JP3085526B2 - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JP3085526B2
JP3085526B2 JP09301908A JP30190897A JP3085526B2 JP 3085526 B2 JP3085526 B2 JP 3085526B2 JP 09301908 A JP09301908 A JP 09301908A JP 30190897 A JP30190897 A JP 30190897A JP 3085526 B2 JP3085526 B2 JP 3085526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特にデータ線の浮遊容量をプリチャージする半導
体記憶装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】スタティックRAMは、複数のワード線と
複数のデータ線をそれぞれ択一的に選択駆動する事によ
って多数の記憶セルの中の任意の記憶セルが選択される
とともに、各データ線をそれぞれプリチャージするため
のトランジスタがデータ線毎に設けられている。この記
憶セルは行と列のマトリックス状に配置されて記憶アレ
イをなす。
【0003】この記憶アレイには、それぞれ複数ずつの
ワード線およびデータ線が行方向及び列方向に付線され
ている。
【0004】ここで、いずれか1つの行のワード線を選
択すると、この選択ワード線上の多数の記憶セルがそれ
ぞれデータ線に接続される。
【0005】このとき、いずれか1つの列のデータ線を
選択すると、この選択データ線と上記選択ワード線の交
差個所に接続された記憶セルが選択される。
【0006】そして、この選択記憶セルに対する記憶情
報の読み出しあるいは書き込みが上記選択データ線を介
して行われるようになる。この記憶情報の読み出しに
は、差動アンプにより2本のデータ線の電位差を検出し
て行っている。
【0007】このため読みだし前に2本のデータ線を充
電し、電位を合わせる動作としてプリチャージを行う。
プリチャージは記憶セルが選択される前にプリチャージ
トランジスタを動作させ、データ線の浮遊容量に電荷を
充電する。
【0008】2本のデータ線の電位差を検出する差動ア
ンプにより電位差を検出する事で読み出し動作を行う事
から、記憶セルからの僅かな電流で、2本のデータ線の
電位差を発生させることで動作するため、動作速度を下
げることなく、記憶セルサイズの削減、メモリ容量増大
に伴うデータ線の浮遊容量の増大の影響を受けない。
【0009】しかし、読みだし前にプリチャージするた
めには、各データ線の浮遊容量を充電する電流がプリチ
ャージトランジスタを介して流れるので、この充電電流
の総量は、データ線の数に比例する。
【0010】例えば、64個のデータ線が配列されてい
て、データ線1対あたりに0.15mAの充電電流が流
れるとすると、全体としては0.15mA×64=9.
6mAの負荷電流が選択時に流れる。
【0011】また、データ線を充電するために、プリチ
ャージトランジスタは、データ線毎に必要で、例えば6
4個のデータ線を持っていると、64個のプリチャージ
トランジスタが必要になる。プリチャージトランジスタ
を動作させるのに必要な電流は、例えば1個あたり0.
15mAの電流が流れるとすると、全体としては0.1
5mA×64=9.6mAの電流が、プリチャージ用の
トランジスタを動作させるのに流れることになる。
【0012】ここで、動作速度を早くするときには、プ
リチャージ時間を短くし、プリチャージトランジスタの
Gmを大きくする。
【0013】プリチャージトランジスタのGmを大きく
すると、プリチャージトランジスタのゲート容量が増大
する。また、プリチャージトランジスタのGmが大きく
なると、プリチャージトランジスタのゲート容量が増大
し、ゲート容量の充電には、データ線の充電に比べて電
流が大きくなり、特に高速なメモリの場合には、メモリ
回路の消費電流の多くをしめている問題がある。
【0014】従来、充電電流を減少させるために、プリ
チャージをデータ線毎に選択的に制御する方法を取り、
データ線の充電とプリチャージトランジスタのゲート容
量の充電を減少させていた。
【0015】しかし、マイコンのメモリとして接続する
際は、プリチャージまでにアドレスが確定している回路
構成は、とれなく、プリチャージ終了後にアドレスが確
定する回路構成になるため、プリチャージ終了後でない
とアドレスが確定しない。
【0016】このためプリチャージ期間にどのデータ線
のプリチャージを行うべきか判らないのでデータ線毎に
プリチャージを選択する事はできない問題点がある。
【0017】もし、プリチャージ前のアドレスにより、
プリチャージするデータ線を決めてしまうと、確定して
いないアドレスを使う事になり、間違ったデータ線のプ
リチャージをしてしまう事が起こり、読み出しをしよう
とする、データ線のプリチャージが完全に行われない問
題が発生する。
【0018】このため、プリチャージをデータ線毎に選
択的に制御する事ができない。かかる問題点を解決する
一例が特開昭61−9892号公報に示されている。本
公報には、複数のワード線と複数のデータ線をそれぞれ
択一的に選択駆動することによって多数の記憶セルの中
の任意の記憶セルが選択されると共に、各データ線をそ
れぞれプリチャージするためのインピーダンス素子がデ
ータ線毎に設けられた記憶装置であって、各インピーダ
ンス素子の等価インピーダンスをデータ線ごとに可変制
御するようになすとともに、選択されたデータ線に設け
られたインピーダンス素子だけを相対的に低インピーダ
ンス化するようにしたことを開示している。
【0019】かかる制御は、特にスタティックRAMに
好適で、プリチャージのために電源からnMOSトラン
ジスタを介して各データ線毎に接続され、該nMOSト
ランジスタのゲート端子に各データ線に必要な電流を流
すように、また制御可変電圧を供給できるように、電源
と接地電位間にpMOSトランジスタを直列に接続し
て、その接続点に該nMOSトランジスタのゲート端子
を接続するようにして、インピーダンス素子として動作
させている。
【0020】しかしながら、この公報においても上述し
た、確定していないアドレスを使う場合があり、間違っ
たデータ線のプリチャージをしてしまうことが起こり、
読み出しをしようとするデータ線のプリチャージが完全
に行われないという問題が残っている。
【0021】[発明の目的]本発明の目的は、記憶装置
のプリチャージを十分行うと共に、消費電流削減を可能
にする技術を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、複数のワード線と複数のデータ線をそれ
ぞれ択一的に選択駆動することによって多数の記憶セル
の中の任意の記憶セルが選択されるとともに、前記各デ
ータ線をそれぞれプリチャージするためのプリチャージ
スイッチを複数並列に持つ記憶装置であって、前記デー
タ線をプリチャージする複数並列に接続したプリチャー
ジスイッチを選択制御する制御回路を備え、前記制御回
路には前記記憶セルの動作環境温度と前記記憶セルの動
作周波数との相関関係とから前記プリチャージスイッチ
を選択するメモリテーブルと、前記動作周波数から前記
プリチャージする時間を設定するタイミング回路とを備
えたことを特徴とする。
【0023】
【0024】さらに、本発明は、複数のワード線と複数
のデータ線をそれぞれ択一的に選択駆動することによっ
て多数の記憶セルの中の任意の記憶セルが選択されると
ともに、前記各データ線をそれぞれプリチャージするた
めのプリチャージスイッチを複数並列に持つ記憶装置で
あって、前記データ線をプリチャージする複数並列に接
続したプリチャージスイッチを選択制御する制御回路を
備え、前記制御回路には前記記憶セルの製造条件と前記
記憶セルの動作周波数との相関関係とから前記プリチャ
ージスイッチを選択するメモリテーブルと、前記動作周
波数から前記プリチャージする時間を設定するタイミン
グ回路とを備えたことを特徴とする。
【0025】またさらに、複数のワード線と複数のデー
タ線をそれぞれ択一的に選択駆動することによって多数
の記憶セルの中の任意の記憶セルが選択されるととも
に、前記各データ線をそれぞれプリチャージするための
プリチャージスイッチを複数並列に持つ記憶装置であっ
て、前記データ線をプリチャージする複数並列に接続し
た前記プリチャージスイッチを選択制御する制御回路を
備え、前記制御回路には前記記憶セルの製造条件と前記
記憶セルの動作環境温度との相関関係とから前記プリチ
ャージスイッチを選択するメモリテーブルと、前記動作
環境温度から前記プリチャージする時間を設定するタイ
ミング回路とを備えたことを特徴とする。
【0026】[発明の作用]本発明は、記憶装置のデー
タ線をプリチャージするためのプリチャートトランジス
タ(スイッチ)を動作速度に適したGm(全体としての
相互コンダクタンス)が得られるように、トランジスタ
を分割し、選択制御することにより、記憶装置の消費電
流の削減を可能にする。
【0027】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、この発
明の代表的な実施形態を、図面を参照しながら説明す
る。図1はこの発明による記憶装置の一実施形態を示す
ものである。
【0028】図1に示す記憶装置は、半導体記憶装置と
して構成されたMOS型スタティック型RAMであっ
て、スタッティック方式によって動作する。
【0029】図1に示すスタティックRAMは、多数の
記憶セルM11〜Mmnを行と列のマトリックス状に配
列してなる記憶アレイ1を有する。
【0030】この記憶アレイ1には、複数のワード線W
および2本を対とする複数対のデータ線D1,D2がX
方向(行方向)およびY方向(列方向)にそれぞれ布線
されている。
【0031】アドレスバッファ11,21、Xデコーダ
12、Yデコーダ22が設けられている。これらによっ
てアドレス信号Aiが2つの択一的な選択信号X1〜X
m、Y1〜Ynにデコードされるようになっている。
【0032】その一方の選択信号は、X選択信号X1〜
Xmとして、Xドライバ13を介して、各ワード線Wに
与えられる。これにより、いずれか1本のワード線Wだ
けが選択されて能動化されるようになっている。
【0033】また、その他方の選択信号は、Y選択信号
Y1〜Ynとして、Y選択スイッチ列23に与えられ
る。そして、このY選択スイッチ23を介して、いずれ
か1対のデータ線D1,D2が選択されて読み出しセン
ス回路31に接続されるようになっている。そのほかに
は、書き込み/読み出し制御回路32等が設けられてい
る。
【0034】書き込み/読み出し制御回路32は、外部
から与えられる書き込み制御信号(ライトイネーブル)
WEおよびチップ選択信号CSによって動作する。
【0035】ライトイネーブルWEおよびチップ選択信
号CSが共に能動になると、記憶装置が、書き込みモー
ドになると、書き込みデータDiがアドレス信号Aiに
よって選択される記憶セルに書き込まれる。ライトイネ
ーブルWEが非能動でチップ選択信号CSが能動になる
と、記憶装置が読み出しモードとなる。
【0036】読み出しモードのときには、アドレス信号
Aiによって選択される記憶セルの記憶内容が上記読み
出しセンス回路31から読み出しデータDoとして出力
される。
【0037】ここで、上記データ線D1,D2は、読み
出し動作の前に、それぞれプリチャージトランジスタm
によってプリチャージされるようになっている。
【0038】図2のT1期間がプリチャージ期間に相当
し、ワード線Wが非選択時、すなわちメモリ部のフリッ
プフロップを導通/非導通とするトランジスタQ1がO
FFの状態で行われる。
【0039】図1のプリチャージトランジスタmは複数
のpチャンネル型MOS電界効果トランジスタm1〜m
nによって構成され、そのゲートを制御するgm選択ト
ランジスタg1〜gnにより構成され、トランジスタm
1〜mnのゲートをGNDにする事で所定のトランジス
タm1〜mnを動作させるようになっている。
【0040】トランジスタはm1〜mnはpチャンネル
トランジスタで構成され、このトランジスタm1〜mn
によってデータ線D1,D2の電位が電源Vccの電位
側に引っ張られるようになっている。
【0041】このプリチャージ動作は、読み出し動作時
に、読み出しセンスアンプがデータ線の浮遊容量C1,
C2の影響を受けないように、予めデータ線D1,D2
を等電位に設定する。
【0042】プリチャージ動作が終了し、ワード線Wが
選択されて能動化されると、選択ワード線にそってトラ
ンジスタQ1が導通駆動される。これにより選択ワード
線W上の記憶セルMxyがそれぞれデータ線D1,D2
に接続される。
【0043】データ線D1,D2が記憶セルMxyに接
続されると、そのデータ線D1,D2の電位が記憶セル
Mxyの記憶内容に応じて相補的に変化する。この時、
作動アンプで構成されるセンスアンプ31が、D1,D
2の電位差を検出し、Mxyの記憶内容を読み出す。上
記読み出し動作タイミングは、図2のT2期間に相当す
る。
【0044】以上が本実施形態のMOS型スタティック
RAMの動作概要を説明した、さらに本特許の特徴であ
る、プリチャージ動作についてさらに詳しく説明する。
【0045】従来においては、プリチャージトランジス
タmは1個で構成され、そのgmは必要なスピードが得
られる値を設計時に作りこみLSI製造後は、一定値に
固定されていた。
【0046】ところが、この実施形態では、プリチャー
ジトランジスタmのgmが、プリチャージトランジスタ
選択回路50によって選択制御されるようになってい
る。
【0047】プリチャージトランジスタ選択回路50
が、選択信号51,52,53を出力し、プリチャージ
タイミング発生回路からは、プリチャージタイミング信
号54が出力され、前記2つの信号をゲートg1〜g3
でそれぞれ論理和を取ることでプリチャージトランジス
タm1〜m3のいずれかが動作しデータ線D1,D2を
プリチャージする。
【0048】このプリチャージトランジスタm1〜mn
の選択は、高速動作時は大きなGmを選択し、低速動作
時は小さなGmを選択する事により必要とするスピード
に適したGmを選択できる。
【0049】高速動作時、低速動作時のタイミングチャ
ートを図2に示す。図2においてT2期間のデータ読み
出しに先立って、T1期間のプリチャージ時間を高速動
作時には短く、低速動作時には長くしている。
【0050】Gmの調整はm1だけを選択することによ
り小さなGmが選択でき、m1,m2,m3の3個を選
択する事で前記の3倍のGmを得ることが出来る。
【0051】プリチャージタイミング発生回路55は、
選択したGmのトランジスタでプリチャージが完了する
まで、0を出力する回路で、0を出力する時間は、デー
タ線の浮遊容量C1,C2とGmにより決まる。
【0052】例えば、マイコンのメモリとして本メモリ
を用いたシステムにおいて、マイコンが高速動作時は、
大きなGmを選択したプリチャージ時間を短くすること
で、メモリのスピードを早くし、逆に低速動作時は、小
さなgmを選択し消費電流を下げることができる。
【0053】図3は、特にプリチャージトランジスタ選
択回路50とプリチャージタイミング発生回路55の内
容の一例を示す概念図である。プリチャージトランジス
タ選択回路50は、動作温度と動作周波数(動作速度)
Fmaxとの関係からg選択信号51〜53に対するGm
を設定するメモリとしてのGm選択テーブル56と、G
mからg選択信号51〜53に変換するデコーダとから
構成され、g選択信号51〜53はOR回路g1〜g3
に供給される。また、プリチャージタイミング発生回路
55はチップセレクト信号に応じて、プリチャージトラ
ンジスタ選択回路50からの設定温度に応じてプリチャ
ージの時間を設定すると共に、OR回路g1〜g3にプ
リチャージ時間信号を供給して、温度と動作周波数Fma
xに応じて、プリチャージするビット線へGmに応じた
電流値でプリチャージする。
【0054】さらに、図3に示すように、温度によるG
mの能力差を、必要とするメモリスピードが得られるよ
うに、温度に対するGmをプリチャージトランジスタ選
択回路50内に予めメモリテーブルにプログラムしてお
き、必要なメモリのスピードに最適なGmを選択するこ
とにより、さらに消費電流の削減が可能になる。
【0055】例えば、温度2の時に、Fmax4を得る
には、Gm選択テーブル56から2個のプリチャージト
ランジスタを動作させる結果が得られ、デコーダ回路5
5によりg1選択信号51とg2選択信号52が選択さ
れ、プリチャージトランジスタm1とm2が動作する。
【0056】[第2の実施形態]第2の実施形態とし
て、図4に示すように、製造時の条件、例えば各プリチ
ャージ用MOSトランジスタの相互コンダクタンスが製
造条件で異なることから、この製造時のバラツキ条件に
よるGmの能力差を、又は必要とするメモリスピードが
得られるように製造時の条件に対するGmを、予めテー
ブル56にプログラムしておき、必要なメモリの動作周
波数に最適なGmを選択することにより、さらに消費電
流の削減が可能になる。
【0057】即ち、図4によれば、プリチャージトラン
ジスタ選択回路50とプリチャージタイミング発生回路
55の内容の一例を示す概念図であり、プリチャージト
ランジスタ選択回路50は、Gm選択テーブル56によ
って、メモリセルの製造時の条件と動作周波数Fmaxと
の関係から、何個のトランジスタでプリチャージするの
かを示すGmを設定する。つぎに、Gmの値からg選択
信号51〜53に変換するデコーダを介して、g選択信
号51〜53にその信号を伝送され、OR回路g1〜g
3に供給される。また、プリチャージタイミング発生回
路55はチップセレクト信号に応じて、プリチャージト
ランジスタ選択回路50からの製造時の条件に応じてプ
リチャージの時間を設定すると共に、OR回路g1〜g
3にプリチャージ時間信号を供給して、動作周波数Fma
xと、メモリセルの製造条件の一つの例えば拡散条件に
応じて、プリチャージするビット線へGmに応じた電流
値でプリチャージする。
【0058】以上から、最小限度のプリチャージトラン
ジスタm1〜mnを選択する事により、m1〜mnのゲ
ート容量が減少し、このトランジスタのゲート容量を充
電し、トランジスタを動作させるための電流を削減でき
る。この電流の削減の度合いは例えばGmが小さく、動
作速度が遅いm1のゲート容量が、m2の半分であれば
消費電流はI=fCV(Cはメモリセルビット線の寄生
容量、Vは電源電圧Vccである)から半分にする事がで
きる。
【0059】さらに問題点のところで述べたように、プ
リチャージに要する電流が全体の多くを占めていること
からの消費電流の大幅な削減が可能になる。
【0060】ここで、Gmの制御は、 1)単純に所望の動作速度を得られるものを選択する方
法、 2)マイコンなどにより、プログラム化し温度、製造条
件、電源電圧により選択する方法、 3)メモリ読み出しを試行し、書き込んだデータと読み
出したデータが等しくなる、 ということで、メモリが正常動作する最適なGmをフィ
ードバックする等も可能になる。
【0061】上記実施形態では、プリチャージトランジ
スタ選択回路50内のメモリテーブル56に環境温度と
動作周波数、製造時の条件と動作周波数の関係を2次元
的に示す例を示したが、3次元のメモリーテーブルを用
いて、三次元的に決定したGmで所定数のMOSトラン
ジスタをオンしてプリチャージすることも勿論可能であ
る。
【0062】上記実施形態では、スタティックRAMの
プリチャージについて説明したが、SDRAM(Synchr
onous Dynamic RAM)の場合にバンク切り換えの際の
プリチャージについても適用することが可能であり、同
様な効果を奏し得る。
【0063】さらに、大容量のDRAMでは、バンク切
り換えにプリチャージを行うが、この場合にも、動作温
度やDRAMの製造条件等によって、Gmを切り換え
て、適切な電流値によってプリチャージすることによ
り、上述のSRAMによるデータ線程のプリチャージ数
は多くないが、低消費電力化が可能になる。
【0064】さらに、本プリチャージに関し、以上の説
明では、MOS型スタティックRAM技術に適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、例えば、ROMあるいはダイナミックRAM等、今
後開発されるFRAMや他のメモリセル等にも適応でき
ることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】以上の様に、動作速度に応じて、特にデ
ータの読み出し時に、プリチャージトランジスタのGm
を可変制御することにより、データ線の数だけ接続され
ているプリチャージトランジスタのゲート容量を削減で
き消費電流の削減が可能になる。
【0066】Gmを可変制御する方式は、 1)動作速度に応じて予めテーブル化しておき選択する
方式、 2)マイコンなどにより、プログラム化し温度、製造条
件、電源電圧により選択する方法、 3)メモリ読み出しを試行し、書き込んだデータと読み
出したデータが等しくなる最適なgmをフィードバック
する方式、 等により、動作速度に適したGmを選択し、消費電流の
削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記憶装置の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【図2】この発明による記憶装置のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図3】第1図に示した記憶装置の要部実施形態を示す
ブロック図である。
【図4】第1図に示した記憶装置の要部第2実施形態を
示すブロック図である。
【図5】従来例によるプリチャージ用の回路ブロック図
である。
【符号の説明】
1 記憶セルアレイ Ai アドレス信号 11,21 アドレスバッファ 12 Xデコーダ 13 Xドライバ 22 Yデコーダ 23 Y選択スイッチ列 X1〜Xm ワード線選択信号 Y1〜Yn データ線選択信号 M11〜Mmn 記憶セル W ワード線 D1〜D2 データ線 31 読み出しセンスアンプ 32 書き込み、読み出し制御 m1,m2,m3 プリチャージトランジスタ g1,g2,g3 論理和ゲート 50 プリチャージトランジスタ選択回路 51 g1選択信号 52 g2選択信号 53 g3選択信号 54 プリチャージタイミング信号 55 プリチャージタイミング発生回路 56 Gm選択テーブル

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と複数のデータ線をそれ
    ぞれ択一的に選択駆動することによって多数の記憶セル
    の中の任意の記憶セルが選択されるとともに、前記各デ
    ータ線をそれぞれプリチャージするためのプリチャージ
    スイッチを複数並列に持つ記憶装置であって、 前記データ線をプリチャージする複数並列に接続したプ
    リチャージスイッチを選択制御する制御回路を備え、前
    記制御回路には前記記憶セルの動作環境温度と前記記憶
    セルの動作周波数との相関関係とから前記プリチャージ
    スイッチを選択するメモリテーブルと、前記動作周波数
    から前記プリチャージする時間を設定するタイミング回
    路とを備えたことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 複数のワード線と複数のデータ線をそれ
    ぞれ択一的に選択駆動することによって多数の記憶セル
    の中の任意の記憶セルが選択されるとともに、前記各デ
    ータ線をそれぞれプリチャージするためのプリチャージ
    スイッチを複数並列に持つ記憶装置であって、 前記データ線をプリチャージする複数並列に接続したプ
    リチャージスイッチを選択制御する制御回路を備え、前
    記制御回路には前記記憶セルの製造条件と前記記憶セル
    の動作周波数との相関関係とから前記プリチャージスイ
    ッチを選択するメモリテーブルと、前記動作周波数から
    前記プリチャージする時間を設定するタイミング回路と
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】 複数のワード線と複数のデータ線をそれ
    ぞれ択一的に選択駆動することによって多数の記憶セル
    の中の任意の記憶セルが選択されるとともに、前記各デ
    ータ線をそれぞれプリチャージするためのプリチャージ
    スイッチを複数並列に持つ記憶装置であって、 前記データ線をプリチャージする複数並列に接続した前
    記プリチャージスイッチを選択制御する制御回路を備
    え、前記制御回路には前記記憶セルの製造条件と前記記
    憶セルの動作環境温度との相関関係とから前記プリチャ
    ージスイッチを選択するメモリテーブルと、前記動作環
    境温度から前記プリチャージする時間を設定するタイミ
    ング回路とを備えたことを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項乃至のいずれか1項に記載の
    記憶装置において、前記記憶セルは、SRAM,又はD
    RAMであることを特徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項乃至のいずれか1項に記載の
    記憶装置において、前記プリチャージスイッチはMOS
    トランジスタであって、前記制御回路は前記複数のMO
    Sトランジスタをオン/オフして前記プリチャージスイ
    ッチのGmを可変とすることを特徴とする記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    記憶装置において、前記記憶セルからデータ読み出しに
    先立って、前記データ線をプリチャージする時間は、前
    記読み出し動作が高速の場合には短く、前記読み出し動
    作が低速の場合には長くすることを特徴とする記憶装
    置。
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