JP3087753U - モータ回転子磁性材料の固定構造 - Google Patents

モータ回転子磁性材料の固定構造

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JP3087753U
JP3087753U JP2002000461U JP2002000461U JP3087753U JP 3087753 U JP3087753 U JP 3087753U JP 2002000461 U JP2002000461 U JP 2002000461U JP 2002000461 U JP2002000461 U JP 2002000461U JP 3087753 U JP3087753 U JP 3087753U
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magnetic material
silicon steel
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leaf springs
rotor
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喬▲松▼ 張
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引勁▲節▼能科技股▲分▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性材料を強固に固定でき、モータの回転ト
ルクおよび熱発散効率を向上できるモータ回転子磁性材
料の固定構造を提供する。 【解決手段】 回転子は複数の珪素鋼板1を積み重ねて
構成され、珪素鋼板1の外周縁に同じ距離で内側に凹む
磁性材料2を収容する複数の収容部11が設けられてい
る。収容部11と珪素鋼板1との間には側面111と、
側面112と、底面113と、底面113と相対する開
口114とが形成されている。側面111および側面1
12と底面113との連接部はそれぞれ窪み部12を有
し、窪み部12により側面111、側面112および底
面113はそれぞれ窪み部12に割り込まれ、複数の板
ばね13が形成されている。板ばね13の間で磁性材料
は締りばめ状態になり、強固に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、モータ回転子磁性材料の固定構造に関し、特に、回転子を構成する 珪素鋼板における収容部は複数の板ばねを有し、前記各板ばねの相対する内縁は 磁性材料の寸法よりやや小さいため、発生する弾性力により磁性材料がしっかり と固定されるモータ回転子磁性材料の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータの回転子は、複数の珪素鋼板の積み重ねにより構成され、珪素鋼板の周 縁は同じ距離で複数の凹溝を有する。各凹溝の寸法は磁性材料よりやや大きく設 計され、磁性材料は、粘着剤が塗布された後、各凹溝に置き入れられ、粘着によ り結合される。
【0003】 しかしながら、粘着方式で磁性材料が結合される方法は、モータが一定時間使 用されると、磁性材料が高速回転の状態で脱落することがある。 粘着された磁性材料が脱落し易い問題を解決するため、磁性材料は埋め込み方 式で回転子と結合される。図4および図5に示すように、他の従来のモータの珪 素鋼板8は、中心部位に芯軸を貫通するために提供される固定孔81を有する。 前記珪素鋼板8の外周部位には、磁性材料9を置き入れるために提供され、同じ 距離で配置されている貫通孔82を有する。前記貫通孔82は、磁性材料9と締 りばめの形態で結合されるため、貫通孔82の中に埋められ、設置されるとき、 しっかりと固定される。
【0004】 磁性材料9がしっかりと貫通孔82の中で固定されるため、貫通孔82の寸法 は磁性材料9の寸法より小さくに設計されているが、磁性材料9は割れ易い材質 で作製されているため、磁性材料9が無理に貫通孔82に押し入れられると、磁 性材料9は割れ、不良品を発生することがある。
【0005】 また、磁性材料9は、埋められ、設置された後、貫通孔82の周囲と密着され るため、回転子の回転中に発生する熱を発散し難く、温度上昇による磁性材料9 の効率低下の問題を発生する。貫通孔82と珪素鋼板8の外周縁とに一定距離が ないとき、磁性材料9を固定するための強度は不十分である。この一定距離は磁 性材料9と回転子の外周にある固定子91との間の距離を増加し、磁性材料9と 固定子との間の隙間Hを増大し、モータのトルク低下の問題を起こすため、前述 した磁性材料の固定構造は改善される必要がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、各珪素鋼板の周縁における収容部に複数の板ばねが形成され、磁性 材料が前記収容部に設けられ、各板ばねは若干の弾性変形し、各板ばねの弾性力 により均等に磁性材料は挟持され、磁性材料を安定し固定するモータ回転子磁性 材料の固定構造を提供することを主要な目的とする。
【0007】 本考案は、磁性材料が収容部に置き入れられるとき、各板ばねは変形し、収容 部の寸法が増大するため、磁性材料は置き入れ易く、磁性材料を損傷しないモー タ回転子磁性材料の固定構造を提供することを次の目的とする。 本考案は、各収容部が珪素鋼板の外周縁から内側に凹んでいるため、磁性材料 は、収容部に設けられた後、固定子にさらに接近し、磁性材料と固定子との間の 隙間を減少することができ、モータの回転トルクを向上することができるモータ 回転子磁性材料の固定構造を提供することをもう一つの目的とする。
【0008】 磁性材料は、収容部に置き入れられるとき、窪み部の割れにより形成された複 数の板ばねで緊迫し固定され、磁性材料の周囲は窪み部で形成されるエアを流通 する経路を有するため、モータの運転中の磁性材料の熱発散効率は向上する。ま た、磁性材料の外部は回転子と固定子とで形成される隙間に露出されているため 、埋め込み式のものより熱発散し易く、磁性材料の熱により発生する悪影響を回 避できるモータ回転子磁性材料の固定構造を提供することをもう一つの目的とす る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載のモータ回転子磁性材料の固定構造によると、回転子は 複数の珪素鋼板を積み重ねて構成され、各珪素鋼板の外周縁に同じ距離で内側へ 凹み磁性材料を収容する複数の収容部が設けられ、各収容部と珪素鋼板との間に は二つの側面と、底面と、前記底面と相対する開口とが形成され、二つの側面と 底面との連接部にはそれぞれ窪み部を有し、これにより、前記各収容部における 二つの側面及び底面はそれぞれ二つの窪み部に割り込まれて複数の板ばねが形成 され、各板ばねの間と磁性材料とは締りばめ状態になる。 本考案の請求項2記載のモータ回転子磁性材料の固定構造によると、前記収容 部の開口は前記収容部の内部の幅よりやや狭く、前記二つの側面は外側から内側 に徐々に広がる斜面を呈する。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1から図3に示すように、本考案の一実施例によるモータ回転子は、複数の 珪素鋼板1が積み重ねられ、構成されている。珪素鋼板1の外周縁には同じ距離 で内側に凹み、磁性材料2を収容する複数の収容部11が設けられている。収容 部11と珪素鋼板1との間には側面111および側面112と、底面113と、 前記底面と相対する開口114とが別々に形成されている。前記開口114は前 記収容部11の内部の幅より小さく形成され、前記側面111および前記側面1 12は外側から内側に徐々に広がる斜面である。側面111および側面112と 底面113との連接部はそれぞれ窪み部12を有する。前記収容部11における 側面111、側面112及び底面113はそれぞれ窪み部12に割り込まれ、三 板ばね13が形成されている。前記三板ばね13と磁性材料には締りばめ状態が 形成され、前記珪素鋼板1の中心部位は芯軸を貫通するための貫通孔14を有す る。
【0011】 前述した構造に磁性材料2が置き入れられるとき、各板ばね13が磁性材料2 に押され、変形する。したがって、磁性材料2が置き入れられるとき、板ばね1 3の変形により収容部11の寸法は増大される。このため、磁性材料2が締りば めにされるとき、磁性材料2は損傷されない。磁性材料2が配置された後、三板 ばね13の弾性変形で発生する弾性力により磁性材料2はしっかりと挟持され、 磁性材料2は安定し固定される。開口114は収容部11の内部の幅よりやや狭 いため、前記側面111および前記側面112は外側から内側に徐々に広がる斜 面である。したがって、三板ばね13に挟持されている磁性材料2はモータの高 速回転で脱落しない。
【0012】 収容部11は一部が三板ばね13で磁性材料2と接触し、窪み部12はエアが 流通できる経路である。回転子の回転中に磁性材料2で発生する熱は流通してい るエアで排出されるため、磁性材料2の温度上昇により発生する磁性エネルギー の低下の問題は回避できる。また、各収容部11は珪素鋼板1の外周縁から内側 に凹んでいるため、磁性材料2は、収容部11に設けられた後、固定子3にさら に接近する。したがって、磁性材料2と固定子3との間の隙間hを減少すること ができ、図3に示すように、モータの回転トルク及び効率を向上することができ る。
【0013】 本考案は下記の効果がある。 (イ)収容部11における複数の板ばね13は、弾性変形で発生する弾性力に より磁性材料2をしっかりと挟持するため、磁性材料2を安定に固定することが できる。
【0014】 (ロ)磁性材料2が収容部11に置き入れられるとき、各板ばね13は若干の 変形を生じるため、磁性材料2は入れ易く、磁性材料2は損傷されない。 (ハ)磁性材料2が収容部11に設けられた後、磁性材料2は固定子3にさら に接近するため、磁性材料2と固定子3との間の隙間hを減少することができ、 モータの回転トルク及び効率を向上することができる。
【0015】 (ニ)磁性材料2が収容部11に置き入れられるとき、窪み部12はエアを流 通する経路になり、開口114における磁性材料2は直接回転子と固定子とで形 成される隙間hに露出されるため、モータの回転中の熱発散効率を向上すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるモータ回転子磁性材料
の固定構造を示す平面図である。
【図2】本考案の一実施例によるモータ回転子磁性材料
の固定構造を示す模式図である。
【図3】本考案の一実施例によるモータ回転子磁性材料
の固定構造を示す模式図である。
【図4】従来のモータの珪素鋼板を示す正面図である。
【図5】従来のモータの珪素鋼板を示す模式図である。
【符号の説明】
1 珪素鋼板 11 収容部 12 窪み部 13 板ばね 111 側面 112 側面 113 底面 114 開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子は複数の珪素鋼板を積み重ねて構
    成され、前記各珪素鋼板の外周縁に同じ距離で内側へ凹
    み磁性材料を収容する複数の収容部が設けられ、前記各
    収容部と前記珪素鋼板との間には二つの側面と、底面
    と、前記底面と相対する開口とがそれぞれ形成され、前
    記二つの側面と前記底面との連接部にはそれぞれ窪み部
    を有し、前記各収容部における前記二つの側面及び前記
    底面はそれぞれ二つの前記窪み部に割り込まれて複数の
    板ばねが形成され、前記各板ばねの間と前記磁性材料と
    は締りばめ状態になっていることを特徴とするモータ回
    転子磁性材料の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記収容部の開口は、前記収容部の内部
    の幅よりやや狭く、前記二つの側面は外側から内側へ徐
    々に広がる斜面を呈することを特徴とする請求項1記載
    のモータ回転子磁性材料の固定構造。
JP2002000461U 2002-02-05 2002-02-05 モータ回転子磁性材料の固定構造 Expired - Lifetime JP3087753U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10348144B2 (en) 2014-06-11 2019-07-09 Mitsubishi Electric Corporation Permanent-magnet-embedded motor

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