JP3083956U - 履物用インソール - Google Patents

履物用インソール

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JP3083956U JP2001005229U JP2001005229U JP3083956U JP 3083956 U JP3083956 U JP 3083956U JP 2001005229 U JP2001005229 U JP 2001005229U JP 2001005229 U JP2001005229 U JP 2001005229U JP 3083956 U JP3083956 U JP 3083956U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造に多くの労力や費用を必要とせず、足裏
へのフィット感にすぐれた履物用インソールを提供す
る。 【解決手段】 基材層3と表面層2とを有し、必要に応
じて滑り止め層4を設けてなる履物用インソールであっ
て、基材層3が反発弾性15%以下で、かつ厚さが5m
m以上の均一な低反発ウレタンフォームのシートからな
り、反発弾性が小さいため、足裏裏面の形状によくフィ
ットし、厚さが5mm以上あるので履物底面との接触感
もなく、フィット感にすぐれるとともに、金型によるプ
レス成型や、形状記憶ポリウレタンフォームの加熱加工
の必要がなく、製造が容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、靴などの履物に用いる履物用インソールに関するものであり、特に 、足裏へのフィット感にすぐれ、しかも製造が容易な履物用インソールに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、靴などの履物に用いる履物用インソールとしては、足裏へのフィット感 にすぐれたものが求められ、種々の提案が行われてきた。例えば、特開平11− 103904号公報には、「ヒト足裏面の輪郭に略合致する形状を有するポリウ レタンフォーム層の上側面に繊維層を配置してなる履物用インソール」が開示さ れている (請求項1参照)。
【0003】 図3はその実施例を示す図であり、図3(a)は、その平面図、図3(b)は、 そのX−X断面図、図3(c)は、そのY−Y断面図である。符号21aはイン ソールの指先部、21bは前足部付近、21cは土踏まず部分を示し、それぞれ が足裏裏面の形状に合致するように、形成されている。すなわち、「ポリウレタ ンフォーム層が、インソールの土踏まず部分21cに合致する***部を有すると ともに、若干凹状に歪曲した前足付近部21bから指先部21a方向に上向傾斜 してなる形状を有する履物用インソール」 (請求項4参照)が記載されている。
【0004】 しかし、この履物用インソールを製造するには、 「該繊維層が中敷の表面層になるように、エチレンー酢酸ビニルコーポリマー をバインダーとしてポリウレタンフォームに熱接着させ、100〜250℃の温 度を持たせた金型を用いてプレス加工し、立体形状を作成し、中敷形状に裁断し た」(同公報第6コラム第8〜12行参照)とあるように、 イ、金型を作ったり、 ロ、それを用いてプレス加工をするなど、 多くの労力と費用が必要である。 ハ、また、足裏裏面の形状は、使用者ひとりひとり異なるものであり、それぞ れに合わせて作るにはいっそう多くの労力と費用が必要である。
【0005】 そこで、形状記憶ポリウレタン発泡体によって履物用インソールを構成する製 造方法が提案されている(例えば、特開平5−199906号公報参照)。 しかし、この製造方法によっても、請求項1に記載されているように、 形状ポリウレタン発泡体を人の足の裏側の平面形状に切断して芯材 とし、芯材の表面と裏面に保護シートを張り付ける工程のほか、 芯材を50℃〜120℃に加温して軟化し、 軟化した状態で使用者の足型の断面と等しい形状を付与し、 形状を付与したまま使用時の温度まで温度を下げて硬化する。 という工程が必要である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のイ〜ハや、〜のような多くの労力と費用を必要としない で、足裏へのフィット感にすぐれた履物用インソールを提供することを課題とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の請求項1記載の考案は、 基材層の上面に繊維体からなる表面層を設けた履物用インソールにおいて、 前記基材層は、反発弾性が15%以下で、厚さが均一な低反発ウレタンフォーム からなり、 前記基材層の厚さは、5mm以上であることを特徴とする。
【0008】 ここに、反発弾性とは、JIS K 6401に規定される測定方法によるも のであり、基材層が反発弾性15%以下で、かつ厚さが5mm以上の均一な低反 発ウレタンフォームのシートは、低反発である(反発弾性が小さい)ため足裏裏 面の形状によくフィットし、足裏裏面の形状に合わせるための金型によるプレス 成型や、形状記憶ポリウレタンフォームを加熱し、軟化して足裏裏面の形状に合 わせる必要がなく、平面形状だけ合わせればよい。反発弾性が15%を超えると 足裏に反発力が感じられ、厚さが5mm未満であると、履物底面との接触感が強 くなり、不快感が生じる。
【0009】 請求項2記載の考案は、 請求項1記載の履物用インソールにおいて、 前記基材層の下面に滑り止め層を設けたことを特徴とする。
【0010】 基材層の下面に滑り止め層を設けると、履物用インソールが履物の内部で滑っ て片寄るのを防止できる。
【0011】 請求項3記載の考案は、 請求項1又は2記載の履物用インソールにおいて、 前記基材層の硬さは、20〜80ニュートン(以下「N」と表記する)である ことを特徴とする。
【0012】 ここに、硬さはJIS K 6400に規定される方法によるものであり、基 材層の硬さが、20N未満であると外反母指の原因となるなどの危険性があり、 80Nを超えると足裏に硬さが感じられ、多少不快感が生じる。
【0013】 請求項4記載の考案は、請求項1乃至3のいずれかに記載の履物用インソール において、 前記表面層の前足付近部の外周辺寄り及び内周辺寄りにそれぞれ外部滑り止め 部及び内部滑り止め部を設けたことを特徴とする。
【0014】 これにより、ゴルフのように、体重のかかる部分が激しく移動する場合でも、 足裏と履物用インソールとの滑りを防止できる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。 図1は、本考案の第1の実施形態の説明図であり、図1(a)は平面図、図1 (b)はそのX−X断面図、図1(c)はY−Y断面図である。 図2は、第2の実施形態の説明図であり、図1(a)は平面図、図2(b)は そのX−X断面図、、図2(c)はY’−Y’断面図である。
【0016】 先ず、図1において、履物用インソール1は、表面層2と基材層3と滑り止め 層4とで形成されている。 基材層3は、反発弾性が15%以下で、厚さtが均一な低反発ウレタンフォーム の平板からなり、厚さtは、5mm以上である。
【0017】 表面層2及び滑り止め層4は、特に限定されず、用途に応じて種々選択される が、ポリエステル、ナイロン、レーヨン、ポリプロピレン等の合成繊維を経編、 丸編、ジャガード織、ドビー織、平織したもの、及び綿、ポリエステルの混紡、 麻及び麻の混紡、ナイロンの混紡、レーヨンの混紡、ポりプロピレン等の繊維を 平織、ドビー織、ジャガード織したものなどが用いられる。
【0018】 表面層2は、抗菌性・防臭性を付与した繊維層であることが望ましい。 また、ポリエステル等の疎水性繊維を用いれば、表面が乾燥した状態が保たれ る。そして、疎水性繊維層と吸湿性繊維層の複層構造とすると吸湿性繊維層で汗 等の湿分が吸収されるので疎水性繊維層表面の乾燥状態をさらによく維持するこ とができる。さらに、保温感を良くするには、綿、レーヨン等の親水性を有する 繊維を用いるのが好ましい。 また、滑り止め層4は、履物底面との摩擦係数が大きいものが好ましい。 基材層3の下面に滑り止め層4を設けると、履物用インソール1が履物の内部 で滑って片寄るのを防止することがことができる。
【0019】 上記ののように基材層3の上下に表面層2及び滑り止め層4を設けて履物用イ ンソールを製造する方法も特に限定されないが、接着剤を用いて上記の3層を貼 り合わせ、その後足型に合わせて型切りするのが簡単である。接着剤としては、 シャープ化学工業(株)製のシャピボンド#317Yなどが基材層にも繊維層に も強い接着力を有するので好ましいがこれに限定されるものではない。
【0020】 このように、履物用インソール1は、厚さが一定の低反発ポリウレタンフォー ム層3の上下に表面層2及び滑り止め層4を貼着し、型切りするだけであるから 、金型を作ったり、形状記憶ポリウレタンフォームを加熱したりする必要がなく 、型切り用の平面足型だけを幾種類か容易すればよいので、製造が容易である。 また、5mm以上の低反発ポリウレタンフォームが足裏の立体形状に添って容易 に変形し、しかも反発力が小さいので、足裏へのフィット感にすぐれている。 ゴルフ等のスポーツシューズに使用する場合のように、体重移動によって足の 幅方向の力が生ずる場合も、足裏の形状に履物用インソールがぴったり吸い付く よにフィットするので滑りが生じにくい。
【0021】 次に、図2に基づいて本考案の第2の実施形態について説明する。 履物用インソール11が、第1の実施形態の履物用インソール1と異なる主な 点は、表面層12であり、基材層13及び滑り止め層14は、それぞれ履物用イ ンソール1の基材層3及び滑り止め層4と基本的に同じ構成のものであるから、 説明を省略する。
【0022】 表面層12は、その前足付近部11bの外周辺寄り及び内周辺寄りに内側滑り 止め部15及び外側滑り止め部16をそれぞれ設けた点で、前記履物用インソー ル1の表面層2と異なる。これは、表面層2と同じ繊維層の前記部分にEVA等 の樹脂を含浸させるなどの滑り止め加工を施すことにより形成される。図2は、 左足用のインソールを表しているが、右足用インソールの場合は当然、X軸に対 してこれと対称形になる。
【0023】 この実施形態の履物用インソール11は、特にゴルフシューズに用いるのに適 している。ゴルフクラブを握ってスイングを行う際、テークバック→トップスイ ング→ダウンスイング→フォロースルーといわれる一連の動作に応じて足裏の体 重がかかる部分も移動する。トップスイング→ダウンスイングのときには、軸足 (例えば右足)の小指の付け根付近が外側滑り止め部15にかかり、ダウンスイ ングのときには親指付け根付近が内側滑り止め部16にかかるから、これらの滑 り止め部15,16でそのときどきに軸足がしっかり固定され、姿勢が崩れない から正確に打てる。フォロースルーに入ったときには、軸足の反対側の足(例え ば左足)に体重が移動するが、その足の内側滑り止め部16に親指の付け根付近 がかかるので、態勢が崩れない。
【0024】 以上の実施形態では、いずれも基材層3、13の下に滑り止め層4,14を設 けたものとしたが、本考案は、それらに限定されるものではなく、スポーツ用シ ューズのように体重移動の激しい用途に用いるものでなければ、滑り止め層3, 13は設けなくてもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上に述べたとおり、本考案の請求項1記載の考案によれば、 基材層が反発弾性15%以下で、かつ厚さが5mm以上の均一な低反発ウレタ ンフォームからなるので、反発弾性が小さく、足裏裏面の形状によくフィットす る。また、足裏裏面の形状に合わせるための金型によるプレス成型や、形状記憶 ポリウレタンフォームを加熱し、軟化して足裏裏面の形状に合わせる必要がなく 、平面形状だけ合わせればよいので少ない労力と費用で製造できるという効果が ある。
【0026】 請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の考案の効果に加えて、 基材層の下面に滑り止め層を設けたので、履物用インソールが履物の内部で滑 って片寄るのを防止でき、運動がしやすいという効果がある。
【0027】 請求項3記載の考案によれば、請求項1又は2記載の考案の効果に加えて、 基材層の硬さが適度であるから、外反母指の原因となったり、足裏に不快感を 感じたりすることがないという効果がある。
【0028】 請求項4記載の考案によれば、請求項1乃至3のいずれかに記載の考案の効果 に加えて、 表面層の前足付近部の外周辺寄り及び内周辺寄りにそれぞれ外部滑り止め部及 び内部滑り止め部を設けたので、ゴルフのように体重のかかる部分が激しく移動 する場合でも、足裏と履物用インソールとの滑りを防止できるという効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態の説明図である。
【図2】本考案の第2の実施形態の説明図である。
【図3】従来の履物用インソールの説明図である。
【符号の説明】
1、11 履物用インソール 2、12 表面層 3、13 基材層 4、14 滑り止め層 15 外部滑り止め部 16 内部滑り止め部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層の上面に繊維体からなる表面層を
    設けた履物用インソールにおいて、 前記基材層は、反発弾性が15%以下で、厚さが均一な低
    反発ウレタンフォームからなり、 前記基材層の厚さは、5mm以上であることを特徴とす
    る履物用インソール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の履物用インソールにおい
    て、 前記基材層の下面に滑り止め層を設けたことを特徴とす
    る履物用インソール。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の履物用インソール
    において、前記基材層の硬さは、20〜80ニュートン
    であることを特徴とする履物用インソール。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の履物
    用インソールにおいて、 前記表面層の前足付近部の外周辺寄り及び内周辺寄りに
    それぞれ外部滑り止め部及び内部滑り止め部を設けたこ
    とを特徴とする履物用インソール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015509405A (ja) * 2012-03-01 2015-03-30 スペンコ メディカル コーポレーション 過回内および膝関節ストレスの軽減のためのインソール
JP2017012754A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 正盛 陳 インソールとそれを具えたスリッパ
JP2018042908A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 三井化学株式会社 靴インソールおよび靴

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