JP3086980B2 - 水中探知装置 - Google Patents

水中探知装置

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JP3086980B2
JP3086980B2 JP04045440A JP4544092A JP3086980B2 JP 3086980 B2 JP3086980 B2 JP 3086980B2 JP 04045440 A JP04045440 A JP 04045440A JP 4544092 A JP4544092 A JP 4544092A JP 3086980 B2 JP3086980 B2 JP 3086980B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、魚群探知機などの水中
探知装置に係り、特には、超音波の送受波に基づいて得
られる探知画像データを表示する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水中探知装置において、水中の探
知画像を表示する技術として次のようなものがある。
【0003】(1) 単一の超音波の送受波器を有し、こ
の送受波器で超音波を送受波することにより得られる探
知信号をデジタル化して探知画像データとして取り込
み、この探知画像データをその量子化レベルに応じた各
色相をもつカラーコードに変換する。そして、カラーC
RT等の表示器に、このカラーコードのデータを出力
し、これによって、図4(a)に示すような探知画像Aを
表示する。
【0004】(2) 一般に、超音波は、低周波の場合に
は、探知物標に対する分解能は小さいが、水中での吸収
減衰は小さいので、広範囲の探知に優れる。一方、高周
波の場合には、水中での吸収減衰が大きい反面、分解能
が高いので、たとえば魚群中の単体魚を識別することが
できる等の利点を有する。
【0005】そこで、両者の利点を取り入れるために、
低周波f1と高周波f2の超音波をそれぞれ送受波する第
1、第2送受波器を設け、これらの各送受波器で超音波
を送受波することにより得られる第1、第2探知信号を
それぞれデジタル化して探知画像データとして取り込
み、この探知画像データをその量子化レベルに応じた各
色相をもつカラーコードに変換する。そして、カラーC
RT等の表示器において、その表示画面を2分割した場
合の各表示領域に、各カラーコードのデータをそれぞれ
個別に対応して出力し、これによって、図5(a)に示す
ような探知画像A,Bを表示する。ここでは、右側の表
示領域に低周波f1の超音波で得られた広い指向範囲の画
像Aが、左側の表示領域には、高周波f2の超音波で得ら
れた高分解能の画像Bがそれぞれ表示された例を示して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の水中
探知装置では、記録ペンを用いて探知画像を記録紙の上
に記録表示する方式のものがあるが、この場合には、探
知画像がモノクロで表示される。したがって、今まで記
録ペンによるモノクロの記録表示に慣れていた人が、図
4(a)に示すように、画面が全てカラーで表示された探
知画像Aを観察する場合には、魚群等の識別に戸惑い、
適切な判断を誤る恐れがある。
【0007】また、図5(a)に示すように、2つの表示
領域の一方(ここでは右側)には広い指向範囲の探知画像
Aが、他方(左側)の表示領域には高分解能の狭い指向範
囲の探知画像Bがそれぞれ表示されている場合、同一の
探知物標を観察しているにもかかわらず、両探知画像
A,Bの表示形態が異なるので、混乱を生じる恐れがあ
るばかりでなく、特に、高分解能の探知画像Bでは、各
単体魚を探知する場合にはそれが点状に表示されるの
で、各単体魚がいずれの魚群に属するのかの識別が困難
となる等の不具合がある。
【0008】本発明は、モノクロの記録表示に慣れてい
た人でも、カラー表示に対する違和感を無くして魚群等
を適切に識別することができるようにすることを第1の
課題とし、探知する超音波の周波数の違いのために同一
の探知物標を観察しているにもかかわらず探知画像の表
示形態が異なってしまう場合でも、混乱を生じることな
く適切な判断を下せるようにするのを第2の課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の各課題
を解決するためになされたもので、次の構成を採る。
【0010】すなわち、第1発明に係る水中探知装置で
は、超音波の送受波に基づいて得られる探知画像データ
を、その量子化レベルに応じた色相をもつカラー表示の
コードに変換するカラー表示コード変換手段と、前記探
知画像データを、色相が単一でかつ探知画像データの量
子化レベルに応じた階調をもつモノトーン表示のコード
に変換するモノトーン表示コード変換手段と、表示画面
を2分割した場合の各表示領域に、前記各表示コード変
換手段で変換された各コードのデータをそれぞれ個別に
対応して画像表示する表示手段とを備える。
【0011】第2発明に係る水中探知装置では、互いに
周波数が異なる2種の超音波の送受波に基づいて得られ
各探知画像データの量子化レベルを比較して、一方の探
知画像データの量子化レベルが他方の探知画像データの
量子化レベルよりも小さい場合には、他方の探知画像デ
ータをその量子化レベルに応じた各色相をもつカラー表
示のコードに変換し、一方の探知画像データの量子化レ
ベルが他方の探知画像データの量子化レベルよりも大き
い場合には、この一方の探知画像データを色相が単一で
かつ該探知画像データの量子化レベルに応じた階調をも
つモノトーン表示のコードに変換する選択コード変換手
段と、この選択コード変換手段で変換されたカラー表示
とモノトーン表示の各コードのデータを、同じ表示画面
上に重ね合わせて画像表示する表示手段とを備える。
【0012】第3発明に係る水中探知装置では、互いに
周波数が異なる2種の超音波の送受波に基づいて得られ
る各探知画像データを、その量子化レベルに応じた各色
相をもつカラー表示のコードにそれぞれ変換するカラー
表示コード変換手段と、前記両探知画像データの量子化
レベルを比較して、一方の探知画像データの量子化レベ
ルが他方の探知画像データの量子化レベルよりも小さい
場合には、他方の探知画像データをその量子化レベルに
応じた各色相をもつカラー表示のコードに変換し、一方
の探知画像データの量子化レベルが他方の探知画像デー
タの量子化レベルよりも大きい場合には、この一方の探
知画像データを色相が単一でかつ該探知画像データの量
子化レベルに応じた階調をもつモノトーン表示のコード
に変換する選択コード変換手段と、表示画面を3分割し
た場合の、2つの表示領域に前記カラー表示コード変換
手段で変換されたカラー表示の各コードのデータをそれ
ぞれ画像表示し、残りの表示領域に前記選択コード変換
手段で変換されたカラー表示とモノトーン表示の各コー
ドのデータを重ね合わせて画像表示する表示手段とを備
える。
【0013】
【作用】第1発明に係る水中探知装置では、超音波の送
受波に基づいて得られる探知画像データが、カラー表示
コード変換手段によってカラー表示のコードに、また、
モノトーン表示コード変換手段によってモノトーン表示
のコードにそれぞれ変換される。そして、表示手段によ
って、表示画面を2分割した場合の一方の表示領域に
は、カラー表示コード変換手段からの出力に基づく探知
画像がカラーで表示され、他方の表示領域には、モノト
ーン表示コード変換手段からの出力に基づく同じ探知画
像がモノトーンで表示される。その結果、同一の探知領
域の画像がカラーだけでなくモノトーンでも併記表示さ
れるようになるため、今までモノクロの記録表示に慣れ
ていた人も違和感無く、画像認識ができることになる。
【0014】第2発明に係る水中探知装置では、選択コ
ード変換手段によって、2種の超音波の送受波に基づい
て得られる探知画像データの量子化レベルが比較され、
その量子化レベルに応じてカラー表示あるいはモノトー
ン表示のコードが割り当てられる。そして、表示手段に
よって、選択コード変換手段からの出力に基づくカラー
表示とモノトーン表示の各探知画像を重ね合わせて表示
される。したがって、たとえば、魚群を探知する場合に
は、魚群の全体的な分布を確認できると同時に、その魚
群に属する単体魚も認識できるため、極めて便利であ
る。
【0015】さらに、第3発明に係る水中探知装置で
は、カラー表示コード変換手段によって2種の超音波の
送受波に基づいて得られる探知画像データがカラー表示
のコードにそれぞれ変換され、また、選択コード変換手
段によって、両探知画像データの量子化レベルが比較さ
れ、その量子化レベルに応じてカラー表示あるいはモノ
トーン表示のコードが割り当てられる。そして、表示手
段によって、表示画面を3分割した場合の2つの表示領
域にカラー表示コード変換手段からの出力に基づく探知
画像がカラーでそれぞれ表示され、残りの表示領域に選
択コード変換手段からの出力に基づくカラー表示とモノ
トーン表示の各探知画像が重ね合わせて表示される。つ
まり、第2発明の画像表示に加えて、従来と同様に、2
種の超音波の送受波に基づく探知画像がカラーで併記表
示されるため、これらの各画像の比較が可能となり、超
音波の周波数の違いのために画像の表示形態が異なって
いても、混乱を生じることが無く、相互の対応関係を簡
単に把握することができる。
【0016】
【実施例】図1は、第1〜第3発明を含む水中探知装置
の実施例に係るブロック図である。
【0017】同図において、符号1は水中探知装置の全
体を示し、2aは低周波f1(本例では50KHz)の超音波
を広範囲の指向角度(本例では40°)で送受波する第1
送受波器、2bは高周波f2(本例では100KHz)の超音
波を狭範囲の指向角度(本例では10°)で送受波する第
2送受波器である。
【0018】また、4aは第1送受波器2aに対して低周
波f1の超音波の送信信号を出力する第1送信部、4bは
第2送受波器2bに対して高周波f2の超音波の送信信号
を出力する第2送信部、6aは第1送受波器2aで得られ
る探知信号を増幅、検波した後にデジタル化する第1受
信部、6bは第2送受波器2bで得られる探知信号を増
幅、検波した後にデジタル化する第2受信部、8aは超
音波の送受波に応じて第1送信部4aと第1受信部6aと
の接続を切り換える第1送受切換部、8bは超音波の送
受波に応じて第2送信部4bと第2受信部6bとの接続を
切り換える第2送受切換部である。
【0019】10は前記第1、第2送受波器2a,2bで
得られる各探知信号をそれぞれ探知画像データとして記
憶する記憶手段としての画像メモリであって、低周波f1
の超音波の送受波に基づく探知画像(以下、低周波探知
画像という)のデータを記憶する第1記憶領域10aと、
高周波f2の超音波の送受波に基づく探知画像(以下、高
周波探知画像という)のデータを記憶する第2記憶領域
10bとを有する。
【0020】12aは画像メモリ10の第1記憶領域1
0aから読み出された低周波探知画像データを、その量
子化レベルに応じた各色相をもつカラー表示のコードに
変換する第1カラー表示コード変換部、12bは画像メ
モリ10の第2記憶領域10bから読み出された高周波
探知画像データを、その量子化レベルに応じた各色相を
もつカラー表示のコードに変換する第2カラー表示コー
ド変換部である。また、12a´は画像メモリ10の第
1記憶領域10aから読み出された低周波探知画像デー
タを、色相が単一でかつ低周波探知画像データの量子化
レベルに応じた階調をもつモノトーン表示のコードに変
換するモノトーン表示コード変換部であって、たとえ
ば、図2に示すように、低周波探知画像データの量子化
レベルが変わっても、これに対応するR,G,Bの各カ
ラーコードは互いに同一になるように予め設定されてい
る。12cは画像メモリ10の第1、第2記憶領域10
a,10bからそれぞれ読み出された各探知画像データの
量子化レベルを比較して、低周波探知画像データの量子
化レベルが高周波探知画像データの量子化レベルよりも
小さい場合には、高周波探知画像データをその量子化レ
ベルに応じた各色相をもつカラー表示のコードに変換
し、低周波探知画像データの量子化レベルが高周波探知
画像データの量子化レベルよりも大きい場合には、この
低周波探知画像データを色相が単一でかつ該探知画像デ
ータの量子化レベルに応じた階調をもつモノトーン表示
のコードに変換する選択コード変換手段である。
【0021】14a,14a´,14b,14cはそれぞれ
第1〜第4ビデオRAMであって、各変換部12a,1
2a´,12b,12cに個別に対応して設けられてい
る。16は各ビデオRAM14a,14a´,14b,1
4cから読み出されるコードデータを色信号に変換して
探知画像として表示する表示手段としてのカラー表示器
であって、本例では、画素数にして384×512ドッ
トの表示領域を有している。18は各種(本例では4種)
の表示モーを設定する場合に操作される表示モード設定
部、20は、第1、第2送信部4a,4b、画像メモリ1
0、各コード変換部12a,12a´,12b,12c、お
よび各ビデオRAM14a,14a´,14b,14cの動
作を制御するコントローラ部である。
【0022】次に、上記構成の水中探知装置1における
探知画像の表示動作について説明する。
【0023】(1)1周波1画像表示モードの場合 表示モード設定部18によってこの表示モードが設定さ
れた場合には、コントローラ部20から第1送信部4a
にトリガ信号が出力され、これに応じて第1送信部4a
からは所定のパルス幅t1をもつ送信信号が出力される。
この送信信号は、第1送受切換部8aを介して第1送受
波器2aに与えられるため、第1送受波器2aからは低周
波(50KHz)の超音波が発射される。探知物標からの
超音波の反射波は再び第1送受波器2aに受信され、そ
の出力が第1送受切換部8aを介して第1受信部6aに入
力され、ここで増幅、検波、デジタル化された後、低周
波探知画像データDaとして画像メモリ10の第1記憶
領域10aに格納される。
【0024】画像メモリ10の第1記憶領域10aの格
納された低周波探知画像データDaは、コントローラ部
20によって所定のタイミングで読み出されて第1カラ
ー表示コード変換部12aに入力される。そして、第1
カラー表示コード変換部12aによって、上記の低周波
探知画像データDaが、その量子化レベルに応じた色相
をもつカラー表示のコードに変換され、このカラー表示
のコードデータが次段の第1ビデオRAM14aに格納
される。
【0025】そして、この第1ビデオRAM14aに1
画面分の画像表示に必要な量(本例では画素数で384
×512ドット分)のコードデータが格納されると、こ
れらのコードデータは、コントローラ部20によってT
V走査に同期して読み出された後、カラー表示器16で
色信号に変換されて画像表示される。これにより、画面
上には、図4(a)に示すように、低周波探知画像データ
Daがその量子化レベルに応じて色分けされた探知画像
Aが表示される。
【0026】(2)1周波2画像表示モードの場合 表示モード設定部18によってこの表示モードが設定さ
れた場合には、1周波1画像表示モードの場合と同様
に、第1送受波器2aによって低周波(50KHz)の超音
波の送受波が行われ、これにより得られた低周波探知画
像データDaが画像メモリ10の第1記憶領域10aに格
納される。
【0027】画像メモリ10の第1記憶領域10aの格
納された低周波探知画像データDaは、コントローラ部
20によって所定のタイミングで読み出されて第1カラ
ー表示コード変換部12aとモノトーン表示コード変換
部12a´とにそれぞれ入力される。そして、この低周
波探知画像データDaは、第1カラー表示コード変換部
12aによって、その量子化レベルに応じた色相をもつ
カラー表示のコードに変換されるとともに、モノトーン
表示コード変換部12a´によって、単一の色相(本例で
は灰色)でかつ低周波探知画像データDaの量子化レベル
に応じた階調をもつモノトーン表示のコード(図2参照)
に変換される。次いで、第1カラー表示コード変換部1
2aで変換されたカラー表示のコードデータは第1ビデ
オRAM14aに、また、モノトーン表示コード変換部
12a´で変換されたモノトーン表示のコードデータ
は、第3ビデオRAM14a´にそれぞれ格納される。
【0028】そして、第1、第3ビデオRAM14a,
14a´に画像表示に必要な量(画素数で192×512
ドット分)のコードデータがそれぞれ格納されると、こ
れらのコードデータは、コントローラ部20によってT
V走査に同期して読み出された後、カラー表示器16で
色信号に変換されて画像表示される。
【0029】これによって、画面上には、図4(b)に示
すように、表示画面を2分割した場合の一方(本例では
右側)の表示領域には、低周波探知画像Aがカラーで表
示され、他方(本例では左側)の表示領域には、同じ低周
波探知画像A´がモノトーンで表示される。その結果、
同一の探知領域の画像A,A´がカラーだけでなくモノ
トーンでも併記表示されるようになるため、今までモノ
クロの記録表示に慣れていた人も違和感無く、画像認識
ができることになる。
【0030】(3)2周波2画像表示モードの場合 表示モード設定部18によってこの表示モードが設定さ
れた場合には、コントローラ部20から第1、第2送信
部4a,4bにそれぞれトリガ信号が出力され、これに応
じて第1送信部4aからは所定のパルス幅t1をもつ送信
信号が、また、第2送信部4bからは所定のパルス幅t
2(ただしt2<t1)の送信信号がそれぞれ出力される。こ
れにより第1送受波器2aでは低周波(本例では50KH
z)の超音波の送受波が行われ、また、第2送受波器2b
では高周波(本例では100KHz)の超音波の送受波が
行われる。
【0031】そして、これにより得られた低周波探知画
像データDaが画像メモリ10の第1記憶領域10aに、
高周波探知画像データDbが第2記憶領域10bにそれぞ
れ格納される。
【0032】次いで、画像メモリ10の第1、第2記憶
領域10a,10bにそれぞれ格納された低周波と高周波
の各探知画像データDa,Dbは第1,第2カラー表示コ
ード変換部12a,12bにそれぞれ個別に入力される。
そして、第1、第2カラー表示コード変換部12a,1
2bによって、上記の低周波と高周波の各探知画像デー
タDa,Dbが、その量子化レベルに応じた色相をもつカ
ラー表示のコードに変換され、これらのカラー表示のコ
ードデータが次段の第1、第2ビデオRAM14a,1
4bにそれぞれ格納される。
【0033】そして、第1、第2ビデオRAM14a,
14bに画像表示に必要な量(本例では画素数で192×
512ドット分)のコードデータがそれぞれ格納される
と、これらのコードデータは、コントローラ部20によ
ってTV走査に同期して読み出された後、カラー表示器
16で色信号に変換されて画像表示される。
【0034】これにより、画面上には、図5(a)に示す
ように、表示画面を2分割した場合の一方(本例では右
側)の表示領域には、低周波探知画像Aがカラーで表示
され、他方(本例では左側)の表示領域には、高周波探知
画像Bが同じくカラーで表示される。
【0035】(4)2周波3画像表示モードの場合 表示モード設定部18によってこの表示モードが設定さ
れた場合には、2周波2画像表示モードの場合と同様
に、第1送受波器4aによって低周波(50KHz)の超音
波の送受波が、第2送受波器4bによって高周波(100
KHz)の超音波の送受波がそれぞれ行われ、これにより
得られた低周波と高周波の各探知画像データDa,Dbが
画像メモリ10の第1、第2記憶領域10a,10bにそ
れぞれ格納される。
【0036】次いで、画像メモリ10の第1、第2記憶
領域10a,10bにそれぞれ格納された低周波と高周波
の各探知画像データDa,Dbは第1、第2カラー表示コ
ード変換部12a,12bにそれぞれ個別に入力されて、
その量子化レベルに応じた色相をもつカラー表示のコー
ドに変換され、このカラー表示のコードデータが次段の
第1、第2ビデオRAM14a,14bにそれぞれ格納さ
れる。
【0037】さらに、第1、第2記憶領域10a,10b
から読み出された低周波と高周波の各探知画像データD
a,Dbは、選択コード変換部12cに共通に入力され
る。選択コード変換部12cは、図3に示すフローチャ
ートに従って各探知画像データDa,Dbをコード化す
る。
【0038】すなわち、まず、両探知画像データDa,
Dbを取り込み(ステップ)、両者の量子化レベルを比
較する(ステップ)。そして、低周波探知画像データD
aの量子化レベルが高周波探知画像データDbのそれより
も小さい場合(Da<Db)には、高周波探知画像データD
bをその量子化レベルに応じた各色相をもつカラー表示
のコードに変換する(ステップ)。逆に、低周波探知画
像データDaの量子化レベルが高周波探知画像データDb
のそれと等しいか大きい場合(Da≧Db)には、この低周
波探知画像データDaを色相が単一でかつ該探知画像デ
ータの量子化レベルに応じた階調をもつモノトーン表示
のコード(図2参照)に変換する(ステップ)。そして、
これらのコードデータを次段の第4ビデオRAM14c
に転送する(ステップ)。
【0039】第1、第2、第4ビデオRAM12a,1
2b,12cに画像表示に必要な量(本例では画素数で1
28×512ドット分)のコードデータがそれぞれ格納
されると、これらのコードデータは、コントローラ部2
0によってTV走査に同期して読み出された後、カラー
表示器16で色信号に変換されて画像表示される。
【0040】これにより、画面上には、図5(b)に示す
ように、表示画面を3分割した場合の2つの表示領域
(本例では右側および中央)の内、一方(右側)の表示領域
には、低周波探知画像Aがカラーで表示され、他方(中
央)の表示領域には、高周波探知画像Bが同じくカラー
で表示される。さらに、残り(本例では左側)の表示領域
にカラー表示とモノトーン表示を重ね合わせた探知画像
Cが表示される。すなわちこの重ね合わの探知画像Cに
おいては、高周波探知画像データDbが存在する箇所は
カラー表示となり、このデータDbが存在せずに低周波
探知画像データDaのみが存在する箇所はモノトーンの
表示となる。
【0041】したがって、たとえば、魚群を探知する場
合には、低周波探知画像Aと重ね合わせ探知画像Cのモ
ノトーン表示の箇所を観察することによって、魚群
1,G,…の全体的な分布を確認できるとともに、
重ね合わせ探知画像Cのカラー表示の箇所を観察するこ
とによって、高周波探知画像Bにおいて点状に表示され
ている各単体魚がいずれの魚群G,G2,…に属する
のかも認識できるため、極めて便利である。しかも、低
周波と高周波の各探知画像A,Bは、探知する超音波の
周波数の違いのために同一の探知物標を観察しているに
もかかわらず、表示される画像の形態が異なっている
が、重ね合わせ探知画像Cによって両者の相互の関係を
把握できるため、混乱を生じることなく適切な判断を下
すことができる。
【0042】
【発明の効果】第1発明によれば、同一の探知領域の画
像がカラーだけでなくモノトーンでも併記表示されるよ
うになるため、今までモノクロの記録表示に慣れていた
人も違和感無く、魚群等の識別を適切に行えるようにな
る。
【0043】また、第2発明によれば、2種の超音波の
送受波に基づくカラー表示とモノトーン表示の各探知画
像が同じ画面上に重ね合わせて表示される。したがっ
て、たとえば、魚群を探知する場合には、魚群の全体的
な分布を確認できると同時に、その魚群に属する単体魚
も認識できるため、極めて便利である。
【0044】さらに、第3発明によれば、第2発明の画
像表示に加えて、2種の超音波の送受波に基づく探知画
像がカラーで併記表示されるため、これらの各探知画像
の比較が可能となり、超音波の周波数の違いのために画
像の表示形態が異なっていても、混乱を生じることが無
く、相互の対応関係を簡単に把握することができる。そ
のため、探知する超音波の周波数の違いのために同一の
探知物標を観察しているにもかかわらず、表示される画
像の形態が異なる場合でも、混乱を生じることなく適切
な判断を下すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1、第2、第3発明を含む水中探知装置の実
施例に係るブロック図である。
【図2】探知画像データをモノトーンコードに変換する
場合に設定されるモノトーンコードの内容説明図であ
る。
【図3】選択コード変換手段の動作説明に供するフロー
チャートである。
【図4】単一の周波数の超音波の送受波に基づいて得ら
れる水中探知画像の表示例を示す説明図である。
【図5】互いに周波数が異なる2種の超音波の送受波に
基づいて得られる水中探知画像の表示例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…水中探知装置、12a,12b…第1、第2カラー表
示コード変換部、12a´…モノトーン表示コード変換
部、12c…選択コード変換部、16…カラー表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石本 徳光 兵庫県西宮市芦原町9番52号 古野電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−229989(JP,A) 特開 平1−147390(JP,A) 特開 昭56−87879(JP,A) 特開 平2−110391(JP,A) 特公 昭61−50265(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送受波に基づいて得られる探知
    画像データを、その量子化レベルに応じた色相をもつカ
    ラー表示のコードに変換するカラー表示コード変換手段
    と、 前記探知画像データを、色相が単一でかつ画像データの
    量子化レベルに応じた階調をもつモノトーン表示のコー
    ドに変換するモノトーン表示コード変換手段と、 表示画面を2分割した場合の各表示領域に、前記各表示
    コード変換手段で変換された各コードのデータをそれぞ
    れ個別に対応して画像表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする水中探知装置。
  2. 【請求項2】 互いに周波数が異なる2種の超音波の送
    受波に基づいて得られる両探知画像データの量子化レベ
    ルを比較して、一方の探知画像データの量子化レベルが
    他方の探知画像データの量子化レベルよりも小さい場合
    には、他方の探知画像データをその量子化レベルに応じ
    た各色相をもつカラー表示のコードに変換し、一方の探
    知画像データの量子化レベルが他方の探知画像データの
    量子化レベルよりも大きい場合には、この一方の探知画
    像データを色相が単一でかつ該探知画像データの量子化
    レベルに応じた階調をもつモノトーン表示のコードに変
    換する選択コード変換手段と、 この選択コード変換手段で変換されたカラー表示とモノ
    トーン表示の各コードのデータを、同じ表示画面上に重
    ね合わせて画像表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする水中探知装置。
  3. 【請求項3】 互いに周波数が異なる2種の超音波の送
    受波に基づいて得られる各探知画像データを、その量子
    化レベルに応じた色相をもつカラー表示のコードにそれ
    ぞれ変換するカラー表示コード変換手段と、 前記両探知画像データの量子化レベルを比較して、一方
    の探知画像データの量子化レベルが他方の探知画像デー
    タの量子化レベルよりも小さい場合には、他方の探知画
    像データをその量子化レベルに応じた各色相をもつカラ
    ー表示のコードに変換し、一方の探知画像データの量子
    化レベルが他方の探知画像データの量子化レベルよりも
    大きい場合には、この一方の探知画像データを色相が単
    一でかつ該探知画像データの量子化レベルに応じた階調
    をもつモノトーン表示のコードに変換する選択コード変
    換手段と、 表示画面を3分割した場合の、2つの表示領域に前記カ
    ラー表示コード変換手段で変換されたカラー表示の各コ
    ードのデータをそれぞれ画像表示し、残りの表示領域に
    前記選択コード変換手段で変換されたカラー表示とモノ
    トーン表示の各コードのデータを重ね合わせて画像表示
    する表示手段と、 を備えることを特徴とする水中探知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0813907A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Daihatsu Diesel Mfg Co Ltd 自動ドアの開閉制御装置

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