JP3084977U - 透明パネル - Google Patents

透明パネル

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JP3084977U JP2001006410U JP2001006410U JP3084977U JP 3084977 U JP3084977 U JP 3084977U JP 2001006410 U JP2001006410 U JP 2001006410U JP 2001006410 U JP2001006410 U JP 2001006410U JP 3084977 U JP3084977 U JP 3084977U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成簡単に写真などの観賞用シートを取り付
け、取り外しができるようにする。 【解決手段】湾曲した透明なパネル本体12と、パネル
本体の左右両端部が折り曲げられた衝立用の一対のタブ
14,16と、パネル本体の裏面側であって、伸縮性を
有し、パネル本体の湾曲面に沿うように設けられたシー
ト装着保持部(図示はしない)とで構成される。シート
装着保持部とパネル本体の裏面との間に装着されたパノ
ラマ写真などの観賞用シート(図示はしない)を、この
シート装着保持部の圧力によってパネル本体に保持す
る。シート装着保持部はコイルバネとこのコイルバネを
一対のタブ間で架張するための透明な糸で構成される。
伸縮性を有するので、写真などの取り付け、取り外しが
容易であり、簡単にしかも僅かな時間で、写真などを交
換できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、透明パネルに関する。詳しくは、湾曲したパネル本体の裏面側に 伸縮性を備えた保持部材を設けることによって、簡単でしかも容易にフリーサイ ズの観賞用シート(写真など)をこのパネル本体に取り付けたり、取り外したり できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
机や家具の上に置いて使用される写真立てなどのパネルとして、図18に示す ようなものが知られている。 このパネル10は透明あるいは着色されたパネルボード1が図18のように湾 曲しており、パネルボード1のほぼ中央部には装着部2が設けられている。装着 部2はその前面に貼着された写真枠3を有すると共に、その裏面側には、図19 に示すように写真枠3よりも若干大きめの袋状の受け部4が取り付けられている 。受け部4はその内部に所定の空隙ができるようになされており、その上端部は 開放されている。
【0003】 この空隙内に観賞用シート5が装着される。観賞用シート5の受け部4内への 出し入れは、受け部4のほぼ中央部に設けられたスライド孔6に手を入れながら 、手を上下させるその力で着脱が行われる。 装着された観賞用シート5が脱落しないように安定して保持するため、空隙の 幅はできるだけ観賞用シート5の厚みに近い幅に選定される。
【0004】 観賞用シート5としては、周知のように写真などが多用される。写真を使用す る場合には、Lサイズ(標準サイズ)の写真などが飾れるように、シート受け部 4の大きさや、空隙の幅などが選定される。そして写真などを交換するときには 、受け部4の上部から元の写真を取り出し、新しい写真などを挿入する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のパネル1では、装着部2のサイズが固定されているために、 観賞用シート5のサイズが固定されてしまう。これは受け部4というよりは写真 枠3のサイズによって決まってしまうからである。したがって自由度がない。部 屋に飾りたいと思っている写真などのサイズをパネルサイズに合わせる必要があ る。また、そのサイズが写真で言えばLサイズが最大であるときには、それ以上 の写真(キャビネサイズや六つ切りサイズなど)や、横長のパノラマサイズの写 真などは、飾りたくても飾ることができない。写真サイズを変えたくないときに はそのサイズにあった、パネル1を新たに用意する必要がある。
【0006】 第2に、写真などの交換が意外と面倒である。それは、装着した写真などを位 置決めしなくてはならないので、受け部4の大きさはある程度制限せざるを得な い。そのために、受け部4の摩擦力で写真を保持する必要があり、したがって簡 単には装着した写真などを取り出すことができず、また新しい写真などを挿入す るのが簡単ではなく、その出し入れが面倒である。 第3に、室内の装飾品として遜色がないようにするためには、写真枠3に装飾 を施したり、着色したりする必要があるため、単価が高くなってしまう。
【0007】 そこで、この考案はこのような従来の課題を解決したものであって、特にフ リーサイズの観賞用シートを飾れるようにすると共に、この観賞用シートを簡単 に取り付けたり、取り外すことのできる透明パネルを提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載したこの考案に係る透明パネルで は、湾曲した透明なパネル本体で構成されると共に、 上記パネル本体の裏面側に取り付けられる、伸縮性を有し、上記パネル本体の 湾曲面に沿うように設けられたシート装着保持部とで構成され、 上記シート装着保持部と上記パネル本体の裏面との間に装着された観賞用シー トを、この装着保持部によって保持するようにしたことを特徴とする。 この考案ではパネル本体を湾曲させると共にその裏面側に伸縮性のあるシート 装着保持部によって観賞用シートを保持する。
【0009】 シート装着保持部は伸縮性を有するので、シート装着保持部を手で摘むだけで パネル本体の裏面側に貼り付けられた写真などを簡単に取り外すことができる。 そして新しい写真などを交換して手を離せば、今度はシート装着保持部の張力に よって写真などをパネル裏面に貼り付けた状態で保持できる。
【0010】 パネル本体は内側に湾曲しているので、シート装着保持部が写真裏面を均等に 圧迫するから、これによって写真などを安定して保持できる。パネル本体として 透明なアクリル性樹脂板やガラス板などを使用すると、その表面の摩擦力が大き いので写真などが滑りにくくなり、一層安定して写真を保持できる。
【0011】
【考案の実施の形態】
続いて、この考案に係る透明パネルの一実施形態を図面を参照して詳細に説明 する。 図1はこの考案に係る透明パネル10の実施の形態を示す。この透明パネル1 0は図示するようにその全体がM字状をなす透明なパネルであって、その中央部 には図2に示すように写真などの観賞用シート30が飾られる。以下は観賞用シ ート30として写真を使用した場合について説明する。
【0012】 このような写真を飾るため、透明パネル10はパネル本体12と、この実施の 形態ではその左右両端部にそれぞれ設けられたタブ14,16と、図3以下に示 すようにパネル本体12の裏面側に設けられたシート装着保持部20とで構成さ れる。パネル本体12と一対のタブ14,16は別体構成でも、パネル本体12 を曲げて形成してもよい。タブ14,16の曲げ形成は成型機を使用すれば簡単 に成形できる。
【0013】 パネル本体12は図1のように所定の曲率をもって湾曲された湾曲部として構 成されると共に、後述するようにここに装着される観賞用シートのサイズがほぼ フリーサイズとなるようなサイズであって、しかもこの実施の形態ではパノラマ 写真のようにアスペクト比の大きなシートでも飾ることができるようなアスペク ト比に選定される。この実施の形態は、2.0〜3.0程度のアスペクト比に選 定されるもので、図2に示すように高さHが140mmとしたとき、その幅Wは ほぼ350mmに選定される。その厚みは適宜選定でき、この実施の形態では暑 さ0.2mmの透明アクリル板が使用されている。
【0014】 Lサイズの写真(89×127mm)をワイド化してパノラマサイズ(89× 254mm)としたときのパネル本体12とこの写真30との相対関係を図2に 示す。また、パノラマ写真を飾ったときにパノラマ感が溢れるように、上述した 曲率が選ばれている。
【0015】 一対のタブ14,16は透明パネル10を安定して立てかけられるようにする ためのもので、その幅Wtは3〜5cm程度あれば十分である。このとき、パネ ル本体12の頂部Pが一対のタブ14,16よりも外側にはみ出ないように考慮 されている。これは、後述するように透明パネル10を壁などに掛けて使用する ときの安定性を確保するためである。
【0016】 パネル本体12の裏面12b側には図3に示すようなシート装着保持部20が 設けられる。シート装着保持部20は、透明係止部材22とバネ部材24とで構 成される。
【0017】 バネ部材24はシート装着保持部20自体に適当な伸縮性を持たせるために使 用するもので、線材の細いコイルバネなどを使用することができる。以下コイル バネを使用した場合を例示する。
【0018】 透明係止部材22はバネ部材24を一対のタブ14,16の間であって、その 付け根部付近において連結するために使用されるものであり、またパネル本体1 2の正面側から見たとき、その裏面12b側に設けられた部材をできるだけ視認 しにくくするために使用される連結糸である。したがって透明係止部材22とし ては、細い透明な糸が好ましい。例えば釣り糸のように細く、丈夫な糸が好まし い。そのため釣り糸のうちでも、透明若しくは透明に近い鉤素(ハリス)などを 使用することができる。以下、透明係止部材22を連結糸という。
【0019】 コイルバネ24は透明体ではないが、このコイルバネ24は後述するように写 真30を飾るとき、その裏面側に位置するようにすれば、このコイルバネ24を 視認できないので、不透明体であっても特に問題はない。
【0020】 シート装着保持部20は図3に示すように、タブ14と16の各付け根部付近 との間に架張されて使用される。写真30を安定して保持するためにはコイルバ ネ24は一対以上使用した方が好ましいが、もちろん1本のコイルバネ24のみ を使用し、その両端に横Y字状に連結糸22a、22bを架張するような構成で もよい。
【0021】 図4は一対のコイルバネを使用したときの実施の形態であって、一対のコイル バネ24a、24bを有し、これらが一対のタブ14,16を通して一対の連結 糸22a、22bにより連結される。そして、一対のコイルバネ24a、24b は上下に、所定の間隔を保持した状態でパネル本体裏面12bのほぼ中央部に平 行して位置するように配置される。
【0022】 そのため、図4のようにそれぞれのタブ14,16には所定の間隔を保持して 、所定の位置にそれぞれ透孔14a、14bおよび16a、16bが穿設され、 これらを通して連結糸22a、22bが一対のコイルバネ24a、24bに連結 される。
【0023】 これら複数の透孔14a、14bおよび16a、16bは図3のようにタブ1 4,16の付け根部分に穿設される。これは、パネル本体12の湾曲形状と相俟 って、図6のようにコイルバネ24および連結糸22のそれぞれがパネル本体1 2の裏面12bの湾曲面Pに沿って、この裏面12bと接触した状態で架張され るようにするためである。もちろん、パネル本体12からタブ14,16に至る 面が緩やかな曲面であるときには、この曲面部の一部であって、正面側からは見 えない部分に上述した透孔14a、14b、16a、16bを設けることもでき る。
【0024】 パネル本体12およびタブ14,16のそれぞれの上下端面には図4に示すよ うな凹部18が形成されている。この凹部18内は適当な色で着色される。凹部 内18に入った光が乱反射することで、着色した色で透明パネル10が縁取られ ているように見える。凹部18を形成しないで、直接上述した上下端面を着色し ても良い。
【0025】 さて、このように構成された透明パネル10にあっては、コイルバネ24によ ってシート装着保持部20に対して伸縮性を付与できる。そのため、コイルバネ 24によって、パネル本体12の裏面12b側には図6に示すような分力Fvが 加わることになる。この分力Fvによる裏面12bへの圧力が発生する。またそ の伸縮性によって、コイルバネ24や連結糸22を軽く摘み上げるだけで、コイ ルバネ24や連結糸22をパネル本体12の裏面12bから引き離すことができ る。
【0026】 写真30はパネル本体12の裏面12b側に張り付ける。このとき、図5のよ うに一対のコイルバネ24a、24bに跨って、しかも写真裏面のほぼ中央部に 一対のコイルバネ24a、24bが位置するように、位置決めした上で裏面12 bとシート装着保持部20との間に装着する。
【0027】 そうすると、コイルバネ24と連結糸22とがパネル本体12の裏面12aに 接触した状態になっているので、図6のように装着された写真30もコイルバネ 24や連結糸22に規制され、パネル本体12に沿って湾曲した状態で裏面12 bに張り付く。張り付くと、上下に位置する一対のコイルバネ24による分力F vが写真30全体に亘って作用して、写真30は裏面12bに張り付いた状態を 保持する。つまり、ずり落ちないから、図2のように写真30を透明パネル10 に飾ることができる。パネル本体12としてアクリル板などを使用すると、その 面は粗面であるため、裏面12bの摩擦抵抗によっても写真30がずり落ちにく くなる。
【0028】 パネル本体12の前面12a側からは連結糸22を視認できるが、その存在は 目立たないので、パネルとしての美観を損なうようなことはない。またコイルバ ネ24は写真30によって隠れるので、コイルバネ24も認識されることはない 。
【0029】 透明パネル10に飾ってある写真30を外したり、取り替えるときには、コイ ルバネ24あるいは連結糸22を摘み上げるだけでよい。そのため、取り外し時 間や交換時間が短くて済む。
【0030】 図7はLサイズの写真32を飾るときの装着例である。パネル本体12はアス ペクト比を大きくして複数枚の写真を飾れる広さが確保されているので、Lサイ ズの写真でもこれを2枚同時に飾ることができる。
【0031】 この場合にはそれぞれの写真32A,32Bの裏面にコイルバネ24a、24 bが位置するようにコイルバネ24a、24bは互い違いに取り付けられる。例 えば左側の写真32Aに対してはその上側にコイルバネ24aが位置していると きは、右側の写真32Bにはその下側にコイルバネ24bが位置するように配置 する。
【0032】 そして、写真32A,32Bによってコイルバネ24a、24bが隠れて、パ ネル正面側からはこれらが見えないように、一対のコイルバネ24a、24bは パネル本体12の中央より左右タブ14,16側にシフトした位置に置く。
【0033】 以上のように構成した場合においても、それぞれの写真32A,32Bはコイ ルバネ24a、24bと連結糸22a、22bのそれぞれから得られる力で押さ えつけられるため、装着位置を保った状態で保持される。そして、コイルバネ2 4a、24bは写真32A,32Bの裏面を押圧するため、パネル本体12の前 面12a側からではその存在を知られることがない。
【0034】 図8以下は図7の他の実施の形態を示す。図8は2枚の写真32A,32Bの 上側をコイルバネ24a、24bによってそれぞれ押さえるように構成した場合 である。写真32A、32Bの下側は連結糸22a、22bのみで裏面12b側 に押さえつけられる。この場合でも写真32A、32Bをしっかり固定できる。
【0035】 なお、このコイルバネ24a、24bの取り付け位置は、Lサイズの写真を1 枚パネル本体12の中央部に嵌め込んだ場合でもこの写真の左右何れかの端部( パネル裏面からみて、図では左端部側)から、コイルバネ24a、24bの一部 がはみ出さない位置に選定される。
【0036】 図9に示す実施の形態は、扁平な角状をなす一対の透明支持部材40,42を 使用してシート装着保持部20を構成した場合である。第1の透明支持部材40 は一対の透孔14a、14bを通して連結部材である連結糸44によってタブ1 4に支持される。
【0037】 第2の透明支持部材42には一対のコイルバネ48a、48bが連結糸50を 介して他方のタブ16に連結固定される。そして、一対の透明支持部材40と4 2がフック52によって連結される。 この構成とすると、フック52の装着だけで写真30を交換したり、外したり することができるので、その交換などが非常に手軽にできる。
【0038】 図10は図9の変形例であって、1本のコイルバネ24を使用した場合である 。この場合には、一対の透明支持部材40と42との間にコイルバネ24が設け られるもので、コイルバネ24の一方が透明支持部材40に固定されているとき は、他方はフックによって透明支持部材42に係止されることになる。
【0039】 図11の実施の形態は、一方の連結糸40の代わりに透明なテープ(シート) 54を使用した場合である。比較的幅広の透明テープ54を使用すると、透明支 持部材40のパネル裏面12bに対するホームポジションの位置(上下の位置) が安定するので、写真30の取り付けがより安定する。
【0040】 図11の実施の形態は片方だけ透明テープ54を使用したが、図12に示す実 施の形態は何れも幅広の透明テープ54,56を使用した場合を示す。この場合 には幅広の透明テープ54,56を使用する関係で、一対の透明支持部材40, 42の間の係合、離脱操作を簡単に行うことができる。
【0041】 上述した実施の形態は何れも一対のタブ14,16の上下両端面の角度は、パ ネル本体12の上下端面と同一面となるように構成されているが、図13に示す 実施の形態では、上下端面14c、14d(16c、16d)のうちの何れか一 方、例えば下端面14d、16dが基準面に対して所定の角度θだけ傾けられる 。
【0042】 こうすると、図14にその使用状態を示すように、載置面例えば机の上に載置 した場合には、透明パネル10はθだけ上向いて立て掛けられることになる。 このθなる傾きによって、透明パネル10に飾られた写真30が見やすくなる。 このような観点から、角度θは5°〜15°程度が好ましい。
【0043】 上下端面14c、14d(16c、16d)の何れか一方のみをθだけ傾けた のは、透明パネル10を天地逆にして載置すると、載置面と平行になるから、ユ ーザの好みに応じて、何れかの立て掛け方を選択できるようにするためである。
【0044】 図1に示す実施の形態では、タブ14,16の上下両端面14c、14d(1 6c、16d)の幅はそれぞれ同じである。図15に示す実施の形態はそのうち の一方を他方より幅広にした場合である。図15の場合は、上端面14c、16 dを幅広(La>Lb)にした場合である。
【0045】 このように一方を幅広にしておくと、例えばこの透明パネル10を図16のよ うに壁56に掛けて使用する場合、幅広の端面この例では14c、16cを上側 にしてセットすると、透明パネル10自体はその全体が多少下側に向くことにな る。したがって透明パネル10を目線より多少高めの位置にセットしておくと、 透明パネル10が傾いているため、写真30が見やすくなる。
【0046】 図13の構成と、図15の構成を併せ持つように透明パネル10を構成するこ ともできる。この場合には、机などに立て掛ける場合でも、壁掛けとして使用す る場合でも、何れの場合でも写真30に対する視認性が改善される。
【0047】 上述した実施の形態は何れもパネル本体12の左右両端部に衝立用のタブ14 ,16を形成して、設置の安定性を図ったが、図17のようにパネル本体12の みでこの透明パネル1を構成することもできる。 この場合には、パネル本体12の左右両端部に図示するような係止用凹部60 (60a,60b)、62(62a,62b)を設け、ここに連結糸22a、2 2bを係止するようにすればよい。
【0048】 上述した実施の形態では、観賞用シートとして写真を例示し、しかも写真とし てはLサイズとパノラマサイズの2種類のサイズについて説明したが、図示する アスペクト比をもつパネル本体12であれば、これらのサイズの他に、キャビネ サイズを始めとして、四つ切りや六切りなどのサイズの写真でも飾ることができ るように、アスペクト比を変更できることは容易に理解できる。
【0049】 観賞用シートとして透明パネル10に飾るものは写真に限らず、薄いペーパー 状のシートであれば、絵はがき、台紙に貼られた栞や、薄い台紙そのものなどで も差し支えない。 透明パネル10の材質は、透明材で、比較的軽量であれば、アクリル樹脂に限 らず、使用することができる。
【0050】 上述した実施の形態では、何れも一対のタブ14,16に透孔を設け、ここに 透明係止部材である連結糸を通してシート装着保持部20を一対のタブ14,1 6間に架張するようにしたが、透孔を設ける代わりに、タブ14,16に近接し たパネル本体12の上下左右両端部(四隅)に透明性のあるフックを設け、この フックを利用してシート装着保持部20を架張するように構成することもできる 。
【0051】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案では、アスペクト比の大きなパネル本体に一対の タブを設けると共に、パネル本体の裏面側にシート装着保持部を設けたものであ る。 これによれば、パネル本体は単なる曲面であるので、ここに飾る物のサイズが 制限されない。そのため、パネル本体のアスペクト比が許す範囲内のサイズのシ ートであれば、薄く、軽量でありさえすればどのようなシートでも飾ることがで きる。
【0052】 また、この考案に係る透明パネルに設けられたシート装着保持部は伸縮性を有 するので、透明パネルに飾るべき写真などの取り付け、取り外しが容易になる。 その結果、簡単にしかも僅かな時間で、写真などを交換できる特徴を有する。
【0053】 シート装着保持部に設けられた透明係止部材として透明な糸などを使用する場 合には、パネル本体の裏面にあるこの透明係止部材が見えにくくなり、美観を損 なうことなく写真などを飾ることができる。
【0054】 パネル本体の左右側面にそれぞれタブを設ける場合には、透明パネルを立て掛 けて使用する場合でも、壁などに掛けて使用する場合でも、何れの場合でも安定 して固定できる。 タブの傾きや幅を考慮すると、透明パネルに飾られた写真などが一層視認しや すくすることができる。
【0055】 パネル本体に2枚以上の写真などを飾るときでも、パネル本体に対するバネ部 材の位置を適宜選定してその中央部からオフセットした状態で取り付けることに よって、写真などによってカバーされるため、バネ部材を視認できなくすること が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る透明パネルの実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その平面図である。
【図4】一部を断面したこの考案に係る透明パネルの裏
面図である。
【図5】写真を装着した状態の裏面図である。
【図6】パノラマ写真を装着した状態の平面図である。
【図7】コイルバネの取り付け位置を変えたときの状態
を示す裏面図である。
【図8】ワイド写真を装着した状態の裏面図である。
【図9】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態を
示す裏面図である(その1)。
【図10】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態
を示す裏面図である(その2)。
【図11】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態
を示す側面図である(その3)。
【図12】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態
を示す側面図である(その4)。
【図13】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態
を示す側面図である(その5)。
【図14】その使用状態を示す側面図である。
【図15】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態
を示す裏面図である(その6)。
【図16】その使用状態を示す側面図である。
【図17】この考案に係る透明パネルの他の実施の形態
を示す裏面図である(その7)。
【図18】従来の透明パネルの斜視図である。
【図19】その一部横断面図である。
【符号の説明】
10・・・透明パネル、12・・・パネル本体、14.
16・・・タブ、20・・・装着保持部、22(22
a、22b)・・・連結部材(透明糸)、24(24
a、24b)・・・透明係止部(コイルバネ)、14
c、16c・・・上端面、14d、16d・・・下端
面、30・・・パノラマ写真、32A,32B・・・ワ
イド写真、40,42・・・透明支持部材、52・・・
透明テープ

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湾曲した透明なパネル本体で構成されると
    共に、 上記パネル本体の裏面側に取り付けられる、伸縮性を有
    し、上記パネル本体の湾曲面に沿うように設けられたシ
    ート装着保持部とで構成され、 上記シート装着保持部と上記パネル本体の裏面との間に
    装着された観賞用シートを、このシート装着保持部によ
    って保持するようにしたことを特徴とする透明パネル。
  2. 【請求項2】 上記パネル本体の左右両端部に衝立用の
    タブが形成されたことを特徴とする請求項1記載の透明
    パネル。
  3. 【請求項3】 上記シート装着保持部は、透明係止部材
    とバネ部材とで構成され、 上記装着保持部材は上記パネル本体の左右両端部の間に
    架張されたことを特徴とする請求項1記載の透明パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 上記透明係止部材は、透明な糸か透明テ
    ープであることを特徴とする請求項3記載の透明パネ
    ル。
  5. 【請求項5】 上記バネ部材は、コイルバネであること
    を特徴とする請求項3記載の透明パネル。
  6. 【請求項6】 上記装着保持部は、一対の透明係止部材
    と一対のバネ部材とで構成され、 上記バネ部材は、上記パネル本体裏面側の上下端面側に
    配され、 上下端面側に配されたこれらバネ部材と上記タブとの間
    が上記透明係止部材によって連結されるようになされた
    ことを特徴とする請求項1記載の透明パネル。
  7. 【請求項7】 上記シート装着保持部は、 第1および第2の支持部材と、 上記第1の支持部材と上記一方のタブとの間に取り付け
    られた透明係止部材と、 上記第2の支持部材の上下両端に取り付けられた一対の
    バネ部材と、 上記一対のバネ部材と上記他方のタブとの間に取り付け
    られた透明係止部材と、 上記第1と第2の支持部材の間を連結する着脱自在なフ
    ックとで構成されたことを特徴とする請求項1記載の透
    明パネル。
  8. 【請求項8】 上記透明係止部材は、透明な糸か透明テ
    ープであることを特徴とする請求項7記載の透明パネ
    ル。
  9. 【請求項9】 上記バネ部材は、コイルバネであること
    特徴とする請求項8記載の透明パネル。
  10. 【請求項10】 上記パネル本体のアスペクト比は、
    2.0〜3.0であることを特徴とする請求項1記載の
    透明パネル。
  11. 【請求項11】 上記タブの上下両端面の何れかは、上
    記パネル本体の上下端面に対し、これと同一面か、傾斜
    するようになされたことを特徴とする請求項1記載の透
    明パネル。
  12. 【請求項12】 上記タブの上下両端面の幅は、同一幅
    か、一方が幅広に選定されたことを特徴とする請求項1
    記載の透明パネル。
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