JP3085449B2 - ガス検出装置 - Google Patents

ガス検出装置

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JP3085449B2
JP3085449B2 JP07106034A JP10603495A JP3085449B2 JP 3085449 B2 JP3085449 B2 JP 3085449B2 JP 07106034 A JP07106034 A JP 07106034A JP 10603495 A JP10603495 A JP 10603495A JP 3085449 B2 JP3085449 B2 JP 3085449B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス検出装置に係り、特
に、ガスセンサの温度依存性を補正したガス検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば半導体式ガスセンサを用い
たガス検出装置において、半導体式ガスセンサの温度依
存性を補正するようにしたものとして、図5に示すよう
なものが知られている。同図において、1は商用電源に
接続されるコンセント、2は商用電源を変圧するトラン
ス、3は例えば金属酸化物からなる半導体3a、ヒータ
3b及び検出電極3cを有する半導体式センサである。
半導体式センサ3のヒータ3bはトランス2の一次巻線
2aの一端とその中間タップとの間に接続され、検出電
極3bは電流−電圧変換抵抗4aを介して一次巻線の他
端に接続されている。
【0003】半導体式センサ3は、ヒータ3bに交流電
流を流すことにより半導体3aが所定温度に加熱されて
おり、還元性ガス雰囲気においてその濃度に応じヒータ
3bと検出電極3cとの間の抵抗値が変化してそれに応
じた電流を流す。この半導体式センサ3にはその抵抗値
に応じた交流電流が流れ、この交流電流が電流−電圧変
換抵抗4aによって交流電圧に変換される。
【0004】上記電流−電圧変換抵抗4aには、抵抗4
bとサーミスタ4cとの直列回路からなる温度補正回路
と、抵抗4d及び4eの直列回路からなる分圧回路とが
並列に接続されて検出回路が構成されている。分圧回路
の抵抗4d及び4e間の接続点に現れる交流電圧は、こ
の接続点に接続された整流ダイオード5によって整流さ
れると共に平滑コンデンサ6によって平滑された上で比
較器7を構成するオペアンプの反転入力に印加される。
【0005】トランス2の二次巻線2bに出現する交流
電圧は、整流ダイオード8により整流されると共に平滑
コンデンサ9によって平滑される。この直流電圧は、整
流ダイオード8のカソードと二次巻線2bの他端との間
に接続された抵抗4f、可変抵抗4g及び抵抗4hから
なる分圧回路によって分圧され、この分圧された電圧が
可変抵抗4gの可動接点から取り出されて比較器7を構
成するオペアンプの非反転入力に基準電圧として印加さ
れる。整流ダイオード8のカソードと比較器7の出力と
の間にはブザーBが接続され、比較器7の反転入力に印
加されている電圧が非反転入力に印加されている電圧よ
りも大きくなって比較器7の出力レベルがLレベルにな
ると鳴動して警報音を発する。なお、10aはフュー
ズ、10bはバリスタ、10cは放電ギャップである。
【0006】上述した構成において、ガス濃度が上昇す
ると、半導体式ガスセンサ3の抵抗値が小さくなってセ
ンサ3を通じて流れる電流が増大し、これに伴ってセン
サ3と電流−電圧変換抵抗4aとの接続点の電圧が上昇
する。そして、ガス濃度が警報点を越えて増大すると、
比較器7の反転入力に印加される電圧が非反転入力に印
加されている基準電圧よりも大きくなり、比較器7の出
力がLレベルに反転するようになる。このことによりブ
ザーBが鳴動を開始してガス漏れなどを警報するように
なる。
【0007】半導体式ガスセンサ3は、図6に示すよう
に、センサの抵抗値は通常、温度に対して対数的に変化
する温度依存性を有するので、図5の従来装置では、電
流−電圧変換抵抗4a、抵抗4b、サーミスタ4c、抵
抗4d及び4eから構成された検出回路の温度係数を、
センサの抵抗値の温度係数(β定数)に合わせ込んで温
度補正を行っている。因に、図6の場合のβ定数は86
0Kであるので、β定数3000Kのサーミスタを用い
ている図5の装置では、抵抗4b、4d及び4eの定数
調整を行って860Kになるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すようなセン
サの抵抗値の温度依存性は、半導体式センサの加熱温度
が比較的高いメンタンガスについて示したものである
が、この場合は、空気中とガス中での温度係数が略同じ
となるので、単一の温度係数を有する検出回路を使用す
ることで対応することができる。
【0009】しかし、一酸化炭素(CO)ガスに対する
センサの抵抗値の温度依存性の場合には、図7に示すよ
うに、空気中とCOガス中の温度係数が大きく異なるだ
けでなく、単一のガス濃度においても、センサの抵抗値
の温度依存性が直線的とならず、非線形特性を呈するよ
うになる。このため、単一の温度係数しか有しない従来
の検出回路を使用したのでは、精度良く補正を行うこと
ができないという問題がある。
【0010】よって本発明は、上述した従来の問題に鑑
み、空気中とガス中においてガス濃度によって温度係数
が大きく異なるCOガスのようなガスを検出するガスセ
ンサの抵抗値の温度依存性を、精度良く補正できるガス
検出装置を提供することを主たる目的としている。
【0011】また本発明は、上述した従来の問題に鑑
み、空気中とガス中においてガス濃度だけでなく温度に
よっても温度係数が大きく異なるCOガスのようなガス
を検出するガスセンサの抵抗値の温度依存性を、より精
度良く補正できるガス検出装置を提供することを他の目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
るため本発明により成されたガス検出装置は、図1の基
本構成図に示すように、ガスセンサ3の周囲温度依存性
を、感温素子12で補正するようにしたガス検出装置に
おいて、前記ガスセンサにより検知したガス濃度に応じ
た大きさのガス検出電圧をA/D変換して入力するガス
検出手段10a−1と、前記感温素子により検知した周
囲温度に応じた大きさの感温電圧をA/D変換して入力
する温度検出手段10a−2と、前記ガス検出手段が入
力したガス検出電圧の大きさに対応した複数のガス濃度
範囲の各々に対して予め定められた補正式及び補正係数
などを含む補正データを格納する補正データ格納手段1
0b−1と、前記ガス検出電圧によって前記ガス濃度範
囲を検出し、該検出したガス濃度範囲に対して予め定め
られた補正データを前記補正データ格納手段から読み出
す補正データ読出手段10a−3と、前記ガス検出電
圧、前記感温電圧及び前記補正データ読出手段により読
み出した補正データにより演算し補正後のガス検出電圧
を求める補正演算手段10a−4とを備えることを特徴
としている。
【0013】上記他の目的を達成するため本発明により
成されたガス検出装置は、前記補正データ格納手段が、
前記ガス検出手段が入力したガス検出電圧の大きさに対
応した複数のガス濃度範囲と前記温度検出手段が入力し
た感温電圧の大きさに対応した複数の温度範囲とが互い
に重複する範囲に対して予め定められた補正式及び補正
係数などを含む補正データを格納し、前記補正データ読
出手段が、前記ガス検出電圧と前記感温電圧とによって
前記重複範囲を検出し、該検出した重複範囲に対して予
め定められた補正データを前記補正データ格納手段から
読み出し、前記補正演算手段が、前記ガス検出電圧、前
記感温電圧及び前記補正データ読出手段により読み出し
た前記重複範囲に対して予め定められた補正データによ
り演算し補正後のガス検出電圧を求めることを特徴とし
ている。
【0014】
【作用】上記主たる目的を達成するための構成におい
て、ガス検出手段10a−1が、ガスセンサ3により検
知したガス濃度に応じた大きさのガス検出電圧をA/D
変換して入力し、温度検出手段10a−2が感温素子1
2により検知した周囲温度に応じた大きさの感温電圧を
A/D変換して入力する。補正データ格納手段10b−
1は、ガス検出手段が入力したガス検出電圧の大きさに
対応した複数のガス濃度範囲の各々に対して予め定めら
れた補正式及び補正係数などを含む補正データを格納し
ており、補正データ読出手段10a−3がガス検出電圧
によってガス濃度範囲を検出し、該検出したガス濃度範
囲に対して予め定められた補正データを補正データ格納
手段から読み出す。補正演算手段10a−4は、ガス検
出電圧、感温電圧及び補正データ読出手段により読み出
した補正データにより演算し補正後のガス検出電圧を求
める。
【0015】よって、補正演算手段10a−4によって
求められた補正後のガス検出電圧は、ガス検出手段が入
力したガス検出電圧の大きさに対応した複数のガス濃度
範囲の各々に対して予め定められた補正式及び補正係数
などを含む補正データによるものであるので、ガス濃度
によって温度係数が大きく異なるようなガスの場合で
も、これを検出するガスセンサの抵抗値の温度依存性を
精度良く補正することができる。
【0016】上記他の目的を達成するための構成におい
て、補正データ格納手段10b−1が、ガス検出手段1
0a−1が入力したガス検出電圧の大きさに対応した複
数のガス濃度範囲と温度検出手段10a−2が入力した
感温電圧の大きさに対応した複数の温度範囲とが互いに
重複する範囲に対して予め定められた補正式及び補正係
数などを含む補正データを格納し、補正データ読出手段
10a−3が、ガス検出電圧と感温電圧とによって上記
重複範囲を検出し、該検出した重複範囲に対して予め定
められた補正データを補正データ格納手段10b−1か
ら読み出し、補正演算手段10a−4が、ガス検出電
圧、感温電圧及び補正データ読出手段10a−3により
読み出した上記重複範囲に対して予め定められた補正デ
ータにより演算し補正後のガス検出電圧を求める。
【0017】よって、補正演算手段10a−4によって
求められた補正後のガス検出電圧は、ガス検出電圧、感
温電圧及び補正データ読出手段10a−3により読み出
した上記重複範囲に対して予め定められた補正データに
よるものであるので、ガス濃度だけでなく温度によって
も温度係数が大きく異なるようなガスの場合でも、これ
を検出するガスセンサの抵抗値の温度依存性をより精度
良く補正することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明によるガス検出装置の一実施例を示
す回路図であり、同図において、商用電源に接続される
コンセント1、トランス2、半導体式センサ3、電流−
電圧変換抵抗4aとこれら相互間の結線は、図5につい
て上述した従来のものと同一であるが、本実施例では、
COガスを有効に検出できるように半導体式ガスセンサ
3の加熱温度が低くされている。
【0019】電流−電圧変換抵抗4aにより得られる電
圧は、整流ダイオード5によって整流されると共に平滑
コンデンサ6によって平滑された上で、ガス検出電圧と
してマイクロコンピュータからなる制御部10の入力ポ
ートI1 に印加される。
【0020】トランス2の二次巻線2bに出現する交流
電圧は、整流ダイオード8により整流されると共に平滑
コンデンサ9によって平滑された上で、IC化された定
電圧回路11によって安定化されている。この定電圧回
路11と基準電位点との間には、サーミスタのような感
温素子12と固定抵抗13との直列回路と、可変抵抗1
4と固定抵抗15との直列回路とが接続されている。な
お、Cはノイズ除去用コンデンサである。
【0021】上記感温素子12と固定抵抗13との接続
点の電圧は周囲温度によって変化する感温素子12の抵
抗値に応じて変化し、感温電圧として制御部10の入力
ポートI2 に印加され、可変抵抗14の可動接点から取
り出される電圧は警報点電圧として入力ポートI3 に印
加される。定電圧回路11の出力と基準電位点との間に
はまた、ブザーBとスイッチ手段としてのスイッチング
トランジスタ16との直列回路が接続されている。スイ
ッチングトランジスタ16は制御部10の出力ポートO
からの信号によりオン・オフ制御される。
【0022】上記制御部10は、予め定めた制御プログ
ラムに従って処理を行う中央処理ユニット(CPU)1
0aと、上記制御プログラムの他各種の固定データが格
納されたROM10bと、各種の書き換え自在のデータ
を格納するエリアの他各種のワークエリアを有するRA
M10cとを有する。ROM10bに格納される固定デ
ータは、図 について上述した空気中とガス濃度300
ppm 中での任意温度におけるセンサ抵抗値を、回路調整
時の温度20℃における抵抗値に補正するための補正係
数データである。
【0023】なお、図7に示した温度依存性を有する半
導体式ガスセンサを図2の回路に適用した場合、整流ダ
イオード5の出力である入力ポートI1 に印加されるガ
ス検出電圧v1 が、感温素子12と抵抗13との接続点
の電圧である入力ポートI2に印加される感温電圧v2
に対し、図3に示すように変化する。
【0024】図3の空気中の曲線において、温度20℃
でのガス検出電圧及び感温電圧の値をv120 及び
220 、温度36℃でのガス検出電圧及び感温電圧の値
をv136 及びv236 とし、20℃以下、20℃〜36℃
及び36℃以上でのガス検出電圧v 1 の温度変化率をA
1 、A2 及びA3 とする。以上により、20℃以下の任
意温度(に対応する感温電圧v2 )におけるガス検出電
圧v1 は、v1 =v120 −A 1 (v220 −v2 )で表さ
れる。よって、任意温度(に対応する感温電圧v2 )に
おけるガス検出電圧v1 を補正した後のガス検出電圧v
1 ′は、v1 ′=v1+A1 (v220 −v2 )となる。
ここで、v1 及びv2 は入力ポートI1 及びI 2 からそ
れぞれ読み込んだ電圧値、v220 及びA1 はROM10
b中に補正係数データとして予め格納された固定データ
である。
【0025】次に、20℃〜36℃の間の任意温度(に
対応する感温電圧v2 )におけるガス検出電圧v1 は、
1 =v120 +A2 2 で表される。よって、任意温度
(に対応する感温電圧v2 )におけるガス検出電圧v1
を補正した後のガス検出電圧v1 ′は、v1 ′=v1
2 2 となる。ここで、v1 及びv2 は入力ポートI
1 及びI2 からそれぞれ読み込んだ電圧値、A2 はRO
M10b中に補正係数データとして予め格納された固定
データである。また、36℃以上の任意温度(に対応す
る感温電圧v2 )におけるガス検出電圧v1 は、v1
136 +v236+A3 2 で表される。よって、任意温
度(に対応する感温電圧v2 )におけるガス検出電圧v
1 を補正した後のガス検出電圧v1 ′は、v136 −v
120 =Δv 1 とすると、v1 ′=v1 −(Δv1 +A3
2 )となる。ここで、v1 及びv 2 は入力ポートI1
及びI2 からそれぞれ読み込んだ電圧値、Δv1 及びA
1 はROM10b中に補正係数データとして予め格納さ
れた固定データである。
【0026】よって、20℃以下に対して補正式v1
=v1 +A1 (v220 −v2 )と補正係数v220 及びA
1 とが、20℃〜36℃に対して補正式v1 ′=v1
22 と補正係数A2 とが、そして36℃以上に対し
て補正式v1 ′=v1 −(Δv1 +A3 2 )と補正係
数Δv1 及びA1 とが、ROM10b中に予め格納され
る。
【0027】同様の補正式及び補正係数は、ガス濃度3
00ppm 中の曲線についても、20℃以下に対して補正
式v1 ′=v1 +A4 (v220 −v2 )と補正係数v
220 及びA4 とが、20℃〜36℃に対して補正式
1 ′=v1 −A5 2 と補正係数A5 とが、そして3
6℃以上に対して補正式v1 ′=v1 −(Δv1 ′+A
6 2 )と補正係数Δv1 ′及びA6 とがROM10b
中に予め格納される。なお、Δv1 ′はガス濃度300
ppm 中温度20℃及び36℃でのガス検出電圧v120
及びv136 ′の差(=v136 ′−v120 ′)によって与
えられる。
【0028】なお、図3中、黒点で示すような感温電圧
2 及びガス検出電圧v1 が検出されたとすると、同図
中の式v1 ′=v1 −A2 2 による演算によって求め
られた補正後のガス検出電圧v1 ′はx印で示される点
に補正され、この補正されたガス検出電圧によってガス
濃度が警報レベルに達しているがどうかの判断が行われ
る。
【0029】よって、ROM10b中の図示しない所定
エリアは、ガス検出電圧の大きさに対応した複数のガス
濃度範囲と感温電圧の大きさに対応した複数の温度範囲
とが互いに重複する範囲に対して予め定められた補正式
及び補正係数などを含む補正データを格納する補正デー
タ格納手段10b−1として働いている。
【0030】上述した構成において、制御部10のCP
U10aは、入力ポートI1 〜I3に印加されているガ
ス検出電圧v1 、感温電圧v2 及び警報点電圧v3 を所
定のタイミングでデジタル信号に変換して読み込み、こ
の読み込んだ電圧値をRAM10cの所定エリアにそれ
ぞれ格納する。その後、各電圧値について以下のような
判断処理を行う。
【0031】まず、ガス検出電圧v1 と予め定められR
OM10b中に格納された所定の電圧値v0 とを比較
し、半導体式ガスセンサ3の抵抗値が大きくv1 <v0
であるときには、半導体式ガスセンサ3が空気或いは濃
度の低いガスを検出していると判断し、また半導体式ガ
スセンサ3の抵抗値が小さくv1 ≧v0 であるときに
は、半導体式ガスセンサ3が比較的濃度の高いガスを検
出していると判断する。次に、感温電圧v2 が温度20
℃及び36℃に対応する電圧値v220 及びv236 に対し
てどのような関係にあるかを、v2 <v220 、v220
2 ≦v236 及びv 236 <v2 によりチェックして判断
する。
【0032】そして、v1 <v0 であってv2 <v220
であるときには、補正式v1 ′=v 1 +A1 (v220
2 )と補正係数v220 及びA1 とにより補正後のガス
検出電圧v1 ′を求める。また、v220 ≦v2 ≦v236
であるときには補正式v1 ′=v1 −A2 2 と補正係
数A2 とにより、v236 <v2 であるときには補正式v
1 ′=v1 −(Δv1 +A3 2 )と補正係数Δv1
びA1 とにより補正後のガス検出電圧v1 ′をそれぞれ
求める。
【0033】一方、v1 ≧v0 であってv2 <v220
あるときには補正式v1 ′=v1 +A4 (v220
2 )と補正係数v220 及びA4 とにより、v220 ≦v
2 ≦v23 6 であるときには補正式v1 ′=v1 −A5
2 と補正係数A5 とにより、そしてv236 <v2 である
ときには補正式v1 ′=v1 −(Δv1 ′+A6 2
と補正係数Δv1 ′及びA6 とにより補正後のガス検出
電圧v1 ′をそれぞれ求める。
【0034】上述のようにして求めた補正後のガス検出
電圧v1 ′は、CPU10aにおいて警報点電圧v3
比較される。v1 ′≧v3 であるときには、CPU10
aは半導体式ガスセンサ3が検出しているガスの濃度が
危険なレベル以上になっていると判断して出力ポートO
をLレベルからHレベルにし、スイッチングトランジス
タ16をオンさせてブザーBに電流を流して鳴動させ警
報音を発生させる。v 1 ′<v3 であるときには、CP
U10aは半導体式ガスセンサ3が検出しているガスの
濃度が危険なレベルに達していないと判断して警報音を
発生させることを行わず、予め設定した所定時間の経過
を待って上述の動作を繰り返す。
【0035】以上概略説明した動作の詳細を、CPU1
0aが予め定めた制御プログラムに従って行う処理を示
す図4のフローチャートを参照して以下説明する。CP
U10aは電源の投入によって動作を開始し、その最初
のステップS0において初期化を行う。続くステップS
1において入力ポートI1 に印加されているガス検出電
圧v1 をA/D変換して読み込み、その後のステップS
2において入力ポートI2 に入力されている感温電圧v
2 をA/D変換して読み込み、更にその後のステップS
3において入力ポートI3 に入力されている警報点電圧
3 をA/D変換して読み込み、各ステップで読み込ん
だ電圧値データをRAM10c中の予め定めた所定エリ
アにそれぞれ格納する。
【0036】次にステップS4に進み、ここで上記ステ
ップS1においてRAM10cの所定エリアに格納した
ガス検出電圧v1 の電圧値を、予めROM10bに格納
して定めた電圧値v0 と比較し、v1 がv0 より小さい
か否かを判定する。このステップS4の判定がYESの
ときには次にステップS5に進み、ここで上記ステップ
S2においてRAM10bの所定エリアに格納した感温
電圧v2 の電圧値を予めROM10bに格納して定めた
電圧値v220 と比較し、v2 がv220 より小さいか否か
を判定する。このステップS5の判定がYESのとき、
すなわち、v2<v220 であるときにはステップS6に
進んで補正後のガス検出電圧をv1 ′=v1 +A1 (v
220 −v2 )を演算することにより求めてからステップ
S7に進む。
【0037】上記ステップS5の判定がΝOのとき、す
なわち、v2 <v220 でないときにはステップS8に進
んで次にv2 がv220 とv236 との間にあるか否かを判
定する。このステップS8の判定がYESのとき、すな
わち、v220 ≦v2 ≦v236であるときにはステップS
9に進んで補正後のガス検出電圧をv1 ′=v1 −A 2
2 を演算することにより求めてからステップS7に進
む。また、ステップS8の判定がΝOでv220 ≦v2
236 でなく、v236 <v2 のときにはステップS10
に進んで補正後のガス検出電圧をv1 ′=v1 −(Δv
1 +A3 2 )を演算することによって求めてからステ
ップS7に進む。
【0038】上記ステップS7においては、上記ステッ
プS6、S9、S10において演算して求めた補正後の
ガス検出電圧v1 ′が上記ステップS3においてRAM
10bの所定エリアに格納した警報点電圧v3 の電圧値
よりも小さいか否かを判定する。このステップS7の判
定がYESのとき、すなわち、v1 ′<v3 であるとき
にはステップS11に進んで出力ポートOをLレベルか
らHレベルに切り換え、その後ステップS12に進んで
予め定めた一定時間tを経過したか否かを判定し、一定
時間の経過を待って上記ステップS1に戻って上述の動
作を繰り返す。また、上記ステップS7の判定がΝOの
とき、すなわち、v1 ′<v3 でないときにはステップ
S11を飛ばしてステップS12に進み、予め定めた一
定時間tの経過を待って上記ステップS1に戻って上記
動作を繰り返す。
【0039】上記ステップS4の判定がΝOのとき、す
なわち、上記ステップS1においてRAM10cの所定
エリアに格納したガス検出電圧v1 の電圧値が予めRO
M10bに格納して定めた電圧値v0 より大きいときに
は次にステップS13に進み、ここで感温電圧v2 の電
圧値を電圧値v220 と比較し、v2 がv220 より小さい
か否かを判定する。このステップS13の判定がYES
のとき、すなわち、v 2 <v220 であるときにはステッ
プS14に進んで補正後のガス検出電圧をv1′=v1
+A4 (v220 −v2 )を演算することにより求めてか
ら上記ステップS7に進む。
【0040】上記ステップS13の判定がΝOのとき、
すなわち、v2 <v220 でないときにはステップS16
に進んで次にv2 がv220 とv236 との間にあるか否か
を判定する。このステップS16の判定がYESのと
き、すなわち、v220 ≦v2 ≦v236 であるときにはス
テップS17に進んで補正後のガス検出電圧をv1 ′=
1 −A5 2 を演算することにより求めてからステッ
プS7に進む。また、ステップS16の判定がΝOでv
220 ≦v2 ≦v236 でなく、v236 <v2 のときにはス
テップS18に進んで補正後のガス検出電圧をv1 ′=
1 −(Δv1 +A6 2 )を演算することによって求
めてからステップS7に進む。
【0041】以上、図4のフローチャートを参照して説
明したように、予め定めたプログラムに従って動作する
CPU10aは、ステップS1の処理により、ガスセン
サにより検知したガス濃度に応じた大きさのガス検出電
圧をA/D変換して入力するガス検出手段10a−1と
して働いている。また、ステップS2の処理により、感
温素子であるサーミスタ12により検知した周囲温度に
応じた大きさの感温電圧をA/D変換して入力する温度
検出手段10a−2として働いている。
【0042】更に、ステップS4、S5、S8、S1
3、S16、の処理により、ガス検出電圧によって前記
ガス濃度範囲を検出し、該検出したガス濃度範囲に対し
て予め定められた補正データをROM10bの所定エリ
アから読み出すか、又は、ガス検出電圧と感温電圧とに
よって重複範囲を検出し、該検出した重複範囲に対して
予め定められた補正データをROM10bの所定エリア
から読み出す補正データ読出手段10a−3として働い
ている。
【0043】しかも、CPU10aは、ステップS6、
S9、S10、S14、S17及びS18の処理によ
り、ガス検出電圧、感温電圧及び読み出した補正データ
により演算し補正後のガス検出電圧を求めるか、又は、
ガス検出電圧、感温電圧及び読み出した重複範囲に対し
て予め定められた補正データにより演算し補正後のガス
検出電圧を求める補正演算手段10a−4として働いて
いる。CPU10aはまた、ステップS7の処理によ
り、補正後のガス検出電圧を予め定めた警報点電圧と比
較し、補正後のガス検出電圧がガス警報レベルを越えた
ガス濃度に対応するとき警報信号を出力する比較手段と
して働いている。
【0044】この比較手段が補正後のガス検出電圧を予
め定めた警報点電圧と比較し、補正後のガス検出電圧が
ガス警報レベルを越えたことを検出することが、ガス濃
度だけでなく温度によっても温度係数が大きく異なるよ
うなガスの場合でも、精度良く行える。また、警報手段
としてのブザーBが比較手段が出力する警報信号に応じ
て警報を発することも、精度良く行える。よって、補正
後のガス検出電圧がガス警報レベルを越えたことを検出
することは勿論のこと、この検出により出力される警報
信号に応じて警報を発することも、ガス濃度だけでなく
温度によっても温度係数が大きく異なるようなガスの場
合でも、精度良く行える。
【0045】以上説明した実施例では、CPU10a
は、ステップS4、S5、S8、S13、S16、の処
理により、ガス検出電圧と感温電圧とによって重複範囲
を検出し、該検出した重複範囲に対して予め定められた
補正データをROM10bの所定エリアから読み出すよ
うにしているが、本発明はガス検出電圧、感温電圧及び
読み出した補正データにより演算し補正後のガス検出電
圧を求めることによって、ガスセンサ使用して空気中と
COガス中のように、ガス濃度によって温度係数が大き
く異なるようなガスを検出するガスセンサの抵抗値の温
度依存性を精度良く補正することができるものである。
【0046】しかし、実施例のように、ガス検出電圧と
感温電圧とによって重複範囲を検出し、該検出した重複
範囲に対して予め定められた補正データをROM10b
の所定エリアから読み出すようにすることにより、ガス
センサ使用して空気中とCOガス中のように、ガス濃度
だけでなく温度によっても温度係数が大きく異なるよう
なガスを検出するガスセンサの抵抗値の温度依存性をよ
り精度良く補正することができるようにもなる。
【0047】なお、上述の実施例では、周囲温度依存性
を有し、この周囲温度依存性を感温素子で補正するよう
にしたガスセンサとして、半導体式ガスセンサの例を示
したが、この半導体式ガスセンサと同様の周囲温度依存
性を有するガスセンサとしては、固体電解式ガスセンサ
などのガスセンサがある。
【0048】また、実施例では、補正データ格納手段に
は、ガス検出電圧の大きさに直接対応した複数のガス濃
度範囲と感温電圧の大きさに直接対応した複数の温度範
囲とが互いに重複する範囲に対して予の各々に対して予
め定められた補正式及び補正係数などを含む補正データ
が格納されている。しかし、ガス検出電圧及び感温電圧
の大きさに直接対応せず、ガス検出電圧及び感温電圧を
半導体式ガスセンサ及びサーミスタの抵抗値に一度変換
し、この抵抗値の大きさに直接対応していてガス検出電
圧感温電圧の大きさには間接的に対応した複数のガス濃
度範囲と複数の温度範囲の各々に対して予め定められた
補正式及び補正係数などを含む補正データが格納される
ようにしてもよい。
【0049】また、上述の実施例では、ガス検出電圧に
よってガス濃度を判定するため、1つの所定電圧値v0
しか定めていないが、これを3又はそれ以上設けること
により、より精度のよい補正が可能になる。3つの場合
には、例えば空気〜100ppm の間、100ppm 〜20
0ppm の間、及び200ppm 〜400ppm の間にそれぞ
れ設けるとよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
スセンサにより検知したガス濃度に応じた大きさのガス
検出電圧を入力し、ガス検出電圧の大きさに対応した複
数のガス濃度範囲の各々に対して格納した予め定められ
た補正式及び補正係数などを含む補正データから、ガス
検出電圧によって検出したガス濃度範囲に対して予め定
められたものを読み出し、ガス検出電圧、感温電圧及び
読み出した補正データにより演算し補正後のガス検出電
圧を求めるようにしているので、補正後のガス検出電圧
は、ガス濃度によって温度係数が大きく異なるようなガ
スの場合でも、これを検出する半導体式ガスセンサの抵
抗値の温度依存性を精度良く補正されるようになる。
【0051】特に、補正後のガス検出電圧は、ガス検出
電圧、感温電圧及びガス検出電圧の大きさに対応した複
数のガス濃度範囲と感温電圧の大きさに対応した複数の
温度範囲とが互いに重複する範囲である重複範囲に対し
て予め定められた補正データによるものであるので、ガ
ス濃度だけでなく温度によっても温度係数が大きく異な
るようなガスの場合でも、これを検出するガスセンサの
抵抗値の温度依存性をより精度良く補正されるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス検出装置の基本構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明によるガス検出装置の一実施例を示す回
路図である。
【図3】本発明によりガス検出装置におけるガス検出電
圧の補正の仕方を説明するためのグラフである。
【図4】図2中のCPUが行う処理を示すフローチャー
トである。
【図5】従来のガス検出装置の一例を示す回路図であ
る。
【図6】半導体式ガスセンサの空気とメタンガスに対す
るセンサ抵抗の温度依存性を示すグラフである。
【図7】半導体式ガスセンサの空気とCOガスに対する
センサ抵抗の温度依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
3 ガスセンサ(半導体式ガスセンサ) 12 感温素子 10a−1 ガス検出手段(CPU) 10a−2 温度検出手段(CPU) 10a−3 補正データ読出手段(CPU) 10a−4 補正演算手段(CPU) 10b−1 補正データ格納手段(ROM)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−328459(JP,A) 特開 平2−232798(JP,A) 特開 昭58−63560(JP,A) 特開 平2−114164(JP,A) 特開 平3−72252(JP,A) 特開 昭63−210652(JP,A) 特開 平7−260730(JP,A) 特開 平7−311178(JP,A) 特開 平4−328459(JP,A) 特開 平4−307295(JP,A) 特開 昭61−18816(JP,A) 特開 昭60−146143(JP,A) 実開 平5−64762(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/12 G01N 27/04 G01N 5/00 G01N 27/26 G01N 27/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスセンサの周囲温度依存性を、感温素
    子で補正するようにしたガス検出装置において、 前記ガスセンサにより検知したガス濃度に応じた大きさ
    のガス検出電圧をA/D変換して入力するガス検出手段
    と、 前記感温素子により検知した周囲温度に応じた大きさの
    感温電圧をA/D変換して入力する温度検出手段と、 前記ガス検出手段が入力したガス検出電圧の大きさに対
    応した複数のガス濃度範囲の各々に対して予め定められ
    た補正式及び補正係数などを含む補正データを格納する
    補正データ格納手段と、 前記ガス検出電圧によって前記ガス濃度範囲を検出し、
    該検出したガス濃度範囲に対して予め定められた補正デ
    ータを前記補正データ格納手段から読み出す補正データ
    読出手段と、 前記ガス検出電圧、前記感温電圧及び前記補正データ読
    出手段により読み出した補正データにより演算し補正後
    のガス検出電圧を求める補正演算手段とを備えることを
    特徴とするガス検出装置。
  2. 【請求項2】 前記補正データ格納手段が、前記ガス検
    出手段が入力したガス検出電圧の大きさに対応した複数
    のガス濃度範囲と前記温度検出手段が入力した感温電圧
    の大きさに対応した複数の温度範囲とが互いに重複する
    範囲に対して予め定められた補正式及び補正係数などを
    含む補正データを格納し、 前記補正データ読出手段が、前記ガス検出電圧と前記感
    温電圧とによって前記重複範囲を検出し、該検出した重
    複範囲に対して予め定められた補正データを前記補正デ
    ータ格納手段から読み出し、 前記補正演算手段が、前記ガス検出電圧、前記感温電圧
    及び前記補正データ読出手段により読み出した前記重複
    範囲に対して予め定められた補正データにより演算し補
    正後のガス検出電圧を求めることを特徴とする請求項1
    記載のガス検出装置。
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