JP3082648U - 廃コンクリート再生骨材の粒型及び品質改善装置 - Google Patents

廃コンクリート再生骨材の粒型及び品質改善装置

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JP3082648U JP2001003432U JP2001003432U JP3082648U JP 3082648 U JP3082648 U JP 3082648U JP 2001003432 U JP2001003432 U JP 2001003432U JP 2001003432 U JP2001003432 U JP 2001003432U JP 3082648 U JP3082648 U JP 3082648U
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性平 洪
ピュン ムー チャン
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性平 洪
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 再生骨材の生産過程で廃コンクリートの破砕
以後に鋭く形成される粒型を画期的に改善すると共に、
骨材の表面に付着されているセメントやモルタルを効果
的に除去して、軟石の比率を低くして再生骨材の品質を
より画期的に向上させる装置を提供する。 【解決手段】内部に空間を有する円筒形本体60と、前
記円筒形本体をその設置場所で回転可能に支える回転ロ
ール70,72と、前記円筒形本体を回転させるための
外部駆動源50とを備え、前記円筒形本体の一側には廃
コンクリート塊の投入部80を設け、他の一側には廃コ
ンクリート再生骨材の排出部90を設ける一方、前記円
筒形本体の内部空間を多数の部屋に区画して、その中心
に通路68を形成し、また前記円筒形本体を、投入部側
が排出部側より高く位置するように傾斜状に配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は廃コンクリート再生骨材の粒型及び品質を改善するための装置に関す るものであり、特にアスファルトコンクリート(asphalt concrete)用骨材として 、そのアスファルトコンクリートの基層や表層用として活用するのに適合な骨材 を生産するために、廃コンクリートの破砕後に得られる中間骨材の粒型や品質を 改善する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、国内では毎年約2,000万トン以上の建設廃棄物が発生しており、そ の中で廃コンクリート塊が約500万トン以上、アスファルト廃棄コンクリート 魂が約250万トン以上占め、今後さらに多くの量が発生することと予想されて いる。しかしながら、このように毎年多量に発生する建設廃棄物中からきわめて 少量だけが道路工事の路盤組成材や充填組成材としてリサイクルされているだけ であり、残りの大部分はそのまま埋めたてられて処分されたり、あるいは無断投 棄されるなどして、深刻な土壌の汚染を誘発させているのが実情である。
【0003】 ところで、前述した建設廃棄物のうちその一部を、建設廃棄物の中間処理業者 が例えば下記の方法により再処理してリサイクル骨材として生産しているが、こ のように生産されるリサイクル骨材の場合、骨材として要求される品質基準に達 しなくて、リサイクルがなされる適用分野には現実的に限界がある。
【0004】 即ち、既存の建設廃棄物の中間処理業者で活用されている従来の技術として、 廃コンクリートを活用して再生骨材を生産する先行技術がいかなる形態で施行さ れているか添付された図1〜図3に基づいて説明する。
【0005】 例えば、図1に図示するように、まず廃コンクリートの魂を、ホッパー1とフ ィーダー(feeder)3を経由させて廃コンクリート魂から土粉5を分離した後、1 次ジョークラッシャ(Jaw Crusher)7によって破砕し、更に給送コンベヤー9を 経て振動スクリーン 11に給送して振動スクリーン11により石粉13を分離 する。そして廃コンクリート魂を再びコーンクラッシャ(Cone Crusher)15で2 次破砕し、給送コンベヤー17を経て、スクリーン19により、砂21、造骨材 23及び造骨材25に順次に分離して、再びコーンクラッシャ15に復帰させる 方式で処理がなされるようになっている。
【0006】 次に、図2に図示した他の例の場合には、図1に例示したものと同様に、ホッ パー1、フィーダー3、1次ジョークラッシャ7、給送コンベヤー9及び振動ス クリーン11を経由した後、更に送風機(Blower)27及び分類器29を経るよう にして不純物を除去する過程が追加されている。
【0007】 また、図3に図示した他の例は、図1及び図2に図示したように、ホッパー1 、フィーダー3、1次ジョークラッシャ7、給送コンベヤー9までは同一で、そ れ以後に回転スクリーン31と送風機33、2次ジョークラッシャ35、給送コ ンベヤー37、振動スクリーン39、更にはインパクトブレーカー(Impact Brea ker)のような3次クラッシャ41を経る過程が異なる工程であり、それ以後の給 送コンベヤー17及びスクリーン19をたどる工程は前述した図2の例と同一で ある。
【0008】 しかしながら前述したコーンクラッシャ15やインパクトブレーカーのような クラッシャ41を2次ないし3次破砕設備として採択しても、厳格な意味で考え た場合、これは粒型の改善ではなく、単に再生骨材を生産するための破砕工程の 一部を担当するものである。
【0009】 このように従来のいろいろな再生骨材の生産方式は、1次ないし3次にわたり 廃コンクリートを破砕して、破砕以前やそうでなければ破砕過程で不純物や土粉 または石粉を除去する過程と、破砕された廃コンクリートをその大きさ別に分類 する過程のみで行なわれていることがわかるが、このような従来の生産方式は次 のような問題点がある。
【0010】 即ち、従来の生産方式では、破砕された廃コンクリートの場合、強引に破砕過 程をたどるようになることから、その粒型が破砕過程で砕石状となって、モルタ ルの付着量も多くなるだけでなく、軟石の比率が高くて、骨材の表面にセメント 、砂などの微粒粉がたくさん付着されている状態となり、そのため、そのまま活 用するには所定の品質基準に到達せず、骨材として使用されても表面が固くない ので、施工後に変形や脆弱部の発生可能性があって骨材として使用するには不安 定な問題点がある。
【0011】 また第2に、破砕された廃コンクリートの場合、その一部が純粋な骨材形態で 生産されることもあるが、大部分は骨材の表面にセメントやモルタルが付着され ている形態であるか、そうでなければ、モルタルが凝固された形態となるが、こ れらセメントやモルタルが付いている場合には、脆弱であって、骨材として使用 するには不適合である。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前述した従来の再生骨材の生産過程で発生している諸問題を解消しよ うと研究開発されたものである。
【0013】 すなわち、本考案の主目的は、再生骨材の生産過程で廃コンクリートの破砕以 後に鋭く形成される粒型を画期的に改善すると共に、骨材の表面に付着されてい るセメントやモルタルを効果的に除去して、軟石の比率を低くして再生骨材の品 質をより画期的に向上させようとするものである。
【0014】 また、本考案の他の目的は、破砕された廃コンクリートの粒型をより効果的に 改善すべく、中間骨材同士の相互摩擦、または中間骨材と装置を構成する内部構 成要素との相互摩擦が、より一層効果的に行なえる装置を提供しようとするもの である。
【0015】 また、本考案の他の目的は、装置の構成が比較的簡単で製作が容易で作動が便 利で、さらに粒型の改善や表面処理がなされる過程で発生する粉粒物などを連続 的にしかも効率良く分離できる装置を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、内部に空間を有する円筒形本体と、前記円筒形本体を その設置場所で回転可能に支える回転ロールと、前記円筒形本体を回転させるた めの外部駆動源とを備え、前記円筒形本体の一側には廃コンクリート塊の投入部 を設け、他の一側には廃コンクリート再生骨材の排出部を設ける一方、前記円筒 形本体の内部空間は多数の部屋に区画されて、その中心には通路が形成され、ま た前記円筒形本体は、投入部側が排出部側より高く位置するように傾斜状に配置 されていることを特徴とするものである。
【0017】 請求項2記載の考案は、請求項1に記載の装置において、回転ロールが、円筒 形本体の外周縁に固定設置された回転レール部材と対向する位置に設置されて、 前記回転ロールには、前記回転レール部材の内側方に位置する突出部を形成して 、前記円筒形本体が回転する際に前記回転レール部材が回転ロールから離脱する のを突出部により阻止するように構成されていることを特徴とするものである。
【0018】 また請求項3に記載の考案は、請求項1または請求項3に記載の廃コンクリー ト再生骨材の粒型及び品質改善装置において、骨材供給口と水供給口とを設けて 、これら骨材供給口と水供給口の先端部が前記投入部内に到達するように配置し 、また円筒形本体における排出部の外側にスクリーンと、スクリーンの外側と接 触するブラシとを設置すると共に、前記スクリーン内には水噴射ノズルを配置し 、またスクリーンの下部排出部位には、スクリーンから排出する排出物を受け止 めるホッパーを設置したことを特徴とするものである。
【0019】 また請求項4に記載の考案は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の装置 において、円筒形本体における内部空間の内周面に、摩擦部材を設置すると共に 、一定角度ごとに羽根を設置していることを特徴とするものである。
【0020】 更に請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の装置において、羽根が摩擦部 材に対して傾斜するように設置していることを特徴とするものである。
【0021】 以上のような本考案の目的と特徴は、次に説明する本考案の好適な実施例から 明確になるであろう。
【0022】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の望ましい実施例が図示された添付図面を参考にしてより詳細に 説明する。
【0023】 本考案の粒型及び品質改善装置の概念は、外部駆動源50によって設置場所で 回転作動が可能に設けられた円筒状の円筒型円筒型本体60内に、破砕された廃 コンクリートの中間骨材と水を同時に入れて、円筒型本体60を外部駆動源50 によって回転駆動させるによりて、円筒型本体60内において、破砕された廃コ ンクリートの中間骨材相互間または中間骨材と円筒型本体60の相互間で衝突さ せて、その粒型と品質を改善するようにするものである。
【0024】 すなわち、円筒型本体60の内部に収容された廃コンクリートの中間骨材は、 外部駆動源50による円筒型本体60の回転により、自重によって円筒型本体6 0の内壁に沿って移動するが、その移動過程で隣接する中間骨材同士が相互に衝 突したり、あるいは中間骨材が円筒型本体60の内壁に衝突し、これにより、摩 擦ないし転がり接触現象が発生して、中間骨材が破砕ないし破断作用を受けると 共に、粒子間にぶちこわす作用を受け、これに伴い、弱い粒子は破られて、角の ある粒子は角がない丸い球状の形態に変わる等、円筒型本体60の排出部90か ら外部に排出される時まで、前述した現象が反復的に行なわれながら骨材の粒型 や品質が改善されるようにしている。
【0025】 即ち、前述した概念を具体化した望ましいいくつかの例が図5ないし図10に 図示されているのであって、これらはいずれも内部に空間を有する円筒型本体6 0と、この円筒型本体60を下部で支えて回転させるための多数の回転ロール7 0、72と、円筒型本体60をその設置場所で回転させるための外部駆動源50 とを備え、円筒型本体60の軸方向一端側には投入部80が、また他端側には排 出部90がそれぞれ設けられ、また円筒型本体60の内部空間は多数の部屋に区 画されて、その区画壁の中心部には通路68が形成されている。
【0026】 円筒型本体60は、投入部80が排出部90より高く位置するように傾斜させ て設置することで、投入部80より投入された中間骨材が排出部90方向に徐々 に移動が可能となるようにするのが望ましい。
【0027】 円筒型本体60を前記したごとく傾斜するように設置する方法としては、多数 の回転ロール70、72中、投入部80側に近く設置された回転ロール72を、 排出部90側に近く設置された回転ロール70より高く配置するか、若しくは両 回転ロール70、72相互間の回転中心は同一であるが、回転ロール72の直径 を回転ロール70の直径よりさらに大きく構成するようにしてもよい。
【0028】 前記した回転ロール70、72は、図4にも示すように、円筒型本体60の外 周縁に設けた回転レール部材74、76と対向する位置に設置されており、また 回転ロール70、72には、回転レール部材74、76の内側方に位置する突出 部71、73がそれぞれ形成され、円筒型本体60が回転する際に回転レール部 材74、76が回転ロール70、72から離脱するのを突出部71、73で阻止 するようにしている。
【0029】 円筒型本体60と基台100との間には、円筒型本体60を回転させるための 外部駆動源50が設けられているのであって、この外部駆動源50は、図6にも 示すように、円筒型本体60の外周縁にスプロケットホイール52を設けると共 に、基台100上に駆動モーター54を設置して、前記スプロケットホイール5 2と駆動モーター54のスプロケットホイール56間に動力伝達用チェーン58 を掛け渡して構成している。
【0030】 尚、以上の外部駆動源50の動力伝達手段として、ギアの歯合方式やベルトに よる駆動力伝達方式を選択することも可能である。
【0031】 前述の投入部80及び前記排出部90の内側には、図5にも示すように、ガイ ド82、92が各々設けられて、これらガイド82、92により、円筒型本体6 0内に投入される中間骨材や物の給送並びに円筒型本体60内で処理された再生 骨材や物の排出がこれらガイド82、92により促進されるようにしている。
【0032】 尚、骨材の供給を自動乃至連続的に行なうようにするために、図10にも図示 したように、先端部が投入部80内に到達する骨材供給口84と水供給口86を 別途設けてもよい。
【0033】 また、円筒型本体60の排出部90の外方には、打孔板若しくは打孔網から形 成された円筒形スクリーン94が設置され、この円筒形スクリーン94の上方に は、スクリーン94外側面と接するようにブラシ96が配置され、また円筒形ス クリーン94内には水噴射ノズル98が設けられ、円筒形スクリーン94の下部 排出部位には、円筒形スクリーン94から排出される水や砂などを受けるための ホッパー99が設けられている。
【0034】 また円筒型本体60における内部空間の内周面には、図6に図示するように、 したように、長さ方向に多角形断面形態を画成する平面状の複数の摩擦部材62 を設置するか、または図8に示すように、多数の凹凸状の摩擦部材64を設置し 、更に円筒型本体60における内部空間には、図6にも示すように、一定角度ご とに多数の羽根66を各々設置して、骨材の摩擦及び滞留効果を高めることがで きるように構成している。
【0035】 尚、羽根66を設置する場合にあっては、平面状の摩擦部材62または凹凸状 の摩擦部材64に隣接して設置したり、あるいはこれら摩擦部材62・64に傾 斜するように設置することで、円筒型本体60の回転時、内部の中間骨材の破砕 、滞留及び破断効果を更に高めるようにするのが望ましい。
【0036】 以上の構成からなる装置にあっては、廃コンクリートを破砕して再生骨材で生 産する製造ラインでも独自の処理処置として設置して利用することが可能である が、再生骨材を生産する製造ラインに設置して使用する場合には、図1ないし図 3に図示した各種破砕器7、15、35、41を経由して廃コンクリートの破砕 過程で発生された砂や細骨材を分離した後の工程に設置することが望ましい。
【0037】 次に以上の構成からなる装置の作用を説明する。
【0038】 まず、円筒型本体60を外部駆動源50によって回転駆動させ、投入部80に は、骨材供給口84を介して前処理工程で破砕処理された廃コンクリートの中間 骨材を供給すると共に水供給口86を介して水を供給するのであって、これに伴 い、廃コンクリートの中間骨材が投入部80からガイド82にのって徐々に円筒 型本体60の内部の区画された空間を通路68を介して移動する。
【0039】 この時、区画された空間内に給送される中間骨材と水は、円筒型本体60の連 続的な回転によって摩擦部材62または64によって底で滑られずに滞留してい る途中で、これ以上耐えられない位置に至ると、重なった状態にあった骨材はお 互い絡まった状態で下方に転がる。
【0040】 さらに、羽根66が設置されている場合には、羽根66によって中間骨材の滞 留や中間骨材相互間または中間骨材と摩擦部材62または64相互間の摩擦が継 続的に行なわれながら、その滞留が不可能な位置に至ると、中間骨材は下部にあ ふれ出ながら摩擦部材62または64の上部に絡まって転がるのであって、円筒 型本体60内の区画部を順に経由しながら前述した作動が反復的に行なわれて徐 々に排出部90側に移動する。
【0041】 そして、円筒型本体60の回転作動により、前述した破砕、滞留、破断などの 作動が反復的に行なわれながら、この破砕工程で発生する中間骨材の鋭い縁部位 や内部亀裂によって発生される脆弱部分は摩耗分離され、これに伴い、中間骨材 が球状の粒型に変化し、また中間骨材の表面に付着されていたセメントやモルタ ルの大部分も中間骨材相互間の摩擦作用によって中間骨材から分離され、この結 果、再生骨材にセメントやモルタルの付着率を大きく減少させた再生骨材が得ら れて、再生骨材の品質を大きく改善させることができる。
【0042】 そして、以上のごとく粒型が改善されて、その品質が改善された再生骨材は、 排出部90のガイド92を介して円筒形スクリーン94内に移動して、この円筒 形スクリーン94の回転により、再生骨材から分離した砂、セメント、水などの 異質物は、スクリーン94をたどり下部のホッパー99に排出される。
【0043】 この時、再生骨材の表面に付着していた砂やセメントのような微粒分は、噴射 ノズル98から噴射される水によって洗浄がなされるのであって、またこのよう な洗浄過程において微粒粉によりスクリーン94の孔が部分的にふさがる場合に は、ブラシ96の回転駆動によってふさがった部位を再び開けるのである。
【0044】 斯くして以上のように品質を改善した再生骨材のみがこの円筒形スクリーン9 4から外部に排出されて再生骨材として使用できるようになる。
【0045】 以上では、本考案を実施例によって詳細に説明したが、本考案は以上の実施例 に限定されるものではなく、本考案が属する技術分野において通常の知識を有す るものであれば本考案の思想と精神を離れることなく本考案を修正または変更で きる。
【0046】
【考案の効果】
以上のごとく、本考案によれば、従来の再生骨材の生産過程で発生している諸 般の問題点を解消して、骨材の表面に付着されているセメントやモルタル等を効 率良くに除去して、軟石の発生を抑制し、再生骨材の品質を画期的に向上させる ことで出来るので、例えば、基層、表層用アスファルトコンクリート骨材として 使用できることは勿論のこと、他の用途の骨材にも広範囲に使用できる再生骨材 を得ることが出来るに至ったのである。
【0047】 また、本考案によれば、破砕された廃コンクリートの中間骨材の粒型をより効 果的に改善しながら同時に表面処理がなされて、中間骨材相互間または中間骨材 と円筒型本体内の摩擦部材や羽根との摩擦、滞留、破断などの作動がより効果的 に行なえる。
【0048】 また円筒スクリーンやブラシ、噴射ノズルを採択する場合には、中間骨材の粒 型の改善や表面処理がなされる過程で発生する砂やセメントのような微粒粉及び 水を、中間骨材から効率良く分離することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃コンクリートを利用して再生骨材を生産する
従来の方法を説明するための系統図である。
【図2】同じく、廃コンクリートを利用して再生骨材を
生産する従来の方法を説明するための系統図である。
【図3】同じく、廃コンクリートを利用して再生骨材を
生産する従来の方法を説明するための系統図である。
【図4】本考案の概念を説明するための系統図である。
【図5】図4に例示した概念を具体的に実現して例示し
た装置の望ましい一例を見せる縦断面図である。
【図6】図5のA―A線断面図である。
【図7】図6に例示した実施例の変形例を示す縦断面図
である。
【図8】図6及び図7に例示した実施例の他の変形例を
示す縦断面図である。
【図9】図5の左側面図である。
【図10】図5に図示した実施例の一部構成を追加した
変形例の断面図である。
【符号の説明】
60 円筒型本体 68 通路 70、72 回転ロール 71、73 突出部 74、76 回転レール部材 80 投入部 84 骨材供給口 86 水供給口 90 排出部 94 円筒形スクリーン(スクリーン)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月5日(2001.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
フロントページの続き (72)考案者 チャン ピュン ムー 大韓民国ソウル特別市陽川區木洞901番地 木洞アパート126棟703號

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に空間を有する円筒形本体と、前記円
    筒形本体をその設置場所で回転可能に支える回転ロール
    と、前記円筒形本体を回転させるための外部駆動源とを
    備え、前記円筒形本体の一側には廃コンクリート塊の投
    入部を設け、他の一側には廃コンクリート再生骨材の排
    出部を設ける一方、前記円筒形本体の内部空間は多数の
    部屋に区画されて、その中心には通路が形成され、また
    前記円筒形本体は、投入部側が排出部側より高く位置す
    るように傾斜状に配置されていることを特徴とする廃コ
    ンクリート再生骨材の粒型及び品質改善装置。
  2. 【請求項2】回転ロールは、円筒形本体の外周縁に固定
    設置された回転レール部材と対向する位置に設置され
    て、前記回転ロールには、前記回転レール部材の内側方
    に位置する突出部を形成して、前記円筒形本体が回転す
    る際に前記回転レール部材が回転ロールから離脱するの
    を突出部により阻止するように構成されている請求項1
    に記載の廃コンクリート再生骨材の粒型及び品質改善装
    置。
  3. 【請求項3】骨材供給口と水供給口とを設けて、これら
    骨材供給口と水供給口の先端部が前記投入部内に到達す
    るように配置し、また円筒形本体における排出部の外側
    にスクリーンと、スクリーンの外側と接触するブラシと
    を設置すると共に、前記スクリーン内には水噴射ノズル
    を配置し、またスクリーンの下部排出部位にはスクリー
    ンから排出する排出物を受け止めるホッパーを設置して
    いる請求項1または請求項3に記載の廃コンクリート再
    生骨材の粒型及び品質改善装置。
  4. 【請求項4】前記円筒形本体における内部空間の内周面
    に、摩擦部材を設置すると共に一定角度ごとに羽根を設
    置している請求項1、請求項2または請求項3に記載の
    廃コンクリート再生骨材の粒型及び品質改善装置。
  5. 【請求項5】羽根が、前記摩擦部材に対して傾斜するよ
    うに設置していることを特徴とする請求項4に記載の廃
    コンクリート再生骨材の粒型及び品質改善装置。
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