを有することを 特徴とする建物図作成方法。
  2. 【請求項2】 建物の形状図のデータを入力する手段
    と、 土地の形状図の図面データを入力する手段と、 建物の端点から土地の外形線までの距離を表す3つの寸
    法線の測量値の距離データと前記寸法線を接合する建物
    の端点の位置を夫々入力する手段と、 前記寸法線とそれに対応づける前記土地の外形線を選択
    する手段と、 前記土地の形状図の移動、回転又は建物の形状図の移
    動、回転を行うことで、前記土地の外形線にそれぞれ接
    合される少なくとも2つ以上の前記寸法線の端点を前記
    土地の外形線に接合する手段と、 操作者が前記土地の形状図の頂点の移動先を指示する手
    段と、 前記頂点の移動先に対応するように前記外形線の線分を
    移動させることで土地の形状図を変更する手段を有する
    ことを特徴とする建物図作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FUJITSU 41巻 6号 530−536頁 松田千秋ほか「土地家屋調査士事務所専用システム:FMG 調」

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