JP3086105B2 - 自動変速機における油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機における油圧制御装置

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JP3086105B2
JP3086105B2 JP05156228A JP15622893A JP3086105B2 JP 3086105 B2 JP3086105 B2 JP 3086105B2 JP 05156228 A JP05156228 A JP 05156228A JP 15622893 A JP15622893 A JP 15622893A JP 3086105 B2 JP3086105 B2 JP 3086105B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機における油
圧制御装置に係り、詳しくは摩擦係合要素のつかみ換
え、即ち所定変速段にて、一の摩擦係合要素を係合する
と共に他の摩擦係合要素を解放する際に係る油圧制御装
置に関する。
【0002】
【関連する技術】近時、車輌に搭載される自動変速機
は、車輌の走行性能、燃費、乗り心地等を向上させるべ
く多段化されているが、該多段化に伴う寸法及び重量の
増加は、車輌への搭載性を損ない、また燃費を悪化させ
る。そのため、自動変速機の多段化には、各部の一層の
小型軽量化と単純化が要請されている。このような見地
から、前置式オーバドライブプラネタリギヤユニットと
シンプソンタイプの3速プラネタリギヤユニットとを組
合せた従来のギヤトレインに換え、該3速プラネタリギ
ヤユニットにシングルプラネタリギヤを組合せて4速の
主変速ギヤユニットとして、該4速ギヤユニットと前記
前置式オーバドライブプラネタリギヤを組合せて5速変
速とした自動変速機が案出されているが、この主変速ユ
ニットのギヤトレインにおいては、2速から3速への変
速時にブレーキ摩擦材のつかみ換え操作を必要とする。
このような操作は、変速ショックを生じさせ易く、それ
を避けるべく、通常、つかみ換えに関与する摩擦係合要
素にそれと直列にワンウェイクラッチを介装するが、こ
のような構成要素の付加は、小型軽量化の上記要請にそ
ぐわないものであるため、他の対策が可能であれば避け
ることが望ましい。
【0003】そこで、本出願人は、上述した2個の摩擦
係合要素のつかみ換えを必要とする変速時に作動するタ
イミングバルブを設け、該バルブのスプールの一方側
に、前記所定変速時、例えば2→3シフト時に、係合を
開始する摩擦係合要素(例えば3rdブレーキ)の油圧
サーボに連通する油圧と、解放する摩擦係合要素(例え
ば2ndブレーキ)の油圧サーボに連通する油圧とを作
用し、また該スプールの他側にリニアソレノイドバルブ
にて適宜調圧される制御油圧(例えば入力トルクに比例
する油圧)を作用して、前記両摩擦係合要素の油圧サー
ボに作用する油圧の和が、常にリニアソレノイドバルブ
による調圧に一致するように、即ち αP2 +βP3 =γPS α,β,γ;所定係数 P2 ;一方の摩擦係合要素用油圧サーボの油圧(係合
圧) P3 ;他方の摩擦係合要素用油圧サーボの油圧(解放
圧) PS ;リニアソレノイドバルブによる油圧(制御油圧) になるように構成した油圧制御装置(方法)を提案した
(特願平3−344124号;未公開)。
【0004】これにより、ワンウェイクラッチを用いな
いコンパクトな構成を採用できるものでありながら、入
力トルクに比例した制御油圧の作用下で、一方の摩擦係
合要素への供給圧の昇圧に応じて、他方の摩擦係合要素
の解放圧を低下するように調圧し、スロットル開度の変
化に即応して適切な係合解放タイミングの修正を可能と
し、変速ショックの軽減を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記油圧制御装置は、
変速ショックの軽減において充分な効果を発揮するが、
更に滑らかな変速を達成するためには、以下の点に課題
がある。
【0006】即ち、上記油圧制御装置における両摩擦係
合要素の油圧サーボはそれぞれアキュムレータを介在し
ているが、特に解放側となるアキュムレータは、それが
係合側となる時に合せて設定されているため、解放時に
容量不足となって、適正な圧力特性を得ることが困難な
場合を生ずる。例えば、2→3シフト時、2ndブレー
キが解放側となるが、該ブレーキは1→2シフト時係合
側となり、該係合時に合せて、アキュムレータの諸元が
設定される。
【0007】また、前記両摩擦係合要素のアキュムレー
タは、同じアキュムレータの制御圧により背圧制御され
ており、一方の油圧サーボの油圧の動きにより、アキュ
ムレータ背圧を介して他方の油圧サーボに影響を与える
干渉を生じ、精度の高い油圧の切換えの支障となること
があり、また該背圧制御は、一般的に係合側例えば3r
dブレーキ側の係合特性により決められるため、解放側
例えば2ndブレーキの容量が不足する場合がある。
【0008】更に、3→2シフト時、3rdブレーキを
徐々に解放すると共に、2速同期ポイントにて、B−3
コントロールバルブにより2ndブレーキの油圧を急上
昇して、2速時の同期を達成すべく構成されているが、
この際、2nd油圧サーボにアキュムレータが介在して
いるため、2ndブレーキの油圧の立上りが遅れて、正
確な油圧の切換えが行なえない場合を生ずる。
【0009】そこで、本発明は、摩擦係合要素のつかみ
換えを生ずる所定変速時、タイミングバルブによる解放
圧の調圧における解放圧の容量を補償して、シフトショ
ックの少ない変速を確実に行い得る、自動車変速機にお
ける油圧制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであり、所定変速時(例えば2→3変速
時)、第1の摩擦係合要素(例えば3rdブレーキB
2)を係合すると共に第2の摩擦係合要素(例えば2n
dブレーキB3)を解放する、つかみ換えを行う自動変
速機における油圧制御装置において、前記第1の摩擦係
合要素を操作する第1の油圧サーボ(B−2)と、前記
第2の摩擦係合要素を操作する第2の油圧サーボ(B−
3)と、制御部からの信号に基づき、走行状況に応じた
(例えば入力トルクに比例した)油圧を発生する制御油
圧発生手段(SLU)と、前記第1の油圧サーボ(B−
2)に連通する第1のフィードバック油室(a1)と、
前記第2の油圧サーボ(B−3)に連通する第2のフィ
ードバック油室(c1 )と、前記制御油圧発生手段(S
LU)に連通する制御油室(b1 )と、前記第2の油圧
サーボ(B−3)に連通し、該油圧サーボに作用する解
放圧を調圧する調圧ポート(c2 )とを有し、スプール
(21a)の一方向に向けて前記第1及び第2のフィー
ドバック油室の油圧を作用し、かつ他方向に向けて前記
制御油室の油圧を作用して、該制御油室の油圧の基で、
前記第1の油圧サーボ(B−2)への供給圧の昇圧に対
応して前記第2の油圧サーボの解放圧を調圧する、つか
み換えタイミングバルブ(21)と、前記第1の油圧サ
ーボ(B−2)へに供給圧を前記調圧ポート(c1 )に
作用し、該調圧ポートにより調圧される解放圧の容量を
補償する解放圧補償手段(33,e,r2 ,r)と、を
備えてなる、自動変速機における油圧制御装置にある。
【0011】更に望ましくは、前記第2の油圧サーボ
(B−3)と該油圧サーボ用アキュムレータ(31)と
の間に、これらを連通又は遮断する切換えバルブ(2
2)を設け、該バルブを、少なくとも前記つかみ換えに
係る所定変速時(例えば2⇔3速時)、遮断するように
切換える。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、所定変速時、つかみ換えタ
イミングバルブ(21)により、走行状況に応じた油圧
の作用の基で、第1の油圧サーボ(B−2)の供給圧の
昇圧に対応して第2の油圧サーボ(B−3)の解放圧が
調圧される。この際、該第2の油圧サーボ(B−3)か
らの解放圧だけでは、上記タイミングバルブ(21)に
よる解放圧の調圧容量が不足することがあるが、解放圧
補償手段(33,e,r2 ,r)により、調圧ポート
(c2 )に、第2の油圧サーボ(B−2)への供給圧が
供給され、上記容量不足となることはない。
【0013】また、切換えバルブ(22)を設けると、
つかみ換えに係る変速時(2⇔3速時)、第2の油圧サ
ーボ(B−2)とそのアキュムレータ(31)との連通
は断たれ、アキュムレータに影響されることなく、上記
変速が行なわれる。
【0014】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、何等本発明の構成を限定する
ものではない。
【0015】
【発明の効果】本発明によると、つかみ換えタイミング
バルブにより、走行状況に応じた油圧で、かつ係合圧に
対応して解放圧が調圧されるので、走行状況の変化に拘
らず、常に供給側の油圧と解放側の油圧が適正にバラン
スされ、変速ショックの少ない、つかみ換えによる変速
を行うことができる。
【0016】更に、解放圧補償手段により、上記タイミ
ングバルブによる解放圧の調圧が、容量不足となること
はなく、常に適正な特性にて正確に行うことができ、上
記つかみ換え変速時の変速ショックの減少を確実化する
ことができる。
【0017】また、つかみ換えに係る変速時、第2の油
圧サーボとアキュムレータとの連通を断つ切換えバルブ
を設けると、該変速時に、アキュムレータによる影響を
排除して、更に確実な変速ショックの減少を図ることが
できる。
【0018】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明による実施例に
ついて説明する。
【0019】まず、本発明に適用し得る自動車変速機に
ついて、図1及び図2に基づき説明する。
【0020】本自動変速機ATは、図1(a) に示すよう
に、エンジン側(同図左側、不図示)から順に、トルク
コンバータTC、オーバードライブ変速ギヤユニットO
D、4速主変速ギヤユニットMを備えており、エンジン
からの動力が、O/D入力軸1からプラネタリギヤ2、
入力軸3、プラネタリギヤ5、6、7を介して、出力軸
9に伝達されるように構成されている。
【0021】トルクコンバータTCは、ロックアップ機
構1aを有し、エンジンからの動力は、このロックアッ
プ機構1aを介して、または流体を介して、O/D入力
軸1に伝達される。
【0022】オーバドライブ用変速ギヤユニットOD
は、サンギヤ2S、ピニオン2Pを保持するキャリヤ2
C、リングギヤ2Rを有する1組のプラネタリギヤ2を
備えている。キャリヤ2Cは、前述のO/D入力軸1と
一体に形成されており、該キャリヤ2Cとサンギヤ2S
との間には、内側にワンウェイクラッチF0、そして外
側にO/DダイレクトクラッチC0が介装されており、
さらに、サンギヤ2Sと外側のトランスミッションケー
ス(以下単に「ケース」という。)Tとの間には、O/
DブレーキB0が介装されている。O/D入力軸1から
プラネタリギヤ2に入力された動力は、リングギヤ2R
から出力されて、このリングギヤ2Rと一体の、主変速
ギヤユニットMの入力軸3に入力されるようになってい
る。
【0023】入力軸3を前端側に有し、後端側には出力
軸9を有する4速主変速ギヤユニットMは、これら入力
軸3と出力軸9との間の、前側、中間、後側にそれぞれ
プラネタリギヤ5、6、7を備えている。これらプラネ
タリギヤ5、6、7は、前側のサンギヤ5Sと中間のサ
ンギヤ6S、中間のリングギヤ6Rと後側のサンギヤ7
S、そして前側のリングギヤ5Rと中間のキャリヤ6C
と後側のキャリヤ7Cがそれぞれ一体に構成されてお
り、これら一体となったものは、これらの一部に動力を
伝達することによって全体が一体に回転し、また一部を
停止させることによって一体となって停止するようにな
っている。なお、以下の説明においては、これら一体の
ものについては、適宜1つの変速要素をあげ、他のもの
は( )内に示すものとする。
【0024】上述の入力軸3は、その後端側のフォーワ
ードクラッチC1を介して、リングギヤ6R(サンギヤ
7S)に連結されている。入力軸3は、また別のダイレ
クトクラッチC2を介して、サンギヤ5S(サンギヤ6
S)に連結されている。サンギヤ5S(サンギヤ6S)
の前端側には、ワンウェイクラッチF1のインナレース
が固定され、このワンウェイクラッチF1のアウタレー
スと、ケースTとの間には、3rdブレーキB2が配設
されている。さらに、サンギヤ5S(サンギヤ6S)前
側の、ダイレクトクラッチC2の外側には、ケースTに
固定されたバンド式の3rdコーストブレーキB1が配
設されている。サンギヤ5Sの外側のキャリヤ5Cと、
ケースTとの間には、ケース内側に固着された2ndブ
レーキB3が介装されている。キャリヤ5Cの外側のリ
ングギヤ5Rは、前述のように、キャリヤ6C、キャリ
ヤ7Cと一体に構成され、キャリヤ7Cは、さらに出力
軸9と一体となっている。最後に、キャリヤ7Cの外側
のリングギヤ7Rには、ケースTに固定された1st&
RevブレーキB4及びワンウェイクラッチF2が介装
されている。
【0025】なお、以上説明した各クラッチC0〜C2
及び各ブレーキB0〜B4は、いずれも油圧制御装置1
0の油圧サーボによって、各変速要素に対する係合、及
び解放が制御されるようになっている。また図1(b) に
示すように、油圧制御装置10は、センサ群12(セン
サ12a、12b…)の信号に基づくコンピュータ11
の指令に基づき、各ソレノイドS1,S2,S3,SL
N,SLT,SLUを作動によって制御される。
【0026】次に、図2を参照しながら、図1(a) の自
動変速機AT全体の動作を説明する。なお、図2の作動
表中の左端の、1st、2nd…は、自動変速機ATの
走行変速段に対応する。また、同表中黒丸は、エンジン
ブレーキ時に係合するものである。さらに、O/D入力
軸1、出力軸9の回転については、エンジンの回転がト
ルクコンバータTCを介して、O/D入力軸1に右回転
(図1の矢印K方向)として伝達され、さらにこの右回
転が、出力軸9に右回転を伝達するときは自動車は前
進、反対に左回転を伝達するときには、後進となるよう
に設定されているものとする。
【0027】まず、1速(1st)時は、各係合要素の
うちO/DダイレクトクラッチC0、フォーワードクラ
ッチC1、ワンウェイクラッチF0、F2が係合し、そ
の他の係合要素は開放状態になっている。この状態で
は、副変速ギヤ機構ODのプラネタリギヤユニット2
は、サンギヤ2Sとキャリヤ2CとがO/Dダイレクト
クラッチC0及びワンウェイクラッチF0によって一体
となり、これによって、リングギヤ2Rを含めて、全体
が一体となって回転する。したがって、O/D用変速ギ
ヤユニットODを介してO/D入力軸1と入力軸3とは
一体の状態、すなわち直結状態となり、O/D入力軸1
の右回転(矢印K方向)は、そのまま入力軸3の右回転
となって伝達される。入力軸3の右回転は、フォーワー
ドクラッチC1を介してリングギヤ6R(サンギヤ7
S)に右回転として伝達される。サンギヤ7Sの右回転
によって、キャリヤ7Cのピニオン7Pが左方向の回転
力を受け、リングギヤ7Rを右方向に回転しようとする
が、リングギヤ7Rの右回転は、ワンウェイクラッチF
2によって阻止されるため、結局キャリヤ7Cが右方向
の回転力を受け、これと一体の出力軸9も右方向の回転
を受ける。なお、上述の1速、そして後述する2速、3
速、4速については、O/DダイレクトクラッチC0及
びO/DワンウェイクラッチF0が係合された状態、す
なわちプラネタリギヤ2全体が一体回転し、O/D入力
軸1の回転がそのまま入力軸3に入力される。さらに1
速〜4速では、すべての場合にフォーワードクラッチC
1も係合されており、結局O/D入力軸1の回転は、プ
ラネタリギヤ2、入力軸3、フォーワードクラッチC1
を介して、中間のリングギヤ6R、後側のサンギヤ7S
に伝達されるようになっている。
【0028】つづいて、2速(2nd)では、O/Dダ
イレクトクラッチC0が解放されるが、O/Dワンウェ
イクラッチF0が係合して、プラネタリギヤ2は、上述
の1速の場合と同様の状態となり、O/D入力軸1の右
回転は、1速と同様に、そのままリングギヤ6R(サン
ギヤ7S)右回転として伝達される。さらに、フォーワ
ードクラッチC1、3rdブレーキB2、ワンウェイク
ラッチF1が係合し、その他の係合要素が開放状態とな
るため、リングギヤ6R(サンギヤ7S)が右回転する
と、これに噛合しているキャリヤ6Cのピニオン6P
は、右方向の回転力を受けてサンギヤ6S(サンギヤ5
S)に伝達するため、サンギヤ6S(サンギヤ5S)は
左回転する。このサンギヤ5Sの左回転は、2ndブレ
ーキB3によってロックされたキャリヤ5Cのピニオン
5Pの右回転によって、リングギヤ5Rに右回転として
伝達され、リングギヤ5Rと一体の出力軸9に右回転と
して伝達される。
【0029】次に、3速(3rd)では、O/D用プラ
ネタリギヤ2は、1速(2速)と同様に、O/Dダイレ
クトクラッチC0、O/DワンウェイクラッチF0が係
合するので、O/D入力軸1の右回転は、そのまま入力
軸3に右回転として伝達される。さらに、フォーワード
クラッチC1、3rdブレーキB2、ワンウェイクラッ
チF1が係合し、その他の係合要素が開放される。した
がって、入力軸3の右回転は、フォーワードクラッチC
1を介して、リングギヤ6Rに右回転として伝達され
る。これによって、キャリヤ6Cのピニオン6Pは、右
方向の回転力を受け、サンギヤ6Sを左方向に回転しよ
うとするが、サンギヤ6Sの前端側にはワンウェイクラ
ッチF1、3rdブレーキB2が係合されていて、サン
ギヤ6Sの回転は禁止され、したがって、キャリヤ6C
は、右方向に回転する。これにより、キャリヤ6Cと一
体の出力軸9は、右回転する。
【0030】次に、4速(4th)については、1速な
いし3速と同じように、O/DダイレクトクラッチC
0、O/DワンウェイクラッチF0が係合して、O/D
入力軸1の右回転が入力軸3に右回転として伝達され
る。さらに、フォーワードクラッチC1、ダイレクトク
ラッチC2が係合され、その他の係合要素は開放され
る。フォーワードクラッチC1の係合によって、入力軸
3の右回転は、リングギヤ6Rに伝達される。一方、ダ
イレクトクラッチC2に係合によって、サンギヤ6S
は、入力軸3及びリングギヤ6Rと一体となって回転す
る。このリングギヤ6Rとサンギヤ6Sとの一体回転に
よって、キャリヤ6Cはロックされ、プラネタリギヤ6
は、全体が一体となって回転する。したがって、入力軸
3と出力軸9とは、直結状態となり、入力軸3の右回転
は、そのまま出力軸9の右回転となって伝達される。
【0031】次に、5速(5th)では、フォーワード
クラッチC1、ダイレクトクラッチC2、O/Dブレー
キB0が係合され、その他の係合要素は開放される。こ
の状態においては、プラネタリギヤ5、6、7は、つま
り主変速ギヤ機構Mの状態は、上述の4速のときと同様
であり、入力軸3と出力軸9とは直結となる。4速と異
なるのは、O/D用変速ギヤユニットODのO/Dダイ
レクトクラッチC0が開放され、O/DブレーキB0が
係合されることである。これによって、サンギヤ2Sが
ロックされ、O/D入力軸1と一体のキャリヤ2Cの右
回転は、リングギヤ2R(入力軸3)に増速された右回
転として伝達される。したがって、出力軸9に対しても
増速された右回転となって伝達される。
【0032】なお、4速及び5速時に、3rdブレーキ
B2が係合状態になっているが、動力伝達には何等影響
を及ぼさない。
【0033】最後に、Rレンジでは、ダイレクトクラッ
チC2、O/DブレーキB0、1st&Revブレーキ
B4が係合され、その他の係合要素は開放される。プラ
ネタリギヤ2の状態は、上述の5速ときと同様で、した
がって、O/D入力軸1の右回転は、増速されて入力軸
3の右回転として伝達される。この入力軸3の右回転
は、ダイレクトクラッチC2を介してサンギヤ6Sに伝
達される。サンギヤ6Sの右回転によって、キャリヤ6
Cのピニオン6Pは、左方向の回転力を受け、リングギ
ヤ6Rに同方向の回転力を伝達する。これによってリン
グギヤ6Rと一体のサンギヤ7Sは、左方向に回転し、
サンギヤ7Sに噛合しているキャリヤ7Cのピニオン7
Pに右方向の回転力を伝達する。一方このピニオン7P
が噛合しているリングギヤ7Rは1st&Revブレー
キB4によってロックされており、このピニオン7Pが
左方向に回転し、これに伴いキャリヤ7Cは左回転す
る。キャリヤ7Cと一体の出力軸9は、結局、O/D入
力軸1及び入力軸3の右回転と反対の左方向に回転す
る。
【0034】また、エンジンブレーキ時は、1速におい
ては1st&RevブレーキB4が係合されて、プラネ
タリギヤ7のリングギヤ7Rを逆トルク作用時にも停止
して、1速状態を保持する。2速においては、O/Dダ
イレクトクラッチCOが係合されて、プラネタリギヤ2
のギヤ2Cを逆トルク作用時にも停止して、2速状態を
保持する。3速において、3rdコーストブレーキB1
が係合されて、プラネタリギヤ5のサンギヤ5Sを停止
し、3速状態を保持する。なお、4速及び5速にあって
は、ワンウェイクラッチを介在しておらず、エンジンブ
レーキが作動するが、車輪からエンジンに作用するトル
クは小さく、またシフトに際してのショックも小さい。
【0035】ついで、図3に沿って、本発明に係る油圧
制御装置の第1の実施例について説明する。
【0036】本油圧制御装置20は、2−3タイミング
バルブ21、B−2オリフィスコントロールバルブ22
及びB−3コントロールバルブ23を有している。な
お、図中25は1−2シフトバルブ、26は2−3シフ
トバルブ、27は3−4シフトバルブ、29はC−Oイ
グゾーストバルブであり、そしてB−2は3rdブレー
キ用油圧サーボ、30はB−2用アキュムレータ、B−
3は2ndブレーキ用油圧サーボ、31はB−3用アキ
ュムレータ、C−OはO/Dダイレクトクラッチ用油圧
サーボ、32はC−O用アキュムレータである。
【0037】2−3タイミングバルブ21は、スプール
21aの一端フィードバック油室a1 に油圧サーボB−
2からの油路aが連通されており、他端制御油室b1
リニアソレノイドバルブSLUからの油路bが連通され
ており、かつその段差部からなるフィードバック油室c
1 及びドレーンポートEXに連通し得る調圧ポートc2
に、2ndブレーキB3解放時、該油圧サーボB−3か
ら油路g,d及び2−3シフトバルブ26を介して連通
する油路cが連通している。更に、該油路cには小径
(例えばφ1)のオリフィス33を介して油路eが連通
しており、該油路eはB−2オリフィスコントロールバ
ルブ23のポートe1 に連通している。なお、リニアソ
レノイドバルブSLUは、前記制御装置(ECU)11
(図1(b))からの信号に基づき、入力トルクに比例し
た油圧を発生する。
【0038】B−2オリフィスコントロールバルブ22
は、ライン圧油路PL が連通しているポートp1 ,p
2 、油圧サーボB−2からの油路aに連通しているポー
トa2、B−3コントロールバルブ23からの油路fに
連通しているポートf1 及び2−3シフトバルブ26か
らの油路nに連通しているポートn3 ,n4 の他、油圧
サーボB−3からの油路gに連通しているポートg1
びB−3用アキュムレータ31からの油路hに連通して
いるポートh1 を備えており、そしてスプールの一端の
制御油室22aにはスプリングが縮設されていると共に
ライン圧(4速以上)又はソレノイドバルブ(S3)か
らの制御圧(3速以下)が3−4シフトバルブ27を経
由して供給される。なお、油圧サーボB−2からの油路
aと2−3タイミングバルブ26からの油路nとはチェ
ックバルブ付きオリフィス34を介して連通している。
【0039】B−3コントロールバルブ23は、2−3
シフトバルブ26からの油路dに連通しているポートd
1 、油圧サーボB−3からの油路gに連通しているポー
トg2 ,g3 、前記油路fに連通しているポートf2
び3速信号に基づく油圧が供給される制御油室iを有し
ており、そしてスプール一端の制御油室b2 に前記リニ
アソレノイドSLUからの制御圧が供給されている。ま
た、2−3シフトバルブ26からの油路dと油圧サーボ
B−3への油路gとは、オリフィス及びチェックバルブ
35を介して連通されている。また、B−2用アキュム
レータ30及びB−3用アキュムレータ31は、それぞ
れ背圧室30a,31aを有しており、これら背圧室に
は同じアキュムレータコントロール圧Pacc が供給され
る。
【0040】ついで、本第1の本実施例による作用につ
いて説明する。
【0041】まず1→2シフト時について説明するに、
マニュアルバルブのDレンジポートからのライン圧が、
1−2シフトバルブ25のポートj及び2−3シフトバ
ルブ26のポートkを介して油路dに供給され、更にリ
ニアソレノイドバルブSLUからの制御圧(b2 )によ
り上半位置にあるB−3コントロールバルブ23のポー
トd1 及びg3 そして油路gを介して油圧サーボB−3
に供給される。この際、B−2オリフィスコントロール
バルブ22はソレノイドバルブS3からの信号圧に基づ
き上半位置にあり、ポートg1 とh1 とが連通してお
り、従って前記油圧サーボB−3への油圧は、油路h1
を介してB−3用アキュムレータ31にも供給される。
【0042】そして、該バルブ23のポートd1 及びg
3 を経由した油圧により、素早く2ndブレーキB3の
摩擦板が接触を開始すると共にアキュムレータ31が作
動を開始すると(ファストフィル)、B−3コントロー
ルバルブ23は下半位置に切換えられる。すると、油路
dからのライン圧は、該調圧及びオリフィス35を介し
て油圧サーボB−3及びアキュムレータ31に供給さ
れ、該アキュムレータ31の特性に応じて油圧サーボB
−3の油圧を上昇し、2ndブレーキB3を滑らかに係
合する。この際、B−3用アキュムレータ31は、その
背圧室31aにアキュムレータコントロール圧Pacc
供給されて、適正な背圧制御が行なわれる。
【0043】なお、2速状態にあっては、油路dのライ
ン圧がC−Oイグゾーストバルブ29の制御油室d2
供給され、該バルブは右半位置にあって、Dレンジライ
ン圧ポートlとポートmとを遮断して油圧サーボC−O
をドレーンし、O/DダイレクトクラッチC0を切断し
ている。
【0044】ついで、2ndブレーキB3を開放すると
共に3rdブレーキB2を係合する、つかみ換えを必要
とする2→3シフト時について説明する。2−3シフト
バルブ26がポートn1 及びoが連通するように切換え
られ、Dレンジライン圧が1−2シフトバルブのポート
j及び2−3タイミングバルブ26のポートn1 を介し
て油路nに供給され、更にオリフィス34及び油路aを
介して油圧サーボB−2及びB−2用アキュムレータ3
0に供給されると共に、2−3シフトバルブ21の一端
フィードバック油室a1 に供給される。一方、油圧サー
ボB−3からの解放圧は、油路g,d、2−3シフトバ
ルブ26のポートo及び油路cを介して2−3タイミン
グバルブ21の段差フィードバック油室c1 に供給され
ると共に、調圧ポートc2 からドレーンポートEXに適
宜ドレーンされる。
【0045】そして、該2→3シフト中(変速中)にあ
っては、B−2オリフィスコントロールバルブ22はポ
ートp1 に作用するライン圧PL に基づき下半位置にあ
り、ポートe1 とn4 が連通して、油路nからのライン
圧が油路e及びオリフィス33を介して油路cに供給さ
れており、またポートg1 とh1 とが遮断されて、油圧
サーボB−3とアキュムレータ31との連通は断たれ、
該B−3用アキュムレータ31にはライン圧ポートp2
からのライン圧がポートh1 を介して作用している。
【0046】一方、2−3タイミングバルブ21の制御
油室b1 には、リニアソレノイドバルブSLUから入力
トルクに比例した油圧が作用しており、従って油室a1
及びc1 にそれぞれ作用する油圧サーボB−2の供給圧
と油圧サーボB−3の解放圧は、該入力トルクに基づく
制御油圧に対応して、両油圧サーボの圧力がバランスし
ている。即ち、それぞれスプールの油圧作用面積に基づ
く係数をα、β,γとすると、油圧サーボB−2の供給
圧P2 、油圧サーボB−3の解放圧P3 及び入力トルク
に比例する制御油圧PS は、αP2 +βP3 =γPS
なる。そして、油路cからの解放圧は、調圧ポートc2
が遮断されるか又はドレーンポートEXに連通するかに
より調圧される。
【0047】この際、解放側の油圧サーボB−3は、ア
キュムレータ31との連通が断たれているため、該油圧
サーボの係合時(前述した1→2シフト時)に合せて設
定されているアキュムレータが上記2→3シフト時に影
響を与えることがなく、また係合側の油圧サーボB−2
に合せてアキュムレータ30の背圧制御がなされるが、
共通するアキュムレータコントロール圧Pacc がB−3
用アキュムレータ31を干渉して2→3シフト時に悪影
響を及ぼすことを防止している。更に、解放側油圧サー
ボB−3から油路cを介して2−3タイミングバルブ2
1の段差フィードバック油室c1 に作用する油圧だけで
は、2−3タイミングバルブ21による油圧サーボB−
3の解放圧の調圧容量が不足、特に変速初期において容
量が不足することがあるが、該油路cには、油路nから
の供給圧がポートn4 及びe1 、油路e及び小径オリフ
ィス33を介して供給されており、油圧サーボB−3に
対する調圧の容量が不足することはなく、常に2−3タ
イミングバルブ21にて適性に調圧される。
【0048】これにより、2→3シフト時、油圧サーボ
B−3はアキュムレータ31の影響を受けることなく、
かつ2−3タイミングバルブ21は油圧サーボB−3に
対する解放圧の容量が不足することなく、両油圧サーボ
B−2及びB−3が、リニアソレノイドバルブSLUか
らの入力トルクに比例した油圧に対応して適性にバラン
スして、2ndブレーキB3が解放すると共に3rdブレー
キB2が係合するつかみ換えを、シフトショックを生ず
ることなく滑らかに行われる。
【0049】そして、2→3シフトの変速作動即ちつか
み換え作動が終了した状態で、ソレノイドバルブS3か
らの制御油圧に基づきB−2オリフィスコントロールバ
ルブ22が上半位置に切換えられる。この状態では、ポ
ートe1 とn4 が断たれて、油路eへの油圧供給が遮断
されると共に、ポートn3 とa2 が連通して、油路nか
らのライン圧が大径オリフィス38を介して油圧サーボ
B−2に供給され、該油圧サーボは素早く満たされる。
【0050】なお、上記変速後のバルブ22の切換えに
より、ポートg1 とh1 とが連通して、ライン圧にて満
たされているアキュムレータ31の油圧が油路gに流れ
るが、この状態では、B−3コントロールバルブ23は
ポートiに3速信号圧が供給されて上半位置にあり、上
記油路gへの油圧は、ポートg3 とd1 を介してポート
2 からドレーンポートEXにドレーンされる。また、
2→3シフト時にあっては、C−Oイグゾーストバルブ
29の制御油室d2 に油圧サーボB−3からの解放圧が
作用し、該バルブ29は右半位置にあって、油圧サーボ
C−Oは解放状態にあるが、該シフトが終了して3速段
になると、制御油室d2 の解放圧もなくなり、該バルブ
29はスプリングにより左半位置に切換えられる。この
状態では、4−5シフトバルブを経由してDポートライ
ン圧がポートl,mを介して油圧サーボC−Oに供給さ
れる。
【0051】ついで、3→2ダウンシフト時ついて説明
する。まず、2→3シフトバルブ26がポートk及びq
が連通するように切換えられ、Dポートライン圧が1−
2シフトバルブ25のポートj、2−3シフトバルブの
ポートkを介して油路dに供給され、前述したようにC
−Oイグゾーストバルブ26を右半位置に切換えて油圧
サーボC−Oをドレーンする。同時に、該変速初期にあ
っては、リニアソレノイドバルブSLUからの制御圧に
よりB−3コントロールバルブ23は上半位置にあり、
ポートd1 とg3 とが連通状態にあって、前記油路dの
ライン圧は素早く油路gに供給され、油圧サーボB−3
を、ブレーキB3の摩擦板が係合を開始するまで素早く
上昇する(ファストフィル)。
【0052】一方、3→2シフト中にあっては、B−2
オリフィスコントロールバルブ22は下半位置にあり、
従ってポートg1 とh1 とが断たれて、油圧サーボB−
3はアキュムレータ31と遮断されており、上述したフ
ァストフィルに際し、油圧サーボB−3は、アキュムレ
ータ31に影響されることなく、素早く昇圧されと共
に、ポートf1 がドレーンポートEXに連通して、油路
fからの油圧をドレーンする。また、油圧サーボB−2
からの解放油圧は、アキュムレータ30の作用の基に、
油路a及びチェックバルブ34を通って油路nに導か
れ、更に2−3シフトバルブ26のポートqを通ってド
レーン(EX)される。
【0053】そして、油圧サーボB−3が所定圧に達す
ると、リニアソレノイドバルブSLUからの圧を低下し
て、ポートg2 からのフィードバック圧と相俟って、B
−3コントロールバルブ23はポートg3 が供給ポート
1 に連通する位置と、ポートf2 に連通してポートf
1 からドレーンされる位置とに切換えられ、油圧サーボ
B−3の昇圧は比較的低圧状態におさえられる(低圧待
機)。これにより、3rdブレーキB2は滑らかに解放
が進行して、同期点に近づくとリニアソレノイドバルブ
SLUからの制御圧を再び増加し、油圧サーボB−3の
油圧はコントロールバルブ23により上昇し滑らかな同
期を達成する。この際、油圧サーボB−3は、アキュム
レータ31に影響されることなく、素早く昇圧されて、
2ndブレーキB3を素早くかつ完全に係合する。その
後、B−2オリフィスコントロールバルブ22をソレノ
イドバルブS3からの制御圧を排出することにより上半
位置に切換えられ、ポートa2 とn3 が連通して、油圧
サーボB−2の解放圧は油路n、ポートqを通って素早
くドレーンされると共に、ポートf1 が閉塞され、B−
3コントロールバルブ23のポートg3 とf2 とが連通
しても、油路gの油圧がドレーンすることを阻止する。
なお、該バルブ22の切換えにより、油圧サーボB−3
とライン圧が供給されているアキュムレータ31とが連
通する。
【0054】これにより、油圧サーボB−3を、アキュ
ムレータ31の影響を受けることなく素早く昇圧し、油
圧サーボB−2の解放と相俟って、3rdブレーキB2
の解放及び2ndブレーキB3の係合に係るつかみ換え
によるダウンシフトを素早くかつ滑らかに行うことがで
きる。なお、エンジンブレーキ作動時(コースト時)
も、同様に作用する。
【0055】ついで、図4に沿って、本発明の第2の実
施例について説明する。
【0056】該第2の実施例は、前述した第1の実施例
(図3参照)と基本構成において同一であり、該基本構
成に、ダブルフェールセーフとしてB−3アプライバル
ブ40を付設している。該バルブ40は、スプールの一
端制御室40aにライン圧PL が供給されていると共
に、他端制御室a5 に、油圧サーボB−2からの油路a
が油路a′を介して連通しており、また前記油路nに連
通しているポートn5 及びポートr1 を有している。
【0057】更に、該ポートr1 は油路r及び前記オリ
フィス33(図3参照)と同様な小径オリフィス33を
介して前記油路cに連通しており、また1−2シフトバ
ルブ25のポートjからの油路j′に、油路p′が分岐
して延びており、該油路p′は、B−2オリフィスコン
トロールバルブ22の前記ポートp2 (図3参照)に相
当するポートp2 に連通している。なお、本実施例のB
−2オリフィスコントロールバルブ22は、第1の実施
例であったポートn4 ,e1 は不要のためなくなってお
り また制御油室22aには、3−4シフトバルブを経
由して、4速以上にあっては解放(ドレーン)され、3
速以下ではソレノイドバルブS3からの制御圧が供給さ
れる。そして、該ソレノイドバルブS3に基づき、該コ
ントロールバルブ22は、2速以下では上半位置に、2
−3変速中及び3速以上にあっては下半位置に切換えら
れる。
【0058】ついで、本第2の実施例の作用について説
明する。
【0059】1→2シフト時にあっては、油圧サーボB
−2は解放状態にあり、従って油路a,a′を介してB
−3アプライバルブ40の制御室a5 は解放状態にあっ
て、該バルブ40は左半位置にある。そして、前述した
第1の実施例と同様にB−2オリフィスコントロールバ
ルブ22は上半位置にあって、ポートg1 とh1 が連通
し、油圧サーボB−3がアキュムレータ31の作用の基
に、前述と同様に油圧が供給される。
【0060】2→3シフト時にあっては、前述した第1
の実施例と同様に、油路nからのライン圧がオリフィス
34及び油路aを介して油圧サーボB−2に供給される
と共に、油圧サーボB−3は、油路g、B−3コントロ
ールバルブ23のポートg3,d1 、油路d、2−3シ
フトバルブ26のポートo及び油路cを介して、2−3
タイミングバルブ21のポートc2 から調圧・ドレーン
(EX)される。この際、同様に、2−3タイミングバ
ルブ23にて、入力トルクにて比例した制御圧の基で、
油圧サーボB−2の供給圧と、油圧サーボB−3の解放
圧がバランスされる。
【0061】そして、本実施例では、前記油圧サーボB
−2への供給圧が油路a′を介してB−3アプライバル
ブ40の制御油室a5 に供給されており、該油圧サーボ
B−2と連通するアキュムレータ30がオリフィス34
を経由する油圧によって完全に満たされていない状態、
即ち該アキュムレータのピストンが移動中で3rdブレ
ーキB2が完全に係合しない変速中にあっては、前記制
御油室a5 に作用する圧はライン圧に至らずに、下方制
御油室40aに作用するライン圧に基づき該B−3アプ
ライバルブ40は依然として左半位置にある。従って、
油路nからの供給圧は、ポートn5 及びr1 そして油路
r及びオリフィス33を介して油路cに供給され、前述
第1の実施例と同様に、2−3タイミングバルブ21の
調圧ポートc2 に供給され、解放側油圧サーボB−3に
対する調圧容量が不足することを防止している。
【0062】そして、アキュムレータ30が完全に満た
され、3rdブレーキB2が完全に係合して3速状態に
なると、油圧サーボB−2もライン圧と同圧になり、油
路a′を介してB−3アプライバルブ40の制御油室a
5 に供給される。この状態では、該バルブ40の上下制
御油室a5 ,40aの作用圧が同じになるため、スプリ
ングに基づき該バルブ40は右半位置となり、供給ポー
トn5 が遮断されると共に、ポートr1 がドレーンポー
トEXに連通する。従って、油圧サーボB−3からの解
放圧は、油路g,d、ポートo及び油路c,rを介して
ポートr1 から確実に排出される。
【0063】これにより、バルブ、例えば2−3タイミ
ング21が故障して上半位置に固定されたとしても、油
圧サーボB−2への供給油圧が上昇してライン圧に達す
ると、該供給油圧に基づきB−アプライバルブ40は確
実に右半位置に切換えられ、解放側の油圧サーボB−3
は確実にドレーンされる。従って、両油圧サーボB−
2,B−3が共に供給状態となって、2ndブレーキB
3及び3rdブレーキB2がタイアップ状態となことが
確実に防止される。
【0064】なお、B−2オリフィスコントロールバル
ブ22は3速状態(変速後)になっても、下半位置に保
持され、B−3用アキュムレータ31には油路p′、ポ
ートp2 、h1 及び油路hを介してライン圧が供給され
る。
【0065】3→2シフト中にあっては、B−2オリフ
ィスコントロールバルブ22は下半位置のままで、ポー
トg1 とh1 とは遮断されて、油圧サーボB−3は、ア
キュムレータ31と連通を断たれた状態になり、前述し
たように、アキュムレータに影響されることなくファス
トフィルが行われる。そして、油圧サーボB−2からの
解放圧は、油路a,nを介して2−3シフトバルブ26
により排出される。
【0066】ついで、図5の沿って、更に変更した第3
の実施例について説明する。
【0067】上述した第1及び第2の実施例では、油圧
サーボB−3からの解放圧に、小径オリフィス33を介
して油圧サーボB−2への供給圧を供給して容量不足を
補い、2−3タイミングバルブ21により、該解放圧の
ドレーン量(ポートc2 とポートEXの連通量)を制御
して該解放圧を調圧しているが、本実施例は、供給圧を
制御することにより解放側の圧力を調圧するものであ
る。
【0068】本実施例による2−3タイミングバルブ2
1は、前記油圧サーボB−2に連通する供給側フィード
バック油室a1 、油圧サーボB−3に連通する解放側フ
ィードバック油室c1 、リニアソレノイドバルブSLU
に連通する制御油室b1 、解放圧調圧ポートc2 及びド
レーンポートEXの外、圧供給ポートr2 を有する。そ
して、該供給ポートr2 は油路r及びオリフィス付チェ
ックバルブ41を介して前記B−3アプライバルブ40
のポートr1 に連通している。なお、B−2オリフィス
コントロールバルブ22の一方の制御油室22bに、先
の実施例ではライン圧を供給していたところ(p1 )、
本実施例ではスプリング22cを介在しているが、機能
において同一である。
【0069】本実施例は以上のような構成からなるの
で、2→3シフト時、前述実施例と同様に、2−3タイ
ミングバルブ21の供給側フィードバック油室a1 に油
圧サーボB−2への供給圧が導かれ、また解放側段差フ
ィードバック油室c1 に、油圧サーボB−3からの解放
圧が油路g,d,cを介して導かれ、更に制御油室b1
に、リニアソレノイドバルブSLUから入力トルクに比
例した油圧が供給され、これら油圧がバランスするよう
に調圧される。
【0070】そして、油圧サーボB−2への油圧は、油
路a′を介してB−3アプライバルブ40の制御油室a
5 に導かれるが、アキュムレータ30が満たされない状
態にあっては、該バルブは左半位置にあり、油路nから
油圧サーボB−2への供給圧が、ポートn5 ,r1 及び
油路rを介して供給ポートr2 に導かれる。これによ
り、2−3タイミングバルブ21にあっては、調圧ポー
トc2 が該供給ポートr2 又はドレーンポートEXに前
記バランスに基づき連通して、該調圧ポートc2即ち解
放側の油圧を、供給ポートr2 からの供給圧を調圧する
ことにより調圧される。
【0071】ついで、図6ないし図9に沿って、本発明
の第4の実施例について説明する。
【0072】本実施例は、第2の実施例(図4参照)を
基本にしているが、B−3用アキュムレータ31を廃止
して、1⇔2シフト時、B−3コントロールバルブ23
にて油圧サーボB−3の昇圧を制御する。従って、本実
施例では2−3タイミングバルブ22は、油圧サーボB
−3とアキュムレータ31の断接に係るポートg1 ,h
1 ,p2 及び油路p′(図4参照)が廃止される。
【0073】そして、本実施例は、図7に示すように、
変速の種類に対応して、制御部11(図1参照)からの
信号に基づきリニアソレノイドバルブSLUが制御され
る。
【0074】1→2シフト(変速)時には、図8(a) に
示すように、リニアソレノイドバルブSLUのデューテ
ィ比が制御される。まず、1→2シフト信号に基づき、
リニアソレノイドバルブSLUは一旦100%のデュー
ティ比として応答性を確保し、ついで徐々に増加して制
御圧PS を増加し、該制御圧PS に基づき、前述したよ
うにB−3コントロールバルブ23を調圧制御する。即
ち、スプール23aには、ポートg2 からのフィードバ
ック圧P3 とポートb2 からの制御油圧PS が作用し、
油圧サーボB−3へのポートg3 が、油路dからの供給
ポートd1 とドレーンポートf2 (油路f及び下半位置
にあるバルブ22のポートf1 を介してドレーンポート
EXに連通)とに所定割合にて連通し、油圧サーボB−
3への供給圧が調圧される。なお、リニアソレノイドバ
ルブSLUは、制御部への入力トルク信号に基づき、点
線及び実線に示すように入力トルクに応じて制御圧が変
更される。
【0075】そして、該油圧サーボB−3の油圧P3
所定圧に達して2ndブレーキB3のトルク相が終了す
ると、リニアソレノイドバルブSLUのデューティ比を
再び増加して、制御圧PS を高め、B−3コントロール
バルブ23を上半位置に切換えて、油路dのライン圧
を、ポートd1 ,g3 及び油路gを介して油圧サーボB
−3に供給して、油圧サーボB−3の油圧を急速に高め
る。この際、同時に、ソレノイドバルブS3をオフに切
換えて、B−2オリフィスコントロールバルブ22を上
半位置に切換え、ポートf1 を遮断する。
【0076】同様に2→1シフト(変速時)、図8(b)
に示すように、リニアソレノイドバルブSLUがデュー
ティ制御され、B−3コントロールバルブ23が調圧さ
れて、油圧サーボB−3の解放圧が制御される。
【0077】これにより、1⇔2シフト時、油圧サーボ
B−3にアキュムレータがなくとも、B−3コントロー
ルバルブ23により調圧され、該油圧サーボB−3は、
シフトショックの少ない特性にて昇圧・降圧し得る。
【0078】2→3シフト(変速)時、図9(c) に示す
ように、リニアソレノイドバルブSLUは入力トルクに
比例したデューティ比により制御され、制御圧PS は入
力トルクに比例する。そして、該制御圧PS は、2−3
タイミングバルブ21の制御油室b1 に供給され、前述
したように、該制御圧に対応して、油圧サーボB−2へ
の供給圧(P2 )と油圧サーボB−3からの解放圧(P
3 )がバランスされる。
【0079】これにより、前述したように、2−3タイ
ミングバルブ21は、油圧サーボB−2の昇圧に応じて
油圧サーボB−3からの解放圧が調圧され、そして図9
(d)に示すように、それぞれ入力トルクに応じて、油圧
サーボB−3からの解放圧P3 が降圧し、油圧サーボB
−2への供給圧P2 が昇圧して、2ndブレーキB3及
び3rdブレーキB2のつかみ換えが滑らかに行なわれ
る。
【0080】3→2シフト(変速)時、図9(e) に示す
ように、リニアソレノイドバルブSLUがデューティ制
御される。即ち、3→2シフト信号に基づき、デューテ
ィ比が一旦100%に制御され、制御圧PS を急速に昇
圧し、その後デューティ比を低下して、制御圧PS を所
定状態に維持する。
【0081】これにより、前述したように、油圧サーボ
B−2の解放圧P2 は降圧されると共に、油圧サーボB
−3への供給圧は、B−3コントロールバルブ23のポ
ートd1 とg3 と一旦全通して、油圧サーボB−3に急
速に上昇する。この際、B−3用アキュムレータがない
ため、油圧サーボB−3へのファストフィルが確実に行
なえる。そして、該油圧サーボB−3の油圧が2ndブ
レーキB3の摩擦板が接触し始める圧力なると、該コン
トロールバルブ23は、前記制御圧PS の所定維持及び
ポートg2 からのフィードバック圧に基づき、供給ポー
トd1 は、ドレーンポートf2 とポートg3 との間で連
通制御され、該油圧サーボB−3の圧力が所定低圧状態
に保持される。
【0082】そして、2ndプレッシャB3と3rdブ
レーキB2のつかみ換え同期点近傍において、リニアソ
レノイドバルブSLUは制御圧PS が徐々に急速に上昇
するようにデューティ制御され、油圧サーボB−3を徐
々に昇圧し滑らかな同期を達成する。この際、同様に油
圧サーボB−3に連通するアキュムレータがないので、
2ndブレーキB3は、確実に係合する。これにより、
3→2シフトに伴う2ndブレーキB3と3rdブレー
キB2のつかみ換えが、素早くかつ滑らかに行なわれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明を適用し得る5速自動変速機の概
略を示す図、(b) はその電気制御を示す概略図。
【図2】5速自動変速機の各変速段における各摩擦係合
要素の作動を示す図。
【図3】本発明に係る油圧制御装置の第1の実施例を示
す油圧回路図。
【図4】第2の実施例を示す油圧回路図。
【図5】第3の実施例を示す油圧回路図。
【図6】第4の実施例を示す油圧回路図。
【図7】第4の実施例に係るフロー図。
【図8】第4の実施例に係る各油圧の状態を示し、(a)
は1→2変速時、(b) は2→1変速時、を示す。
【図9】第4の実施例に係る各油圧の状態を示し、(c)
は2→3変速時の制御油圧、(d) はそのクラッチ圧の変
化、(e) は3→1変速時、を示す。
【符号の説明】
11 制御部(コンピュータ) 21 つかみ換え(2−3)タイミングバルブ 22 切換えバルブ(B−2オフコントロールバル
ブ) 23 B−3コントロールバルブ 31 アキュムレータ B2 第1の摩擦係合要素(3rdブレーキ) B3 第2の摩擦係合要素(2ndブレーキ) B−2 第1の油圧サーボ B−3 第2の油圧サーボ a1 第1のフィードバック油室 b1 制御油室 c1 第2のフィードバックの油室 c2 調圧ポート SLU 制御油圧発生手段(リニアソレノイドバル
ブ) 33,e,n 解放圧補償手段(オリフィス、油
路) r,r2 解放圧補償手段(油路、供給ポー
ト)
フロントページの続き (72)発明者 山本 義久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 新美 守 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 大庭 秀洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 木村 弘道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−228150(JP,A) 特開 平3−292459(JP,A) 特開 平4−307167(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 61/00 - 61/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定変速時、第1の摩擦係合要素を係合
    すると共に第2の摩擦係合要素を解放する、つかみ換え
    を行う自動変速機における油圧制御装置において、 前記第1の摩擦係合要素を操作する第1の油圧サーボ
    と、 前記第2の摩擦係合要素を操作する第2の油圧サーボ
    と、 制御部からの信号に基づき、走行状況に応じた油圧を発
    生する制御油圧発生手段と、 前記第1の油圧サーボに連通する第1のフィードバック
    油室と、前記第2の油圧サーボに連通する第2のフィー
    ドバック油室と、前記制御油圧発生手段に連通する制御
    油室と、前記第2の油圧サーボに連通し、該油圧サーボ
    に作用する解放圧を調圧する調圧ポートとを有し、スプ
    ールの一方向に向けて前記第1及び第2のフィードバッ
    ク油室の油圧を作用し、かつ他方向に向けて前記制御油
    室の油圧を作用して、該制御油室の油圧の基で、前記第
    1の油圧サーボへの供給圧の昇圧に対応して前記第2の
    油圧サーボの解放圧を調圧する、つかみ換えタイミング
    バルブと、 前記第1の油圧サーボへに供給圧を前記調圧ポートに作
    用し、該調圧ポートにより調圧される解放圧の容量を補
    償する解放圧補償手段と、 を備えてなる、自動変速機における油圧制御装置。
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