JP3082339B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3082339B2
JP3082339B2 JP03238977A JP23897791A JP3082339B2 JP 3082339 B2 JP3082339 B2 JP 3082339B2 JP 03238977 A JP03238977 A JP 03238977A JP 23897791 A JP23897791 A JP 23897791A JP 3082339 B2 JP3082339 B2 JP 3082339B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテープカセットに
関する。詳しくは、カセットケースの前面に沿って位置
した磁気テープの前面側を覆うフロントリッドを2つの
支点ピンとこれら支点ピンを各別に案内する2つの円弧
溝とによって回動自在に支持してフロントリッドの回動
動作時の必要空間及び開蓋位置におけるカセットケース
からの突出量が大きくならないようにしたテープカセッ
トにおいて、閉蓋位置へ向けての回動動作がスムーズに
行われるようにすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】カセットケースの前面に沿って位置した
磁気テープの前面側を覆うフロントリッドを2つの支点
ピンとこれら支点ピンを各別に案内する2つの円弧溝と
によって回動自在に支持すると共に、フロントリッドの
回動時には上記2つの支点ピンが上記2つの円弧溝を順
次に移動するようにしてフロントリッドの回動動作時の
必要空間及び開蓋位置におけるカセットケースからの突
出量が大きくならないようにしたテープカセットが実公
昭60−17111号公報によって開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のテープカセットにあっては、開蓋動作は当該テープ
カセットがテーププレーヤに装着されるときにテーププ
レーヤに設けられた開蓋部材をフロントリッドに押し当
ててそれによってフロントリッドに開蓋位置へ向けての
回動力を加えて行うようになっているが、閉蓋動作はカ
セットケースとフロントリッドとの間に介挿されたバネ
によって常時フロントリッドに付勢されている閉蓋位置
へ向けての回動力によっている。
【0004】ところが、上記バネによる回動力の働く方
向が閉蓋時に円弧溝内を移動する支点ピンの移動方向と
大きくずれていると、該回動力が支点ピンを円弧溝の縁
に食い込ませるように作用してしまい、閉蓋動作が行わ
れなかったり、或いは閉蓋動作が行われてもフロントリ
ッドが完全に閉蓋位置に達しなかったりという問題が生
じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テープカ
セットは、上記課題を解決するために、リッド戻しバネ
による回動力は開蓋状態から最初に移動する支点ピンの
移動方向に略沿うようにしたものである。
【0006】
【作用】従って、本発明テープカセットにあっては、フ
ロントリッドを2つの支点ピンと2つの円弧溝とによっ
てフロントリッドの回動時には上記2つの支点ピンが上
記2つの円弧溝を順次に移動するようにカセットケース
に支持したので、開蓋時においてフロントリッドがカセ
ットケースの上方へ大きく突出しないようにすることが
出来ると共に、開蓋状態から最初に移動する支点ピンが
リッド戻しバネの力によって該支点ピンが案内される円
弧溝の延びる方向への移動力を受けるので、該支点ピン
の移動がスムーズに為され、これによって、フロントリ
ッドの閉蓋動作が支障なくスムーズに為される。
【0007】
【実施例】以下に本発明テープカセットの詳細を添付図
に示す実施例1に従って説明する。尚、図示した実施例
は、本発明を8ミリビデオ用のテープカセットに適用し
たものである。
【0008】2はカセットケースであり、上方からみて
横長の長方形をした偏平な箱状に形成されていて、その
内部には2つのテープリール3、3が回転自在に収納さ
れており、これらテープリール3、3に磁気テープ4の
両端部が各別に止着されかつ巻装されている。
【0009】カセットケース2の前面部の左右両端部に
はテープ出口5、5が形成され、該テープ出口5、5の
互いに近い方の端部にはカセット内ガイド6、6が一体
に形成されている。
【0010】磁気テープ4の一部は上記テープ出口5、
5からカセットケース2外に導出され、該導出された部
分の両端部が上記カセット内ガイド6、6に巻き付けら
れた状態でカセットケース2の前面に沿って位置してい
る。
【0011】7はカセットケース2の前面部のうちテー
プ出口5と5との間に形成されたマウス部であり、前面
と上下に開放されている。
【0012】カセットケース2の側面壁8、8の前端部
には円弧溝9、10及び9´、10´が形成されてい
る。下側の円弧溝9、9´は稍後ろ上がりの向きで形成
されており、上側の円弧溝10、10´は直立姿勢から
上端部が稍後方に変位した向きで形成されており、円弧
溝9、9´の前端部9a、9´aが円弧溝10、10´
の後端部10b、10´bの略真下に位置し、円弧溝
9、9´の後端部9b、9´bが円弧溝10、10´の
前端部10a、10´aの略真後ろに位置している。
【0013】また、円弧溝10、10´は円弧溝9、9
´の後端部9b、9´bを中心とする円弧状に形成さ
れ、円弧溝9、9´は円弧溝10、10´の後端部10
b、10´bを中心とする円弧状に形成されている。
【0014】更に、一方の側の下側の円弧溝9´の下縁
9´cは反対側の円弧溝9の下縁9cに比して前端部9
´aに行くに従って下方へ変位し、これによって、該円
弧溝9´はその幅が前端に行くに従って広くなるように
されている。
【0015】11はカセットケース2の側面のうち下側
の円弧溝9の後端部9bの稍後方でかつ僅かに上方の位
置に突設されたバネ掛け部である。
【0016】12、12は上記マウス部7の左右両側面
に略上下方向へ延びるように形成された案内溝であり、
上端寄りの部分が稍後側に位置した略「く」字状をして
いる。
【0017】13はフロントリッドであり、カセットケ
ース2の前面を覆う前面部14と、該前面部14の上縁
から後方へ突出し上記マウス部7の上端開口を覆う上面
部15と、前面部14の左右両側縁から後方へ突出しそ
の上縁が上面部15の側縁と連続した側面部16、16
´とが一体に形成されて成る。
【0018】側面部16及び16´の内面にはそれぞれ
2本の支点ピン17、18及び17´、18´が突設さ
れている。そして、これら支点ピン17、17´と1
8、18´との間の間隔は上記円弧溝9、9´及び1
0、10´の曲率半径、即ち、円弧溝9、9´の後端部
9b、9´bから円弧溝10、10´の各部までの間隔
及び円弧溝10、10´の後端部10b、10´bから
円弧溝9、9´の各部までの間隔と同じになっている。
【0019】19は側面部16の内面のうち支点ピン1
7の下方稍後ろの位置に突設されたバネ掛け部である。
【0020】しかして、支点ピン17、17´は下側の
円弧溝9、9´に各別に、また、支点ピン18、18´
は上側の円弧溝10、10´に各別に摺動自在に係合さ
れ、これによって、フロントリッド13がカセットケー
ス2の前端部に回動自在に支持される。
【0021】20はリッド戻しバネであり、線バネ材料
を円形に曲げて形成され、その両端から被支持片20
a、20bが半径方向に突設され、上側の被支持片20
aはカセットケース2のバネ掛け部11に上方から弾接
するように支持され、下側の被支持片20bはフロント
リッド13のバネ掛け部19に下側から弾接するように
支持されている。このようにして、リッド戻しバネ20
はその輪が開く方向への弾発力を蓄えた状態でまた、そ
の輪が支点ピン17、18を囲んだ状態でカセットケー
ス2とフロントリッド13との間に架設される。
【0022】このようにして、リッド戻しバネ20の弾
発力は支点ピン17及び18を概ね円弧溝9、10に沿
って移動させるように作用する。
【0023】従って、フロントリッド13が図4に示す
閉蓋位置にある状態で、リッド戻しバネ20の弾発力
は、支点ピン17を円弧溝9の後端部9bに、また、支
点ピン18を円弧溝10の前端部10aに押し付けるよ
うに作用し、これによって、フロントリッド13は閉蓋
位置に保持される。
【0024】しかして、このテープカセット1がビデオ
テープレコーダの図示しないカセットホルダーに保持さ
れてカセット装着部へ向けて下降されて行く間に、ビデ
オテープレコーダに設けられたリッドオープナー21が
フロントリッド13の側面部16の下縁に当接し、該リ
ッドオープナー21が該側面部16の下縁を相対的に上
方へ押圧すると、フロントリッド13には上方へ向けて
の回動力が与えられる。
【0025】即ち、リッドオープナー21は相対的に上
方へ移動するので、フロントリッド13には上方への移
動力が付勢される。そして、閉蓋位置においてフロント
リッド13の支点ピン17、17´は円弧溝9、9´の
後端部9b、9´bに位置し、該後端部9b、9´bは
前端部9a、9´aに比して稍上方にあるので、支点ピ
ン17、17´はそれ以上上方へは移動することが出来
ず、従って、円弧溝10、10´の前端部10a、10
´a(後端部10b、10´bより下方にある。)に位
置している支点ピン18、18´のみが円弧溝10、1
0´をその後端部10b、10´bへ向けて移動するこ
とが出来る状態であるので、先ず、支点ピン18、18
´が円弧溝10、10´内を円弧溝9、9´の後端部9
b、9´bにある支点ピン17、17´を中心とする円
弧上を円弧溝10、10´の後端部10b、10´bへ
向かって移動して行く。
【0026】そして、支点ピン18、18´が円弧溝1
0、10´の後端部10b、10´bに達すると(図5
参照)、支点ピン18、18´はそれ以上上方へは移動
することが出来なくなるので、この状態からリッドオー
プナー21が更に上方へ移動すると、今度は支点ピン1
8、18´を中心に支点ピン17、17´を前方へ向け
て回転させる力が働くことになり、支点ピン17、17
´が円弧溝9、9´内を円弧溝10、10´の後端部1
0b、10´bにある支点ピン18、18´を中心とす
る円弧上を円弧溝9、9´の前端部9a、9´aへ向か
って移動して行く。
【0027】そして、支点ピン17、17´が円弧溝
9、9´の前端部9a、9´aに達した位置が(図6参
照)フロントリッド13の開蓋位置である。
【0028】このように、フロントリッド13は開蓋位
置へ向けての途中までは支点ピン17、17´を中心と
して回動し、その後は支点ピン18、18´を中心とし
て回動するので、開蓋位置でのカセットケース2上面か
らの突出量を小さくすることが出来る。
【0029】そして、この開蓋位置にある状態で、リッ
ド戻しバネ20の力はバネ掛け部19を略後方へ向けて
引っ張るように、即ち、支点ピン17を円弧溝9に沿っ
てその後端部9bへ向けて移動させるように働いてい
る。
【0030】そこで、テープカセット1がビデオテープ
レコーダのカセット装着部から上方へ移動されて行く
と、リッドオープナー21が相対的に下方へ逃げて行く
ので、フロントリッド13はリッド戻しバネ20によっ
て与えられている回動力によって閉蓋位置に向けて回動
される。
【0031】即ち、上記したように、フロントリッド1
3はリッド戻しバネ20によって略後方へ向けての移動
力を受けるが、開蓋位置においては、支点ピン18、1
8´は円弧溝10、10´の後端部10b、10´bに
あってそれ以上後方へは移動することが出来ず、支点ピ
ン17、17´だけが円弧溝9、9´内を後方へ向けて
移動することが出来るので、先ず、支点ピン17、17
´が円弧溝9、9´内を円弧溝10、10´の後端部1
0b、10´bにある支点ピン18、18´を中心とす
る円弧上を円弧溝9、9´の後端部9b、9´bへ向け
て移動して行く。
【0032】尚、この時、リッド戻しバネ20が片側に
しか架設されていないので、側面部16側においては、
リッド戻しバネ20の弾発力は支点ピン17を円弧溝9
内をその後端部9bへ向けて移動させるように作用する
が、側面部16´側においては、単に回転力が作用する
だけであるので、閉蓋位置へ向けての回動動作の初期に
おいてフロントリッド13に万一ねじれが生じて支点ピ
ン18´が円弧溝10´の前端部10´aに向けて移動
したりすると、支点ピン17′は円弧溝9′の円弧に回
動軌跡が合致しなくなり、支点ピン17´及び18´が
円弧溝9´及び10´の互いの遠い側の縁に食い込むよ
うに突っ張ってしまい支点ピン17´、18´共に動け
なくなってしまい、これによって、フロントリッド13
が閉蓋位置へと移動することが出来なくなってしまう惧
がある。
【0033】ところが、このテープカセット1にあって
は、上記したように、円弧溝9´をその下縁9´c側へ
僅かに幅広に形成してあるので、支点ピン17´が円弧
溝9´の縁に突っ張って食い込んでしまうことがなく、
フロントリッド13は閉蓋位置へ向けて回動することが
出来る。
【0034】そして、支点ピン17、17´が円弧溝
9、9´の後端部9b、9´bに達すると、支点ピン1
7、17´はそれ以上後方へは移動することが出来なく
なり、リッド戻しバネ20の力はフロントリッド13を
支点ピン17、17´を中心として回動させるように働
くので、今度は、支点ピン18、18´が円弧溝10、
10´内を円弧溝9、9´の後端部9b、9´bにある
支点ピン17、17´を中心とする円弧上を円弧溝1
0、10´の前端部10a、10´aへ向かって移動し
て行く。
【0035】そして、支点ピン18、18´が円弧溝1
0、10´の前端部10a、10´aに達した位置がフ
ロントリッド13の閉蓋位置である。
【0036】フロントリッド13の上面部15の下面に
はマウス部7内において垂設された背面部22が一体に
形成されている。該背面部22はその長さがマウス部7
の長さと略同じ板状を為している。そして、該背面部の
左右両端部には後ろ下方へ突出した支持片23、23が
一体に突設され、該支持片23、23の互いに対向した
面には互いに近づく方へ突出した支持ピン23a、23
aが突設されている。
【0037】このように、フロントリッド13はその前
面部14と上面部15と背面部22とによって略U字溝
状に形成されるため、全体の剛性が高まり、多少強い力
で押圧されても撓むようなことがない。
【0038】24は幅の狭い板状をしたバックリッドで
あり、その長さはマウス部7の左右方向長さと略同じに
形成されている。該バックリッド24の上端部の左右両
端部には切欠25、25が形成されており、該切欠2
5、25の互いに近い方の端部に略上方後ろに向かって
突出した受け部26、26が突設されており、該受け部
26、26には受け孔26a、26aが形成されてい
る。
【0039】また、バックリッド24の両端部からは後
方へ向かって突片27、27が突設され、該突片27、
27の外側面には互いに反対側に突出した被案内ピン2
7a、27aが突設されている。
【0040】しかして、バックリッド24の受け部2
6、26の受け孔26a、26aにフロントリッド13
の支持ピン23a、23aが回動自在に挿入され、これ
によって、バックリッド24がフロントリッド13の背
面部22の下端部に回動自在に連結され、該背面部22
の下端とバックリッド24の上端とが略接した状態とな
る。
【0041】また、バックリッド24の被案内ピン27
a、27aはカセットケース2のマウス部7の両側面に
形成された案内溝12、12に摺動自在に係合される。
【0042】しかして、フロントリッド13が閉蓋位置
にある状態で、その前面部が磁気テープ4のカセットケ
ース2外に露出している部分の前側を覆い、背面部22
がマウス7内において磁気テープ4の背面側のほとんど
を覆い、バックリッド24がその下端がフロントリッド
13の前面部14の背面に接触していてマウス7内にお
いて磁気テープ4の背面側の下端部及び磁気テープ4の
下方を覆う。
【0043】そして、フロントリッド13が前述したよ
うに開蓋位置に向けて移動して行く間、バックリッド2
4はその被案内ピン27a、27aがカセットケース2
の案内溝12、12に案内されることによってその姿勢
を制御され、磁気テープ4に接触しないようになってい
る。
【0044】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、カセットケース内に回転
自在に収納されたテープリールに両端を止着された磁気
テープの一部がカセットケースの前面の両端部のテープ
出口から導出されてカセットケースの前面に沿って位置
され、カセットケースの前面部のうち2つのテープ出口
の間の部分に前方及び上下に開口したマウス部が形成さ
れ、カセットケースの前端部にカセットケースの前面を
開閉するフロントリッドを回動自在に支持し、該フロン
トリッドはカセットケースの前面を覆う前面部と該前面
部の左右両側縁から後方へ突出した側面部とが一体に形
成されて成り、フロントリッドの2つの側面部は互いに
位置の異なった2つの支点ピンとこれら2つの支点ピン
を各別に案内する2つの円弧溝とによってカセットケー
スに回動自在に支持され、上記2つの円弧溝はそれぞれ
他方の溝の一端部を中心とする円弧状に形成され、フロ
ントリッドの少なくとも一方の側面部とカセットケース
との間にフロントリッドにカセットケースの前面を閉じ
る方向への回動力を付勢するリッド戻しバネを介挿し、
上記フロントリッドの回動時には上記2つの支点ピンが
上記2つの円弧溝を順次に移動するようにすると共に、
上記リッド戻しバネによる回動力は開蓋状態から最初に
移動する支点ピンの移動方向に略沿うようにしたことを
特徴とする。
【0045】従って、本発明テープカセットにあって
は、フロントリッドを2つの支点ピンと2つの円弧溝と
によってフロントリッドの回動時には上記2つの支点ピ
ンが上記2つの円弧溝を順次に移動するようにカセット
ケースに支持したので、開蓋時においてフロントリッド
がカセットケースの上方へ大きく突出しないようにする
ことが出来ると共に、開蓋状態から最初に移動する支点
ピンがリッド戻しバネの力によって該支点ピンが案内さ
れる円弧溝の延びる方向への移動力を受けるので、該支
点ピンの移動がスムーズに為され、これによって、フロ
ントリッドの閉蓋動作が支障なくスムーズに為される。
【0046】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本発明の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。特に、上
記実施例においては、支点ピンをフロントリッドに形成
し、円弧溝をカセットケースに形成したが、フロントリ
ッドに円弧溝を形成し、カセットケースに支点ピンを形
成するようにしても良い。また、リッド戻しバネの形状
も所定の働きをするものであれば円形のものに限らない
し、また、リッド戻しバネはフロントリッドの左右両側
に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープカセットの実施の一例の要部を示
す断面図である。
【図2】斜視図である。
【図3】水平断面図である。
【図4】図5及び図6と共にリッドの開蓋動作を示すも
ので、初期状態を一部を切り欠いて示す側面図である。
【図5】開蓋動作の途中の状態を一部を切り欠いて示す
側面図である。
【図6】リッドが開蓋位置に達した状態を一部を切り欠
いて示す側面図である。
【図7】円弧溝の詳細を示すカセットケースの要部の拡
大側面図である。
【図8】フロントリッドとバックリッドの要部を分解し
て示す拡大斜視図である。
【図9】カセットケースの円弧溝形成部を示す拡大斜視
図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 カセットケース 3 テープリール 4 磁気テープ 5 テープ出口 7 マウス部 9、9´ 円弧溝 10、10´ 円弧溝 13 フロントリッド 14 前面部 16、16´ 側面部 17、17´ 支点ピン(開蓋状態から最初に移動され
る) 18、18´ 支点ピン 20 リッド戻しバネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に回転自在に収納され
    たテープリールに両端を止着された磁気テープの一部が
    カセットケースの前面の両端部のテープ出口から導出さ
    れてカセットケースの前面に沿って位置され、カセット
    ケースの前面部のうち2つのテープ出口の間の部分に前
    方及び上下に開口したマウス部が形成され、カセットケ
    ースの前端部にカセットケースの前面を開閉するフロン
    トリッドを回動自在に支持し、該フロントリッドはカセ
    ットケースの前面を覆う前面部と該前面部の左右両側縁
    から後方へ突出した側面部とが一体に形成されて成り、
    フロントリッドの2つの側面部は互いに位置の異なった
    2つの支点ピンとこれら2つの支点ピンを各別に案内す
    る2つの円弧溝とによってカセットケースに回動自在に
    支持され、上記2つの円弧溝はそれぞれ他方の溝の一端
    部を中心とする円弧状に形成され、フロントリッドの少
    なくとも一方の側面部とカセットケースとの間にフロン
    トリッドにカセットケースの前面を閉じる方向への回動
    力を付勢するリッド戻しバネを介挿し、上記フロントリ
    ッドの回動時には上記2つの支点ピンが上記2つの円弧
    溝を順次に移動するようにすると共に、上記リッド戻し
    バネによる回動力は開蓋状態から最初に移動する支点ピ
    ンの移動方向に略沿うようにしたことを特徴とするテー
    プカセット。
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