JP3084442B2 - 保護フイルム付き画像の形成方法 - Google Patents

保護フイルム付き画像の形成方法

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JP3084442B2 JP01033456A JP3345689A JP3084442B2 JP 3084442 B2 JP3084442 B2 JP 3084442B2 JP 01033456 A JP01033456 A JP 01033456A JP 3345689 A JP3345689 A JP 3345689A JP 3084442 B2 JP3084442 B2 JP 3084442B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は保護フィルム付き画像の形成方法に関し、更
に詳しくは熱転写画像に優れた画像耐久性を与えるとと
もに、一層優れた美観及び特異性或いは意匠性を与える
保護フィルム付き画像の形成方法に関する。
(従来の技術) 従来、熱転写方法により各種印字や画像を形成する方
法が広く行われている。
これらの熱転写方法は、熱転写層が加熱によって軟化
して被熱転写材に熱転写される、いわゆるワックスタイ
プ(熱溶融タイプ)の熱転写方法と、加熱によって熱転
写層中の染料が昇華(熱移行)して染料のみが被熱転写
材上に熱転写する、いわゆる昇華タイプの熱転写方法と
に大別される。
いずれのタイプにおいても、形成される印字画像は、
熱転写受像シートの表面に単に付着又は染着しているだ
けである為、印字画像の耐摩耗性、耐溶剤性等の画像耐
久性が劣り、更に他の物品と接触した場合には他の物品
に色移りが生じて他の物品を汚染するという問題があ
る。
この様な問題を解決する方法として熱転写印字画像の
表面に透明フイルムをラミネートする方法が考えられて
いる。
(発明が解決しようとしている問題点) しかしながら、単なるラミネート方法では画像耐久性
を単に向上させるだけであり、例えば、熱転写方法を、
身分証明書やパスポート等のIDカード等の作成に使用す
る場合には不満足であり、ラミネートと同時に一層優れ
た美観、意匠性或いは特異性を付与出来ることが望まし
い。特にIDカード等の作成においては、それらカードの
偽造防止性或いは改ざん防止性等も向上させることが要
求されている。
従って本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、熱転写画像に優れた画像耐久性を与えるとともに、
一層優れた美観及び特異性或いは意匠性を与える保護フ
ィルム付き画像の形成方法を提供することである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、ラミネートフィルム、剥離層、ホロ
グラム画像層、接着剤層が順次積層された積層体と、染
料受容層上に設けられた熱転写画像とを、該接着剤層と
該熱転写画像層とが接するように重ねあわせ、次いで前
記ラミネートフィルムおよび剥離層を剥離することを特
徴とする、保護フィルム付き画像の形成方法である。
(作用) ラミネートフイルムの少なくとも一部にホログラム画
像を形成し、且つ一方の面に接着剤層を設け、これを熱
転写画像面にラミネートすることによって、転写印字画
像に優れた画像耐久性を与えるとともに、一層優れた美
観及び特異性或いは意匠性を与えることが出来る。特に
このラミネートフイルムをIDカード等の作成に利用する
場合には、ホログラム画像は簡単な設備や小規模事務所
では作成困難である為に偽造防止性や改ざん防止性に優
れる。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を例示する添付図面を参照して
本発明を更に詳細に説明する。
第1図は本発明の方法により形成される保護フイルム
の1例の断面を説明する図であり、この例ではホログラ
ム画像2を有する透明ラミネートフイルム1の面に接着
剤層3を形成したことを特徴としている。
この様なラミネートフイルムを、第2図示の様に熱転
写画像8を有している熱転写受像シート7の画像面に、
接着剤層3を用いてラミネートすることにより印字画像
の耐久性が向上するだけでなく、第3図にその平面を示
す様にラミネート面から観察される画像は、熱転写画像
8の他にホログラム画像2も同時に観察されるので全体
的に美観、意匠性及び特異性が向上する。
以上の第1図乃至第3図示のホログラム画像2はラミ
ネートフイルム1の一部に設けられたもので、この場合
のホログラム画像2は透明型でも反射型でもよく特に限
定されない。しかしながら、反射型ホログラム画像を使
用する場合には、ホログラム画像と下地になる熱転写画
像とが重なる場合には、下の熱転写画像が観察不能とな
るので、熱転写画像8とホログラム画像とが重ならない
様にすることが必要である。
第4図及び第5図は本発明の方法により形成される保
護フイルム付き画像の別の態様を説明する図である。こ
の例の構成は、基本的には第1図乃至第3図示の例と同
様であるが、ホログラム画像2は透明型又は半透明型の
ホログラム画像であって、ラミネートフイルム1の全面
に設けられている。この様なラミネートフイルムを前記
実施例と同様に熱転写画像8が形成された熱転写受像シ
ート7の表面に接着剤層3を利用してラミネートするこ
とにより、前記と同様にラミネート面から観察される画
像は熱転写画像8の他にホログラム画像2が同時に観察
されるので、全体的に美観、意匠性及び特異性が向上す
る。特にこの場合には、ホログラム画像2は透明性又は
半透明性であるので、下地となる熱転写画像8と重なっ
てもよく、更に美観、意匠性及び特異性等が向上するの
で好ましい。又、ラミネートフイルム1の表面には硬度
の高い樹脂により表面保護層9を形成してもよい。
第6図は本発明の実施態様を説明する図であり、この
例ではラミネートフイルム1とホログラム画像2との間
に剥離層10を形成しておき、前記第二の実施態様と同様
にラミネート後にラミネートフイルム1を剥離するもの
である。従ってこの場合にはホログラム画像2がラミネ
ートフイルムを兼ねていることになる。
以上の如き本発明で使用するラミネートフイルム1と
しては、下地となる熱転写画像8がフイルム1を通して
観察出来る程度以上の透明性を有していればよく、着色
や艶消し処理が施されていてもよい。特に好ましいフイ
ルムは、ポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリカ
ーボネートフイルム、ポリアミドフイルム等であり、透
明性、機械的強度、耐熱性等を考慮するとポリエチレン
テレフタレートフイルムが最適である。
又、本発明で使用するホログラム画像2とは、従来公
知のいずれの透明型、半透明型又は不透明型(反射型)
ホログラム画像でもよく特に限定されない。
この様なホログラム画像自体は公知であり、本願出願
人によるホログラムの製造及び利用に関する多数の先行
出願明細書或いは「印刷情報、1986年3月号17乃至24
頁)において竹内によって詳細に解説されている。
本発明において特に好ましいホログラムは、レリーフ
ホログラムである。
レリーフホログラムはホログラム像が昼光又は照明光等
の白色光或いはレーザー光等の特定の再生光によって立
体的に再生されるものであり、特に昼光や照明光等の白
色光によって像が再生されるホログラムは、通常の状態
でもホログラム像が観察されるので装飾性にも優れてお
り、一方、レーザー光によって像が再生されるタイプの
ものは偽造又は改ざんの発見性に優れている。
第4図を用いてレリーフホログラムを説明する。レリ
ーフホログラムは、支持層2(本発明ではラミネートフ
イルム2に対応する)、ホログラム形成層5及びホログ
ラム効果層4が順次積層された構成を有している。
この様なホログラムシートは、例えば、ポリエチレン
テレフタレートフイルム等の支持体フイルム2の表面
に、常温で固体で熱形成性を有する樹脂層、例えば、常
温で固体で且つ熱可塑性の電離放射線硬化性樹脂層5
(ホログラム形成層)を形成し、この面にホログラムの
干渉模様が凹凸形状に形成されているホログラム原版
(不図示)を加圧接触させて凹凸形状6を樹脂層5に転
写し、硬化させ、更にその凹凸形状6の表面に十分な透
明性と或る角度での大きな反射性を兼ね備え、且つホロ
グラム形成層5と屈折率が異なる材料(例えばアルミニ
ウム蒸着薄膜)からなる薄膜のホログラム効果層4を形
成することによって得られる。これらの形成材料及び形
成方法は前述の通り従来公知の材料及び方法でよい。
この様なホログラムシートはそのホログラム効果層4
によって反射光でホログラム像が観察出来るとともに、
ホログラム効果層4が透明に近いので透過光でも観察出
来、全体として透明乃至半透明である。勿論、上記ホロ
グラム効果層を形成しなければ完全透明ホログラムシー
トとなり、ホログラム効果層を例えば不透明且つ反射性
の金属等で形成すれば、不透明(反射)型レリーフホロ
グラムとなる。
これらのホログラムシートの厚みは任意でよく、例え
ば、10乃至300μm程度の厚みが一般的である。
上記ホログラム画像2の表面に形成する接着剤層3
は、加熱によって軟化して接着性を発揮する感熱接着剤
でもよいし、又、粘着剤から形成し加圧によって接着性
を発揮する感圧性接着剤のいずれでもよい。この様な感
熱接着剤及び感圧接着剤はいずれも公知であり、公知の
接着剤はいずれも本発明でそのまま使用することが出来
る。接着剤層の厚みは、例えば、5乃至50μm程度でよ
い。又、接着剤層を粘着剤から形成する場合にはその表
面に離型紙(不図示)を貼着させることも好ましい。) 一方、上記の本発明のラミネートフイルムを積層する
対象物は熱転写画像を有するものであり、熱転写画像を
形成する熱転写方法も同様に公知であり、基材フイルム
の表面に顔料を含むワックス層を形成した溶融型の熱転
写シート又は基材フイルムの表面に熱で移行する染料を
バインダーで担持させた染料層を設けた昇華型の熱転写
シートを用いるいずれの熱転写方法も本発明で使用出来
特に限定されない。
昇華型熱転写シートに使用する染料の例としては、従
来公知の熱転写シートに使用される染料はいずれも本発
明に有効に使用可能であり、特に限定されない。例え
ば、幾つかの好ましい染料としては、赤色染料として、
MSレッドG、マクロレックスレッドバイオレットR、セ
レスレッド7B、サマロンレッドHBSL、SKルビンSEGL、バ
イミクロンSN VP 2670、レゾリンレッドF3BS等が挙げ
られ、又、黄色の染料としては、ホロンブリリアントイ
エローS−6GL、PTY−52、マクロレックスイエロー6G、
テラジルゴールデンイエロー2RS等が挙げられ、又、青
色染料としては、カヤセットブルー714、ワクソリンブ
ルーAP−FW、ホロンブリリアントブルーS−R、MSブル
ー100、ダイトブルーNo.1等が挙げられる。
熱転写画像を形成する為の熱転写受像シートも公知の
ものでよく、紙やプラスチックシート、カード基材等が
いずれも使用出来る。
1例として昇華型の熱転写受像シートの例について説
明すると、この受像シートは適当な基材フイルム上に染
料受容層を形成したものであり、従来よりこの種の被熱
転写シートの受容層に使用されているものであれば、ど
のようなものであっても使用可能である。このような材
質としては、例えば、下記(a)乃至(e)の合成樹脂
の単独又は2種以上の混合物が挙げられる。
(a)エステル結合を有するもの。
ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリカーボ
ネート、ポリ酢酸ビニル、スチレンアクリレート樹脂、
ビニルトルエンアクリレート樹脂等。
(b)ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン等。
(c)アミド結合を有するもの。
ポリアミド(ナイロン等)。
(d)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(e)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリロニトリル等。
又、染料受容層は飽和ポリエステルと塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体との混合樹脂により構成することも出
来る。この場合、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は塩
化ビニル成分含有率85乃至97重量%で、重合度200乃至8
00程度のものが好ましい。又、塩化ビニルと酢酸ビニル
のみの共重合体である場合に限らず、ビニルアルコール
成分やマレイン酸成分を含むものでもよい。
更に染料受容層は前記ポリスチレン以外のスチレン系
樹脂により構成することも出来る。このスチレン系樹脂
としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン等のスチレン系モノマー等の単独重合体若
しくは共重合体或いはこれらスチレン系モノマーと他の
モノマー、例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の
アクリル若しくはメタクリル系モノマーや無水マレイン
酸、塩化ビニル−アクリル酸系モノマー等との共重合体
が挙げられる。
本発明において上記染料受容層中に必要により紫外線
吸収剤を添加することも出来る。紫外線吸収剤を添加す
ることにより、熱転写シートより移行して受容層上に染
着した染料の耐候性が向上する。紫外線吸収剤としては
ベンゾフェノン系、ヒンダードアミン系、ベンゾトリア
ゾール系等が挙げられる。又その添加量は染料受容層を
構成する樹脂100重量部に対して0.05乃至5重量部程度
である。
上記染料受容層中には必要に応じて熱転写シートとの
剥離性を向上させる目的で離型剤を含有せしめることも
出来る。離型剤としてはポリエチレンワックス、アミド
ワックス、テフロンパウダー等の固形ワックス類、弗素
系や燐酸エステル系の界面活性剤或いはシリコーンオイ
ル等が挙げられるが、シリコーンオイルが好ましい。シ
リコーンオイルとしては油状のものも用いられるが、硬
化型のものが好ましい。硬化型のシリコーンオイルとし
ては、反応硬化型、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられ
るが、反応硬化型のシリコーンオイルが特に好ましい。
反応硬化型のシリコーンオイルとしては、アミノ変性シ
リコーンオイルとエポキシ変性シリコーンオイルと反応
硬化させたものが好ましい。これら硬化型のシリコーン
オイルの添加量は染料受容量を構成する樹脂100重量部
に対して0.5乃至30重量部が好ましい。離型剤は受容層
3中に添加する場合に限らず、離型剤を適当な溶媒に溶
解又は分散させたものを受容層3の表面に塗布乾燥させ
て離型剤層を形成してもよい。離型剤層を構成する離型
剤としては前記したアミノ変性シリコーンオイルとエポ
キシ変性シリコーンオイルとの反応硬化物が特に好まし
い。離型剤層は0.01乃至5μm、特に0.05乃至2μmの
厚さに形成することが好ましい。離型剤層は染料受容層
3の表面の一部に設けても全面に設けてもよいが、離型
剤層を染料受容層表面の一部に設けた場合、離型剤層が
設けられていない部分にはドットインパクト記録、感熱
溶融転写記録や鉛筆等による記録を行うことが出来、離
型剤層の設けられた部分には昇華転写記録を行い、離型
剤層の設けられていない部分には他の記録方式による記
録を行う等、昇華転写記録方式と他の記録方式とを併用
することが出来る。
以上本発明を好ましい例で説明したが、本発明は、種
々の熱転写画像を有するもののラミネートに有用であ
り、例えば、学生証、企業等の社員証、官公庁の身分証
明書、各種クラブ等の会員証、キャッシュカード等の如
くそれを所持する者の国籍、住所、生年月日、社名、官
公庁名、職責、権利等を証明するカード類等、従来公知
の各種身分証明書等の作成にはいずれも本発明のラミネ
ートフイルムが適用出来る。勿論本発明の用途は身分証
明書等にのみ限定されるものではなく、例えば、装飾性
に優れた各種印刷物の形成にも有用である。
(効果) 以上の如き本発明によれば、ラミネートフイルムの少
なくとも一部にホログラム画像を形成し、且つ一方の面
に接着剤層を設け、これを熱転写画像面にラミネートす
ることによって、転写印字画像に優れた画像耐久性を与
えるとともに、一層優れた美観及び特異性或いは意匠性
を与えることが出来る。特にこのラミネートフイルムを
IDカード等の作成に利用する場合には、ホログラム画像
は簡単な設備や小規模事業所では作成困難である為に偽
造防止性や改ざん防止性に優れる。
(参考例) 次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い限り重量
基準である。
参考例1 大日本印刷株式会社製の透明型レインボーホログラム
シート(A3版サイズ、厚み50μm)の表面にエチレン−
酢酸ビニル共重合体の溶液を塗工及び乾燥させて、厚み
約20μmの接着剤層を形成して本発明のラミネートフイ
ルムを得た。
一方、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色の昇華型
熱転写シートと、表面に染料受容層を形成した硬質塩化
ビニル樹脂製カード基材とを、夫々の染料層と染料受容
面とを対向させて重ね合せ、感熱昇華転写プリンター
(VY−50、(株)日立製作所製)を用いて、90mJ/mm2
印字エネルギーで熱転写シートの裏面からサーマルヘッ
ドで順次熱転写を行い、イエロー、シアン及びマゼンタ
の3色からなる6人分のフルカラー顔写真、サイン、生
年月日、住所及び所属団体名等を記録した。
上記画像面に前記のラミネートフイルムを熱により貼
り合せ且つ6個に裁断して6人分のIDカードを作成し
た。
上記証明カードは正面から見るとホログラム像は観察
されず、熱転写画像が鮮明に認められる。これを約45℃
の角度で観察すると鮮明なホログラム立体像が観察され
た。
次にホログラムシートを強制的に剥離したところ、画
像の記録された染料受容層が部分的に破壊され、一部は
基材シートの方に、残りはホログラムシートの方に残
り、顔写真等の改ざんは事実上不可能な状態であった。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明において使用されるラミネー
トフイルム及びそれらの使用の態様を図解的に示す図で
ある。 1:ラミネートフイルム 2:ホログラム画像 3:接着剤層 4:ホログラム効果層 5:ホログラム形成層 6:凹凸形状 7:熱転写受像シート 8:熱転写画像 9:保護層 10:剥離層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 15/10 B41M 5/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラミネートフィルム、剥離層、ホログラム
    画像層、接着剤層が順次積層された積層体と、染料受容
    層上に設けられた熱転写画像とを、該接着剤層と該熱転
    写画像層とが接するように重ねあわせ、次いで前記ラミ
    ネートフィルムおよび剥離層を剥離することを特長とす
    る、保護フィルム付き画像の形成方法。
JP01033456A 1989-01-31 1989-02-13 保護フイルム付き画像の形成方法 Expired - Lifetime JP3084442B2 (ja)

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