JP3083141U - 可動戸当り - Google Patents

可動戸当り

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JP3083141U JP2001005205U JP2001005205U JP3083141U JP 3083141 U JP3083141 U JP 3083141U JP 2001005205 U JP2001005205 U JP 2001005205U JP 2001005205 U JP2001005205 U JP 2001005205U JP 3083141 U JP3083141 U JP 3083141U
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裕 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急事態が発生時に、ブース外側から関係者
によって容易に戸当りを外し扉を外側に開けることがで
き、作動性が確実な可動戸当りを得ること。 【解決手段】 略方形基板21の下方両端面に連結リブ
23が後側に突設され連結リブ23の下方左右に一対の
軸孔23aと上方一方に係合孔23bが穿設されている
可動部材2と、基板21上方に固着され後面が食出し状
態におかれているブロック状の弾性材4と、略方形の垂
直片61の固定部材6と、垂直片61と向合い係合孔2
3bと係合可能な舌片33が上縁部の一方外側に突設さ
れている係合部材3と、ばね52と基板21と平行方向
に各軸孔23aに挿着されるシャフト51とを有する回
動軸部5とを備え、扉面上端部の後側に固定部材6及び
前側に係合部材3を配設して互いに固着し、ばね52を
介して可動部材2の係合部材3に対する着脱及び回動軸
部5軸芯回りの回動により弾性材4を扉上縁部に対し突
設位置から下方位置に退避可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、トイレット等の内開き扉上部に用いられる戸当りの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブース式のトイレット等の扉は通常内側のみに開き、扉閉鎖時にブースの上枠 部に当接するよう弾性材を取付けた戸当りが扉上縁部に固設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の戸当りを用いた扉においては、内側から施錠して使用中の使用者が急病 で倒れる等の緊急事態が発生した場合、救出のためにはブース内が狭いので扉を 外側に開けたいが戸当りが邪魔になり、戸当り又は扉を破壊せねばならず開扉は 容易なことではではなかった。本考案は、緊急事態が発生した場合、ブース外側 から関係者により容易に弾性材を取付けた戸当りを退避位置に移動回避させて扉 を外側に開けることができるようにでき、構造簡単で僅かなスペースで済み、作 動性が確実な可動戸当りを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、 請求項1の考案にあっては、扉面内側よりみて前後とし、略方形基板21の下 方両端面に連結リブ23が後側に突設され該連結リブ23の下方左右に一対の軸 孔23aと上方一方に係合孔23bが穿設されている可動部材2と、前記基板2 1上方に固着され後面が食出し状態におかれているブロック状の弾性材4と、略 方形の垂直片61の固定部材6と、前記垂直片61と向合い前記係合孔23bと 係合可能な舌片33が上縁部の一方外側に突設されている係合部材3と、ばね5 2と前記基板21と平行方向に前記各軸孔23aに挿着されるシャフト51とを 有する回動軸部5とを備え、扉面上端部の後側に前記固定部材6及び前側に前記 係合部材3を配設して互いに固着し、前記ばね52を介して前記可動部材2の前 記係合部材3に対する着脱及び回動軸部5軸芯回りの回動により前記弾性材4を 前記扉上縁部に対し突設位置から平行する下方位置に退避可能とした可動戸当り により解決した。 請求項2の考案にあっては、イ)可動部材2には基板21上方両端面に連結リ ブ23より僅かに小さい前後幅のリブ22が後側に突設され、ロ)係合部材3に は略方形基板31の左右端縁に垂直方向に一対の側板32が前側に突設され上方 視において開口前側の略コ字形に形成され、該基板31の略中央部に固着孔31 aが貫通され、該側板32の上縁部の一方外側に水平方向に断面異形状の舌片3 3が突設され、該側板32下方対向位置に通し孔32aが穿設され、ハ)固定部 材6には垂直片61前面にねじ孔62を有する筒状片62が突設され、該ねじ孔 62に固着具7が螺合され、ニ)前記軸孔23aと通し孔32aとを同軸にある ように配設し、前記他方連結リブ23及び側板32 との間にばね52をおいて シャフト51を貫通せしめ止め具によりシャフト51 を抜出し不能とし、前記 舌片33及び係合孔23bが該ばね52の加圧力によって係合し前記可動部材2 の一方方向への移動によって係合が解除可能とされている請求項1に記載の可動 戸当りとすることができる。 請求項3の考案にあっては、ばね52がコイルばねで、他方側板32の通し孔 32a上方に穿設された小孔32bに挿着される直線状の一方端52aと、他方 連結リブ23の軸孔23a上方に穿設された小孔23cに挿着される直線状の他 方端52bとが無負荷状態で90度の位相差をおいて両端部に付加されている請 求項2に記載の可動戸当りとするのが好ましい。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき以下詳細に説明する。 図1は本考案の可動戸当りを装着した扉の閉扉状態及び内開き状態を示す概略 斜視図である。 図2は本考案の可動戸当りの脱着状態にある扉の閉扉状態及び外開き状態を示 す概略斜視図である。 図3は、本考案の可動当りの後側より視た分解斜視図である。 図4は、本考案の可動当りの前側より視た分解斜視図である。 図5は、本考案の可動戸当りの組立て斜視図で、扉の通常使用時及び緊急事態 発生時の各状態を示す。。 以下の説明においては、扉をブース内側よりみて前又は表側とし、反対側を後 又は裏側とし、前側から後側に向かって見て左右、上下とし、各構成は扉に装着 された使用態様において説明する。
【0006】 図3。4を参照して本考案の可動戸当り1は、可動部材2、係合部材3、弾性 材4、回動軸部5、固定部材6及び固着具7を有している。 図3、4に示す各構成要素は、可動戸当り1を装着した扉の閉扉及び内開き状 態における位置で説明する。 可動部材2は、金属板材製で、略方形基板21の左右両端面上方に垂直方向に 一対のリブ22が後側に向けて突設されている。リブ22は内法で左右間隔A及 び前後幅bにとられ基板21とで溝形のスペースが確保されて弾性材4が収納可 能とされている。又基板21の左右両端面下方垂直方向にリブ22に続けて前後 幅eより僅かに大きい前後幅の一対の連結リブ23が後側に向けて突設され、該 連結リブ23の下方には一対の円形の軸孔23aが穿設され、上方には一方のみ (本例では扉の内側よりみて左側、以下同じ)に後述する舌片33に係合可能な 例えば方形等の断面異形の係合孔23bが穿設され、連結リブ23には他方(本 例では右側)の軸孔23aの僅か上方に後述するばね52の他方端52bが挿着 可能な小孔23cが穿設されている。基板21の前面に記載されている矢印Zは 、後述する可動部材2の回動軸部5回りの回動を開始するための基板21の移動 方向を示している。 係合部材3は、金属板材製で、略方形基板31の左右端縁に垂直方向に左右外 法Cの一対の側板32が前側に向けて突設され上方視において開口を前側におい た略コ字形に形成され、基板31の上下略中央部に通常左右一対の固着孔31a が前後に貫通されている。側板32の上縁部の一方(本例では左側)の外側に向 けて水平方向に舌片33が僅かに突設され、舌片33の先端部は可動部材2の係 合孔23bに係合及び離脱可能な例えば方形等の断面異形状及び大きさにとられ 、側板32には回動軸部5が挿着可能な通し孔32aが左右一対穿設され、側板 32の他方(本例では右側)の通し孔32aの僅か上方に後述するばね52の一 方端52aが挿着可能な小孔32bが穿設されている。舌片33は、先端末を先 細り状に形成するのが係合孔23bとの係合離脱が円滑に行えて好ましいがこの 形状は必須のものではない。ここで、A>Cにとられ、後述する通り可動部材2 と係合部材3とはばね52を介在して係合可能とされている。
【0007】 弾性材4は、扉閉鎖時の衝撃を緩和するためのクッション性をもったゴム、軟 質プラスチック等のブロック状体で本例では左右幅a、前後幅Bの略方形体にと られ、可動部材2のリブ22及び基板21後面による溝形スペースに接着又はね じ止め等の固着具によって固着されている。ここで、通常a<A、b<Bの寸法 にとられ、固着の反対面の後面は可動部材2への接着時においては左右リブ22 後面を結んだ面より僅かに食出状態におかれる。弾性材4の形状は、必ずしも略 方形体に限定されないが、ブロック状体で可動部材2への接着時において前記僅 かの食出状態におかれる後面は実質的に平坦で上枠Xに当接しやすいようにされ ている必要がある。 回動軸部5は、シャフト51、ばね52、止め具としての止め輪53を有する 。シャフト51は円柱状で、軸の一方(本例では左側)寄りに止め輪53が嵌着 可能な円周方向に溝51aを有し、シャフト51は軸孔23aと通し孔32aと に挿着されて止め輪53によって抜出し不能とされているが軸孔23aと通し孔 32aのいずれ共摺動可能な直径にとられている。ばね52は通常コイルばねで 中間のばね本体に加えて、他方側板32の小孔32bに挿着される直線状の一方 端52aと、他方連結リブ23の小孔23cに挿着される直線状の他方端52b とが無負荷状態では90度の位相差をおいてばね本体の両端部に付加されている 。 固定部材6は、係合部材3の基板31にほぼ合わせた大きさの金属製板状の垂 直片61と、該垂直片61の前面に前記基板31の一対の固着孔31aに軸芯を 合わせたねじ孔62aを有する通常円筒状の筒状片62が突設されている。筒状 片62の前後高さは装着される扉面の厚さに合わせるか又はその厚さより小さ目 にとられ、外形は必ずしも円筒状でなくともよいが、扉Tの扉面上端部に予め穿 設される通し孔との取合いからして円筒状とするのが好ましい。 固着具7は、少なくとも先端部にねじ孔62aに螺合可能なねじをもち固着孔 31aに貫通可能な通常一対のボルト、ビス等である。
【0008】 図5を参照して本考案可動戸当り1の組立てを説明する。 先ず可動部材2の左右一対のリブ22と基板21とで形成されている溝形のス ペースに接着又はねじ止により弾性材4を固着しておく。係合部材3の基板31 の面を垂直に立て一対の側板32によって略コ字形に形成された開口を前側にお くように配設する。 ここで、側板32の左右通し孔32aと連結リブ23の一対の軸孔23aとを 同軸上に並べ、右側連結リブ23及び右側側板32との間に軸孔23a及び通し 孔32aと同軸上にあるように軸芯を合わせてばね52をおき、小孔32bに一 方端52aを、小孔23cに他方端52bをそれぞれ挿着し、図3に一点鎖線で 示すようにそれぞれの軸に沿って回動軸部5のシャフト51を貫通せしめて最右 端が右側連結リブ23の外面に達し、最左端が左側連結リブ23の外面におかれ た所で左側連結リブ23及び左側側板32との間に止め輪53をシャフト51の 円周方向の溝51aに嵌着せしめてシャフト51を左右連結リブ23に対し回動 可能で左右に抜出し不能とする。このときばね52によって左向きの加圧力が右 側側板32に作用するが、前記無負荷状態では90度位相がずれていた一方端5 2aと他方端52bは90度回動して同位相となっており、このため後述する可 動部材2を回動軸部5のシャフト51回りに90度の回動し易いように付勢して いる。左側側板32先端部の舌片33は左側連結リブ23の係合孔23bに嵌着 されるので、可動部材2、係合部材3は一体で固定状態におかれる。
【0009】 次に扉Tの扉面上端部に可動戸当り1を装着する。このとき、扉Tの扉面後側 上端部に予め固定部材6の筒状片62に合わせて水平方向に穿設された一対の通 し孔に、扉Tの後側(ブースの外側)より前側に向けて固定部材6の筒状片62 を挿着し垂直片61を扉面外側に沿わせておく。次いで可動部材2を図5(c) 、(d)に示す通りシャフト51回りに90度回動し基板21及び弾性材4の後 面が水平となるようにした倒した状態で、扉Tの扉面前側上端部に係合部材3の 基板31を当接し垂直片61と扉Tを介して向合わせ、固着具7を固着孔31a に貫通して筒状片62のねじ孔62aに螺合し互いに固定することにより、図5 (c)、(d)に示す状態で可動戸当り1の扉Tの扉面上端部への固着がなされ る。このとき可動部材2は、扉T表面に沿った回動軸部5のシャフト51回りに 回動可能とされ、図5(a)、(b)に示す基板21及び弾性材4の後面が垂直 となるように起こすと弾性材4の露出している表面が後向きとなるようにおかれ 、向合っておかれる弾性材4と上枠Xとは閉扉状態において接触することができ るようになり、可動戸当り1の組立てが完了する。ここで、筒状片62の前後高 さが扉面の厚さにとられたときは筒状片62前端と基板31の後面とは接触状態 となるが、小さ目のときは筒状片62前端と基板31の後面とは離隔状態になる 。 可動戸当り1を装着したときのブース及び扉周囲部分は、図1に示す通り、上 枠Xと、左縦枠Yと、右縦枠Yとよりなり、左縦枠Yに取付けられた上下 ヒンジHによって扉Tが開閉可能とされている。本例では下枠は省略され床面で 兼用されているが下枠を別に設ける場合もある。ヒンジHは扉Tを内開き及び外 開き両用可能なものが選択される。
【0010】 図1、2、5を参照して本考案の可動戸当り1の作動を説明する。 イ)通常使用時 図1及び図5(a)、(b)は、可動戸当り1の通常使用時の場合である。前 記可動戸当り1の組立てにおいて説明した通り、扉Tの扉面上端部に固着具7に より固着された係合部材3及び固定部材6を介して可動部材2が装着されるが、 ばね52の反力によって左向きの加圧力が右側側板32に作用し、舌片33は左 側の異形の係合孔23bに嵌着されるので、可動部材2、係合部材3は一体で固 定状態におかれ、可動部材2は回動することなく上方位置におかれ通常使用時の 扉Tの閉扉及び内開き状態に備えた図1及び図5(a)、(b)に示す位置にセ ットされる。 このとき、可動部材2の上部は扉T上縁部から僅かに突出状態におかれ、弾性 材4のクッション面は後向きで左右のリブ22後面を結んだ面より僅かに食出状 態で上枠Xに向合っておかれる。これにより、弾性材4は扉Tの閉扉状態におい ては、上枠Xに当たり衝撃を緩和し併せてストッパーとして作用し、扉Tの開扉 は矢印R方向の内開きのみに限定される。
【0011】 ロ)緊急事態発生時 図2及び図5(c)(d)は、可動戸当り1を装着した扉Tの緊急事態が発生 した場合における戸当り回動時の場合である。緊急事態が発生した場合に、図2 (a)(b)、図5(c)(d)に示す通り、可動部材2の基板21右側面に扉 Tの内側又は外側から人手、ジグ等を当て矢印Z方向に移動させてばね52を左 方向に押圧すると係合孔23bに嵌着していた舌片33は係合が解除される。こ のとき同位相となっていたばね52の一方端52aと他方端52bは元の90度 位相差の状態に戻るように作用し、扉T上縁部から突出状態におかれている可動 部材2の上部を扉T表面に沿った回動軸部5のシャフト51回りに90度回動し 弾性材4及び該弾性材4回りの可動部材2部分は前側に退避し扉T上縁部よりも 下方位置に移動し、図2(c)(d)に示す通り扉Tは矢印Rと反対の矢印L方 向への外開きが妨げられることなく、開扉が容易に可能となり、ブース内スペー スを広く確保したまま安全に使用者を救出することができる。 上記緊急事態発生時の状態から前記イ)通常使用時の状態への復元は、前記下 方位置に移動した弾性材4及び該弾性材4回りの可動部材2部分を緊急事態発生 時と逆方向に90度扉Tの内側又は外側から人手、ジグ等により起こして離すと ばね52の反力で舌片33は係合孔23bに係合し、ばね52の一方端52aと 他方端52bは同位相の状態に戻り、図1、5(a)に示す状態に容易に復元が 可能となる。
【0012】 可動戸当り1で説明した構成要素の一部は前記態様から変形可能である。すな わち、可動部材2の後側に突設されるリブ22は弾性材4の固着の際の位置決め や使用時の安定のためには好ましい構成であるが、必須のものではなく省略して もよく、その場合は弾性材4を基板21上方に寄せて強固に固着すればよい。 回動軸部5のシャフト51は止め輪53によって抜出し不能とされているのみ で、可動部材2の軸孔23a及び係合部材3の通し孔32aと摺動可能とされて いるが、軸孔23a又は通し孔32aのいずれか一方と固着することとしてもよ い。但し、通し孔32aと固着する場合は、可動部材2の矢印Z方向への移動に よってシャフト51が左右方向に移動可能なように長さを長くとっておき止め輪 53を左右両端部に挿着し抜出し不能とする必要が生ずるし、このときは止め輪 53に代えてボルト、ナット等の他の止め具を用いてもよい。ばね52の中間の ばね本体に付加される無負荷状態で90度の位相差をおいた直線状の一方端52 a及び他方端52bを省略することもできるが、通常使用時と緊急事態発生時に おける可動部材2の移動が速やかに行えるので付加するのが好ましい。 固定部材6の筒状片62を省略して、垂直片61に通し孔を穿設し対向する固 着孔31aとの間に例えばボルト、ナットなどの固着具を通して係合部材3と固 定部材6を扉面上端部に固着することとしてもよいが、前記した通り筒状片62 を設けた方が作業性及び美観上からは好ましい。 しかしいずれの場合においても、可動部材2は回動軸部5を介してその軸芯回 りに回動可能となるように各孔との関係を調整すればよい。
【0013】 前記詳述した通り、可動戸当り1は、通常使用時には可動部材2に固着された 弾性材4が扉Tの内開きのみ上枠Xに当接し衝撃を緩和可能位置におかれ、緊急 事態発生時には弾性材4を含む可動部材2は扉T表面に沿った回動軸部5回りに 回動して扉Tを外開きが可能な前側位置に退避可能とされている。このため、可 動部材2は、退避させるだけで取外すことがなく緊急事態発生時の操作によって 紛失するおそれがない。
【0014】
【考案の効果】
本考案の可動戸当りによれば、緊急事態が発生した場合、ブース外側から容易 に弾性材を含む可動部材を退避させて扉を外側に開けることができ、構造簡単で 僅かなスペースで済み、作動性が確実で、ブース内スペースを広く確保したまま 安全に使用者を救出することができる。又可動部材は退避させるだけで取外すこ とがなく緊急事態発生時の操作によって紛失するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の可動戸当りを装着した扉の概略斜視図
で、(a)内側より視た閉扉状態、(b)外側より視た
閉扉状態、(c)内側より視た内開き状態、(d)外側
より視た内開き状態を示す。
【図2】本考案の可動戸当りの脱着状態における扉の概
略斜視図で、(a)内側より視た閉扉状態、(b)外側
より視た閉扉状態、(c)内側より視た外開き状態、
(d)外側より視た外開き状態を示す。
【図3】図1、2に示す本考案の可動戸当りの外側より
視た分解斜視図である。
【図4】図1、2に示す本考案の可動戸当りの内側より
視た分解斜視図である。
【図5】本考案の可動戸当りの組立て斜視図で、(a)
通常使用時外側より視た図、(b)(a)の内側より視
た図、(c)緊急事態発生時外側より視た図、(d)
(c)の内側より視た図である。
【符号の説明】
1 可動戸当り 2 可動部材 21、31 基板 22 リブ 23 連結リブ 23a 軸孔 23b 係合孔 23c、32b 小孔 3 係合部材 31a 固着孔 32 側板 32a 通し孔 33 舌片 4 弾性材 5 回動軸部 51 シャフト 52 ばね 52a 一方端 52b 他方端 53 止め輪 6 固定部材 61 垂直片 62 筒状片 62a ねじ孔 7 固着具 H ヒンジ T 扉 X 上枠 Y 縦枠

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉面内側よりみて前後とし、略方形基板
    21の下方両端面に連結リブ23が後側に突設され該連
    結リブ23の下方左右に一対の軸孔23aと上方一方に
    係合孔23bが穿設されている可動部材2と、前記基板
    21上方に固着され後面が食出し状態におかれているブ
    ロック状の弾性材4と、略方形の垂直片61の固定部材
    6と、前記垂直片61と向合い前記係合孔23bと係合
    可能な舌片33が上縁部の一方外側に突設されている係
    合部材3と、ばね52と前記基板21と平行方向に前記
    各軸孔23aに挿着されるシャフト51とを有する回動
    軸部5とを備え、扉面上端部の後側に前記固定部材6及
    び前側に前記係合部材3を配設して互いに固着し、前記
    ばね52を介して前記可動部材2の前記係合部材3に対
    する着脱及び回動軸部5軸芯回りの回動により前記弾性
    材4を前記扉上縁部に対し突設位置から平行する下方位
    置に退避可能としたことを特徴とする可動戸当り。
  2. 【請求項2】 イ)可動部材2には基板21上方両端面
    に連結リブ23より僅かに小さい前後幅のリブ22が後
    側に突設され、ロ)係合部材3には略方形基板31の左
    右端縁に垂直方向に一対の側板32が前側に突設され上
    方視において開口前側の略コ字形に形成され、該基板3
    1の略中央部に固着孔31aが貫通され、該側板32の
    上縁部の一方外側に水平方向に断面異形状の舌片33が
    突設され、該側板32下方対向位置に通し孔32aが穿
    設され、ハ)固定部材6には垂直片61前面にねじ孔6
    2を有する筒状片62が突設され、該ねじ孔62に固着
    具7が螺合され、ニ)前記軸孔23aと通し孔32aと
    を同軸にあるように配設し、前記他方連結リブ23 及
    び側板32 との間にばね52をおいてシャフト51を
    貫通せしめ止め具によりシャフト51 を抜出し不能と
    し、前記舌片33及び係合孔23bが該ばね52の加圧
    力によって係合し前記可動部材2の一方方向への移動に
    よって係合が解除可能とされていることを特徴とする請
    求項1に記載の可動戸当り。
  3. 【請求項3】 ばね52がコイルばねで、他方側板32
    の通し孔32a上方に穿設された小孔32bに挿着され
    る直線状の一方端52aと、他方連結リブ23の軸孔2
    3a上方に穿設された小孔23cに挿着される直線状の
    他方端52bとが無負荷状態で90度の位相差をおいて
    両端部に付加されていることを特徴とする請求項2に記
    載の可動戸当り。
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JP2013087451A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Best:Kk 回動式扉非常解錠システム
JP7438042B2 (ja) 2020-07-06 2024-02-26 スガツネ工業株式会社 戸当り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013087451A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Best:Kk 回動式扉非常解錠システム
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