JP3087130U - 化粧筆およびその本体構造 - Google Patents

化粧筆およびその本体構造

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幸雄 小森
彰夫 山崎
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村岸産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】筒状の本体ケース内に摺動可能に保持された摺
動体の先端に、化粧品塗布用の作用部を設けた化粧筆に
おいて、摺動体の保護を図る。 【解決手段】筒状の本体ケース2内に、該本体ケース2
の外周面から突出する操作部7の操作により本体ケース
2内を長さ方向に沿って摺動する摺動体3を設け、該摺
動体3の先に、化粧のための作用部4を設けた化粧筆1
であって、上記作用部4を、摺動体3に対して着脱可能
に連結するとともに、上記摺動体3の長さを、摺動体3
を前へ押出した時に本体ケース2から突出しない長さに
設定した化粧筆1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、先端にブラシや刷毛、ハプ等、化粧のための作用部を有した化粧 筆に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧筆は、鉛筆のように長い形状であるので、使用しないときのコンパクト化 を図るべく、多くの場合、伸縮可能に構成されている。
【0003】 この伸縮機構には、先端に作用部を有する摺動体を、細長い筒状の本体ケース 内に摺動可能に収め、その摺動体から本体ケースに形成した長溝を介して突出さ せた操作部を指で上げ下げして行うようにしたものがある。このような化粧筆で は、化粧の内容に応じて作用部を取り替えられるようにすべく、摺動体の先端に 棒状の差込軸部を形成し、この差込軸部に、別体に形成した作用部の基部を着脱 可能に取り付けようとしたものがある。このように作用部が交換可能であれば、 一本の化粧筆といくつかの作用部を携帯しておくことで化粧が行えるので、化粧 筆をコンパクト化できるようにしたことによる効果を高め、化粧用の携行品をコ ンパクトにすることができる。
【0004】 しかし、摺動体の長さは、小型で細い作用部を着脱しやすいように、摺動体を 前へ押出したときに本体ケースから突出するように設定されている。このため、 例えば持ち歩いているときにポーチの中で振動や他の物品との接触により摺動体 が突出したときに、作用部を取り付けるための差込軸部が損傷する恐れがある。 損傷すれば、所期の取り付け状態を得られず、化粧に支障をきたすことになる。 また、細い棒状の突部が突出するので、一緒に収納した他の物品を傷つけたりす ることも考えられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 そこでこの考案は、不測に損傷して使用に支障をきたすようなことがないよう な化粧筆の提供を主たる課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのための手段は、筒状の本体ケース内に、該本体ケースの外周面から突出す る操作部の操作により本体ケース内を長さ方向に沿って摺動する摺動体を設け、 該摺動体の先に、化粧のための作用部を設けた化粧筆であって、上記作用部を、 摺動体に対して着脱可能に連結するとともに、上記摺動体の長さを、摺動体を前 へ押出した時に本体ケースから突出しない長さに設定した化粧筆であることを特 徴とする。
【0007】 すなわちこの化粧筆では、作用部を取り付けていない摺動体が、故意にまたは 不測に前方へ押出されても、筒状の本体ケースから突出することはない。このた め、作用部の連結に大事な部分を損傷したりすることがなく、所期のとおりの確 実な連結を得られる。また、他のものを傷つけたりすることも阻止できる。
【0008】 前記作用部の基部には、本体ケースに嵌合対応する程度の太さの首部を設け、 該首部の下に、摺動体に対する連結のための連結部を形成するとよい。すなわち 、首部が本体ケースの太さに近いので、首部を本体ケースに差し込むようにすれ ば連結が可能であり、前へ押出したときでも本体ケース内に収まっている摺動体 に対しての連結作業が容易である。
【0009】 また、前記摺動体と作用部の下部とを合成樹脂で形成し、上記摺動体と作用部 のいずれか一方に差込軸部を、他方に、上記差込軸部を差込可能な差込凹部を形 成し、上記差込軸部の外周面と差込凹部の内周面に、差し込んだときに相互に係 合して抜け止めする凸部と凹部とからなる抜け止め手段を設けるとよい。抜け止 め手段を有するため、カチッと嵌まり、連結状態の確認ができる上に、確実にそ の状態を維持できる。
【0010】 好ましくは、前記摺動体と作用部との間の連結構造部を、作用部と摺動体とが 連結状態で相対回動可能に形成するとよい。作用部には、方向性を有するものが あり、摺動体が本体ケース内で回転しない場合には、使いやすい向きになるよう に本体ケースを持ち替える必要があった。また作用部の連結をテーパ面できっち りと嵌まるようにした場合には、必ずしも持ち替える必要はなかったが、作用部 は連結状態では回転しないので、一度抜いてから、再度差し込むような作業が必 要であった。ところがこの考案では、作用部を手で回して好きな向きにすればよ く、持ち替える手間をなくすことができ、化粧しやすい状態を容易に得られる。
【0011】 また、前記作用部の長さは、摺動体を下げたときに本体ケース内に収まる長さ に設定するとよい。長さを縮めたとき、作用部を取り付けた状態でもすべて本体 ケースに収まるので、作用部の保護もできる。
【0012】 さらに、前記本体ケースを透光性の材料で形成すると、これまでの化粧筆には ない斬新な意匠感が得られるとともに、中身を見ることができるので、作用部の 種類や有無を確認できるなど、使用上便利である。
【0013】 別の手段は、筒状の本体ケース内に、該本体ケースの外周面から突出する操作 部の操作により本体ケース内を長さ方向に沿って摺動する摺動体を設けた化粧筆 の本体構造であって、上記摺動体の長さを、摺動体を前へ押出した時に本体ケー スから突出しない長さに設定した化粧筆の本体構造であることを特徴とする。
【0014】
【考案の実施の形態】
この考案の一実施の形態を、以下図面に基づいて詳述する。 図1は、化粧筆1の分解斜視図であり、細長い筒状の本体ケース2と、この本 体ケース2内に摺動可能に収める摺動体3と、この摺動体3に取り付ける作用部 4とからなる。作用部4は1種類でもよいが、複数種類備えることで、取り替え て使用できるようになる。
【0015】 本体ケース2は、透明の合成樹脂で形成し、外周面には、長さ方向に沿って長 い長溝5を形成する。長溝5の両端部には、長溝5の幅を僅かに狭くする幅狭部 5aを形成している。図示例では下端面を開口しているが、有底状態に形成する もよい。
【0016】 上記摺動体3も合成樹脂で形成し、本体ケース2内を円滑に摺動可能な太さの 円柱状で、上部には、差込凹部6を形成している。また、外周面に対しては、上 記長溝5を介してキノコ形の操作部7を差し込んで固定する。この操作部7は、 頭部7aが長溝5に入らないで外側に位置し、頭部7aの下の軸部7bが長溝5 内を摺動する(図2参照)。上記長溝5の幅狭部5aを乗り越えることで軸部7 bは、長溝5の両端部に位置固定される。
【0017】 そしてこの摺動体3の長さは、本体ケース2内を前方へ移動したときに摺動体 3が本体ケース2から突出しない長さに設定している。換言すれば、摺動体3と 長溝5と本体ケース2の寸法をそのように設定する。
【0018】 上記本体ケース2と摺動体で構成する部分が、この考案の本体構造部に対応す る。
【0019】 上記作用部4は、合成樹脂製の棒状の首部8に、刷毛やパフなどの作用材9を 有した保持部材10を取り付けて構成する。首部8は、上記摺動体3と同様に、 本体ケース2内を円滑に摺動する程度の太さ、換言すれば、本体ケース2に嵌合 対応する程度の太さに形成している。保持部材10は金属製の管体で形成し、首 部8の上端に形成した細い軸部11に差し込んで固定する。着脱可能に取り付け るもよい。
【0020】 首部8の下端には、摺動体3に対して着脱可能に連結するための連結部として 、上記差込凹部6に挿入する差込軸部12を形成している。
【0021】 この差込軸部12と差込凹部6には、差し込んだときに相互に係合して抜け止 めする、凸部と凹部とからなる抜け止め手段13を設けている。すなわち、図2 に示したように、差込軸部12の外周面に、2つの略半球状の突部12aを形成 し、差込凹部6の内周面には、差込軸部12を差し込んだときに上記突部12a が乗り越える突状6aを形成して、差込がカチッと行えるようにするとともに、 図3に示したように、作用部4が回動するように構成している。上記突部12a を上記凸部であるとすれば上記突状6aを越えた部分が上記凹部であり、上記突 状6aが凸部であれば上記突部12aの上側が凹部に相当する。
【0022】 また、上記作用部4の長さは、図4に示したように作用部4を取り付けた摺動 体3を引き下げたときに作用部4が本体ケース2内に収まる長さに設定している 。
【0023】 このように構成した化粧筆1では、化粧に必要な適宜の作用部4を本体ケース 2内で前方へ移動した摺動体3に差し込んで取り付ける。この連結に際しては、 摺動体3が本体ケース2内に収まったままであるが、首部8の太さを本体ケース 2に嵌合対応するような太さに設定しているので、細いものを差し込むときのよ うに照準を定める必要がないので、作業は簡単である。首部8を本体ケース2の 先端の開口部に差し込めば、首部8の下の差込軸部12は自動的に差込凹部6に 差し込まれ、連結が完了する。
【0024】 摺動体3は本体ケース2から突出することがないので、不測に損傷したり、他 の物品に引っ掛かったり、傷つけたりする恐れは一切なく、取り扱いが簡単であ る。損傷の恐れがないので、作用部4の連結はいつでも確実に行え、使用に差し 障りのない連結状態が得られる。
【0025】 また、差込軸部12と差込凹部6には抜け止め手段13を設けているので、カ チッと確実な連結が可能であり、使用中や、本体ケース内に収めた状態で、不測 に抜けたりする不都合はない。
【0026】 さらに作用部4は回転可能であるので、わざわざ持ち替えずとも、作用部4の 向きを化粧しやすいように適宜ねじればよく、使用しやすい。差込軸部12は、 その長さと差込凹部6との摩擦抵抗のため、使用中不測に回転してしまうことは ない。
【0027】 本体ケース2は、透明に形成しているので、綺麗な外観が得られるとともに、 作用部4における首部8の色を、例えば作用材9の種類に応じて変えるなど、適 宜の美麗な色に設定すれば、より綺麗な外観が得られる。また、内部が見えるこ とから、作用部の存在を確認できるなどの利便性も有する。
【0028】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、本体ケース内を摺動する摺動体の長さを、摺 動体が前へ押出されたときでも本体ケースから突出しないように設定したので、 どんな場合でも、摺動体を、特にその先端部の連結に必要な部分を保護できる。 また同時に、ポーチなどに一緒に収納しておく他の物品の保護にもなる。
【0029】 作用部の基部に所定太さの首部を形成すれば、突出方向に摺動しても本体ケー スから突出しない摺動体に対しても、連結作業は容易である。また、作用部の大 型化ができるので、連結作業など取り扱いがしやすい。
【0030】 前記摺動体と作用部の下部とを合成樹脂で形成して、相互に嵌まる差込軸部と 差込凹部に抜け止め手段を設けると、連結が完了すればカチッと音がして嵌まり 、その状態を維持できる。このため、連結状態の確認ができて、使用中に外れて しまうことも防止できる。
【0031】 また、着脱可能な作用部が連結状態において摺動体に対して回動可能であれば 、化粧に当たって方向性を有する作用部をねじって好きな向きに向ければよいの で、操作は簡単で、化粧がしやすい効果も達成できる。
【0032】 さらに、本体ケースを無色透明、有色透明、乳白色等、適宜の透光性材料で形 成すると、良好な意匠感を得られ、内部の確認もできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 化粧筆の分解斜視図。
【図2】 化粧筆の構造を示す断面図。
【図3】 摺動体を押出した状態の化粧筆の斜視図。
【図4】 摺動体を引き下げた状態の化粧筆の斜視図。
【符号の説明】
1…化粧筆 2…本体ケース 3…摺動体 4…作用部 6…差込凹部 6a…突状 7…操作部 8…首部 12…差込軸部 12a…突部 13…抜け止め手段

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の本体ケース内に、該本体ケースの外
    周面から突出する操作部の操作により本体ケース内を長
    さ方向に沿って摺動する摺動体を設け、該摺動体の先
    に、化粧のための作用部を設けた化粧筆であって、上記
    作用部を、摺動体に対して着脱可能に連結するととも
    に、上記摺動体の長さを、摺動体を前へ押出した時に本
    体ケースから突出しない長さに設定した化粧筆。
  2. 【請求項2】前記作用部の基部に、本体ケースに嵌合対
    応する程度の太さの首部を設け、該首部の下に、摺動体
    に対する連結のための連結部を形成した請求項1に記載
    の化粧筆。
  3. 【請求項3】前記摺動体と作用部の下部とを合成樹脂で
    形成し、上記摺動体と作用部のいずれか一方に差込軸部
    を、他方に、上記差込軸部を差込可能な差込凹部を形成
    し、上記差込軸部の外周面と差込凹部の内周面に、差し
    込んだときに相互に係合して抜け止めする凸部と凹部と
    からなる抜け止め手段を設けた請求項1または請求項2
    に記載の化粧筆。
  4. 【請求項4】前記摺動体と作用部との間の連結構造部
    を、作用部と摺動体とが連結状態で相対回動可能に形成
    した請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載
    の化粧筆。
  5. 【請求項5】前記本体ケースを透光性の材料で形成した
    請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の化
    粧筆。
  6. 【請求項6】筒状の本体ケース内に、該本体ケースの外
    周面から突出する操作部の操作により本体ケース内を長
    さ方向に沿って摺動する摺動体を設けた化粧筆の本体構
    造であって、上記摺動体の長さを、摺動体を前へ押出し
    た時に本体ケースから突出しない長さに設定した化粧筆
    の本体構造。
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