JP3082909B2 - 折戸用二軸蝶番 - Google Patents

折戸用二軸蝶番

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JP3082909B2
JP3082909B2 JP09239999A JP23999997A JP3082909B2 JP 3082909 B2 JP3082909 B2 JP 3082909B2 JP 09239999 A JP09239999 A JP 09239999A JP 23999997 A JP23999997 A JP 23999997A JP 3082909 B2 JP3082909 B2 JP 3082909B2
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一男 関根
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アトムリビンテック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切内装や家具
等の折戸の隣接する戸板の間に3枚の羽根板が略コ字形
に装備され2本の軸により回動される折戸用二軸蝶番に
係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、折戸用二軸蝶番としては、例え
ば、図12,図13に示すものが知られている。
【0003】この従来の折戸用二軸蝶番は、隣接する戸
板aの端面にそれぞれ打込み固定される羽根板bと、両
羽根板bを回動可能に軸支する筒形の軸部を有する断面
略コ字形のレール状軸受cと、レール状軸受cの軸部に
螺合される固定ネジdとからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の折戸用二
軸蝶番では、戸板aの開閉によって戸板aとレール状軸
受cとが離間,接近するため、折戸の開閉操作で戸板a
とレール状軸受cとの間に手を挟込んでしまうおそれが
あるという問題点がある。さらに、羽根板bの回動が軸
のみによって支えられているため、羽根板bの回動動作
が不安定になるという問題点がある。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、折戸の開閉操作での手の挟込みが防止さ
れる折戸用二軸蝶番を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る折戸用二軸蝶番は、次のような手段を
採用する。
【0007】即ち、請求項1では、隣接する戸板の間に
3枚の羽根板が略コ字形に装備され2本の軸により回動
される折戸用二軸蝶番において、第一の羽根板と、第一
の羽根板の両端部にそれぞれ回動可能に軸支され隣接す
る戸板の端面にそれぞれ当接されて取付け固定される対
の第二の羽根板とから構成されるとともに、略コ字形の
空間部には対の第二の羽根板の閉じ位置を姿勢保持する
ブロックとキャッチとからなる保持機構が備えられ、キ
ャッチはブロックに設けられる弾性体と第二の羽根板の
回動先端に対向して設けられ上記弾性体に係合離脱する
カムとから構成されることを特徴とする。
【0008】この手段では、保持機構のキャッチの係止
により折戸の閉鎖状態が保持されるに際し、カムは対の
第二の羽根板の回動支点から離れた位置で弾性体にキャ
ッチされることにより、折戸の閉鎖状態が保持される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る折戸用二軸蝶
番の実施の形態を図1〜図11に基いて説明する。
【0010】図1,図2は、本発明に係る折戸用二軸蝶
番の実施の形態の基本(1)を示すものである。
【0011】この実施の形態は、第一の羽根板1と、第
一の羽根板1の両端部にそれぞれ回動可能に軸支され隣
接する戸板2の端面にそれぞれ当接されて取付け固定さ
れる対の第二の羽根板3とからなる。即ち、第一の羽根
板1と第二の羽根板3とは、2本の軸8によって連結さ
れている。また、第二の羽根板3は、ネジ孔3’が穿孔
されてネジ20により戸板2の端面に固定されるように
なっている。
【0012】この実施の形態によると、第二の羽根板3
が常時戸板2の端面に当接していて、戸板2の端面との
間に手を挟込むような間隙が形成されなくなるため、折
戸の開閉操作での手の挟込みが防止されることになる。
【0013】図3〜図7は、本発明に係る折戸用二軸蝶
番の実施の形態の基本(2)を示すものである。
【0014】この実施の形態は、前述の実施の形態
(1)について、保持機構4,調整機構5,ガイド機構
12を追加構成してなる。
【0015】保持機構4は、第一の羽根板1に固定され
た弾性体である弾性片6と、対の第二の羽根板3のそれ
ぞれに一体的に設けられたポリアセタール等の合成樹脂
製のカムであるカム片7とのキャッチからなる。
【0016】弾性片6は、例えば、1枚の弾性材製の板
材をコ字形の折曲げ形成した後、両端部を円弧形に湾曲
させることにより製造される。この弾性片6は、中央部
等を第一の羽根板1の内側面にネジ止等により固定さ
れ、円弧形の先端部を第一の羽根板1と第二の羽根板3
とによって形成される略コ字形の空間部Qに向けて突出
させた格好となる。
【0017】カム片7は、外側面の一部が突出した円筒
形状であって第二の羽根板3と一体的に形成されてい
る。このカム片7は、軸8に回動可能に支持されて、第
二の羽根板3と一体的に回動する。
【0018】調整機構5は、空間部Qに向けて第一の羽
根板1に固定された金属製のブロック9の第二の羽根板
3への当接面に設けられたネジ11からなる。このネジ
11は、ブロック9の幅方向(対の第二の羽根板3の対
向方向)にわたって設けられたネジ孔9aに螺合して、
頭部10が第二の羽根板3へ当接するようになってい
る。従って、ネジ11の螺合調整によりブロック9から
の頭部10の突出量を調整することができる。なお、ブ
ロック9の奥側は、弾性片6,カム片7の装備ペースの
確保のために幅狭に形成されている。
【0019】ガイド機構12は、戸板2の上部に装備さ
れる場合に構成されるもので、第一ガイド金具15,第
二のガイド金具17とからなる。
【0020】第一のガイド金具15は、第二の羽根板3
の回動先端に軸支された軸13の上端部が遊嵌する円弧
状長孔14が設けられている。この円弧状長孔14の位
置は、軸13の回動軌跡と一致している。
【0021】第二のガイド金具17は、第二の羽根板3
の回動先端に軸支された軸13の上端部が遊嵌する直線
状長孔16が設けられている。この直線状長孔16の位
置は、軸13の回動半径域と一致している。第二のガイ
ド金具17は、第一のガイド金具15にスライド可能に
組付けられている。
【0022】なお、例えば、第一のガイド金具15に長
孔を形成するとともに(図4の2点鎖線)、第二のガイ
ド金具17の内面に突出ピンを設けて、第一のガイド金
具15に対する第二のガイド金具17のスライド動作を
円滑,確実にすることもできる。
【0023】この実施の形態によると、折戸が閉じられ
て戸板2が面一状に整列すると、対の第二の羽根板3が
平行になる。このとき、ガイド機構12の案内によっ
て、第二の羽根板3(戸板2)ががたつくことなく円
滑,確実に回動する、そして、第二の羽根板3はブロッ
ク9に当接して必要以上の回動が阻止される。対の第二
の羽根板3の平行な状態は、保持機構4の弾性片6,カ
ム片7からなるキャッチの弾性係止によって保持され
る。従って、ブロック9は、保持機構4としての機能を
も有している。
【0024】また、折戸が閉じられても戸板2が面一状
に整列しない蛇行状態が形成された場合には、調整機構
5のネジ11の頭部10の突出量を調整すれば、戸板2
を面一状に整列させることができる。
【0025】従って、前述の実施の形態の基本(1)に
保持機構4,調整機構5,ガイド機構12を追加構成し
てなることによって、音鳴りやがたつきを抑制して折戸
の円滑,確実な開閉が奏される。また、保持機構4,調
整機構5,ガイド機構12が第一の羽根板1,第二の羽
根板3にコンパクトに組付けられているため、保持機構
4,調整機構5,ガイド機構12を戸板2の間に別途に
設ける場合に比し、取付け作業が容易で製造コストの安
価となる。
【0026】なお、この実施の形態では、戸板2の端面
にパッキング40,41が設けられて、折戸が閉じられ
る際の戸板2の衝撃を吸収するとともに、戸板2の継目
の外観体裁を良好にしている。
【0027】図8,図9は、本発明に係る折戸用二軸蝶
番の実施の形態(1)を示すものである。
【0028】この実施の形態は、保持機構4のキャッチ
を弾性スライダ6’からなる弾性体とカム片7’からな
るカムとで構成している。
【0029】弾性スライダ6’は、ブロック9の前面略
対角線方向に穿設されたスライド孔90にその前面から
スライド可能に収容された対のスライダ6a’と、スラ
イダ6a’をブロック9の前面から突出するように弾圧
付勢するバネ6b’と、スライダ6a’のブロック9か
らの離脱を阻止する抜止6c’とからなる。
【0030】カム片7’は、対の第二の羽根板3それぞ
れの回動先端のスライダ6a’の対応位置に第二の羽根
板3とは別部材で鎌形状に形成されて固定されてなるも
ので、第二の羽根板3とともに軸13に支持されてい
る。
【0031】この実施の形態によると、保持機構4のキ
ャッチが第二の羽根板3の回動支点である軸8から離れ
て位置しているため、第二の羽根板3(戸板2)の閉じ
位置での保持力が強くなる。
【0032】図10,図11は、本発明に係る折戸用二
軸蝶番の実施の形態(2)を示すものである。
【0033】この実施の形態は、前述の実施の形態
(1)について、弾性体とカムの構成の変形例である。
【0034】弾性スライダ60は、ブロック9の上下方
向(戸板2の上下方向)略中央に穿設されたスライド孔
91にスライド可能に収容されたスライダ61と、スラ
イダ61の係止部61aがブロック9の前面から突出す
るように弾圧付勢するバネ62とからなる。スライド孔
91のブロック9の前面側には、スライダ61の弾圧付
勢によるブロック9からの離脱を阻止する抜止部92が
設けられている。
【0035】カム片70は、対の第二の羽根板3それぞ
れの回動先端に、スライダ61の対応位置であって略コ
字形を形成した際に対向するようにして第二の羽根板3
とは別部材で鎌形状に形成されて固定されてなる。
【0036】この実施の形態によると、保持機構4のキ
ャッチは、単一のバネ62に付勢されるスライダ61に
対して、対のスライダ61は同時にキャッチされる、反
対にキャッチの解除も、同時に行われることが要求され
る。その結果、前述の実施の形態(3)と同様に対の第
二の羽根板3の回動支点である軸8から離れて位置する
とともに、対の第二の羽根板3の回動動作の同時性が要
求されるため、対の第二の羽根板3(戸板2)の閉じ位
置での保持力が、さらに強化される。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る折戸用二軸
蝶番は、第二の羽根板が常時戸板の端面に当接してい
て、戸板の端面との間に手を挟込むような間隙が形成さ
れなくなるため、折戸の開閉操作での手の挟込みが防止
される効果がある。
【0038】また、折戸用二軸蝶番に、保持機構を設け
ることにより、音鳴りやがたつきを抑制して折戸の円
滑,確実な開閉が可能となる効果がある。特に、保持機
構のキャッチ力を強化することによって、折戸の閉鎖時
の姿勢保持力が増強されるため、折戸閉鎖時の音鳴り,
がたつきの抑制が向上される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折戸用二軸蝶番の実施の形態の基
本(1)を示す取付状態の斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】本発明に係る折戸用二軸蝶番の実施の形態の基
本(2)を示す取付状態の斜視図である。
【図4】図3のA部の拡大した分解斜視図である。
【図5】図4の組付け状態の横断面図である。
【図6】図5の動作状態を示す要部の平面図である。
【図7】図5の他の動作状態を示す要部の平面図であ
る。
【図8】本発明に係る折戸用二軸蝶番の実施の形態
(1)を示す分解斜視図である。
【図9】図8の組付け状態の横断面図である。
【図10】本発明に係る折戸用二軸蝶番の実施の形態
(2)を示す分解斜視図である。
【図11】図10の組付け状態の横断面図である。
【図12】従来例を示す斜視図である。
【図13】図12の横断面図である。
【符号の説明】
1 第一の羽根板 2 戸板 3 第二の羽根板 4 保持機構 5 調整機構 6 弾性片(弾性体) 6’,60 弾性スライダ(弾性体) 7,7’,70 カム片(カム) 9 ブロック 12 ガイド機構 Q (略コ字形の)空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 3/06 E05D 11/10 E05F 7/00 E06B 3/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する戸板の間に3枚の羽根板が略コ
    字形に装備され2本の軸により回動される折戸用二軸蝶
    番において、第一の羽根板と、第一の羽根板の両端部に
    それぞれ回動可能に軸支され隣接する戸板の端面にそれ
    ぞれ当接されて取付け固定される対の第二の羽根板とか
    ら構成されるとともに、略コ字形の空間部には対の第二
    の羽根板の閉じ位置を姿勢保持するブロックとキャッチ
    とからなる保持機構が備えられ、キャッチはブロックに
    設けられる弾性体と第二の羽根板の回動先端に対向して
    設けられ上記弾性体に係合離脱するカムとから構成され
    ることを特徴とする折戸用二軸蝶番。
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